JPH07109552B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH07109552B2
JPH07109552B2 JP62133843A JP13384387A JPH07109552B2 JP H07109552 B2 JPH07109552 B2 JP H07109552B2 JP 62133843 A JP62133843 A JP 62133843A JP 13384387 A JP13384387 A JP 13384387A JP H07109552 B2 JPH07109552 B2 JP H07109552B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は自動演奏を行う電子楽器にかかり、特に、自
動演奏に人間味のある変化を付加することができる電子
楽器に関する。
「従来の技術」 自動演奏を行う電子楽器においては、テンポクロック信
号発振回路が出力する一定周期のテンポクロックに基づ
いて自動演奏を行うため、正確な演奏を行えるものの、
演奏が機械的過ぎるため、単調で音楽性に乏しいという
欠点がある。
一方、人間が行う演奏は、各小節の長さはほぼ一定で演
奏しているが、曲の流れによって微妙に拍の進み、遅れ
が生じ、この変化が豊かな音楽性を生む。
そこで、自動演奏において、微妙にテンポをずらすよう
にした電子楽器が開発されている。例えば、テンポクロ
ックを低周波信号で変調して微妙にテンポを変化させる
もの(実公昭58−12226号)や、その都度ずらした符長
データを入力するもの(特開昭62−52597号)などが知
られている。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、テンポクロックを低周波信号で変調する
ものにあっては、しょせん周期が感じられるため、自然
な演奏とすることはできず、また、ずらした符長をデー
タを入力するものにあっては、データ入力が著しく繁雑
となる欠点があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、極
めて自然にテンポをずらせることができ、また、データ
入力等も繁雑化しない電子楽器を提供することを目的と
している。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、上記問題点を解決するために、自動演奏用
の演奏データを発生する自動演奏情報発生手段と、この
自動演奏情報発生手段から出力される演奏データに基づ
いて楽音信号を発生する楽音発生手段と、前記自動演奏
情報発生手段から発生された前記演奏データが所定のパ
ターン部分であることを検出する検出手段と、この検出
手段が前記所定のパターン部分であることを検出した際
に前記所定のパターン部分から所定時間後であることを
検出する変更タイミング検出手段と、この変更タイミン
グ検出手段が前記所定のパターン部分から所定時間後で
あることを検出した際に該当する演奏データに対応する
楽音信号の発生タイミングを変更する発音タイミング変
更手段とを具備している。
「作用」 演奏データのリズムパターンが、所定のリズムパターン
に一致すると、一致検出後の所定の演奏データの発音タ
イミングがずれる。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
(1:第1の実施例) 第1図は、この発明の第1の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この実施例は、この発明をオートリ
ズム装置に適用した実施例である。
(1−1:第1の実施例の構成) 図において、1はリズムパターン発生回路であり、予め
複数のリズムパルスが記憶され、テンポクロックTCLに
基づいてリズムパルスを発生する。このリズムパルス発
生回路1は、端子1aに“1"信号が供給されると動作を開
始し、リズムセレクタ2によって選択されたリズムのリ
ズムパルスRPを出力端から発生する。リズムパルスRP
は、複数の音源、例えば、バスドラム、スネアドラム、
ハイハットシンバル(オープン/クローズ)、ウッドブ
ロック……等のリズムパルスが時分割的に合成されたリ
ズムパルスである。このリズムパルスRPは、タイミング
制御部3を介して楽音発生回路4に供給され、ここで、
各音源別のリズムパルスに分割されるとともに、各音源
のリズムパルスに従って楽音信号が形成される。楽音発
生回路4で発生した楽音信号は、アンプ5で増幅された
後スピーカ6に供給される。
