JPH06203943A - 点火装置の接続部分 - Google Patents
点火装置の接続部分Info
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- JPH06203943A JPH06203943A JP5249146A JP24914693A JPH06203943A JP H06203943 A JPH06203943 A JP H06203943A JP 5249146 A JP5249146 A JP 5249146A JP 24914693 A JP24914693 A JP 24914693A JP H06203943 A JPH06203943 A JP H06203943A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01T—SPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
- H01T13/00—Sparking plugs
- H01T13/02—Details
- H01T13/04—Means providing electrical connection to sparking plugs
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Spark Plugs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 点火コイルと点火プラグ接続器内の高電圧ス
イッチ部材との間の電圧損失ができるだけわずかになる
ように，点火プラグ接続器の容量を構成する。 【構成】 点火コイル１３の出力電圧に接続されている
金属部材３２が大地ポテンシャルの金属の遮へい部材３
４と同軸的に向き合っていることによって，点火装置の
構造に基づく容量のほかに，付加的な容量が，点火コイ
ルの高電圧接続部のための接続部材２３と高電圧スイッ
チ部材２２との間に形成されている。
イッチ部材との間の電圧損失ができるだけわずかになる
ように，点火プラグ接続器の容量を構成する。 【構成】 点火コイル１３の出力電圧に接続されている
金属部材３２が大地ポテンシャルの金属の遮へい部材３
４と同軸的に向き合っていることによって，点火装置の
構造に基づく容量のほかに，付加的な容量が，点火コイ
ルの高電圧接続部のための接続部材２３と高電圧スイッ
チ部材２２との間に形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は点火コイルと内燃機関の
シリンダヘッド内に取り付けられる点火プラグとの間に
配置されている点火装置の接続部分であって，跳躍電圧
が印加されると遮断状態から導電状態に可逆的に変化す
る高電圧スイッチ部材が埋め込まれている絶縁物質ケー
シングと，接続部分の一方の端部に配置されていて高電
圧スイッチ部材の一方の極に接続されかつ跳躍電圧より
も高い点火コイルの出力電圧を導く点火コイルの高電圧
接続部に接続可能である接続部材と，接続部分の他方の
端部に配置されていて高電圧スイッチ部材の他方の極に
接続されかつ点火プラグの接続ピンを受容する接続部材
と，接続部分と大地ポテンシャルのシリンダヘッドとの
間に存在する容量とを有している形式のものに関する。
シリンダヘッド内に取り付けられる点火プラグとの間に
配置されている点火装置の接続部分であって，跳躍電圧
が印加されると遮断状態から導電状態に可逆的に変化す
る高電圧スイッチ部材が埋め込まれている絶縁物質ケー
シングと，接続部分の一方の端部に配置されていて高電
圧スイッチ部材の一方の極に接続されかつ跳躍電圧より
も高い点火コイルの出力電圧を導く点火コイルの高電圧
接続部に接続可能である接続部材と，接続部分の他方の
端部に配置されていて高電圧スイッチ部材の他方の極に
接続されかつ点火プラグの接続ピンを受容する接続部材
と，接続部分と大地ポテンシャルのシリンダヘッドとの
