JPH07108592B2 - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JPH07108592B2
JPH07108592B2 JP16575586A JP16575586A JPH07108592B2 JP H07108592 B2 JPH07108592 B2 JP H07108592B2 JP 16575586 A JP16575586 A JP 16575586A JP 16575586 A JP16575586 A JP 16575586A JP H07108592 B2 JPH07108592 B2 JP H07108592B2
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義和 池ノ上
潔 会森
真 関谷
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ミノルタ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリンタの制御装置、特にプリントの中断制
御に関する。
(従来の技術) 一般に、プリンタの印字速度は、ホストコンピュータな
どのデータ処理装置からプリンタへのデータの伝送の速
度に比べて遅い。そこで、近年、プリンタは、その内部
に大容量のバッファを内蔵するようになってきた。プリ
ンタに送られたデータは、バッファに一旦記憶され、プ
リンタは、バッファに記憶されたデータを順次読み出し
てプリントを行う。また、大容量のバッファの内蔵して
いないプリンタの場合には、データ処理装置との間に大
容量のバッファを介在させる方式が採用されるに至って
いる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、データ処理装置からの転送ミス(たとえば、
ファイルを間違えた場合)やプリンタのジャムが発生し
た場合、データ処理装置からのデータ転送は、直ちに中
断できる。しかし、プリンタのバッファや外部のバッフ
ァにすでに記憶されているデータについては、プリント
動作を直ちに中断できないので、不要なプリントが行な
われてしまう。また、この不要なプリントが終るまで、
イメージ描画のように長時間の印字を要する場合でも、
次のファイルのプリントをすることができない。さら
に、プリンタの電源を切る方法もあるが、複数のデータ
処理装置が接続されている場合や複数のユーザのファイ
ルがバッファに入っている場合には、他のデータ処理装
置のデータや他のユーザのデータまで消してしまうとい
う問題があった。この中断についての問題は、バッファ
の容量が大きくなるにつれて重大になる。
また、従来のプリンタは、プリント中のデータに対する
キャンセル機能しかなく、ページ毎、ページ群(1つの
ファイル)、全ファイルといったキャンセル機能の切り
換えが出来なかった。
本発明の目的は、ホストコンピュータ等の外部のデータ
処理装置から送られてくるコードにより、プリントの中
断が可能であるプリンタ制御装置を提供することであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係るプリンタ制御装置は、外部のデータ処理装
置から、印字データ、及び、印字データのページの区切
りを示すデータと、複数ページからなるジョブの区切り
を示すデータとを含む制御データを受信する通信手段
と、上記の印字データと上記の制御データとを、印字デ
ータのベージの区切りを示すデータが各ページの印字デ
ータの区切り位置に、複数ページからなるジョブの区切
りを示すデータが、そのジョブの印字データの区切り位
置に位置するように記憶する記憶手段と、該記憶手段か
ら印字データを取り出して印字する印字制御手段と、第
1の削除指示、および、第1の削除指示と異なる第2の
削除指示を入力する入力手段と、該入力手段から第1の
削除指示が入力されると、上記の記憶手段に記憶された
ページの区切りを示すデータと、そのページの区切りを
示すデータによって区切られた印字データとを削除し、
上記の入力手段から第2の削除指示が入力されると、上
記の記憶手段に記憶されたジョブの区切りを示すデータ
と、そのジョブの区切りを示すデータによって区切られ
た印字データとを削除する削除手段とからなる。
(作 用) 入力手段から必要に応じて複数の制御コードを入力でき
る。これに対応して、記憶手段に記憶されたデータの所
定の範囲の削除などを行える。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、次の順序で本発明の実施
例を説明する。
a.電子写真プリンタの構成 b.バッファの管理方法 c.ビットマップ制御のフロー d.インターフェイス制御のフロー e.電子写真制御のフロー f.プリントヘッド制御のフロー 本発明に特に関連する実施例部分は、(a)節,(b)
節の他、(c)節のステップ#41〜58(第1図)、ステ
ップ#141〜155(第17図)、ステップ#161〜175(第18
図)、ステップ#181〜188(第19図)およびステップ#
280〜291(第25図)である。
(a)電子写真プリンタの構成 第2図は、本発明の実施例であるグラフィック描画の可
能なプリンタ・システム10による処理システムの構成で
ある。
汎用のデータ処理装置1からのデータは、データ処理装
置1のスループットを改善するため、外部のファイルバ
ッファ2に一旦格納された後、プリンタ・システム10に
出力される。
プリンタ・システム10は、ビットマップ方式のデータ処
理装置(BMV)3と、電子写真プロセスとレーザーを用
いたプリントエンジン4と、外部給紙ユニット5やソー
タ6等の付属装置よりなる。
第3図は、プリンタ・システム10の外観を示すものであ
る。プリントエンジン4は、上記ビットマップ方式デー
タ処理装置3を内蔵しており、アクセサリとして外部給
紙ユニット5と、ソータ6が接続可能である。またプリ
ントエンジン4の上部前面には、システムの状態を示す
表示や簡単な操作を行うためのキーが並べられた操作パ
ネル44が装着されている。
第4図は、操作パネル44の詳細を示すものである。ここ
に、901〜903が入力キーで910〜918が表示素子である。
キー901は、プリント動作を一時停止させるためのPAUSE
キーである。キー903はシフトキーであり、キー902と同
時に押すことにより、プリントを中断するCANCELキーと
なる。キー902,903を同時に押して中断が機能するよう
にしたのは、不容易な操作による中断を防止するためで
ある。
第5図は、プリンタ・システム10の概略ブロック図であ
る。
ビットマップ方式データ処理装置3は、ビットマップ制
御部(BMC)30(第6図参照)、ビットマップ用のビッ
トマップRAM(BM−RAM)32、このBM−RAM32に描画を行
うビットマップ書込部(BMW)31(第7図参照)および
フォント部33よりなる。プリントエンジン4との接続
は、制御データ(枚数、アクセサリー制御など)用のバ
スB2とイメージデータ用のバスB4により行う。
プリントエンジン4は、3つのコントローラを中心に構
成される。まず、インターフェイス制御部(IFC)40は
ビットマップ制御部30からの制御データの処理、操作パ
ネル制御、および内部バスB5を通じてプリンタ4全体の
タイミングの制御を行う。電子写真制御部41(第9図参
照)は、内部バスB5を通じてインターフェイス制御部40
から送られるデータに応じて、電子写真プロセス部45の
制御を行う。
プリントヘッド制御部(PHC)42(第10図参照)は、内
部バスB4を通じてビットマップ書込部31から送られてく
るイメージデータを書き込むため、内部バスB5を通じて
インターフェイス制御部40から送られてくる情報に従っ
てプリントヘッド部43(第10図参照)の半導体レーザー
431の発光やポリゴン・モータ432の回転を制御する。
また、外部給紙ユニット5やソータ6も、内部バスB5を
通じて、インターフェイス制御部40から制御される。
以上に説明したプリンタシステム10は、ビットマップ方
式のレーザープリンタである。データ処理装置1から送
られてくる印字データ(ほとんどはコードで表わされ
