JPH0710649Y2 - 化粧料収納容器 - Google Patents
化粧料収納容器Info
- Publication number
- JPH0710649Y2 JPH0710649Y2 JP1990031592U JP3159290U JPH0710649Y2 JP H0710649 Y2 JPH0710649 Y2 JP H0710649Y2 JP 1990031592 U JP1990031592 U JP 1990031592U JP 3159290 U JP3159290 U JP 3159290U JP H0710649 Y2 JPH0710649 Y2 JP H0710649Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push
- inner plate
- storage recess
- bellows
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、簡単な構造で収容された化粧料を取り外しで
きるコンパクトケース、若しくは変換用化粧料収納容器
に関するものである。
きるコンパクトケース、若しくは変換用化粧料収納容器
に関するものである。
従来より、化粧料を収納したコンパクトケースに於い
て、化粧料を充填した中皿を取り外しできる構成は数多
く提案されている。しかもこの種の構成は、交換用中皿
を収納した収納容器に於いても利用可能であった。
て、化粧料を充填した中皿を取り外しできる構成は数多
く提案されている。しかもこの種の構成は、交換用中皿
を収納した収納容器に於いても利用可能であった。
しかし、コンパクトケースに収納された中皿は、使用中
や携帯中に加わる応力により脱落してしまわない様、ケ
ース内に強固に係合されせなければならず、しかも中皿
を取り外ししようする時には簡単に取り外しできなけれ
ばならないという相反する機能が必要となっていた。従
って、この取り外し機構は複雑になってしまったり、ピ
ン等の特別な取り外し治具が必要となっていた。これは
交換用中皿収納容器に利用する場合、コストの面、使い
易さの面で不都合であった。
や携帯中に加わる応力により脱落してしまわない様、ケ
ース内に強固に係合されせなければならず、しかも中皿
を取り外ししようする時には簡単に取り外しできなけれ
ばならないという相反する機能が必要となっていた。従
って、この取り外し機構は複雑になってしまったり、ピ
ン等の特別な取り外し治具が必要となっていた。これは
交換用中皿収納容器に利用する場合、コストの面、使い
易さの面で不都合であった。
そこで、実開昭64-33911号公報及び実開昭64-47314号公
報などにより、コンパクトケースの底面に複数の切溝を
同心円状に穿設し、この中心に押上片を構成し、この押
上片を下方より指先で押し上げる事により押上片が切紙
細工のように上方に伸び、押上片で化粧料を収納した中
皿を押し上げ、取り外しする構成が提案されている。こ
の構成の場合、中皿を押し上げるピン等、特別な用意な
しで中皿を取り外しでき、しかもこの中皿の取り外し機
構が容器と一体に成形されているため、安価に製造で
き、交換用中皿収納容器にも利用できるものとなってい
た。
報などにより、コンパクトケースの底面に複数の切溝を
同心円状に穿設し、この中心に押上片を構成し、この押
上片を下方より指先で押し上げる事により押上片が切紙
細工のように上方に伸び、押上片で化粧料を収納した中
皿を押し上げ、取り外しする構成が提案されている。こ
の構成の場合、中皿を押し上げるピン等、特別な用意な
しで中皿を取り外しでき、しかもこの中皿の取り外し機
構が容器と一体に成形されているため、安価に製造で
き、交換用中皿収納容器にも利用できるものとなってい
た。
しかし、容器に中皿が装着された状態では、中皿の底面
に押上片が当接したままになっており、しかも押上片は
指先等で操作できる様、大き目に構成されているため、
携帯中等に押上片に物が衝突したりして、押上片が中皿
を押し上げ、不用意に中皿が脱落してしまう危険性があ
った。
に押上片が当接したままになっており、しかも押上片は
指先等で操作できる様、大き目に構成されているため、
携帯中等に押上片に物が衝突したりして、押上片が中皿
を押し上げ、不用意に中皿が脱落してしまう危険性があ
った。
また、中皿を粘着剤等で器体に貼着する場合、コンパク
トケースの底面に下面に貫通した切溝が設けられている
