JP2543296B2 - 調理装置 - Google Patents

調理装置

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JP2543296B2
JP2543296B2 JP4273228A JP27322892A JP2543296B2 JP 2543296 B2 JP2543296 B2 JP 2543296B2 JP 4273228 A JP4273228 A JP 4273228A JP 27322892 A JP27322892 A JP 27322892A JP 2543296 B2 JP2543296 B2 JP 2543296B2
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heated
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誠治 森口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理容器内の被加熱液
体の沸騰が検知できる調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】調理の下準備等の為に調理容器内の水を
沸騰させる必要があるが、従来より沸騰検知は使用者の
目視により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、目視に手間が
かかるとともに、長時間、沸騰を見逃してガス等を無駄
に消費するという不具合がある。そこで、発明者らは、
上記不具合を解決する為、サーミスタにより検出される
検出温度Thが1℃毎上昇するのにかかる所要時間ta
をタイマTaにより計測し、所要時間taがta≧基準
時間を満足して検出温度Thの温度が殆ど上昇しないと
検知されると、ガスバーナにより加熱される鍋内の水が
沸騰状態にあると判定する調理装置を試作した。
【0004】しかし、この調理装置では、所要時間ta
の計測中に、風が調理装置に当たると、ガスバーナの熱
が直接サーミスタに作用して検出温度Thが一時的に上
昇する(実際には鍋内の水温は検出温度Thに達してい
ない)為、風が収まると、検出温度Thは急降下し、そ
の間の1℃上昇するのに要する所要時間taが長くなっ
て基準時間以上となり、沸騰を誤検知してしまうという
欠点が見いだされた。
【0005】本発明の目的は、風の影響による沸騰の誤
検知が防止できる調理装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)被加熱液体が入れられた調理容器を加熱する加熱
源と、前記調理容器に接触して配される温度センサと、
該温度センサが検出する検出温度Thに基づいて被加熱
液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備えた調理装置
において、前記沸騰検知手段は、前記検出温度Thが単
位温度X℃毎上昇するのにかかる所要時間taを計測す
るタイマTaを有するとともに、所要時間taの計測の
結果、ta≧基準時間を満足すると前記被加熱液体が沸
騰状態にあると判定し、この判定にあたり、n番目の所
要時間taの判定時における前記基準時間を、(n−
1)番目の所要時間ta(=ta’)が小さいときには
補正して大きくする。
【0007】(2)被加熱液体が入れられた調理容器を
加熱する加熱源と、前記調理容器に接触して配される温
度センサと、該温度センサが検出する検出温度Thに基
づいて被加熱液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備
えた調理装置において、前記沸騰検知手段は、前記検出
温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる所要時間
taを計測するタイマTaを有するとともに、所要時間
taの計測の結果、ta≧基準時間を満足すると前記被
加熱液体が沸騰状態にあると判定し、この判定にあた
り、n番目の所要時間taを、(n−1)番目の所要時
間ta(=ta’)が小さいときには補正して小さくす
る。
【0008】(3)被加熱液体が入れられた調理容器を
加熱する加熱源と、前記調理容器に接触して配される温
度センサと、該温度センサが検出する検出温度Thに基
づいて被加熱液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備
えた調理装置において、前記沸騰検知手段は、前記検出
温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる所要時間
taを計測するタイマTaを有するとともに、所要時間
taの計測の結果、ta≧基準時間を満足すると前記被
加熱液体が沸騰状態にあると判定し、この判定にあた
り、(n−1)番目の所要時間ta(=ta’)が小さ
いときには、n番目の所要時間taの計測結果を上記沸
騰状態の判定に用いない。
【0009】(4)被加熱液体が入れられた調理容器を
加熱する加熱源と、前記調理容器に接触して配される温
度センサと、該温度センサが検出する検出温度Thに基
づいて被加熱液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備
えた調理装置において、前記沸騰検知手段は、前記検出