タイミング制御部3は、リズムパルスRPを一旦各音源別
のリズムパルスに分割し、これらの各リズムパルスから
所定のパターンが検出されると、検出後のリズムパルス
を微少タイミングずらすものである。以下にその構成を
説明する。
10は、デマルチプレクサであり、リズムパルスRPを所定
タイミングで振り分け、音源別のリズムパルスRP1〜RPn
に分割する。リズムパルスRP1〜RPnは、各々タイミング
補正回路11−1〜11−nに供給され、ここで所定条件の
下にリズムパルスのタイミングが遅延される。タイミン
グ補正回路11−1〜11−nは各々同一の構成となってお
り、ここでは、タイミング補正回路11−1の構成を例に
とって説明する。
まず、タイミング補正回路11−1に供給されたリズムパ
ルスRP1は、セレクタ22の一方の入力端に供給されると
ともに、Dフリップフロップ21を介して遅延リズムパル
スRP1dとなった後に同セレクタ22の他方の入力端に供給
される。Dフリップフロップ21は、クロック信号として
信号nφが供給されている。信号nφは、リズム演奏の
速度を決定するテンポクロックTCLの1/4周期の信号であ
る。また、この実施例においては、48パルスのテンポク
ロックTCLにより1小節を構成するようにしており、し
たがって、テンポクロックTCLの数で符長を示せば、4
分音符が12パルス、8分音符が6パルスとなる。このこ
とから判るように、Dフリップフロップ21による遅延タ
イミングは微少である。
セレクタ22は、制御端子22aに“0"信号が供給される
と、一方の入力端を選択し、“1"信号が供給されると、
他方の入力端を選択する。したがって、セレクタ22から
は、リズムパルスRP1あるいは遅延リズムパルスRP1d
いずれかが選択的に出力される。
次に、20はパターン検出回路であり、リズムパルスRP1
が予め設定した所定のパターンであるか否かを検出し、
所定のパターンであった場合には検出信号Sa(“1"信
号)を出力する。
ここで、パターン検出回路20の構成について説明する。
第2図はパターン検出回路20の構成例を示すブロック図
である。図において、25は96ビットのシフトレジスタで
あり、テンポクロックTCLに基づいてデータのシフトを
行う。このシフトレジスタ25には、2小節分のリズムパ
ルスRP1が格納される。次に、26〜29は、各々デジタル
コンパレータであり、シフトレジスタ25の出力データと
検出パターンメモリ30から読出されたデータとの比較を
行い、一致しているときには端子EQから“1"信号を出力
する。これらの“1"信号はオアゲートOR1を介して信号S
aとして出力される。検出パターンメモリ30は2小節分
のリズムパルスを記憶するエリアが4つ集合して構成さ
れており、各エリアには予め検出すべきリズムパルスが
書き込まれている。この4つのエリアは、デジタルボリ
ューム31が出力する2ビットのデータによってそのいず
れかが選択されるようになっている。32は、検出パター
ンメモリ30のリード/ライトモードを選択するスイッチ
であり、このスイッチ30によりライトモードに設定され
た際は、設定部33内の設定スイッチSWによって検出すべ
きパターンを書き込むことができる。設定スイッチSW
は、例えば2小節分の16分音符の各発音位置に1体1に
対応して多数設けられており、検出すべきパターンの発
音タイミングに応じた設定スイッチSWを押すことによっ
て所望のパターンを書き込むことができる。35はセレク
タであり、リードモードのときは検出パターンメモリの
出力データを選択し、ライトモードのときは設定部33の
設定モードを選択して出力する。セレクタ35の出力は、
変換ROM36によって表示用のキャラクタ(音符キャラク
タ)に変換された後、表示器37に供給される。第3図
は、表示器37の外観を示す平面図であり、図示のよう
に、2小節分のリズム譜を表示する液晶表示器により構
成されている。そして、変換ROM36から出力された音符
キャラクタを当該音符が位置すべき部分に表示する。ま
た、前述した設定スイッチSWは、表示器37のリズム譜の
下方に発音位置に対応して設けられており、これによ
り、リズムパルスの入力が容易になっている。
上記パターン検出回路においては、検出パターンを設定
するときは、デジタルボリューム31により選択したエリ
アに対し、表示器37を見ながら設定部33によって設定を
おこなう。書き込んだリズムパルスをモニタする際は、
リードモードにした後、デジタルボリューム31によって
所望のエリアを設定すれば、当該エリアのリズムパルス
を表示器37によってモニタすることができる。
