JPH07110251B2 - 事務用キャビネット - Google Patents
事務用キャビネットInfo
- Publication number
- JPH07110251B2 JPH07110251B2 JP1131431A JP13143189A JPH07110251B2 JP H07110251 B2 JPH07110251 B2 JP H07110251B2 JP 1131431 A JP1131431 A JP 1131431A JP 13143189 A JP13143189 A JP 13143189A JP H07110251 B2 JPH07110251 B2 JP H07110251B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking
- frame
- edge
- piece
- locking piece
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、書類等収納整理するために卓上などで使用する
事務用キャビネットに関する。
事務用キャビネットに関する。
従来の技術 従来、卓上などで使用する溶接工程を有しない簡易な事
務用キャビネットとして、塩ビ鋼板のように表面が化粧
された金属板から成り、前縁に内向きコ字状の前縁部
を、また、後縁に下向きの後面リブを夫々有した天板と
左右の側板を一体に連設した下向きコ字状の枠部材の後
面リブに、背面板を止着すると共に、左右側板の下縁に
設けた取付片の前後位置に、断面下向きコ字状の金属製
の脚片を夫々横架して、これらをネジ止めすることによ
り中空函体を構成し、かつ、この函体の左右側板の内面
に、合成樹脂から成り、その内面高さ方向に複数の抽斗
用レール片を隔設すると共に、前後縁に弾圧片を設けた
内壁板を、前記弾圧片が函体の前後面に圧接することに
より、重合状に装着して対峙し、かつ、左右側面で対向
する各レール片間に抽斗を夫々引き出し自在に渡架した
構成のものは公知である。
務用キャビネットとして、塩ビ鋼板のように表面が化粧
された金属板から成り、前縁に内向きコ字状の前縁部
を、また、後縁に下向きの後面リブを夫々有した天板と
左右の側板を一体に連設した下向きコ字状の枠部材の後
面リブに、背面板を止着すると共に、左右側板の下縁に
設けた取付片の前後位置に、断面下向きコ字状の金属製
の脚片を夫々横架して、これらをネジ止めすることによ
り中空函体を構成し、かつ、この函体の左右側板の内面
に、合成樹脂から成り、その内面高さ方向に複数の抽斗
用レール片を隔設すると共に、前後縁に弾圧片を設けた
内壁板を、前記弾圧片が函体の前後面に圧接することに
より、重合状に装着して対峙し、かつ、左右側面で対向
する各レール片間に抽斗を夫々引き出し自在に渡架した
構成のものは公知である。
発明が解決しようとする課題 ところが、前記した従来のキャビネットによれば、函体
の下面前後位置に金属板の脚片を横架して成るので、こ
れを机上に載置したとき卓板が損傷する惧れがあるこ
と、また、函体に対角線方向の外力が加わったとき、或
いは脚片を左右側板の下面に止着したネジにゆるみが生
じたときなどは、容易に変形する惧れがあること、さら
に、天板の前縁部と左右側板の前縁部との接合部におい
て、その切り口同士を隙間なく同一平面状で合致させる
ことが困難であるため、切り口が函体の前面に表出して
体裁を著しく損なうなどの欠陥があった。
の下面前後位置に金属板の脚片を横架して成るので、こ
れを机上に載置したとき卓板が損傷する惧れがあるこ
と、また、函体に対角線方向の外力が加わったとき、或
いは脚片を左右側板の下面に止着したネジにゆるみが生
じたときなどは、容易に変形する惧れがあること、さら
に、天板の前縁部と左右側板の前縁部との接合部におい
て、その切り口同士を隙間なく同一平面状で合致させる
ことが困難であるため、切り口が函体の前面に表出して
体裁を著しく損なうなどの欠陥があった。
そこで本願は、左右側板と天板の各前縁に、係止片を前
方に突設した縁部を形成し、かつ、左右側板と天板と背
板とから成る筐体の底面に合成樹脂から成る底枠を取り
付けると共に、該底枠の前部に、前記係止片と係止する
係着溝を内周面に沿って設けた門形の前面枠を一体に立
設することにより、前記した従来のものの欠陥を解消す
ることを目的としたものである。
方に突設した縁部を形成し、かつ、左右側板と天板と背
板とから成る筐体の底面に合成樹脂から成る底枠を取り