温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる所要時間
taを計測するタイマTaを有するとともに、該タイマ
Taによる所要時間taの計測中に、計測時間tb≧基
準時間を満足すると前記被加熱液体が沸騰状態にあると
判定し、この判定にあたり、n番目の沸騰判定に用いる
基準時間を、(n−1)番目の所要時間taの計測結果
が小さいときには補正して大きくする。
【0010】(5)被加熱液体が入れられた調理容器を
加熱する加熱源と、前記調理容器に接触して配される温
度センサと、該温度センサが検出する検出温度Thに基
づいて被加熱液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備
えた調理装置において、前記沸騰検知手段は、前記検出
温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる所要時間
taを計測するタイマTaを有するとともに、該タイマ
Taによる所要時間taの計測中に、計測時間tb≧基
準時間を満足すると被加熱液体が沸騰状態にあると判定
し、この判定にあたり、n番目の沸騰判定に用いる計測
時間tbを、(n−1)番目の所要時間taの計測結果
が小さいときには補正して小さくする。
【0011】(6)被加熱液体が入れられた調理容器を
加熱する加熱源と、前記調理容器に接触して配される温
度センサと、該温度センサが検出する検出温度Thに基
づいて被加熱液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備
えた調理装置において、前記沸騰検知手段は、前記検出
温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる所要時間
taを計測するタイマTaを有するとともに、該タイマ
Taによる所要時間taの計測中に、計測時間tb≧基
準時間を満足すると前記被加熱液体が沸騰状態にあると
判定し、この判定にあたり、(n−1)番目の所要時間
taの計測結果が小さいときには、n番目の計測時間t
bを沸騰判定に用いない。
【0012】(7)上記(4)、(5)、又は(6)の
構成を有し、被加熱液体が入れられた調理容器を加熱す
る加熱源と、前記調理容器に接触して配される温度セン
サと、該温度センサが検出する検出温度Thに基づいて
被加熱液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備えた調
理装置において、前記沸騰検知手段は、前記検出温度T
hが単位温度X℃毎上昇するのにかかる所要時間taを
計測するタイマTaを有するとともに、所要時間taの
計測の結果、所要時間ta≧基準時間を満足すると前記
被加熱液体が沸騰状態にあると判定し、前記タイマTa
による所要時間taの計測中に、計測時間tb≧基準時
間を満足すると前記被加熱液体が沸騰状態にあると判定
する。
【0013】
【作用】
〔請求項1について〕タイマTaは、検出温度Thが単
位温度X℃上昇する毎にかかる所要時間taを毎回計測
する。沸騰検知手段は、所要時間taの計測の結果、所
要時間ta≧基準時間を満足すると被加熱液体が沸騰状
態にあると判定する。そして、この判定にあたり、n番
目の所要時間taの判定時における基準時間を、(n−
1)番目の所要時間ta(=ta’)が小さいときには
補正して大きくする。
【0014】〔請求項2について〕タイマTaは、検出
温度Thが単位温度X℃上昇する毎にかかる所要時間t
aを毎回計測する。沸騰検知手段は、所要時間taの計
測の結果、所要時間ta≧基準時間を満足すると被加熱
液体が沸騰状態にあると判定する。そして、この判定に
あたり、n番目の所要時間taを、(n−1)番目の所
要時間ta(=ta’)が小さいときには補正して小さ
くする。
【0015】〔請求項3について〕タイマTaは、検出
温度Thが単位温度X℃上昇する毎にかかる所要時間t
aを毎回計測する。沸騰検知手段は、所要時間taの計
測の結果、所要時間ta≧基準時間を満足すると被加熱
液体が沸騰状態にあると判定する。ただし、この判定に
あたり、(n−1)番目の所要時間ta(=ta’)が
小さいときには、n番目の所要時間taの計測結果を上
記沸騰状態の判定に用いない。
【0016】〔請求項4について〕タイマTaは、検出
温度Thが単位温度X℃上昇する毎にかかる所要時間t
aを毎回計測する。沸騰検知手段は、所定時間taの計
測中に、計測時間tb≧基準時間を満足すると被加熱液
体が沸騰状態にあると判定する。そして、この判定にあ
たり、(n−1)番目の所要時間taの計測結果が小さ
いときには、n番目の沸騰判定に用いる基準時間を補正
して大きくする。
【0017】〔請求項5について〕タイマTaは、検出
温度Thが単位温度X℃上昇する毎にかかる所要時間t
aを毎回計測する。沸騰検知手段は、所要時間taの計
測中に、計測時間tb≧基準時間を満足すると被加熱液
体が沸騰状態にあると判定する。そして、この判定にあ
たり、(n−1)番目の所要時間taの計測結果が小さ
いときには、n番目の沸騰判定に用いる計測時間tbを
補正して小さくする。
【0018】〔請求項6について〕タイマTaは、検出
温度Thが単位温度X℃上昇する毎にかかる所要時間t
aを毎回計測する。沸騰検知手段は、所要時間taの計
測中に、計測時間tb≧基準時間を満足すると被加熱液
