JP2004244863A - 鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠及び製造方法 - Google Patents

鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠及び製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】NMセグメント等の鋼コンクリート合成セグメントの製造に際し、前面型枠の組立と脱型をクレーン等を用いずに容易に行え、前面型枠の位置合わせも容易とし、鋼殻と前面型枠とを確実に強固に緊結することでコンクリート漏れを解消する。
【解決手段】一対のガイドレール20からなる基台2上に鋼殻1を載置して支持枠体3で支持すると共に倒れ防止部材で固定し、この鋼殻1に対してスライド式前面型枠5をスライドさせて鋼殻1の前面開口部を面板50で塞ぎ、支持枠体3と前面型枠5とをボルト60とナット61と係止部材62からなる締結部材6により鋼殻1を挟んで緊結し、鋼殻1と面板50で形成された内部密閉空間にコンクリートを充填し、コンクリートの養生後、締結部材6による固定を解除し、スライド式前面型枠5を鋼殻1から離れる方向にスライドさせる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネルの内壁部などに使用される鋼コンクリート合成セグメントを縦打ち方式で製造するための製造用型枠及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シールドトンネル等の内壁部に使用される鋼コンクリート合成セグメントの製造方法としては、平打ち方式と縦打ち方式があり、縦打ち方式では、背面壁と四周側壁を有し前面が開口したセグメント用鋼殻を縦置きし、この鋼殻の前面開口部を前面型枠で密閉し、前面型枠に設けられた注入口から流動化コンクリートをポンプ注入して鋼殻内部にコンクリートを充填している。
【0003】
従来、このような鋼コンクリート合成セグメントの縦打ち方式の製造用型枠として、図11に示すような構造の型枠が使用されていた(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。この従来の型枠の構造と製造方法を以下に示す。
【0004】
(1) 図11(a) に示すように、円弧状に湾曲したセグメント用の鋼殻1(外型枠を兼ねる)をクレーンやフォークリフト等で吊り上げて移動させ、架台100上に置き、倒れ防止治具101で鋼殻1を固定する。倒れ防止治具101は、架台100の支柱100aを取囲む枠体に鋼殻1の上部フランジに係止される顎部を設けた顎付き押さえ金具101aと、この金具と支柱のコッター穴に打ち込まれて押さえ金具101aを支柱100aに固定するコッター101b等からなる。なお、鋼殻1は、図11(b) に示すように、1つのセグメントリングを構成するセグメントピースの形状に応じて、A型枠、B型枠、K型枠、C型枠などがある。
【0005】
(2) 図11(c) の前面図と背面図に示す前面型枠102(内型枠)を支柱100aと型枠スタンド100bで挟まれた型枠収納部に収納して清掃や剥離材塗布等の作業を行った後、クレーンやフォークリフト等で吊り上げて移動させ、鋼殻1の前面開口部に人手により調整しながらセットする。
【0006】
(3) 鋼殻1と前面型枠102を固定手段により固定する。この固定手段は、図11(c) 、(d) に示すように、前面型枠102の四辺に設けられた固定治具103と、顎部とコッター穴を有する引き寄せ金具104と、コッター105からなる。図11(d) に示すように、固定治具103に挿入した引き寄せ金具104のコッター穴にコッター105をハンマーで打ち込むことにより、鋼殻1の外周部の背面側あるいは前面側のフランジに係止された引き寄せ金具104の顎部が引き寄せられ、鋼殻1に前面型枠102が緊結される。
【0007】
(4) 前面型枠102に設けられたコンクリート注入口106にコンクリート注入装置(図示省略)を取り付け、鋼殻1と前面型枠102により形成された内部空間に流動化コンクリートをポンプ注入する。コンクリート注入装置を取り外し、シリンダ(図示省略)を注入口106に挿入しセットする。なお、前面型枠102の上部には、内部エア抜き管と外部エア抜き管が取り付けられ、コンクリート打設時に型枠内の空気を外部に排出する。
【0008】
(5) コンクリートを蒸気養生する。
