JPH01317142A - 不飽和ポリエステル樹脂用無機粉体及び不飽和ポリエステル樹脂成形品 - Google Patents

不飽和ポリエステル樹脂用無機粉体及び不飽和ポリエステル樹脂成形品

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JPH01317142A
JPH01317142A JP15091288A JP15091288A JPH01317142A JP H01317142 A JPH01317142 A JP H01317142A JP 15091288 A JP15091288 A JP 15091288A JP 15091288 A JP15091288 A JP 15091288A JP H01317142 A JPH01317142 A JP H01317142A
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unsaturated polyester
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fatty acid
powder
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Minoru Hanazaki
花崎 実
Yasuo Tachibana
橘 保夫
Toshio Fujiwara
敏男 藤原
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Maruo Calcium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は不飽和ポリエステル樹脂用無機粉体及びそれを
含有した成形品に関し、更に詳しくは、不飽和ポリエス
テル樹脂に脂肪酸ソルビタンエステル及び/又は脂肪酸
ソルビタンエステルエーテルで表面処理した無機粉体を
配合することによって、その加工性を向上させるととも
に、成形品の品質を向上させる不飽和ポリエステル樹脂
用無機粉体及びそれを含有した成形品に関するものであ
る。
〔従来技術と問題点〕
従来から、この分野では加工性及び品質向上の目的で重
質炭酸カルシウム等の無機粉体が広く使用されてきた。
しかし、これらの無機粉体はほとんどが表面処理がなさ
れておらず、また、たとえ表面処理されていても加工性
及び品質向上の点では十分に満足し得る状態ではない。
不飽和ポリエステル樹脂に無機粉体を配合する目的は加
工性と品質の向」二にあるが、具体的には下記の如き問
題が含まれている。
まず加工性においては、第1に、無機粉体の配合部数が
多い程、加温成形時の寸法安定性が良い。
しかし乍ら、無機粉体の配合部数が増えると、コンパウ
ンドの粘度が」二かり、無機粉体を十分むこ分散さゼ′
ることが出来ない。またガラス繊維をはさんでシート・
モールディング・コンパウンド (SMC)成形をする
場合には、コンパウンドの粘度が高いとガラス繊維に樹
脂が十分に含浸されず、空隙が生し、所望する良好なS
MC成形品が得られない。
一方、品質については、無機粉体を配合することによっ
て、成形品の良好な表面硬度や平滑性が得られる。この
場合も無機粉体の配合部数が多い程、成形品の表面硬度
は高くなイ、。また無機粉体の粒度が小さい程、且つコ
ンバランl−の粘度が低い程、成形品の平滑性は良くな
る。しかし乍ら、無機粉体の粒度が小さくなる程、コン
パウンド粘度は高くなる。即ち、加工性及び成形品の品
質を向上させるためには小さい粒径のものを多量に配合
する必要があるが、反面、X11度が上昇し所望の目的
を達成できないという二律背反の関係にある。
以上から、この分野の理忠の配合は、出来るだけ小さい
粒径の粉体を出来る限り高部数配合し、しかもコンパウ
ンド粘度が上がらないことである。
しかし乍ら、この様な要請を満足させる無機粉体は未だ
提案されていないのが実情である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らばかがる実情に鑑み鋭意研究の結果、脂肪酸
ソルビタンエステル及び/又は脂肪酸ソルビタンエステ
ルエーテルで表面処理した無機粉体を使用することによ
り上記問題点力1行肖されることを見出し、本発明を完
成した。
即ち、本発明の第1は、無機粉体の表面が脂肪酸ソルビ
タンエステル及び脂肪酸ソルビタンエステルエーテルか
ら選択される少なくとも1種の表面処理剤で処理された
ことを特徴とする不飽和ポリエステル樹脂用無機粉体を
、 本発明の第2は、脂肪酸ソルビタンエステル及びB’B
 肪M ソルビタンエーテルから選択される少なくとも
1種の表面処理剤で処理された無機粉体を含有してなる
不飽和ポリエステル樹脂成形品をそれぞれ内容とするも
のである。
本発明における無機粉体としては、炭酸カルシうム、タ
ルク、クレー、マイカ、アルミナ等が挙げられる。
本発明に用いられる表面処理剤は、ソルビタンエステル
及びソルビタンエステルエーテルであり、具体的にはソ
ルビタンモノラウレーI・、ソルビタンモノステアレー
1−、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノオ
レエ−1−、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタン
トリオレエート等ソルビタンエステルやポリオキシエチ
レンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソ
ルビタンモノオレエ−ト、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノオレエート等のソルビタンエステルエーテルが挙げら
れる。
表面処理量は無機粉体に対して0.01〜5.0重量%
、好ましくは0.1〜2.0重量%である。表面処理方
法としては乾式処理、湿式処理のどちらでもよいが、経
済的には乾式処理の方が好ましい。
具体的な乾式処理方法としては、ヘンシェルミキサー等
で無機粉体を攪拌して加温状態下において表面処理剤を
投入するのが良い。
本発明に用いられる不飽和ポリエステル樹脂としては特
に制限されず、例えばマレイン酸やフマル酸等の不飽和
酸と、無水フタル酸、イソフタル酸等の飽和多塩基酸か
