JPH07109628B2 - 図形情報の表示処理方法 - Google Patents

図形情報の表示処理方法

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JPH07109628B2
JPH07109628B2 JP61170576A JP17057686A JPH07109628B2 JP H07109628 B2 JPH07109628 B2 JP H07109628B2 JP 61170576 A JP61170576 A JP 61170576A JP 17057686 A JP17057686 A JP 17057686A JP H07109628 B2 JPH07109628 B2 JP H07109628B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、幾何学図形情報によつて指定された図形の
塗りつぶし画像を生成して表示する図形情報の表示処理
方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、ビデオテツクスサービスなどの分野では、直線,
円弧,多角形などの幾何学図形情報を送受し、このと
き、塗りつぶしが命令されていれば、当該図形情報の図
形の塗りつぶし画像を受信装置側で生成して表示するこ
とが行なわれている。
なお、順次に入力された複数の幾何学図形情報の図形の
塗りつぶし画像を生成して表示する際は、画像の重複部
分が、最新の幾何学図形情報の図形を優先して塗りつぶ
される。
ところで、たとえば多角形の幾何学図形情報は、多角形
の各頂点の情報からなり、当該幾何学図形情報にもとづ
く図形の塗りつぶし画像を生成する際には、その図形の
表示領域における塗りつぶし範囲を検出するため、当該
図形の内部の閉領域を検出する必要がある。
そして、前記閉領域を検出する方法としては、つぎに説
明する2つの方法が知られている。
第1の方法は、入力された幾何学図形情報から当該図形
情報の図形の輪郭情報を生成するとともに、該輪郭情報
にもとづき、図形の形状を、塗りつぶし処理の種類,塗
りつぶしの方向を含めて、全て表示用のラスタメモリと
別個の作業用のメモリに展開し、該メモリに展開された
図形の形状を参照して検出する方法。
第2の方法は、第1の方法のように作業用のメモリを使
用せず、入力された幾何学図形情報から生成した前記輪
郭情報と塗りつぶしのための走査とにもとづき、前記輪
郭情報が指定する輪郭線と前記走査の各交点を算出する
とともに、算出した各交点の情報から検出する方法。
ところで、第1の方法の場合、図形の形状を全て展開す
るには、作業用のメモリに非常に容量の大きなメモリを
用いる必要がある。
一方、第2の方法の場合、各交点などを算出するための
演算プログラムが非常に複雑になり、処理時間が著しく
長くなつて実用的でない。
したがつて、この種図形情報の表示処理方法において
は、通常、第1の方法が用いられるが、この場合は前述
したように作業用のメモリの容量が著しく大きくなる。
そこで、特開昭59−197956号公報には、作業用のメモリ
として、図形の表示領域と対応するメモリ領域のフラグ
メモリを用いるとともに、該フラグメモリに、幾何学図
形情報によつて指定された図形を表示する際の表示領域
の各画素の塗りつぶしの可否を示すフラグとして、図形
の輪郭を示す同一直線の論理画素かどうかを示す第1の
識別情報と、1個の論理画素内に含まれる直線の数が偶
数か奇数かを示す第2の識別情報と、特異点であること
を示す第3の識別情報とを有するフラグを展開し、さら
に、フラグメモリのフラグを参照して前記ラスタメモリ
に塗りつぶし画像を描画し、前記指定された図形の塗り
つぶし画像を表示することが記載され、この場合、フラ
グメモリに、指定された図形の形状を全て展開して記憶
する必要がないため、フラグメモリの容量は前記第1の