【0009】
(6) 引き寄せ金具104のコッター105を取り外す。取り外した金具は、前面型枠102のポケット107に収める。前面型枠102をクレーン等で吊り上げ、型枠スタンド100bの型枠収納部に収納する。製造された鋼コンクリート合成セグメントはクレーン等で吊り上げ、製品仮置場に移動させる。以後、上記工程を繰り返す。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−47420号公報
【特許文献2】
特開平10−34616号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のような従来の方法では、前面型枠の位置合わせに手間が掛かること、前面型枠と本体である鋼殻との固定が不安定で外れやすいため、コンクリート漏れが生じやすい等の問題があった。さらに、問題点を以下に詳述する。
【0012】
▲1▼ 図11(a) に示すように、倒れ防止治具101が支柱100aに沿って上下スライド自在に取り付けられ、倒れ防止治具101の位置が高く、重いのため、セットするのが難しい。
【0013】
▲2▼ 前面型枠102の水平方向の位置合わせには、図11(c) の背面図に示す側部の固定治具103を基準駒として用いるが、固定式であるため、位置合わせに手間がかかる。また、垂直方向の位置合わせにも手間がかかる。さらに、クレーン作業であるため、吊り上げ、移動、吊り下げに時間がかかる。クレーン作業の効率も悪くなる。
【0014】
▲3▼ 鋼殻1の鉄面と引き寄せ金具104の顎部の鉄面が滑りやすく外れやすい。そのため、鋼殻の前面の端面と前面型枠の面に隙間が生じ、セメントペーストが漏れる。
【0015】
▲4▼ 前面型枠102の脱型は、コンクリートと型枠が付着しているので、クレーン等で吊り上げて離脱させた時に、前面型枠102が揺れ、危険である。
【0016】
本発明は、前述のような従来の問題点を解消すべくなされたもので、外型枠としての鋼殻と内型枠としての前面型枠を用いた鋼コンクリート合成セグメントの製造に際し、前面型枠の組立と脱型をクレーン等を用いずに容易に行うことができ、前面型枠の位置合わせも容易であり、鋼殻と前面型枠とを確実に強固に緊結することができ、コンクリート漏れを解消することができる鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠及び製造方法を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、背面壁と四周側壁を有し前面が開口した鋼殻の内部にコンクリートを充填してなる鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠であり、鋼殻が縦にして載置される基台と、この基台上に立設され、鋼殻の背面壁を支持する支持枠体と、この支持枠体の上部に設けられ、鋼殻の上部を固定する鋼殻の倒れ防止部材と、鋼殻の前面開口部を塞ぐ面板を有し、前記支持枠体に対して進退移動可能に前記基台上に設置されるスライド式前面型枠と、前記支持枠体の四周部にそれぞれ間隔をおいて複数設けられ、前記スライド式前面型枠の四辺をそれぞれ前記支持枠体に着脱自在に締結する締結部材を備えていることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠である。
【0018】
本発明は、トンネルセグメント等の円弧状に湾曲したNMセグメント等の鋼コンクリート合成セグメントの製造に適用されるものであり、外型枠としての鋼殻に対して内型枠としての前面型枠をスライド方式とし、ワンタッチ式の倒れ防止部材で鋼殻を固定し、ワンタッチ式で開閉式の締結部材で鋼殻と前面型枠を緊結一体化できるようにしたものである。
【0019】
本発明の請求項2は、請求項1に記載の製造用型枠において、基台は、スライド式前面型枠の進退移動方向と平行に延在し、進退移動方向と直交する方向に間隔をおいて配設されるガイドレールと、このガイドレールの上に設けられ、鋼殻が載置される載置台からなり、前記ガイドレールを案内として転動する走行車輪がスライド式前面型枠の下部に設けられていることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠である。スライド式前面型枠は、例えば、図3(b) に示すように、走行装置から支持脚を突設し、この支持脚に面板を取り付けて構成する。
【0020】
