JPH0710617U - 圧力容器の閉塞部材締結構造 - Google Patents

圧力容器の閉塞部材締結構造

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JPH0710617U
JPH0710617U JP3852993U JP3852993U JPH0710617U JP H0710617 U JPH0710617 U JP H0710617U JP 3852993 U JP3852993 U JP 3852993U JP 3852993 U JP3852993 U JP 3852993U JP H0710617 U JPH0710617 U JP H0710617U
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JP
Japan
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lid
key
closing member
keys
key groove
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Application number
JP3852993U
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English (en)
Inventor
正教 新納
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓋体4の着脱作業を簡単にして、着脱作業性
を向上させ、トルク管理を省略するとともに、圧力仕様
に対応する強度評価をキー81〜87の剪断強さの考慮
のみによって可能にする。 【構成】 圧力容器1の蓋体当接面6に蓋体4の外周縁
部内端4Bを当接させて、圧力容器1の開口部2を仮閉
塞したのち、円周方向に分割した複数のキー81〜87
の先端側を開口部2の周壁2Aに形成した環状のキー溝
7に嵌合して、各キー81〜87におけるキー溝7から
の露出部内端8Aで蓋体4を蓋体当接面6側に押圧固定
することにより蓋体4を締結し、ねじ孔9にボルト10
をねじ込んでキー81を押圧付勢してキー溝7から抜き
取ったのち、キー82〜87を適宜取出す手順によって
締結を解除できるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧力容器の蓋体やカバーなどの閉塞部材を締結する圧力容器の閉塞 部材締結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧力容器の閉塞部材締結構造は、一般に、図5に示すように、圧力容器 1の開口部2にパッキン3を介して蓋体4を対向させ、圧力容器1側のフランジ 1Aと蓋体4側のフランジ4Aを円周方向等間隔で配置した複数のボルト・ナッ ト5,5……によって締結した構成になっている。
【0003】 このように、複数のボルト・ナット5,5……によって締結されている従来の 閉塞部材締結構造では、蓋体4の締結時において、複数のボルトをフランジ1A ,4Aのボルト孔1a,4aに挿通し、これらのボルトそれぞれにナット掛けを 行う煩雑な作業が必要である上、ナットの締付けトルクを比較的厳密に管理しな ければならない。しかも、メンテナンス等に際する蓋体4の締結解除には、複数 のボルト・ナット5,5……それぞれの締付をけ解く煩雑な作業が必要である。 すなわち、従来の閉塞部材締結構造は、蓋体4の着脱作業に手間を要するため着 脱作業性が悪く、しかも、比較的厳密なトルク管理が必要であるなどの欠点を有 している。また、ボルト・ナット5,5……の寸法(ボルトの外径)と使用数量 およびフランジ1A,4Aの肉厚などの複合条件を考慮して、圧力仕様に対応す る強度を評価しなければならないので、強度評価が若干煩わしい難点もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、蓋体やカバーなどの閉塞部材の着脱作業に手間を 要するため着脱作業性が悪く、比較的厳密なトルク管理が必要である上、強度評 価が若干煩わしいなどの点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、圧力容器の開口部の周壁内面に径内方向に張り出して設けた閉塞部 材当接面と、この閉塞部材当接面に外周縁部内端を当接させて前記開口部を仮り 閉塞する閉塞部材と、該閉塞部材の外周縁部よりも開口部の外端側に寄った周壁 に径外方向に凹入して形成された周方向のキー溝と、このキー溝に先端側が嵌合 されるとともに、キー溝からの露出部内端で閉塞部材を閉塞部材当接面側に押圧 して固定する周方向に分割された複数のキーと、を具備していることを特徴とし 、閉塞部材の着脱作業を簡単にして、着脱作業性を向上させ、トルク管理を省略 するとともに、圧力仕様に対応する強度評価を単純なキーの剪断強さの考慮のみ によって可能にする目的を達成した。
