JPH07107924A - 食品の加熱煮熟方法及び装置 - Google Patents

食品の加熱煮熟方法及び装置

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JPH07107924A
JPH07107924A JP5254446A JP25444693A JPH07107924A JP H07107924 A JPH07107924 A JP H07107924A JP 5254446 A JP5254446 A JP 5254446A JP 25444693 A JP25444693 A JP 25444693A JP H07107924 A JPH07107924 A JP H07107924A
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JP
Japan
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heating
food
sugar content
simmering
steam
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JP5254446A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ishii
滋 石井
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TATSUMI FOOD MACH KK
Original Assignee
TATSUMI FOOD MACH KK
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Publication date
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  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食品の加熱及び煮熟工程の出来上がりを、味
覚センサにより自動的に制御する方法及び装置を提供す
る。 【構成】 釜内に食品の糖度を計るセンサ14を設置
し、常に食品の糖度を測定しながら混合加熱、煮熟工程
を行い、糖度計15の測定値によってジャケット2内の
熱源状況を制御し、あらかじめ設定された糖度におい
て、加熱源の蒸気などを糖度計15からの制御信号15
a,15b,15cによって停止し、良好な食品品質を
得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品の加熱及び煮熟工程
の出来上がりを、糖度センサにより自動的に制御する方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品における混合加熱及び煮熟工程は、
図3に示すようにジャケット2を持った二重の加熱釜1
に、攪拌羽根5を設置した加熱釜1内に食品の原料を投
入し、ジャケット2内に導入した、熱源はガス燃焼、オ
イル燃焼、温水の循環、高温蒸気、あるいはジャケット
2内に設置した電気ヒータなどによって外部より加熱さ
れ、加熱釜1内に備えられた攪拌羽根5で食品を常に混
合攪拌しながら行われている。煮熟工程における食品加
工の完了時は、加工される食品によってその食品の特徴
である糖度、塩分濃度、水素イオン濃度(pH)及び水
分含有率などをその都度サンプリングし測定して、その
食品の煮熟完了時点を見極めていた。食品の種類による
加工の特徴の内、液体及び粉体の原料を混合加熱及び煮
熟する食品で、実用上はその内の糖度測定で、食品の9
0%以上がその出来上がりの判定に用いられている。
【0003】また、図示しないがジャケットを持った加
熱釜と、加熱釜内に投入された食品の原料との重量を、
ロードセルを用いた秤量装置で測定し、食品の中に含ま
れる水分を重量により検出し、水分含有率が設定値に達
したときに秤量装置からの検出信号によって、煮熟工程
を終了していた。また、他の方法として、加熱釜1内に
設置された温度センサ16による温度計17と、タイマ
ー31によって、加熱温度を監視しながら加熱源を手動
で調整し、加熱時間をタイマー31で検知して、設定さ
れたタイマー31の加熱時間をもって煮熟工程を終了し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような従来の混
