JPH0667959U - 耐圧容器の開閉蓋締付装置 - Google Patents

耐圧容器の開閉蓋締付装置

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JPH0667959U
JPH0667959U JP750293U JP750293U JPH0667959U JP H0667959 U JPH0667959 U JP H0667959U JP 750293 U JP750293 U JP 750293U JP 750293 U JP750293 U JP 750293U JP H0667959 U JPH0667959 U JP H0667959U
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JP
Japan
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lid
opening
pressure
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flange portion
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Application number
JP750293U
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English (en)
Inventor
洋一 北沢
Original Assignee
株式会社羽生田鉄工
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐圧容器における缶胴と缶蓋の、簡単で簡便
容易な締結構造を提供する。 【構成】 少なくとも一端部に開口部を有する筒形の缶
胴1とその開口部を閉塞する缶蓋3を有し、缶胴1内に
物を収納し内圧を上昇させて加工するための耐圧容器に
おいて、前記缶胴1の開口部の周縁に缶胴1の軸線と直
交する方向へフランジ部2を形成し、前記缶蓋3はその
フランジ部2と圧接する周縁部を有して形成し、その周
縁部と前記フランジ部2を一体に嵌合する溝を形成した
所定長さの締結部材4を着脱可能に設けて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は横型に配置した圧力缶の開閉蓋を堅固に締結するための耐圧容器の 開閉蓋締付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧力缶内に物を収納し、缶内圧を上昇させて加工するための耐圧容器は、少な くとも一端部に開口部を有する筒形の缶胴と、その開口部を開閉自在に覆う缶蓋 を有する。したがって、缶胴を缶蓋で密閉して内圧を上昇させるために、缶胴と 缶蓋との締結構造が重要となる。
【0003】 この締結構造に関しては、図10に示すように、例えば断面角形や円形の耐圧 容器の場合、缶胴30の開口部に缶胴30の軸線と直交する方向へ全周に断面I 字型(板状)のフランジ部31を形成するとともに、そのフランジ部31を覆う 缶蓋32の周辺部とフランジ部31とを多数のボルト33を貫通させてナット3 4でそれぞれ締結することが一般的である。
【0004】 また、断面角形の耐圧容器の場合、図11に示すように、缶胴35の開口端部 の三辺、すなわち開口部の左右両側及び下側に断面コ字型のフランジ部36,3 7,38(A,B参照)を一体形成し、かつ、左右のフランジ部36,37の外 側内周縁には凸凹状の爪部39(C参照)を形成し、その爪部39と対称構成の 爪部40を缶蓋41の左右両側に形成し、缶蓋41を缶胴35とフランジ部36 ,37の爪部39間に嵌合させて上下動させることにより缶胴35を開閉できる ようにするとともに、缶蓋41の上部は断面コ字型にしてフック部42を形成し 、そのフック部42が引掛かるフランジ部43をストッパーとして缶胴35に形 成してある。
【0005】 したがって、缶蓋41を上方へ引き上げると缶胴35の開口部が露出し、引き 下げると缶蓋41がフランジ部36,37の溝に沿って下降して開口部を閉じ、 シールパッキン44にて密閉し、かつ、爪部39と爪部40が重なり合った状態 で缶胴35の内圧を上昇させることにより、缶蓋41は爪部39と缶胴35の端 面で抑えられて圧力に耐えるようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、缶蓋をフランジ部に多数のボルトで締付ける方法は、動力化が 困難であり、したがって一つ一つのボルトを手動で締付けたり、外したりしなけ ればならないから、労力と時間を要して非能率的である。また、ボルトを一つ一 つ手動で締め付けることは、ボルト締付力のバラツキが生じ、缶蓋の周縁部の締 め付け力が均等にならないから、応力分布に偏りやむらができ、強度的に不利と なる可能性が高い。
【0007】 また、凸凹状の爪部を缶蓋と缶胴の両方にそれぞれ形成する方法は、爪部の製 造が容易ではなく、また開閉装置も複雑となるほか、操作上も爪部及びパッキン との摺動摩擦による影響等の困難性が多い。