ため、その部分には粘着剤が塗布する事ができず、粘着
剤の塗布位置に制約を受けてしまった。
トケースの底面に下面に貫通した切溝が設けられている
ため、その部分には粘着剤が塗布する事ができず、粘着
剤の塗布位置に制約を受けてしまった。
加えて、押上片自体は変形可能な材料で成形する必要が
あるため復元力を有している。従って、中皿を取り外す
際、押上片を押し上げるのをやめてしまうと、押し上げ
片が復元してしまい、中皿が取り外しにくくなってしま
った。つまり、中皿を取り外すまで押上片を押し上げて
いる必要があった。
あるため復元力を有している。従って、中皿を取り外す
際、押上片を押し上げるのをやめてしまうと、押し上げ
片が復元してしまい、中皿が取り外しにくくなってしま
った。つまり、中皿を取り外すまで押上片を押し上げて
いる必要があった。
蓋体5が開閉自在に蝶着した器体4の上面に化粧料1を
充填した中皿2が収納保持される収納凹所6を刻設す
る。この収納凹所6の底面を中心に、少なくとも一組の
屈曲溝14を表面と裏面と交互に、かつ径を徐々に増加さ
せて刻設して、伸縮可能な蛇腹15を構成する。そして、
この屈曲溝14の中心に押し上げ部16を構成する。
充填した中皿2が収納保持される収納凹所6を刻設す
る。この収納凹所6の底面を中心に、少なくとも一組の
屈曲溝14を表面と裏面と交互に、かつ径を徐々に増加さ
せて刻設して、伸縮可能な蛇腹15を構成する。そして、
この屈曲溝14の中心に押し上げ部16を構成する。
器体4の収納凹所6に中皿2が収納されている場合、収
納凹所6の底面に設けられた蛇腹15は、平面状に折り畳
まれており、押し上げ部16が収納凹所6の底面と同一面
上に位置している。
納凹所6の底面に設けられた蛇腹15は、平面状に折り畳
まれており、押し上げ部16が収納凹所6の底面と同一面
上に位置している。
そして、この押し上げ部16を指で上方に押圧すれば、周
囲の折り畳まれていた蛇腹15が伸長し、押し上げ部16の
上面が収納凹所6内に突出し、中皿2を押し上げ、中皿
2を取り外し可能とする。
囲の折り畳まれていた蛇腹15が伸長し、押し上げ部16の
上面が収納凹所6内に突出し、中皿2を押し上げ、中皿
2を取り外し可能とする。
また、器体4の収納凹所6に中皿2を装着すると、押し
上げ部16は収納凹所6の底面と同一面にまで押し下げら
れる。その結果、蛇腹15は押し上げ部16の周囲に折り畳
められ、押し上げ部16は収納凹所6と同一面に係止す
る。そして、中皿2は収納凹所6内に保持される。
上げ部16は収納凹所6の底面と同一面にまで押し下げら
れる。その結果、蛇腹15は押し上げ部16の周囲に折り畳
められ、押し上げ部16は収納凹所6と同一面に係止す
る。そして、中皿2は収納凹所6内に保持される。
化粧料1は、合成樹脂、薄肉金属板等により底の浅い皿
状に形成された中皿2に充填されている。
状に形成された中皿2に充填されている。
ケース本体3は器体4及び蓋体5より構成され、器体4
の後端には、主ヒンジ8を介して蓋体5が開閉自在に連
結している。このケース本体3は、繰り返し曲げに強い
ポリプロピレン(P.P.)等の合成樹脂で一体に成形され
ている。
の後端には、主ヒンジ8を介して蓋体5が開閉自在に連
結している。このケース本体3は、繰り返し曲げに強い
ポリプロピレン(P.P.)等の合成樹脂で一体に成形され
ている。
器体4の上面には、中皿2が納置される収納凹所6が刻
設されている。この収納凹所6は、前記中皿2よりも僅
かに深く刻設されており、この前端壁及び後端壁には中
皿2の上端を押え、若しくは中皿2の側壁に係合する保
持部7が突出している。尚、中皿2の保持手段として
は、上記の係合保持の他に粘着剤による粘着保持でも良
い。また、器体4の先端には、係合突部9を突設してい
る。
設されている。この収納凹所6は、前記中皿2よりも僅
かに深く刻設されており、この前端壁及び後端壁には中
皿2の上端を押え、若しくは中皿2の側壁に係合する保
持部7が突出している。尚、中皿2の保持手段として
は、上記の係合保持の他に粘着剤による粘着保持でも良
い。また、器体4の先端には、係合突部9を突設してい
る。
蓋体5の先端には、器体4に設けられた係合突部9と係
合して蓋体5を閉じた状態で保持するフック10が垂下し
ている。更に蓋体5の下面には、器体4の上面に載置さ
れたパフ11が収納されるパフ収納所12が刻設されてい
る。このパフ収納所12の天井面には、鏡13が貼着されて
