JPS636794Y2 - - Google Patents

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JPS636794Y2
JPS636794Y2 JP1980108471U JP10847180U JPS636794Y2 JP S636794 Y2 JPS636794 Y2 JP S636794Y2 JP 1980108471 U JP1980108471 U JP 1980108471U JP 10847180 U JP10847180 U JP 10847180U JP S636794 Y2 JPS636794 Y2 JP S636794Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電子楽器の自動伴奏装置の改良に
関し、特に自動伴奏モード間の切り換えをペダル
鍵盤を用いて行なうようにしたことに関する。
従来、電子楽器の自動伴奏装置は、下鍵盤で
押下された1つの鍵の音を根音とし、他の適宜手
段によつてコード種類を指定し、この根音と指定
されたコード種類に基づき自動ベース音および自
動コード音を形成して発音するシングルフインガ
ー演奏モード(以下SFモードという)、下鍵盤
で押下された鍵に基づき音根およびコード種類を
検出し、この根音およびコード種類に基づき自動
ベース音を形成して発音するとともに、下鍵盤で
押下された鍵の音を自動コード音として発音する
フインガーコード演奏モード(以下FCモードと
いう)、ペダル鍵盤で押下された1つの鍵の音
を根音とし、下鍵盤で押下された鍵に応じて検出
されたコード種類に基づき自動ベース音を形成し
て発音するとともに、下鍵盤で押下された鍵の音
を自動コード音として発音するカスタム演奏モー
ド(以下CAモードという)を具えており、これ
ら自動演奏モードのうち1つのモードを電子楽器
のパネル面に設けられたモード選択スイツチによ
つて選択することにより、選択されたモードに基
づき自動伴奏演奏を行なうようになつている。
ところで、これら自動伴奏モードのうちCAモ
ードはSFモード、FCモードによる自動ベース演
奏の単調さを解消するために設けられたものであ
るが、下鍵盤とペタル鍵盤とを同時に押鍵操作し
なければならないため他のモード(SFモード、
FCモード)に比較して演奏が難しく、また長時
間演奏していると疲れるという欠点があつた。
そこで、SFモードまたはFCモードによる自動
伴奏演奏の途中(曲中任意の箇所)で任意の時間
だけCAモードに切り換え変更するようにして、
SFモードあるいはFCモードにおける自動ベース
演奏の単調さを解消するとともにCAモードにお
ける上記欠点を除去するようにすることが考えら
れる。しかしながら、上述した従来の自動伴奏装
置において上記の切り換え変更を行なうために
は、演奏中にモード選択スイツチを操作しなけれ
ばならず、このためかえつて演奏操作が煩雑とな
つてしまうものである。
この考案は上述の点に鑑みてなされたもので、
SFモードまたはFCモードにおける自動ベース演
奏の単調さを解消するとともに、演奏操作の容易
な電子楽器の自動伴奏装置を提供することを目的
とする。
この考案によれば、ペダル鍵盤で押下された1
つの鍵の音を根音とし、下鍵盤で押下された鍵に
応じて検出されたコード種類または適宜手段によ
つて指定されたコード種類に基づき自動ベース音
を形成して発音するとともに、下鍵盤で押下され
た鍵の音に基づき自動コード音を発音するという
新たな自動伴奏モード(以下このモードをCA′モ
ードという)が提案される。そして、この考案で
は、SFモードまたはFCモードにおいてペダル鍵
盤で鍵が押下されたことを検出することにより
SFモードまたはFCモードからCA′モードに自動
的に切り換えるようにしている。
以下この考案を添附図面の実施例に基づき詳細
に説明する。
第1図は、この考案を適用した電子楽器の一実
施例を示すもので、上鍵盤1、下鍵盤2、ペダル
鍵盤3を具えている。
上鍵盤1はメロデイ演奏用に用いられるもの
で、上鍵盤1での押鍵に対応して、押下鍵の音を
示す鍵情報を発生し、この鍵情報をメロデイ楽音
形成回路4に加える。メロデイ楽音形成回路4は