らなる存機酸と、プロピレングリコール、エチレングリ
コール、ビスフェノールA等の多価アルコールとのエス
テル化生成物をスチレンモノマー等の重合性単量体に溶
解した液状樹脂で市販されているものが使用できる。
上記不飽和ポリエステル樹脂に対する表面処理無機粉体
の配合量は通常の無機粉体の配合量から上限としては不
飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して220重量
部程度が好適である。220重量部を越えると、コンパ
ウンドの粘度が上昇し好ましくない。また硬化剤として
は不飽和ポリエステル樹脂に一般的に使用されるもので
よく、また−船釣に使用される各種添加剤を加えてもよ
い。
本発明の樹脂組成物は前記したSMCの他に、バルク・
モールディング コンパウンド()3 MO)、スプレ
ーアップ ンディング、プルI・ルージョン等の各種の成形方法に
より成形される。
本発明の無機粉体を含有してなる成形品は表面硬度、寸
法安定性及び表面平滑性に優れているので、浴槽、浄化
槽、波板等の建築分野、ボート、ヨツト等の船舶分野、
ボディ、計器板等の白?)+車分野、タンク、バイブ等
の化学工業分野、釣竿、スキー等のスポーツ用品分野等
の広汎な分野に好適に適用される。
〔作用・効果〕
本発明における脂肪酸ソルヒタノエステル及びソルビタ
ンエステルエーテルの作用機構は必ずしも明らかでない
が、これらの化合物が無機粉体表面に結合して無機粉体
の表面を改質し、不飽和ボIJ zステル樹脂に対して
親和性を高めることに因ると考えられる。その結果、無
機粉体を高部数配合してもコンパウンド粘度が上がらず
、加工性が良好となり、且つ所望の品質を備えた成形品
が得られる。
不飽和ポリエステル成形品は主たる用途が家庭用建材(
浴槽等)や自動車部品である。ここ数年、後者の自動車
部品としての用途が急激に増えてきている。自動車部品
に使用する場合は剛性を主とした物理的強度と表面の平
滑性を向上させることによって得られる優れた美観を必
要とする。この要求性能は、出来るだけ微細粒子の無機
粉体を高部配合することによって得られる。従来の無機
粉体、例えば炭酸カルシウムを例にとった場合、不飽和
ポリエステル樹脂100重量部に対して炭酸カルシウム
は150重量部程度が、コンパウンド粘度及び成形品の
平滑性から判断した場合の限界配合部数であった。しか
し、本発明の表面処理した炭酸カルシウムであれば、1
80〜220重景部程度の重量が可能となるばかりでな
く、従来に比較して、より微細な粒子をより高部数配合
出来るので、剛性及び表面平滑性も優れている。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれに限定されないことは云うまでもない。
実施例1 空気透過法による比表面積が8000c%/Hの重質炭
酸カルシウムを、ヘンソエルミキサーを用いて、重質炭
酸カルシウムに対してソルビタンモノラウレ−1−で0
.5重量%表面処理した。
実施例2 実施例1において、比表面積が15000c+A/gの
重質炭酸カルシウムを使用する以外は全て実施例1と同
様に操作した。
実施例3 実施例1において、表面処理剤としてポリオキシエチレ
ンソルビタンモノラウレ−1・を用いる以外は実施例1
と同様に操作した。
比較例1 実施例1において、ソルビタンモノラウレートで表面処
理しない以外は全て実施例■と同様に操作した。
比較例2 実施例2において、ソルビタンモノラウレートで表面処
理しない以外は全て実施例2と同様に操作した。
実施例1〜3及び比較例1、2で得られた無機粉体を用
い、下記の配合で混合してコンパウンド粘度を測定した
。また実際にガラス繊維と含浸させてSMC成形してそ
の成形品の表面平滑性を目視で判定した。得られた結果
を第1表に示す。
配合l: 不飽和ポリエステル樹脂   100重量部(成田製品
工業■製 ポリマール6819)無機粉体      
    150重量部配合2: 不飽和ポリエステル樹脂   100重量部無機粉体 
         200重量部第    1    
表 * B型粘度計(回転数20rpm) ** 評価基準 ■=非常に優れている ○:優れている △:やや悪い ×;悪い 以上から、本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物は従
来品に比べてコンパウンド粘度が低く且つ成形品の表面
平滑性が優れていることがわかる。
特許出願人 丸尾カルシウム株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無機粉体の表面が脂肪酸ソルビタンエステル及び脂
    肪酸ソルビタンエステルエーテルから選択される少なく
    とも1種の表面処理剤で処理されたことを特徴とする不
    飽和ポリエステル樹脂用無機粉体。 2、無機粉体が炭酸カルシウム、タルク、クレー、マイ
    カ及びアルミナから選択される少なくとも1種である請
    求項1記載の無機粉体。 3、脂肪酸ソルビタンエステル及び脂肪酸ソルビタンエ
    ーテルから選択される少なくとも1種の表面処理剤で処
    理された無機粉体を含有してなる不飽和ポリエステル樹
    脂成形品。
JP15091288A 1988-06-17 1988-06-17 不飽和ポリエステル樹脂用無機粉体及び不飽和ポリエステル樹脂成形品 Expired - Fee Related JP2639564B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011153197A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 不飽和ポリエステル樹脂組成物及び繊維強化プラスチック成形体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011153197A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 不飽和ポリエステル樹脂組成物及び繊維強化プラスチック成形体

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