本発明の請求項3は、請求項1または請求項2に記載の製造用型枠において、支持枠体は、水平方向に間隔をおいて垂直に立てられた複数の反力柱材(角パイプ等)と、これら反力柱材を連結する横架材から構成され、スライド式前面型枠は、水平方向に間隔をおいて垂直に立てられた複数の反力柱材(角パイプ等)に面板を取り付けて構成され、支持枠体とスライド式前面型枠の対向する反力柱材同士が締結部材により締結されることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠である。即ち、支持枠体及びスライド式前面型枠は、複数の反力柱材と横架材等から構成し、簡単な構成で内外型枠の強固な緊結を行えるようにするのが好ましい。
【0021】
本発明の請求項4は、請求項1、2または3に記載の製造用型枠において、締結部材は、ボルト頭部が支持枠体に取り付けられた締結ボルトと、この締結ボルトの先端に螺着されるナットと、スライド式前面型枠に設けられ、前記ナットを係止する係止部材からなることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠である。例えば、図3(a) 等に示すように、支持枠体の上辺及び左右辺では、締結ボルトを上下方向または側方に回転自在に反力柱材に取り付け、支持枠体の下辺では、締結ボルトを反力部材に隙間をおいて貫通させ、横方向や下に回転移動できるようにする。
【0022】
本発明の請求項5は、請求項1、2、3または4に記載の製造用型枠において、鋼殻の倒れ防止部材は、支持枠体の上部に水平軸により上下方向に回転自在に取り付けられ、先端が鋼殻の側壁のフランジに係止されるフック部材と、係止状態のフック部材が前記フランジから外れるのを防止する外れ防止部材からなることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠である。即ち、例えば図4に示すように、鋼殻の倒れ防止部材を支持枠体の上部に取り付けたヒンジ回転式とし、ピンで係止状態を保持するようにしたものである。
【0023】
本発明の請求項6は、請求項1、2、3、4または5に記載の製造用型枠において、スライド式前面型枠は、基台に対して垂直方向と水平方向に位置調整可能に設けられていることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠である。例えば、図5、図6に示すように、走行装置から突出する支持脚に微調整ボルトを設け、面板を垂直方向と水平方向に微調整できるようにする。
【0024】
本発明の請求項7は、背面壁と四周側壁を有し前面が開口した鋼殻の内部にコンクリートを充填してなる鋼コンクリート合成セグメントの製造方法であり、請求項1に記載の製造用型枠を使用し、基台上に鋼殻を載置して支持枠体で支持すると共に倒れ防止部材で固定し、この鋼殻に対してスライド式前面型枠をスライドさせて鋼殻の前面開口部を面板で塞ぎ、支持枠体とスライド式前面型枠とを締結部材により鋼殻を挟んで緊結し、鋼殻と面板で形成された内部密閉空間にコンクリートを充填し、コンクリートの養生後、締結部材による固定を解除し、スライド式前面型枠を鋼殻から離れる方向にスライドさせることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造方法である。スライド式前面型枠の脱型に際しては、例えば図10に示すような押圧ボルトを使用し、面板をコンクリートから離脱させる。
【0025】
以上のような構成において、外型枠としての鋼殻に対して内型枠としての前面型枠がスライド方式であるため、前面型枠の組立と脱型にクレーン等が不要になる。また、ガイドレールに沿ってスライドさせるため、鋼殻と前面型枠の位置合わせが容易であると共に、所定の位置への微調整も容易に行うことができる。
【0026】
従来のコッター方式の倒れ防止治具に対して、鋼殻の倒れ防止部材をヒンジ回転式とすることにより、鋼殻を簡単に固定することができる。また、従来のコッター方式の引き寄せ金具に対して、締結部材を締結ボルトとナットと係止部材からなる開閉方式とすることにより、組立や脱型作業の邪魔にならない退避状態からワンタッチで締結作業を行うことができると共に、鋼殻と面板を確実に強固に緊結することができ、コンクリート漏れを解消することができる。さらに、スライド方式であるため、脱型に押圧ボルト等の離脱装置を用いることができ、クレーン等が不要となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する一実施形態に基づいて詳細に説明する。この実施形態は、NM(New Mecanically−jointed) セグメント(鋼殻のセグメント間継手およびリング間継手に特殊な噛み合わせ鋼材等を用いたもの)の製造用型枠の例である。図1、図2、図3は、その製造用型枠の平面図、正面図、側面図である。