間に存在する容量とを有している形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】点火プラグ接続器として構成されている
このような接続部分は，切り替えダイオードとして構成
された高電圧スイッチ部材を有しており，この高電圧ス
イッチ部材によって，点火プラグに導かれる電圧が制御
される。点火装置の点火コイルから供給される跳躍電圧
によって遮断状態から急激に導電状態に変化して後続の
点火プラグを跳躍電圧で負荷するこの高電圧スイッチ部
材によって，点火プラグの電極に点火火花を形成するこ
とを困難にする点火プラグにおける分路を充分に除去す
ることが可能である。
このような接続部分は，切り替えダイオードとして構成
された高電圧スイッチ部材を有しており，この高電圧ス
イッチ部材によって，点火プラグに導かれる電圧が制御
される。点火装置の点火コイルから供給される跳躍電圧
によって遮断状態から急激に導電状態に変化して後続の
点火プラグを跳躍電圧で負荷するこの高電圧スイッチ部
材によって，点火プラグの電極に点火火花を形成するこ
とを困難にする点火プラグにおける分路を充分に除去す
ることが可能である。
【０００３】このための前提は，高電圧スイッチ部材に
よって生ぜしめられる跳躍電圧が点火火花の形成に必要
な点火プラグ電極の点火電圧に達することである。高電
圧スイッチ部材によって生ぜしめられる跳躍電圧は高電
圧スイッチ部材に供給される跳躍電圧の部分電圧であっ
て，高電圧スイッチ部材の構成に関連している。高電圧
スイッチ部材に供給される跳躍電圧自体は点火コイルの
出力電圧よりも損失電圧だけ低い。
よって生ぜしめられる跳躍電圧が点火火花の形成に必要
な点火プラグ電極の点火電圧に達することである。高電
圧スイッチ部材によって生ぜしめられる跳躍電圧は高電
圧スイッチ部材に供給される跳躍電圧の部分電圧であっ
て，高電圧スイッチ部材の構成に関連している。高電圧
スイッチ部材に供給される跳躍電圧自体は点火コイルの
出力電圧よりも損失電圧だけ低い。
【０００４】点火装置を点火コイルから点火プラグへの
エネルギの流れについて考察すると，点火装置内の容量
分配に基づいて生ずる損失電圧は，高電圧スイッチ部材
の位置を基準として，前方の容量と後方の容量との和が
前方の容量よりも大きいほど，大きくなる。
エネルギの流れについて考察すると，点火装置内の容量
分配に基づいて生ずる損失電圧は，高電圧スイッチ部材
の位置を基準として，前方の容量と後方の容量との和が
前方の容量よりも大きいほど，大きくなる。
【０００５】この損失電圧を補償するためには，高電圧
スイッチ部材を点火電圧よりも相応して高い跳躍電圧に
構成して，所定の最低点火電圧を達成しなければならな
い。したがって点火コイルも極めて高い出力電圧を生ぜ
しめなければならない。しかしながら高い電圧は確実性
を損なう危険がある。なぜなら，不都合な容量性アーク
放電によって点火プラグの電極の浸食が生ずることがあ
るからである。更に，高電圧スイッチ部材及び点火コイ
ルは相応して高電圧に耐えるものでなければならず，こ
れらの部材が高価になる。
スイッチ部材を点火電圧よりも相応して高い跳躍電圧に
構成して，所定の最低点火電圧を達成しなければならな
い。したがって点火コイルも極めて高い出力電圧を生ぜ
しめなければならない。しかしながら高い電圧は確実性
を損なう危険がある。なぜなら，不都合な容量性アーク
放電によって点火プラグの電極の浸食が生ずることがあ
るからである。更に，高電圧スイッチ部材及び点火コイ
ルは相応して高電圧に耐えるものでなければならず，こ
れらの部材が高価になる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は，従来
技術のこのような欠点を取り除き，簡単な手段によっ
て，低い電圧水準で動作する点火装置を提供することで
らる。
技術のこのような欠点を取り除き，簡単な手段によっ
て，低い電圧水準で動作する点火装置を提供することで
らる。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に，本発明の構成では，最初に述べた形式の点火装置の