いる。
合して蓋体5を閉じた状態で保持するフック10が垂下し
ている。更に蓋体5の下面には、器体4の上面に載置さ
れたパフ11が収納されるパフ収納所12が刻設されてい
る。このパフ収納所12の天井面には、鏡13が貼着されて
いる。
また、器体4の収納凹所6の底面には、同心円状に複数
の屈曲溝14aが刻設されている。更に、器体4の下面に
は、上面の屈曲溝14aの間に位置するよう同心円状に屈
曲溝14bが刻設されている。その結果、屈曲溝14は、表
面と裏面と、交互に設けられている。この屈曲溝14は、
断面がV字状をしており、上面と下面の屈曲溝14で蛇腹
15を構成している。尚、上面と下面の屈曲溝14の斜面で
構成される蛇腹15の斜面の肉厚より、屈曲溝14の先端の
肉厚の方が薄く構成され、屈曲点17になっている。ま
た、この屈曲溝14の中央は、押し上げ部16となってい
る。その結果、押し上げ部16を上方に押し上げると、蛇
腹15は屈曲点17が伸び、蛇腹15の斜面が一列に並んだ状
態となり、押し上げ部16が収納凹所6内に突出し、収納
凹所6に収納された中皿2が上方に押し上げられるよう
構成されている。
の屈曲溝14aが刻設されている。更に、器体4の下面に
は、上面の屈曲溝14aの間に位置するよう同心円状に屈
曲溝14bが刻設されている。その結果、屈曲溝14は、表
面と裏面と、交互に設けられている。この屈曲溝14は、
断面がV字状をしており、上面と下面の屈曲溝14で蛇腹
15を構成している。尚、上面と下面の屈曲溝14の斜面で
構成される蛇腹15の斜面の肉厚より、屈曲溝14の先端の
肉厚の方が薄く構成され、屈曲点17になっている。ま
た、この屈曲溝14の中央は、押し上げ部16となってい
る。その結果、押し上げ部16を上方に押し上げると、蛇
腹15は屈曲点17が伸び、蛇腹15の斜面が一列に並んだ状
態となり、押し上げ部16が収納凹所6内に突出し、収納
凹所6に収納された中皿2が上方に押し上げられるよう
構成されている。
尚、本考案の蛇腹15は、上面及び下面に一組の屈曲溝14
を設けるだけでその効果を果たす事ができる。この場
合、最も内側の屈曲溝14は、収納凹所6の表面に設ける
必要がある。ただし、屈曲溝14の数に比例して、押し上
げ部16の上昇ストロークが増加する。
を設けるだけでその効果を果たす事ができる。この場
合、最も内側の屈曲溝14は、収納凹所6の表面に設ける
必要がある。ただし、屈曲溝14の数に比例して、押し上
げ部16の上昇ストロークが増加する。
尚、本考案実施例に於いて、パフ収納所12及び、鏡13を
設けず、安価な交換用中皿収納容器として構成しても良
い。また、器体4及び蓋体5を蝶番軸で開閉自在に連結
してコンパクトケースとして利用しても良い。また、器
体4と蓋体5を連結せず、蓋体5を器体4に取り外し自
在に嵌合させても良い。更に、押し上げ部16及び蛇腹15
を器体4と一体で可撓性材料で成形する必要もなく、収
納凹所6の底面のみ可撓性材料で構成し、これを器体4
の下面に止着しても良い。
設けず、安価な交換用中皿収納容器として構成しても良
い。また、器体4及び蓋体5を蝶番軸で開閉自在に連結
してコンパクトケースとして利用しても良い。また、器
体4と蓋体5を連結せず、蓋体5を器体4に取り外し自
在に嵌合させても良い。更に、押し上げ部16及び蛇腹15
を器体4と一体で可撓性材料で成形する必要もなく、収
納凹所6の底面のみ可撓性材料で構成し、これを器体4
の下面に止着しても良い。
本考案は以上の様に、中皿2を収納した収納凹所6の底
面に、押し上げ部16を中心として蛇腹15を同心円状に設
け、蛇腹15の伸縮機構を利用して、化粧料1を収納した
中皿2を押し上げるため、蛇腹15の中心にある押し上げ
部16に携帯中等にものが衝突したとしも、押し上げ部16
が上部の屈曲点17より上方に押圧されない限り、蛇腹15
は伸長せず復元する方向に弾発力を有しているため、押
し上げ部16により中皿2が不用意に脱落してしまう様な
事はない。
面に、押し上げ部16を中心として蛇腹15を同心円状に設
け、蛇腹15の伸縮機構を利用して、化粧料1を収納した
中皿2を押し上げるため、蛇腹15の中心にある押し上げ
部16に携帯中等にものが衝突したとしも、押し上げ部16
が上部の屈曲点17より上方に押圧されない限り、蛇腹15
は伸長せず復元する方向に弾発力を有しているため、押
し上げ部16により中皿2が不用意に脱落してしまう様な
事はない。