また、検出動作時には、デジタルボリューム31によって
選択されたエリアのデータがデジタルコンパレータ26〜
29のいずれかに供給され、これらのデジタルコンパレー
タのいずれか1つによって比較動作が行われる。
第2図に示す構成によれば、任意の検出パターンを書き
込むことができるが、検出すべきパターンが予め決まっ
ている場合には、より簡単な構成とすることができる。
第4図はこのような場合の構成例であり、16分音符が4
個連続した場合(例えば、スネアドラムの連打等)を検
出する際の構成例である。この図において40は、リズム
パルスRP1を入力信号とするシフトレジスタであり、テ
ンポクロックTCLの3倍の周期の信号φ′によりシフト
動作を行う。このような構成によれば、16分音符が4回
連続すると、シフトレジスタ40の全ビットが“1"にな
り、これにより、アンドゲート41の出力端から検出信号
Saが出力される。このように、パターン検出回路20は、
検出すべきパターンが固定の場合は、当該パターン専用
に構成することにより、簡単な構成とすることができ
る。
次に、第1図に示す45は、セットリセットフリップフロ
ップであり、信号Saがセット端子Sに供給され、遅延リ
ズムパルスRP1dがDフリップフロップ44およびアンドゲ
ートAN3を介してリセット端子Rに供給されている。フ
リップフロップ45の出力信号および信号Saは各々オア
ゲートOR2を介してカウンタ46のリセット端子Rに供給
される。カウンタ46は、Dフリップフロップ47を介して
供給されるテンポクロックTCLをカウントするものであ
り、その出力信号はデジタルコンパレータ48のA入力端
に供給される。デジタルコンパレータ48は、B入力端に
デジタルボリューム49の出力データが供給されており、
A入力端のデータ値がB入力端のデータ値以上の場合に
出力信号Sbを“1"にする。この信号Sbは、アンドゲート
AN2およびAN3の各一方の端子に供給される。アンドゲー
トAN2は、フリップフロップ45のQ出力信号と信号Sbと
の論理積をとり、その結果を信号ScとしてオアゲートOR
3の一方の入力端に供給する。オアゲートOR3の出力信号
は、セレクタ22に切換信号として供給される。この場
合、オアゲートOR3の他方の入力端には、他のタイミン
グ補正回路11−2〜11−nにおける信号Scが供給される
ようになっており、また、タイミング補正回路11−1の
信号Scも他のタイミング補正回路11−2〜11−n内のオ
アゲートOR3の他方の入力端に供給されるようになって
いる。このように構成したため、いずれかのタイミング
補正回路11−1〜11−nにおける信号Scが“1"信号にな
ると、すべてのタイミング補正回路11−1〜11−n内の
オアゲートOR3が“1"信号を出力し、この結果、各タイ
ミング補正回路11−1〜11−nからは、遅延リズムパル
スRP1d〜RPndが出力される。
次に、50はマルチプレクサであり、タイミング補正回路
11−1〜11−nの出力信号をサイクリックに切り換えて
出力し、音源毎のリズムパルスを時分割的に合成する。
この合成されたリズムパルスRPMは、前述のように楽音
発生回路4に供給される。
(1−2:第1の実施例の動作) 次に、上記構成によるこの実施例の動作について説明す
る。ただし、以下の説明においては、説明の簡略化のた
めに、パターン検出回路20として第4図に示す構成が取
られた場合について説明する。
今、リズムパルスが第5図(イ)に示すようなパターン
であったとする。同図(ニ)〜(ヌ)は、第5図(イ)
の第2小節目のリズムパルスに対応する回路各部の波形
を示す波形図であり、同図(ロ)は、第2小節のリズム
に対応するリズムパルスRP1の波形である。
16分音符に対応するリズムパルスRP1が4パルス連続し
て出力された時刻t1においては、パターン検出回路20
(第4図参照)が信号Saを出力する。信号Saが出力され
ると、フリップフロップ45がセットされ、出力信号が
“0"になる。信号Saは、16分音符の4連続がパターン検
出回路20によって検出されている間、すなわち、時刻t2
に至るまで“1"信号を維持し、時刻t2において“0"信号
に立ち下がる。時刻t2において信号Saが“0"信号に立ち
下がると、オアゲートOR2の入力信号が全て“0"信号に
なり、その出力信号が“0"信号になる。これにより、カ
ウンタ46のリセットが解除され、テンポクロックTCL
(第5図(ハ)参照)のカウントを開始する。
今、デジタルボリューム49の出力データを「1」に設定
しておくと、カウンタ46が時刻t2の後の最初のテンポク