付けると共に、該底枠の前部に、前記係止片と係止する
係着溝を内周面に沿って設けた門形の前面枠を一体に立
設することにより、前記した従来のものの欠陥を解消す
ることを目的としたものである。
課題を解決するための手段 本願は上記の目的を達成するために、天板と左右側板を
連設すると共に、その各前縁に、内向きに屈曲し、か
つ、前方に突出する係止片を有した縁部を夫々設けた枠
部材の後面に、背面板を設けた金属板から成る筐体と、
前記筐体の下面を取り付けるように、ロ字状に形成さ
れ、かつ、前部に、門形の前面枠を一体に立設し、その
後面に前記係止片と係止する係着溝を設けた合成樹脂か
ら成る底枠とから構成され、前記底枠の左右側片の上面
に枠部材を止着すると共に、係着溝に係止片を係止する
ことにより筐体の前面を前面枠に係着し、かつ、前記筐
体の左右側板の内面に、前後方向に延びて高さ方向に複
数のレール片を隔設した棚部材を夫々装着して、左右で
対向するレール片間に抽斗を引き出し可能に渡架したこ
とを特徴とするものであり、具体的には係止片を、V字
状に屈曲して形成し、かつ、係着溝を、係止片を負荷状
態に圧入可能に形成すると共に、その端縁と係止する爪
を有して成るものである。
連設すると共に、その各前縁に、内向きに屈曲し、か
つ、前方に突出する係止片を有した縁部を夫々設けた枠
部材の後面に、背面板を設けた金属板から成る筐体と、
前記筐体の下面を取り付けるように、ロ字状に形成さ
れ、かつ、前部に、門形の前面枠を一体に立設し、その
後面に前記係止片と係止する係着溝を設けた合成樹脂か
ら成る底枠とから構成され、前記底枠の左右側片の上面
に枠部材を止着すると共に、係着溝に係止片を係止する
ことにより筐体の前面を前面枠に係着し、かつ、前記筐
体の左右側板の内面に、前後方向に延びて高さ方向に複
数のレール片を隔設した棚部材を夫々装着して、左右で
対向するレール片間に抽斗を引き出し可能に渡架したこ
とを特徴とするものであり、具体的には係止片を、V字
状に屈曲して形成し、かつ、係着溝を、係止片を負荷状
態に圧入可能に形成すると共に、その端縁と係止する爪
を有して成るものである。
作用 しかして、組立に際しては、枠部材の後面に背面板を止
着して筐体を構成し、この筐体下面に底枠の左右側片の
上面を止着すると共に、係止片を係着溝に係止すること
により縁部の前面に前面枠を係着し、しかるのち、筐体
の前面開口部より棚部材を介入して、左右の縁部の後面
と、背面板の内面に棚部材の前後部を圧接することによ
り、棚部材は筐体の前後面間に挟持され、この状態で枠
部材の左右側板の内面と重合状態に装着し、かつ、前記
左右で対向するレール片に抽斗を夫々渡架して、使用に
際し抽斗を出入するものである。
着して筐体を構成し、この筐体下面に底枠の左右側片の
上面を止着すると共に、係止片を係着溝に係止すること
により縁部の前面に前面枠を係着し、しかるのち、筐体
の前面開口部より棚部材を介入して、左右の縁部の後面
と、背面板の内面に棚部材の前後部を圧接することによ
り、棚部材は筐体の前後面間に挟持され、この状態で枠
部材の左右側板の内面と重合状態に装着し、かつ、前記
左右で対向するレール片に抽斗を夫々渡架して、使用に
際し抽斗を出入するものである。
実施例 以下本願の実施例を図面にもとづいて詳述すると、
(1)は例えば塩ビ鋼板のように表面が化粧された金属
板から成り、天板(2)と左右の側板(3),(3)を
下向きコ字状に連設すると共に、その各前縁に沿って、
内向きに屈曲し、その先縁に前方に突出し、かつ、弾力
を保有するようにV字状に屈曲した係止片(4)を一体
に有した縁部(5)を、また、後縁に沿って内向きL字
状に屈曲した後面リブ(6)を夫々形成し、さらに、左
右側板(3),(3)の下縁に沿って内向きL字状に屈
曲した底面リブ(7),(7)を形成した枠部材で、前
記後面リブ(6)の上辺には、切り溝を介して遊離し、
かつ、内方に屈曲して下方に延びる複数の係止舌片
(8)が、また、左右の底面リブ(7)には、その前後
位置に取付孔(9)と切欠部(10)とが、その中央位置
に長孔(11)が夫々設けてある。(12)は後面リブ
(6)の内面に重合して前記枠部材(1)の後面を閉じ
る大きさを有し、かつ、上縁に沿って内向きL字状に屈
曲した上面リブ(13)を、また、下縁に内方にL字状に
屈曲した下面リブ(14)を夫々形成した背面板で、前記
上面リブ(13)の屈曲縁に、前記係止舌片(8)と係止
