JP3213653B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JP3213653B2 JP18326093A JP18326093A JP3213653B2 JP 3213653 B2 JP3213653 B2 JP 3213653B2 JP 18326093 A JP18326093 A JP 18326093A JP 18326093 A JP18326093 A JP 18326093A JP 3213653 B2 JP3213653 B2 JP 3213653B2
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信男 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用点火コイル
に関し、特に2次コイルの巻終り端末を2次ターミナル
に接続し、2次ターミナルを高圧ターミナルに接続する
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用点火コイル(イグニッション
・コイル)において、1次コイルと2次コイルをボビン
に巻いてコイル部をつくり、ボビンつばと一体の突起部
に2次補助ターミナルを固着し、2次補助ターミナルの
凹部に2次コイルの巻終り端部をからげ、2次ターミナ
ルの一端をボビン溝山から伸びる突起棒に連結し、2次
ターミナルの他端を2次補助ターミナルに嵌め込み、樹
脂ケースにコイル部を収納し、2次ターミナルの穴部に
高圧ターミナルの端部を圧入することが知られている。
(特開平3−257908号公報参照)
【0003】従来の内燃機関用点火コイルにおいては、
ボビンつばと一体の突起部に固着した2次補助ターミナ
ルと、巻線後に2次補助ターミナルに組みつける2次タ
ーミナルとを用いるので、2次コイルの端部を2次補助
ターミナルに自動巻線機によってからげることができ
る。しかし、2次補助ターミナルを用いるため、部品点
数及び接続箇所が多く、組立に手数を要し、信頼性にも
問題がある。また、2次ターミナルと高圧ターミナルと
の接続は、2次ターミナルの穴部に高圧ターミナルの端
部を圧入するだけであるので、電気的な接続が保障され
ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、内燃機関用
点火コイルにおいて、2次コイルの巻終り端末と2次タ
ーミナルとの接続箇所の部品点数を少なくし、組立工数
を減少させ、信頼性を向上させることを第1の課題と
し、2次ターミナルと高圧ターミナルとの接続部の信頼
性を向上させることを第2の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内燃機関用点火コイルは、コイル部(9)が
ケーシング(7) 内に収容され、コイル部(9) の肉厚の
山(18)の下端部(19)に導体製の2次ターミナル(3) が連
結され、コイル部(9) の2次コイル(2) の巻終り端末(3
1)が2次ターミナル(3) に巻き付けられ、ケーシング
(7) 下部の筒状部(8) に導体製の高圧ターミナル(4) が
固定され、板材からなる2次ターミナル(3) の二叉形状
の下部が高圧ターミナル(4) の上部の截頭円錐部と円柱
部の内面からなる穴部(28)に圧入され、ケーシング(7)
内に充填材が注入充填されたこと技術的手段としてい
る。
【0006】
【作用】2次コイル(2) に発生した起電力がコイル端末
を通して2次ターミナル(3) に流れ、2次ターミナル
(3) の下部が高圧ターミナル(4) の上部の穴部(28)に圧
入され 電気的に接続されているので、2次ターミナル
(3) から高圧ターミナル(4) に流れる。高圧ターミナル
(4) は従来技術と同様にして点火プラグに電気的に接続
されているので、起電力は点火プラグに流れる。なお、
2次コイル(2) の巻終り端末31を2次ターミナル(3) に
自動巻線機によって巻き付けることができる。
【0007】
【実施例】図1〜図4に基づいて本発明の実施例につい
て説明をする。1次ボビン12、1次コイル13、2次ボビ
ン1、2次コイル2からコイル部9が構成され、ケーシ
ング7の上部の上部室14にコイル部9が横置きに収納さ
れる。コイル部9を収納するときに、2次ターミナル3
と高圧ターミナル4とが接続され、中心コア11が所定の
位置に配置される。環状の外周コア15、コネクタ10及び
環状スペーサ32は、合成樹脂等からなるケーシング7が
成形されるときに、予め埋めて固定され、ケーシング7
と一体に成形される。コネクタ10内には導体製金具が一
体成形され、中心コア11の回りに1次ボビン12と2次ボ
ビン1とが同心的に配置され、1次ボビン12と2次ボビ
ン1の各巻溝(2次ボビン1の場合は図2に示されるよ
うに複数の巻溝)に1次コイル13と2次コイル2とがそ
れぞれ巻かれている。ケーシング7の下部には筒状部8
が一体に形成されており、筒状部8の内部下方に高圧タ
ーミナル4がケーシング7と一体に成形されている。環
状スペーサ32の内面にボルト33を挿入し、ボルト33によ
って内燃機関用点火コイルが取り付けられる。
【0008】図1・図2に明示されるように、2次ボビ
ン1の肉厚の溝山18が下方に延長され、延長された下端
部19が筒状部8の中に位置し、同様に2次ボビン1のつ
ば部5が下方に延長され、延長された先端部17が筒状部
8の中に位置する。下端部19に下端に開口する穴を形成
し、導体製板材からなる2次ターミナル3の細長形状の
上部21を下端部19の穴に圧入して連結する。2次ターミ
ナル3は細長形状の上部21、中央部22と二叉形状の下部
23からなり、図3・図4に示すように二叉形状の下部23
の外側の幅Wは、弾性変形してやや小さくなるものとす
る。高圧ターミナル4の上部は略筒状で、上部下端の外