体が沸騰状態にあると判定する。そして、この判定にあ
たり、(n−1)番目の所要時間taの計測結果が小さ
いときには、n番目の計測時間tbを沸騰判定に用いな
い。
【0019】〔請求項7について〕タイマTaは、検出
温度Thが単位温度X℃上昇する毎にかかる所要時間t
aを毎回計測する。沸騰検知手段は、所要時間taの計
測の結果、所要時間ta≧基準時間を満足すると被加熱
液体が沸騰状態にあると判定し、又、所要時間taの計
測中に、計測時間tb≧基準時間を満足すると被加熱液
体が沸騰状態にあると判定する。そして、所要時間ta
≧基準時間の判定、及び計測時間tb≧基準時間の判定
には、以下、〜の何れかの条件が付加される。 n番目の沸騰判定に用いる基準時間を、(n−1)番
目の所要時間taの計測結果が小さいときには補正して
大きくする。 n番目の沸騰判定に用いる所要時間ta及び計測時間
tbを、(n−1)番目の所要時間taの計測結果が小
さいときには補正して小さくする。 (n−1)番目の所要時間taの計測結果が小さいと
きには、n番目の所要時間ta及び計測時間tbを沸騰
判定に用いない。
【0020】
【発明の効果】
〔請求項1について〕 (n−1)番目の所要時間ta(=ta’)の計測中に
風が調理装置に当たり、加熱源の熱が直接温度センサに
作用して検出温度Thが急上昇して、(n−1)番目の
所要時間ta(=ta’)が短く計測された場合、n番
目の所要時間taの判定時における基準時間は、補正さ
れて大きくなる。このため、n番目の所要時間taが長
く計測されるに至っても、基準時間も大きな値に補正さ
れているため、ta≧基準時間を満足せず、沸騰を誤検
知してしまわない。よって、風の影響による沸騰の誤検
知が防止できる。
【0021】〔請求項2について〕 (n−1)番目の所要時間ta(=ta’)の計測中に
風が調理装置に当たり、加熱源の熱が直接温度センサに
作用して検出温度Thが急上昇して、(n−1)番目の
所要時間ta(=ta’)が短く計測された場合、長く
計測されるn番目の所要時間taは、補正されて小さく
なるので、ta≧基準時間を満足せず、沸騰を誤検知し
てしまわない。よって、風の影響による沸騰の誤検知が
防止できる。
【0022】〔請求項3について〕 (n−1)番目の所要時間ta(=ta’)の計測中に
風が調理装置に当たり、加熱源の熱が直接温度センサに
作用して検出温度Thが急上昇して、(n−1)番目の
所要時間ta(=ta’)が短く計測された場合、n番
目の所要時間taの計測結果を沸騰状態の判定に用いな
い。このため、n番目の所要時間taが長く計測される
に至っても、沸騰状態と判定されないので、沸騰を誤検
知しない。よって、風の影響による沸騰の誤検知が防止
できる。
【0023】〔請求項4について〕沸騰検知手段は、タ
イマTaによる所要時間taの計測中に、計測時間tb
≧基準時間を満足すると被加熱液体が沸騰状態にあると
判定している。この為、検出温度Thが平衡して、次の
単位温度X℃分、上昇しなくなっても(沸騰直前等)、
被加熱液体の沸騰を検知する事ができる。尚、n番目の
沸騰判定に用いる基準時間を、(n−1)番目の所要時
間taの計測結果が小さいときには補正して大きくして
いるので、風の影響による沸騰の誤検知が防止できる。
【0024】〔請求項5について〕沸騰検知手段は、タ
イマTaによる所要時間taの計測中に、計測時間tb
≧基準時間を満足すると被加熱液体が沸騰状態にあると
判定している。この為、検出温度Thが平衡して、次の
単位温度X℃分、上昇しなくなっても(沸騰直前等)、
被加熱液体の沸騰を検知する事ができる。尚、n番目の
沸騰判定に用いる計測時間tbを、(n−1)番目の所
要時間taの計測結果が小さいときには補正して小さく
しているので、風の影響による沸騰の誤検知が防止でき
る。
【0025】〔請求項6について〕沸騰検知手段は、タ
イマTaによる所要時間taの計測中に、計測時間tb
≧基準時間を満足すると被加熱液体が沸騰状態にあると
判定している。この為、検出温度Thが平衡して、次の
単位温度X℃分、上昇しなくなっても(沸騰直前等)、
被加熱液体の沸騰を検知する事ができる。尚、(n−
1)番目の所要時間taの計測結果が小さいときには、
n番目の計測時間tbを沸騰判定に用いない様にしてい
るので、風の影響による沸騰の誤検知が防止できる。
【0026】〔請求項7について〕沸騰検知手段は、タ
イマTaによる所要時間taの計測の結果、所要時間t
a≧基準時間を満足すると被加熱液体が沸騰状態にある
と判定し、所要時間taの計測中に、計測時間tb≧基
準時間を満足すると被加熱液体が沸騰状態にあると判定
している。又、更に、所要時間ta≧基準時間の判定、
及び計測時間tb≧基準時間の判定に補正を加えてい
る。所要時間taの計測中のタイマTaの計測時間tb
と計測後の所要時間taの値によって被加熱液体の沸騰
判定を行なっているので、沸騰状態を見逃す事がない。
【0027】
【実施例】本発明の第1実施例(請求項1に対応)を図
1〜図3に基づいて説明する。図に示す様に、ガステー
ブルAは、水111(最初常温)が入った鍋11を加熱
するMバーナ1と、鍋底を押圧する様に配されるサーミ
スタ2と、サーミスタ2の出力信号が入力される制御ユ
ニット3とを有する。
【0028】制御ユニット3は、沸騰を検知すると温調
用電磁弁12を閉弁してMバーナ1の燃焼炎10を小火