接続部分において，絶縁物質ケーシングに所属して，高
電圧スイッチ部材と接続部材との間の範囲の容量を増大
させる手段が設けられているようにした。
に，本発明の構成では，最初に述べた形式の点火装置の
接続部分において，絶縁物質ケーシングに所属して，高
電圧スイッチ部材と接続部材との間の範囲の容量を増大
させる手段が設けられているようにした。
【０００８】
【発明の効果】この構成によって，低い跳躍電圧の高電
圧スイッチ部材を使用することが可能になり，その結果
低い出力電圧の点火コイルを使用することも可能にな
り，点火装置の製作費が安価になる。
圧スイッチ部材を使用することが可能になり，その結果
低い出力電圧の点火コイルを使用することも可能にな
り，点火装置の製作費が安価になる。
【０００９】請求項２以下には本発明の有利な実施態様
が記載してある。
が記載してある。
【００１０】
【実施例】以下においてな図１に示した本発明の実施例
に基づいて本発明の構成を具体的に説明する。
に基づいて本発明の構成を具体的に説明する。
【００１１】図１に示したのもは，多シリンダ内燃機関
用の点火装置の接続部分であって，点火プラグ接続器と
して役立ち，この場合各シリンダに対して，１つの点火
コイルとこれと一体化された１つの点火プラグ接続器と
を有する固有の点火ユニットが使用される。
用の点火装置の接続部分であって，点火プラグ接続器と
して役立ち，この場合各シリンダに対して，１つの点火
コイルとこれと一体化された１つの点火プラグ接続器と
を有する固有の点火ユニットが使用される。
【００１２】図１に横断面で部分的に示した内燃機関の
シリンダヘッド１１は，図示してない形式でそれに固定
された点火ユニット１２を有しており，その点火コイル
１３は単に概略的に示されており，その点火プラグ接続
器１４はシリンダヘッド１１の点火プラグ収容孔１６内
に固定された点火プラグ１７に接続されている。
シリンダヘッド１１は，図示してない形式でそれに固定
された点火ユニット１２を有しており，その点火コイル
１３は単に概略的に示されており，その点火プラグ接続
器１４はシリンダヘッド１１の点火プラグ収容孔１６内
に固定された点火プラグ１７に接続されている。
【００１３】縦軸線１８を有する点火プラグ接続器１４
は大体において円柱形に構成されており，外側のシリコ
ンゴムから成る筒体１９と，射出成形法で作られた熱硬
化性プラスチック製の円柱形絶縁物質ケーシング２０と
を有しており，この絶縁物質ケーシング内には，ピン形
の接続部材２１と，これに対して直列に接続されている
切り替えダイオードとして構成された円柱形の高電圧ス
イッチ部材２２とが直接に埋め込まれている。
は大体において円柱形に構成されており，外側のシリコ
ンゴムから成る筒体１９と，射出成形法で作られた熱硬
化性プラスチック製の円柱形絶縁物質ケーシング２０と
を有しており，この絶縁物質ケーシング内には，ピン形
の接続部材２１と，これに対して直列に接続されている
切り替えダイオードとして構成された円柱形の高電圧ス
イッチ部材２２とが直接に埋め込まれている。
【００１４】接続部材２１の自由端部には，点火コイル
１３の図示されていない高電圧接続部のための絶縁物質
ケーシング２０から突出している接続部材２３が設けら
れており，高電圧スイッチ部材２２の自由端部には接続
部材２４が接続されていて，絶縁物質ケーシング２０内
に埋め込まれており，接続部材２４は，点火プラグ１７
の接続ピン２６を受容するための開口を絶縁物質ケーシ
ング２０の端面のところに有している。点火プラグ１７
は普通の形式でシリンダヘッド１１のねじ孔２７内にね
じ込まれており，接続ピン２６とは逆の側の端部のとこ
ろに外側電極２８と中心電極２９とを有しており，中心
電極２９に点火電圧が印加されて，これらの電極の間に
火花が形成される。
１３の図示されていない高電圧接続部のための絶縁物質
ケーシング２０から突出している接続部材２３が設けら
れており，高電圧スイッチ部材２２の自由端部には接続
部材２４が接続されていて，絶縁物質ケーシング２０内
に埋め込まれており，接続部材２４は，点火プラグ１７