る)は、ビットマップ方式処理装置3のBM−RAM32上に
実際の印字イメージとして展開され、プリントエンジン
4に出力される。プリントエンジン4では、ビットマッ
プ方式データ処理装置3からのデータに応じてレーザー
光を変調して感光体上に記録し、さらに記録紙に転写す
る。
データ処理装置1から送られてくるデータには、印字デ
ータの他に、書式の制御やエンジンのモード設定を行な
うコードも含まれる。
ビットマップ方式データ処理装置3では、印字データの
他にこれらのプロトコルの解析も行ない、書式の制御や
必要に応じてプリントエンジン4へ通紙やオプションの
モード変更等の指示を出す。プリントエンジン4では、
上記の記録制御の他に、それに伴なう電子写真系の制
御、記録紙のタイミング制御、さらに、他のオプション
への通紙に同期した処理を行う。プリントエンジン4の
制御は、走査系を除いて、電子写真複写機と同様であ
る。
各ユニットの制御部の構造は、マイコンを中心に構成さ
れており、ビットマップ方式のデータ処理装置3は、1
つのマイコン301(第6図),プリントエンジン4は3
つのマイコン400(第8図),410(第9図),420(第10
図)よりなる。プリントエンジン4の3つのマイコン
は、次の3つの機能を各々担当する。第1のマイコン40
0は、エンジンや、オプションを含めたエンジン・シス
テム全体の管理を行ない、第2のマイコン410は、通紙
や電子写真プロセスの制御を行い、第3のマイコン420
は、ビットマップ方式データ処理装置3からのイメージ
と記録紙のタイミングを制御したりレーザー光学系の制
御を行なう。
以下、さらに詳細に説明を行う。
第6図は、ビットマップ制御部30のブロック図である。
ビットマップ制御部30は、内部バスB301で接続されたい
くつかのブロックから構成される。BM−CPU301は、ビッ
トマップ方式データ処理装置3の中心となる制御部であ
り、データ処理装置インターフェイス308を通じてデー
タ処理装置1や外部のファイルバッファ2との通信を行
ったり、プリントデータを変換し、ビットマップ書込部
インターフェイス306を通じて、ビットマップ書込部31
を制御し、プリントエンジンインターフェイス307を通
じてプリントエンジン4を制御する。SYS−ROM302は、B
M−CPU301のプログラムを記憶する。SYS−RAM303は、BM
−CPU301の作業用記憶エリアであり、スタックや基本フ
ラグの記憶に用いる。
R−バッファ304は、外部(データ処理装置1やファイ
ルバッファ2)との通信用バッファであり、BM−CPU301
の処理プログラムとデータ処理装置1との通信を非同期
でも処理化可能にすることを目的とする。
パケットバッファ(以下、P−バッファと略する)は、
データ処理装置1からのデータを、フォントの属性から
変換したBM−RAM32への描画が容易な中間コード(以下
パケットと記す)として記憶する。
フォントの実際の描画はビットマップ書込部31で行われ
るが、ビットマップ書込部31への情報としては、フォン
トのパターン内蔵アドレスや、BM−RAM32への描画アド
レス等のパラメータを計算する必要がある。これには所
定の時間がかかる。そこで、BM−RAM32のデータをプリ
ント中に、次のページのデータを前処理しておくことに
より、処理の高速化を計るものである。そのため、P−
バッファ305内のデータの動きは、FIFO(ファーストイ
ン・ファーストアウト)となっている。
プリントエンジンインターフェイス307は、プリントエ
ンジン4とのインターフェイスであり、プリント枚数な
どのJOB情報や、プリントコマンドなどのJOB制御コマン
ドをプリントエンジン4のインターフェイスとバスB3を
通じてやりとりする。
第7図は、ビットマップ書込部31の詳細ブロック図を示
す。ビットマップ書込部31の機能は大別して、BM−RAM3
2への描画機能と、プリントの際にBM−RAM32のデータを
プリントエンジン4へ出力する機能とに分かれる。
BM−RAM32への描画の機能は、さらに2つに分けられ、
グラフィックイメージ書込部316により行なわれる線や
円の描画と、フォントイメージ書込部311により行なわ
れるフォント描画とからなる。両方ともビットマップ制
御部インターフェイス317を通じてビットマップ制御部3
0から送られるパケットで動作するロジック部である
が、グラフィックイメージ書込部316の殆どの処理は、
パケット内のパラメータを解析してBM−RAM32に描画す
るのに対して、フォントイメージ書込部311の殆どの処
理は、パケット内のデータに従ってフォント部インター
フェイス314を通じてフォント部33から読込んだフォン
トイメージをBM−RAM32に描画する。
一方、プリントの際のデータ出力の機能は、プリントヘ
ッド制御部インターフェイス315により行なわれる。即
ち、ビットマップ制御部30からインターフェイス317を
介して送られてくるプリント開始コードを受け取ると、
プリントエンジン4のプリントヘッド制御部42(第10図
参照)からバスB4を通じて送られてくる同期信号に従っ
て、BM−RAM32のデータをプリントヘッド制御部42に出
力する。
第8図は、プリントエンジン4のインターフェイス制御
部(IFC)40の詳細ブロック図を示す。インターフェイ
ス制御部40は、ワンチップ・マイクロコンピュータを用
いたIFC−CPU400を中心に構成されており、IFC−CPU400
のインターフェイス404により拡張されたバスB401を介
して、外付のROM407,RAM408、およびビットマップ制御
部30とのインターフェイス409が接続されている。外付R
OM407は、ソケットにより交換可能となっており、IFC−
CPU400内部のマスクROM403には、標準プログラムが記憶
されているのに対して、外付ROM407には、仕向により異
なるプログラムが記憶される。外付RAM408は、内蔵RAM4
02の不足を補うものである。
IFC−CPU400には、CPU401,ROM402の他、シリアル通信用
のシリアル入出力(SIO)405と、パラレル入出力(PI
O)406が内蔵されている。SIO405は、電子写真制御部41
やプリントヘッド制御部42を制御するためのバスB5を制
御する。PIO406は、操作パネル44を制御するために用い
る。
第9図は、電子写真制御部41の詳細ブロック図である。
電子写真制御部41は、IFC−CPU400と同様のワンチップ
・マイクロコンピュータMC−CPU410で制御される。CPU4
10には、RAM413とROM414が接続される。インターフェイ
ス制御部40とは異なり標準プログラムのみで拡張はしな
い。シリアル入出力(SIO)412はバスB5を通じてインタ
ーフェイス制御部40と通信を行う。パラレル入出力(PI
O)415は、プロセス制御の入出力に用いる。
第10図は、プリントヘッド制御部42の詳細ブロック図で
ある。プリントヘッド制御部42では、バスB5を通じてイ
ンターフェイス制御部40から送られてくるデータに応じ
て、プリントヘッド部43のポリゴン・モータ432の回転
を制御したり、ビットマップ方式データ処理装置3のビ
ットマップ書込部31からバスB4を通じて送られてくるイ
メージデータをレーザースキャンの走査検出器(SOS)4
33からの信号に同期して、半導体レーザダイオード431
の発光を制御する。
プリントヘッド制御部42は、電子写真制御部41と同様
に、ワンチップ・マイクロコンピュータPHC−CPU420を
中心に構成され、シリアル入出力(SIO)422には、イン
ターフェイス制御部40との通信を行うバスB5が接続され
る。パラレル入出力(PIO)425には、ポリゴン・モータ
432の駆動を行うポリゴン・モータ駆動部427、走査検出
器(SOS)433、ビットマップ方式データ処理装置3から
のイメージデータに応じて半導体レーザーの発光を制御
するプリントヘッド制御回路426が接続される。
バスB4を通じて送られてくるイメージデータは、パラレ
ル形式であり、プリントヘッド制御回路426では、主と
して半導体レーザー431を順次イメージに従って発光さ
せるためのパラレル−シリアル変換を行うが、ビットマ
ップ書込部31のプリントヘッド制御部インターフェイス
