JPH07110890A

JPH07110890A - 売上還元装置

Info

Publication number: JPH07110890A
Application number: JP28022793A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Hayashi; 正俊林
Original assignee: S D LAB KK
Current assignee: S D LAB KK
Priority date: 1993-10-12
Filing date: 1993-10-12
Publication date: 1995-04-25

Abstract

(57)【要約】【目的】店員等が手間をかけることなく顧客に対して
種々のサービス券を発行することができる売上還元装置
の提供にある。【構成】会員番号が表示されたバーコード１を有する
カード２と、会員番号ごとの来店回数等のデータを記憶
する記憶手段６と、を備える。カード２の会員番号を読
取器３にて読み取る。会員番号を読み取れば、来店回数
等のデータがこの読取器３から記憶手段６に入力され
る。記憶手段６に記憶されたデータが所定値以上であれ
ば、券発行機４にてサービス券を発行する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は売上還元装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】小売店等では、顧客確保の手段として、
該顧客に対して売上金を還元していた。そして、売上金
を還元する方法としては、例えば、会員番号等を記録し
たカードを作り、レジスターと連動したコンピュータで
データ処理して買上金額の累計等を該カードに記録し、
レジスターでの精算時等に還元処理（例えば、割引き）
を行なう方法、または、所定の買上ごとにスタンプを押
して、所定の点数がたまった時点で、還元処理を行なう
方法等があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、レジスター
と連動したコンピュータでデータ処理する場合、その操
作が面倒であると共に、設備費が大となる欠点があり、
また、スタンプ等を押す方法では、本来の販売業務以外
の作業を必要とし、店員等にとっては面倒であった。

【０００４】そこで、本発明では、店員等が手間をかけ
ることなく顧客に対して種々のサービス券を発行するこ
とができる売上還元装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る売上還元装置は、会員番号が表示さ
れたバーコードを有するカードと、会員番号ごとの来店
回数等のデータを記憶する記憶手段と、上記カードの会
員番号を読み取ると共にその読み取りにより上記来店回
数等のデータを上記記憶手段に入力する読取器と、上記
記憶手段に記憶されたデータが所定値以上であればサー
ビス券を発行する券発行機と、を備えたものである。

【０００６】

【作用】カードを読取器に差し込めば、該読取器にてこ
のカードのバーコードが読み取られ、その会員番号が読
み取られる。そして、会員番号が読み取られれば、来店
回数等のデータが記憶手段に入力される。

【０００７】記憶手段では、上述の来店回数等のデータ
が記憶される。即ち、来店するたびに来店回数等のデー
タが記憶されてゆく。

【０００８】そして、記憶手段に記憶されたデータが所
定値以上であれば、券発行機からサービス券が発行され
る。即ち、来店するたびにカードのバーコードが読み取
られ、これにより、来店回数等のデータの値が増加し、
その値が所定値を越えれば、サービス券が発行されるこ
とになる。

【０００９】

【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。

【００１０】図１は本発明に係る売上還元装置を示し、
この装置は、バーコード１を有するカード２と、該カー
ド２のバーコード１を読み取る読取器３と、サービス券
を発行する券発行機４と、を備える。

【００１１】即ち、カード２は紙カードであり、その表
面に会員番号が表示される上述のバーコード１が記載さ
れている。ここで、会員番号とは、この売上還元装置が
設置されている小売店等の顧客の固有の番号であり、顧
客により相違する。

【００１２】また、読取器３は、カード差込口５を有
し、このカード差込口５にカード２が差し込まれること
により会員番号を読み取り、読み取れば来店回数、来店
時期等をデータとして記憶手段６に入力する。即ち、会
員番号を読み取れば、この小売店等に来店していること
であり、１回読み取れば、データとしての来店回数が１
回分加えられ、また、来店時期等が記憶手段６に記憶さ
れる。

【００１３】ところで、記憶手段６は、図１に示すよう
に、制御用のコンピュータ11に内蔵される。さらに、こ
のコンピュータ11は、還元判断手段７と抽選判断手段８
と当選判断手段９とを具備する。なお、記憶手段６、還
元判断手段７、抽選判断手段８、及び当選判断手段９等
は、ボックス10（図２参照）に内蔵される。この場合、
ボックス10にキャスタを付設して、該ボックス10を移動
自在とするのが好ましい。

【００１４】しかして、還元判断手段７は、サービス券
発行用データの還元サービス券発行用データが所定値
（つまり、発行許容値）以上か否かを判断する。なお、
還元サービス券発行用データとは、来店度数値等であ
り、発行許容値とは、来店数値の値を予め設定した値で
あり、大きい（多い）ほど顧客がこの装置を設置してい
る小売店等に多く来店していることである。

【００１５】従って、還元サービス券発行用データが発
行許容値を越えれば、サービス券、この場合、還元サー
ビス券を発行する。還元サービス券とは、売上還元用の
券であり、例えば、買上げの際、その価格から割引く額
等が記載された券である。

【００１６】また、券発行機４は、プリンタ12，13を備
え、上記還元サービス券発行用データが発行許容値を越
えた際、その越えた値に応じて、一方のプリンタ12がサ
ービス券をプリントして該券を出力する。

【００１７】次に、抽選判断手段８は、サービス券発行
用データの抽選サービス券発行用データが所定値（つま
り、抽選許容値）以上か否かを判断する。

【００１８】ここで、抽選サービス券発行用データと
は、上述の還元サービス券発行用データと同様、買上累
計値や来店度数値等であり、抽選許容値とは、買上累計
値や来店度数値の値を予め設定した値である。なお、還
元サービス券発行用データと抽選サービス券発行用デー
タとは、同じ値であるが、例えば、その値を別個に還元
サービス券発行用データと抽選サービス券発行用データ
として使用する。

【００１９】そして、当選判断手段９は、抽選サービス
券発行用データが抽選許容値以上であれば、当選か否か
を判断する。また、当選判断手段９の抽選機能は、当選
の確率等の変更が可能であり、その変更範囲で自動的に
設定するも、操作ボタン14（図１参照）の操作にてその
確率を顧客が変更して、この抽選に参加するようにする
も自由である。

【００２０】上述の抽選の結果、当選であれば、券発行
機４はサービス券（具体的には、抽選サービス券）を発
行する。即ち、プリンタ13にてサービス券（抽選サービ
ス券）をプリントして該券を出力する。ここで、抽選サ
ービス券とは、抽選の結果によるサービス券であり、例
えば、商品引換券、補助券、金券等である。

【００２１】ところで、コンピュータ11には、ディスプ
レイ用の画面15が設けられ、この画面15に各種の情報案
内等が表示される。

【００２２】ここで、情報案内とは、催事の案内、商品
の案内、募集した絵やペット写真の画面展示会等であ
る。また、画面15は一つの画面であっても複数に分割さ
れてもよい。さらに、画面15上の各種の情報を、プリン
タ12，13にてプリントしてその情報がプリントされたプ
リント紙を発行するようにするも可能である。なお、ビ
デオカメラ又はイメージスキャナ等で画面15上の情報登
録も可能である。

【００２３】次に、上述の如く構成された売上還元装置
の作動を説明する。

【００２４】まず、カード２を読取器３の差込口５に差
し込んで、会員番号を読み取らせ、それにより、記憶手
段６に来店回数等のデータを記憶させる。

【００２５】この際、データは累積していくとともに該
会員のデータが取り出され、このデータをもとに、図３
のフロチャート図に示すように、還元の判断を行なう。

【００２６】即ち、還元サービス券を発行するか否かが
判断され、その判断がＹＥＳであれば、還元サービス券
を発行すると共に、この還元の実績と当日の来店の記憶
を記憶手段６に書き込み、さらに、抽選機能を作動させ
るか否かが判断される。

【００２７】この還元サービス券を発行するか否かの判
断がＮＯであれば、還元サービス券を発行することなく
抽選機能を作動させるか否かの判断がなされる。

【００２８】抽選機能を作動させるか否かの判断がＹＥ
Ｓであれば、抽選処理を行なって当選か否かを判断し、
もし、抽選機能を作動させないＮＯの判断であれば、終
了する。また、当選していれば、抽選サービス券を発行
して終了し、当選していなければ、サービス券は発行さ
れずに終了する。ここで、終了するとは、差込口５から
カードが出されることをいう。

【００２９】しかして、上述の実施例では、還元サービ
ス券及び抽選サービス券が発行されるものであるが、還
元サービス券が発行されないものであってもよい。この
場合、還元判断手段７及び還元サービス券をプリントす
るプリンタ12等を省略すればよい。

【００３０】即ち、この場合、カード２が差込口５に差
し込んで、このカード２のバーコード１を読み取ると共
に、来店回数等のデータを記憶手段６にて記憶させる。

【００３１】その後は、図４に示すフロチャート図のよ
うに、抽選機能を作動させるか否かの判断がなされ、そ
して、その後は、図３に示すフロチャート図と同様の動
作が行なわれて終了する。

【００３２】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、読取器３を、仮想線で示すように、券発行
機４が内蔵されたボックス10と別体とするも自由であ
る。

【００３３】

【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。

【００３４】利用者（顧客）に対して種々のサービ
ス券（例えば、商品引換券、補助券、金券等）を自動的
に発行することができる。

【００３５】本来の販売業務が疎かになることな
く、顧客に種々の楽しみを味わってもらうことができ
る。

【００３６】カード２としては、バーコード１を有
する紙カードとすることができるので、低価値で多量の
カード２を発行することができ、多数の顧客に配布する
ことができ、売上増大を図ることができる。（これに対
して、カードが磁気カードであれば、カード自身が高価
となり、大量発行が困難となって売上増大を図ることが
できない。）

【００３７】顧客個人の来店回数等が小売店等に正
しく管理され、カード２を持つことにより、顧客には特
典意識が増加し、小売店等にとっては売上増大を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。

【図２】全体の簡略斜視図である。

【図３】フロチャート図である。

【図４】フロチャート図である。

【符号の説明】

１バーコード２カード３読取器４券発行機６記憶手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】会員番号が表示されたバーコード１を有
するカード２と、会員番号ごとの来店回数等のデータを
記憶する記憶手段６と、上記カード２の会員番号を読み
取ると共にその読み取りにより上記来店回数等のデータ
を上記記憶手段６に入力する読取器３と、上記記憶手段
６に記憶されたデータが所定値以上であればサービス券
を発行する券発行機４と、を備えたことを特徴とする売
上還元装置。