【0008】 そこで、この考案は、耐圧容器における缶胴と缶蓋の、簡単で簡便容易な締結 構造を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかる耐圧容器の開閉蓋締付装置は、少なくとも一端部に開口部を 有する筒形の缶胴とその開口部を閉塞する缶蓋を有し、缶胴内に物を収納し内圧 を上昇させて加工するための耐圧容器において、前記缶胴の開口部の周縁に缶胴 の軸線と直交する方向へフランジ部を形成し、前記缶蓋はそのフランジ部と圧接 する周縁部を有して形成し、その周縁部と前記フランジ部を一体に嵌合する溝を 形成した所定長さの締結部材を着脱可能に設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】 缶胴の開口部を缶蓋で閉鎖した状態において、缶胴のフランジ部と缶蓋の周縁 部とを一体的に締結部材の溝に嵌合させてロックすると、缶蓋は耐圧構造となり 、また、締結部材を外すと缶蓋の開閉が自由となる。
【0011】
【実施例】
以下この考案の実施例を図面に基づき説明する。図1及び図2は本考案を断面 角形の耐圧容器に実施した例を示すもので、缶胴1の開口部には周辺部に缶胴1 の軸線と直交する方向へ板状のフランジ部2が形成されている。このフランジ部 2とフランジ部2を覆う缶蓋3の各辺部をそれぞれ独立して締結するため、断面 コ字型で所定長さの複数の締結部材4が缶胴1の四辺部にそれぞれ着脱可能に設 けられる。
【0012】 締結部材4は各辺部の略全長に及ぶ長さで、フランジ部2と缶蓋3の肉厚寸法 に等しい幅で所定深さの溝5を全長に有し、図3に示すように、アーム6が連結 され、アーム6は軸7を介してブラケット8に回転可能に支持され、ブラケット 8は缶胴1に固定されている。アーム6は締結部材4の両端部近傍等の少なくと も2カ所以上に、相互に適当な間隔を有して締結部材4に連結される。
【0013】 したがって、軸7を中心としてアーム6を缶胴1に近接する方向へ回動させれ ば、図3に実線図示のように、締結部材4がその溝5で缶蓋3の周縁部と缶胴1 のフランジ部2を咬合し締結してロックする。また、アーム6を缶胴1から離れ る方向へ回動させれば、図3に仮想線図示のように、締結部材4は缶蓋3の周縁 部とフランジ部2から離れてロックを解除し、缶蓋3は缶胴1から開くことがで きるようになる。
【0014】 そこで、缶蓋3のロック及びその解除操作を機械的に行うために、締結部材4 の駆動装置を設ける。この駆動装置は、図4に示すように、アーム6の側部にピ ン9を突設し、そのピン9が嵌合する孔10を軸線に直交する方向へ穿設した金 具11をロッド12に連結し、ロッド12をシリンダ13に嵌合し、そのシリン ダ13は缶胴1に固定して構成される。
【0015】 図4に仮想線で示すように、シリンダ13は油圧若しくは空圧を供給すること によりロッド12を突出させる一方、油圧若しくは空圧を抜くと図4に実線で示 すようにロッド12をシリンダ13内に引込めて、アーム6を軸7を中心として 回動させることができる。
【0016】 また、図5に示すように、締結部材4の他の駆動装置としては、缶蓋3の正面 側に適宜の支持台14を固定し、その支持台14にシリンダ13を固定し、シリ ンダ13にロッド12を嵌合し、ロッド12に金具11を連結し、その金具11 に凹部15を形成し、その凹部15に係合する突起部16を締結部材4に突設し て構成する。17は金具11を遊嵌する孔である。
【0017】 したがって、図4及び図5に示す状態において、シリンダ13に油圧若しくは 空圧を供給してロッド12を突出操作すると、アーム6が軸7を中心として缶胴 1から離れる方向へ回動し、締結部材4が缶蓋3の周縁部とフランジ部2から離 れる。そして、シリンダ13から油圧若しくは空圧を抜くとロッド12をシリン ダ13内に引込め、締結部材4がその溝5で缶蓋3の周縁部とフランジ部2を咬 合して締結する。
【0018】 以上においては、缶蓋3は缶胴1とは連結されておらず、したがって、缶蓋3 を缶胴1の開口部から開くためには独立した操作が必要であることはいうまでも ないが、その開閉操作を容易にするために、一例として、缶蓋3のヒンジ装置を 設ける。
【0019】 すなわち、図6に示すように、缶胴1にブラケット18を固定し、そのブラケ ット18にヒンジ軸19を介して回動可能にアーム20の一端部を連結し、その アーム20の他端部を缶蓋3に溶接等にて連結する。ブラケット18は締結部材 4が動くのに支障のない空間21を有して跨ぎ、また、アーム20は締結部材4 に当接しないようにカギ形にしてある。
【0020】 したがって、締結部材4を手動若しくは前記駆動装置を介し、缶蓋3の周縁部 とフランジ部2から外したのち、缶蓋3をヒンジ軸19を中心として回動させる 。缶蓋3がアーム20を介しヒンジ軸19を中心として少なくとも約90度回動 すれば、缶胴1の開口部は露出する。
【0021】 以上に記載した実施例は断面角形の缶胴についてのものであるが、断面円形又 は楕円形等の缶胴についてもこの考案を実施できることは明らかである。
【0022】 すなわち、図7に示すように、溝5を有して断面コ字型で弓形の複数の締結部 材4aにて、断面円形の缶胴1aのフランジ部2aと円盤形の缶蓋3aの周縁部 とを咬持して締結するものである。また、図8に示すように、溝5を有して断面 コ字型で弓形の複数の締結部材4bにて、楕円形の缶胴1bのフランジ部2bと 楕円形の缶蓋3bの周縁部とを咬持して締結するものである。