方法の作業用メモリの容量より少なくなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前記公報に記載された手法では、フラグメモ
リに、少なくとも第2,第3の識別情報を有するフラグを
展開する必要があり、この場合フラグメモリの画素当り
の情報が少なくとも2種類になり、画素当りのビツト数
が複数ビツトになるため、フラグメモリの容量は、実際
には、かなり大きなものになり、また、塗りつぶし画像
をラスタメモリに描画するための処理時間も、比較的長
くなり、少ないメモリ容量で迅速に、幾何学図形情報に
よつて指定された塗りつぶし画像を表示できない問題点
がある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、前記の点に留意してなされたものであり、
幾何学図形情報によつて指定された図形の表示領域と対
応するメモリ領域を有するフラグメモリに、前記図形を
表示する際の前記表示領域の各画素の塗りつぶしの可否
を示すフラグを生成して展開するとともに、前記フラグ
メモリを走査して得た前記フラグの情報にもとづき、前
記表示領域と対応するメモリ領域を有するラスタメモリ
に、前記図形の塗りつぶし画像を描画し、前記ラスタメ
モリに接続された表示部の表示画面に、前記図形の塗り
つぶし画像を表示する図形情報の表示処理方法におい
て、入力された幾何学図形情報にもとづき、該図形情報
によつて指定された図形の輪郭情報を生成するととも
に、前記輪郭情報と予め設定されたフラグ生成条件とに
もとづき、前記フラグメモリに、走査方向の塗りつぶし
の始点,終点識別用の画素当り1ビツトのフラグを生成
して展開するようにしたことを特徴とする図形情報の表
示処理方法である。
〔作用〕
そして、各輪郭線の始点,終点を考慮した具体的なフラ
グ生成条件にもとづき、フラグメモリに、このメモリの
走査方向の奇数番目,偶数番目のビツト反転した画素を
塗りつぶしの始点,終点として画素当り1ビツトのフラ
グが生成して展開させるとともに、フラグメモリを走査
してラスタメモリに幾何学図形情報によつて指定された
図形の塗りつぶし画像が描画されるため、1画素当り1
ビツトで塗りつぶしの情報が形成されてフラグメモリの
容量が大幅に削減されるとともに、各輪郭線の始点,終
点を含めた具体的な塗りつぶしの条件が画素当り1ビツ
トにフラグ化され、しかも、フラグメモリの走査方向の
ビツト反転したフラグ毎に塗りつぶしの始点,終点に変
えて塗りつぶしを実行すればよいため、描画して表示す
るまでの時間を短縮して高速処理で塗りつぶし画像を生
成され、メモリ容量の少ない構成で迅速に指定された図
形の塗りつぶし画像が正確に形成して表示される。
〔実施例〕
つぎに、この発明を、その1実施例を示した第1図ない
し第7図の図面とともに詳細に説明する。
第1図はビデオテツクスサービスの受信端末側の表示装
置に適用した場合の構成を示し、同図において、(1)
はセンタ装置から送信された幾何学図形情報などを取込
む通信インタフエース、(2)はインタフエース(1)
に接続された処理装置であり、マイクロコンピユータな
どからなり、インタフエース(1)に取込まれた情報に
もとづき、図形の塗りつぶし画像などの種々の画像の表
示処理を実行する。
(3)は処理装置(2)に接続されたデータバツフアで
あり、インタフエース(1)に取込まれた幾何学図形情
報を一時記憶する。
(4)は処理装置(2)に接続されたフラグメモリであ
り、幾何学図形情報によつて指定された図形を表示する
際の表示領域に対応する1画素当り1ビツトのメモリ領
域を有し、処理装置(2)によつて生成された後述の始
点,終点識別用のフラグが展開される。
(5)は処理装置(2)に接続された表示用のラスタメ
モリであり、前記指定された図形の塗りつぶし画像など
を表示する際の表示領域に対応する1画素当りNビツト
のメモリ領域を有し、処理装置(2)の描画処理にもと
づき、前記塗りつぶし画像などが描画される。
