JPH07105595A - カセットテープレコーダ - Google Patents
カセットテープレコーダInfo
- Publication number
- JPH07105595A JPH07105595A JP5274863A JP27486393A JPH07105595A JP H07105595 A JPH07105595 A JP H07105595A JP 5274863 A JP5274863 A JP 5274863A JP 27486393 A JP27486393 A JP 27486393A JP H07105595 A JPH07105595 A JP H07105595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- winding
- capstan
- beginning
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カセットテープの巻始め近傍及び巻終わり近
傍に発生するテープの「よれ」を小ならしめ、このよれ
に起因するヘッドとテープとの接触面の変化に伴って生
ずる再生信号の変動を小さくする。 【構成】 ダブルキャプスタン駆動方式のカセットテー
プレコーダであって、テープ4の巻始めと、定速走行し
ているテープ4の残り時間が所定時間になった巻終わり
近傍とのうち何れか一方または双方を検出する検出手段
と、該検出手段により前記巻始めまたは前記巻終わり近
傍が検出された時から所定時間に亘り、前記キャプスタ
ン5,6のうち供給側のキャプスタンを制動する制動手
段とを備えた。前記制動により、ループ内張力が増加
し、テープ4が見かけ上引っ張られて、テープ4におけ
る「よれ」部が平らな方向に変形し、ヘッド3とテープ
4の接触面の変化が少なくなって、再生信号の変動が小
さくなる。
傍に発生するテープの「よれ」を小ならしめ、このよれ
に起因するヘッドとテープとの接触面の変化に伴って生
ずる再生信号の変動を小さくする。 【構成】 ダブルキャプスタン駆動方式のカセットテー
プレコーダであって、テープ4の巻始めと、定速走行し
ているテープ4の残り時間が所定時間になった巻終わり
近傍とのうち何れか一方または双方を検出する検出手段
と、該検出手段により前記巻始めまたは前記巻終わり近
傍が検出された時から所定時間に亘り、前記キャプスタ
ン5,6のうち供給側のキャプスタンを制動する制動手
段とを備えた。前記制動により、ループ内張力が増加
し、テープ4が見かけ上引っ張られて、テープ4におけ
る「よれ」部が平らな方向に変形し、ヘッド3とテープ
4の接触面の変化が少なくなって、再生信号の変動が小
さくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダブルキャプスタン
駆動方式のカセットテープレコーダ、即ち録音または再
生ヘッドに対するテープの走行方向の上流側と下流側と
にそれぞれ配設されたキャプスタンを有し、前記録音ま
たは再生ヘッドに接触して走行するテープの走行速度及
び張力を一定ならしめるようにしたカセットテープレコ
ーダに関するものであり、前記テープの巻始め近傍また
は巻終わり近傍での、録音または再生ヘッドとテープと
の接触面の変化に伴う再生信号の変動を小ならしめるも
のである。
駆動方式のカセットテープレコーダ、即ち録音または再
生ヘッドに対するテープの走行方向の上流側と下流側と
にそれぞれ配設されたキャプスタンを有し、前記録音ま
たは再生ヘッドに接触して走行するテープの走行速度及
び張力を一定ならしめるようにしたカセットテープレコ
ーダに関するものであり、前記テープの巻始め近傍また
は巻終わり近傍での、録音または再生ヘッドとテープと
の接触面の変化に伴う再生信号の変動を小ならしめるも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、カセットに収納された磁気テープ
に録音し、これを再生するカセットテープレコーダが知
られている。
に録音し、これを再生するカセットテープレコーダが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カセットテープレコーダでは、カセットテープにおける
巻始め近傍及び巻終わり近傍にテープの「よれ」が発生
し、これによる録音または再生ヘッドとテープとの接触
面の変化に伴い再生信号が変動するという欠点があっ
た。このため、従来では、この再生信号の変動を避ける
べく、テープの巻始めから10〜20秒の間は使用しな
いこともあった。この発明は、カセットテープにおける