【0006】
【作用】
本考案によれば、圧力容器の閉塞部材当接面に閉塞部材の外周縁部内端を当接 させて、圧力容器の開口部を仮閉塞したのち、周方向に分割した複数のキーの先 端側を順次周方向のキー溝に嵌合することにより、キー溝からの露出部内端で閉 塞部材を閉塞部材当接面側に押圧固定して、圧力容器に閉塞部材を締結できる。 一方、キーをキー溝から抜き取ることによって、閉塞部材の締結を解除して、閉 塞部材を取外すことができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案の平面図、図 2は図1のAーA線断面図である。なお、前記図5の従来例と同一もしくは相当 部分には同一符号を付して説明する。 図1および図2において、円筒形圧力容器1における開口部2の周壁2A内面 に径内方向に張り出す蓋体当接面6が形成されている。この蓋体当接面6に蓋体 4の外周縁部内端4Bを当接させて、蓋体当接面6で蓋体4を支持し、これによ って開口部2が仮閉塞される。蓋体当接面6で支持された蓋体4の外周縁部より も開口部2の外端2B側の周壁2Aには、径外方向に凹入して環状のキー溝7が 形成されている。そして、蓋体当接面6から環状のキー溝7の内端面7Aまでの 寸法は、蓋体4の外周縁部の肉厚にほぼ等しく設定されている。
【0008】 キー溝7には、一連の環状部材を円周方向に適当な間隔で7分割して形成した キー81,82,83,84,85,86,87の先端側が嵌合される。各キー 81〜87の外周曲率はキー溝7の奥面7Bの曲率よりも僅かに小さく設定され 、半径方向の寸法Lは、キー溝7の奥行きL1よりも大きく設定されている。ま た、各キー81〜87の先端側をキー溝7嵌合して、その先端面をキー溝7の奥 面7Bに当接させた場合、キー83〜86の円周方向両側面と、キー82におけ るキー83側の側面およびキー87におけるキー86側の側面は、その延長線上 に圧力容器1の中心Oが存在する傾斜面によって形成され、キー81の円周方向 両側面と、キー82におけるキー81側の側面およびキー87におけるキー81 側の側面は、それぞれ開口部2の中心Pを通る直線Xに平行に形成されている。 したがって、各キー81〜87の先端側、つまり外周側をキー溝7に嵌合して一 連の環状キーを構成することにより、各キー81〜87のキー溝7からの露出部 内端8Aで蓋体4の外周縁部外端4Cを蓋体当接面6側に押圧して蓋体4を固定 することになる。なお、各キー81〜87による一連の環状キーの構成は、たと えば、キー82,83,84,85,86,87を順次キー溝7に嵌合したのち 、最後にキー81を嵌合する手順によって行うことができる。
【0009】 一方、キー81の嵌合位置に対応する開口部2の周壁2Aを貫通してねじ孔9 が形成されている。このねじ孔9にボルト10をねじ込んでキー81を中心O方 向に押圧付勢することにより、キー溝7から抜脱させることができる。つまり、 メンテナンス等に際して各キー81〜87による締結を解除する作業は、まず最 初にキー81を除去し、つぎにキー82〜87を適宜取出す手順によって行うこ とができる。図中11は押さえ板を示し、複数のボルト12によって開口部2に 着脱可能に取り付けられている。13,14はそれぞれOリングを示す。
【0010】 このように、本考案は、圧力容器1の蓋体材当接面6に蓋体4の外周縁部内端 4Bを当接させて、圧力容器1の開口部2を仮閉塞したのち、複数のキー81〜 87の先端側を前述の手順で環状のキー溝7に嵌合することにより、蓋体4はキ ー溝7からの露出部内端8Aで蓋体部材当接面6側に押圧固定され、圧力容器1 の開口部2に蓋体4が締結されることになる。一方、ねじ孔9にボルト10をね じ込んでキー81を中心O方向に押圧付勢してキー溝7から抜脱させたのち、キ ー82〜87を適宜取出すことによって、各キー81〜87による締結を解除す ることができる。すなわち、図3で説明した従来の締結構造と比較して、蓋体4 の着脱作業が簡単になり、着脱作業性を大幅に向上させることができるとともに 、トルク管理を省略することもできる。しかも、圧力仕様に対応する強度評価が キー81〜87の剪断強さの考慮のみによって可能になる。