ロックTCLを計数した時に、デジタルコンパレータ48の
出力信号Sbが“1"信号になる。この時点においては、フ
リップフロップ45がセット状態にあるから、信号Scも同
時に“1"信号になる(第5図(ヌ)参照)。信号Scが
“1"信号になると、オアゲートOR3の出力信号が“1"信
号になり、この結果、セレクタ22が遅延リズムパルス側
の入力端を選択する。したがって、時刻t2以後に発音さ
れるべき音符、すなわち、第5図(イ)に示す楽譜上の
音符D1は、遅延リズムパルスRP1dによってその発音タイ
ミングが決定される。そして、時刻t3において、音符D1
に対応するリズムパルスRP1が出力されると、所定時間
後に遅延リズムパルスRP1dが出力され(第5図(ト)参
照)、このリズムパルスRP1dがセレクタ22を介してマル
チプレクサ50に供給される。また、遅延リズムパルスRP
1dは、Dフリップフロップ44およびアンドゲートAN3を
介して、フリップフロップ45のリセット端子Rに供給さ
れ、同フリップフロップ45をリセットする。フリップフ
ロップ45がリセットされると、アンドゲートAN2が閉状
態となり、信号Scが“0"信号となり、ここで、他のタイ
ミング補正回路11−2〜11−nから信号Scが出力されて
いなければ、オアゲートOR3の出力信号が“0"になり、
セレクタ22が再びリズムパルスRP1側の入力端を選択す
る。したがって、以後のリズムパルスは遅延されない。
このように、上記動作においては、16分音符の連続が検
出された後の最初の音符が微少タイミング遅延される。
上述の実施例において、デジタルボリューム49の出力デ
ータの値を変えると、所定パターン検出後のどのタイミ
ングの音符を遅延させるかを変えることができる。例え
ば、デジタルボリューム49の出力データを「24」に設定
すれば、所定パターン検出後2拍(4分音符2個)以内
にある音符は、デジタルコンパレータ48の出力信号Sbが
“1"にならないため遅延されない。このように、デジタ
ルボリューム49の値を適宜設定することにより、所望の
タイミングの音符を遅らせることができる。また、所望
の音符を遅らせた後は、当該音符の遅延リズムパルスRP
1dがDフリップフロップ46およびアンドゲートAN3を介
してフリップフロップ45をリセットするため、以後は信
号Scが“1"にならず、次の音符は遅延されない。このよ
うに、上記実施例において遅延されるのは所定タイミン
グにある1つの音符である。
(1−3:第1の実施例の変形例) 次に、上記第1の実施例の変形例について説明する。
(イ)第1図に示す回路にあっては、遅延リズムパルス
RP1の遅延時間は、Dフリップフロップ21の遅延時間に
よって固定的に決定されたが、これをランダムに可変と
し、より人間味を出すように構成してもよい。
このような例としては、Dフリップフロップ21へ供給す
るクロック信号の発生回路として、第6図に示す回路を
使用する。この図に示す回路は、クロック発振器55の発
振出力を分周器56に供給し、この分周器56の各出力端か
ら各々異なる分周比のクロック信号を得る。そして、こ
れら周波数の異なるクロック信号をセレクタ57の第1〜
第4入力端に供給し、「1」〜「4」のランダム信号を
発生するランダム信号発生器58の出力により、セレクタ
57の入力端をランダムに選択する。これにより、セレク
タ57から出力されるクロック信号CL1は、周期がランダ
ムに異なるクロックとなり、Dフリップフロップ21の遅
延時間がランダムに変化する。
(ロ)第1図に示す回路においては、所定のパターンが
検出されると、その後のいずれかの音符を必ず遅延させ
たが、必ず遅延させることとせず、ランダムに選択的に
遅延させて人間味を強調するように構成してもよい。
例えば、第7図に示すように、リズムパルスRPが一方の
入力端に、タイミング制御部3の出力が他方の入力端に
供給されるセレクタ60を設け、このセレクタ60の制御端
子にランダム信号発生器61の出力信号を供給するととも
に、セレクタ60の出力信号を楽音発生回路4に供給す
る。このような構成によれば、タイミング制御部3が遅
延リズムパルスを選択したとしても、セレクタ60がリズ
ムパルスRPを選択していれば、リズムパルスは遅延せ
ず、しかも、セレクタ60による選択がランダムに行われ
るので、リズムパルスの遅延がランダムとなり、より人
間的な演奏効果が得られる。
(ハ)上記各変形例は、オートリズム装置についての例
であったが、自動演奏装置について適用することもでき
る。すなわち、第8図に示すように、自動演奏用クロッ
