JPH0711161B2 - 閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造 - Google Patents
閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造Info
- Publication number
- JPH0711161B2 JPH0711161B2 JP63078548A JP7854888A JPH0711161B2 JP H0711161 B2 JPH0711161 B2 JP H0711161B2 JP 63078548 A JP63078548 A JP 63078548A JP 7854888 A JP7854888 A JP 7854888A JP H0711161 B2 JPH0711161 B2 JP H0711161B2
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- Japan
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- tubular body
- screwed
- section
- steel column
- steel
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば、角形鋼管等からなる鉄骨柱とＨ形
鋼等からなる鉄骨梁とを接合する場合に適用される閉鎖
形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造に関する。
鋼等からなる鉄骨梁とを接合する場合に適用される閉鎖
形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造に関する。
一般に、鉄骨構造の建物においては、柱に角形鋼管や円
形鋼管等の閉鎖形断面の鉄骨材が使用され、梁にＨ形鋼
等の鉄骨材が使用される。
形鋼管等の閉鎖形断面の鉄骨材が使用され、梁にＨ形鋼
等の鉄骨材が使用される。
また、この種の柱と梁とは、柱の梁接合部にブラケット
を突設し、このブラケットに梁端部をフランジプレート
やスプライスプレート等を添えてボルト止めしたり、或
いは、直接溶接したりして接合されている。
を突設し、このブラケットに梁端部をフランジプレート
やスプライスプレート等を添えてボルト止めしたり、或
いは、直接溶接したりして接合されている。
しかし、このような接合部構造では、ブラケットを柱の
梁接合部にボルトで取り付けるのがきわめて困難なこと
から、多くの場合、ブラケットは柱の梁接合に溶接によ
って取り付けられるため、複雑な加工及び溶接を強いら
れる場合が多く、接合がきわめて面倒である等の課題が
あった。
梁接合部にボルトで取り付けるのがきわめて困難なこと
から、多くの場合、ブラケットは柱の梁接合に溶接によ
って取り付けられるため、複雑な加工及び溶接を強いら
れる場合が多く、接合がきわめて面倒である等の課題が
あった。
この発明は、以上の課題を解決するためになされたもの
で、閉鎖形断面の鉄骨柱とＨ形鋼等からなる梁とを容易
に接合できるようにした閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接
合部構造を提供することを目的とする。
で、閉鎖形断面の鉄骨柱とＨ形鋼等からなる梁とを容易
に接合できるようにした閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接
合部構造を提供することを目的とする。
この発明に係る閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造
は、閉鎖形断面の鉄骨柱の側部に形成された取付孔に挿
通された筒体と、この筒体に螺合され、前記筒体を固定
する固定ナットと、前記筒体に螺合され、前記閉鎖形断
面の鉄骨柱に梁を接合する梁接合金物とを備え、前記筒
体はその外周と外側端部とに前記固定ナットが螺合され
る雄ネジ部と前記取付孔の縁端部に係止される鍔部とを
それぞれ有するとともに、内周が前記梁接合金物の雄ネ
ジ部を螺合可能なネジ孔をなし、前記梁接合金物は前記
筒体のネジ孔に螺合される雄ネジ部と前記梁の端部にボ
ルト止めされるフランジ部とを備えて構成されている。
は、閉鎖形断面の鉄骨柱の側部に形成された取付孔に挿
通された筒体と、この筒体に螺合され、前記筒体を固定
する固定ナットと、前記筒体に螺合され、前記閉鎖形断
面の鉄骨柱に梁を接合する梁接合金物とを備え、前記筒
体はその外周と外側端部とに前記固定ナットが螺合され
る雄ネジ部と前記取付孔の縁端部に係止される鍔部とを
それぞれ有するとともに、内周が前記梁接合金物の雄ネ
ジ部を螺合可能なネジ孔をなし、前記梁接合金物は前記
筒体のネジ孔に螺合される雄ネジ部と前記梁の端部にボ
ルト止めされるフランジ部とを備えて構成されている。
以下、この発明に係る閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合