加えられた鍵情報に基づき上鍵盤1で押鍵されて
いる音に対応する楽音信号を形成し、これを増幅
器5を介してスピーカ6に加える。したがつて、
スピーカ6からは上鍵盤1で押鍵された音がその
まま発音される。
下鍵盤2およびペダル鍵盤3は通常の伴奏演奏
に用いられるとともに、SFモード選択スイツチ
7およびFCモード選択スイツチ8の操作状態に
応じてこの考案に係わる自動伴奏演奏のために用
いられる。
まず、スイツチ7,8がいずれもオフの場合に
ついて説明する。この場合はスイツチ7,8から
それぞれ出力されるシングルフインガモード信号
SF、フインガコードモード信号FCはいずれも
“0”で、信号SFとFCの論理和をとるオア回路
9から出力される自動ベースコード信号ABCも
“0”である。
これにより、信号SF(“0”)がB入力セレクト
端子SBに加わるセレクタ10はA入力に加わる
信号を選択し、また信号ABCがインバータ11
で反転されオア回路12を介してB入力セレクト
端子SBに加わるセレクタ13はB入力を選択す
る。また信号ABCがイネイブル端子ENに加わる
加算器14は不動作となるとともに、コード楽音
形成回路15、ベース楽器形成回路16は信号
ABCがインバータ17,18を介してそれぞれ
ノーマル選択端子Nに加えられているためノーマ
ル動作状態となつている。ここでノーマル動作状
態とは下鍵盤2またはペダル鍵盤3から発生され
た鍵情報のみに基づき楽音信号を形成する状態を
示し、メロデイ楽音形成回路4と同一の動作状態
のことをいう。
したがつて、下鍵盤2から発生される下鍵盤2
で押鍵されている音を示す鍵情報はセレクタ10
のA入力を介してコード楽音形成回路15に加え
られ、コード楽音形成回路15は加えられた鍵情
報に基づき下鍵盤2で押鍵されている音に対応す
る楽音信号を形成し、これを増幅器5を介してス
ピーカ6に加える。
また、ペダル鍵盤3から発生されるペダル鍵盤
3で押鍵されている音を示す鍵情報のうち1つの
鍵情報が単音選択回路19によつて選択され、セ
レクタ13のB入力、加算器14を介してベース
楽音形成回路16に加えられ、ベース楽音形成回
路16は加えられた鍵情報に基づきペダル鍵盤3
で押鍵されている単一の音に対応する楽音信号を
形成し、これを増幅器5を介してスピーカ6に加
える。
すなわち、この場合は下鍵盤2で押鍵された音
およびペダル鍵盤3で押鍵された音がそのままス
ピーカ6からコード音およびベース音として発音
される。
また、テンポ発振器20は、自動リズム演奏お
よび自動伴奏演奏すなわち自動ベースコード演奏
のテンポを制御するもので、設定されたテンポに
対応する周波数のテンポパルスTPを発生する。
テンポパルスTPはテンポカウンタ21で計数さ
れ、パターンメモリ22のためのアドレス信号と
して出力される。また、テンポカウンタ21は1
小節を計数する毎に小節パルスmpを出力する。
パターンメモリ22は各種リズムに対応して、
各リズム毎にそれぞれベースパターン、コードパ
ターン、リズムパターンを記憶したリードオンリ
イメモリから構成される。このメモリ22はリズ
ム選択スイツチ(図示せず)により選択されたリ
ズムに対応して読み出すべき上記パターンを指定
し、テンポカウンタ21から出力されるアドレス
信号に応じてベースパターンに対応するベースパ
ターン信号BPおよびベース音発音タイミング信
号BT、コードパターンに対応するコード音発音
タイミング信号CTおよびリズムパターンに対応
するリズムパターン信号RPを読み出す。ここで、
ベースパターン信号BPは発音すべき自動ベース
音の根音に対する音程関係を示す情報、ベース音
発音タイミング信号BTは発音すべき自動ベース
音の発音タイミングを示す信号、コード音発音タ
イミング信号CTは発音すべき自動コード音の発
音タイミングを示す信号、リズムパターン信号
RPは発音すべきリズム音の種類とその発音タイ
ミングを示す情報である。パターンメモリ22か
ら読み出された信号のうちベースパターン信号
BP、ベース音発音タイミング信号BTおよびコ
ード音発音タイミング信号CTは後述する自動ベ
ースコード演奏のために用いられ、リズムパター
ン信号RTはリズム音源回路23に加えられる。
リズム音源回路23はリズムパターン信号PTに