また、ケース本体3には、化粧料1が収納された収納凹
所6に貫通した切溝がないため、収納凹所6内に塵や埃
などが侵入する事がない。更に、収納凹所6の底面に切
溝が一切穿設されていないため、収納凹所6に中皿2を
粘着剤などで貼着する場合、粘着剤の塗布位置に制約を
受けない。
所6に貫通した切溝がないため、収納凹所6内に塵や埃
などが侵入する事がない。更に、収納凹所6の底面に切
溝が一切穿設されていないため、収納凹所6に中皿2を
粘着剤などで貼着する場合、粘着剤の塗布位置に制約を
受けない。
加えて、押し上げ部16が屈曲点17を越えて押圧されない
限り、蛇腹15が伸縮しないため、一度中皿2を押し上げ
てしまえば蛇腹15がその状態を維持し、中皿2を取り外
すまで中皿2を押し上げている必要がない。
限り、蛇腹15が伸縮しないため、一度中皿2を押し上げ
てしまえば蛇腹15がその状態を維持し、中皿2を取り外
すまで中皿2を押し上げている必要がない。
第1図は、本考案実施例の側断面図。第2図は、中皿取
り外し時の部分拡大断面図。第3図は、斜視図。 1〜化粧料、2〜中皿、4〜器体、5〜蓋体、6〜収納
凹所、14〜屈曲溝、15〜蛇腹、16〜押し上げ部
り外し時の部分拡大断面図。第3図は、斜視図。 1〜化粧料、2〜中皿、4〜器体、5〜蓋体、6〜収納
凹所、14〜屈曲溝、15〜蛇腹、16〜押し上げ部
Claims (1)
- 【請求項1】蓋体(5)が開閉自在に蝶着した器体
(4)の上面に化粧料(1)を充填した中皿(2)が収
納保持される収納凹所(6)を刻設し、該収納凹所
(6)の底面を中心に、少なくとも一組の屈曲溝(14)
を表面と裏面と交互に、かつ径を徐々に増加させて刻設
して伸縮可能な蛇腹(15)を構成し、中心に押し上げ部
(16)を構成した事を特徴とする化粧料収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990031592U JPH0710649Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 化粧料収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990031592U JPH0710649Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 化粧料収納容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03123412U JPH03123412U (ja) | 1991-12-16 |
JPH0710649Y2 true JPH0710649Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=31534377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990031592U Expired - Lifetime JPH0710649Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 化粧料収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710649Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001178531A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-03 | Yoshida Industry Co Ltd | 化粧料容器 |
FR3098200B1 (fr) * | 2019-07-03 | 2021-05-28 | A Raymond Et Cie | Double emballage pour objet destiné à demeurer stérile |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP1990031592U patent/JPH0710649Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03123412U (ja) | 1991-12-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |