JPH07108842B2 - 植物保護用サスポエマルジョン - Google Patents

植物保護用サスポエマルジョン

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JPH07108842B2
JPH07108842B2 JP4083140A JP8314092A JPH07108842B2 JP H07108842 B2 JPH07108842 B2 JP H07108842B2 JP 4083140 A JP4083140 A JP 4083140A JP 8314092 A JP8314092 A JP 8314092A JP H07108842 B2 JPH07108842 B2 JP H07108842B2
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phenol
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    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、新規な水性植物保護用サスポ
エマルジョンに関する。
【0002】
【発明の背景】殺虫剤、殺カビ剤、除草剤、殺菌剤、殺
ダニ剤、殺線虫剤、殺軟体動物剤、殺そ剤、誘引剤、駆
虫剤、及びこれらの化合物の幾つかの組み合わせの如き
植物保護用活性物質は一般には水不溶性である。
【0003】これらは有機溶剤中に溶解させた溶液の形
態で通常使用することができるが、これらの溶液はその
使用時に水中に乳化される。
【0004】キシレン又はケロシンの如き溶剤の使用
は、明白な環境汚染問題を提起する。
【0005】活性物質の組成物の他の調製形態は、一般
に“流動性”と称されそして使用時点において希釈され
る液状水性分散体からなる。これらの水性分散体は、1
種以上の表面活性剤を含有する。
【0006】様々な環境汚染問題に対する批判が増々高
まるにつれて、毒性が一層低い植物保護用組成物を求め
る研究が行われている。
【0007】本発明は、非毒性で無刺激性の生分解性化
合物より少なくとも一部分なる表面活性系の使用によっ
てこの発展に寄与するものである。
【0008】脂肪物質の水性分散系を調製するのにシュ
クログリセリドの乳化性及び分散性が有用であることは
知られている。シュクログリセリドは、天然又は合成ト
リグリセリドとシュクロースとのエステル交換によって
得られる生成物の混合物である。これらの混合物は、シ
ュクロースのモノグリセリド、ジグリセリド、少量の非
エステル化トリグリセリド、モノエステル及びジエステ
ルを含有する。
【0009】液状シュクログリセリドの製造法について
記載するヨーロッパ特許第91,331号には、該シュ
クログリセリドは、精油又は再生ミルクのエマルジョン
の調製に特に使用することができる表面活性を有するこ
とも記載されている。シュクログリセリドは、レシチン
及び液状油と組み合わせることもできる。
【0010】スイス特許第423,442号には、シュ
クログリセリド及びレシチンを乳化剤系として使用して
油又は固体脂肪物質の水性エマルジョンを製造する方法
が記載されている。
【0011】本発明は、植物保護用活性物質のサスポエ
マルジョンを得るためにシュクログリセリドのこの乳化
及び(又は)分散能並びに活性物質の生物応答性に対す
るシュクログリセリドの変性能を使用することよりな
る。
【0012】
【発明の概要】より具体的に言えば、本発明は、45℃
以上の融点を有し且つ実質上水不溶性の固体植物保護用
活性物質の水性サスポエマルジョンであって、少なくと
もシュクログリセリド、該活性物質、非イオン性及び/
又は陰イオン性表面活性剤か又はシュクログリセリド、
アルコキシル化トリグリセリド及び/又はアルコキシル
化脂肪酸及び/又はソルビタンエステル及び/又はアル
コキシル化ソルビタンエステルを含む表面活性剤系のど
ちらか、及び水を含むことを特徴とする水性サスポエマ
ルジョンよりなる。
【0013】本発明に従ったサスポエマルジョンは、各
構成化合物を混合することによって得ることができる。
しかしながら、所望の特性即ち特にエマルジョン状態の
粒子の寸法及び懸濁状態の粒子の寸法を良好に調節する
ために、サスポエマルジョンは、活性物質の水性懸濁液
及びシュクログリセリド基材エマルジョンから調製され
るのが好ましい。
【0014】それ故に、好ましくは、本発明は、45℃
以上の融点を有し且つ実質上水不溶性の固体植物保護用
活性物質の水性サスポエマルジョンであって、 −少なくともシュクログリセリドを含む水性エマルジョ
ンを、 −非イオン性及び/又は陰イオン性表面活性剤か又はシ
ュクログリセリド、アルコキシル化トリグリセリド及び
/又はアルコキシル化脂肪酸及び/又はソルビタンエス
テル及び/又はアルコキシル化ソルビタンエステルを含
む表面活性剤系のどちらかを含む該活性物質の水性懸濁
液と、混合することによって得られたことを特徴とする
サスポエマルジョンよりなる。
【0015】
【発明の具体的な記載】本発明のサスポエマルジョンを
調製するのに使用される水性懸濁液は、その表面活性剤
系中に湿潤剤も含有するのが好ましい。しかしながら、
アルコキシル化トリグリセリドも、特に最低濃度の活性
