JPH0793602A

JPH0793602A - 売上還元装置

Info

Publication number: JPH0793602A
Application number: JP25783493A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Hayashi; 正俊林
Original assignee: S D LAB KK
Current assignee: S D LAB KK
Priority date: 1993-09-20
Filing date: 1993-09-20
Publication date: 1995-04-07

Abstract

(57)【要約】【目的】小売店の店員等が手間をかけることなく顧客
に対して抽選を行なって顧客に種々のサービス券を発行
することができる売上還元装置の提供にある。【構成】カードのデータを読み取るデータ読取器１を
備える。還元判断手段２にて、還元サービス券発行用デ
ータが発行許容値以上か否かを判断し、発行許容値以上
であれば還元サービス券発行手段３にて還元サービス券
を発行する。抽選判断手段４にて抽選サービス券発行用
データが抽選許容値以上か否かを判断し、抽選許容値以
上であれば、当選判断手段５にて当選か否かを判断す
る。当選であれば、抽選サービス券発行手段６にて抽選
サービス券を発行する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は売上還元装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】小売店等は顧客に対して売上金を還元す
るために、抽選券を配布し、抽選券が所定数集まった際
に、各種の方法、例えば、複数色の玉が入った抽選箱を
回転させ、該抽選箱に設けられた孔から玉を出し、この
玉の色で当選か否かを判断して、当選であれば、各種の
サービス券（例えば、商品引換券、補助券、金券等）を
配布していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に、抽選券を配布し、かつ、抽選券の枚数を数え、さら
に、抽選を行なう等の作業は小売店等にとっては面倒な
作業で本来の販売業務が疎かになっていた。

【０００４】そこで、本発明では店員等が手間をかける
ことなく顧客に対して抽選を行なって顧客に種々のサー
ビス券を発行することができる売上還元装置を提供する
ことを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る一の売上還元装置は、複数種のデー
タが磁気的記録されるカードと、該カードのデータを読
み取るデータ読取器と、該データ読取器にて読み取られ
た複数種のデータのうち抽選サービス券発行用データが
抽選許容値以上か否かを判断する抽選判断手段と、抽選
サービス券発行用データが抽選許容値以上であれば当選
か否かを判断する当選判断手段と、該当選判断手段によ
る判断が当選であれば抽選サービス券を発行する抽選サ
ービス券発行手段と、を備えている。

【０００６】また、他の売上還元装置は、複数種のデー
タが磁気的記録されるカードと、該カードのデータを読
み取るデータ読取器と、該データ読取器にて読み取られ
た複数種のデータのうち還元サービス券発行用データが
発行許容値以上か否かを判断する還元判断手段と、該還
元サービス券発行用データが発行許容値以上であれば還
元サービス券を発行する還元サービス券発行手段と、上
記データ読取器にて読み取られた複数種のデータのうち
抽選サービス券発行用データが抽選許容値以上か否かを
判断する抽選判断手段と、抽選サービス券発行用データ
が抽選許容値以上であれば当選か否かを判断する当選判
断手段と、該当選判断手段による判断が当選であれば抽
選サービス券を発行する抽選サービス券発行手段と、を
備えている。

【０００７】

【作用】カードのデータをデータ読取器にて読み取ら
せ、還元サービス券発行用データが発行許容値以上であ
れば、還元サービス券発行手段から還元サービス券が発
行される。

【０００８】また、カードのデータをデータ読取器にて
読み取らせ、抽選サービス券発行用データが抽選許容値
以上であれば、当選判断手段にて抽選を行ない、当選し
ていれば、抽選サービス券を発行する。

【０００９】

【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。

【００１０】図１は本発明に係る売上還元装置のブロッ
ク図を示し、この売上還元装置は、データ読取器１と、
還元判断手段２と、還元サービス券発行手段３と、抽選
判断手段４と、当選判断手段５と、抽選サービス券発行
手段６と、を備える。

【００１１】即ち、データ読取器１、及び各手段２，
３，４，５，６は、図３に示すように、ボックス７に内
蔵される。なお、このボックス７には、キャスタを付設
して移動自在とするのが好ましい。

【００１２】しかして、データ読取器１は、図４に示す
ように、複数種のデータが磁気的記録されるカード８が
差込まれる差込み口９を有し、カード８が該差込み口９
に差込まれれば、カード８の各種のデータを読み取る。

【００１３】ここで、カードのデータとは、会員番号、
会員固有のデータであり、会員固有のデータとは、氏
名、生年月日、買上累計値、来店度数等である。なお、
データは売上還元装置内の記憶装置16に記録されている
こともある。それをカード８上の会員番号で呼出せばよ
い。

【００１４】また、還元判断手段２は、カード８の還元
サービス券発行用データが発行許容値以上か否かを判断
する。ここで、還元サービス券発行用データとは、買上
累計値や来店度数等であり、発行許容値とは、買上累計
値や来店度数の値を予め設定した値であり、大きい（多
い）ほど顧客がこの装置が設置されている小売店等に多
く来店していることである。

【００１５】そして、還元サービス券発行手段３は、デ
ータが上述の発行許容値を越えれば、還元サービス券を
発行する。還元サービス券とは、会員データによる売上
還元用の券であり、例えば、買上げの際、その価格から
割引く額等が記載された券等である。

【００１６】また、発行手段３は、図４に示すようにプ
リンタ10を備え、発行許容値を越えた際、その越えた値
に応じて、サービス券をプリントして該券を出力する。

【００１７】次に、抽選判断手段４は、抽選サービス券
発行用データが抽選許容値以上か否かを判断する。

【００１８】ここで、抽選サービス券発行用データと
は、上述の還元サービス券発行用データと同様、買上累
計値や来店度数値等であり、抽選許容値とは、買上累計
値や来店度数値の値を予め設定した値である。なお、還
元サービス券発行用データと抽選サービス券発行用デー
タとは、同じものであるが、例えば、そのものを別個に
還元サービス券発行用データと抽選サービス券発行用デ
ータとして使用する。

