JPH0710997B2 - 脂肪酸エステル含有低公害粉末洗剤組成物 - Google Patents

脂肪酸エステル含有低公害粉末洗剤組成物

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JPH0710997B2
JPH0710997B2 JP3360073A JP36007391A JPH0710997B2 JP H0710997 B2 JPH0710997 B2 JP H0710997B2 JP 3360073 A JP3360073 A JP 3360073A JP 36007391 A JP36007391 A JP 36007391A JP H0710997 B2 JPH0710997 B2 JP H0710997B2
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    • C11D1/66—Non-ionic compounds
    • C11D1/74—Carboxylates or sulfonates esters of polyoxyalkylene glycols

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類等を洗濯する際に
使用される既存の粉末合成洗剤から発生する各種公害要
因を防ぐことができると共に、既存の粉末合成洗剤が有
する便利な使用性をそのまま残した低公害粉末洗剤組成
物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】日増しに深刻となってくる環境公害の中
で、最近家庭下水が水質におよぼす影響が社会問題化し
ている。
【０００３】衣類などの洗濯に用いられる各種合成洗剤
の環境に及ぼす影響を分析した結果、（１）低い生分解
度によって河川のＢＯＤ（生物学的酸素要求量）の増加
を来たすこと、（２）低い濃度でも多量の気泡が発生し
て河川の表面に泡を発生させ、日光を遮断し大気中の酸
素が水中に溶け込むのを妨げ、水中の溶存酸素を減少さ
せることによって水が容易に腐敗すること、（３）毒性
が強いため環境の根幹となる生態系（水中生物）に影響
を与えて、自然破壊を招くこと、が分析された。
【０００４】かかる水質汚染は、人口の増加に伴う家庭
下水量の増加に従いだんだん悪化している。
【０００５】このような問題の解決のための方法として
は、高い生分解度、低い気泡性および低毒性の石鹸のよ
うな天然洗剤を使用するのが好ましいが、天然洗剤は合
成洗剤に比べて洗滌力が落ち、使用が不便なため合成洗
剤に慣れている消費者達に満足感を与えることができな
い。そこで、低公害粉末洗剤開発に対する要求が増加し
ている。
【０００６】このような目的の低公害粉末洗剤を作るた
め、石鹸に粉末化剤を加えて粉末化するか、非イオン界
面活性剤である脂肪酸ジエタノールアミドとソーダ灰な
どの粉末化剤を組み合わせ、分解性の良い粉末洗剤を作
る技術が知られているが、洗滌力を石鹸の洗滌力に主に
依存するため、洗滌力が落ちて水垢を形成するなどの欠
点がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明者達は、このよ
うな公害の要因、すなわち、水質汚染問題を予防するこ
とができ、既存粉末合成洗剤と同等以上の洗滌力を有
し、かつ使用にも便利な低公害粉末洗剤を開発すること
につき鋭意研究を重ねた結果、脂肪酸エステル、石鹸、
脂肪酸アミド、ソーダ灰などを所定の割合で配合し、こ
れに無機助剤を加えた洗剤組成物が前記目的を達成する
ことを見い出し、これをもとに本発明を完成した。
【０００８】すなわち本発明は、既存の粉末合成洗剤の
有する各種公害要因を防止しながらも、既存の粉末合成
洗剤の有する便利な使用性をそのまま残した低公害粉末
洗剤組成物を提供すること、さらに詳しくは、（イ）一
般式ＲＣＯＯ［ＣＨ2 ＣＨ2 Ｏ］n Ｈで示されるポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、（ロ）炭素数１２〜２０