【0028】
図1〜図3において、本発明の製造用型枠は、主として、外型枠を兼ねるセグメント用の鋼殻1が縦にして載置される基台2と、この基台2上に立設され、鋼殻1の背面壁10を支持する支持枠体3と、この支持枠体3の上部に設けられ、鋼殻1の上部を固定する鋼殻の倒れ防止部材4と、鋼殻1の前面開口部13を塞ぐ面板50を有し、支持枠体3に対して進退移動可能に基台2上に設置されるスライド式前面型枠(内型枠)5と、支持枠体3の四周部にそれぞれ間隔をおいて複数設けられ、スライド式前面型枠5の四辺をそれぞれ支持枠体3に着脱自在に締結する締結部材6から構成されている。
【0029】
鋼殻1は、図1〜図3に破線等で示すように、円弧状に湾曲した背面壁10と、上下の側壁11,11と、左右の側壁12,12からなり、前面に開口部13を有している。また、この鋼殻1の内部には鉄筋(図示省略)が設けられており、ここにコンクリートを充填することにより、鋼コンクリート合成セグメントとしてのNMセグメントが製造される。なお、この実施形態は、標準型のA型セグメントを製造するA型枠の場合を示している。
【0030】
基台2は、スライド式前面型枠5のガイドレール20を利用しており、このガイドレール20の中間位置における上面に板等からなる載置台21を取り付けて構成されている。ガイドレール20は、図1に示す鋼殻1の円弧中心軸線CLと平行に配設され、円弧中心軸線CLに直交する方向には左右一対で配設されている。載置台21の上には、鋼殻1の下部側壁11が載置される(図3参照)。
【0031】
支持枠体3は、図1、図3(a) に示すように、角パイプ等からなる反力柱材30と、アングル材等からなる横架材31からなる。反力柱材30は、水平方向に適当な間隔をおいて垂直に立てられており、上下2本の円弧状の横架材31、31により連結固定することにより、鋼殻1の背面壁10の円弧に対応させて配列される。反力柱材30の下部が載置される下面の横架材31は、ガイドレール20の上面に固定される。
【0032】
このような支持枠体3の中央部における上部に鋼殻1の倒れ防止部材4が設けられる。倒れ防止部材4は、図4に示すように、フック部材40と、外れ防止部材41からなる。中央部の隣り合う反力柱材30、30の上部同士を連結材42で連結し、この連結材42の上に一対の支持板43、43を取り付け、この支持板43、43の下部に水平軸44を介してフック部材40の下部を取り付け、フック部材40が一対の支持板43、43間を上下方向に回転自在とし、先端のフックが鋼殻1の上部側壁11のフランジに引っ掛けられ、フランジに係止されるようにする。外れ防止部材41は、把手の付いたピンであり、一対の支持板43、43の上部に挿通させ、係止状態のフック部材40が鋼殻1から離れる方向に回転するのを阻止し、フランジから外れるのを防止する。なお、フック部材40の背中部には、外れ防止ピン41が挿通可能な係止溝45を設けておくのがよい。
【0033】
スライド式前面型枠5は、図1〜図3に示すように、支持枠体3の各反力柱材30から等距離をおいて位置し、円弧状に配列された角パイプ等からなる反力柱材51の鋼殻1側に面板50を取り付けて構成されている。面板50は、セグメント内面の曲率で円弧状に湾曲して形成され、その反鋼殻側の面が縦横の補強板52、53で補強されている。図1に示すように、縦の補強板52が反力柱材51に固定されている。
【0034】
このようなスライド式前面型枠5は、その下部にH形鋼からなるガイドレール20を案内として転動する走行車輪54が設けられ、鋼殻1に対して接近移動あるいは退避移動する。図3(a) に示すように、走行車輪54は、走行板55の両端部に回転自在に取付け、走行方向に一対で配設する。図3(b) に示すように、走行板55には上方に突出する板状の支持脚56を取付け、面板50に固定された取付板57に支持脚56の上部を重ね合わせ、後に詳述する締結ボルト58で固定する。なお、図3(c) に示すように、走行車輪54はフランジ付き車輪とし、ガイドレール20にフランジ付き車輪の突条20aを設ければ、スライド式前面型枠5の横方向の振れを少なくすることができる。また、このような走行部分に対して面板50の位置を垂直方向と水平方向に微調整する装置が設けられている。