(6)はメモリ(5)に接続された表示制御回路であ
り、メモリ(5)を走査して、メモリ(5)に描画され
た画像のデータを取込むとともに、当該データを表示用
のビデオ信号に変換して出力する。
(7)は制御回路(6)に接続されたモニタテレビであ
り、制御回路(6)とともに表示部を形成し、前記表示
用のビデオ信号にもとづき、メモリ(5)に描画された
画像を、表示画面に表示する。
なお、表示領域が縦方向にX画素,横方向にY画素を有
する場合、1画素当り1ビツトのフラグが展開されるメ
モリ(4)は、第2図(a)に示すように縦,横X,Yビ
ツトかつ深さ1ビツトの容量を有する。
また、メモリ(5)は、画像の表示色,階調などを画素
毎に記憶するため、表示領域が縦方向にX画素,横方向
にY画素を有する場合、第2図(b)に示すように縦,
横X,Yビツトかつ深さNビツトの容量を有し、このとき2
N種類の表示色あるいは階調で画像が描画される。
ところで、ビデオテツクスサービスでは、図形の表現言
語として、PDI(Picture Discription Instruction)と
呼ばれる言語が用いられ、該言語は、図形を、点,線,
弧,四角形,多角形などの幾何学図形の組合せで表現す
る言語であり、図形を表現するための幾何学図形情報の
他に、文字と図形の切換え,表示の消去などを命令する
ための共通制御命令および、表示色,線種,塗りつぶし
などを命令するための共通制御指令を有する。
そして、センタ装置がらインタフエース(1)に入力さ
れた幾何学図形情報などは、データバツフア(3)に一
時記憶された後、処理装置(2)に取込まれて処理さ
れ、このとき入力された幾何学図形情報の図形に対し
て、塗りつぶしが命令されていれば、処理装置(2)
は、後述するフラグ生成処理にもとづいてメモリ(4)
に、表示領域の各画素の塗りつぶしの可否を示す後述の
1画素当り1ビツトのフラグを生成して展開するととも
に、フラグ生成処理後に、メモリ(4)を走査してメモ
リ(5)に、幾何学図形情報によつて指定された図形の
塗りつぶし画像を描画する。
つぎに、幾何学図形情報によつて指定された図形の塗り
つぶし画像の表示処理を、指定された図形が多角形の場
合を例にして説明する。
まず、処理装置(2)は、フラグ生成処理を実行し、バ
ツフア(3)から取込んだ幾何学図形情報にもとづき、
当該図形情報によつて指定された図形の輪郭情報を生成
する。
すなわち、多角形の場合は、幾何学図形情報が各頂点の
位置情報からなるため、各頂点の位置情報にもとづき、
処理装置(2)は、多角形の各頂点を結んで得られる複
数の輪郭線の情報を、輪郭情報として算出生成する。
ところで、PDIの言語で表現される多角形の各頂点の位
置は、必らずしも表示領域の2次元平面内にあるとは限
らず、表示領域の平面外になることもある。
そこで、処理装置(2)は、輪郭情報を算出するための
2次元のデータ計算領域として、第3図の1点鎖線で囲
まれた領域に示すように、メモリ(4)で等価的に示さ
れた表示領域の2次元平面より広い領域が設定され、デ
ータ計算領域において、指定された図形の輪郭情報を算
出生成する。
いま、表示領域の前述のX,Yが26,30それぞれに設定され
このとき指定された図形が、第4図の実像に示す多角
形,すなわち表示領域の平面から一部はみ出した多角形
の場合、処理装置(2)は指定された図形の輪郭情報と
して、図中の「1」で示す輪郭情報を算出生成する。
なお、第4図の〔1〕,〔2〕,〔3〕,……,〔2
4〕,〔25〕,〔26〕はメモリ(4)の縦方向の画素番
号を示し、〔1〕,〔2〕,〔3〕,……,〔28〕,
〔29〕,〔30〕はメモリ(4)の横方向の画素番号を示
す。
また、第4図の(P1),(P2),(P3),…,
(P10),(P11),(P12)は各頂点の位置を示し、と
くに頂点P1は最初の輪郭線の始点かつ最後の輪郭線の終
点になり、頂点P1からP2,P3,……,P12の順に各頂点が与
えられ、P1,P2を結ぶ輪郭線,P2,P3を結ぶ輪郭線,…,P