の脂肪酸残基を有する石鹸（脂肪酸ナトリウムまたは脂
肪酸カリウム）、（ハ）一般式ＲＣＯＮＨＣＨ2 ＣＨ2
ＯＨで示される脂肪酸モノエタノールアミド、一般式Ｒ
ＣＯＮ［ＣＨ2 ＣＨ2 ＯＨ］2 で示される脂肪酸ジエタ
ノールアミドまたはこれらの混合物、（ニ）粉末化充填
剤として炭酸ナトリウム、を必須成分として含む低公害
粉末洗剤組成物を提供することを目的とするものであ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような欠
点を解決するために研究を重ねた結果、河川でも短時間
以内に分解し、分解前にも生態系への影響を大きく軽減
させるだけでなく、粉末形に形成するにも便利で粉末の
安定性を維持する粉末洗剤組成物を作り出すことになっ
たもので、本発明の低公害粉末洗剤組成物は、洗滌能力
が大きい非イオン性界面活性剤である脂肪酸エステルを
主成分として、脂肪酸モノエタノールアミドまたは脂肪
酸ジエタノールアミドと石鹸とを適切に配合し、炭酸ナ
トリウムを粉末化充填剤として含む粉末洗剤組成物であ
る。
【００１０】ここで特に、脂肪酸エステルは、一般式Ｒ
ＣＯＯ［ＣＨ2 ＣＨ2 Ｏ］n Ｈで示されるポリオキシエ
チレン脂肪酸エステルとして、エチレンオキサイドの重
合度が 5.0〜25.0モル、さらに好ましくは 7.0〜15.0モ
ルである前記エステルが使用される場合に、最もすぐれ
た洗剤組成物ができるという事実を見い出した。
【００１１】以下本発明における各成分を詳細に説明す
ると、次のとおりである。
【００１２】本発明において、脂肪酸エステル成分とし
て使用される一般式ＲＣＯＯ［ＣＨ2 ＣＨ2 Ｏ］n Ｈの
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル中、特に炭素数１４
〜１８の脂肪酸残基を有し、タイター（タイター：脂肪
酸の固体化する温度）が２０〜４０℃である混合脂肪酸
は、ラウリン酸、ミリスチン酸などの精製脂肪酸に比べ
て経済的な面ではるかにすぐれている。
【００１３】このポリオキシエチレン脂肪酸エステル
は、炭素数１２〜２０の天然油脂を高圧分解装置および
蒸溜装置で脂肪酸化した後、アルカリ触媒下でエチレン
オキサイドでエステル化することにより得られる。この
ときエチレンオキサイドの量を調節することにより、エ
チレンオキサイドの重合度を 5.0〜25.0モルになるよう
にする。
【００１４】本発明組成物において、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステルの含有量は、 0.1〜２０重量％、好ま
しくは１０〜２０重量％の範囲である。この含有量が
0.1重量％未満である場合は脂肪質汚染の除去効果が十
分でないし、２０重量％を超過する場合には最終製品の
粉末がよく固まるなどいわゆるケーキング現象が現れて
良くない。
【００１５】本発明において、石鹸は通常の純石鹸を意
味しており、炭素数１２〜２０の脂肪酸残基を有するナ
トリウムまたはカリウム塩として、その中でも炭素数１
４〜１８の脂肪酸残基を有するものが良い。粉末洗剤の
製造工程上、石鹸は固形のものより液状のものを使用す
るのが作業上容易であり、溶解と分散が早く進むので好
ましい。液状石鹸としては、ポリエチレングリコールを
添加した脂肪酸カリウム石鹸で３５％程度までの高い濃
度に液状化した石鹸を使用した。
【００１６】本発明組成物において、石鹸の含有量は乾
重量として 0.1〜６重量％、好ましくは２〜５重量％の
範囲である。石鹸の含有量が 0.1重量％未満の場合、繊
維と汚染間の表面電気による反撥力を利用した固形無機
汚染の除去効果が十分でないし、一方前記含有量が６重
量％を超過する場合は、スラリーの粘度が急上昇し粉末
洗剤製造工程上粉末の乾燥が困難になってよくない。
【００１７】脂肪酸アミドは、次の一般式ＲＣＯＮＨＣ
Ｈ2 ＣＨ2 ＯＨで示す椰子脂肪酸モノエタノールアミ
ド、ＲＣＯＮ［ＣＨ2ＣＨ2 ＯＨ］2 で示す椰子脂肪酸