315に対して、イメージデータ転送の同期をとるための
タイミング信号の発生も行う。
(b)バッファの管理方法 上に説明したように、ビットマップ制御部30(第6図)
には、外部1,2との通信用バッファであるR−バッファ3
04が設けられている。さらに、R−バッファ304に記憶
されたデータをBM−RAM32に描画しやすい中間コード
(パケット)に変換して記憶するP−バッファ305が設
けられている。
バッファの管理方法については種々の方法がある。本発
明の様に特定のブロック単位でデータを管理したり、特
定のデータを検索する場合には、目的にあった方式を選
択する必要がある。
本実施例では、通信用バッファ(R−バッファ)304と
パケットバッファ(P−バッファ)305との双方につい
て、リング・バッファと呼ばれる方式を用いている。プ
リンタデータの様に、総データ数が不定の文字からなる
データを管理するには便利な方式である。データを記憶
するエリアは、第11図の様にリング状に接続されたもの
として扱う。つまり0番地から順番にデータが記憶され
て行き、最後の番地に達すると、0番地に戻る。記憶エ
リアとしてはエンドレスの構造を有することになる。
実際にデータを管理するためには、空きエリアの先頭、
つまり次にデータを記憶する番地を示す書込みポインタ
Pwと、記憶されている最も古いデータの番地を示す読出
しポインタPRを用いて行なう。第12図は、PwとPRの関係
を図示したものである。ただしバッファがエンプティの
場合は、 PR=Pw である。また、空きエリアが無い場合は、 PR=Pwの次の番地 となり、PRはPwを追い越さない。
R−バッファ304に記憶されるコードには、制御コード
として、前のベージとの区切りを示すPAGE.EJECTコード
(PE)が含まれる。また、外部1,2からはページ群の区
切りを示すJOB.START(JS)コードが送られてくる。ま
た、後に説明する他の制御コードも送られてくる。
P−バッファ305には、文字パケットと制御パケットと
がある。制御パケットには、上記のPAGE.EJECTコードや
JOB.STARTコードが含まれる。
R−バッファ304やP−バッファ305では、特定のデータ
を読み出す場合には、PRを順次進めてゆき、そのときの
PRが示す番地のデータが読み出されるデータとなる。デ
ータを後から削除する場合には、読み出しと同じ動作と
なる。PRが次へ進んでしまえば、メモリ上にデータが残
っていても、管理からはずれるので、削除されたことに
なる。先頭データから削除する場合には、Pwを逆方向へ
進めてゆけばよい。
本実施例では、外部からデータの削除を指示する場合
は、新データ側(Pw側)から進め、操作パネル44からデ
ータの削除を指示する場合は、古いデータの側(PR側)
から進める。両バッファ304,305にわたっての削除も可
能である。
データの削除の場合、上記の制御コードを利用すると、
ページ単位やファイル単位の削除が可能になる。現在プ
リント中のページのデータを削除するには、PRGE.EJECT
コードまで削除すればよい。また、現在プリント中の1
ページ群のデータを削除するには、JOB.STARTコードま
で削除すればよい。すなわち、制御コード(PAGE,EJEC
T,JOB.START)により削除されるデータの範囲が判別で
きる。
(c)ビットマップ制御のフロー これより、フローチャートを参照しながら、本システム
の動作説明を行う。
第13図〜第17図は、ビットマップ制御部30の処理を示す
フローチャートである。第13図において、まず電源が投
入されると(ステップ#1、以下ステップを略す
る。)、内部の初期化を行った後(#2)、2つのバッ
ファ、R−バッファ304,P−バッファ305と、BM−RAM32
のクリアを行なった後(#3)、パラメータの初期化を
行なう(#4)。そして、割込を許可する(#5)。各
パラメータの機能は次の通りである。
JOBACT:あるページに対してプリント状態である(設定
枚数のプリントが完了していない)ことを示す。
BMWRITE:BM−RAM32に何らかのデータが書込まれた。
JOBPAU:プリンタが一時停止状態であることを示す。
JOBEJT:プリント起動要求を示す内部フラグ。
CANCNT:データ処理装置1からのCANCELコードの連続受
信回数。
さらに、フォント部33より、印字データのフォーマット
決定のためにフォントの属性を読み込み(#6)、実処
理ループに移る。
実処理ループは大別して、次の4つの処理に分けられ
る。
受信データ処理(#7):データ処理装置1からの受信
データ処理と、パケットへの変換。
IFCコマンド処理(#8):プリント・エンジン4から
のデータを処理。
パケット処理(#9):パケットに応じたBM−RAM31へ
の描画処理。
プリント処理(#10):インターフェイス制御部40との
プリントシーケンスを処理。
データ処理装置1から送られるデータは、通信の効率を
上げるため、後で述べる受信割込み処理により、受信バ
ッファであるR−バッファ304に一度蓄えられる。
受信された文字データは、受信データ処理(#7)で、
R−バッファ304から取り出されパケットに変換され、
P−バッファ305に一度蓄えられる。その後、パケット
処理(#9)で取り出され、対応するフォントがビット
マップ書込部31によりBM−RAM32に描画される。受信デ
ータのうち、プリント要求コード(PAGE.EJECT)を検出
すると、プリント処理(#10)により、実際のプリント
が起動される。
これ以外に、プリントの一時停止や、処理の中断等の処
理が行なわれる。
〈受信データ処理〉 受信データ処理のフローを第14図以降に示す。
第14図において、受信データは、あらかじめ、ビットマ
ップ書込部31への出力が容易のパケットに変換され、P
−バッファ305に蓄えられる。これは、プリント中もBM
−RAM32の受信データの変換を並行して行うことによ
り、スループットを向上させるためである。
まず、P−バッファ305に空きがあることを確認し(#2
1)、さらに、データがR−バッファ#304に受信されて
いれば(#22)、R−バッファ304より受信データを取
り出す(#23)。
受信データが、プリントすべき文字コードである場合
(#24,27,29,31)は、電源投入時に読み込んだフォン
ト属性に従って、パケットに変換する(#33〜35)。具
体的な変換手順としては、まずは、その文字コードに対
応するパターンのフォントアドレスがP−バッファ305
に出力され(#33)、順次、BM−RAM32への書込みアド
レスがP−バッファ305に出力され(#34)、ビットマ
ップ書込部31への書込みモードが出力される(#35)。
そして、最後に、今回のフォントの大きさ等に応じて次
のフォントのBM−RAM32への書込みアドレスを更新して
おく(#36)。
受信コードには、まず、プリンタ・システム10をデータ
処理装置1から制御するための、JOB制御コードがある
(#24)。これは、後で述べる、HOST.JOB.CTRL(第15
図)で処理される(#25)。
次にプリント枚数やオプションの動作等を設定するイン
ターフェイス制御部関連コードである場合(#27)、前
述の文字のパケット処理(#9)での処理を同期させる
ため、文字とは異なった形式のパケットでP−バッファ
305に出力される(#28)。
RAGE.EJECTコード(#29)は、実際にプリントを起動さ
せるコードであり、それ以前の文字がBM−RAM32に書込
まれたら、プリントを起動する。このコードも前後の文
字と処理を同期させるため、P−バッファ305に出力さ
れる(#30)。
書式制御コードである場合(#31)、それぞれのコード
に対応してBM−RAM32への書込アドレスを変更する(#3
2)。
以下では、主要なサブルーチンについて説明する。
第15図はデータ処理装置1から送られるJOB制御コード
の処理(#25)を示したものである。
まず、CANCEL(#101)は、プリントの中断を行なう処
理であり、連続して送られるCANCELコードの回数に応じ
て処理が異なる(#102、#103)。
まず、CANCELコードを初めて受信した場合は(#10
4)、最後に受信したページの中断を行なう(DEL.PAGE.
H)(#104)。これは、連続して複数のページを送信
後、最後のページだけ中断したい場合に用いられ、R−
バッファ304やP−バッファ305に複数のページがあって
も最後のページだけ中断される。
2つ続けてCANCELコードを受信した場合(#105)は、
最後に受信したページ群の中断を行なう(DEL.JOB.
H)。ただし、すでに、プリントとされたものは当然、
中断できない。たとえば、複数のページ群の最後のペー
ジ群だけを中断(除去)する場合に用いる。
3つ続けてCANCELコードを受信した場合は(#106)、
すべてのページが中断(除去)される(DEL.ALL.H)。
たとえば、プリンタ・システム10を強制的に初期化し、
次のプリントをすぐに行ないたい場合に用いる。
CANCELコードのカウントは、CANCELコード以外のJOB制
御コードを受信した場合には行なわれない(#101,10
7)。つまり、CANCNTをリセットする。
CANCELコード以外の制御コードには、まず、一時停止を
行なうためのPAUSEがある(#108)。これは、例えば、
ユーザーがプリント・エンジン4やアクセサリの該当ベ
ージに対するモードをマニュアルで変更可能な様に、次
のベージのデータが入力されていても一時停止状態を維
持させるものである。これは、該当ベージとの処理を同
期させるために、P−バッファ305へ出力される(#10
9)。なお、一時停止の解除はプリント・エンジン4側
で、マニュアルで行なう。
JOB.START(#110)は、ページ群の区切りを行なうコー
ドで、P−バッファ305へ出力される(#111)。
データ処理装置1からは、これら制御コードの他に、メ
ッセージ(#112)も送られてくる。これは、後で述べ
る外部に対するデータ削除用のメッセージであり、DEL.
P,DEL.J,DEL.Aの3種類がある。これは、主として、外
部のファイルバッファ2やデータ処理装置1に対して送
られるもので、相手機種に対応したメッセージをデータ
処理装置1から登録出来る(#113)。
第16図は、データ処理装置1によるプリント中断処理
(#104〜106)のフローの詳細を示したものである。
以下に説明するように、削除すべきP−バッファ305と
R−バッファ304のデータの範囲は、制御コード(PAGE.
EJECT、JOB.START)により判別される。なお、この制御
コードDEL.PAGE.H(#104)は、該当ページのみ中断す
る処理である。P−バッファ305がエンプティでなく
(#121)、前のページとの区切りを示すPAGE.EJECTコ
ードを検出するまで(#122)、P−バッファ305に残っ
ているパケットの最後が削除される(#123)。PAGE.EJ
ECTコードを検出した場合(#122)終了する。
PAGE.EJECTコードを検出する前に、P−バッファ305が
エンプティになった場合(#121)は、BM−RAM32への描
画が行なわれたことになる。すでに、プリント中(JOBA
CT=1)の場合は(#124)、インターフェイス制御部4
0へマルチ・プリントを中断させるコマンドCANCMDを出
力し(#127)、終了する。プリント中でもなく、BM−R
AM32にも描画されていない場合(BMWRITE=0)は(#1
25)、すでに、プリントが完了しているため、何もせ
ず、終了する。BM−RAM32に描画されているイメージが
ある場合は、強制排出を行なう。即ち、まず、プリント
の起動要求を行ない(JOBACT←1,JOBEJT←1)(#12
6)、インターフェイス制御部40にCANCMDを出力する
(#127)。これにより、インターフェイス制御部40
で、以前の設定枚数にかかわらず、1枚プリントされ
る。1枚プリントを行なうのは、先出ししたペーパーを
排出させるためである。
次に、DEL.JOB.H(#105)は、最後のページ群の中断
(除去)(#131〜133)を行なう処理であり、検出する
コードがJOB.START(#132)であることを除いてDEL.PA
GE.H(#104)と同じであり、詳細な説明は省略する。
DEL.ALL.H(#106)の処理では、P−バッファ305がク
リアされ(#135)、すべてのページが中断(除去)さ
れる。また、内部パラメータも初期化する(#136)。
本実施例では、一つのコード(CANCELコード)の受信回
数により、機能を切り換えた。これにより、他のコード
を他の機能に割り当てることができる。しかし、データ
処理装置1からの制御コードの割り当てに余裕がある場
合は、機能毎にコードを割当てても良い。
〈インターフェイス制御部コマンド処理〉 第1図に示すインターフェイス制御部コマンド処理(#
8)のフローでは、操作パネル44のキー操作により、イ
ンターフェイス制御部40で生じたコマンドやプリント・
シーケンスの同期処理を行なう。
CANCEL.Pコマンド(#41)、CANCEL.Jコマンド(#4
3)、CANCEL.Aコマンド(#44)は、種々のレベルでプ
リントの中断を行なうものである。対応する各処理の詳
細は、後で述べるが、DEL.PAGE.I(#42)は現在プリン
ト中のページを中断する処理(第17図)、DEL.JOB.I.