【0035】
図5は、面板50の垂直方向の微調整装置の例であり、微調整ボルト70により面板50の取付板57を上下に移動できるようにしている。即ち、支持脚56に固定した取付部材71の下面にナット72を固定し、このナット72に微調整ボルト70を下から螺着する構造とされている。取付板57の下部には微調整ボルト70の先端が当接する押圧板57aを水平に突設しておき、締結ボルト58のボルト穴は上下方向に長い長円形としておく。締結ボルト58を緩め、微調整ボルト70を上下方向に出し入れすることで、取付板57が上下移動し、面板50が上下方向に位置調整される。位置調整後は、締結ボルト58を締め付ければ、面板50は支持脚56に対して固定される。
【0036】
図6は、面板50の水平方向の微調整装置の例であり、微調整ボルト75により支持脚56を横方向に移動できるようにしている。即ち、支持脚56の下部に固定した一対のナット76、76に微調整ボルト75を螺着し、ガイドレール20の上面に立設した反力板77に微調整ボルト75のボルト頭を当接させる構造とされている。左右一対のガイドレール20の微調整ボルト75を水平方向に出し入れすることで、反力板77の反力でスライド式前面型枠5自体が水平方向に移動する。
【0037】
締結部材6は、支持枠体3とスライド式前面型枠5とをワンタッチで鋼殻1を挟んで強固に固定する部材であり、図1〜図3に示すように、上辺と下辺では、反力柱材30と反力柱材51の上部同士及び下部同士を連結する。左辺及び右辺では、反力柱材30と反力柱材51の側面同士を上下2箇所で連結する。また、締結部材6は、支持枠体3の反力柱材30にボルト頭部が取り付けられる締結ボルト60と、この締結ボルト60の先端に螺着されるナット61と、スライド式前面型枠1の反力柱材51に設けられ、ナット61を係止する係止部材62からなる。
【0038】
上辺及び左右辺の締結ボルト60は、図7に示すように、ボルト軸に直交するボルト頭部60aを有し、このボルト頭部60aを貫通する取付軸63を介して反力柱材30の一対の取付板64、64に取り付け、上辺では、図3(a) に示すように、上下方向に開閉回転し、左右辺では、図7に示すように、横方向に開閉回転するようにする。係止部材62には、締結ボルト60の先端軸部が上方または横方向から挿入される係止溝62aを形成し、ナット61を係止できるようにし、さらにナット61を締め付けることで反力柱材30と反力柱材51とを緊結できるようにする。
【0039】
下辺の締結ボルト60は、図8に示すように、通常のボルト頭を有するボルトを使用し、支持枠体3の反力柱材30の下部に設けた水平貫通孔を貫通させて取り付け、水平貫通孔はボルト軸径よりも大きく形成することで、横方向や下方向に開閉回転できるようにする。係止部材62の係止溝62aは横方向に形成しておく。また、ナット61を締め付ける際に、締結ボルト60が回転しないように、ボックスレンチ状の回り止め部材65を締結ボルト60のボルト頭に取り付け、反力柱材30には回り止め部材65の回転を阻止する回り止めピン66を突設しておく。
【0040】
図9は、面板50のノロ防止の例であり、面板50の両端部における鋼殻側の面にパッキン材80を上下方向に連続して配設する。鋼殻1の側壁12における面板50が当接する面には段差81が形成されており、この段差81にパッキン材80が収納されるようにし、鋼殻1と面板50で形成された内部空間に充填されるコンクリートが漏出するのを防止する。
【0041】
図10は、面板50の離脱装置の例であり、面板50の両側部における反力柱材51に設けた押圧ボルト90で面板50を鋼殻1から離脱させる。反力柱材51の上下方向の中間位置における外側面に固定したナット91に押圧ボルト90を水平に螺着し、押圧ボルト90をねじ込めば、押圧ボルト90の先端が鋼殻1の側壁12を押圧し、その反力で面板50が鋼殻1から離れる。
【0042】
以上のような構成の型枠を用いて、以下に示す手順でNMセグメントを製造する(図1〜図3参照)。
【0043】
(1) 基台2上には支持枠体3が一体的に立設されており、スライド式前面型枠5は支持枠体3から離れる方向に退避移動しており、セグメント用の鋼殻1をクレーン等で吊り上げて移動させ、基台2上に置き、支持枠体3で支持し、図4の倒れ防止部材4で鋼殻1を固定する。
【0044】
(2) 支持枠体3に固定された鋼殻1に対してスライド式前面型枠5を左右一対のガイドレール20、20を案内として手動等で移動させる。