クCL2のタイミングを補正する回路65を設け、この回路
内のセレクタ66の切換をタイミング補正回路11−1の信
号Scによって制御すればよい。この場合、タイミング補
正回路11−1の入力端には、シンバル等の単音のリズム
音源のリズムパルス、あるいは、合成のリズムパルスを
供給する。
また、上記第1の実施例において、デジタルボリューム
49の出力データを「1」に設定した際は、デジタルボリ
ューム49、カウンタ46およびデジタルコンパレータ48
は、等化的にセットリセットフリップフロップとみなせ
るので、このような用途にのみ使用する場合は、これら
の構成をセットリセットフリップフロップに置き換え、
オアゲートOR2の出力信号をリセット端子に供給し、D
フリップフロップ47の出力信号をセット端子に供給して
もよい。
(2:第2の実施例) 第9図は、この発明の第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この図において前述した各図と対応
する部分には同一の符号を付しその説明を省略する。
この第2の実施例は、所定のリズムパターンを検出した
後の音符を遅らせる動作と、進める動作との双方を行う
ことができる実施例である。
図において、70は所定のパターンを検出する回路であ
り、RAM(ランダムアクセスメモリ)71内に記憶された
遅れ用検出パターンがマルチプレクサMP1を介してデジ
タルコンパレータ74に供給され、ここで、シフトレジス
タ25内のリズムパターンRPとの一致が検出される。ま
た、RAM72内に記憶された進め用検出パターンがマルチ
プレクサMP2を介してデジタルコンパレータ75に供給さ
れ、ここで、シフトレジスタ25内のリズムパターンRPの
一致が検出される。この場合、RAM71,72内には、各々複
数の検出パターンが記憶されており、そのいずれかがデ
ジタルボリューム31によって選択されるようになってい
る。また、検出パターンの設定の仕方、モニタの仕方等
は、第2図に示す回路と同様であり、スイッチ73を切り
換えることによって進め用あるいは遅れ用の検出パター
ンのいずれかを表示器37にて表示させることができる。
そして、デジタルコンパレータ74の一致信号は、遅れ指
示信号S1として、デジタルコンパレータ75の一致信号
は、進み指示信号S2として各々出力されるようになって
いる。
次に、80,81は、テンポクロックTCLの4倍のクロックで
動作するDフリップフロップであり、82はシステムクロ
ックφで動作するDフリップフロップである。また、8
3,84はセレクタであり、これらセレクタ83,84の切換動
作により、リズムパルスRPは、以下の3種の経路を経て
次段回路に出力される。
セレクタ84の制御端子に“1"信号が供給されている場
合。このときは、RP→Dフリップフロップ82→セレクタ
84なる経路で出力される。
セレクタ84,83の各制御端子に“0"信号が供給されて
いる場合。このときは、RP→Dフリップフロップ80→セ
レクタ83→セレクタ84なる経路で出力される。
セレクタ84の制御端子に“0"信号が供給され、セレク
タ83の制御端子に“1"信号が供給されている場合。この
ときは、RP→Dフリップフロップ80→Dフリップフロッ
プ81→セレクタ83→セレクタ84なる経路で出力される。
ここで、経路の場合は、システムクロックφで動作す
るDフリップフロップ82のみを経過するため、リズムパ
ターンRPはほとんど遅延されずに出力される。経路の
場合は、Dフリップフロップ80を経過するためテンポク
ロックTCLの1/4周期遅延し、経路の場合はDフリップ
フロップ80,81を経過するためテンポクロックTCLの1/2
周期遅延する。
そして、この実施例の場合は、経路を標準とし、進め
用パターンおよび遅れ用パターンのいずれも検出されな
いときは経路が選択されるようになっている。したが
って、進め用パターンが検出されたときは経路が、遅
れ用パターンが検出されたときは検出がそれぞれ選択
されるようになっている。これら経路の切換を行う部分
は、図にサフィックスa,bを付した符号44〜49によって
構成される部分であり、これらは、同一番号を付した第
1図の各部と同様の動作を行う。
以下に経路切換動作について説明する。
まず、進め用検出パターンおよび遅れ用検出パターンの
いずれも検出されないときは、信号S1,S2ともに出力さ
れないから、フリップフロップFFa,FFbが共にリセット
状態、また、フリップフロップ45a,45bもリセット状態
となり、アンドゲートAN2a,AN2bが共に“0"信号を出力