部構造を図示する一実施例に基いて説明する。
部構造を図示する一実施例に基いて説明する。
第１図〜第５図において、符号１は角形鋼管等からなる
閉鎖形断面の鉄骨柱、２は固定ナット、３は筒体、４は
筒体３の緩みを防止する緩み止めナット、そして、符号
５は鉄骨柱１にＨ形鋼等からなる梁（図省略）を接合す
る梁接合金物である。
閉鎖形断面の鉄骨柱、２は固定ナット、３は筒体、４は
筒体３の緩みを防止する緩み止めナット、そして、符号
５は鉄骨柱１にＨ形鋼等からなる梁（図省略）を接合す
る梁接合金物である。
筒体３は鉄骨柱１の梁接合部に形成された取付孔６に挿
通可能な円筒形に形成され、かつ、その外周には固定ナ
ット２を螺合可能な雄ネジ部７が形成され、更に、筒体
３の内周は梁接合金物５の雄ネジ部5aを螺合可能なネジ
孔８になている。また、筒体３の外側端部には、筒体３
が取付孔６の中に入ってしまわないように取付孔６の周
縁部に係止する鍔部９が形成されている。
通可能な円筒形に形成され、かつ、その外周には固定ナ
ット２を螺合可能な雄ネジ部７が形成され、更に、筒体
３の内周は梁接合金物５の雄ネジ部5aを螺合可能なネジ
孔８になている。また、筒体３の外側端部には、筒体３
が取付孔６の中に入ってしまわないように取付孔６の周
縁部に係止する鍔部９が形成されている。
このように形成された筒体３は、取付孔６の外側より内
側に挿入され、かつ、内側先端の雄ネジ部７に固定ナッ
トを２を螺合することにより固定されいる。
側に挿入され、かつ、内側先端の雄ネジ部７に固定ナッ
トを２を螺合することにより固定されいる。
尚、筒体３の鍔部９をなくし、筒体３と緩み止めナット
４とを一体的に形成してもよい（第６図参照）。
４とを一体的に形成してもよい（第６図参照）。
梁接合金物５は、筒体３のねじ孔８に螺合された雄ねじ
部5aと、鉄骨柱１の梁接合部に接合される梁の端部に複
数本の接合ボルト（図省略）によって接合されたフラン
ジ部5bとを備えてオール状に形成されている。
部5aと、鉄骨柱１の梁接合部に接合される梁の端部に複
数本の接合ボルト（図省略）によって接合されたフラン
ジ部5bとを備えてオール状に形成されている。
尚、梁接合金物５を鉄骨柱１の梁接合部に突設する際
に、雄ネジ部5aの長さの範囲でその突出長さＬを自由に
調整することができ、また、突出長さＬが決まり次第、
緩み止めナット４を強く締めつけることにより梁接合金
物５を強固に固定することができる。
に、雄ネジ部5aの長さの範囲でその突出長さＬを自由に
調整することができ、また、突出長さＬが決まり次第、
緩み止めナット４を強く締めつけることにより梁接合金
物５を強固に固定することができる。
第７図及び第８図は、この発明の他の実施例を示し、鉄
骨柱１の梁接合部に梁接合ブラケット10を、筒体３のネ
ジ孔８に螺合された取付ボルト11によって突設し、この
梁接合ブラケット10を介して梁が鉄骨柱１に接合されて
いる。
骨柱１の梁接合部に梁接合ブラケット10を、筒体３のネ
ジ孔８に螺合された取付ボルト11によって突設し、この
梁接合ブラケット10を介して梁が鉄骨柱１に接合されて
いる。
更に、第９図は、鉄骨柱１に鉄筋の端部を定着する方法
を示し、鉄骨柱１の取付孔６に取り付けられた筒体３の
ネジ孔８に鉄筋12の端部が螺合することにより定着され
ている。
を示し、鉄骨柱１の取付孔６に取り付けられた筒体３の
ネジ孔８に鉄筋12の端部が螺合することにより定着され
ている。
この発明は、以上説明した構成からなり、閉鎖形断面の
鉄骨柱の側部に形成された取付孔に挿通された筒体と、
この筒体に螺合され、前記筒体を固定する固定ナット
と、前記筒体に螺合され、前記閉鎖形断面の鉄骨柱に梁
を接合する梁接合金物とを備え、前記筒体はその外周と
外側端部とに前記固定ナットが螺合される雄ネジ部と前
記取付孔の縁端部に係止される鍔部とをそれぞれ有する
とともに、内周が前記梁接合金物の雄ネジ部を螺合可能
なネジ孔をなし、前記梁接合金物は前記筒体のネジ孔に
螺合される雄ネジ部と前記梁の端部にボルト止めされる
フランジ部とを備えて構成されているので、現場溶接が
一切なく、全てボルト接合により閉鎖形断面の鉄骨柱と
Ｈ形鋼等からなる梁とを容易に接合できる効果がある。
鉄骨柱の側部に形成された取付孔に挿通された筒体と、
この筒体に螺合され、前記筒体を固定する固定ナット
と、前記筒体に螺合され、前記閉鎖形断面の鉄骨柱に梁
を接合する梁接合金物とを備え、前記筒体はその外周と
外側端部とに前記固定ナットが螺合される雄ネジ部と前
記取付孔の縁端部に係止される鍔部とをそれぞれ有する
とともに、内周が前記梁接合金物の雄ネジ部を螺合可能
なネジ孔をなし、前記梁接合金物は前記筒体のネジ孔に
螺合される雄ネジ部と前記梁の端部にボルト止めされる
フランジ部とを備えて構成されているので、現場溶接が
一切なく、全てボルト接合により閉鎖形断面の鉄骨柱と
Ｈ形鋼等からなる梁とを容易に接合できる効果がある。
また、梁接合金物は鉄骨柱の梁接合部に、接合ボルトを
介して接合されているのではなく、一端に形成された雄
ネジ部を筒体のネジ孔に螺合することにより直接接合さ
れているので、接合金物の鉄骨柱への取り付けがし易い