合加熱、煮熟工程の完了時点の判定では、工程の完了時
期において常に作業者がその測定を行い、測定結果から
混合加熱の熱源の機能を調整制御しなければならず、測
定等に時間がかかって加熱等の制御に遅れが生じ、過度
の煮熟になり食品の品質を一定にすることがむずかしい
と言う問題点があった。
【0005】秤量装置による検出信号による煮熟工程の
完了時点の判定では、加熱釜及び食品の重量は、ジャケ
ット内に溜まった蒸気より液化した水の量と、蒸気配管
の重量及びその中の蒸気、水分とを除外して測定するこ
とができず、また水分含有率だけでは良好な一定品質の
食品を得ることはむずかしく、最終的には糖度を再チェ
ックしなければならなかった。
【0006】本発明はかかる状況に鑑み、釜内に食品の
糖度を光屈折臨界角の検出で計るセンサを設置し、常に
食品の糖度を短時間で測定しながら混合加熱、煮熟工程
を行い、糖度計の測定値によってジャケット内の熱源状
況を制御し、加熱時間を最適に完了して良好な食品品質
を得るようにした混合加熱及び煮熟工程の方法及び装置
を提供することにある。上記の光屈折臨界角式以外の糖
度センサを用いてもよい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、混合加熱釜内
の食品の糖度を光屈折臨界角の検出による糖度センサに
よって検知し、糖度計よりの制御信号によって食品の煮
熟工程を制御し、設定された糖度において煮熟工程を完
了するように自動煮熟運転を行うようにしたものであ
る。
【0008】更に混合加熱釜において、煮熟工程を釜の
加熱によって制御し、加熱源にガス燃焼、オイル燃焼、
温水の循環、高温蒸気を用い、燃料または温水、蒸気を
電磁弁の開閉、または連続的に可変される弁によって自
動煮熟運転を行うようにし、また、加熱源が電気ヒータ
であり、電力量を糖度計の制御信号によって、自動制御
される自動煮熟運転を行うようにしたものである。
【0009】
【実施例】
(実施例1)図1は加熱釜の断面と蒸気配管及び糖度
計、温度計の配置と接続を示すもので、加熱釜1は下部
にジャケット2を備えた二重釜で、ジャケット2内には
図示しないボイラーより手動開閉できる主弁7を経て配
管6で送られてくる蒸気が3分配され、それぞれの配管
に大、中、小の電磁弁8、9、10で3段階に調整さ
れ、それぞれの弁は後記糖度計15の制御信号15a、
15b、15cにより開閉され送入される。加熱釜1内
部には、攪拌モータ3によって回転駆動される攪拌羽根
5の軸4が中央部を貫通し、軸4に先端が加熱釜1底部
まで届く攪拌羽根5が取り付けられ、攪拌モータ3の回
転で食品を常に攪拌混合するようになっている。加熱釜
1底部には攪拌羽根5に接触しないように糖度センサ1
4及び温度センサ16を備え、各センサは糖度計15及
び温度計17に接続されていて、糖度計15からの制御
信号15a、15b、15cは電磁弁8、9、10を制
御し、それぞれの電磁弁8、9、10を開閉する。ジャ
ケット2には蒸気排出用の弁(スチームトラップ)13
を備えた排出管12が設置され、ジャケット2内が異常
に高圧になるのを防ぎ、蒸気より液化した水を自動排出
するようになっている。
【0010】前記構成の加熱釜1に液体及び粉体の食品
の原料及び調味料を投入し、攪拌モータ3により攪拌羽
根5を回転し、常に食品を攪拌、混合する。加熱釜1底
部に備えられた光屈折臨界角を検出する糖度センサ14
によって短時間に検知される糖度が糖度計15によって
表示され、糖度計15の指示に基づいた制御信号15
a、15b、15cによって加熱釜1下部のジャケット
2内にボイラーよりの配管6の3分配の電磁弁8、9、
10を適時開閉して蒸気を送入し、加熱釜1を加熱して
煮熟工程を進める。煮熟工程中に原料は加熱され、調味
料と混合され、水分が蒸発し煮熟が進行し、糖度が変化
し糖度計15及び温度計17によって常に食品の糖度及
び温度は測定、表示される。糖度計15の指示に基づい
た制御信号15a、15b、15cによって大、中、小
の電磁弁8、9、10を開閉し最適な加熱状態になる蒸
気によって加熱が行われる。食品の種類によって決めら
れた、あらかじめ設定された糖度になると、糖度計15
の制御信号15a、15b、15cによって電磁弁8、
9、10を閉じて煮熟工程を終了する。 (実施例2)図2は、加熱釜の断面と蒸気配管及び糖度