ジエタノールアミドまたはこれらの混合物中いずれを使
用してもよいが、好ましくは椰子脂肪酸モノエタノール
アミドが、融点が高く粉末化が容易であるため一層望ま
しい。
【００１８】この脂肪酸アミドは、椰子脂肪酸などの高
級脂肪酸をモノエタノールアミンまたはジエタノールア
ミンと１：１縮合反応させて得られる。
【００１９】本発明組成物において、脂肪酸アミドの含
有量は 0.1〜１０重量％、好ましくは３〜７重量％の範
囲内である。この含有量が 0.1重量％未満の場合は石灰
石鹸分散力を期待することができないが、上記の石鹸か
ら石灰石鹸沈殿物が生成され、硬水では洗滌力が低下し
洗滌時間が長くかかり、沈殿物の付着で洗濯衣類が変色
するおそれがあって望ましくない。一方１０重量％を超
過する場合は、それ以上の量を投与しても石灰石鹸分散
力は別に上昇しない。また最終製品の粉末がべたつくの
で望ましくない。
【００２０】炭酸ナトリウムとしては、見掛比重 1.0未
満の軽灰と見掛比重 1.0以上の重灰があるが、通常洗滌
剤組成物に慣用されている軽灰がよく、その含有量に対
しては特別な制限はないものの、少なくとも２０重量％
以上とし、通常は５０重量％前後とすることが多い。
【００２１】本発明の低公害粉末洗剤組成物は、前記必
須成分以外にも必要に応じ通常の洗滌剤に慣用される各
種の調剤、例えば硫酸ナトリウム、珪酸ナトリウムなど
の無機調剤、アクリルポリマー、ゼオライトなどの硬水
軟化剤、蛍光増白剤、酵素、香料などを配合することが
できる。しかし、本発明の目的である低公害性を考慮す
ると、通常の合成洗剤として使用している各種の界面活
性剤すなわちアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、
アルキル硫酸ナトリウム、アルファオレフィンスルホン
酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸ナトリウムなどの陰イオン界面活性剤、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
フェノールなどの非イオン界面活性剤、第４級アンモニ
ウム塩等の陽イオン界面活性剤は、その魚毒性により水
中生物に悪影響をもたらすので、可能な限り配合しない
方がよい。
【００２２】
【作用】本発明の粉末洗剤組成物においては、特定の配
合処方を採用したため、既存粉末合成洗剤と同等以上の
洗滌力を確保しながらも、公害の要因が解消される。
【００２３】
【実施例】下記実施例に従って本発明を詳細に説明する
が、本実施例により本発明が制限されることはない。
【００２４】実施例１〜５ 本実施例に用いた洗剤の配合処方は次の通りである。な
お、炭酸ナトリウムとしてはいずれも軽灰を用いた。
【００２５】実施例１（処方１） ・ポリオキシエチレン脂肪酸エステル １５重量％ （エチレンオキサイド重合度： 5.0〜25.0モル） ・石鹸（脂肪酸炭素数：１４〜１８） ３重量％ ・椰子脂肪酸モノエタノールアミド ５重量％ ・炭酸ナトリウム ５０重量％ ・硫酸ナトリウム １２重量％ ・珪酸ナトリウム ５重量％ ・硬水軟化剤 １０重量％ ・蛍光増白剤 少量 ・香料 少量 ・酵素 少量
【００２６】実施例２（処方２） ・ポリオキシエチレン脂肪酸エステル １５重量％ （エチレンオキサイド重合度： 7.0〜15.0モル） ・石鹸（脂肪酸炭素数：１４〜１８） ５重量％ ・椰子脂肪酸モノエタノールアミド ５重量％ ・炭酸ナトリウム ５０重量％ ・硫酸ナトリウム １０重量％ ・珪酸ナトリウム ５重量％ ・硬水軟化剤 １０重量％ ・蛍光増白剤 少量 ・香料 少量 ・酵素 少量
【００２７】実施例３（処方３） ・ポリオキシエチレン脂肪酸エステル １８重量％ （エチレンオキサイド重合度： 7.0〜15.0モル） ・石鹸（脂肪酸炭素数：１４〜１８） ４重量％ ・椰子脂肪酸モノエタノールアミド ５重量％ ・炭酸ナトリウム ５０重量％ ・硫酸ナトリウム ８重量％ ・珪酸ナトリウム ５重量％ ・硬水軟化剤 １０重量％ ・蛍光増白剤 少量 ・香料 少量 ・酵素 少量