【００１９】そして、当選判断手段５は、抽選サービス
券発行用データが抽選許容値以上であれば、当選か否か
を判断する。また、当選判断手段５の抽選機能は、当選
の確率等の変更が可能であり、その変更範囲で自動的に
設定するも、操作ボタン11（図４参照）の操作にてその
確率を顧客が変更して、この抽選に参加するようにする
も自由である。

【００２０】また、抽選サービス券発行手段６は、上述
の抽選の結果、当選であれば、抽選サービス券を発行す
る。即ち、この発行手段６は、図４に示すようにプリン
タ12を備え、当選していれば、サービス券をプリントし
て該券を出力する。

【００２１】ここで、抽選サービス券とは、抽選の結果
によるサービス券であり、例えば、商品引換券、補助
券、金券等である。

【００２２】ところで、還元判断手段２、抽選判断手段
４、当選判断手段５は図５に示すように、制御用のコン
ピュータ13に内蔵されている。

【００２３】また、この装置は、図３と図４に示すよう
に、ディスプレイ用の画面14が設けられ、この画面14
に、各種の情報案内等が表示される。

【００２４】ここで、情報案内とは、催事の案内、商品
の案内、募集した絵やペット写真の画面展示会等であ
る。また、画面14は一つの画面であっても複数に分割さ
れてもよい。さらに、画面14上の各種の情報を、プリン
タ10，12にてプリントしてその情報がプリントされたプ
リント紙を発行するようにするも可能である。なお、ビ
デオカメラ又はイメージスキャナ等で画面14上の情報登
録も可能である。

【００２５】次に、上述の如く構成された売上還元装置
の作動を説明する。

【００２６】まず、カード８を図３と図４に示すよう
に、データ読取器１の差込み口９に差し込む。ところ
で、カード８は、複数種のデータが記録されているが、
このデータは、別の装置である図示省略のカード入力機
にて記録される。このデータの値は、来店の回数や買上
金額等により書き加えられる。あるいは、（図４に於
て）カード８の会員番号により装置内の記憶装置16に記
録されている会員固有のデータを呼出すことも好まし
い。

【００２７】そして、図２に示すフロチャート図のよう
に、データの読み取りが行なわれ、還元の判定がなさ
れ、還元サービス券を発行するか否かが判断される。そ
の判断がＹＥＳであれば、還元サービス券を発行した
後、抽選機能を作動させるか否かが判断される。

【００２８】この際、還元サービス券を発行するかの判
断において、ＮＯであれば、還元サービス券を発行する
ことなく抽選機能を作動させるか否かの判断がなされ
る。

【００２９】抽選機能を作動させるか否かの判断がＹＥ
Ｓであれば、抽選処理を行なって当選か否かを判断し、
もし、抽選機能を作動させないＮＯの判断であれば、終
了する。

【００３０】また、抽選において当選であるとのＹＥＳ
の判断であれば、抽選サービス券が発行されて終了する
が、この判断がＮＯであれば、抽選サービス券を発行す
ることなく終了する。

【００３１】ここで、終了するとは、差込み口９からカ
ードが出されることをいい、この際、このカード８のデ
ータは、還元サービス券を発行した分、及び抽選サービ
ス券を発行した分等は消去される。

【００３２】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、カード８には会員番号が記録されているの
で、この売上還元装置の利用回数を１日１回まで等に制
限したりするも可能である。

【００３３】また、還元判断手段２、還元サービス券発
行手段３等が省略されて、還元サービス券が発行されな
いものでもよい。

【００３４】

【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。

【００３５】利用者への売上還元を自動的に行なう
ことができる。

【００３６】本来の販売業務が疎かになることな
く、顧客に抽選の楽しみを味わってもらうことができ
る。

【００３７】顧客にはカード８を持つことによる特
典意識が増加し、小売店等にとっては、売上増大を図る
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】フロチャート図である。

【図３】全体の簡略斜視図である。

【図４】全体の簡略構成図である。

【符号の説明】

１データ読取器２還元判断手段３還元サービス券発行手段４抽選判断手段５当選判断手段６抽選サービス券発行手段８カード

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数種のデータが磁気的記録されるカー
ド８と、該カード８のデータを読み取るデータ読取器１
と、該データ読取器１にて読み取られた複数種のデータ
のうち抽選サービス券発行用データが抽選許容値以上か
否かを判断する抽選判断手段４と、抽選サービス券発行
用データが抽選許容値以上であれば当選か否かを判断す
る当選判断手段５と、該当選判断手段５による判断が当
選であれば抽選サービス券を発行する抽選サービス券発
行手段６と、を備えたことを特徴とする売上還元装置。
【請求項２】複数種のデータが磁気的記録されるカー
ド８と、該カード８のデータを読み取るデータ読取器１
と、該データ読取器１にて読み取られた複数種のデータ
のうち還元サービス券発行用データが発行許容値以上か
否かを判断する還元判断手段２と、該還元サービス券発
行用データが発行許容値以上であれば還元サービス券を
発行する還元サービス券発行手段３と、上記データ読取
器１にて読み取られた複数種のデータのうち抽選サービ
ス券発行用データが抽選許容値以上か否かを判断する抽
選判断手段４と、抽選サービス券発行用データが抽選許
容値以上であれば当選か否かを判断する当選判断手段５
と、該当選判断手段５による判断が当選であれば抽選サ
ービス券を発行する抽選サービス券発行手段６と、を備
えたことを特徴とする売上還元装置。