【0023】 締結部材4a,4bにはそれぞれ前記実施例と同じように、アーム6、軸7及 びブラケット8を取り付けて機械的なロック開閉操作ができるように、又は、缶 蓋3a,3bには前記実施例と同じように、ブラケット8、ヒンジ軸7及びアー ム6からなる駆動装置を取り付けて開閉操作を容易にしてもよいことはいうまで もない。
【0024】 この場合、図9に示すように、アーム6と締結部材4a,4bとの結合は、ブ ラケット23及びピン24を設ける構造とする。これにより、締結部材4a,4 bを開閉するとき、それが外方向に近似的に平行移動し、その咬合いの着脱をス ムーズに行うことができる。
【0025】 なお、図3から図6及び図9において、22はシールパッキンで、缶蓋3の周 辺部に埋め込まれてフランジ部2と接触する。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したこの考案によれば、締結部材の形状が単純かつ連続的な構成であ り、断続部がないために、応力分布に偏りやむらが少なく、強度的に有利となる 。また、缶蓋、フランジ部の周辺及び締結部材における負荷のかかる部分が直線 又は若干の曲率を有する単純な構成であるために、これらの製作が容易でありコ スト低下をもたらすほか、製作精度も出し易いので製品の安全性が高く、作動も 軽快となる。さらに、缶蓋の開閉方式については、作業性等を考慮して自由に選 択できる余地を残しているから便利である。また、締結部材のロック及びその解 除動作を動力化して迅速な操作ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す断面角形の耐圧容器の
正面図。
【図2】図1の部分側面図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】締結部材の駆動装置を示す図3同様の断面側面
図。
【図5】締結部材の駆動装置の他の例を示す図3同様の
断面側面図。
【図6】開閉蓋のヒンジ装置を示す図3同様の断面図。
【図7】この考案の他の例を示す断面円形の耐圧容器の
正面図。
【図8】この考案の更に他の例を示す断面楕円形の耐圧
容器の正面図。
【図9】図7及び図8に示す締結部材の駆動装置を示す
断面側面図。
【図10】従来の耐圧容器を示す正面図(A)及び一部
断面側面図(B)。
【図11】従来の耐圧容器の他の例を示す一部断面側面
図(A)、断面平面図(B)及び部分正面図(C)。
【符号の説明】
1,1a,1b…缶胴 2,2a,2b…フランジ部 3,3a,3b…缶蓋 4,4a,4b…締結部材 5…溝 6,20…アーム 9…ピン 10…孔 11…金具 12…ロッド 13…シリンダ 15…凹部 16…突起部 19…ヒンジ軸 22…シールパッキン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端部に開口部を有する筒形
    の缶胴とその開口部を閉塞する缶蓋を有し、缶胴内に物
    を収納し内圧を上昇させて加工するための耐圧容器にお
    いて、前記缶胴の開口部の周縁に缶胴の軸線と直交する
    方向へフランジ部を形成し、前記缶蓋はそのフランジ部
    と圧接する周縁部を有して形成し、その周縁部と前記フ
    ランジ部を一体に嵌合する溝を形成した所定長さの締結
    部材を着脱可能に設けたことを特徴とする耐圧容器の開
    閉蓋締付装置。
  2. 【請求項2】 締結部材がアームを介して回動自在に缶
    胴に軸支されていることを特徴とする請求項1に記載の
    耐圧容器の開閉蓋締付装置。
  3. 【請求項3】 締結部材がアームを介して回動自在に缶
    胴に軸支され、前記アームにロッドを連結し、そのロッ
    ドを流体圧シリンダに係合させ、その流体圧シリンダを
    缶胴に固定したことを特徴とする請求項1に記載の耐圧
    容器の開閉蓋締付装置。
JP750293U 1993-02-26 1993-02-26 耐圧容器の開閉蓋締付装置 Pending JPH0667959U (ja)

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JP750293U JPH0667959U (ja) 1993-02-26 1993-02-26 耐圧容器の開閉蓋締付装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020225984A1 (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 株式会社タクマ 付着物除去装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020225984A1 (ja) * 2019-05-07 2020-11-12 株式会社タクマ 付着物除去装置
JPWO2020225984A1 (ja) * 2019-05-07 2021-05-20 株式会社タクマ 付着物除去装置

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