にして沸騰状態を維持し、沸騰検知から5分後にバルブ
13への通電を停止して閉弁し、Mバーナ1を自動消火
する。尚、このバルブ13は、Mバーナ1が失火した際
にも通電が停止されて閉弁し、ガスの流出を防ぐ安全弁
としての役割も果たす。制御ユニット3内の、マイクロ
コンピュータを備えた沸騰検知回路30は、サーミスタ
2の出力信号により把握される検出温度Thが85℃に
なった時にスタートし、95℃になった時にストップし
て、検出温度Thが85℃→95℃に昇温する迄の所要
時間Δtを計測するタイマTと、検出温度Thが95℃
から1℃毎上昇するのにかかる所要時間taを計測する
タイマTaとを具備し、図2に示すフローチャートの手
順に従って沸騰状態を判定する。
【0029】以下、沸騰検知回路30のマイクロコンピ
ュータの作動を図2に示すフローチャート、及び図3の
経過時間- 検出温度Th特性とともに説明する。ステッ
プs1でTh=85℃を判断し、Yes(Th=85
℃)の場合、ステップs2に進む。ステップs2でタイ
マTをスタートさせ、ステップs3に進む。ステップs
3でTh=95℃を判断し、Yes(Th=95℃)の
場合、ステップs4に進む。ステップs4で、タイマT
をストップさせてタイマTによる計測時間tを所要時間
Δtとし、Δtを3で割った値を変数tkに代入し、タ
イマTaをスタートさせ、ステップs5に進む。但し、
tkの値は最大60、最小5とし、極端に大きい計算値
あるいは極端に小さい計算値は使用しない。尚、変数t
kの値が技術的手段に記載の基準時間に相当する。ステ
ップs5でTh=96℃を判断し、Yes(Th=96
℃)の場合、ステップs6に進む。ステップs6でタイ
マTaをストップさせ、ステップs7に進む。ステップ
s7でタイマTaで計測した所要時間taと変数tkと
を比較し、ta≧tkの場合(Yes)、沸騰状態であ
ると判定し、ta<tkの場合(No)、ステップs8
に進む。ステップs8で所要時間taの値をta’(変
数)に代入し、タイマTaをゼロからスタートさせ、ス
テップs9に進む。ステップs9で検出温度Thが1℃
上昇したか否かを判断し、Yes(Th=Th+1℃)
の場合、ステップs10に進む。ステップs10でタイ
マTaをストップさせ、ステップs11に進む。ステッ
プs11において、検出温度Thが95℃から1℃毎上
昇するのにかかる所要時間taのn番目(但しn≧2)
の計測における所要時間taの判定にあたり、変数tk
を2で割って(n−1)番目のtaの値(=ta’)を
引いて補正値αを求める。ステップs12において、補
正値αが正であるか否かを判断し、正の場合(Ye
s)、ステップs14に進み、負である場合(No)、
ステップs13において、α=0に設定し、ステップs
14に進む。ステップs14で、上記n番目の所要時間
taと変数tkに補正値αを加えて補正した補正基準時
間とを比較する。ta≧tk+αを満足する場合(Ye
s)、沸騰状態であると判定し、Noの場合、ステップ
s8に戻る。
【0030】以下、本実施例の利点を述べる。 (あ)補正値αを求める式は、α=(tk/2)−t
a’で表され、ta’が小さくなるに従い補正値αは大
きくなる。風の影響で、検出温度Thの上昇度合が大き
く(n−1)番目の所要時間ta(=ta’)が小さく
測定される程、次のn番目の所要時間taは大きく測定
されるので、所要時間taが大きくなる程、補正値αが
大きくなる事を意味し、ta≧tk+αを満足し難くし
ている。よって、より確実に沸騰の誤検知を防止する事
ができる。尚、風がガステーブルAに当たり、風が収ま
ると、検出温度Thの時間に対する上昇曲線は、風が発
生しなかった場合と同じ軌跡に戻る傾向にある事が実験
により確認されている。
【0031】(い)検出温度Thが95℃から1℃毎上
昇するのにかかる所要時間taの計測において、(n−
1)番目(但しn≧2)の所要時間ta(=ta’)の
計測中に、風がガステーブルAのMバーナ1に当たり、
燃焼炎10が風に煽られてサーミスタ2を直接加熱して
検出温度Thが急上昇し、(n−1)番目の所要時間t
a(=ta’)が短く計測されると、次のn番目の所要
時間taの判定時における基準時間は、補正値α(=t
k/2−ta’)が正の値となってtkの値に加算さ
れ、判定条件の右辺がtk+(tk/2−ta’)とし
て大きくなる。ここで、水111の温度は実際には、急
上昇した検出温度Thに達していないので、その後、風
が収まると検出温度Thは降下し、次回のn番目の所要
時間taは長くなる。しかし、上述の如く、判定条件の
右辺である基準時間は、補正値αが加算されて時間補正
されているので、沸騰状態とは判定されず、沸騰の誤検
知は起こらない。よって、ガステーブルAは、風の影響
による沸騰の誤検知が防止できる。
【0032】(う)検出温度Thが85℃→95℃に上
昇する所要時間Δtに基づいて基準時間を決定している
為(tk=Δt/3)、水等の被加熱液体の量及び調理
鍋の材質や大きさの変更に対応させる事ができる。即
ち、水の量が多くてゆっくり上昇するものでは、Δtが
大きく計測されるが、基準時間tk+αも大きな値とな
るので、被加熱液体の沸騰状態を正確に判定できる。
【0033】(え)水111が沸騰した場合、Mバーナ
1の燃焼炎10が小火になって沸騰状態を維持するの
で、沸騰状態の湯を使用し易くなるとともに、ガスが節
約でき、水111が鍋11から噴き溢れたりしない。ま