12,P1を結ぶ輪郭線の情報が輪郭情報として順次に算出
生成される。
さらに、第4図の矢印線で示される走査の方向は、メモ
リ(5)に描画する際のメモリ(4)の走査方向を示
す。
つぎに、処理部(2)は、算出生成した輪郭情報と後述
するフラグ生成条件とにもとづき、メモリ(4)に各画
素に塗りつぶしの可否を示すフラグを生成する。
ところで、たとえば第5図(a)の閉曲線の図形の内部
を塗りつぶす場合、同図(a)の矢印線と図形との交点
a,b,c,d,e,fの数は、後述の特異な場合を除き、常に偶
数個になる。
そして、各交点a,b,…,e,fの位置にのみ「1」のフラグ
を立てた後、矢印線に沿つて走査し、「1」のフラグに
到達する毎に塗りつぶしの始点,終点,始点,終点,…
とみなして塗りつぶしを行なえば、第5図(a)の図形
を塗りつぶすことができる。
しかし、第5図(b)の閉曲線の図形の内部を塗りつぶ
す場合は、同図(b)の矢印線と図形との交点a′,
b′,c′,e′のうち、交点e′が特異な点、すなわち矢
印線と交わらずに接する点になるため、第5図(a)の
場合と同様にフラグを立てても、塗りつぶしを行なうこ
とはできなくなる。
そして、第5図(a),(b)の矢印線を、メモリ
(5)に塗りつぶし画像を描画する際のメモリ(4)の
走査方向を示す線とすれば、基本的には、同図(a)で
説明したように交点a,b,…,e,fの位置に塗りつぶしの始
点,終点を示す1のフラグを立てることにより、塗りつ
ぶし画像の描画が行なえる。
したがつて、この実施例においても、基本的には、第5
図(a)の各交点a,b,…,e,fの位置に対応するメモリ
(4)の走査方向との交点の各画素の位置に1のフラグ
を生成して展開するが、このとき第5図(b)のような
特異な場合、すなわちメモリ(4)の走査方向と輪郭線
の方向とが完全に一致する場合および、メモリ(4)の
走査線上で輪郭線が折り返し変化する場合などにも、画
素当り1ビツトのフラグによつて、塗りつぶし画像の描
画が行なえるようにするため、後述の予め設定されたフ
ラグ生成条件にしたがつて、処理装置(2)はフラグを
生成する。
なお、前記従来の公報の場合は、第5図(b)のような
特異な場合にも塗りつぶし画像の描画が行なえるように
するため、前述の第1ないし第3の識別情報を有するフ
ラグを生成している。
一方、算出生成された輪郭情報にもとづく図形が第4図
のように表示領域の2次元平面からはみ出す場合、はみ
出した部分については、表示領域の外枠端部に投影して
表示領域に反映する必要がある。
そこで、フラグ生成条件として、つぎの(A)〜(E)
の条件が処理装置(2)に予め設定される。
(A) 各輪郭線の頂点以外の各交点の画素について
は、ビツト反転してフラグを生成する。但し、メモリ
(4)の走査方向に連続的にビツト反転してフラグを生
成することになる場合,たとえば輪郭線の方向が走査方
向に一致する場合は、そのうちの1点の画素についての
みビツト反転してフラグを生成し、残りの各点の画素に
ついてはビツト反転を行なわない。
また、頂点と同一走査線上の点に対する画素についても
ビツト反転を行なわない。
(B) 各輪郭線の終点の画素については、ビツト反転
してフラグを生成する。
但し、始点と終点とが同一走査線上にある場合はビツト
反転を行なわない。
(C) 各輪郭線の始点の画素については、その始点か
ら終点方向への輪郭線の走査方向と垂直方向に対する傾
きの符号(極性)が、当該始点を終点とする前の輪郭線
の符号と異符号のときにビツト反転してフラグを生成
し、同符号のときにビツト反転を行なわない。但し、走
査方向に平行な輪郭線の始点の画素については、ビツト
反転を行なわない。
また、前の輪郭線が走査方向に平行であれば、さらに前
の輪郭線の符号と比較し、前記条件にもとづいて、ビツ
ト反転するか否かを決定する。
(D) 最初の輪郭線の始点の画素については、当該輪
郭線と最後の輪郭線とにもとづき、(C)と同様の符号