物質を有する懸濁液を得るのにこの役割を果たすことが
できる。
【0016】それ故に、本発明において用いる水性エマ
ルジョンは、少なくとも水及びシュクログリセリドを含
有する。先に記載したように、シュクログリセリドは、
トリグリセリドとシュクロースとのエステル交換から生
じる。
【0017】本明細書において、用語「シュクログリセ
リド」は、唯1種の化合物よりなるものを示すものでは
ないことを理解されたい。
【0018】使用されるトリグリセリドは、一般には、
少なくとも4個の炭素原子を持つ飽和又は不飽和脂肪酸
のトリグリセリドである。好ましくは、トリグリセリド
が誘導されるところの酸は、10〜20の炭素原子を含
有する。
【0019】シュクログリセリドの製造は、グリセロー
ル及び脂肪酸を反応させることによって得られる合成ト
リグリセリドを出発材料として使用して実施することが
できる。しかしながら、経済上の面から、天然トリグリ
セリドを使用するのが有益である。これらの天然トリグ
リセリドはトリグリセリドの混合物である。
【0020】かかる天然トリグリセリドの例としては、
ラード、牛脂、ピーナツ油、バターオイル、綿実油、ア
マニ油、オリーブ油、パーム油、ブドー種油、魚油、大
豆油、ヒマシ油、ナタネ油、ヤシ油及びココヤシ油を挙
げることができる。
【0021】本発明では、使用されるシュクログリセリ
ドは、パーム油、ラード、ヤシ油、牛脂、ナタネ油及び
ヒマシ油から得られるものである。
【0022】これらは、ナタネ油若しくはヒマシ油から
のシュクログリセリドのような液体状態にあるか又は高
かれ低かれ稠度を有するペーストの形態にあり、そして
特にそれらの融点に関して互いに異なるものである。 ・ラードのシュクログリセリド: 47〜50℃ ・牛脂のシュクログリセリド: 50〜55℃ ・パーム油のシュクログリセリド:55〜58℃ ・ヤシ油のシュクログリセリド: 30〜32℃
【0023】シュクログリセリドの製造法については、
フランス特許第2,463,512号に記載されてい
る。
【0024】水性エマルジョンにおいては、幾つかの異
なるシュクログリセリドを使用して特にそれらの特定の
異なる特性を利用することができる。
【0025】サスポエマルジョンの組成に関与するシュ
クログリセリドの水性エマルジョンは、シュクログリセ
リドと組み合せて燐脂質を含有することもできる。
【0026】本発明の範囲内でシュクログリセリドと共
に使用される燐脂質としは、大豆レシチン、卵黄レシチ
ン及び任意のレシチン画分の如き植物又は動物源の粗レ
シチンを挙げることができる。
【0027】このエマルジョンは、アルコキシル化トリ
グリセリド、アルコキシル化脂肪酸、ソルビタンエステ
ル及びアルコキシル化ソルビタンエステル、特に、エト
キシル化トリグリセリド、エトキシル化脂肪酸、ソルビ
タンエステル及びエトキシル化ソルビタンエステルの中
から選択されるものの如き他の化合物を含むこともでき
る。
【0028】エトキシル化トリグリセリドは、ラード、
牛脂、ピーナツ油、バターオイル、綿実油、アマニ油、
オリーブ油、パーム油、ブドー種油、魚油、大豆油、ヒ
マシ油、ナタネ油、ヤシ油及びココヤシ油の如き植物又
は動物源のエトキシル化トリグリセリドであってよい。
【0029】エトキシル化脂肪酸は、脂肪酸(例えば、
オレイン酸及びステアリン酸の如き)のエトキシル化エ
ステルである。
【0030】ソルビタンエステルは、ラウリン酸、ステ
アリン酸又はオレイン酸の如きC10〜C20脂肪酸の環状
ソルビトールエステルである。これらのソルビタンエス
テルは、エトキシル化することもできる。
【0031】本明細書では、用語「エトキシル化トリグ
リセリド」は、エチレンオキシドによるトリグリセリド
のエトキシル化によって得られる生成物及びポリエチレ
ングリコールによるトリグリセリドのエステル交換によ
って得られるものの両方を意味する。
【0032】同様に、用語「エトキシル化脂肪酸」は、
エチレンオキシドによる脂肪酸のエトキシル化によって
得られる生成物及びポリエチレングリコールによる脂肪
酸のエステル交換によって得られるものを包含する。
【0033】本発明のサスポエマルジョンの組成に関与
する水性エマルジョンは、一般には、エマルジョンの全
容量に関して重量比で、 −0.1〜60%のシュクログリセリド −0〜50%の燐脂質 −0〜20%のアルコキシル化トリグリセリド及び/又
はアルコキシル化脂肪酸及び/又はソルビタンエステル
及び/又はアルコキシル化ソルビタンエステル −残部として100%にするための水 を含む。
【0034】好ましくは、水性エマルジョンの容量につ
いての重量組成は、 −3〜50%のシュクログリセリド −0〜40%の燐脂質−0〜15%のアルコキシル化ト
リグリセリド及び/又はアルコキシル化脂肪酸 及び/又はソルビタンエステル及び/又はアルコキシル
化ソルビタンエステル −残部として100%にするための水 である。
【0035】本発明のサスポエマルジョンを調製するの
に使用される水性エマルジョンは、極めて良好な物理化
学的安定性及び多数の活性物質の懸濁液との良好な相容
性を有する。シュクログリセリド基材水性エマルジョン
は、周知の技術を使用して各成分を単に混合することに
よって調製することができる。
【0036】数μm程度の粒子寸法を得るために、コロ
イドミル又は高速タービン撹拌機の助けを借りてエマル