た、5分後にMバーナ1が自動消火されるので、安全で
ある。
【0034】つぎに、本発明の第2実施例(請求項1に
対応)を説明する。上記第1実施例では、図2のフロー
チャートのステップs11〜13に示す様に、n番目の
基準時間を、(n−1)番目のta’の値を利用して求
めた補正値αを常に加算して決定している。本実施例で
は、図4のフローチャートに示す様に、n番目の所要時
間taが、補正前の基準時間tkより大きくなり、ta
≧tkを満足して沸騰状態と判定される場合(ステップ
s15でYes)のみ、(n−1)番目のta’を利用
した補正値αを求めて加算し、n番目の所要時間taの
判定における基準時間を補正(ステップs14)してい
る。これにより、第1実施例に準じた利点以外に、沸騰
を誤検知する事のない補正不必要な場合には補正を行わ
ないので、合理的であるという利点を有する。
【0035】つぎに、本発明の第3、第4実施例(何方
も請求項2に対応)を説明する。第1実施例では、(n
−1)番目の所要時間ta(=ta’)が小さい時、n
番目の所要時間taの判定に使用する基準時間を補正し
て大きくしている。第3、第4実施例では、図5及び図
6のフローチャートに示す様に、(n−1)番目の所要
時間ta(=ta’)から、ta’を利用した補正値α
を減算して小さくなる様、補正(ta−α)し、基準時
間tk(第3、第4実施例では一定値)との比較(ta
−α≧tk)をステップs16で行っている。第3、第
4実施例も、第1実施例に準じた利点を有する。
【0036】つぎに、本発明の第5実施例(請求項1に
対応)及び第6実施例(請求項2に対応)を説明する。
第1、第2実施例では、補正値αを加算(tk+α)し
たが、乗算、除算等の演算を施しても良い。具体的に
は、第5実施例では、図7のフローチャートに示す様
に、補正値αを(n−1)番目のta’を用いてステッ
プs17でα=(tk)/(b×ta’)とし(bは定
数)、補正値αが1以上の場合(ステップs18でYe
s)には、基準時間tkに補正値αを乗算(ステップs
20)して、基準時間tkが大きくなる様、補正してい
る。なお、補正値α<1の場合(ステップs18でN
o)には、α=1にした上(ステップs19)、ステッ
プs20に進む。また、第6実施例では、図8のフロー
チャートに示す様に、補正値αが1以上の場合(ステッ
プs18でYes)には、所要時間taを補正値αで除
算(ステップs21)して所要時間taが小さくなる
様、補正している。第5、第6実施例も、第1実施例に
準じた利点を有する。
【0037】つぎに、本発明の第7実施例(請求項3に
対応)を説明する。本実施例では、図9のフローチャー
トに示す様に、ステップs22において、(n−1)番
目の所要時間ta(=ta’)が小さい{(tk/2)
>ta’}とき(Yes)には、ステップs23におけ
る沸騰検知の判定を中止している。本実施例も、第1実
施例に準じた利点を有する。
【0038】つぎに、本発明の第8実施例(請求項1に
対応)を説明する。第1、第2実施例では、(n−1)
番目の所要時間ta(=ta’)が小さいとの判断を、
所定値(tk/2)より小さい場合としている。本実施
例では、図10のフローチャートに示す様に、(n−
2)番目の所要時間ta’’より、ta’が小さくなっ
た時、(n−1)番目の所要時間ta(=ta’)が小
さいと判断している。尚、補正値αはα=ta’’−t
a’で求めている。本実施例では、タイマTaのスター
ト後の初期であり所要時間taが所定値より小さい時
(風の影響は無い)迄、基準時間tkが補正されてしま
う事が無いので合理的である。尚、第3〜第7実施例に
ついても上記同様(n−1)番目の所要時間ta(=t
a’)が小さいと判断する場合を、(n−1)番目の所
要時間ta(=ta’)が(n−2)番目の所要時間t
a(=ta’’)より小さくなった時としても良い。こ
の場合も第8実施例に準じた利点を有する。
【0039】つぎに、本発明の第9実施例(請求項4に
対応)を説明する。本実施例における、沸騰検知回路3
0のマイクロコンピュータの作動を、図11のフローチ
ャートとともに説明する。ステップS1でTh=85℃
を判断し、Yes(Th=85℃)の場合、ステップS
2に進む。ステップS2でタイマTをスタートさせ、ス
テップS3に進む。ステップS3でTh=95℃を判断
し、Yes(Th=95℃)の場合、ステップS4に進
む。ステップS4で、タイマTをストップさせてタイマ
Tによる計測時間tを所要時間Δtとし、Δtを3で割
った値を変数tkに代入し、タイマTaをスタートさ
せ、ステップS5に進む。但し、tkの値は最大60、
最小5とし、極端に大きい計算値あるいは極端に小さい
計算値は使用しない。尚、変数tkの値が技術的手段に
記載の基準時間に相当する。ステップS5でTh=96
℃を判断し、No(Thが96℃でない)の場合、ステ
ップS6に進み、Yes(Th=96℃)の場合、ステ
ップS7に進む。ステップS6で、タイマTaの計測時
間tb≧tkである(Yes)か否(No)かを判断
し、Yesの場合、水111が沸騰状態にあると判定
し、Noの場合、ステップS5に戻る。ステップS7で
タイマTaをストップさせ、ステップ8に進む。ステッ
プS8において、検出温度Thが95℃から1℃毎上昇
するのにかかる所要時間taのn番目の計測中における
タイマTaの計測時間tbの判定にあたり、変数tkを