周に小径部25が形成され、小径部25がケーシング7の筒
状部8の壁部30に密着し、高圧ターミナル4が壁部30に
よって筒状部8の軸心部に固定され支持される。高圧タ
ーミナル4の略筒状の上部には内側に穴部28が形成さ
れ、高圧ターミナル4の上端で開口し、上方が下方より
も大径の截頭円錐部の内面26と、截頭円錐部の内面26に
連続する円柱部の内面27とが形成され、円柱部の内面27
の直径φDは截頭円錐部の内面26の最小径部分と同一径
である。高圧ターミナル4の円柱部の内面27の直径φD
は、2次ターミナル3の下部23の外側の幅Wよりも少し
小さく(幅Wが直径φDより少し大きく)、高圧ターミ
ナル4の下方部は点火プラグに電気的に接続される。
【0009】2次コイル2の巻終り端末31は、2次ボビ
ン1のつば部5の先端部17を経由して(例えば先端部17
の通孔を通して)、2次ターミナル3の中央部22に自動
巻線機等によって巻き付け、巻き付け部分をはんだ付け
して、2次コイル2の巻終り端末と2次ターミナル3と
を電気的に接続する。2次ターミナル3の二叉形状の下
部23を高圧ターミナル4の上部の内側の穴部28(截頭円
錐部の内面26・円柱部の内面27)に圧入すると、二叉形
状の下部23は幅Wが弾性変形により少し狭くなる。そし
て、二叉形状の下部23は元の幅Wに戻ろうとするので、
高圧ターミナル4の円柱部の内面27の内面に二叉形状の
下部23の外側から弾性による力が作用し、この力によっ
て二叉形状の下部23は円柱部の内面27に圧入された状態
に維持される。こうして2次ターミナル3と高圧ターミ
ナル4とは電気的に接続される。導体製板材からなる2
次ターミナル3の下部23は、幅Wに比べて厚みがきわめ
て小さいので、図2に明示されるとおり、2次ターミナ
ル3の両平面(厚みの方向に垂直な面、図2では2次タ
ーミナル3の左右の表面)と高圧ターミナル4の穴部28
の内面26・27との間には、開口状態の2つの相当大きな
隙間が形成されている。そして、この開口状態の隙間は
筒状部8の内部を介して上部室14に連通されている。
ーシング7の上部室14にコイル部9を横置きに収納し、
中心コア11、コネクタ10を所定の位置に配置し、2次タ
ーミナル3の二叉形状の下部23を高圧ターミナル4の上
部の内側の穴部28に圧入して電気的に接続した状態で、
ケーシング7内にエポキシ樹脂等の充填材を注入充填す
る。充填材はケーシング7の上部室14から筒状部8内に
注入(真空注入)され、高圧ターミナル4の穴部28の内
面26・27と2次ターミナル3との間の開口状態の隙間及
び二叉内にも充填される。截頭円錐部の内面26は上方が
下方よりも大径であるので、前記の開口状態の隙間への
充填材の充填が容易である。そして、充填材の硬化によ
り、コイル部9等がケーシング7内に絶縁固定され、2
次ターミナル3と高圧ターミナル4とは電気的に接続さ
れた状態で強固に固定され、接続部の信頼性が向上す
る。
【0010】
【発明の効果】本発明の内燃機関用点火コイルは、次の
,の顕著な効果を奏する。 本発明では、コイル
部の肉厚の溝山の下端部に導体製の2次ターミナルが連
結され、コイル部の2次コイルの巻終り端末が2次ター
ミナルに巻き付けられている。従って、2次補助ターミ
ナルを用いた従来技術よりも2次コイルの巻終り端末と
2次ターミナルとの接続箇所の部品点数が少ないので、
組立工数が減少し、信頼性が向上する。 本発明で
は、導体製板材からなる2次ターミナルの二叉形状の下
部が高圧ターミナルの上部の截頭円錐部と円柱部の内面
からなる穴部に圧入され、ケーシング内に充填材が注入
充填されている。従って、2次ターミナルの下部の二叉
形状部分の弾性力により、2次ターミナルの下部が高圧
ターミナルの円柱部の内面に密着状態となり、相互に離
れ難く、電気的な接続が確実になる。しかも、2次ター
ミナルは導体製板材からなり、二叉形状の下部の幅と厚
みにはそれらの大きさに相当の差があるので、2次ター
ミナルの板材の両面(厚みの方向に垂直な面)と高圧タ
ーミナルの穴部との間に開口状態の相当大きな隙間が形
成されている。そのため、ケーシング内に注入充填され
る充填材が開口状態の隙間及び二叉内にも充填され、充
填材の硬化により2次ターミナルと高圧ターミナルとは
電気的に接続された状態で強固に固定され、接続部の信
頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関用点火コイルの実施例につい
て、図2の矢視I−I方向からみた断面図である。
【図2】本発明の内燃機関用点火コイルの実施例の断面
図である。
【図3】図1の要部拡大図であり、2次ターミナルと高
圧ターミナルの接続部を示す。
【図4】接続前の2次ターミナルと高圧ターミナルとを
示す。
【符号の説明】
2 2次コイル 3 2次ターミナル 4 高圧ターミナル 5 つば部 7 ケーシング 8 筒状部 9 コイル部 17 先端部 18 溝山 19 下端部 28 穴部 31 巻終り端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 38/12 F02P 15/00 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル部がケーシング内に収容され、コ
    イル部の肉厚の溝山の下端部に導体製の2次ターミナル
    が連結され、コイル部の2次コイルの巻終り端末が2次
    ターミナルに巻き付けられ、ケーシング下部の筒状部に
    導体製の高圧ターミナルが固定され、板材からなる2次
    ターミナルの二叉形状の下部が高圧ターミナルの上部の
    截頭円錐部と円柱部の内面からなる穴部に圧入され、ケ
    ーシング内に充填材が注入充填された内燃機関用点火コ
    イル。
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