ジョンの超微粉砕化を行うのが好ましい。
【0037】本発明で使用する植物保護用活性物質は実
質上水不溶性であるが、これは、20℃におけるその水
溶解度が5g/リットル未満であることを意味する。
【0038】使用される活性物質は、水に対して安定で
なければならないことが明白である。かかる活性物質の
混合物を使用することもでき、これは本発明の範囲を逸
脱するものではない。
【0039】本発明のサスポエマルジョン中に使用する
ことができる活性物質の例としては、限定するものでは
ないが、 ・デルタメスリン(deltamethrine) ・プロファム(propham) ・テトラメスリン(tetramethrine) ・フラルアクシル(furalaxyl) ・ヘプタクロール(heptachlor) ・プロパニル(propanil) ・オキサジアゾン(oxadiazon) ・トリフルミゾール(triflumizole) ・ジメサメスリン(dimethamethrine) ・アトラジン(atrazine) ・ジウロン(diuron) ・ネブロン(neburon) ・リヌロン(linuron) ・イソプロテュロン(isoproturon) ・シマジン(simazine) ・アメスリン(amethryne) ・フェンミディファム(phenmidipham) ・ペンジメサリン(pendimethalin) を挙げることができる。
【0040】活性物質の懸濁液中の表面活性剤系の組成
に関与することができるシュクログリセリドは、水性エ
マルジョンについて先に記載したものである。ある場合
には、先に記載した如き燐脂質をシュクログリセリドと
組み合わせることが有益であるが、 かかる化合物の存
在は活性物質の懸濁液の必須構成要件ではない。
【0041】懸濁液中に使用されるシュクログリセリド
基材表面活性剤系では、燐脂質/シュクログリセリドの
重量比は一般には0〜3である。
【0042】活性物質の懸濁液を調製するのに使用する
ことができるシュクログリセリド基材表面活性剤系は、
少なくとも1種のアルコキシル化トリグリセリド及び/
又はアルコキシル化脂肪酸及び/又はソルビタンエステ
ル及び/又はアルコキシル化ソルビタンエステルも含有
する。より具体的に言えば、これらは、先に記載したエ
トキシル化トリグリセリド、エトキシル化脂肪酸、ソル
ビタンエステル及びエトキシル化ソルビタンエステルで
ある。
【0043】アルコキシル化トリグリセリド及び/又は
アルコキシル化脂肪酸及び/又はソルビタンエステル及
び/又はアルコキシル化ソルビタンエステルは、懸濁液
の容量について一般には0.1〜3重量%好ましくは
0.2〜2.8重量%を構成する。
【0044】活性物質の懸濁液を調製するのに使用する
ことができるシュクログリセリド基材表面活性剤系は、
少なくとも1種の湿潤剤も含有するのが好ましい。この
湿潤剤は、「NFT 73−000」基準に規定される
如き化合物である。
【0045】湿潤剤は、具体的には、次の式 R1 −SO3 −M、R2 −SO4 −M、R3 −(EO)
n −H、R3 −(PO)n −H、R3 −(EO−PO)
n −H、R4 −COONa、 [式中、 −R1 は、 ・ドデシルフェニル又はノニルフェノールの如きアルキ
ルフェニル基 ・ドデシルの如きアルキル基又は ・1,2−ビス(オクチルオキシカルボニル)エチル基
好ましくは1,2−ビス(2−エチルヘキシルオキシカ
ルボニル)エチル を表わし、 −R2 は、 ・ドデシルの如きアルキル基 ・2〜50個のEO単位を持つエトキシル 化ノニルフ
ェノールの如きエトキシル化アルキルフェノール基又は ・エトキシル化アルキル基 を表わし、 −R3 は、 ・ノニルフェニル如きアルキルフェニル基 ・アルキルナフチル基又は ・8〜20個の炭素原子好ましくは10〜14個の炭素
原子を有するアルキル基を表わし、 −nは4〜12の数であり、 −EOはエチレンオキシド単位、そしてPOはプロピレ
ンオキシド単位を表わし、 −R4 は7〜23個の炭素原子を有するアルキル基を表
わし、 −MはNa、K、NH4 又はトリエタノールアンモニウ
ム、ジエタノールアンモニウム若しくはN−メチルシク
ロヘキシルアンモニウム陽イオンを表わす] によって表わされる陰イオン塩の表面活性剤、アルコキ
シル化アルコール又はアルコキシル化アルキルフェノー
ルである。
【0046】また、湿潤剤は、ポリジメチルシロキサン
とエチレングリコールホモ重合体か若しくはエチレング
リコール/プロピレングリコール共重合体のどちらかと
の共重合体の如きシリコーン系表面活性剤、又は疎水性
で疎油性の線状パーフルオル炭素鎖と、例えば酸性若し
くは中性のスルホン基、カルボキシル酸基又はエトキシ
ル化アルコール基を含有する親水性部分とを含有する化
合物の如きフッ素化表面活性剤であっても良い。
【0047】懸濁液は、懸濁液の全容量に関して、一般
には0.05〜1重量%好ましくは0.1〜0.8重量
%/容量の湿潤剤を含む。
【0048】活性物質の懸濁液を調製するのに用いるこ
とができる非イオン性表面活性剤は、特に、 ・アルコキシル化ジ(1−フェニルエチル)フェノール ・アルコキシル化トリ(1−フェニルエチル)フェノー
ル ・アルコキシル化アルキルフェノール ・アルコキシル化脂肪アミン ・アルコキシル化脂肪アルコール ・アルコキシル化ヒマシ油 ・エチレンオキシド−プロピレンオキシド(EO−P
