JPS6330891Y2 - - Google Patents

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JPS6330891Y2
JPS6330891Y2 JP7224583U JP7224583U JPS6330891Y2 JP S6330891 Y2 JPS6330891 Y2 JP S6330891Y2 JP 7224583 U JP7224583 U JP 7224583U JP 7224583 U JP7224583 U JP 7224583U JP S6330891 Y2 JPS6330891 Y2 JP S6330891Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
food
time
post
cooking
Prior art date
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Expired
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JP7224583U
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English (en)
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JPS59178504U (ja
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子レンジ等の調理器に関し、更に詳
述すれば、食品の表面温度を検出して加熱制御を
する構成とした調理器の改良に関するものであ
る。
調理対象の食品が発する赤外線を捉え、これに
よつて食品の表面温度を検出し、これに基いてマ
グネトロン等の加熱手段の制御を行う構成とした
電子レンジ等の調理器が知られている。このよう
な調理器ではメニユーに応じて定められた仕上り
温度に達したことが検出された後に、制御情報と
なる表面温度と内部温度との差を解消する均熱化
のために、それまでの調理温度よりも低出力にて
後加熱することが行われていた。
しかしながら従来はこの後加熱は食品の量と無
関係に行われていたのでその量の多少によつて調
理が不足気味となつたり、又は過剰調理となるこ
とがままあつた。
本考案はこのような不都合を解消すべくなされ
たものであつて、調理食品の量に応じた後加熱が
行えるようにして均一な仕上状態が得られ、また
制御プログラム、制御回路が簡単なした調理器を
提供することを目的とする。
本考案に係る調理器は食品の表面温度を検出
し、検出温度が所定値になるまで加熱出力P0
よる調理を行つたあと、均熱化のための後加熱を
行うべく構成した調理器であつて、第4図に示す
ように、前記調理に要した時間の計時を行う手段
Aと、この計時時間と食品に応じて予め定めてあ
る係数とに基づいて後加熱時間を決定する手段B
と、この計時時間を食品に応じて予め定めてある
基準時間と比較する手段Cと、計時時間が基準時
間より長い場合には加熱出力P1(P1<P0)で後加
熱をし、計時時間が基準時間より短い場合には加
熱出力P2(P2<P1)で後加熱する手段Dとを具備
する。
以下本考案を電子レンジにおける実施例を示す
図面に基づき詳述する。
第1図は本考案に係る電子レンジの模式的正面
断面図である。調理室14内のターンテーブル1
5は下方に設けたモータ16に連結されてゆるや
かに回転せしめられるべくなしてあり、ターンテ
ーブル15上の食品17にマイクロ波がむらなく
照射されるようにしてある。調理室14の右側に
配されたマグネトロン18が発するマイクロ波は
導破管19を経て調理室14に入り、その上板の
上側の空間に取り付けられたモータ19aの駆動
により回転されるスターラフアン19bにて撹拌
されて、食品17を加熱する。また調理室14の
上側空間には食品17の表面温度を非接触的に測
定する温度測定装置20の一部が設けられてい
る。即ちターンテーブル15の上方には窓13が
開設されていて、ここから食品17が放射する赤
外線を取込むようにしている。そして、この窓1
3の上方には焦電型の赤外線センサ23が取付け
られており、その出力を所要の温度検知回路21
へ入力するようにしてある。食品17から放射さ
れた赤外線は窓13を経てセンサ23に至るが、
この両者の間にはチヨツパ28の円板(所定箇処
に切欠部を設けてある)28aを介在させてあ
り、これを回転させて赤外線を一定の周期で断続