【0045】
(3) スライド式前面型枠5すなわち面板50の垂直方向及び水平方向の位置を図5の微調整ボルト70及び図6の微調整ボルト75で微調整する。
【0046】
(4) 支持枠体3の4辺には締結部材6が開状態で取り付けられており、締結ボルト60を閉じ方向に回動させ、先端のナット61を係止部材62に係合させ、ナット61を締め付けることで、支持枠体3とスライド式前面型枠5とを鋼殻1を挟んで緊結する。
【0047】
(5) 図2に示すスライド式前面型枠5のコンクリート注入口95にコンクリート注入装置を取り付け、鋼殻1と面板50とにより形成された内部密閉空間に流動化コンクリートをポンプ注入する。
【0048】
(6) コンクリートを蒸気養生する。
【0049】
(7) 養生後、スライド式前面型枠5を脱型する前に、図10の押圧ボルト90を用い、面板50とコンクリートの付着を切る。
【0050】
(8) 締結部材6のナット61を緩め、締結ボルト60を開く方向に回動させ、締結部材6を待機位置に戻す。
【0051】
(9) スライド式前面型枠5を鋼殻1から離れる方向に退避移動させる。
【0052】
(10)製造されたNMセグメントをクレーン等で吊り上げ、製品仮置場に移動させる。以後、上記工程を繰り返す。
【0053】
なお、NMセグメントについて例示したが、これに限らず、その他の鋼コンクリート合成セグメントにも本発明を適用できることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】
(1) 外型枠としての鋼殻に対して内型枠としての前面型枠がスライド方式であるため、前面型枠の組立と脱型にクレーン等が不要になり、また、ガイドレールに沿ってスライドさせるため、鋼殻と前面型枠の位置合わせが容易であると共に、所定の位置への微調整も容易に行うことができ、型枠作業を迅速に行うことができ、作業効率が大幅に向上する。
【0055】
(2) 従来のコッター方式の倒れ防止治具に対して、鋼殻の倒れ防止部材をヒンジ回転式とすることにより、鋼殻を簡単に固定することができ、省力化及び作業効率の向上が図れる。
【0056】
(3) 従来のコッター方式の引き寄せ金具に対して、締結部材を締結ボルトとナットと係止部材からなる開閉方式とすることにより、組立や脱型作業の邪魔にならない退避状態からワンタッチで締結作業を行うことができ、省力化及び作業効率の向上が図れ、さらに、鋼殻と面板を確実に強固に緊結することができ、コンクリート漏れを解消することができる。
【0057】
(4) スライド方式であるため、脱型に押圧ボルト等の離脱装置を用いることができ、クレーン等が不要となり、脱型作業を安全に迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠の一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1の製造用型枠の正面図である。
【図3】図1の製造用型枠の垂直断面図であり、(a) は中央部分、(b) は走行部分を示す。
【図4】図1の製造用型枠の鋼殻の倒れ防止部材を示す、(a) は側面図、(b) は背面図である。
【図5】図1の製造用型枠の面板の垂直方向の微調整装置の例であり、(a) は正面図、(b) は側面図である。
【図6】図1の製造用型枠の面板の水平方向の微調整装置の例を示す正面図である。
【図7】図1の製造用型枠の上辺と左右辺の締結部材を示す斜視図である。
【図8】図1の製造用型枠の下辺の締結部材を示す斜視図であり、(a) は前から見た図、(b) は後から見た図である。
【図9】図1の製造用型枠の面板のノロ防止の例であり、(a) は水平断面図、(b) は正面図、(c) は斜視図である。
【図10】図1の製造用型枠の面板の離脱装置の例を示す水平断面図である。
【図11】従来の製造用型枠であり、(a) は架台と鋼殻の斜視図、(b) は型枠の種々の形状を示す斜視図、(c) は全面型枠の前面と背面を示す斜視図、(d) は鋼殻と前面型枠の固定手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……鋼殻(外型枠)
10……背面壁
11……上下の側壁
12……左右の側壁
13……開口部
2……基台
20……ガイドレール
21……載置台
3……支持枠体
30……反力柱材
31……横架材
4……倒れ防止部材
40……フック部材
41……外れ防止部材
42……連結材
43……支持板
44……水平軸
45……係止溝