【００２８】実施例４（処方４） ・ポリオキシエチレン脂肪酸エステル ２０重量％ （エチレンオキサイド重合度： 7.0〜15.0モル） ・石鹸（脂肪酸炭素数：１４〜１８） ３重量％ ・椰子脂肪酸モノエタノールアミドと椰子脂肪酸モノエタ ノールアミドとの９：１混合物 ５重量％ ・炭酸ナトリウム ５０重量％ ・硫酸ナトリウム ７重量％ ・珪酸ナトリウム ５重量％ ・硬水軟化剤 １０重量％ ・蛍光増白剤 少量 ・香料 少量 ・酵素 少量
【００２９】実施例５（処方５） ・ポリオキシエチレン脂肪酸エステル １５重量％ （エチレンオキサイド重合度： 7.0〜15.0モル） ・石鹸（脂肪酸炭素数：１２〜２０） ３重量％ ・椰子脂肪酸モノエタノールアミド ５重量％ ・炭酸ナトリウム ５０重量％ ・硫酸ナトリウム １２重量％ ・珪酸ナトリウム ５重量％ ・硬水軟化剤 １０重量％ ・蛍光増白剤 少量 ・香料 少量 ・酵素 少量
【００３０】このような方法で製造した本発明低公害粉
末洗剤の効果、すなわち生分解度、気泡力、生態系への
影響および洗滌力を、既存粉末洗剤と共に下記のように
比較測定した。
【００３１】１）生分解度 韓国工業規格ＫＳＭ２７１４によって、活性汚泥を分解
生物源として洗剤と共に振動培養して生分解度を実験し
た。その結果を表１に示す。
【００３２】 表１ 生分解度結果 生分解度（％） 洗剤種類 ７、８日間 生分解度 １日間 生分解度 処方１の洗剤 ９９ ９８ 既存ＬＡＳ系 ９７〜９８ ６５〜８８
【００３３】表１のように、７〜８日間の生分解度の場
合は本発明洗剤組成物と既存ＬＡＳ系活性洗剤の生分解
度との間にはほぼ差はなかったが、１日間の短期生分解
度の場合は、本発明洗剤が９８％で、既存ＬＡＳ系合成
洗剤の生分解度６５〜８８％より優れていた。
【００３４】２）気泡力 韓国工業規格ＫＳＭ２７０９気泡と泡の安定度実験方法
によって、通常洗剤の標準使用量である 0.1％水溶液を
製造し、５０mlの試料水溶液に２００mlの試料水溶液を
９０cmの高さから３０秒間落下させて発生した泡の量を
測定した。その結果を表２に示す。
【００３５】 表２ 気泡力結果 洗剤種類 処方２ ＬＡＳ ＬＡＳ ＬＡＳ 高級アル ＡＯＳ アルファ脂 洗濯石 の洗剤 系 系 系 コ-ル 系 系 肪酸系 鹸 気泡力 ２０ １７０ １５５ １７５ １００ １４０ １５０ １８０ (m/m)
【００３６】表２のように、既存合成洗剤の気泡力が１
００〜１８０であるのに対し、本発明洗剤組成物の気泡
力は２０で、極めて低い気泡力を示している。
【００３７】３）生態系の影響 ａ）金魚を使用した生態系実験 生態系実験はまだ国際的に規格されていないため、１２
００匹の金魚を対象にして、洗濯石鹸を含んだ既存洗剤
品と本発明組成物とを１００ppm 、２００ppmおよび３
００ppm 濃度で便宜上下記の手順により実施した。
【００３８】ｉ）３リットル容量の水槽に水２リットル
を加える。 ii）洗剤別に各濃度に該当する重量を 0.1mgまで正確に
測って水槽に加える。 iii）連結撹拌機を使用して各々の洗剤水溶液を均一に
撹拌する。 iv）大きさの似ている金魚（各々の金魚の重さ約２５
ｇ）を水槽当たり３匹ずつ入れる。 ｖ）空気を吹き込む。 vi）１０分間隔で金魚の状態を観察し、３匹の死亡時間
を平均して平均生存時間を求める。 結果を表３に示す。
【００３９】表３ 洗濯別洗剤濃度による金魚の平均生存時間 平均生存時間 洗剤濃度(ppm) 処方３ ＬＡＳ ＬＡＳ ＡＯＳ 高級アル アルファ脂 洗濯石 ×実験時間(hr) の洗剤 系 系 系 コ-ル 系 肪酸系 鹸 100×48 生存 2h13m 2h20m 2h30m 5h13m 1h43m 生存 200×24 生存 1h30m 1h23m 2h33m 1h53m 1h20m 20h03m 300×24 21h 1h23m 1h23m 1h56m 1h30m 1h10m 3h47m （注）h は時間、m は分。
【００４０】ｂ）めだかを使用した魚毒性のＴＬｍ（水