(#44)は、現在プリント中のページを含むページ群
(後で述べるJOB.STARTコードで区切られるもの)の処
理を中断する処理(第18図)、DEL.ALL.I(#46)は、
すべてのページの処理を中断する処理である(第19
図)。
PAUSE.ONコマンド(#47)はプリントの一時停止を行な
うもので、JOBPAUフラグをセットする(#48)。実際の
停止は、プリント・コントロール(#10)で処理される
(第21図)。
PAUSE.OFFコマンド(#49)は、逆にプリントの再スタ
ートを行なうもので、JOBPAUフラグをリセットし(#5
0)、現在プリント状態であったかをチェックし(#5
1)、そうであればJOBEJTフラグをセットし(#52)、
プリント起動を要求する。
EXP.ENDコマンド(#53)は、インターフェイス制御部4
0とプリント・シーケンスの同期をとるコマンドで、プ
リント・エンジン4で1枚のプリントのレーザー露光が
終了したことを示す。
このコマンドは、プリント中のみ有効であり(#54)、
同一イメージに対するマルチ・プリントの場合、BMC30
では、このタイミングで、次のプリント起動フラグをセ
ットする(#56)。シングル・プリントや、マルチ・プ
リントの最後の場合は(#55)、プリント状態を示すJO
BACTフラグをリセットし(#57)、BM−RAM32をクリア
し(#58)、次のイメージの準備を行なう。この2種類
の処理の判断は、EXP.ENDコマンドのJOBENDフラグによ
って行なわれる(#55)。これは、マルチ・プリント等
の枚数のコントロールをインターフェイス制御部40で行
なっているためである。
以下に説明するように、削除すべきP−バッファ305と
R−バッファ304のデータの範囲は、制御コード(PAGE.
EJECT,JOB.START)により判別される。また、削除され
るデータの範囲を示す制御データが両バッファ304,305
にない場合は、外部から出力中であるので、外部にデー
タ削除のメッセージ(#155,175,186)を送る。
第17図〜第19図は、操作パネル44でのキー入力によるプ
リント中断処理の詳細を示したものである。
第17図に示すDEL.PAGE.I(#42)のフローは、現在プリ
ント中のベージのみを中断するものである。まず、現
在、プリント中(JOBACT=1)(#141)の場合は、イ
ンターフェイス制御部40へ、マルチ・プリントの中断を
行なうコードCANCMDを出力して終了する(#147)。
プリント状態でないが、BM−RAM32へ何らかのイメージ
が描画されている場合は(BMWRITE=1)(#142)、先
出ししたペーパーを排出するため、プリント状態に切り
換え(JOBACT=1)、プリント起動要求を出す(JOBEJT
=1)(#143)。さらに、該当ページの残りデータを
削除するため、先頭から、PAGE.EJECTコードまでP−バ
ッファ305のパケットを削除する(#144,#145)。も
し、PAGE.EJECTコードまで削除されたら(#146でYE
S)、今回のプリントを1枚とするため、インターフェ
イス制御部40へCANCMDを出力する(#147)。
P−バッファ305内に、PAGE.EJECTコードがない場合は
(#144)、当該ベージのデータが、R−バッファ304内
に残っているため、先頭から、PAGE.EJECTコードまで、
削除する(#150,#151,#152)、もし、PAGE.EJECTコ
ードまで削除された場合は(#151)、インターフェイ
ス制御部40へCANCMDを出力する(#147)。もし、R−
バッファ304内にもPAGE.EJECTコードがない場合(#150
でN)は、外部のファイルバッファ2やデータ処理装置
1内の送信バッファ、あるいは、データ処理装置で出力
中であるため、これらの装置に対して、ページ削除のた
めのメッセージDEL.Pを出力する(#155)。このメッセ
ージは、外部の装置に応じて、データ処理装置1からあ
らかじめ設定可能となっている。その後、インターフェ
イス制御部40へCANCMDを出力して終了する。
第18図に示すDEL.JOB.I(#44)のフローは、現在プリ
ント中のページを含む1ページ群の中断を行なう処理で
ある。基本的な考え方は、DEL.PAGE.Iの処理(第17図)
と全く同じである。異なるのは、DEL.PAGE.Iが、PAGE.E
JECTコードまでデートを削除するのに対して、DEL.JOB.
Iでは、JOB.STARTコードまで削除されることと(#166,
#172)、さらに、データ処理装置1に対するメッセー
ジも、ページ群に対する削除を要求するDEL.Jとなって
いること(#175)である。
第19図に示すDEL.ALL.I(#45)のフローは、すべての
ページの中断を行なう処理である。現在のページに対す
る中断は、DEL.PAGE.I(第17図)と同様に、プリント状
態BM−RAM32の状態により判断されるが(#181〜#18
3)、P−バッファ305,R−バッファ304のデータはすべ
て削除される(#184,#185)。さらに、データ処理装
置に対しては、すべてのページを削除するメッセージDE
L.A.が出力され(#186)、インターフェイス制御部40
へは、CANCMDが出力される(#187)。また、内部パラ
メータの初期化も行なう(#188)。
〈パケット処理〉 第20図に示すパケット処理(#9)のフローでは、P−
バッファ305に蓄えられたパケットの処理を行なう。パ
ケットには、プリントすべき文字用のパケットと、制御
用のパケットがある。BM−RAM32の変更は、前のイメー
ジのプリントアウトが完了したいと行なえないため、プ
リント状態(JOBACT=1)の場合は(#71)処理を行な
わない。また、ビットマップ書込部31で前のパケットの
文字を描画中の場合(#72)、P−バッファがエンプテ
ィの場合も(#73)、処理を行なわない。
文字用のパケットの場合(#74)は、ビットマップ書込
部31へ送り出力する(#75)。ビットマップ書込部31で
は、パケットを解析して、フォントアドレスに応じたパ
ターンをフォント部33からBM−RAM32に描画する。1つ
のパケット処理中は、次のパケットを処理出来ない(#
72)。
この文字が最初の場合(BMWRITE=0)(#76)は、BMW
RITEフラグをセットしておく(#77)と同時に、インタ
ーフェイス制御部40に対して、ペーパーの先出し要求PF
CMDを出力しておく(#78)、これにより、給紙時間
と、パケットの処理時間等がオーバー・ラップするの
で、スループットが改善される。
文字用のパケット以外に、制御用パケットがある。
まず、JOB.START(#80)は、ページ群の区切りを示す
もので、新しいページ群のためにプリント・エンジン4
のモード初期化等に用いるため、インターフェイス制御
部40へ出力される(#81)。
インターフェイス制御部関連コード(#82)は、主とし
てマルチ・プリント枚数や、アクセサリの動作モードの
指定を行なうもので、インターフェイス制御部40へ出力
される(#83)。
PAGE.EJECT(#84)は、ページの区切りを示すもので、
それ以前にBM−RAM32に描画されたイメージが出力され
る。そのために、まず、JOBACTフラグをセットし、コピ
ー状態に切り換え、以後のBM−RAM32への描画を禁止
し、プリント起動要求フラグJOBEJTをセットしておく
(#85)。このフラグは、プリント・コントロール(第
19図)で判断され、実際にインターフェイス制御部40へ
プリント・コマンドPRNCMDが出力される。
PAUSE(#86)は、プリント動作を一時停止させるもの
で、まず、JOBPAUフラグをセットしておく(#87)。こ