比較を行なつて、ビツト反転するか否かを決定する。
(E) 表示領域からはみ出した部分の輪郭線の各画素
については、前記(A)〜(D)の条件でビツト反転す
るか否かを決定した後、各画素が位置する走査線上の表
示領域の端部画素のフラグに対して前記決定を実行す
る。
そして、たとえば条件(B),(C)にもとづくフラグ
の生成について、第6図(a)〜(d)で説明すると、
つぎのようになる。
いま、6図(a)〜(d)それぞれにおいて、ln-1,l
n-1′,ln-1″,ln-1をN−番目の輪郭線、ln,ln′,
ln″,lnをN番目の輪郭線,ln+1,ln+1′,ln+1″,ln+1
をN+1番目の輪郭線それぞれとし、かつ矢印を輪郭
線の描画方向とした場合、たとえば同図(a)の点αは
輪郭線ln-1の終点かつ輪郭線lnの始点になる。
そして、点αの画素については、輪郭線ln-1の終点であ
るから、終点の条件(B)にもとづき、ビツト反転して
フラグが生成され、さらに、輪郭線lnが走査方向に平行
であるから、始点の条件(C)にもとづき、ビツト反転
が行なわれないため、結果として印で示すようにビツ
ト反転してフラグが生成される。
一方、第6図(a)の点βは輪郭線lnの終点かつ輪郭線
ln+1の始点になる。
そして、点βの画素については、輪郭線lnが走査方向に
平行で、始点と終点とが同一走査線上にあるから、終点
の条件(B)にもとづき、ビツト反転が行なわれず、さ
らに、輪郭線ln+1の符号と輪郭線ln-1の符号とが同じで
あるから、始点の条件(C)にもとづき、ビツト反転が
行なわれないため、結果として○印で示すようにビツト
反転することなくフラグが生成される。
なお、点αおよび点βに対応する第6図(b)〜(d)
の点α′,α″,αおよび点β′,β″,βについ
ても、同様にしてフラグが生成される。
つぎに、第4図の輪郭情報にもとづくフラグの生成およ
びメモリ(4)への展開を説明する。なお、第4図の輪
郭情報の図形は、前記(A)〜(E)の条件すべてを活
用してフラグを生成する図形である。
まず、処理装置(2)はメモリ(4)の全画素のフラグ
を「0」にイニシヤルリセツトする。
つぎに、処理装置(2)は、最初に算出生成された輪郭
情報,すなわち第4図の点P1,P2を結ぶ輪郭線の情報
と、前述のフラグ生成条件(A)〜(E)にもとづき、
当該輪郭線上の各画素に対してフラグの生成を行なう。
ところで、点P1,P2を結ぶ輪郭線の場合、点P1が最初の
始点になるから、点P1の画素についてはビツト反転を行
なわず、また、点P2を含く数点が走査方向に平行になる
から、点P2の画素のみをビツト反転する。
つぎに、処理装置(2)は、つぎに算出生成された輪郭
情報,すなわち第4図の点P2,P3を結ぶ輪郭線の情報
と、フラグ生成条件とにもとづき、当該輪郭線上の各画
素に対してフラグの生成を行なう。
ところで、点P2,P3を結ぶ輪郭線の場合、全画素の点が
走査方向に平行になるから、始点P2,終点P3の画素につ
いてはビツト反転を行なわない。
ここで、P3からP6の輪郭線の情報でフラグメモリ(4)
の領域外に出ている情報(点線で示すメモリ領域)のフ
ラグ生成のについて説明する。
このフラグ生成は、前述した条件(E)に基づき表示領
域の外枠端部に投影して表示領域に反映させる。第4図
において、フラグメモリ(4)のX方向のラインの6か
ら16までの処理を説明する。
まず、説明の便宜上、フラグメモリ(4)のX方向(第
4図の垂直方向)のラインをそれぞれ1番目のラインを
X1ライン、2番目のラインをX2ラインと言うように呼
び、フラグメモリ(4)のY方向(第4図の水平方向)
のそれぞれラインを1番目のラインをY1ライン、2番目
のラインをY2ラインと呼び、更に、フラグメモリ(4)
領域外のY方向を1番目のラインを−Y1ライン、2番目
のラインを−Y2ラインと言うように呼び、以下にX方向
の6番目のラインから16番目のラインについて順番に説
明をする。