応じて各種リズム楽器音を示すリズム音信号を発
生し、これを増幅器5を介してスピーカ6に加
え、リズム音として発音させる。
次にSFモード選択スイツチ7のみがオンされ
た場合について説明する。SFモード選択スイツ
チ7がオンされるとシングルフインガモード信号
SFが“1”、自動ベースコード信号ABCが“1”
となり、SFモードとなる。
これにより、セレクタ10はB入力に加わる信
号を選択し、セレクタ13はA入力に加わる信号
を選択する。また信号SFがA入力セレクト端子
SAに加わるセレクタ24はA入力に加わる信号
を選択し、加算器14は動作可能となり、さらに
コード楽音形成回路15およびベース楽音形成回
路16は信号ABCによつてアンド回路25,2
6が動作可能となつているため自動ベースコード
動作状態となる。ここで自動ベースコード動作状
態とは加えられた鍵情報とともに前述したパター
ンメモリ22から発生されるコード音発音タイミ
ング信号CTまたはベース音発音タイミング信号
BTに基づき自動コード音の楽音信号または自動
ベース音の楽音信号を形成する動作状態のことを
いう。
SFモードにおいては下鍵盤2で押鍵されてい
る単一の音に基づき自動コード音および自動ベー
ス音が形成される。
下鍵盤2から発生された下鍵盤2で押鍵されて
いる音を示す鍵情報は根音検出回路27に加えら
れる。根音検出回路27は、信号SFが“1”の
とき(SFモードのとき)には下鍵盤2で押鍵さ
れている音のうちの最低音を検出してこの音の音
名を示す音名情報に所定のオクターブ情報を付加
して根音を示す根音情報RDとして出力し、一方
信号FCが“1”のとき(FCモードのとき)には 下鍵盤2で押鍵されている音によつて構成される
コードの根音およびコード種類を検出し、根音の
音名を示す音名情報に所定のオクターブ情報を付
加して根音を示す根音情報RDとして出力すると
ともにコード種類(メジヤ(M),マイナ(m),
セブンス(7))を示す情報(m),(7)を出力する。
根音検出回路27から出力された根音情報RD
は従音形成回路28に加えられる。従音形成回路
28はこの根音情報RDおよびタツチバー29,
30によつて指定されるコード種類に基づきコー
ド構成音を示す鍵情報を形成する。ここでタツチ
バー29、30によるコード種類の指定はタツチ
バー29、30がいずれもオフのときはメジヤ
M、タツチバー29のみがオンのときにはマイナ
(m)、タツチバー30のみがオンのときはセブン
ス7が指定される。従音形成回路28における情
報形成の1例を示すと、コード種類指定がメジヤ
(M)のときは根音に対して完全1度、長3度、
完全5度の音程関係にある音を示す鍵情報を形成
し、マイナ(m)のときは根音に対して完全1
度、短3度、完全5度の音程関係にある音を示す
鍵情報を形成し、セブンス(7)のときは根音に対し
て完全1度、長3度、短7度の音程関係にある音
を示す鍵情報を形成する。
従音形成回路28で形成されたコード構成音を
示す鍵情報は、セレクタ10のB入力を介してコ
ード楽音形成回路15に加えられる。コード楽音
形成回路15は、その自動コード音制御端子AC
にパターンメモリ22から発生されるコード音発
音タイミング信号CTがアンド回路25を介して
加えられており、加えられたコード構成音を示す
鍵情報に基づき、このコード構成音に対応する楽
音信号を形成するとともに、この楽音信号を上記
コード音発音タイミング信号CTに応じて開閉エ
ンベロープ制御して出力する。この自動コード音
を示す楽音信号は増幅器5を介してスピーカ6に
加えられ、自動コード音として発音される。
また、根音検出回路27から出力される根音情
報RDはセレクタ13のA入力に加えられる。こ
の場合、信号ABCは“1”であるので、セレク
タ13はフリツプフロツプ31の出力FOに応じ
て制御される。フリツプフロツプ31はそのセツ
ト端子Sに単音選択回路19の出力の論理和をと
るオア回路32の出力KOが加えられ、そのリセ
ツト端子Rにテンポカウンタ21から出力される
小節パルスmpが加えられており、ペダル鍵盤3
で押鍵があるとセツトされ、小節パルスmp毎に
リセツトされる。今、フリツプフロツプ31がリ