れにより、プリント・コントロールルーチンで次のプリ
ントの起動が停止される。また、インターフェイス制御
部40へも出力しておく(#88)。再起動は、インターフ
ェイス制御部40からのPAUSE.OFFにより行なわれる。
〈プリント・コントロール〉 第21図に示すプリント・コントロール(#10)のフロー
では、JOB制御用フラグ(JOBEJT,JOBPAU)や、ビットマ
ップ書込部31の状態に応じて、実際に、プリントの起動
を行なう。
プリント起動は、プリント起動要求時(JOBEJT=1)
(#91)に行なわれるが、一時停止状態(JOBPAU=1)
(#92)や、ビットマップ書込部31が最後のパケットを
処理中(#93)は、起動出来ない。
プリント起動可能であれば、ビットマップ書込部31をプ
リント・モードに切り換えた後(#94)、インターフェ
イス制御部40にプリント・コマンドPRNCMDを出力し(#
95)、JOBEJTフラグをリセットする(#96)。
〈割込み要求〉 第22図のフローは、データ処理装置1のインターフェイ
ス308からのデータ送信の割込み要求処理であり、デー
タ処理装置1からのデータ(#191)を、R−バッファ
へ蓄える(#192)、データ処理装置1への出力は、割
込み処理では行なわれず、必要に応じて直接行なわれ
る。これは、データの量の違いのためである。
なお、本実施例では、受信データは、一度パケットに変
換された後P−バッファ305に出力されたが、処理時間
が問題にならない場合は、そのままP−バッファ305に
出力し、BM−RAM32へ描画の際パケットに変換しても良
い。
(d)インターフェイス制御部のフロー 第23図は、インターフェイス制御部40の処理フローであ
る。
インターフェイス制御部40では、内部の初期化を行なっ
た後(#200)、各パラメータの初期化を行なう(#20
1)。各パラメータの機能は、次の通りである。
PRNSTAT:あるページをプリント中。
PRNCNT:あるページに対するプリント枚数。
CANSTAT:CANCEL機能による削除データの範囲。
PFENB:今回のプリントのペーパー先出し許可。
NPFENB:次回のプリントのペーパー先出し許可。
PAUFLAG:PAUSEキーの状態。
CANFLAG:ビットマップ制御部30からのCANCMDを検出し
た。
PFFLAG:ビットマップ制御部30からのPECMDを検出した。
PRNFLAG:ビットマップ制御部30からのPRNCMDを検出し
た。
フラグの初期化の後、2つの割込み処理を許可し(#20
2)、さらに、バスB5を通してソータ6、外部給紙ユニ
ット5、電子写真制御部41、プリントヘッド制御部42に
起動信号を出力し(#203)、処理ループに移る。な
お、割込みには、ビットマップ制御部30からのコマンド
等を受信するビットマップ制御部割込み、操作パネル44
のコントロールやタイマー処理を行なうシステムタイマ
ー割込みがある。
処理ループの説明の前に、2つの割込み処理について説
明しておく。まず、ビットマップ制御部割込み(#25
0、第24図)について説明する。ビットマップ制御部割
込みでは、ビットマップ制御部30から送られるコマンド
の受信処理を行なう。ビットマップ制御部割込みでは、
受信されたコマンドは直接実行せず、インターフェイス
制御部内のフラグをセットするだけで、実際の処理は、
処理ループの中でこのフラグが検出されたときに行なわ
れる。これは、処理ループとビットマップ制御部30との
通信を非同期にして、処理ループの構成を簡単にするた
めである。また、プリントやアクセサリのモード情報
(#254)も、一度仮エリアに記憶させ(#255)、処理
レープ内で正式に取り込まれる。
各コマンドに対するビットマップ制御部割込み内での処
理は、通常、対応するフラグのセットが行なわれる(CA
NCMD,CANFLAGなど、#252、#253、#256〜#263)。し
かし、ページ群の区切りを示すJOB.STARTの場合は(#2
52)、CANCMD(#260)と同じ、CANFLAのセット(#26
1)が行なわれる。これは、通常、JOB.STARTはページ群
の区切りを行うため、前のページ群のプリント完了後送
られ、枚数(PRNCNT)を1にしたり、オプションを含め
た各種モードを初期値(または標準モード)に戻す(#
253)。CANCMD(#260)は、プリント状態でない場合は
(PRNSTAT=0)、無視される。
次にシステムタイマー割込み(#270、第25図)につい
て説明する。システムタイマー割込みでは、操作パネル
44の入出力処理(#271、#272)、処理ループで設定さ
れたタイマーのカウント処理(#273)、そして、入力
されたキーの状態に応じた処理を行う。ここでは、PAUS
Eキー901とCANCELキー902、903の処理について説明す
る。
PAUSEキー901は操作パネル44からプリントの一時停止、
または、再起動を要求するもので、押される毎に、停止
/再起動の機能が反転する。PAUSEキー901が押されると
(#274)、PAUFLAGが反転され(#275)、このときの
フラグの値で機能が決まる。たとえば電源投入直後はPA
UFLAGはリセットされているので、反転後“1"となり、
一時停止要求となり、ビットマップ制御部30へPAUSE.ON
が出力される(#277)。逆に“0"へ場合は、ビットマ
ップ制御部30へPAUSE.OFFが出力される(#278)。ま
た、後で説明するCANCELキーの機能レベルをゼロ(CAUS
TAT=0)に戻しておく(#279)。ビットマップ制御部
30では、PAUSE.ONを検出すると、次の新たなプリントを
禁止する(第21図#92参照)。
CANCELキーは操作パネル44からプリントの中断要求を行
なうもので、連続して押された回数により、中断のレベ
ルが異なる。また、中断と同時にPAUSEキーと同様に一
時停止状態となる。各レベルの処理は次の通りである。
レベル1:現在プリント中のページの中断。
レベル2:現在プリント中のページを含むページ群の中
断。
レベル3:すべてのページ群を中断。
CANCELキーがオンされると(#280)、まずビットマッ
プ制御部30へPAUSE.ONを出力し(#281)、一時停止を
行ない、次にレベルに応じた(連続して押された回数に
応じた)処理を行なう。初めて押された場合(CAN.STAT
=0)の場合は(#282)、ビットマップ制御部30へCAN
CEL.Pを出力し(#283)、CAN.STATを1に更新しておく
(#284)。更に一時停止状態となるのでPAU.FLAGをセ
ットしておく(#285)。また2回目の場合(CANSTAT=
1)の場合は(#287)、ビットマップ制御部30へCANCE
L.Jを出力し(#288)、CANSTATを2に更新し(#28
9)、PAUFJAGをセットする(#285)。3回以上の場合
(CAN.STAT=3)は(#287)、ビットマップ制御部30
へCANCEL.Aを出力し(#290)、CAN.STATを3に更新し
(#291)、PAU.FLAGをセットする(#285)。
一度CANCELキーで一時停止状態になった後の再起動は、
PAUSEキーで行なう。
ここでは同一のキー(CANCELキー)を押す回数により、
プリントとの複数の中断モードを切り換えている。これ
により、他のキーを他の機能に割当てることができる。
しかし操作パネル44に余裕がある場合は、キーを機能別
に分けたり、他のキーとの組合わせで行なってもよい。
以下に、第23図に戻り、処理ループの説明を行なう。
処理ループの最初では(#204)、プリント数やアクセ
サリのモード情報の更新を行なう(#205)。ただし、