計、温度計の配置と接続の他の実施例を示すもので、加
熱釜1は下部にジャケット2を備えた二重釜で、ジャケ
ット2内には図示しないボイラーより電動開閉できる電
動弁21を経て配管6で送られてくる蒸気が後記糖度計
25の制御信号25aにより信号量に応じて、弁開閉モ
ータ22によって連続的に開閉され送入される。加熱釜
1内部には、攪拌モータ3によって回転駆動される攪拌
羽根5の軸4が中央部を貫通し、軸4に先端が加熱釜1
底部まで届く攪拌羽根5が取り付けられ、攪拌モータ3
の回転で食品を常に攪拌混合するようになっている。加
熱釜1底部には攪拌羽根5に接触しないように糖度セン
サ24及び温度センサ16を備え、各センサは糖度計2
5及び温度計17に接続されていて、糖度計25からの
制御信号25aは弁開閉モータ22を制御し、電動弁2
1を連続的に開閉する。
【0011】前記構成の加熱釜1に液体及び粉体の食品
の原料及び調味料を投入し、攪拌モータ3により攪拌羽
根5を回転し、常に食品を攪拌、混合する。加熱釜1底
部に備えられた光屈折臨界角を検出する糖度センサ24
によって短時間に検知される糖度が糖度計25によって
表示され、糖度計25の指示に基づいた制御信号25a
に応じて弁開閉モータ22を回転し、加熱釜1下部のジ
ャケット2内にボイラーよりの配管6の電動弁21を適
意開閉して蒸気を送入し、加熱釜1を加熱して煮熟工程
を進める。煮熟工程中に原料は加熱され、調味料と混合
され、水分が蒸発し煮熟が進行し、糖度が変化し糖度計
25及び温度計17によって常に食品の糖度及び温度は
測定、表示される。糖度計25の指示に基づいた制御信
号25aによって電動弁21を任意に開閉し、最適な加
熱状態になる蒸気によって加熱が行われる。食品の種類
によって決められた、あらかじめ設定された糖度になる
と、糖度計25の制御信号25aによって弁開閉モータ
22を回転し、電動弁21を閉じて煮熟工程を終了す
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は、加熱釜に糖度計のセンサを備
えることにより、投入した原料を煮熟工程中にその糖度
の変化を常に測定、表示し、加熱源を糖度計の信号によ
り制御し、最適の加熱条件を得て、糖度計の設定値によ
り煮熟の終了時点に加熱源を閉じるようにしたことによ
り、一定の糖度をもった食品製品を容易にかつ正確に得
られる効果があり、従来のように作業者がサンプリング
測定をして見極める手間の必要がない効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による加熱釜の断面図と蒸気配管と糖度
計、温度計の配置図である。
【図2】本発明の他の実施例による加熱釜の断面図と蒸
気配管と糖度計、温度計の配置図である。
【図3】従来技術による加熱釜の断面図と蒸気配管と温
度計、タイマーの配置図である。
【符号の説明】
1 加熱釜 2 ジャケット 6 配管 7 主弁 8、9、10 電磁弁 14 糖度センサ 15 糖度計 15a、15b、15c 制御信号 16 温度センサ 17 温度計 21 電動弁 22 弁開閉モータ 24 糖度センサ 25 糖度計 25a 制御信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合加熱釜内の食品の糖度を糖度センサ
    によって検知し、この糖度計よりの制御信号によって食
    品の煮熟工程を制御し、設定された糖度において煮熟工
    程を完了するように自動煮熟運転を行うようにしたこと
    を特徴とする食品の加熱煮熟方法。
  2. 【請求項2】 加熱源が電気ヒータであり、電力量を糖
    度計の制御信号によって自動制御される自動煮熟運転を
    行うようにした請求項1の食品の加熱煮熟方法。
  3. 【請求項3】 混合加熱釜において、煮熟工程を釜の加
    熱によって制御する装置と、加熱源にガス燃焼、オイル
    燃焼、温水の循環、高温蒸気を用い、燃料または温水、
    蒸気を電磁弁の開閉、または連続的に可変される弁によ
    って自動煮熟運転を行う装置とよりなる食品の加熱煮熟
    装置。
JP5254446A 1993-10-12 1993-10-12 食品の加熱煮熟方法及び装置 Pending JPH07107924A (ja)

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