の接続ピン２６を受容するための開口を絶縁物質ケーシ
ング２０の端面のところに有している。点火プラグ１７
は普通の形式でシリンダヘッド１１のねじ孔２７内にね
じ込まれており，接続ピン２６とは逆の側の端部のとこ
ろに外側電極２８と中心電極２９とを有しており，中心
電極２９に点火電圧が印加されて，これらの電極の間に
火花が形成される。
【００１５】高電圧スイッチ部材２２の位置を基準とし
て，点火コイル１３から点火プラグ１７へのエネルギの
流れの方向で，点火コイル１３及びそれに続く高電圧ス
イッチ部材よりも前の点火プラグ接続器１４の部分の容
量から成る大地ポテンシャルに対する前容量と，高電圧
スイッチ部材２２と点火プラグ１７との間の点火プラグ
接続器１４の部分の容量と点火プラグ１７の容量とから
成る大地ポテンシャルに対する後容量とが分配されてい
る。これら両方の容量は，これらの部材の構造及び取り
付け形式によって，特に大地ポテンシャルにあるシリン
ダヘッド１１からのこれらの部材の間隔によって生ずる
のである。
て，点火コイル１３から点火プラグ１７へのエネルギの
流れの方向で，点火コイル１３及びそれに続く高電圧ス
イッチ部材よりも前の点火プラグ接続器１４の部分の容
量から成る大地ポテンシャルに対する前容量と，高電圧
スイッチ部材２２と点火プラグ１７との間の点火プラグ
接続器１４の部分の容量と点火プラグ１７の容量とから
成る大地ポテンシャルに対する後容量とが分配されてい
る。これら両方の容量は，これらの部材の構造及び取り
付け形式によって，特に大地ポテンシャルにあるシリン
ダヘッド１１からのこれらの部材の間隔によって生ずる
のである。
【００１６】点火プラグ接続器１４において，本発明に
よれば，接続部材２３と接続部材２４との間で絶縁物質
ケーシング２０の外面３１に筒形の金属部材３２が取り
付けられており，筒体１９の外面３３には金属の遮へい
部材３４が取り付けられている。金属部材３２は接続部
材２３を介して点火コイル１３の高電圧接続部に電気的
に接続されており，遮へい部材３４は，遮へい部材３４
から曲げ出されたばね作用を有する接続部材３６を介し
て，大地ポテンシャルにあるシリンダヘッド１１に電気
的に接続されている。原理的には遮へい部材３４は点火
コイル１３の出力電圧と大地ポテンシャルとの間の遮へ
い電圧を有することもできる。遮へい部材３４は点火コ
イル１３と一緒に固定部材を介して大地ポテンシャルの
シリンダヘッド１１に導電性に固定しておくことができ
る。
よれば，接続部材２３と接続部材２４との間で絶縁物質
ケーシング２０の外面３１に筒形の金属部材３２が取り
付けられており，筒体１９の外面３３には金属の遮へい
部材３４が取り付けられている。金属部材３２は接続部
材２３を介して点火コイル１３の高電圧接続部に電気的
に接続されており，遮へい部材３４は，遮へい部材３４
から曲げ出されたばね作用を有する接続部材３６を介し
て，大地ポテンシャルにあるシリンダヘッド１１に電気
的に接続されている。原理的には遮へい部材３４は点火
コイル１３の出力電圧と大地ポテンシャルとの間の遮へ
い電圧を有することもできる。遮へい部材３４は点火コ
イル１３と一緒に固定部材を介して大地ポテンシャルの
シリンダヘッド１１に導電性に固定しておくことができ
る。
【００１７】これによって，金属部材３２と遮へい部材
３４との間に筒体１９の一部を誘電体として容量が形成
される。この容量は，遮へい電圧が大きいほどかつ３mm
以下の誘電体の厚さが小さいほど，大きくなる。
３４との間に筒体１９の一部を誘電体として容量が形成
される。この容量は，遮へい電圧が大きいほどかつ３mm
以下の誘電体の厚さが小さいほど，大きくなる。
【００１８】図示の接続部分を作用は次のとおりであ
る。点火装置の運転の際に，点火プラグ１３の高電圧接
続部に接続されている接続部材２３には点火プラグ１３
の出力電圧がある。接続部材２３は接続部材２１を介し
て高電圧スイッチ部材２２に接続されている。高電圧ス
イッチ部材２２は跳躍電圧に達したときに急激に遮断状
態から導電状態に変化する。高電圧スイッチ部材２２