O)又はエチレンオキシド−プロピレンオキシド−エチ
レンオキシド(EO−PO−EO)のブロック重合体 から選択することができる。
【0049】これらの表面活性剤のアルコキシ単位は、
エチレンオキシド及び(又は)プロピレンオキシド単位
である。これらの数は、所望のHLB(親水性/親油性
バランス)によって通常2〜100の間を変動する。好
ましくは、アルコキシル単位の数は4〜50の間であ
る。
【0050】アルコキシル化アルキルフェノールは、一
般には、4〜12個の炭素原子を有する1又は2個の線
状又は分枝状アルキル基、特にオクチル、ノニル又はド
デシルを有する。
【0051】アルコキシル化脂肪アミンは、一般には、
10〜22個の炭素原子を有する。
【0052】アルコキシル化脂肪アルコールは、一般に
は、6〜22個の炭素原子を有する。
【0053】非イオン性表面活性剤の例としては、次の
もの、 ・15個のエチレンオキシド単位(EO)を有するエト
キシル化ジ(1−フェニルエチル)フェノール ・5個のEO単位を有するエトキシル化ジ(1−フェニ
ルエチル)フェノール ・10個のEO単位を有するエトキシル化ジ(1−フェ
ニルエチル)フェノール ・16個のEO単位を有するエトキシル化トリ(1−フ
ェニルエチル)フェノール ・20個のEO単位を有するエトキシル化トリ(1−フ
ェニルエチル)フェノール ・25個のEO単位を有するエトキシル化トリ(1−フ
ェニルエチル)フェノール ・40個のEO単位を有するエトキシル化トリ(1−フ
ェニルエチル)フェノール ・25個のEO+PO単位を有するエトキシプロポキシ
ル化トリ(1−フェニルエチル)フェノール ・25個のEO+PO単位を有するエトキシプロポキシ
ル化ノニルフェノール ・30個のEO+PO単位を有するエトキシプロポキシ
ル化ノニルフェノール ・40個のEO+PO単位を有するエトキシプロポキシ
ル化ノニルフェノール ・55個のEO+PO単位を有するエトキシプロポキシ
ル化ノニルフェノール ・80個のEO+PO単位を有するエトキシプロポキシ
ル化ノニルフェノール ・EO−PO−EO三ブロック重合体 を挙げることができる。
【0054】活性物質の懸濁液を調製するのに用いるこ
とができる陰イオン性表面活性剤は、特に、 ・アルコキシル化アルキルフェノール、アルコキシル化
ジ(1−フェニルエチル)フェノール、アルコキシル化
トリ(1−フェニルエチル)フェノール及びアルコキシ
ル化脂肪アルコールの燐酸エステル ・アルコキシル化アルキルフェノール、アルコキシル化
ジ(1−フェニルエチル)フェノール、アルコキシル化
トリ(1−フェニルエチル)フェノール及びアルコキシ
ル化脂肪アルコールの硫酸エステル ・アルコキシル化アルキルフェノール、アルコキシル化
ジ(1−フェニルエチル)フェノール及びアルコキシル
化トリ(1−フェニルエチル)フェノールのスルホン酸
エステル ・ポリカルボン酸、ポリカルボン酸(ポリアクリル酸及
びポリメタクリル酸の如き)のホモ重合体及び共重合体
並びに無水マレイン酸とジイソブチレンとを元にした共
重合体の塩 ・アルキルナフタレンスルホネート及びポリ(アルキル
ナフタレンスルホネート) ・ジヒドロキシジフェニルスルホネートとホルマールと
の縮合生成物 から選択される。
【0055】これらの陰イオン性表面活性剤のアルコキ
シル単位は、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオ
キシド単位である。これらの数は、通常、所望のHLB
(親水性/親油性バランス)に依存して2〜100の間
を変動する。好ましくは、アルコキシル基は4〜50の
間である。
【0056】陰イオン性表面活性剤の例としては、特
に、次のもの、 ・16個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
フェニルエチル)フェノールの燐酸モノ−及びジエステ
ルのトリエタノールアミン塩 ・16個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
フェニルエチル)フェノールの燐酸モノ−及びジエステ
ルのカリウム塩 ・11個のEO単位を含有するエトキシル化ジ(1−フ
ェニルエチル)フェノールの酸性硫酸塩 ・15個のEO単位を含有するエトキシル化ジ(1−フ
ェニルエチル)フェノールの硫酸モノエステルのカリウ
ム塩 ・11個のEO単位を含有するエトキシル化ジ(1−フ
ェニルエチル)フェノールの硫酸モノエステルのトリエ
タノールアミン塩 ・16個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
フェニルエチル)フェノールの硫酸モノエステルのアン
モニウム塩 ・9個のEO単位を含有するエトキシル化ノニルフェノ
ールの酸性燐酸塩 ・メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム ・ポリアクリル酸のナトリウム塩 を挙げることができる。
【0057】当然のこととして、非イオン性表面活性剤
及び(又は)陰イオン性表面活性剤の混合物を用いるこ
ともできる。
【0058】活性物質の水性懸濁液は、懸濁液の全容量
に関して、一般には0.1〜90重量%好ましくは0.