セツトされているとすると(FO=“0”)、セレク
タ13のB入力セレクト端子SBには信号“0”
が加わり、セレクタ13はA入力に加えられる信
号を選択する。したがつて、根音検出回路27か
ら出力された根音情報RDはこのセレクタ13の
A入力を介して加算器14に加えられる。また、
タツチバー29、30によつて指定されたコード
種類を示す情報(m)、(7)はセレクタ24のA入
力を介して従音加算データ発生回路33に加えら
れる。
従音加算データ発生回路33は、パターンメモ
リ22から読み出されるベースパターン信号BP
が加えられており、このベースパターン信号BP
およびセレクタ24から加えられるコード種類を
示す情報(m)、(7)に応じて従音を形成するため
の加算データSDを出力し、加算器14に加える。
加算器14は根音検出回路27から加えられた根
音情報RDに上記加算データSDを加算することに
より根音に対して所定の音程関係にある従音を示
す鍵情報を形成する。なお、従音加算データ発生
回路33および加算器14の構成は周知であるの
でこの明細書ではその詳細構成に関する説明は省
略する。
加算器14によつて形成された自動ベース音を
示す鍵情報はベース楽音形成回路16に加えられ
る。ベース楽音形成回路15はその自動ベース音
制御端子ABにパターンメモリ22から発生され
るベース音発音タイミング信号BTがアンド回路
26を介して加えられており、加えられた自動ベ
ース音を示す鍵情報に基づきこの自動ベース音に
対応する楽音信号を形成するとともに、この楽音
信号を上記ベース音発音タイミング信号BTに応
じて開閉エンベロープ制御して出力する。この自
動ベース音を示す楽音信号は増幅器5を介してス
ピーカ6に加えられ、自動ベース音として発音さ
れる。
ここで、ペダル鍵盤3で押鍵があると、ペダル
鍵盤3から発生されるペダル鍵盤3で押鍵されて
いる音を示す鍵情報のうち1つの鍵情報が単音選
択回路19によつて選択され、セレクタ13のB
入力に加えられる。また、単音選択回路19の出
力はオア回路32によつて論理和がとられ、信号
KOとしてフリツプフロツプ31のセツト端子S
に加えられる。フリツプフロツプ31はこの信号
KOによりセツトされ、出力端子Qから信号FO
(“1”)を出力する。この信号FOはオア回路12
を介してセレクタ13のB入力セレクト端子SB
にに加えられる。したがつて、セレクタ13はB
入力に加えられるペダル鍵盤3で押鍵されている
音を示す鍵情報を選択して出力する。
加算器14は、セレクタ13で選択された鍵情
報を根音情報RD′としてこの根音情報RD′に前述
と同様にして従音加算データ発生回路33から発
生される加算データSDを加算し、自動ベース音
を示す鍵情報を形成する。この鍵情報はベース楽
音形成回路16によつて自動ベース音を示す楽音
信号に変換され、増幅器5を介してスピーカ6に
加えられて自動ベース音として発音される。
すなわち、SFモードにおいてペダル鍵盤3で
鍵が押鍵されると、ペダル鍵盤3で押下された1
つの鍵の音を根音とし、タツチバー29、30に
よつて指定されたコード種類に基づき自動ベース
音が形成されるとともに、下鍵盤2で押下された
鍵の音を根音とし、タツチバー29、30によつ
て指定されたコード種類に基づき自動コード音が
形成されるようになり、これによつて自動伴奏モ
ードがSFモードからCA′モードに自動的に切り
換えられる。
この状態でペダル鍵盤3で押鍵されていた鍵が
離鍵されると、単音選択回路19から出力されて
いた鍵情報(根音情報RD′)は生じなくなる。し
かし、フリツプフロツプ31はすぐにはリセツト
されないので、CA′モードのままである。ただ
し、加算器14には根音情報RD′が加わらなくな
るので自動ベース音は発音されない。ペダル鍵盤
3で押鍵されていた鍵が離鍵された後、テンポカ
ウンタ21から小節パルスmpがフリツプフロツ
プ31のリセツト端子Rに出力されると、フリツ
プフロツプ31はリセツトされ、これによつてセ
レクタ13のB入力セレクト端子SBに加わる信
号は“0”になるのでセレクタ13はA入力に加
えられる信号(根音情報RD)を選択し、これを
加算器14に加える。加算器14はこの根音情報
RDに加算データSDを加算して自動ベース音を示