の，接続部材２１とは逆の側の端部において，導電状態
への切り替えの際に電圧すなわちやはり跳躍電圧と呼ば
れる電圧が生ぜしめられる。この電圧は高電圧スイッチ
部材２２に供給される跳躍電圧よりも低い。高電圧スイ
ッチ部材２２からの跳躍電圧は点火プラグ１７の接続ピ
ン２６を受容する接続部材２４に達する。点火プラグは
その長手方向で妨害除去抵抗３７を，次いで端部に中心
電極２９を有し，この中心電極は，高電圧スイッチ部材
２２によって制御されて，大地ポテンシャルにある外部
電極２８に対して火花を飛ばす。これによって当該シリ
ンダ内の混合気が点火される。
る。点火装置の運転の際に，点火プラグ１３の高電圧接
続部に接続されている接続部材２３には点火プラグ１３
の出力電圧がある。接続部材２３は接続部材２１を介し
て高電圧スイッチ部材２２に接続されている。高電圧ス
イッチ部材２２は跳躍電圧に達したときに急激に遮断状
態から導電状態に変化する。高電圧スイッチ部材２２
の，接続部材２１とは逆の側の端部において，導電状態
への切り替えの際に電圧すなわちやはり跳躍電圧と呼ば
れる電圧が生ぜしめられる。この電圧は高電圧スイッチ
部材２２に供給される跳躍電圧よりも低い。高電圧スイ
ッチ部材２２からの跳躍電圧は点火プラグ１７の接続ピ
ン２６を受容する接続部材２４に達する。点火プラグは
その長手方向で妨害除去抵抗３７を，次いで端部に中心
電極２９を有し，この中心電極は，高電圧スイッチ部材
２２によって制御されて，大地ポテンシャルにある外部
電極２８に対して火花を飛ばす。これによって当該シリ
ンダ内の混合気が点火される。
【００１９】高電圧スイッチ部材２２から生ぜしめられ
る跳躍電圧は高電圧スイッチ部材２２に供給される跳躍
電圧の部分電圧であって，高電圧スイッチ部材の構成に
関連している。高電圧スイッチ部材に供給される跳躍電
圧自体は点火コイルの出力電圧よりも損失電圧だけ低
い。
る跳躍電圧は高電圧スイッチ部材２２に供給される跳躍
電圧の部分電圧であって，高電圧スイッチ部材の構成に
関連している。高電圧スイッチ部材に供給される跳躍電
圧自体は点火コイルの出力電圧よりも損失電圧だけ低
い。
【００２０】損失電圧は点火プラグ接続器１４内の容量
の分配によって変えることができる。この損失電圧は，
高電圧スイッチ部材２２の位置を基準として，点火コイ
ル１３から点火プラグ１７へのエネルギの流れの方向
で，前容量と後容量との和が前容量よりも大きいほど，
大きい。前容量を別個に増大させることによってこの損
失電圧が減少せしめられる。このことは，金属部材３２
と遮へい部材３４との間の，エネルギの流れの方向で高
電圧スイッチ部材２２の前にある容量によって，実現さ
れる。
の分配によって変えることができる。この損失電圧は，
高電圧スイッチ部材２２の位置を基準として，点火コイ
ル１３から点火プラグ１７へのエネルギの流れの方向
で，前容量と後容量との和が前容量よりも大きいほど，
大きい。前容量を別個に増大させることによってこの損
失電圧が減少せしめられる。このことは，金属部材３２
と遮へい部材３４との間の，エネルギの流れの方向で高
電圧スイッチ部材２２の前にある容量によって，実現さ
れる。
【００２１】これによって，所定の点火電圧で，跳躍電
圧が低い高電圧スイッチ部材２２及び出力電圧が低い点
火コイル１３を有し，運転の確実性が高く，安価に製作
できる点火装置を実現することができる。
圧が低い高電圧スイッチ部材２２及び出力電圧が低い点
火コイル１３を有し，運転の確実性が高く，安価に製作
できる点火装置を実現することができる。
【図１】点火装置の一部分の概略的断面図である。
１１ シリンダヘッド， １２ 点火ユニット， １３
点火コイル， １４点火プラグ接続器， １６ 点火
プラグ収容孔， １７ 点火プラグ， １８縦軸線，
１９ 筒体， ２０ 絶縁物質ケーシング， ２１ 接
続部材，２２ 高電圧スイッチ部材， ２３及び２４
接続部材， ２６ 接続ピン，２７ ねじ孔， ２８
外側電極， ２９ 中心電極， ３１ 外面， ３２金
属部材， ３３ 外面， ３４ 遮へい部材， ３６