する係止溝(15)が、また、下面リブ(14)の中間位置
に長孔(16)が夫々設けてあると共に、両側部内面の上
下位置に、切り起こしにより内方に突出して後述する棚
部材(32)の後面に設けた弾圧片(38)の内縁と当接す
る係止突部(17)が夫々設けてある。(18)は枠部材
(1)の下部に取り付けられる全体としてロ字状を呈す
る合成樹脂製の底枠で、その左右側片と後片とに、その
内周に沿って高い突条(19)と、外周に沿って低い受面
(20)とが一体に設けてあり、前記左右の底面リブ
(7),(7)の下面と重合する左右側片の受面(20)
には、前記取付孔(9),(9)に合致する取付孔(2
1)と、前記長孔(11)に係合する係合ピン(22)と、
前記切欠部(10)に係合する受台(23)とが夫々突設し
てあり、また、前記下面リブ(14)の下面と重合する後
片の受面(20)には、前記長孔(16)に係合する係合ピ
ン(24)が突設してあり、さらに底枠(18)の前部に
は、その両端部から垂直状に延びると共に、その上端間
を閉じた門形の前面枠(25)が一体に立設してあり、こ
の前面枠(25)の後面に沿って前記係止片(4)を負荷
状態に介入し、かつ、これと係止する爪(26)aを有し
た係着溝(26)が形成されている。また、前記底枠(1
8)の後部位置には、上向きに突出し後面リブ(6)と
底面リブ(7)の端縁との間に介入して背面が背面板
(12)の内面に重合し、前面が底面リブ(7)の端縁に
当接する係合突片(27)が夫々設けてあると共に、前縁
には高さ方向に所要幅を有する目隠片(28)が、また、
前記各取付孔(21)の位置の下面には、取付ネジ(29)
の頭部が没入するように凹部(30)を形成した脚部(3
1)が突設してある。(32),(32)は枠部材(1)の
左右側板(3),(3)の内面に夫々装着される左右対
称の合成樹脂から成る一対の棚部材で、周縁に沿って外
向きの枠リブ(33)が一体に設けてあり、この枠リブ
(33)の前片(33)aには、左右側板(3)の縁部
(5)の後面に当接する当接片(34)と、縁部(5)の
後面に圧接する遊離状に設けた円弧状の弾圧片(35)
と、半円状の支片(36)が、また、その後片(33)bに
は、前記当接片(34),弾圧片(35)及び支片(36)と
対称の各位置に、当接片(37)と、背面板(12)の内面
に圧接する弾圧片(38)と、支片(39)が、また、その
上片(33)cには、天板(2)の内面に当接する当接片
(40)が夫々設けてあり、さらに棚部材(32)の内面に
は、前後方向に延びる複数のレール片(41)が高さ方向
に隔設してあり、その各レール片(41)の前後端寄りに
ストッパー(42)が夫々設けてある。(43)は棚部材
(32)の外面に設けた複数の補強用縦桟、(44)は材料
節約のために設けた抜き孔、(45)は左右で対向するレ
ール片(41)・・・・・(41)に夫々渡架される抽斗
で、底面(46)の左右側片の後方位置に、棚部材(32)
のストッパー(42)に係止する係止突部(47)が設けて
あり、前面枠(48)には指掛部(49)と見出し部(50)
とが設けてある。
(1)は例えば塩ビ鋼板のように表面が化粧された金属
板から成り、天板(2)と左右の側板(3),(3)を
下向きコ字状に連設すると共に、その各前縁に沿って、
内向きに屈曲し、その先縁に前方に突出し、かつ、弾力
を保有するようにV字状に屈曲した係止片(4)を一体
に有した縁部(5)を、また、後縁に沿って内向きL字
状に屈曲した後面リブ(6)を夫々形成し、さらに、左
右側板(3),(3)の下縁に沿って内向きL字状に屈
曲した底面リブ(7),(7)を形成した枠部材で、前
記後面リブ(6)の上辺には、切り溝を介して遊離し、
かつ、内方に屈曲して下方に延びる複数の係止舌片
(8)が、また、左右の底面リブ(7)には、その前後
位置に取付孔(9)と切欠部(10)とが、その中央位置
に長孔(11)が夫々設けてある。(12)は後面リブ
(6)の内面に重合して前記枠部材(1)の後面を閉じ
る大きさを有し、かつ、上縁に沿って内向きL字状に屈
曲した上面リブ(13)を、また、下縁に内方にL字状に
屈曲した下面リブ(14)を夫々形成した背面板で、前記
上面リブ(13)の屈曲縁に、前記係止舌片(8)と係止
する係止溝(15)が、また、下面リブ(14)の中間位置
に長孔(16)が夫々設けてあると共に、両側部内面の上
下位置に、切り起こしにより内方に突出して後述する棚
部材(32)の後面に設けた弾圧片(38)の内縁と当接す