す鍵情報を形成し、この鍵情報はベース楽音形成
回路16によつて自動ベース音を示す楽音信号に
変換される。この楽音信号は増幅器5を介してス
ピーカ6に加えられ、自動ベース音として発音さ
れる。
すなわち、自動伴奏モードがSFモードに再び
戻ることになる。
上記モードの切り換えを第2図によりさらに詳
細に説明する。第2図aはオア回路32の出力信
号KO、第2図bはテンポカウンタ21から出力
される小節パルスmp、第2図cはフリツプフロ
ツプ31の出力信号FOを示す。ペダル鍵盤3で
押鍵があると、オア回路32の出力信号KOは
“1”となりフリツプフロツプ31をセツトする。
これによりフリツプフロツプ31は、ペダル鍵盤
3で鍵が押鍵された時点から該鍵が離鍵された後
の小節パルスmpによつてリセツトされるまでの
期間“1”の信号FOを出力する。
すなわち、フリツプフロツプ31の出力信号
FOが“1”の間は、セレクタ13はB入力に加
るペダル鍵盤3に関する鍵情報を選択するため、
オア回路32の出力信号KOが“1”のとき(ペ
ダル鍵盤3で押鍵がある間)はCA′モードとな
り、フリツプフロツプ31の出力信号FOが“0”
の間はセレクタ13はA入力に加わる下鍵盤2に
関する鍵情報を選択するため、SFモードとなる。
次にFCモード選択スイツチ8のみがオンされ
た場合について説明する。FCモード選択スイツ
チ8がオンされるとフインガコードモード信号
FCが“1”、自動ベースコード信号ABCが“1”
となり、FCモードとなる。
これにより、セレクタ10はA入力を選択し、
セレクタ13はA入力に加わる信号を選択する。
また信号FCがB入力セレクト端子SBに加わるセ
レクタ24はB入力に加わる信号を選択し、加算
器14は動作可能となり、さらにコード楽音形成
回路15およびベース楽音形成回路16は信号
ABCによつてアンド回路25、26が動作可能
となつているため自動ベースコード動作状態にな
つている。
FCモードにおいて下鍵盤2で押鍵されている
複数の音に基づき自動コード音および自動ベース
音が形成される。
下鍵盤2から発生された下鍵盤2でコード形式
で押下されている鍵の音を示す鍵情報は、セレク
タ10のA入力を介してコード楽音形成回路15
に加えられ、ここで自動コード音を示す楽音信号
に変換される。この楽音信号は増幅器5を介して
スピーカ6に加えられ、自動コード音として発音
される。
また、下鍵盤2でコード形式で押下されている
鍵の音を示す鍵情報は根音検出回路27に加えら
れる。根音検出回路27は、このFCモードにお
いては加えられた鍵情報が示す音によつて構成さ
れるコードの根音およびコード種類を検出し、根
音を示す情報を根音情報RDとしてセレクタ13
のA入力を介して加算器14に加えるとともに、
コード種類を示す情報(m)、(7)をセレクタ24
のB入力を介して従音加算データ発生回路33に
加える。従音加算データ発生回路33はコード種
類を示す情報(m)、(7)に応じて従音を形成する
ための加算データSDを形成する。
加算器14は根音検出回路27から加えられた
根音情報RDに上記加算データSDを加算すること
により根音に対して所定の音程関係にある従音を
示す鍵情報を形成し、この鍵情報をベース楽音形
成回路16に加える。ベース楽音形成回路16は
加えられた鍵情報を自動ベース音を示す楽音信号
に変換し、増幅器5を介してスピーカ6に加え、
自動ベース音として発音させる。
ここで、FCモードにおいてペダル鍵盤3で押
鍵があると、ペダル鍵盤3から発生される鍵情報
のうち1つの鍵情報が単音選択回路19によつて
選択され、セレクタ13のB入力に加えられる。
一方、セレクタ13は、フリツプフロツプ31が
オア回路32の出力信号KOによつてセツトさ
れ、信号FO(“1”)がオア回路12を介してセレ
クタ13のB入力セレクト端子SBに加えられる
ためB入力を選択する。
加算器14はセレクタ13を介して単音選択回
路19から加わる鍵情報を根音情報RD′としてこ
の根音情報RD′に加算データSDを加算する。加
算器14によつて形成された自動ベース音を示す
鍵情報はベース楽音形成回路16によつて自動ベ
ース音を示す楽音信号に変換され、増幅器5を介
してスピーカ6に加えられて自動ベース音として
