JP2907531B2 - 炊飯器の加熱制御方法 - Google Patents

炊飯器の加熱制御方法

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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、炊飯器の加熱制御方法に関する。
(従来の技術) 従来、炊飯器において鍋外面の温度を検出するセンサ
と鍋上部に設けられ、蒸気発生を検出するセンサを設
け、鍋外面の温度を検出するセンサで所定の2点間の温
度を通過する時間、すなわち鍋外面温度の上昇率から炊
飯量を判定し、蒸気発生を検出するセンサが蒸気の発生
を検出すると沸騰を検知したと判断し、その後の加熱量
を低下制御するものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかし鍋外面の温度を検出するセンサは鍋と接触して
設置されるもので、このため鍋外面の温度を検出するセ
ンサで所定の2点間の温度を通過する時間のみで炊飯量
を判定したのでは鍋との接触のバラツキが大きく影響し
このため精度が悪化する問題があった。
また鍋上部に設けられたセンサで蒸気の発生を検出し
て沸騰検知を行ったのでは、例えば炊飯量が多い場合な
どにおいては上部が沸騰状態となり下部はまだ沸騰しな
いという現象が発生するが、このような場合に誤って沸
騰検知を行ってしまい完全沸騰の前に加熱量を低下させ
てしまう問題があった。
そこで本発明は、炊飯量判定を精度良く行うことがで
き、また沸騰検知も確実にでき、これにより確実に沸騰
中において炊飯量に応じた加熱量制御ができる炊飯器の
加熱制御方法を提供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明は、鍋外面温度を検出する鍋温度センサと、鍋
上方空間温度を検出する上温度センサとを設け、炊飯開
始後、鍋温度センサが所定温度を検出してから両温度セ
ンサが所定の沸騰温度条件に達するまでの時間に応じて
その後の沸騰中の加熱量を可変することにある。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は炊飯器の要部構成を示す断面図で、断面U字
状の筐体1内には炊飯鍋2が着脱自在に収納されてい
る。前記炊飯鍋2の底部にはリング状の炊飯ヒータ3が
近接して配置され、かつ前記炊飯鍋2の底部中央にはそ
の鍋に接触して鍋温度センサ4が配置されている。な
お、前記鍋温度センサ4は遮熱部材5によって炊飯ヒー
タ3からの熱的影響を防止するようになっている。
前記筐体1の上部には外蓋6が開閉自在に設けられ、
この外蓋6の中空部7には上温度センサ8が配置されて
いる。前記外蓋6の内面にはこの外蓋6を閉じたとき前
記炊飯鍋2の上部開口部を閉塞する内蓋9が取付けられ
ている。
第2図は要部回路構成を示すブロック図で、11は制御
部本体を構成するマイクロコンピュータ、12はマイクロ
コンピュータ11がデータを処理するときの各種データを
格納するメモリ、13はマイクロコンピュータ11に制御さ
れて前記炊飯ヒータ3を駆動するヒータ駆動回路、14は
マイクロコンピュータ11に制御されて時間計測を行う計
時手段、15は前記鍋温度センサ4の出力信号をデジタル
変化してマイクロコンピュータ11に供給するA/D変換回
路、16は前記上温度センサ8の出力信号をデジタル変化
してマイクロコンピュータ11に供給するA/D変換回路で
ある。
前記マイクロコンピュータ11は第3図に示す炊飯量判
定処理を行うようになっている。
これは炊飯開始後鍋温度センサ4が80℃以上を検出し
たか否かをチェックする。そして鍋温度センサ4が80℃
以上を検出すると、計時手段14によって時間計測を開始
させる。
この状態で鍋温度センサ4が温度上昇率5deg以下/100
秒を検出し、かつ上温度センサ8が温度上昇率1deg以下
/60秒を検出するのを待つ。そして鍋温度センサ4が温
度上昇率5deg以下/100秒を検出し、かつ上温度センサ8