ラインX6: 輪郭線の−Y1と−Y2にフラグがたつが、このフラグは
(A)の条件により連続したビットの1点をとり、−Y1
のフラグを残す。この残されたフラグ「1」を、フラグ
メモリ4のX6のY1にたてる(ビット反転する)。
ラインX7: 輪郭線の−Y2〜−Y4でにフラグがたち、(A)の条件で
連続したビットの1つをとり、更に、(B)の条件で、
頂点−Y4のフラグを残す。この残されたフラグ「1」を
X7のY1にたてる(ビット反転する)。
ラインX8: 輪郭線の−Y4にフラグがたち、(A)の条件で頂点以外
の画素にフラグ「1」をたつので、それをX8のY1にたて
る(ビット反転する)。
ラインX9: 輪郭線の−Y4と−Y5にフラグがたち、(A)の条件で連
続したビットの1つをとり、−Y4を残す。それをX9のY1
にフラグ「1」をたてる(ビット反転する)。
ラインX10: 輪郭線の−Y5にフラグがたち、(A)の条件で頂点以外
の画素にフラグをたつので、そのフラグ「1」をX10のY
1にたてる(ビット反転する)。
ラインX11: 輪郭線の−Y5にフラグがたち、(A)の条件で頂点以外
の画素にフラグをたつので、それをX11のY1にたてる
(ビット反転する)。また、輪郭線は、Y3とY4にもフラ
グをたて、これを(A)の条件で連続したビットの1つ
のY3のフラグ「1」をたてる(ビットは反転する)。
ラインX12: 輪郭線の−Y6にフラグがたち、(A)の条件で頂点以外
の画素にフラグをたてて、X12のY1にフラグをたてる
(ビット反転する)。一方、Y1とY2にも輪郭線のフラグ
がたち、(A)の条件で連続した画素の1つのY1をと
り、Y1のフラグをたてる(ビット反転する)ので、更
に、ビットが反転して、「0」となる。
ラインX13: 輪郭線の−Y6にフラグがたち、(A)の条件で頂点以外
の画素にフラグをたてて、X13のY1にフラグをたてる
(ビット反転する)。一方、−Y1と−Y2にも輪郭線のフ
ラグがたち、(A)の条件で連続した画素の1つの−Y2
をとり、Y1のフラグをたてる(ビット反転する)ので、
更に、ビットが反転して、「0」となる。
ラインX14: 輪郭線の−Y7にフラグがたち、(A)の条件で頂点以外
の画素にフラグをたてて、X14のY1にフラグをたてる
(ビット反転する)。一方、−Y4と−Y3にも輪郭線のフ
ラグがたち、(A)の条件で連続した画素の1つの−Y4
をとり、Y1のフラグをたてる(ビット反転する)ので、
更に、ビットが反転して、「0」となる。
フラグX15: 輪郭線の−Y7にフラグがたち、(A)の条件で頂点以外
の画素にフラグをたてて、X15のY1にフラグをたてる
(ビット反転する)。一方、−Y5と−Y4にも輪郭線のフ
ラグがたち、(A)の条件で連続した画素の1つの−Y5
をとり、Y1のフラグをたてる(ビット反転する)ので、
更に、ビットが反転して、「0」となる。
フラグX16: 輪郭線の−Y7と−Y6とにフラグがたち、(B)の条件に
よりラインX16は、終点処理を行って一度フラグをたて
る(ビット反転する)。更に、Cの条件により、ライン
X16は、始点処理を行って、フラグを反転して、「0」
に戻してY1を「0」にする。尚、ラインX16の−Y6は、
(A)の条件により何もしない。
以上により、はみ出した部分については、第7図に示さ
れるような結果として投影されることになる。
そして、点P3,P4を結ぶ輪郭線,…,点P12,P1を結ぶ輪
郭線それぞれの情報と、フラグ生成条件とにもとづき、
各輪郭線上の各画素について、前述と同様にして、フラ
グの生成を行なうと、最終的には、メモリ(4)に第7
図に示すフラグが生成して展開され、図中の「1」以外
の画素は、イニシヤルリセツト時と同じ「0」が書込ま
れる。
なお、フラグの生成時において、ビツト反転された画素
が再びビツト反転されると、当該画素のフラグは「0」
になる。
そして、第7図からも明らかなように、メモリ(4)に
展開されたフラグは、各走査線において、指定された図