発音される。
すなわち、FCモードにおいてペダル鍵盤3で
押鍵が行われると、この押鍵された1つの鍵の音
を根音とし、下鍵盤3で押鍵された音に応じて検
出されたコード種類に基づき自動ベース音が発音
されるとともに、下鍵盤3で押鍵された音が自動
コード音として発音され、これにより自動伴奏モ
ードがFCモードからCA′モードに自動的に切り
換えられることになる。
また、ペダル鍵盤3で押下されていた鍵が離鍵
されると、SFモードを選択した場合と同様に、
離鍵された後に発生する最初の小節パルスmpに
よつて再びFCモードに戻る。
なお、FCモードを選択した場合におけるFCモ
ードからCA′モードまたはCA′モードからFCモー
ドへの切換えは、SFモードを選択した場合にお
けるSEモードからCA′モードまたはCA′モードか
らSFモードへの切り換えと同様に行われる。(第
2図参照)。
第3図はこの考案による他の実施例を示すもの
で、第1図の単音選択回路19とセレクタ13と
の間にメモリ回路34およびセレクタ35を挿入
したものである。
単音選択回路19から出力される鍵情報はセレ
クタ35のA入力に加えられるとともにメモリ回
路34に加えられる。メモリ回路34は加えられ
た鍵情報を記憶し記憶した鍵情報をセレクタ35
のB入力に加える。なお、このメモリ回路34の
記憶内容はテンポカウンタ21から出力される小
節パルスによつてクリアされる。
セレクタ35は、そのB入力セレクト端子SB
に信号ABCが入力されており、信号ABCが
“1”のときはメモリ回路34から出力される鍵
情報を選択してセレクタ13のB入力に加え、一
方信号ABCが“0”のときは単音選択回路19
から出力される鍵情報を選択してセレクタ13の
B入力に加える。
ペダル鍵盤3で押鍵がある(第4図a)と、メ
モリ回路34は該鍵の鍵情報を記憶して出力し
(第4図d)、またフリツプフロツプ31はセツト
されて信号FO(第4図c)が“1”に立ち上が
る。離鍵後テンポカウンタ21から小節パルス
mp(第4図b)がメモリ回路34のクリア端子
C、フリツプフロツプ31のリセツト端子Rに加
わると、メモリ回路34およびフリツプフロツプ
31はそれぞれクリアおよびリセツトされる。
すなわち、フリツプフロツプ31の出力信号
FOが“1”の間はCA′モードとなり、信号FOが
“0”の間はSFモード(またはFCモード)とな
る。
なお、メモリ回路34から出力される鍵情報
は、複数ビツトからなる2進化信号であるが、第
4図dでは便宜上“1”、“0”によつて表わして
いる。
このようにメモリ回路34とセレクト35を設
けることにより、ペダル鍵盤3で押下されていた
鍵が離鍵された後でもその鍵の鍵情報を保持する
ことができ、これにより離鍵後も自動ベース演奏
を続行することが可能となる。
第5図はこの考案による他の実施例を示すもの
で、第3図の実施例にアンド回路36とDフリツ
プフロツプ37を加え、アンド回路36によつて
オア回路32の出力とDフリツプフロツプ37の
出力との論理積をとり、この論理積が“1”のと
きにフリツプフロツプ31をセツトするようにし
ている。
フリツプフロツプ31はペダル鍵盤3で押鍵が
あり(第6図a)、かつテンポカウンタ21から
小節パルスmp(第6図b)が出力されたときにセ
ツトされ、信号FO(第6図c)が“1”に立ち上
がる。ところで、ペダル鍵盤3で押鍵があると、
この鍵を示す鍵情報が直ちにメモリ回路34に記
憶され、該鍵情(第6図d)がセレクタ35のB
入力を介してセレクタ13のB入力に加わる。し
かし、セレクタ13はフリツプフロツプ31の出
力信号FOが“1”に立ち上がるまで(新たな小
節が始まるまで)B入力を選択せず、テンポカウ
ンタ21から小節パルスmpが出力されてフリツ
プフロツプ31がセツトされると(新たな小節が
始まると)B入力を選択する。すなわち、フリツ
プフロツプ31の出力信号FOが“1”になつて
いる小節間だけCA′モードとなり、それ以外のと
きはSFモード(またはFCモード)となる。
したがつてこの実施例によれば、小節の途中で
ペダル鍵盤3で鍵が押鍵されても小節の頭に同期
してSFモード(またはFCモード)からCA′モー
ドへの切り換えを行うことができる。このため、