が温度上昇率1deg以下/60秒を検出すると、完全に沸騰
が開始されたことを判断し、計時手段14による時間計測
を完了させる。そして計測時間t1を得る。
続い時間t1≦7分か否かをチェックし、t1≦7分であ
れば炊飯量は小量であると判定する。
またt1>7分であれば続いてt1≦11分か否かをチェッ
クし、t1≦11分であれば炊飯量は中量であると判定す
る。
またt1>11分であれば炊飯量は大量であると判定す
る。
以上の処理により炊飯量を判定するとその後の沸騰中
の加熱量を炊飯量に応じて制御する。この加熱量制御
は、例えば沸騰検知前の炊飯ヒータ3への供給電力をW
(100%)とすると、大量炊飯では沸騰検知後120秒間W
を継続した後2/3・Wに低下させ、また中量炊飯では沸
騰検知後60秒間Wを継続した後1/2・Wに低下させ、ま
た小量炊飯では沸騰検知後直ちに1/3・Wに低下させる
制御にしている。
このような構成の本実施例においては、炊飯動作が開
始されると、炊飯ヒータ3により炊飯鍋2は加熱され
る。そして炊飯鍋2の温度が上昇すると鍋温度センサ4
の検出温度及び上温度センサ8の検出温度がそれぞれ上
昇するようになる。
例えば鍋内が比較的均一に加熱されやすい白米や米に
対して水量の多いおかゆ等の場合は上部沸騰が早く下部
沸騰が遅い現象が発生する。この場合の鍋温度センサ4
の検出温度及び上温度センサ8の検出温度の変化は第4
図に示すようになる。すなわち上温度センサ8の方が早
く沸騰検知、すなわち1deg以下/60秒の温度上昇率を検
出するようになる。
一方、鍋温度センサ4の検出温度が80℃以上になると
計時手段14による時間計測が開始される。そして鍋温度
センサ4が沸騰検知、すなわち5deg以下/100秒の温度上
昇率を検出すると、このときはすでに上温度センサ8が
沸騰検知を終了しているので、計時手段14による時間計
測が停止され、時間t1を得る。そしてt1≦7分か、7分
t1≦11分か、t1>11分かがチェックされ、t1≦7分であ
れば小量の炊飯量判定が行われ、7分<t1≦11分であれ
ば中量の炊飯量判定が行われ、t1>11分であれば大量の
炊飯量判定が行われる。
また炊き込み御飯やピラフ等のように調味料等が入っ
て加熱状態が変化したり、米の上に具を載せることによ
り上部の熱容量が大きくなる場合は上部沸騰が遅く下部
沸騰が早い現象が発生する。この場合の鍋温度センサ4
の検出温度及び上温度センサ8の検出温度の変化は第5
図に示すようになる。すなわち鍋温度センサ4の方が早
く沸騰検知、すなわち5deg以下/100秒の温度上昇率を検
出するようになる。そして鍋温度センサ4の検出温度が
80℃以上になると計時手段14による時間計測が開始され
る。
この場合は鍋温度センサ4が沸騰検知、すなわち5deg
以下/100秒の温度上昇率を検出してもその時点では上温
度センサ8はまた沸騰検知を行っていないので、計時手
段14による時間計測は継続される。
その後上温度センサ8が沸騰検知、すなわち1deg以下
/60秒の温度上昇率を検出すると、計時手段14による時
間計測が停止され、時間t1を得る。そしてt1≦7分か、
7分<t1≦11分か、t1>11分かがチェックされ、t1≦7
分であれば小量の炊飯量判定が行われ、7分<t1≦11分
であれば中量の炊飯量判定が行われ、t1>11分であれば
大量の炊飯量判定が行われる。
このように炊飯鍋2の底部の温度を検出する鍋温度セ
ンサ4と炊飯鍋2上方の空間部の温度を検出する上温度
センサ8の両方が沸騰検知したとき初めて沸騰開始を判
断しているので、上部の沸騰が早くても、また下部の沸
騰が早くても確実に沸騰開始を判断できる。
そして鍋温度センサ4が80℃以上を検出した時点から
沸騰開始を判断するまでの時間t1を計測し、その時間t1
に基づいて炊飯量判定を行っているので、精度の高い炊
飯量判定ができる。
また第6図は炊飯開始時における鍋温度センサ4の検
出温度、すなわち初期水温が5℃、20℃、40℃、60℃と
それぞれ異なる場合について鍋温度センサ4の検出温度
及び上温度センサ8の検出温度の変化をグラフで示した