5〜85重量%/容量の活性物質を含有する。
【0059】これは、0.2〜15重量%/容量好まし
くは0.5〜10重量%/容量の非イオン性及び(又
は)陰イオン性表面活性剤を含む。又は、これは、水性
懸濁液の全容量に関して、 −0.1〜5重量%好ましくは0.2〜4重量%のシュ
クログリセリド及び燐脂質、 −0.1〜5重量%好ましくは0.2〜4重量%の先に
規定した如きアルコキシル化トリグリセリド及び(又
は)アルコキシル化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエス
テル及び(又は)アルコキシル化ソルビタンエステル、 −0.05〜1重量%好ましくは0.1〜0.8重量%
の湿潤剤、 を含む。
【0060】本発明の範囲を超えることなく、先に規定
した如き活性物質の幾つかの水性懸濁液を調製し、次い
でシュクログリセリドの水性エマルジョン及びこれらの
活性物質の各水性懸濁液を出発材料として使用してサス
ポエマルジョンを調製することが可能である。
【0061】本発明に従ったサスポエマルジョンは、先
に記載した化合物の他に、植物保護用組成物中に慣用さ
れる他の化合物、例えば、オルガノポリシロキサンの如
き消泡剤、水溶性若しくは水膨潤性の有機増稠剤例えば
キサンタンガム、アルギン酸塩、カルボキシル化若しく
はヒドロキシル化メチルセルロースの如き多糖類、ポリ
アクリレート型、ポリマレエート型、ポリビニルピロリ
ドン型若しくはポリビニルアルコール型の合成高分子又
はベントナイト及びシリカの如き無機高分子、並びにモ
ノプロピレングリコール、モノエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラ
エチレングリコール若しくは尿素の如きゲル化防止剤を
含有することができる。
【0062】存在させてもよい他の補助添加剤は、酸
化、UV線若しくはpH変動に対する保護剤、染料又は
殺菌剤である。
【0063】先に記載したように、本発明のサスポエマ
ルジョンは、各構成化合物から調製することができる。
好ましくは、サスポエマルジョンは、先に記載した活性
物質の水性懸濁液及び水性エマルションジョンを混合す
ることによって調製される。
【0064】懸濁液及びエマルジョンの割合は、サスポ
エマルジョンがその全容量に関して合計して0.1〜6
0重量%の活性物質を含有する程のものである。
【0065】懸濁液及びエマルジョンの割合は、サスポ
エマルジョンがその全容量に関して0.1〜12重量%
の非イオン性及び(又は)陰イオン性表面活性剤を含有
する程のものである。
【0066】懸濁液及びエマルジョンの割合は、サスポ
エマルジョンがその全容量に関して0.1〜60重量%
のシュクログリセリドを含有する程のものである。
【0067】懸濁液及びエマルジョンの割合は、サスポ
エマルジョンがその全容量に関して0〜50重量%の燐
脂質を含有する程のものである。
【0068】懸濁液及びエマルジョンの割合は、サスポ
エマルジョンがその全容量に関して0〜20重量%のア
ルコキシル化トリグリセリド及び(又は)アルコキシル
化脂肪酸及び(又は)ソルビタンエステル及び(又は)
アルコキシル化ソルビタンエステルを含有する程のもの
である。
【0069】懸濁液及びエマルジョンの割合は、サスポ
エマルジョンがその全容量に関して0.05〜0.7重
量%の湿潤剤を含有する程のものである
【0070】
【発明の効果】本発明のサスポエマルジョンは、広い温
度範囲(例えば、−10℃〜+54℃)にわたって極め
て安定である。これらは、植物の処置及び保護に対して
そのままで又は水での希釈後に使用される。また、これ
らは、フィルム形成性(これは、処置しようとする植物
又は死滅させようとする寄生虫に対する活性物質の良好
な固着及び良好な保留性を保証する)であるという利益
を有する。シュクログリセリドの存在は、活性物質の生
物有効性を助長する。
【0071】
【実施例】本発明を例示する下記の実施例では、懸濁液
又はエマルジョン中の各成分の量は、1,000cm3
の懸濁液又はエマルジョンを得るためのg数で与えられ
ている。
【0072】活性物質の懸濁液の調製の例 使用した方法は、各例に対して同じものである。これ
は、先ず、溶融したシュクログリセロドを60℃の水中
に10重量%/重量の量で簡単な撹拌下に分散させるこ
とよりなる。この予備分散は、シュクログリセリドの膨
潤を可能にする。各例では、シュクログリセリドは、水
中における10重量%/重量の予備分散液の形態で使用
されることが単に示されている。エトキシル化トリグリ
セリド又はエトキシル化脂肪酸及び湿潤剤を水中に溶解
させる。次いで、シュクログリセリドの予備分散液そし
て必要ならばゲル化防止剤を加える。次いで、活性物質
を撹拌しながら少しずつ加えそして必要ならば消泡剤を
添加する。得られた混合物をタービン撹拌機によって均
質化し、次いでボールミル(直径1mmのガラスボー
ル)において活性物質の平均粒度が3〜4μmになるま
で数分間粉砕する。粒子の直径の変動は、粒度計を使用
して追跡される。必要ならば、増稠剤(キサンタンガ
ム)を加えそして懸濁液を更に約30分間撹拌する。
【0073】例1及び2並びに比較例A アトラジン(atrazine)の水性懸濁液の調製 アトラジンは、175℃の融点及び25℃における0.
028g/リットルの水溶解度を有する公知の除草剤で
ある。これは、次の化学式
【化1】 を有する。上記の方法を使用して、本発明に従ったアト
ラジンの4種の水性懸濁液及びエトキシル化トリグリセ
リドを含有しないアトラジンの水性懸濁液(比較実験
A)を調製する。各懸濁液の組成を以下に記載の表1に
示す。また、表1には、各懸濁液について、 −活性物質の粒子の平均直径(μm) −No.4フォードカップ(FC No.4)を使用し
て測定した懸濁液(キサンタンガム増稠剤の添加前)の
流量の秒単位の値 −トリグリセリド又はエトキシル化脂肪酸の式における
エチレノキシド単位に相当する略語“EO”が記載され
ている。使用した消泡剤は、ポリジオルガノシロキサン
である。例1及び2の懸濁液は、 −45℃において2か月以上 −+45℃において24時間そして−5℃において24
時間の温度サイクル化に2か月以上 安定であった。これらを水での希釈によって0.5〜2
%の活性物質を含有する懸濁液にしたが、約24時間の
使用期間に凝集も沈降も生じなかった。比較実験に従っ
た懸濁液も貯蔵時に安定であったが、しかし粉砕するの
が困難でありそして希釈時に水中での凝集が観察され
た。
【0074】