演奏者は、SFモード(またはFCモード)から
CA′モードへの切り換えのためのペダル鍵盤3で
の押鍵タイミングにそれほど気をつかわなくても
すみ演奏操作が容易となる。
第7図はこの考案による他の実施例を示すもの
で、第5図の実施例を更に改善したものである。
第5図の実施例においては、小節の途中でペダ
ル鍵盤3で鍵を押鍵してその後すぐに(次の小節
が始まる前に)該鍵を離鍵してしまうと、次の小
節が始まつてもCA′モードに切り換えられないも
のである。第7図の実施例はこの点を改善したも
ので、この実施例によればペダル鍵盤3で鍵を押
鍵後すぐに離鍵しても次の小節の頭に同期して必
ずCA′モードに切り換えられるようになされてい
る。
ペダル鍵盤3で押鍵があると、メモリ回路34
は単音選択回路19から出力される鍵情報を記憶
し、その鍵情報(第8図d)をセレクタ35のB
入力を介してセレクタ13のB入力に加える。ま
た、オア回路32からペダル鍵盤3での押鍵に対
応して出力される信号KO(第8図a)はオア回
路38を介してDフリツプフロツプ39に加えら
れ、アンド回路42、オア回路38を介して保持
される。これによりペダル鍵盤3の押下鍵が離鍵
されてオア回路42の出力信号KOが“0”にな
つても、Dフリツプフロツプ39からは、“1”
が出力され続ける。Dフリツプフロツプ39の出
力“1”はアンド回路41に加えられるととも
に、インバータ40を介してアンド回路43に加
えられアンド回路43を不動作にし、アンド回路
41を動作可能にする。
この状態において、テンポカウンタ21から小
節パルスmpが出力されると(第8図b)、この小
節パルスmpはDフリツプフロツプ39によりわ
ずかに遅延されてアンド回路41およびインバー
タ45に加えられる。これによりアンド回路41
は信号“1”を出力してフリツプフロツプ31を
セツトし、またインバータ45は信号“0”を出
力してアンド回路42を不動作にしてDフリツプ
フロツプ39に保持されていた信号“1”をクリ
アする。この結果、フリツプフロツプ31の出力
信号FO(第8図c)は“1”に立ち上がり、また
アンド回路43はインバータ40から信号“1”
が加わるため動作可能になる。この状態でテンポ
カウンタ21から次の小節パルスmpが出力され
ると、フリツプフロツプ31がリセツトされると
ともに、メモリ回路34のクリア端子Cにアンド
回路43を介して信号“1”が加わるためメモリ
回路43の記憶がクリアされる。したがつてペダ
ル鍵盤3で鍵が押下された後の次の1小節は
CA′モードに切り換わる。
なお、上記第1図、第3図、第5図、第7図に
示す実施例においてテンポカウンタ21は小節パ
ルスmpを1小節毎に出力するように構成したが
これに限らず2小節あるいは所定複数小節毎に出
力するように構成してもよい。この場合は例えば
テンポカウンタ21のビツト数を増加し、下位ビ
ツトをパターンメモリ22のアドレス信号とし、
上位ビツトの信号を小節パルスmpとして用いれ
ばよい。
また、第3図、第5図、第7図のメモリ回路3
4のクリアはオア回路32の立ち上がりに同期し
て行うようにしてもよい。なぜならば、メモリ回
路34が次の鍵情報が加わるまで鍵情報を保持し
ていてもフリツプフロツプ31の出力信号FOが
“0”であればセレクタ13はA入力を選択しメ
モリ回路34に記憶されている鍵情報は根音情報
RD′として採用されないからである。
さらにまた、前述の実施例においては、自動伴
奏モードとしてSFモードとFCモードを備える電
子楽器の自動伴奏装置にこの考案を適用したが、
SFモードまたはFCモードのいずれか一方のみ、
あるいはSFモードまたはFCモード以外の自動伴
奏モードを備える自動伴奏装置にもこの考案は適
用し得るものである。
以上説明したようにこの考案によれば、ペダル
鍵盤を用いて曲中任意箇所で自動伴奏モードを
SFモードあるいはFCモードからCA′モードへ
(またはCA′モードからSFモードあるいはFCモー
ドへ)切り換えることができ、単調になりがちで
あつたSFモードあるいはFCモードによる自動ベ
ース演奏に変化をもたせることができる。しか
も、上記の切り換えはCA′モードのための押鍵操
作に関連して自動的に行われるので、従来のよう