する。この結果、セレクタ83,84の各制御端子に“0"信
号が供給され、標準用の経路が選択される。
次に、遅れ用検出パターンが検出された場合の切換動作
について第10図の例を参照して説明する。第10図(イ)
に示す音符D3の前において遅れ用検出パターンが検出さ
れると、信号S1が“1"になり、この結果、フリップフロ
ップFFaが一旦セットされる(次のテンポクロックTCLの
立ち上がりリセット:同図(ヘ)参照)。フリップフロ
ップFFaがセットされると、フリップフロップ45aがセッ
トされて出力信号が“0"になり、フリップフロップFF
aがリセットされたタイミングにおいてカウンタ46aがカ
ウントを開始する。ここで、デジタルボリューム49aの
出力データが「1」であるとすれば、デジタルコンパレ
ータ48aの出力信号Scaが直ちに“1"信号になる(同図
(リ))。信号Scaが“1"信号に立ち上がった時点にお
いては、フリップフロップ45aがセット状態にあるか
ら、アンドゲートAN2aの出力信号が“1"信号になり(同
図(ヌ))、経路が選択される。そして、遅らせるべ
き音符D3に対応するパルスRPが遅延されてフリップフロ
ップ45aのリセット端子に供給されると、フリップフロ
ップ45aがリセットとなるとともに、信号Scaも“0"とな
り、セレクタ83の制御端子に再び“0"信号が供給されて
経路に戻る。したがって、音符D3に対応するリズムパ
ルスのみが遅延される(同図(ル))。なお、上記動作
における主要期間の波形を同図に拡大して示す。
次に、進め用検出パターンが検出された場合について説
明する。第11図はこの場合の回路各部の波形を示す波形
図であり、同図(イ)に示すリズムパターンは、第10図
(イ)に示すものと同様である。この場合の動作は、上
記とほぼ同様であり、信号S1に代えて信号S2が出力さ
れ、同一の番号でサフィックスbを付した部分が同様の
切換動作を行う。各部の波形は同図に示す通りであり、
この動作の結果、音符D3に対応するリズムパルスのみが
まったく遅延されないリズムパルスRPによって出力され
る。なお、この図においても主要期間の波形を拡大して
示す。
(3:第3の実施例) 第3の実施例は、この発明を自動演奏装置に適用した実
施例であり、第12図は同実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
図において、90は自動演奏用のデータが記憶されている
記憶装置であり、読出制御回路91によって順次データの
読出しが行われる。読出制御回路91は、テンポクロック
TPに基づいて動作するとともに、記憶装置90の出力デー
タをモニタし、その符長とテンポクロックTPのカウント
結果に基づいて読出しアドレスを更新する。このように
して読出されたデータは、ラッチ92,94の入力端に供給
される。ラッチ92は、アッパーキー(メロディ用のキ
ー)用のキーデータをラッチするラッチであり、データ
中のアッパーキーマークが検出器93によって検出される
と、その時のキーデータをラッチする。同様に、ラッチ
93は、ロワーキー(和音用のキー)用のキーデータをラ
ッチするラッチであり、データ中のロワーキーマークが
検出器95によって検出されると、そのときのキーデータ
をラッチする。これらラッチ92、93から出力されるアッ
パーキーデータおよびロワーキーデータは、各々タイミ
ング補正回路96,97によって所定条件の下にタイミング
が補正される。タイミング補正回路96から出力されたア
ッパーキーデータはデコーダ98にデコードされた後、該
当する楽音信号を発生させ、また、デコーダ99にデコー
ドされた後に該当キーに対応する位置に設けられている
ランプを点灯させる。
タイミング補正回路97から出力されたロワーキーデータ
は、上記と同様にして、デコーダ100を介して該当する
楽音信号を発生させ、また、デコーダ101を介して該当
キーの位置にあるランプを点灯させる。
タイミング補正回路96および97は、各々同様の構成とな
っており、第13図にその構成を示す。この図に示す回路
の構成は、前述した第9図に示す回路の構成とほぼ同様
であり、タイミングを補正すべき対象が複数ビットのデ
ータである点がのみが異なっている。したがって、符号
にダッシュを付したDフリップフロップ80′,81′,82′
およびセレクタ83′,84′が複数ビットのデータを取り
扱うようになっている。これらの部分の動作は、第9図
に示す同一番号を付した部分と同様である。また、シフ
トレジスタ25、Dフリップフロップ44a,44bの入力を1
ビットの信号にするために、データの変化を検出する変