【表1】
【0075】例3 アトラジンの水性懸濁液の調製 上記の方法を使用して、アトラジンの水性懸濁液を調製
する。その組成及び割合を以下に記載する(略語は表1
に記載したと同じ)。 ・アトラジン:500g ・ヤシ油シュクログリセリド、水中で10%:100g ・エトキシル化ヒマシ油(約33個のEO):5g ・ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム:2g ・モノプロピレングリコール:80g ・キサンタングム、水中で2%:50g ・消泡剤:1g ・水(1,000cm3 にするのに十分な量):338
g ・粒子の平均直径(μm):3.0 ・FC No.4:20s 例1及び2の懸濁液の場合におけるように、例3の懸濁
液は、 −45℃において2か月以上 −+45℃において24時間そして−5℃において24
時間の温度サイクル下に2か月以上 安定であった。これらを水での希釈によって1%の活性
物質を含有する懸濁液にしたが、約24時間の使用期間
に凝集も沈降も生じなかった。
【0076】例4 ジウロン(diuron)の水性懸濁液の調製 上記の方法を使用して、ジウロンの水性懸濁液を調製す
る。その組成及び割合を以下に記載する(略語は表1に
記載したと同じ)。 ・ジウロン:450g ・バター油シュクログリセリド、水中で10%:100
g ・エトキシル化ヒマシ油(約33個のEO):10g ・ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム:5g ・モノプロピレングリコール:70g ・キサンタングム、水中で2%:60g ・消泡剤:1g ・水(1,000cm3 にするのに十分な量):455
g ・粒子の平均直径(μm):3.5 ・FC No.4:12s 例1及び2の懸濁液の場合におけるように、例4の懸濁
液は、 −45℃において2か月以上 −+45℃において24時間そして−5℃において24
時間の温度サイクル化に2か月以上 安定であった。これらを水での希釈によって1.5%の
活性物質を含有する懸濁液にしたが、約24時間の使用
期間に凝集も沈降も生じなかった。
【0077】例5 アトラジンの水性懸濁液1000cm3 の調製 60gのモノプロピレングリコール及び415gの水よ
りなる混合物中に、10個のEO単位を含有する5gの
エトキシル化ノニルフェノール及び16個のEO単位を
含有する35gのエトキシル化トリ(1−フェニルエチ
ル)フェノールホスフェートを溶解させる。この溶液
に、500gのアトラジン及び1gのポリジオルガノシ
ロキサンを撹拌しながら分散させる。次いで、得られた
混合物をタービン撹拌機によって均質化してから、ボー
ルミル(直径1mmのガラスボール、4000回転/
分)において活性物質の平均粒度が3〜4μmになるま
で数分間粉砕する。粒子の直径の変動は、粒度計を使用
して追跡される。粉砕後、2重量%のキサンタングムを
含有する60gの水溶液を温和な撹拌下に加える。
【0078】例6 ジウロンの水性懸濁液1,000cm3 の調製 例5の操作に従って、次の組成、 ・ジウロン:500g ・エトキシプロポキシル化脂肪アルコール(107〜1
17のヒドロキシル価):2g ・16個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
フェニルエチル)フェノールスルフェート:30g ・モノプロピレングリコール:60g ・消泡剤:1g ・キサンタングム、水中で2%:70g ・水(1,000cm3 にするのに十分な量):480
g を有する懸濁液を調製する。
【0079】例7 ヒマシ油シュクログリセリドのエマルジョン 200cm3 の脱イオン水を60℃に加熱する。エマル
ジョンを生成させるのに必要なヒマシ油シュクログリセ
リドも60℃に加熱してそれを液状にし且つ注入するの
に十分なだけ流動性にする。エマルジョンは、実験室的
ホモジナイザーを使用して作られる。脱イオン水中に4
0gのヒマシ油トリグリセリドを徐々に(約5分で)撹
拌(2000回転/分で撹拌するタービン撹拌機)しな
がら注入する。添加の終わりに、タービン撹拌機の速度
を3分間の間8000回転/分にする。かくして得られ
たエマルジョンを温和な撹拌下に周囲温度に冷却する。
このエマルジョンは、次の特性、 −粒子の平均直径:1.6μm −pH:7.7 を有する。これは、45℃において2か月以上の間安定
である。
【0080】例8 バターオイルシュクログリセリドのエマルジョン ヒマシ油シュクログリセリドの代わりに32gのバター
オイルシュクログリセリドを使用して例7を反復する。
得られたエマルジョンは、次の特性、 −粒子の平均直径:2.2μm −pH:6.9 を有する。これは、45℃において2か月以上の間安定
である。
【0081】例9 ヤシ油シュクログリセリドのエマルジョン ヒマシ油シュクログリセリドの代わりに26gのヤシ油
シュクログリセリドを使用して例7を反復する。得られ
たエマルジョンは、次の特性、 −粒子の平均直径:0.6μm −pH:6.9 を有する。これは、45℃において2か月以上の間安定
である。
【0082】例10ヤシ油シュクログリセリドのエマルジョン 70gのヒマシ油シュクログリセリドを使用して例7を
反復する。得られたエマルジョンは、次の特性、 −粒子の平均直径:1.5μm −pH:7.8 を有する。これは、45℃において2か月以上の間安定
である。
【0083】例11〜29 活性物質の水性懸濁液及び先の例からのシュクログリセ
リドの水性エマルジョンを出発材料として使用したサス
ポエマルジョンの調製 活性物質の水性懸濁液及び先の例で得られたシュクログ
リセリドの水性エマルジョンをそれぞれ出発材料として
使用して簡単な混合によってそれぞれのサスポエマルジ
ョンを調製する。懸濁液及びエマルジョンの相対的容量
を以下の表2に記載する。得られた各サスポエマルジョ
ンは、 −45℃において2か月以上 −+45℃において24時間そして−5℃において24
時間の温度サイクル下に2か月以上 安定であった。
【0084】
【表2】

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 45℃以上の融点を有し且つ実質上水不
    溶性の植物保護用活性物質のサスポエマルジョンであっ
    て、(a)エマルジョンの全容量に関して重量比で、 (1) 0.1〜60%のシュクログリセリド、 (2)0〜50%の燐脂質、 (3) 0〜20%のアルコキシル化トリグリセリド、