更新は、以前のページの所定枚数のプリントが完了した
後(PRNSTAT=0)しか行なわれない。同時に、このと
き検出されたCANFLAGもリセットしておく(#206)。
この処理は、ビットマップ制御部30からの先出しコマン
ドPFCMDが受信され、PFFLAGがセットされるまで続けら
れる(#207)。PFFLAGを検出すると、PFFLAGをリセッ
トし(#208)、プリント状態(PRNSTAT=1)となる
(#209)。
先出しコマンドを受けると、先出し許可時(PFENB=
1)の場合は(#211)、バスB5を通じて電子写真制御
部41に給紙要求信号(FEEDREQ)を出力する(#212)。
これにより、電子写真制御部41では給紙とプリントのた
めの電子写真プロセス部45の起動を開始する。しかし、
ペーパーは所定の位置で待機状態となる。ただし、外部
給紙ユニット5が指定されている場合は、電子写真制御
部41は電子写真プロセス部45の起動のみとなり、給紙は
外部給紙ユニット5で行なわれる。なお、ペーパーの待
機位置は同じである。
そして、インターフェイス制御部40では、プリントコマ
ンド(PRNCMD)待ち(#217)になると同時に、次のプ
リントの先出し条件をチェックする。まず、次のプリン
トの先出し許可を示すNPFENBフラグに仮値1をセット
し、所定のタイマーTをスタートさせる(#213)。こ
のタイマーTには、2つの機能がある。まず、1つはビ
ットマップ制御部30ではBM−RAM32への描画が長時間と
なる場合や、データ処理装置1からの送信時間が長くな
る場合、電子写真プロセス部45も動作状態のままとなっ
てしまい、感光ドラムや電子写真プロセス各部の機械寿
命が短くなるのを防ぐため、タイマーTの終了(#21
4)により、STANDBY信号を送り(#215)、プリントエ
ンジン4を停止状態(待機モード2)にするものであ
る。もう1つの機能は、次の先出し許可を示すNPFENBを
リセットすることにより(#210)、次のプリント次の
ペーパーの先出しを禁止することである。これは、通常
一つのページ群の中では同種のイメージをプリントする
頻度が高い(たとえば、ブラフィックデータを続けて印
字する)ため、これを予測し同一モードとしたものであ
り、寿命の低下を防ぐ効果がある。この方法では、スル
ープットは、低下することになるが、一度ペーパーの先
出しが禁止されても、次のプリント時に、タイマーTが
終了する以前に、プリントコマンドPRNCMDが入力された
場合は、NPFENBがセットされたままとなるので、その次
のプリントでは先出しされることになる。上記の2つの
機能によりスループットの向上と同時に寿命のムダな低
下を防ぐことになる。
インターフェイス制御部40では、プリントコマンドPRNC
MDの受信を示すPRNFLAG=1を検出すると(#217)、ペ
ーパーが先出しされていない場合(PFENB=0)は(#2
18)、給紙要求信号(FEEDREQ)を出力し(#220)、次
のプリントのPFENBフラグを更新しておく(#221)。
さらに、STANDBY信号をオフし、すなわち、待機モード
2を解除し(#222)、電子写真制御部41の作像プロセ
ス部が安定したことを示すMCRDY信号が電子写真プロセ
ス部45から送られてくると(#223)、露光許可を示すE
XPENB信号をプリントヘッド制御部42へ出力する(#21
7)。これにより実際の露光はプリントヘッド制御部42
で行なわれる。
プリントヘッド制御部42では、露光が終了すると、EXPE
ND信号を出力する(#224)。インターフェイス制御部4
0では、これを検出すると(#225)、ページ当りのプリ
ント枚数の制御に移る。
プリント枚数は、通常、ビットマップ制御部30から送ら
れたモード情報で決まるが、操作パネル44やビットマッ
プ制御部30から中断された場合は、プリント中のページ
は、そのプリントで終了する。
中断は、CAN.FLAGでチェックされ(#226)、“1"の場
合は、その前のプリントも含めた残りの枚数を1にセッ
トし(PRNCNT=1)、CANFLAGをリセットする(#22
7)。その後、通常の場合も含めて、残り枚数の減算が
行なわれ(#228)、終了かどうかチェックされる(#2
29)。該当ページに対するプリントが未終了の場合(PR
NCNT≠0)はJOB.ENDフラグをリセットする(#231)。
EXP.ENDを、ビットマップ制御部30へ出力し(#232)、
今回の露光終了を知らせるとともに、処理ループの初め
に戻り、次のプリント待ちとなる。
マルチ・プリント終了の場合(PRNCNT=0)は、プリン
ト数の仮値PRNCNTを1にセットし、プリント状態を終了
し(PRNSTAT=0)、さらに、JOBENDをセットした(#2
30)。EXT.ENDを、ビットマップ制御部へ送り(#23
2)、今回のイメージに対する。所定回数の露光を終了
したことを知らせる(#232)。なお、インターフェイ
ス制御部40では上記の制御以外にプリントエンジン4内
の通信制御を行っており、バスB5を通じて各制御部とデ
ータ交換を行うと同時に、各制御部間の通信のための中
継機能も有する。本発明とは直接関係がないので詳細な
説明は省く。
(d)電子写真制御のフロー 第26図は、電子写真制御部41の動作フローである。電子
写真制御部41では電源投入後(#300)、内部の初期化
を行った後(#30)インターフェイス制御部40からの起
動信号(#202)入力待ちとなる(#302)。
起動信号を検出すると(#302)、インターフェイス制
御部40からFEEDREQ信号が出力されるまで(#304)、待
機モード1で待ち状態(#303)となる。待機モード1
では、メインモータやドラムの回転は行なわれず、定着
部の温調や冷却ファンのオンのみが行なわれる。
FEEDREQ信号を受けると(#304)、プリントのために作
像プロセス部を起動し(メインモータのオンなど)(#
305)、インターフェイス制御部40に準備が完了したこ
とを示すMCRDY信号を出力し(#306)、給紙を開始する
(#307)。
給紙の開始と同時に、所定のタイマーT1をセットし(#
308)、このタイマーT1が終了し、ペーパーが所定の待
機位置まで近づくと(#309)、プリントヘッド制御部4
2に対して、ペーパーの準備が完了したことを示すPRDY
信号を出力し(#310)、ペーパーを停止させる(#31
1)。
通常は、ビットマップ制御部30からすぐにプリントコマ
ンド(PRNCMD)が出力され、その後プリントヘッド制御
部42から、ペーパー再スタート信号TRON信号が出力され
(#412)、電子写真制御部41でこの信号を検出するこ
とにより(#318)、ペーパーを再スタートさせ(#31
9)、感光ドラム上のイメージが、ペーパーに転写され
る。この後、電子写真制御部41では、さらに、所定のタ
イマーT2をセットし(#320)、次のFEEDREQ信号待ちと
なり(#321)、信号が入力されると、次の給紙を開始
する(#306)。タイマーT2の終了までに信号が入力さ
れない場合(#322でYES)は、待機モード(#303)に
戻る。
もし、ビットマップ制御部30では処理時間あるいはデー
タ処理装置1からの送信時間が長く、プリントヘッド制
御部42からTRON信号が出力されない場合(ビットマップ
制御部30からインターフェイス制御部40に対してプリン
トコマンドが出力されない場合)は、インターフェイス
制御部40からSTANDBY信号が出力される。電子写真制御
部41では、この信号を検出すると(#312)、インター
フェイス制御部40へのMCRDY信号をオフし(#313)、待
機モード2に入る(#314)。このモードではメインモ