2で割り、(n−1)番目の所要時間taの値を引いて
補正値αを求める。ステップS9において、補正値αが
正であるか否かを判断し、正の場合(Yes)、ステッ
プS11に進み、負である場合(No)、ステップS1
0において、α=0に設定し、ステップS11に進む。
ステップS11でタイマTaをスタートさせ、ステップ
S12で検出温度Thが1℃上昇したか否かを判断し、
Yes(Th=Th+1℃)の場合、ステップS7に戻
り、Noの場合、ステップS13に進む。ステップS1
3で、上記n番目の所要時間taの計測中におけるタイ
マTaの計測時間tb≧変数tk+補正値αであるか否
か判断し、Yes(タイマTaの計測時間tb≧tk+
α)の場合、水111が沸騰状態にあると判定し、No
の場合、ステップS12に戻る。
【0040】本実施例は、第1実施例における、(あ)
〜(え)に準じた利点を有する以外に、以下に示す利点
も有する。 (お)本実施例では、検出温度Thが95℃→96℃に
おける所要時間taの計測中にタイマTaの計測時間t
b≧tkとなった場合、及び検出温度Th=96℃以上
における所要時間taの計測中にタイマTaの計測時間
tb≧tk+αとなった場合、沸騰検知回路30は、水
111が沸騰状態にあると判断している。この為、沸騰
直前等において、検出温度Thが平衡状態となって、1
℃分、上昇しなくなっても、タイマTaの計測時間tb
によって判定する為、水111の沸騰を確実に検知する
事ができる。
【0041】つぎに、本発明の第10実施例(請求項5
に対応)を説明する。第10実施例では、図12のフロ
ーチャートに示す様に、n番目の沸騰判定に用いる計測
時間tbを、(n−1)番目の所要時間taの計測結果
が小さいとき(ステップS9でYes)には、ステップ
S15の(tb−α)に示す様に補正して小さくしてい
る。第10実施例は、第9実施例に準じた利点を有す
る。
【0042】つぎに、本発明の第11実施例(請求項4
に対応)、及び第12実施例(請求項5に対応)を説明
する。第11実施例では、図13のフローチャートに示
す様に、補正値αをステップS16で求め、n番目の沸
騰判定に用いる基準時間を、(n−1)番目の所要時間
taの計測結果が小さいとき(ステップS17でYe
s)には、ステップS19の(tk×α)に示す様に、
基準値tkに補正値αを乗算する補正を行なって大きく
している。なお、補正値α<1となる時(ステップS1
7でNo)は、α=1(ステップS18)にした上、ス
テップS11に進む。第12実施例では、図14のフロ
ーチャートに示す様に、n番目の沸騰判定に用いる計測
時間tbを、(n−1)番目の所要時間taの計測結果
が小さいとき(ステップS17でYes)には、ステッ
プS20の(tb/α)に示す様に、計測時間tbを補
正値αで除算する補正を行なって小さくしている。第1
1実施例及び第12実施例も、第9実施例に準じた利点
を有する。
【0043】つぎに、本発明の第13実施例(請求項6
に対応)を図15のフローチャートに基づいて説明す
る。本実施例では、(n−1)番目の所要時間ta’の
計測結果が小さいとき(ステップS21でYes)に
は、ステップS22を実行せず、沸騰判定を行なわない
様にしている。本実施例も、第9実施例に準じた利点を
有する。
【0044】つぎに、本発明の第14実施例(請求項4
に対応)を説明する。第9実施例では、(n−1)番目
の所要時間taが小さいとの判断を、所定値(tk/
2)より小さい場合としている。本実施例では、図16
のステップS23に示す様に、補正値αを(ta−前回
のta)として求めている。本実施例は、第8実施例及
び第9実施例に準じた利点を有する。
【0045】つぎに、本発明の第15〜19実施例(何
れも請求項7に対応)を説明する。第15〜19実施例
のガステーブルの制御ユニットは、図17〜図21に示
すフローチャートに示す様に作動する。そして、これら
の実施例において、沸騰検知回路30は、タイマTaに
よる所要時間ta及び計測時間tbに基づいて水111
が沸騰状態にあるか否かを、補正を加えた後、判定して
いる。これらの実施例において、所要時間taの計測中
のタイマTaの計測時間tbと計測後の所要時間taの
値によって水111の沸騰判定を行なっているので、沸
騰状態を見逃す事がない。
【0046】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.被加熱液体は、水に、少量の具、醤油、調味料、酒
等が混合されていても良い。 b.タイマTにより所要時間Δtを計測開始する温度、
及び終了する温度は、被加熱液体の沸騰温度をある程度
下回れば、他の温度であっても良く、単位温度X℃は1
℃前後で適宜決めれば良い。 c.沸騰検知開始時に、タイマTにより所要時間Δtを
計測開始する温度(85℃)以上である場合のホットス
タート時の動作は、検知開始時の検出温度Thに基づ
き、所要時間Δtの測定温度範囲、変数tkの算出式、
及びタイマTaのスタート温度を適宜変更すれば良い。 d.変数tkの算出式、補正値αの算出式、所要時間Δ
tの測定温度範囲、タイマTaのスタート温度は、適宜
変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるガステーブルの構
造説明図である。
【図2】そのガステーブルが有する制御ユニットに内蔵
されたマイクロコンピュータの作動を示すフローチャー