る係止突部(17)が夫々設けてある。(18)は枠部材
(1)の下部に取り付けられる全体としてロ字状を呈す
る合成樹脂製の底枠で、その左右側片と後片とに、その
内周に沿って高い突条(19)と、外周に沿って低い受面
(20)とが一体に設けてあり、前記左右の底面リブ
(7),(7)の下面と重合する左右側片の受面(20)
には、前記取付孔(9),(9)に合致する取付孔(2
1)と、前記長孔(11)に係合する係合ピン(22)と、
前記切欠部(10)に係合する受台(23)とが夫々突設し
てあり、また、前記下面リブ(14)の下面と重合する後
片の受面(20)には、前記長孔(16)に係合する係合ピ
ン(24)が突設してあり、さらに底枠(18)の前部に
は、その両端部から垂直状に延びると共に、その上端間
を閉じた門形の前面枠(25)が一体に立設してあり、こ
の前面枠(25)の後面に沿って前記係止片(4)を負荷
状態に介入し、かつ、これと係止する爪(26)aを有し
た係着溝(26)が形成されている。また、前記底枠(1
8)の後部位置には、上向きに突出し後面リブ(6)と
底面リブ(7)の端縁との間に介入して背面が背面板
(12)の内面に重合し、前面が底面リブ(7)の端縁に
当接する係合突片(27)が夫々設けてあると共に、前縁
には高さ方向に所要幅を有する目隠片(28)が、また、
前記各取付孔(21)の位置の下面には、取付ネジ(29)
の頭部が没入するように凹部(30)を形成した脚部(3
1)が突設してある。(32),(32)は枠部材(1)の
左右側板(3),(3)の内面に夫々装着される左右対
称の合成樹脂から成る一対の棚部材で、周縁に沿って外
向きの枠リブ(33)が一体に設けてあり、この枠リブ
(33)の前片(33)aには、左右側板(3)の縁部
(5)の後面に当接する当接片(34)と、縁部(5)の
後面に圧接する遊離状に設けた円弧状の弾圧片(35)
と、半円状の支片(36)が、また、その後片(33)bに
は、前記当接片(34),弾圧片(35)及び支片(36)と
対称の各位置に、当接片(37)と、背面板(12)の内面
に圧接する弾圧片(38)と、支片(39)が、また、その
上片(33)cには、天板(2)の内面に当接する当接片
(40)が夫々設けてあり、さらに棚部材(32)の内面に
は、前後方向に延びる複数のレール片(41)が高さ方向
に隔設してあり、その各レール片(41)の前後端寄りに
ストッパー(42)が夫々設けてある。(43)は棚部材
(32)の外面に設けた複数の補強用縦桟、(44)は材料
節約のために設けた抜き孔、(45)は左右で対向するレ
ール片(41)・・・・・(41)に夫々渡架される抽斗
で、底面(46)の左右側片の後方位置に、棚部材(32)
のストッパー(42)に係止する係止突部(47)が設けて
あり、前面枠(48)には指掛部(49)と見出し部(50)
とが設けてある。
しかして組立に際しては、枠部材(1)の後面リブ
(6)の内面に背面板(12)を重合し、かつ、左右の後
面リブ(6)の内縁を係止突部(17)に当接すると共
に、背面板(12)の係止溝(15)を係止舌片(8)に係
止することにより、枠部材(1)に背面板(12)を止着
して筐体を構成し、この筐体下面に、底枠(18)が取り
付けられる。即ち左右の底面リブ(7),(7)と後方
の下面リブ(14)を底枠(18)の各受面(20)上に載置
すると共に、前面枠(25)の係着溝(26)に係止片
(4)を圧入してこれを爪(26)aに係止することによ
り、第4図で示すように縁部(5)の前面に前面枠(2
5)をガタのない状態で密着する。
(6)の内面に背面板(12)を重合し、かつ、左右の後
面リブ(6)の内縁を係止突部(17)に当接すると共
に、背面板(12)の係止溝(15)を係止舌片(8)に係
止することにより、枠部材(1)に背面板(12)を止着
して筐体を構成し、この筐体下面に、底枠(18)が取り
付けられる。即ち左右の底面リブ(7),(7)と後方
の下面リブ(14)を底枠(18)の各受面(20)上に載置
すると共に、前面枠(25)の係着溝(26)に係止片
(4)を圧入してこれを爪(26)aに係止することによ
り、第4図で示すように縁部(5)の前面に前面枠(2
5)をガタのない状態で密着する。
さらに、係止突部(27)を背面板(12)の内面と底面リ
ブ(7)の端縁との間に夫々介入し、かつ、左右の底面
リブ(7)の長孔(11)に左右の係合ピン(22)を、下
面リブ(14)の長孔(16)に係合ピン(24)を、切欠部