ものであるが、初期水温が異なると所定温度80℃以上に
達するまでの時間はそれぞれ異なる。しかし被加熱物の
比熱に差がないので所定温度80℃以上に達っしてから沸
騰が判断されるまでの時間、すなわち昇温中の温度上昇
率は略同じなので、初期水温が異なっても炊飯量判定に
は何等支障はない。
また通常考えられる高地での沸騰点(90℃)以下の所
定温度80℃以上になったとき時間t1の計測を開始し、そ
の後は各センサ4,8がそれぞれ温度上昇率から沸騰を検
知したとき沸騰開始を判断しているので、気圧低下の変
化があっても支障なく沸騰開始を判断でき、炊飯容量判
定ができる。
こうして沸騰開始時に炊飯容量を判定し、その判定し
た炊飯容量に基づいて沸騰中の加熱制御を行うが、その
ときの加熱制御は第7図に示すように行われる。なお、
沸騰中とは図中A点(沸騰開始を判断した時点)から鍋
温度センサ4が炊き上げ温度である120℃を検出するB
点までとなり、その後は例えば13分間程度のむらしが行
われる。
沸騰中においては、炊飯容量が大量では沸騰検知後t2
時間=120秒間それまでの入力電力Wを継続した後2/3・
Wに低下させ、また炊飯容量が中量で沸騰検知後t2=60
秒間それまでの入力電力Wを継続した後1/2・Wに低下
させ、また炊飯容量が小量では沸騰検知後直ちにそれま
での入力電力Wを1/3・Wに低下させる。
こうして沸騰中加熱制御が終了するとむらし動作とな
るが、このむらし動作においては例えば大量炊飯の時に
は5分間入力電力を0にした後入力電力Wでt3=30秒間
加熱し、続いて3分間入力電力を0にした後入力電力W
でt4=20秒間加熱し、さらに2分間入力電力を0にした
後入力電力Wでt5=10秒間加熱し、その後は入力電力を
0にする。
また中量炊飯の時には5分間入力電力を0にした後入
力電力Wでt3=20秒間加熱し、続いて3分10秒間入力電
力を0にした後入力電力Wでt4=10秒間加熱し、さらに
2分10秒間入力電力を0にした後入力電力Wでt5=10秒
間加熱し、その後は入力電力を0にする。
さらに小量炊飯の時には5分間入力電力を0にした後
入力電力Wでt3=10秒間加熱し、続いて3分20秒間入力
電力を0にした後入力電力Wでt4=10秒間加熱し、その
後は入力電力を0にする。
こうして判定された正確な炊飯容量に応じて沸騰中及
びむらし中の加熱制御が確執に行われることになる。
なお、前記実施例では炊飯量の判定のための時間計測
の開始を、鍋温度センサ4が80℃以上を検出したとき開
始するようにしたがこの温度は必ずしもこれに限定され
るものではないのは勿論である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、炊飯量判定を精
度良く行うことができ、また沸騰検知も確実にでき、こ
れにより確実に沸騰中において炊飯量に応じた加熱量制
御ができる炊飯器の加熱制御方法を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は要部断面
図、第2図は要部ブロック図、第3図はマイクロコンピ
ュータによる炊飯量判定処理を示す流れ図、第4図、第
5図及び第6図は鍋温度センサ及び上温度センサによる
検出温度の各種変化例を示すグラフ、第7図は沸騰中及
びむらし中の加熱制御を説明するための図である。 1……筐体、 2……炊飯鍋、 3……炊飯ヒータ、 4……鍋温度センサ、 6……外蓋、 8……上温度センサ、 11……マイクロコンピュータ、 14……計時手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍋外面温度を検出する鍋温度センサと、鍋
    上方空間温度を検出する上温度センサとを設け、 炊飯開始後、前記鍋温度センサが所定温度を検出してか
    ら前記両温度センサが所定の沸騰温度条件に達するまで
    の時間に応じてその後の沸騰中の加熱量を可変すること
    を特徴とする炊飯器の加熱制御方法。
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