    アルコキシル化脂肪酸、ソルビタンエステル、アルコキ
    シル化ソルビタンエステル又はこれらの混合物、及び (4)全体を100%にするための水、 を含む水性エマルジョンと、 (b)水性懸濁液の全容量に関して重量比で、 (1)0.1〜90%の活性物質、 (2)0.1〜5%のシュクログリセリド、 (3)シュクログリセリドに対する重量比が0〜3にな
    るような量の燐脂質、 (4)アルコキシル化トリグリセリド、アルコキシル化
    脂肪酸、ソルビタンエステル及びアルコキシル化ソルビ
    タンエステルから選択される0.1〜3%の少なくとも
    1種の化合物、 (5)0.05〜1%の湿潤剤、 (6)0.2〜15%の非イオン性表面活性剤及び(又
    は)陰イオン性表面活性剤、及び (7)全体を100%にするための水、 を含む活性物質の水性懸濁液と、 を混合することによって得られ、そして(a)及び
    (b)の相対割合は、サスポエマルジョンが、サスポエ
    マルジョンの全容量に関して重量比で、 0.1〜60%の活性物質、 0.1〜60%のシュクログリセリド、 0.1〜12%の非イオン性表面活性剤及び(又は)陰
    イオン性表面活性剤、 0〜50%の燐脂質、 0〜20%のアルコキシル化トリグリセリド、アルコキ
    シル化脂肪酸、ソルビタンエステル、アルコキシル化ソ
    ルビタンエステル又はこれらの混合物、及び 0.05〜0.7%の湿潤剤、 を含有するようなものであることからなる サスポエマル
    ジョン。
  2. 【請求項2】 サスポエマルジョンが、 −少なくともシュクログリセリドを含む水性エマルジョ
    ンを、 −少なくともシュクログリセリド、非イオン性及び/又
    は陰イオン性表面活性剤、アルコキシル化トリグリセリ
    ド、アルコキシル化脂肪酸、ソルビタンエステル及びア
    ルコキシル化ソルビタンエステルから選択される少なく
    とも1種の化合物を含む活性物質の水性懸濁液と、 混合することによって得られることを特徴とする請求項
    1記載のサスポエマルジョン。
  3. 【請求項3】 サスポエマルジョンが、 −少なくともシュクログリセリドを含む水性エマルジョ
    ンを、 −少なくともシュクログリセリド、非イオン性及び/又
    は陰イオン性表面活性剤、シュクログリセリド、アルコ
    キシル化トリグリセリド、アルコキシル化脂肪酸、ソル
    ビタンエステル及びアルコキシル化ソルビタンエステル
    から選択される少なくとも1種の化合物、及び湿潤剤を
    含む活性物質の水性懸濁液と、 混合することによって得られることを特徴とする請求項
    1又は2記載のサスポエマルジョン。
  4. 【請求項4】 使用するシュクログリセリドがパーム
    油、ラード、ヤシ油、牛脂、ナタネ油、ヤシ油及びココ
    ヤシ油から得られたものであることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一項記載のサスポエマルジョン。
  5. 【請求項5】 水性エマルジョンが、大豆レシチン、卵
    黄レシチン及び任意のレシチン画分の如き植物又は動物
    源の粗レシチンの中から選択される燐脂質を含有するこ
    とを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項記載のサス
    ポエマルジョン。
  6. 【請求項6】 水性エマルジョンが、エマルジョンの全
    容量に関して重量比で、−3〜50%のシュクログリセリド −0〜40%の燐脂質 −0〜15%のアルコキシル化トリグリセリド、アルコ
    キシル化脂肪酸、ソルビタンエステル、アルコキシル化
    ソルビタンエステル又はこれらの混合物 −全体を100%にするための水 を含むことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項記
    載のサスポエマルジョン。
  7. 【請求項7】 水性エマルジョンが、アルコキシル化ト
    リグリセリド、アルコキシル化脂肪酸、ソルビタンエス
    テル及びアルコキシル化ソルビタンエステル、特に、エ
    トキシル化トリグリセリド、エトキシル化脂肪酸、ソル
    ビタンエステル及びエトキシル化ソルビタンエステルの
    中から選択されるものを含むことを特徴とする請求項2
    〜6のいずれか一項記載のサスポエマルジョン。
  8. 【請求項8】 植物保護用活性物質が、 ・デルタメスリン(deltamethrine) ・プロファム(prcpham) ・テトラメスリン(tetramethrine) ・フラルアクシル(furalaxyl) ・ヘプタクロール(heptachlor) ・プロパニル(propanil) ・オキサジアゾン(oxadiazon) ・トリフルミゾール(triflumizole) ・ジメサメスリン(dimethamethrine) ・アトラジン(atrazine) ・ジウロン(diuron) ・ネブロン(neburon) ・リヌロン(linuron) ・イソプロテュロン(isoproturon) ・シマジン(simazine) ・アメスリン(amethryne) ・フェンミディファム(phenmidipham) ・ペンジメサリン(pendimethalin) から選択されることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か一項記載のサスポエマルジョン。
  9. 【請求項9】 幾つかの植物保護用活性物質を含むこと
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか一項記載のサスポ
    エマルジョン。
  10. 【請求項10】 活性物質の水性懸濁液が、 ・アルコキシル化ジ(1−フェニルエチル)フェノール ・アルコキシル化トリ(1−フェニルエチル)フェノー
    ル ・アルコキシル化アルキルフェノール ・アルコキシル化脂肪アミン ・アルコキシル化脂肪アルコール ・アルコキシル化ヒマシ油 ・エチレンオキシド/プロピレンオキシド(EO−P
    O)ブロック重合体又はエチレンオキシド/プロピレン
    オキシド/エチレンオキシド(EO−PO−EO)ブロ
    ック重合体 から選択される非イオン性表面活性剤を含むことを特徴
    とする請求項1〜9項のいずれか一項記載のサスポエマ
    ルジョン。
  11. 【請求項11】 これらの表面活性剤のアルコキシ単位