(10)に受台(23)を夫々係合したのち、取付ネジ(2
9)を各脚部(31)の取付孔(21)を介して底面リブ
(7)の取付孔(9)に夫々螺着し取付ネジ(29)の頭
部を脚部(31)内に没入する。しかるのち、筐体の前面
開口部より棚部材(32)を介入して、左右の縁部(5)
の後面に、棚部材(32)の前片(33)aに設けた当接片
(34)と弾圧片(35)と支片(36)とを夫々当接すると
共に、後片(33)bに設けた弾圧片(38)を背面板(1
2)の内面に圧接することにより、棚部材(32)は筐体
の前後面間に挟持されると共に、下面は受台(23)の上
面に載置され、この状態で枠部材(1)の左右側板
(3)の内面に重合状態に装着される。次いで枠部材
(1)内に、対向するレール片(41)間に抽斗(45)を
夫々渡架し、この状態で抽斗(45)を引き出すとき、抽
斗(45)が抜脱しないように、レール片(41)の前位の
ストッパー(42)に抽斗(45)の係合突部(47)が当接
する。
ブ(7)の端縁との間に夫々介入し、かつ、左右の底面
リブ(7)の長孔(11)に左右の係合ピン(22)を、下
面リブ(14)の長孔(16)に係合ピン(24)を、切欠部
(10)に受台(23)を夫々係合したのち、取付ネジ(2
9)を各脚部(31)の取付孔(21)を介して底面リブ
(7)の取付孔(9)に夫々螺着し取付ネジ(29)の頭
部を脚部(31)内に没入する。しかるのち、筐体の前面
開口部より棚部材(32)を介入して、左右の縁部(5)
の後面に、棚部材(32)の前片(33)aに設けた当接片
(34)と弾圧片(35)と支片(36)とを夫々当接すると
共に、後片(33)bに設けた弾圧片(38)を背面板(1
2)の内面に圧接することにより、棚部材(32)は筐体
の前後面間に挟持されると共に、下面は受台(23)の上
面に載置され、この状態で枠部材(1)の左右側板
(3)の内面に重合状態に装着される。次いで枠部材
(1)内に、対向するレール片(41)間に抽斗(45)を
夫々渡架し、この状態で抽斗(45)を引き出すとき、抽
斗(45)が抜脱しないように、レール片(41)の前位の
ストッパー(42)に抽斗(45)の係合突部(47)が当接
する。
なお、第5,6図はV字状の係止片(51)を下向きに屈曲
して形成すると共に、爪(52)aを係着溝(52)の開口
部下縁に設けて成る場合の他の実施例を示している。
して形成すると共に、爪(52)aを係着溝(52)の開口
部下縁に設けて成る場合の他の実施例を示している。
発明の効果 叙上のように、本願によれば、筐体の底面周縁を取り付
ける合成樹脂から成るロ字状の底枠の前部に、門形の前
面枠を一体に立設して、これに左右側板及び天板の前縁
に夫々設けた縁部を係着する構成であるので、筐体の底
部及び筐体の前面部の機械的強度が著しく増強されて、
外力の作用により容易に変形する惧れがなく、かつ、合
成樹脂製の底枠によって机の上面に載置した場合に、卓
板に損傷を与えることがなく、さらに筐体の前面が合成
樹脂から成る前面枠によって覆われ、鋼板から成る枠部
材の切り口が露出することがないので、極めて体裁がよ
く、さらにまた、係止片を、V字状に屈曲して形成し、
かつ、係着溝を、係止片を負荷状態に圧入可能に形成す
ると共に、その端縁と係止する爪を有して成るときは、
枠部材と前面枠とがガタのない状態で係着することがで
き、全体として商品価値の高い製品が提供し得る。
ける合成樹脂から成るロ字状の底枠の前部に、門形の前
面枠を一体に立設して、これに左右側板及び天板の前縁
に夫々設けた縁部を係着する構成であるので、筐体の底
部及び筐体の前面部の機械的強度が著しく増強されて、
外力の作用により容易に変形する惧れがなく、かつ、合
成樹脂製の底枠によって机の上面に載置した場合に、卓
板に損傷を与えることがなく、さらに筐体の前面が合成
樹脂から成る前面枠によって覆われ、鋼板から成る枠部
材の切り口が露出することがないので、極めて体裁がよ
く、さらにまた、係止片を、V字状に屈曲して形成し、
かつ、係着溝を、係止片を負荷状態に圧入可能に形成す
ると共に、その端縁と係止する爪を有して成るときは、
枠部材と前面枠とがガタのない状態で係着することがで
き、全体として商品価値の高い製品が提供し得る。
図面は本願の実施例を示し、第1図は総体斜視図、第2
図は一部切欠した側面図、第3図は分解斜視図、第4図
は縁部と前面枠との係着状態を示す拡大縦断斜視図、第