巻始め近傍及び巻終わり近傍における再生信号の変動を
小ならしめ、テープの巻始めから巻終わりまで、実質的
に再生信号の変動の無い状態で使用することができるカ
セットテープレコーダを提供することを目的とするもの
である。
カセットテープレコーダでは、カセットテープにおける
巻始め近傍及び巻終わり近傍にテープの「よれ」が発生
し、これによる録音または再生ヘッドとテープとの接触
面の変化に伴い再生信号が変動するという欠点があっ
た。このため、従来では、この再生信号の変動を避ける
べく、テープの巻始めから10〜20秒の間は使用しな
いこともあった。この発明は、カセットテープにおける
巻始め近傍及び巻終わり近傍における再生信号の変動を
小ならしめ、テープの巻始めから巻終わりまで、実質的
に再生信号の変動の無い状態で使用することができるカ
セットテープレコーダを提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの、この発明のカセットテープレコーダは、ダブルキ
ャプスタン駆動方式のカセットテープレコーダにおい
て、テープの巻始めと、定速走行しているテープの残り
時間が所定時間になった巻終わり近傍とのうち何れか一
方または双方を検出する検出手段と、該検出手段により
前記巻始めまたは前記巻終わり近傍が検出された時から
所定時間に亘り、前記キャプスタンのうち供給側のキャ
プスタンを制動する制動手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
めの、この発明のカセットテープレコーダは、ダブルキ
ャプスタン駆動方式のカセットテープレコーダにおい
て、テープの巻始めと、定速走行しているテープの残り
時間が所定時間になった巻終わり近傍とのうち何れか一
方または双方を検出する検出手段と、該検出手段により
前記巻始めまたは前記巻終わり近傍が検出された時から
所定時間に亘り、前記キャプスタンのうち供給側のキャ
プスタンを制動する制動手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0005】
【作用】テープの巻始めが検出されると、その時から所
定時間に亘り、供給側のキャプスタンが制動されるの
で、ループ内張力が増加し、これによりテープが見かけ
上引っ張られることになって、テープにおける「よれ」
部が平らな方向に変形し、ヘッドとテープの接触面の変
化が少なくる。従って、再生信号の変動が小さくなる。
定速走行しているテープの残り時間が所定時間になった
巻終わり近傍が検出されたときにも、上記と同様にして
ヘッドとテープの接触面の変化が少なくなる。
定時間に亘り、供給側のキャプスタンが制動されるの
で、ループ内張力が増加し、これによりテープが見かけ
上引っ張られることになって、テープにおける「よれ」
部が平らな方向に変形し、ヘッドとテープの接触面の変
化が少なくる。従って、再生信号の変動が小さくなる。
定速走行しているテープの残り時間が所定時間になった
巻終わり近傍が検出されたときにも、上記と同様にして
ヘッドとテープの接触面の変化が少なくなる。
【0006】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図1について
説明する。図1において、符号1は供給側のリールハブ
に巻装された磁気テープを示し、このテープ1は前記リ
ールハブから繰り出されて巻取り側のリールハブに巻回
され得る。2はこの巻取り側のリールハブに巻装された
テープを示す。前記テープ1,2は図示していない周知
のカセットに収納されている。3は録音・再生兼用のヘ
ッドであり、このヘッド3は前記のように供給側のリー
ルハブから繰り出されたテープ4に接触(当接)するよ
うになっている。5は前記ヘッド3の上流側に配設され
た供給側のキャプスタン、6は下流側に配設された巻取
り側のキャプスタンであり、これらのキャプスタン5,
6にはそれぞれピンチローラ7,8によって前記したテ
ープ4が圧接されるようになっている。
説明する。図1において、符号1は供給側のリールハブ
に巻装された磁気テープを示し、このテープ1は前記リ
ールハブから繰り出されて巻取り側のリールハブに巻回
され得る。2はこの巻取り側のリールハブに巻装された
テープを示す。前記テープ1,2は図示していない周知
のカセットに収納されている。3は録音・再生兼用のヘ
ッドであり、このヘッド3は前記のように供給側のリー
ルハブから繰り出されたテープ4に接触(当接)するよ
うになっている。5は前記ヘッド3の上流側に配設され
た供給側のキャプスタン、6は下流側に配設された巻取
り側のキャプスタンであり、これらのキャプスタン5,