【0011】 前記実施例では、7個のキー81〜87を使用した構成で説明しているが、最 小必要数としては、図3に示すように、5個のキー81〜85があればよい。ま た、ボルト10がねじ込まれるねじ孔9を、キー81のみに対応して形成してい るが、他のキーに対応させてねじ孔9を形成してもよい。この場合、ねじ孔9に 対応する他のキーの円周方向両側面と、このキーの両側に隣接するキーの合わせ 面を、それぞれ中心Oを通る直線に平行に形成しておけばよい。さらに、ねじ孔 9に代えて、図4に示すように、透孔9を形成し、この透孔9に押圧棒10を挿 通して打圧することにより、キー81をキー溝7から抜脱させるようにしてもよ い。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、圧力容器の開口部を閉塞部材で仮閉塞したの ち、複数のキーの先端側を順次周方向のキー溝に嵌合することにより、キー溝か らの露出部内端で閉塞部材を閉塞部材当接面側に押圧固定して、圧力容器に閉塞 部材を締結できるとともに、複数のキーをキー溝から抜き取ることによって、閉 塞部材の締結を解除して、閉塞部材を取外すことができるので、従来の締結構造 と比較して、閉塞部材の着脱作業が簡単になり、着脱作業性を大幅に向上させる ことができるとともに、トルク管理を省略することもできる。しかも、圧力仕様 に対応する強度評価キーの剪断強さの考慮のみによって可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】キーの変形例を示す平面図である。
【図4】締結解除時に使用される透孔を示す断面図であ
る。
【図5】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 圧力容器 2 開口部 2A 開口部の周壁 2B 開口部の外端 4 蓋体(閉塞部材) 4B 閉塞部材の外周縁部内端 6 蓋体当接面(閉塞部材当接面) 7 環状のキー溝(周方向のキー溝) 8A キーの露出部 81〜87 キー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器の開口部の周壁内面に径内方向
    に張り出して設けた閉塞部材当接面と、この閉塞部材当
    接面に外周縁部内端を当接させて前記開口部を仮閉塞す
    る閉塞部材と、該閉塞部材の外周縁部よりも開口部の外
    端側に寄った周壁に径外方向に凹入して形成された周方
    向のキー溝と、このキー溝に先端側が嵌合されるととも
    に、キー溝からの露出部内端で閉塞部材を閉塞部材当接
    面側に押圧して固定する周方向に分割された複数のキー
    と、を具備していることを特徴とする圧力容器の閉塞部
    材締結構造。
JP3852993U 1993-07-14 1993-07-14 圧力容器の閉塞部材締結構造 Pending JPH0710617U (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157980U (ja) * 1974-10-24 1976-05-07
JPS59162936U (ja) * 1983-04-18 1984-10-31 佐伯 行 籾摺用ゴムロ−ル
JPS6279853A (ja) * 1985-10-01 1987-04-13 水内 淳一 籾摺装置
JP2013504016A (ja) * 2009-09-04 2013-02-04 ハイダック プロセス テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 容器、特に圧力容器
JP2013256984A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Mitsui Kagaku Sanshi Kk シール用の検圧ブラケット
JP5881134B1 (ja) * 2015-09-29 2016-03-09 株式会社不動工業 圧力容器の蓋締結装置
EP3466517A4 (en) * 2016-05-30 2019-06-12 Fluytec, S.A. WATERPROOF CLOSURE SYSTEM FOR CARTRIDGE FILTER AND ITS MOUNTING METHOD

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