5図は縁部の他の実施例を示す拡大縦断斜視図、第6図
は第4図に対応する他の実施例を示す拡大縦断側面図で
ある。 図中、(1)は枠部材、(2)は天板、(3)は側板、
(4),(51)は係止片、(5)は縁部、(12)は背面
板、(18)は底枠、(25)は前面枠、(26),(52)は
係着溝、(26)a,(52)aは爪、(32)は棚部材、(4
1)はレール片、(45)は抽斗である。
図は一部切欠した側面図、第3図は分解斜視図、第4図
は縁部と前面枠との係着状態を示す拡大縦断斜視図、第
5図は縁部の他の実施例を示す拡大縦断斜視図、第6図
は第4図に対応する他の実施例を示す拡大縦断側面図で
ある。 図中、(1)は枠部材、(2)は天板、(3)は側板、
(4),(51)は係止片、(5)は縁部、(12)は背面
板、(18)は底枠、(25)は前面枠、(26),(52)は
係着溝、(26)a,(52)aは爪、(32)は棚部材、(4
1)はレール片、(45)は抽斗である。
Claims (2)
- 【請求項1】天板と左右側板を連設すると共に、その各
前縁に、内向きに屈曲し、かつ、前方に突出する係止片
を有した縁部を夫々設けた枠部材の後面に、背面板を設
けた金属板から成る筐体と、前記筐体の下面を取り付け
るように、ロ字状に形成され、かつ、前部に、門形の前
面枠を一体に立設し、その後面に前記係止片と係止する
係着溝を設けた合成樹脂から成る底枠とから構成され、
前記底枠の左右側片の上面に枠部材を止着すると共に、
係着溝に係止片を係止することにより筐体の前面を前面
枠に係着し、かつ、前記筐体の左右側板の内面に、前後
方向に延びて高さ方向に複数のレール片を隔設した棚部
材を夫々装着して、左右で対向するレール片間に抽斗を
引き出し可能に渡架したことを特徴とする事務用キャビ
ネット。 - 【請求項2】係止片を、V字状に屈曲して形成し、か
つ、係着溝を、係止片を負荷状態に圧入可能に形成する
と共に、その端縁と係止する爪を有して成る請求項1記
載の事務用キャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1131431A JPH07110251B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 事務用キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1131431A JPH07110251B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 事務用キャビネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02309911A JPH02309911A (ja) | 1990-12-25 |
JPH07110251B2 true JPH07110251B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=15057800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1131431A Expired - Lifetime JPH07110251B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 事務用キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07110251B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4511692B2 (ja) * | 2000-07-07 | 2010-07-28 | ナカバヤシ株式会社 | 引出しのスライド構造 |
JP4771360B2 (ja) * | 2005-03-28 | 2011-09-14 | コクヨ株式会社 | 組立式収納装置及び引出し付整理ユニット |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP1131431A patent/JPH07110251B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02309911A (ja) | 1990-12-25 |
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