    が、2〜100好ましくは4〜50個のオキシエチレン
    単位及び/又はオキシプロピレン単位であることを特徴
    とする請求項10記載のサスポエマルジョン。
  12. 【請求項12】 非イオン性表面活性剤が、 ・15個のエチレンオキシド(EO)単位を含有するエ
    トキシル化ジ(1−フェニルエチル)フェノール ・5個のEO単位を含有するエトキシル化ジ(1−フェ
    ニルエチル)フェノール ・10個のEO単位を含有するエトキシル化ジ(1−フ
    ェニルエチル)フェノール ・16個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
    フェニルエチル)フェノール ・20個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
    フェニルエチル)フェノール ・25個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
    フェニルエチル)フェノール ・40個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
    フェニルエチル)フェノール ・25個のEO+PO単位を含有するエトキシプロポキ
    シル化トリ(1−フェニルエチル)フェノール ・25個のEO+PO単位を含有するエトキシプロポキ
    シル化ノニルフェノール ・30個のEO+PO単位を含有するエトキシプロポキ
    シル化ノニルフェノール ・40個のEO+PO単位を含有するエトキシプロポキ
    シル化ノニルフェノール ・55個のEO+PO単位を含有するエトキシプロポキ
    シル化ノニルフェノール ・80個のEO+PO単位を含有するエトキシプロポキ
    シル化ノニルフェノール ・三ブロックEO−PO−EO重合体 から選択されることを特徴とする請求項10又は11記
    載のサスポエマルジョン。
  13. 【請求項13】 活性物質の水性懸濁液が、 ・アルコキシル化アルキルフェノール、アルコキシル化
    ジ(1−フェニルエチル)フェノール、アルコキシル化
    トリ(1−フェニルエチル)フェノール及びアルコキシ
    ル化脂肪アルコールの燐酸エステル ・アルコキシル化アルキルフェノール、アルコキシル化
    ジ(1−フェニルエチル)フェノール、アルコキシル化
    トリ(1−フェニルエチル)フェノール及びアルコキシ
    ル化脂肪アルコールの硫酸エステル ・アルコキシル化アルキルフェノール、アルコキシル化
    ジ(1−フェニルエチル)フェノール及びアルコキシル
    化トリ(1−フェニルエチル)フェノールのスルホン酸
    エステル ・ポリカルボン酸、ポリカルボン酸(ポリアクリル酸及
    びポリメタクリル酸の如き)のホモ重合体及び共重合体
    並びに無水マレイン酸とジイソブチレンとを元にした共
    重合体の塩 ・アルキルナフタレンスルホネート及びポリ(アルキル
    ナフタレンスルホネート) ・ジヒドロキシジフェニルスルホネートとホルマールと
    の縮合成物 から選択される陰イオン性表面活性剤を含むことを特徴
    とする請求項1〜12のいずれか一項記載のサスポエマ
    ルジョン。
  14. 【請求項14】 これらの陰イオン性表面活性剤のアル
    コキシ単位が、2〜100好ましくは4〜50個のエチ
    レンオキシド単位及び/又はプロピレンオキシド単位で
    あることを特徴とする請求項13記載のサスポエマルジ
    ョン。
  15. 【請求項15】 陰イオン性表面活性剤が、 ・16個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
    フェニルエチル)フェノールの燐酸モノエステル及びジ
    エステルのトリエタノールアミン塩 ・16個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
    フェニルエチル)フェノールの燐酸モノエステル及びジ
    エステルのカリウム塩 ・11個のEO単位を含有するエトキシル化ジ(1−フ
    ェニルエチル)フェノールの酸性硫酸塩 ・15個のEO単位を含有するエトキシル化ジ(1−フ
    ェニルエチル)フェノールの硫酸モノエステルのカリウ
    ム塩 ・11個のEO単位を含有するエトキシル化ジ(1−フ
    ェニルエチル)フェノールの硫酸モノエステルのトリエ
    タノールアミン塩 ・16個のEO単位を含有するエトキシル化トリ(1−
    フェニルエチル)フェノールの硫酸モノエステルのアン
    モニウム塩 ・9個のEO単位を含有するエトキシル化ノニルフェノ
    ールの酸性燐酸塩 ・メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム ・ポリアクリル酸のナトリウム塩 から選択されることを特徴とする請求項13又は14記
    載のサスポエマルジョン。
  16. 【請求項16】 活性物質の水性懸濁液が、水性懸濁液
    の全容量に関して、0.1〜90重量%好ましくは0.
    5〜85重量%/容量の活性物質を含むことを特徴とす
    る請求項2〜15のいずれか一項記載のサスポエマルジ
    ョン。
  17. 【請求項17】 活性物質の水性懸濁液が、水性懸濁液
    の全容量に関して、0.2〜15重量%好ましくは0.
    5〜10重量%の非イオン性及び/又は陰イオン性表面
    活性剤を含むことを特徴とする請求項16記載のサスポ
    エマルジョン。
  18. 【請求項18】 活性物質の水性懸濁液が、水性懸濁液
    の全容量に関して、・0.2〜4重量%のシュクログリセリド ・0.2〜2.8重量%の上記アルコキシル化トリグリ
    セリド、アルコキシル化脂肪酸、ソルビタンエステル及
    びアルコキシル化ソルビタンエステルから選択される少
    なくとも1種の化合物 ・0.1〜0.8重量%の湿潤剤 を含むことを特徴とする請求項16記載のサスポエマル
    ジョン。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のいずれか一項記載の
    サスポエマルジョンを、必要ならば水での希釈後に、植
    物の処置及び保護のために使用する方法。
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