形の輪郭にほぼ沿つた偶数個の画素のフラグが「1」に
なり、このとき、「1」のフラグが書込まれた走査開始
側から数えて奇数番目の画素は、各走査線の塗りつぶし
の始点を示し、偶数番目の画素は、塗りつぶしの終点を
示す。
したがつて、メモリ(4)には、指定された図形に対し
て、塗りつぶしの始点,終点識別用の画素当り1ビツト
のフラグが生成して展開される。
そして、メモリ(4)のフラグの展開が終了すると、処
理装置(2)は、メモリ(4)を走査して得たフラグの
情報にもとづき、メモリ(5)に塗りつぶし画像を指定
し、このとき、メモリ(4)の各走査線の奇数番目の
「1」のフラグの検出によつて塗りつぶしを開始し、偶
数番目の「1」のフラグの検出によつて塗りつぶしを終
了することにより、メモリ(5)には、指定された図形
の表示領域での塗りつぶし画像,すなわち第7図の各走
査線上の「1」のフラグの画素間の各画素を塗りつぶし
た画像が描画される。
さらに、制御回路(6)がメモリ(5)を走査すること
により、テレビ(7)の表示画面に、メモリ(5)に描
画された画像,すなわち指定された図形の塗りつぶし画
像が表示される。
したがつて、前記実施例の場合は、メモリ(4)に画素
当り1ビツトの始点,終点識別用のフラグを生成して展
開することにより、幾何学図形によつて指定された図形
の塗りつぶし画像を表示することができ、この場合メモ
リ(4)の容量が前記公報のフラグメモリより、容量が
大幅に小さくなり、たとえば表示領域の画素数が256×2
56であれば、前記公報のフラグメモリの容量が少なくと
も(256×256)×2ビツトになるのに対して、メモリ
(4)の容量は256×256ビツトで済む。
さらに、メモリ(4)にフラグを生成して展開した後、
走査方向の奇数番目の「1」のフラグで塗りつぶしを開
始し、偶数番目の「1」のフラグで塗りつぶしを終了す
るのみで、メモリ(5)に塗りつぶし画像が描画され
て、テレビ(7)の表示画面に、塗りつぶし画像が表示
されるため、メモリ(5)に描画するための処理時間が
短くなり、塗りつぶし画像の表示が容易かつ迅速に行な
えるとともに、塗りつぶしの誤りなどの発生がほとんど
なく、正確に塗りつぶし画像を生成して表示することが
でき、たとえばハツチングなどの高度な塗りつぶしも容
易に行なうことができる。
なお、表示領域を分割して設定されるメモリ(4)の各
画素は、いわゆる物理画素および、複数個の物理画素を
単位とする論理画素であつてよいのは勿論である。
そして、前記実施例ではビデオテツクスサービスの受信
端末側の表示承知に適用したが、幾何学図形情報にもと
づいて塗りつぶし画像を表示する種々の表示装置の図形
情報の表示処理に適用できるのは勿論である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の図形情報の表示処理方法によ
ると、各輪郭線の始点,終点を考慮した具体的なフラグ
生成条件にもとづき、フラグメモリに、このメモリの走
査方向の奇数番目,偶数番目のビツト反転した画素を塗
りつぶしの始点,終点として画素当り1ビツトのフラグ
が生成して展開されるとともに、フラグメモリを走査し
てラスタメモリに幾何学図形情報によつて指定された図
形の塗りつぶし画像が描画されるため、1画素当り1ビ
ツトで塗りつぶしの情報が形成されてフラグメモリの容
量を大幅に削減することができるとともに、各輪郭線の
始点,終点を含めた具体的な塗りつぶしの条件が画素当
り1ビツトにフラグ化かれ、しかも、フラグメモリの走
査方向のビツト反転したフラグ毎に塗りつぶしの始点,
終点に変えて塗りつぶしを実行すればよいため、描画し
て表示するまでの時間を短縮して高速処理で塗りつぶし
画像を生成することができ、メモリ容量な少ない構成で
迅速に指定された図形の塗りつぶし画像を正確に形成し
て表示することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はこの発明の図形情報の表示処理方