トである。
【図3】そのガステーブルにおける、経過時間- 検出温
度Th特性の一例を示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施例にかかるガステーブルの制
御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作動を
示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施例にかかるガステーブルの制
御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作動を
示すフローチャートである。
【図6】本発明の第4実施例にかかるガステーブルの制
御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作動を
示すフローチャートである。
【図7】本発明の第5実施例にかかるガステーブルの制
御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作動を
示すフローチャートである。
【図8】本発明の第6実施例にかかるガステーブルの制
御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作動を
示すフローチャートである。
【図9】本発明の第7実施例にかかるガステーブルの制
御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作動を
示すフローチャートである。
【図10】本発明の第8実施例にかかるガステーブルの
制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作動
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第9実施例にかかるガステーブルの
制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作動
を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第10実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第11実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第12実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第13実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第14実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第15実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第16実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【図19】本発明の第17実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【図20】本発明の第18実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第19実施例にかかるガステーブル
の制御ユニットに内蔵されたマイクロコンピュータの作
動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 Mバーナ(加熱源) 2 サーミスタ(温度センサ) 30 沸騰検知回路(沸騰検知手段) 11 鍋(調理容器) 111 水(被加熱液体) A ガステーブル(調理装置) Ta タイマ Th 検出温度 Δt 所要時間 ta 所要時間 ta’ n−1番目の所要時間ta tk 変数(基準時間) tb 計測時間

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱液体が入れられた調理容器を加熱
    する加熱源と、 前記調理容器に接触して配される温度センサと、 該温度センサが検出する検出温度Thに基づいて被加熱
    液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備えた調理装置
    において、 前記沸騰検知手段は、 前記検出温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる
    所要時間taを計測するタイマTaを有するとともに、 所要時間taの計測の結果、ta≧基準時間を満足する
    と前記被加熱液体が沸騰状態にあると判定し、 この判定にあたり、n番目の所要時間taの判定時にお
    ける前記基準時間を、(n−1)番目の所要時間ta
    (=ta’)が小さいときには補正して大きくすること
    を特徴とする調理装置。
  2. 【請求項2】 被加熱液体が入れられた調理容器を加熱
    する加熱源と、 前記調理容器に接触して配される温度センサと、 該温度センサが検出する検出温度Thに基づいて被加熱
    液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備えた調理装置