ータを含め、プロセスはすべて停止し、ペーパーも待機
位置で待ち状態となる。これはプリンタの寿命が不必要
に短くなるのを防ぐためである。その後、ビットマップ
制御部30での信号変換の処理が完了し、インターフェイ
ス制御部40でSTANDBY信号がオフされると、電子写真制
御部41ではこれを検出し(#315)、作像プロセス部を
再起動し(#316)、インターフェイス制御部40に対し
て再びMCRDY信号を出力する(#317)。
(e)プリントヘッド制御のフロー 第27図は、プリントヘッド制御部42での処理フローを示
す。プリントヘッド制御部42では、電源投入後(#40
0)、内部の初期化を行い(#401)、電子写真制御部41
と同様、インターフェイス制御部40からの起動信号(#
202)を検出した後(#402)、処理ループに入る。
処理ループの中では、まず、プリント開始待ちとなる。
プリントの開始には、3つの条件がある。1つは、イン
ターフェイス制御部40からのレーザー露光許可信号EXPE
NB(#406)であり、インターフェイス制御部40から出
力される(#217)。もう1つは、ポリゴン・モータ432
が所定の回転数になったことを示すPM LOCK信号であ
る。ポリゴン・モータ432はメインモータと同じタイミ
ングで制御され(#403)、電子写真制御部41が待機モ
ード1か待機モード2にあり、メインモータが停止して
いる間は、ポリゴン・モータ432の寿命を延ばすため正
規の回転速度の半分位の半速状態で回転し(#405)、
プリントが開始され、メインモータがオンすると、正規
の回転数である全速状態(#404)となる。そして、全
速状態で回転速度が安定したことを示すPMLOCK信号が、
ポリゴン・モータ駆動部427から出力される。最後にペ
ーパーが露光イメージと同期可能な位置にあるか否か
を、電子写真制御部41からの信号PRDYよりチェックす
る。3つの条件が満足すると(#406,#407共にYES)、
プリントヘッド制御回路426にスタート信号を送り、露
光を開始させる(#409)。これにより、プリントヘッ
ド制御回路426では、ビットマップ書込部31に対して順
次イメージデータを要求し、受け取ったデータに応じ
て、レーザーダイオード431の発光を制御する。
またプリントヘッド制御部42では、露光開始と同時に所
定の2つのタイマーT1,T2をスタートさせる(#410)。
T1はペーパーサイズによらず固定のタイマーであり、待
機位置にあるペーパーを再スタートさせ、レジスト・タ
イミングを制御するものである。タイマーT1が終了する
と(#411)、電子写真制御部41に対して、TRON信号を
出力する(#412)。
また、T2はビットマップ制御部30との同期をとるための
もので、ペーパーサイズにより可変である。タイマーT2
の終了により(#413)、インターフェイス制御部40に
対してEXPEND信号を出力する(#414)。
(発明の効果) 複数のファイルを転送した後でも、必要に応じて現在の
プリント中の中断、現在プリント中のページを含むペー
ジ群の中断、すべてのページの中断等の区別ができるの
で、マルチユーザで使用してもトラブルがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、インターフェイス制御部コマンドの処理のフ
ローチャートである。 第2図は、本発明の実施例に係る電子写真プリンタのシ
ステム構成図である。 第3図は、プリントシステムの斜視図である。 第4図は、操作パネルの図である。 第5図は、ビットマップ方式データ処理装置とプリント
エンジンのブロック図である。 第6図は、ビットマップ制御部のブロック図である。 第7図は、ビットマップ書込部のブロック図である。 第8図は、インターフェイス制御部のブロック図であ
る。 第9図は、電子写真制御部のブロック図である。 第10図は、プリントヘッド制御部とプリントヘッド部の
ブロック図である。 第11図と第12図は、それぞれ、バッファの管理方式を説
明するための図である。 第13図〜第16図は、ビットマップ制御部の動作のフロー
チャートである。 第17図〜第19図は、インターフェイス制御部におけるコ
マンド処理のフローチャートである。 第20図は、パケット処理のフローチャートである。 第21図は、プリントコントロールのフローチャートであ
る。 第22図は、外部から受信されたデータの処理のための割
込のフローチャートである。 第23図〜第25図は、インターフェイス制御部のフローチ
ャートである。 第26図は、電子写真制御部の動作のフローチャートであ
る。 第27図は、プリントヘッド制御部の動作のフローチャー
トである。 1……データ処理装置、 3……ビットマップ方式データ処理装置、 4……プリントエンジン、 10……プリンタシステム、 30……ビットマップ制御部(BMC)、 31……ビットマップ書込部(BMW) 40……インターフェイス制御部(IFC)、 41……電子写真制御部、 43……プリントヘッド部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−54770(JP,A) 特開 昭53−79449(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部のデータ処理装置から、印字データ、
    及び、印字データのページの区切りを示すデータと、複
    数ページからなるジョブの区切りを示すデータとを含む
    制御データを受信する通信手段と、 上記の印字データと上記の制御データとを、印字データ
    のベージの区切りを示すデータが各ページの印字データ
    の区切り位置に、複数ページからなるジョブの区切りを
    示すデータが、そのジョブの印字データの区切り位置に
    位置するように記憶する記憶手段と、 該記憶手段から印字データを取り出して印字する印字制
    御手段と、 第1の削除指示、および、第1の削除指示と異なる第2
    の削除指示を入力する入力手段と、 該入力手段から第1の削除指示が入力されると、上記の
    記憶手段に記憶されたページの区切りを示すデータと、
    そのページの区切りを示すデータによって区切られた印
    字データとを削除し、上記の入力手段から第2の削除指
    示が入力されると、上記の記憶手段に記憶されたジョブ
    の区切りを示すデータと、そのジョブの区切りを示すデ
    ータによって区切られた印字データとを削除する削除手
    段とを有することを特徴とするプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載されたプリン
    タ制御装置において、 上記の削除手段は、上記の入力手段から送られる削除指
    示信号の数により第1の削除指示であるか第2の削除指
    示であるかを判断することを特徴とするプリンタ制御装
    置。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項に記載されたプリン
    タ制御装置において、 上記の入力手段は操作キーを有し、該操作キーが操作さ
    れるごとに削除指示信号を出力することを特徴とするプ
    リンタ制御装置。
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DE19873723276 DE3723276A1 (de) 1986-07-14 1987-07-14 Steuergeraet fuer printer

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