JPH0710925U - フライバックトランス - Google Patents
フライバックトランスInfo
- Publication number
- JPH0710925U JPH0710925U JP3934793U JP3934793U JPH0710925U JP H0710925 U JPH0710925 U JP H0710925U JP 3934793 U JP3934793 U JP 3934793U JP 3934793 U JP3934793 U JP 3934793U JP H0710925 U JPH0710925 U JP H0710925U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- resin
- bobbin
- core
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】出力ボビンの発煙・発火が容易に発生しないフ
ライバックトランスを提供する。 【構成】コア6と、このコア6を通す筒部9を有すると
ともに筒部9の外周に樹脂注入用の空間部11を介して
形成されて1次巻線1および3次巻線を巻回した巻線部
12を有する出力ボビン3と、巻線部12の外周に配置
された2次巻線2を有する高圧ボビン4と、空間部11
に充填された樹脂7とを備えている。
ライバックトランスを提供する。 【構成】コア6と、このコア6を通す筒部9を有すると
ともに筒部9の外周に樹脂注入用の空間部11を介して
形成されて1次巻線1および3次巻線を巻回した巻線部
12を有する出力ボビン3と、巻線部12の外周に配置
された2次巻線2を有する高圧ボビン4と、空間部11
に充填された樹脂7とを備えている。
Description
【0001】
この考案は、テレビジョン受像機等に用いられるフライバックトランスに関す るものである。
【0002】
従来のフライバックトランスの構成について、図5を参照しながら説明する。 図5は、従来のフライバックトランスの内部構成を示す断面図を示すものである 。ここで、1は1次巻線および3次電圧を発生するための3次巻線、2は2次電 圧を発生するための2次巻線、3は1次巻線および3次巻線を巻線するための出 力ボビン、4は2次巻線2を巻線するための高圧ボビン、5は高圧ケース、6は コア、7は絶縁耐圧を向上するためのエポキシ樹脂、8は1次巻線および3次巻 線等を接続する出力ピンである。
【0003】
このような従来のフライバックトランスでは、1次巻線間や3次巻線間にレア ショートが起こったとき、セット側のリミッタが動作するまでに出力ボビンが発 煙あるいは発火することがあるという問題があった。 したがって、この考案の目的は、出力ボビンの発煙・発火が容易に発生しない フライバックトランスを提供することである。
【0004】
この考案のフライバックトランスは、コアと、このコアを通す筒部を有すると ともに前記筒部の外周に樹脂注入用の空間部を介して形成されて1次巻線および 3次巻線を巻回した巻線部を有する出力ボビンと、前記巻線部の外周に配置され た2次巻線を有する高圧ボビンと、前記空間部に充填された樹脂とを備えたもの である。
【0005】
この考案の構成によれば、1次巻線に電圧を印加すると2次巻線に2次電圧が 発生し、3次巻線に3次電圧が発生する。この場合、コアを通す筒部の外周に樹 脂注入用の空間部を介して1次巻線および3次巻線の巻線部を設け、空間部に樹 脂を注入したため、1次巻線間および3次巻線間にレアショートが発生しても従 来と比較して、出力ボビンの発煙・発火を抑制でき、信頼性を向上することがで きる。
【0006】
この考案の一実施例を図1ないし図4により説明する。図1はフライバックト ランスの断面図を示し、図2はその出力ボビンの外観斜視図を示している。すな わち、このフライバックトランスは、コア6と、出力ボビン3と、高圧ボビン4 と、樹脂7とを有する。
【0007】 出力ボビン3は、コア6を通す筒部9を有するとともに筒部9の外周に樹脂注 入用の空間部11を介して形成されて1次巻線および3次巻線1を巻回した巻線 部12を有する。実施例の空間部11は、筒部9と巻線部12との間に軸方向の 一端側に開口部10を有する袋状に形成し、中間の位置にも空間部11に樹脂を 流れ込ませるための開口部10を複数形成している。8は1次巻線および3次巻 線1の出力ピンで筒部9の軸方向の一方に突出し、9aは筒部9の出力ピン8と 同じ側の端部より延出したコアガイド部である。
【0008】 高圧ボビン4は、巻線部12の外周に配置されて2次巻線2を有する。この高 圧ボビン4および出力ボビン3は筒部9の端部を貫通させる高圧ケース5に収納 され、高圧ケース5の開口5aに出力ピン8およびコアガイド部9aが位置して いる。 樹脂7は空間部11に注入されるが、エポキシ樹脂を実施例とし、高圧ケース 5内の全体に行き渡るように充填される。
【0009】 図3および図4は、樹脂7の注入工程の断面図を示す。図1と上下を逆の状態 にして高圧ケース5の開口5aにノズル13を挿入し、ノズル13から樹脂7を 注入する。樹脂7は高圧ケース5の内部に溜まるとともに、図3の矢印および図 4のように開口部10より空間部11に流れ込み、空間部11が充満した状態で 樹脂7を硬化させると、空間部11に充填された樹脂7による樹脂層が形成され 、出力ボビン3に樹脂層と筒部9の2重構造が形成され、熱容量が増大する。