中生物の過半数以上が死亡する化学物質の濃度）値の比
較試験。
【００４１】実際河川に棲む魚類中大きさの小さい類に
属するめだかを使用して、ＫＳＭ０１１１−８６，ＫＳ
Ｍ２７０９−８５の方法により、めだかの洗剤別魚毒性
ＴＬｍ値（２４時間後）を求めた。その結果を表４に示
す。
【００４２】表４ めだかを使用した魚毒性のＴＬｍ値 洗剤種類 処方３の洗剤 アルファ脂肪酸系 洗濯石鹸 高級アルコ-ル 系 AOS 系 ＴＬｍ(ppm) １５５ １７ １５５ ２６ １７ （注）２４時間後のＴＬｍ値。
【００４３】上記表３および表４から、本発明洗剤が既
存粉末合成洗剤と比べて生態系の安定性の面で極めて優
れていることが認められた。
【００４４】４）洗滌力 洗滌力試験は、ＫＳＭ２７１５洗滌力評価方法によっ
て、テルグーオートメータ(Terg-O-Tometer)を使用して
0.1％水溶液で実施した。その結果を表５に示す。
【００４５】表５ 軟水および硬水における洗剤別相対的洗滌力結果 洗剤種類 処方１ アルファ脂 高級アル ＬＡＳ ＬＡＳ ＬＡＳ ＬＡＳ ＬＡＳ の洗剤 肪酸系 コ-ル 系 系 系 系 系 系 a)軟水 96 100 94 96 87 81 82 75 b)硬水 100 89 83 87 75 74 76 72
【００４６】
【００４７】（注） a) 温度：２０℃、速度：１２０rp
m 、試験布：ＥＭＰＡ１１６、 濃度： 0.1％水溶液、時間：３０分、洗濯水：軟水 b) 温度：２０℃、速度：１２０rpm 、試験布：ＥＭＰ
Ａ１１１、 濃度： 0.1％水溶液、時間：１０分、洗濯水：硬水（７
０ppm)
【００４８】表５のように、本発明洗剤の洗滌力は、軟
水の場合、既存粉末合成洗剤中の洗滌力の優れた製品と
ほぼ似た洗滌力を確認することができ、硬水の場合は、
既存粉末合成洗剤より優れた洗滌力を確認した。
【００４９】
【発明の効果】本発明の低公害粉末洗剤組成物は、既存
の粉末合成洗剤と同等以上の洗滌力を有する上、高い生
分解度、低い気泡性および低毒性を有するという優れた
効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 3:10）

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】エチレンオキサイド重合度が５〜２５モル
    であるポリオキシエチレン脂肪酸エステル、炭素数１２
    〜２０の脂肪酸残基を有する通常の石鹸、および、椰子
    脂肪酸モノエタノールアミド、椰子脂肪酸ジエタノール
    アミドまたはこれら椰子脂肪酸エタノールアミド混合物
    に、さらに粉末化充填剤として炭酸ナトリウムが添加さ
    れた脂肪酸エステル含有低公害粉末洗剤組成物。
  2. 【請求項２】エチレンオキサイド重合度が５〜２５モル
    であるポリオキシエチレン脂肪酸エステルの含有量が
    0.1〜２０重量％である請求項１記載の脂肪酸エステル
    含有低公害粉末洗剤組成物。
  3. 【請求項３】炭素数１２〜２０の脂肪酸残基を有する通
    常の石鹸の含有量が 0.1〜６重量％である請求項１記載
    の脂肪酸エステル含有低公害粉末洗剤組成物。
  4. 【請求項４】椰子脂肪酸モノエタノールアミド、椰子脂
    肪酸ジエタノールアミドまたはこれら混合物の含有量が
    0.1〜１０重量％である請求項１記載の脂肪酸エステル
    含有低公害粉末洗剤組成物。
  5. 【請求項５】粉末化充填剤が見掛比重 1.0以下の炭酸ナ
    トリウムであり、かつその炭酸ナトリウムの含有量が２
    ０重量％以上である請求項１記載の脂肪酸エステル含有
    低公害粉末洗剤組成物。
JP3360073A 1991-07-01 1991-12-27 脂肪酸エステル含有低公害粉末洗剤組成物 Expired - Lifetime JPH0710997B2 (ja)

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