だけでなく、溶接による接合と略同等の接合強度を確保
できる効果がある。
介して接合されているのではなく、一端に形成された雄
ネジ部を筒体のネジ孔に螺合することにより直接接合さ
れているので、接合金物の鉄骨柱への取り付けがし易い
だけでなく、溶接による接合と略同等の接合強度を確保
できる効果がある。
第１図〜第６図は、この発明に係る閉鎖形断面の鉄骨柱
と梁との接合部構造の一実施例を示し、第１図は鉄骨柱
と鉄骨梁との接合部の一部縦断面図、第２図、第３図
は、それぞれ第１図におけるａ−ａ線断面図、ｂ−ｂ線
断面図、第４図及び第５図は、固定ナット及び筒体の取
付状態を示す鉄骨柱の梁接合部の横断面図、第６図は筒
体の変形例を示す一部縦断面、第７図及び第８図はこの
発明に係る閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造の他
の実施例を示し、第７図はブラケットの取付状態を示す
一部縦断面図、第８図は筒体の取付状態を示す断面図、
第９は閉鎖形断面の鉄骨柱に鉄筋端部を定着する方法を
示す断面図である。 １……鉄骨柱、２……固定ナット、３……筒体、４……
緩み止めナット、５……梁接合金物、６……取付孔、７
……雄ネジ部、８……ネジ孔、９……鍔部、10……梁接
合ブラケット、11……取付ボルト、12……鉄筋。
と梁との接合部構造の一実施例を示し、第１図は鉄骨柱
と鉄骨梁との接合部の一部縦断面図、第２図、第３図
は、それぞれ第１図におけるａ−ａ線断面図、ｂ−ｂ線
断面図、第４図及び第５図は、固定ナット及び筒体の取
付状態を示す鉄骨柱の梁接合部の横断面図、第６図は筒
体の変形例を示す一部縦断面、第７図及び第８図はこの
発明に係る閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造の他
の実施例を示し、第７図はブラケットの取付状態を示す
一部縦断面図、第８図は筒体の取付状態を示す断面図、
第９は閉鎖形断面の鉄骨柱に鉄筋端部を定着する方法を
示す断面図である。 １……鉄骨柱、２……固定ナット、３……筒体、４……
緩み止めナット、５……梁接合金物、６……取付孔、７
……雄ネジ部、８……ネジ孔、９……鍔部、10……梁接
合ブラケット、11……取付ボルト、12……鉄筋。
Claims (1)
- 【請求項１】閉鎖形断面の鉄骨柱の側部に形成された取
付孔に挿通された筒体と、この筒体に螺合され、前記筒
体を固定する固定ナットと、前記筒体に螺合され、前記
閉鎖形断面の鉄骨柱に梁を接合する梁接合金物とを備
え、前記筒体はその外周と外側端部とに前記固定ナット
が螺合される雄ネジ部と前記取付孔の縁端部に係止され
る鍔部とをそれぞれ有するとともに、内周が前記梁接合
金物の雄ネジ部を螺合可能なネジ孔をなし、前記梁接合
金物は前記筒体のネジ孔に螺合される雄ネジ部と前記梁
の端部にボルト止めされるフランジ部とを備えてなるこ
とを特徴とする閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63078548A JPH0711161B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63078548A JPH0711161B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01250540A JPH01250540A (ja) | 1989-10-05 |
| JPH0711161B2 true JPH0711161B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=13664971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63078548A Expired - Lifetime JPH0711161B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0711161B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5774078B2 (ja) * | 2013-11-29 | 2015-09-02 | ショーダテクトロン株式会社 | 積層ガラスブロックの保持具 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6012458Y2 (ja) * | 1980-06-17 | 1985-04-22 | 株式会社叶匠寿庵 | 食品用飾り具 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP63078548A patent/JPH0711161B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01250540A (ja) | 1989-10-05 |
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