に特別の自動伴奏モード選択スイツチを操作する
必要がなく、これにより演奏性を著しく向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロツク
図、第2図はこの考案によるモード切り換えを説
明するために用いたタイムチヤート、第3図、第
5図、第7図はそれぞれこの考案の他の実施例を
示す要部のブロツク図、第4図、第6図、第8図
はそれぞれ第3図、第5図、第7図の実施例にお
けるモード切り換えを説明するために用いたタイ
ムチヤートである。 1……上鍵盤、2……下鍵盤、3……ペダル鍵
盤、4……メロデイ楽音形成回路、5……増幅
器、6……スピーカ、7……SFモード選択スイ
ツチ、8……FCモード選択スイツチ、10,1
3,24,35……セレクタ、14……加算器、
15……コード楽音形成回路、16……ベース楽
音形成回路、19……単音選択回路、20……テ
ンポ発振器、21テンポカウンタ、22……パタ
ーンメモリ、27……根音検出回路、28……従
音形成回路、29,,0……タツチバー、31…
…フリツプフロツプ、33……従音加算データ発
生回路、,4……メモリ回路、37,39,44
……Dフリツプフロツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1の鍵盤と、 第2の鍵盤と、 前記第1の鍵盤で押下されている鍵の音が構
    成するコードの根音を検出する根音検出手段
    と、 前記第2の鍵盤で押下されている単一の鍵の
    音を検出する単音検出手段と、 前記第2の鍵盤で鍵が押下される毎にセツト
    され、所定小節毎にリセツトされる記憶手段
    と、 この記憶手段がリセツトされているときには
    前記根音検出手段で検出された根音を選択し、
    セツトされているときには前記単音検出手段で
    選択された単一の鍵の音を選択する選択手段
    と、 演奏すべきベース音の発音タイミングおよび
    根音に対する音程を少なくとも指示するベース
    パターンを発生するパターン発生手段と、 前記選択手段で選択された音を根音とし、前
    記第1の鍵盤で押下されている鍵の音が構成す
    るコードのコード種類または適宜手段によつて
    指定されたコード種類にもとづき前記パターン
    発生手段から発生されるベースパターンにした
    がつてベース音を順次発生する自動ベース音発
    生手段と、 を具えた電子楽器の自動伴奏装置。 (2) 単音検出手段は少なくとも記憶手段がリセツ
    トされるまで検出された単一の鍵の音を保持す
    る手段を有する特許請求の範囲第(1)項記載の電
    子楽器の自動伴奏装置。 (3) パターン発生手段はテンポ発振器と、このテ
    ンポ発振器から発生されるテンポパルスを計数
    するテンポカウンタと、このテンポカウンタの
    計数値に対応して、ベースパターンを読み出す
    パターンメモリを具え、 記憶手段は前記テンポカウンタの計数値が所
    定値に達する毎に該テンポカウンタから出力さ
    れる小節パルスによつてリセツトされる特許請
    求の範囲第(1)項記載の電子楽器の自動伴奏装
    置。
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JPS5732993U JPS5732993U (ja) 1982-02-20
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508521A (ja) * 1973-05-21 1975-01-29
JPS5525070A (en) * 1978-08-11 1980-02-22 Kawai Musical Instr Mfg Co Automatic accompany device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508521A (ja) * 1973-05-21 1975-01-29
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