的にセンサ23に至らしめ、食品温度を円板28
a表面温度(別途計測手段が設けられる)との差
に相当する振幅を有する波形の信号を得べくなし
てある。
第2図は本考案の調理器の電子回路の構成を略
示するブロツク図であつて、CPU,ROM,
RAM等からなるマイクロコンピユータ10はこ
の調理器の制御中枢としての機能を果たす。この
調理器正面の右側にはメニユー選択等のための入
力キー11とこのキー11からの入力値及びタイ
マー運転の際のタイマー残時間等の表示のための
表示部12とが設けられており入力キー11及び
表示部12とマイクロコンピユータ10との間で
信号送受が行われる。
またマイクロコンピユータ10は温度測定装置
20の温度検知回路21からその出力信号、つま
り食品17温度を表す信号を読込む。またマグネ
トロン18の発振制御回路18aに対してはその
出力制御のための信号を発する。
次にマイクロコンピユータ10による本考案の
調理器の制御内容の要部につき第3図のフローチ
ヤートに基いて説明する。
入力キー11を用いて食品17に応じたメニユ
ーの調理を選択指令するとマイクロコンピユータ
10は内部の計時カウンタをリセツトし、また秒
フラグ及び時間フラグをリセツトし、次いで表示
部12にて選択メニユーに相応する番号を表示さ
せるべく表示用メモリに該当データを格納する。
次にこのメニユーに応じて定められている加熱出
力P0、及びこの加熱出力P0での調理を修了させ
るべき仕上り温度(表面温度)Tsを所定のレジ
スタにセツトする。
そして発振制御回路18aへ所定信号を発して
マグネトロン18の発振を開始させ、その出力を
P0とする発振制御を行わしめる。
前記時間フラグは測定している食品17表面温
度がTsになるまで加熱出力P0にてマグネトロン
18を発振させる温度運転と、後述する出力P1
又はP2にて所定時間tだけマグネトロン18を
発振させる、後加熱のための時間運転との識別の
ためのものであつて、後者がセツト(=1)に、
前者がリセツト(=0)に対応している。
加熱開始直後は時間フラグはリセツトされてお
り、それが判別されると、次には秒フラグの内容
が調べられる。この秒フラグは計時ルーチンによ
り1秒ごとにセツトされる。セツトされていない
場合は次のステツプでリセツトされて、表示用メ
モリの内容を表示するルーチン、及び上記計時ル
ーチン、キーセンスルーチン等に移る。これに対
して秒フラグがセツトされている場合は計時カウ
ンタの内容tiを1インクリメントする。また食品
温度TFを読込む。そして仕上り温度Tsと食品温
度TFとを比較し、TF<Tsである場合は食品1
7表面が仕上温度Tsに達していないとして上述
した秒フラグリセツトのステツプに移る。
調理が進行していくとやがて食品温度TFが仕
上り温度Tsより高くなる状態となる。
このような状態となつた場合には加熱開始時点
からTF≧Tsとなつた時点までの時間、つまり計
時カウンタの内容tiと比較基準となる時間K・ts
(tsは一定時間値、Kはメニユーにて定まる定数)
との大小を比較し、ti=K・tsである場合は変更
すべき加熱出力をP1に、またti<K・tsである場
合は加熱出力をP2(P1>P2)に選択設定し、所定
レジスタに格納する。つまりti≧K・tsである場
合は食品17が多い等の理由により表面温度の上
昇が遅れたものとして加熱出力を相対的に大き目
のP1に、またti<K・tsである場合はその逆とし
て加熱出力を相対的に小さ目のP2として後加熱
を行わせるのである。
次いで後加熱時間tをt=k・tiとして決定す
る。ここにkはメニユーにて定まる定数である。
従つて仕上り温度Tsに達する迄の時間tiが長い程
(食品の量が多い程)後加熱の時間tがながくな
り、また加熱出力も大となる。
次いで時間t表示部12に表示させるべく、表
示用メモリに格納する。そして爾後前述の時間運
転とするので時間フラグをセツトし、次いで秒フ
ラグをリセツトする。
つぎに時間フラグの内容を調べるステツプでは
これがセツトされているので、秒フラグを調べ、
1秒に1回、表示用メモリの内容をデクリメント
していきながら出力P1又はP2での後加熱を行う。
そして表示用メモリの内容が0になつたところで
(出力P1又はP2での加熱開始後k・ti経過したと
ころで)マグネトロン18の発振を停止させる。
以上の如き制御により食品はまずその表面が仕
上り温度Tsとなる迄出力P0(P0>P1>P2)にて加
熱調理され、Tsになつたところでそれまでに要
した加熱時間の長、短、換言すれば食品の量の
多、少に応じて出力をP1またはP2に切換えて時
間t=k・tiの後加熱が行われることとなる。つ