法の1実施例を示し、第1図はブロツク図、第2図
(a),(b)はフラグメモリ,ラスタメモリの容量説
明用のメモリ構成図、第3図は輪郭情報生成用のデータ
計算領域の説明図、第4図は輪郭情報の生成説明図、第
5図(a),(b)および第6図(a)〜(d)はフラ
グの生成説明図、第7図はフラグメモリのメモリマツプ
である。 (2)……処理装置、(4)……フラグメモリ、(5)
……ラスタメモリ、(6)……表示制御回路、(7)…
…モニタテレビ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/38 9471−5G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】幾何学図形情報を記憶したデータバッファ
    からのその出力によって指定された図形の表示領域と対
    応するメモリ領域を有するフラグメモリに、前記図形を
    表示する際の前記表示領域の各画素の塗りつぶしの可否
    を示すフラグを生成して展開し、前記フラグメモリを走
    査して得た前記フラグの情報にもとづき、前記表示領域
    と対応するメモリ領域を有するラスタメモリに前記図形
    の塗りつぶし画像を処理装置によって描画し、前記ラス
    タメモリに接続された表示部の表示画面に、前記図形の
    塗りつぶし画像を表示する図形情報の表示処理方法にお
    いて、 入力された幾何学図形情報にもとづき、該図形情報によ
    って指定された図形の各頂点間の輪郭線の情報を生成
    し、 前記輪郭線の情報と予め設定されたつぎの(A)〜
    (E)のフラグの生成条件 (A)各輪郭線の頂点以外の画素については、ビット反
    転してフラグを生成する。但し、フラグメモリの走査方
    向に連続的にビット反転してフラグを生成することにな
    る場合で、輪郭線の方向が走査方向に一致する場合は、
    そのうちの1点の画素についてのみビット反転してフラ
    グを生成して、残りの各点についてはビット反転を行わ
    ない。 また、頂点と同一走査線上の輪郭線の画素についてはビ
    ット反転しない。 (B)各輪郭線の終点の画素については、ビット反転し
    てフラグを生成する。 但し、始点と終点とが同一走査線上にある場合はビット
    反転しない。 (C)各輪郭線の始点の画素については、その輪郭線の
    フラグメモリの走査方向と垂直方向に対する傾きの符号
    が当該始点を終点とする前の輪郭線の符号と異符号のと
    きにビット反転してフラグを生成し、同符号のときにビ
    ット反転しない。 但し、フラグメモリの走査方向に平行な輪郭線の始点の
    画素についてはビット反転しない。 また、前の輪郭線が走査方向に平行であれば、さらに前
    の輪郭線の符号と比較してビット反転するか否かを決定
    する。 (D)最初の輪郭線の始点の画素については、当該輪郭
    線と最後の輪郭線とにもとづき、(C)と同様の符号比
    較してビット反転するか否かを決定する。 (E)表示領域からはみ出した部分の輪郭線の各画素に
    ついては、前記処理装置によりデータ計算領域で(A)
    〜(D)の条件でビット反転するか否かを決定した後、
    各画素が位置する走査線上の表示領域の端部画素のフラ
    グに対して投影してビット反転するか否かを決定する。 とにもとづき、 前記塗りつぶしの可否を示すフラグとして前記フラグメ
    モリの走査方向の奇数番目、偶数番目のビット反転した
    画素にもとづきそれぞれ各走査線の塗りつぶしの始点、
    終点とする始点、終点識別用のフラグを前記フラグメモ
    リに対して展開するようにしたことを特徴とする図形情
    報の表示処理方法。
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