化検出回路110,111,112を設けている。
上記構成によれば、第9図に示す回路と同様に、所定の
リズムパターンが検出されると、その後の音符を遅延あ
るいは進める動作がなされる。
なお、第13図に示す回路を複数設ける際は、第1図に示
す回路と同様に、アンドゲートAN2aの出力により他のタ
イミング補正回路のセレクタ83′を切換得るように構成
し、かつ、他のタイミング補正回路のアンドゲートAN2a
の出力によって図示のセレクタ83′を切換得るように構
成する。また、セレクタ84′についても同様に構成す
る。
また、上記実施例においては、キーデータのタイミング
を補正するように構成したが、これに代えて、第12図に
示す記憶装置90から読出されたデータから符長を検出
し、この検出した符長から所定のパターンを認識し、こ
のパターンが所定のパターンと一致した場合に、記憶装
置90の読出しタイミングを補正するように構成してもよ
い。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、自動演奏用の
演奏データを発生する自動演奏情報発生手段と、この自
動演奏情報発生手段から出力される演奏データに基づい
て楽音信号を発生する楽音発生手段と、前記自動演奏情
報発生手段から発生された前記演奏データが所定のパタ
ーン部分であることを検出する検出手段と、この検出手
段が前記所定のパターン部分であることを検出した際に
前記所定のパターン部分から所定時間後であることを検
出する変更タイミング検出手段と、この変更タイミング
検出手段が前記所定のパターン部分から所定時間後であ
ることを検出した際に該当する演奏データに対応する楽
音信号の発生タイミングを変更する発音タイミング変更
手段とを具備したので、所定のリズムパターンが検出さ
れた後の任意の演奏データのタイミングをずらすことが
でき、これにより、演奏データの入力操作を繁雑とする
ことなく、人間味のある音楽性豊かな演奏を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図、 第2図は同実施例におけるパターン検出回路20の構成を
示すブロック図、 第3図は同実施例における表示器37の構成を示す平面
図、 第4図は同実施例におけるパターン検出回路20の他の構
成例を示すブロック図、 第5図は同実施例の動作を示すタイミングチャート、 第6図〜第8図は各々同実施例の変形例の要部の構成を
示すブロック図、 第9図はこの発明の第2の実施例の構成を示すブロック
図、 第10図および第11図は各々同実施例の動作を示すタイミ
ングチャート、 第12図はこの発明の第3の実施例の全体構成を示すブロ
ック図、 第13図は同実施例におけるタイミング補正回路96,97の
構成を示すブロック図である。 1……リズムパターン発生回路(自動演奏情報発生手
段)、4……楽音発生回路(音源)、11−1〜11−n…
…タイミング補正回路(タイミング補正手段)、20……
パターン検出回路(一致検出手段)、60……セレクタ
(ランダム切換手段)、61……ランダム信号発生器(ラ
ンダム切換手段)、70……パターン検出回路(一致検出
手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動演奏用の演奏データを発生する自動演
    奏情報発生手段と、 この自動演奏情報発生手段から出力される演奏データに
    基づいて楽音信号を発生する楽音発生手段と、 前記自動演奏情報発生手段から発生された前記演奏デー
    タが所定のパターン部分であることを検出する検出手段
    と、 この検出手段が前記所定のパターン部分であることを検
    出した際に前記所定のパターン部分から所定時間後であ
    ることを検出する変更タイミング検出手段と、 この変更タイミング検出手段が前記所定のパターン部分
    から所定時間後であることを検出した際に該当する演奏
    データに対応する楽音信号の発生タイミングを変更する
    発音タイミング変更手段と を具備することを特徴とする電子楽器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037599A (ja) * 1983-08-10 1985-02-26 日本コロムビア株式会社 自動演奏装置
JPS61140995A (ja) * 1984-12-13 1986-06-28 松下電器産業株式会社 自動演奏装置

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