まり後加熱の際の加熱手段出力は、食品の量が多
い程大きく、食品の量が少ない程小さく設定され
て、また後加熱時間は同じく食品の量が多い程長
く、食品の量が少ない程短く設定されて、その結
果調理不足、過剰調理がなくなり、調理の仕上り
のバラツキが解消される。
なお上述の実施例では後加熱の際の出力をP1
P2の2段階に分けることとしたが、より多段階
として後加熱の制御精度を高めることが可能であ
ることは言うまでもない。
以上のように本考案に係る調理器は食品の表面
温度を検出し、検出温度が所定値になるまで加熱
出力P0による調理を行つたあと、均熱化のため
の後加熱を行うべく構成した調理器において、前
記調理に要した時間の計時を行う手段と、この計
時時間と食品に応じて予め定めてある係数とに基
づいて後加熱時間を決定する手段と、この計時時
間を食品に応じて予め定めてある基準時間と比較
する手段と、計時時間が基準時間より長い場合に
は加熱出力P1(P1<P0)で後加熱をし、計時時間
が基準時間より短い場合には加熱出力P2(P2
P1)で後加熱する手段とを具備するものである
ので食品の量と食品(メニユー)の種類とに応じ
た時間及び出力で後加熱が行え、食品の量に拘ら
ず、食品(メニユー)に応じた良好な仕上りが得
られる。そして後加熱はP1,P2の2出力の切換
で行われているので、制御プログラムが簡単であ
り、また発振制御回路が簡単である。そして調理
時間tiが短いもの、即ち食品量が少ないものにつ
いては後加熱時の出力が低いので過剰な水分蒸散
を招来せず、風味を損なうことがない。なお本考
案は電子レンジ以外の調理器にも適用できること
は勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案
に係る電子レンジの模式的正面断面図、第2図は
その電子回路の略示ブロツク図、第3図はマイク
ロコンピユータの制御内容を示すフローチヤート
である。第4図は本考案に係る調理器要部の機能
ブロツク図である。 10……マイクロコンピユータ、11……入力
キー、12……表示部、18……マグネトロン、
20……温度測定装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 食品の表面温度を検出し、検出温度が所定値に
    なるまで加熱出力P0による調理を行つたあと、
    均熱化のための後加熱を行うべく構成した調理器
    において、 前記調理に要した時間の計時を行う手段と、こ
    の計時時間と食品に応じて予め定めてある係数と
    に基づいて後加熱時間を決定する手段と、この計
    時時間を食品に応じて予め定めてある基準時間と
    比較する手段と、計時時間が基準時間より長い場
    合には加熱出力P1(P1<P0)で後加熱をし、計時
    時間が基準時間より短い場合には加熱出力P2(P2
    <P1)で後加熱する手段とを具備することを特
    徴とする調理器。
JP7224583U 1983-05-13 1983-05-13 調理器 Granted JPS59178504U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7224583U JPS59178504U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 調理器

Applications Claiming Priority (1)

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JP7224583U JPS59178504U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 調理器

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Publication Number Publication Date
JPS59178504U JPS59178504U (ja) 1984-11-29
JPS6330891Y2 true JPS6330891Y2 (ja) 1988-08-18

Family

ID=30202390

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JPS59178504U (ja) 1984-11-29

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