【0010】 この実施例によれば、1次巻線1に電圧を印加すると2次巻線2に2次電圧が 発生し、3次巻線1に3次電圧が発生する。 この場合、コア6を通す筒部9の外周に樹脂注入用の空間部11を介して1次 巻線1および3次巻線1の巻線部12を設け、空間部11に樹脂7を注入したた め、1次巻線1間および3次巻線1間にレアショートが発生しても従来と比較し て、出力ボビン3の発煙・発火を抑制でき、信頼性を向上することができる。
【0011】
この考案のフライバックトランスによれば、コアを通す筒部の外周に樹脂注入 用の空間部を介して1次巻線および3次巻線の巻線部を設け、空間部に樹脂を注 入したため、1次巻線間および3次巻線間にレアショートが発生しても従来と比 較して、出力ボビンの発煙・発火を抑制でき、信頼性を向上することができると いう効果がある。
【図1】この考案の一実施例の断面図である。
【図2】その出力ボビンの斜視図である。
【図3】樹脂の注入始めの状態の断面図である。
【図4】樹脂の注入途中の状態の断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
1 1次巻線および3次巻線 2 2次巻線 3 出力ボビン 4 高圧ボビン 6 コア 7 樹脂 9 筒部 11 空間部 12 巻線部
Claims (1)
- 【請求項1】 コアと、このコアを通す筒部を有すると
ともに前記筒部の外周に樹脂注入用の空間部を介して形
成されて1次巻線および3次巻線を巻回した巻線部を有
する出力ボビンと、前記巻線部の外周に配置された2次
巻線を有する高圧ボビンと、前記空間部に充填された樹
脂とを備えたフライバックトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3934793U JPH0710925U (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | フライバックトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3934793U JPH0710925U (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | フライバックトランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710925U true JPH0710925U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=12550550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3934793U Pending JPH0710925U (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | フライバックトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710925U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491082U (ja) * | 1972-04-05 | 1974-01-08 | ||
JPS4918684U (ja) * | 1972-05-20 | 1974-02-16 | ||
JPS51139077U (ja) * | 1975-04-30 | 1976-11-09 | ||
US7855484B2 (en) | 2006-11-30 | 2010-12-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Insulating member and stator |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP3934793U patent/JPH0710925U/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491082U (ja) * | 1972-04-05 | 1974-01-08 | ||
JPS5111489Y2 (ja) * | 1972-04-05 | 1976-03-27 | ||
JPS4918684U (ja) * | 1972-05-20 | 1974-02-16 | ||
JPS511909Y2 (ja) * | 1972-05-20 | 1976-01-20 | ||
JPS51139077U (ja) * | 1975-04-30 | 1976-11-09 | ||
US7855484B2 (en) | 2006-11-30 | 2010-12-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Insulating member and stator |
JP4737054B2 (ja) * | 2006-11-30 | 2011-07-27 | トヨタ自動車株式会社 | 絶縁部材およびステータ |
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