5……スライド式前面型枠(内型枠)
50……面板
51……反力柱材
52……補強板
53……補強板
54……走行車輪
55……走行板
56……支持脚
57……取付板
58……締結ボルト
6……締結部材
60……締結ボルト
61……ナット
62……係止部材
63……取付軸
64……取付板
65……回り止め部材
66……回り止めピン
70……微調整ボルト
71……取付部材
72……ナット
75……微調整ボルト
76……ナット
77……反力板
80……パッキン材
81……段差
90……押圧ボルト
91……ナット
95……コンクリート注入口

Claims (7)

  1. 背面壁と四周側壁を有し前面が開口した鋼殻の内部にコンクリートを充填してなる鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠であり、
    鋼殻が縦にして載置される基台と、この基台上に立設され、鋼殻の背面壁を支持する支持枠体と、この支持枠体の上部に設けられ、鋼殻の上部を固定する鋼殻の倒れ防止部材と、鋼殻の前面開口部を塞ぐ面板を有し、前記支持枠体に対して進退移動可能に前記基台上に設置されるスライド式前面型枠と、前記支持枠体の四周部にそれぞれ間隔をおいて複数設けられ、前記スライド式前面型枠の四辺をそれぞれ前記支持枠体に着脱自在に締結する締結部材を備えていることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠。
  2. 請求項1に記載の製造用型枠において、基台は、スライド式前面型枠の進退移動方向と平行に延在し、進退移動方向と直交する方向に間隔をおいて配設されるガイドレールと、このガイドレールの上に設けられ、鋼殻が載置される載置台からなり、前記ガイドレールを案内として転動する走行車輪がスライド式前面型枠の下部に設けられていることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠。
  3. 請求項1または請求項2に記載の製造用型枠において、支持枠体は、水平方向に間隔をおいて垂直に立てられた複数の反力柱材と、これら反力柱材を連結する横架材から構成され、スライド式前面型枠は、水平方向に間隔をおいて垂直に立てられた複数の反力柱材に面板を取り付けて構成され、支持枠体とスライド式前面型枠の対向する反力柱材同士が締結部材により締結されることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠。
  4. 請求項1、2または3に記載の製造用型枠において、締結部材は、ボルト頭部が支持枠体に取り付けられた締結ボルトと、この締結ボルトの先端に螺着されるナットと、スライド式前面型枠に設けられ、前記ナットを係止する係止部材からなることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠。
  5. 請求項1、2、3または4に記載の製造用型枠において、鋼殻の倒れ防止部材は、支持枠体の上部に水平軸により上下方向に回転自在に取り付けられ、先端が鋼殻の側壁のフランジに係止されるフック部材と、係止状態のフック部材が前記フランジから外れるのを防止する外れ防止部材からなることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠。
  6. 請求項1、2、3、4または5に記載の製造用型枠において、スライド式前面型枠は、基台に対して垂直方向と水平方向に位置調整可能に設けられていることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造用型枠。
  7. 背面壁と四周側壁を有し前面が開口した鋼殻の内部にコンクリートを充填してなる鋼コンクリート合成セグメントの製造方法であり、
    請求項1に記載の製造用型枠を使用し、基台上に鋼殻を載置して支持枠体で支持すると共に倒れ防止部材で固定し、この鋼殻に対してスライド式前面型枠をスライドさせて鋼殻の前面開口部を面板で塞ぎ、支持枠体とスライド式前面型枠とを締結部材により鋼殻を挟んで緊結し、鋼殻と面板で形成された内部密閉空間にコンクリートを充填し、コンクリートの養生後、締結部材による固定を解除し、スライド式前面型枠を鋼殻から離れる方向にスライドさせることを特徴とする鋼コンクリート合成セグメントの製造方法。
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