    において、 前記沸騰検知手段は、 前記検出温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる
    所要時間taを計測するタイマTaを有するとともに、 所要時間taの計測の結果、ta≧基準時間を満足する
    と前記被加熱液体が沸騰状態にあると判定し、 この判定にあたり、n番目の所要時間taを、(n−
    1)番目の所要時間ta(=ta’)が小さいときには
    補正して小さくすることを特徴とする調理装置。
  3. 【請求項3】 被加熱液体が入れられた調理容器を加熱
    する加熱源と、 前記調理容器に接触して配される温度センサと、 該温度センサが検出する検出温度Thに基づいて被加熱
    液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備えた調理装置
    において、 前記沸騰検知手段は、 前記検出温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる
    所要時間taを計測するタイマTaを有するとともに、 所要時間taの計測の結果、ta≧基準時間を満足する
    と前記被加熱液体が沸騰状態にあると判定し、 この判定にあたり、(n−1)番目の所要時間ta(=
    ta’)が小さいときには、n番目の所要時間taの計
    測結果を上記沸騰状態の判定に用いないことを特徴とす
    る調理装置。
  4. 【請求項4】 被加熱液体が入れられた調理容器を加熱
    する加熱源と、 前記調理容器に接触して配される温度センサと、 該温度センサが検出する検出温度Thに基づいて被加熱
    液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備えた調理装置
    において、 前記沸騰検知手段は、 前記検出温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる
    所要時間taを計測するタイマTaを有するとともに、 該タイマTaによる所要時間taの計測中に、計測時間
    tb≧基準時間を満足すると前記被加熱液体が沸騰状態
    にあると判定し、 この判定にあたり、n番目の沸騰判定に用いる基準時間
    を、(n−1)番目の所要時間taの計測結果が小さい
    ときには補正して大きくすることを特徴とする調理装
    置。
  5. 【請求項5】 被加熱液体が入れられた調理容器を加熱
    する加熱源と、 前記調理容器に接触して配される温度センサと、 該温度センサが検出する検出温度Thに基づいて被加熱
    液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備えた調理装置
    において、 前記沸騰検知手段は、 前記検出温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる
    所要時間taを計測するタイマTaを有するとともに、 該タイマTaによる所要時間taの計測中に、計測時間
    tb≧基準時間を満足すると前記被加熱液体が沸騰状態
    にあると判定し、 この判定にあたり、n番目の沸騰判定に用いる計測時間
    tbを、(n−1)番目の所要時間taの計測結果が小
    さいときには補正して小さくすることを特徴とする調理
    装置。
  6. 【請求項6】 被加熱液体が入れられた調理容器を加熱
    する加熱源と、 前記調理容器に接触して配される温度センサと、 該温度センサが検出する検出温度Thに基づいて被加熱
    液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備えた調理装置
    において、 前記沸騰検知手段は、 前記検出温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる
    所要時間taを計測するタイマTaを有するとともに、 該タイマTaによる所要時間taの計測中に、計測時間
    tb≧基準時間を満足すると前記被加熱液体が沸騰状態
    にあると判定し、 この判定にあたり、(n−1)番目の所要時間taの計
    測結果が小さいときには、n番目の計測時間tbを沸騰
    判定に用いないことを特徴とする調理装置。
  7. 【請求項7】 被加熱液体が入れられた調理容器を加熱
    する加熱源と、 前記調理容器に接触して配される温度センサと、 該温度センサが検出する検出温度Thに基づいて被加熱
    液体の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備えた調理装置
    において、 前記沸騰検知手段は、 前記検出温度Thが単位温度X℃毎上昇するのにかかる
    所要時間taを計測するタイマTaを有するとともに、 所要時間taの計測の結果、所要時間ta≧基準時間を
    満足すると前記被加熱液体が沸騰状態にあると判定し、 前記タイマTaによる所要時間taの計測中に、計測時
    間tb≧基準時間を満足すると前記被加熱液体が沸騰状
    態にあると判定する請求項4〜6記載の調理装置。
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