接続部材， ３７ 妨害除去抵抗
点火コイル， １４点火プラグ接続器， １６ 点火
プラグ収容孔， １７ 点火プラグ， １８縦軸線，
１９ 筒体， ２０ 絶縁物質ケーシング， ２１ 接
続部材，２２ 高電圧スイッチ部材， ２３及び２４
接続部材， ２６ 接続ピン，２７ ねじ孔， ２８
外側電極， ２９ 中心電極， ３１ 外面， ３２金
属部材， ３３ 外面， ３４ 遮へい部材， ３６
接続部材， ３７ 妨害除去抵抗
フロントページの続き (72)発明者 ヴェルナー ヘルデン ドイツ連邦共和国 ゲルリンゲン カペル ヴェーク ７ (72)発明者 マンフレート フォーゲル ドイツ連邦共和国 ディッツィンゲン ハ イマーディンゲン レルヒェンシュトラー セ 17
Claims (10)
- 【請求項１】 点火コイル（１３）と内燃機関のシリン
ダヘッド内に取り付けられる点火プラグ（１７）との間
に配置されている点火装置の接続部分であって，跳躍電
圧が印加されると遮断状態から導電状態に可逆的に変化
する高電圧スイッチ部材（２２）が埋め込まれている絶
縁物質ケーシング（２０）と，接続部分の一方の端部に
配置されていて高電圧スイッチ部材（２２）の一方の極
に接続されかつ跳躍電圧よりも高い点火コイル（１３）
の出力電圧を導く点火コイル（１３）の高電圧接続部に
接続可能である接続部材（２３）と，接続部分の他方の
端部に配置されていて高電圧スイッチ部材（２２）の他
方の極に接続されかつ点火プラグ（１７）の接続ピン
（２６）を受容する接続部材（２４）と，接続部分と大
地ポテンシャルのシリンダヘッド（１１）との間に存在
する容量とを有している形式のものにおいて，絶縁物質
ケーシング（２０）に所属して，高電圧スイッチ部材
（２２）と接続部材との間の範囲の容量を増大させる手
段が設けられていることを特徴とする点火装置の接続部
分。 - 【請求項２】 容量を増大させる手段が管形のコンデン
サ（３２・３４）から成っており，このコンデンサは絶
縁物質ケーシング（２０）の外側に配置されている請求
項１記載の接続部分。 - 【請求項３】 コンデンサ（３２・３４）が二重壁であ
って，両方の接続部材（２３・２４）の間で絶縁物質ケ
ーシング（２０）の外面（３１）に一方のコンデンサ極
を形成する筒形の金属部材（３２）が配置されており，
この金属部材はコンデンサの誘電体を形成する絶縁物質
の筒体（１９）によって取り囲まれており，絶縁物質の
筒体（１９）は他方のコンデンサ極を形成する金属の遮
へい部材（３４）によって取り囲まれている請求項２記
載の接続部分。 - 【請求項４】 筒形の金属部材（３２）は高い電圧ポテ
ンシャルを導き，遮へい部材（３４）が低い電圧ポテン
シャルを導く請求項３記載の接続部分。 - 【請求項５】 筒形の金属部材（３２）が点火コイル
（１３）の出力電圧に電気的に接続されており，遮へい
部材（３４）が点火コイルの出力電圧よりも低い電圧を
保持している請求項４記載の接続部分。 - 【請求項６】 遮へい部材が電気的に大地ポテンシャル
にある請求項５記載の接続部分。 - 【請求項７】 遮へい部材（３４）にばね作用を有する
接続部材（３６）が取り付けられており，この接続部材
は大地ポテンシャルのシリンダヘッド（１１）にばね作
用で接触して電気的に接続されている請求項６記載の接
続部分。 - 【請求項８】 遮へい部材（３４）が点火コイル（１
３）と一緒にシリンダヘッド（１１）に固定されてい
て，大地ポテンシャルにあるシリンダヘッド（１１）に
電気的に接続されている請求項６記載の接続部分。 - 【請求項９】 コンデンサの誘電体が３mmよりも薄い層
から形成されている請求項２から請求項８までのいずれ
か１項に記載の接続部分。 - 【請求項１０】 点火プラグ接続器（１４）として役立
つ請求項１から請求項９までのいずれか１項に記載の接
続部分。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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