6にはそれぞれピンチローラ7,8によって前記したテ
ープ4が圧接されるようになっている。
【0007】前記キャプスタン5,6にはそれぞれフラ
イホィール9,10が固定され、これらのフライホィー
ル9,10には弾性体よりなるベルト11がかけられて
いる。そして巻取り側のキャプスタン6は図示していな
いモータにより駆動されて回転し、これに伴って供給側
のキャプスタン5も前記ベルト11を介して回転され
る。このような、ダブルキャプスタン駆動方式のカセッ
トテープレコーダは周知のものであり、巻取り側のキャ
プスタン6が駆動側となり、供給側のキャプスタン5は
その軸受部との摩擦抵抗により極軽く制動され、これら
のキャプスタン5,6のテープ送り量の差によりテープ
に張力を加えている。
イホィール9,10が固定され、これらのフライホィー
ル9,10には弾性体よりなるベルト11がかけられて
いる。そして巻取り側のキャプスタン6は図示していな
いモータにより駆動されて回転し、これに伴って供給側
のキャプスタン5も前記ベルト11を介して回転され
る。このような、ダブルキャプスタン駆動方式のカセッ
トテープレコーダは周知のものであり、巻取り側のキャ
プスタン6が駆動側となり、供給側のキャプスタン5は
その軸受部との摩擦抵抗により極軽く制動され、これら
のキャプスタン5,6のテープ送り量の差によりテープ
に張力を加えている。
【0008】この発明では、図1のカセットテープレコ
ーダにおいて、テープの巻始めと、定速走行しているテ
ープの残り時間が所定時間になった巻終わり近傍とのう
ち何れか一方または双方を検出する検出手段と、該検出
手段により前記巻始めまたは前記巻終わり近傍が検出さ
れた時から所定時間に亘り、前記キャプスタンのうち供
給側のキャプスタンを制動する制動手段とを備えてい
る。前記検出手段は、前記供給側及び巻取り側のリール
ハブの回転速度を検出してこれを基に前記テープの巻始
めと、定速走行しているテープの残り時間が所定時間に
なった巻終わり近傍とのうち何れか一方または双方をマ
イコンにより算出するものであり、供給側及び巻取り側
のリールハブの回転速度を検出してこれを基に前記テー
プの再生時間をマイコンにより算出する従来の技術を応
用することにより実現できる。
ーダにおいて、テープの巻始めと、定速走行しているテ
ープの残り時間が所定時間になった巻終わり近傍とのう
ち何れか一方または双方を検出する検出手段と、該検出
手段により前記巻始めまたは前記巻終わり近傍が検出さ
れた時から所定時間に亘り、前記キャプスタンのうち供
給側のキャプスタンを制動する制動手段とを備えてい
る。前記検出手段は、前記供給側及び巻取り側のリール
ハブの回転速度を検出してこれを基に前記テープの巻始
めと、定速走行しているテープの残り時間が所定時間に
なった巻終わり近傍とのうち何れか一方または双方をマ
イコンにより算出するものであり、供給側及び巻取り側
のリールハブの回転速度を検出してこれを基に前記テー
プの再生時間をマイコンにより算出する従来の技術を応
用することにより実現できる。
【0009】前記制動手段は、供給側のキャプスタン5
に電磁的なブレーキを発生させる周知のものであり、前
記巻始めまたは前記巻終わり近傍が検出された時から所
定時間に亘り、供給側のキャプスタン5を制動する。こ
れにより、ループ内張力が増加する。尚、前記した所定
時間は、ROMに記憶されている。
に電磁的なブレーキを発生させる周知のものであり、前
記巻始めまたは前記巻終わり近傍が検出された時から所
定時間に亘り、供給側のキャプスタン5を制動する。こ
れにより、ループ内張力が増加する。尚、前記した所定
時間は、ROMに記憶されている。
【0010】上記図1の説明では、符号5を供給側のキ
ャプスタン、6を巻取り側のキャプスタンとしたが、テ
ープの走行方向が逆のときには、5が巻取り側、6が供
給側のキャプスタンとなることは当然である。
ャプスタン、6を巻取り側のキャプスタンとしたが、テ
ープの走行方向が逆のときには、5が巻取り側、6が供
給側のキャプスタンとなることは当然である。
【0011】
【発明の効果】上記したように、この発明のカセットテ
ープレコーダは、テープの巻始めと、定速走行している
テープの残り時間が所定時間になった巻終わり近傍との
うち何れか一方または双方が検出された時から所定時間
に亘り、供給側のキャプスタンを制動するようにしたか
ら、ループ内張力が増加し、これによりテープが見かけ
上引っ張られることになって、テープにおける「よれ」
部が平らな方向に変形し、ヘッドとテープの接触面の変
化が少なくる。従って、再生信号の変動が小さくなる。
ープレコーダは、テープの巻始めと、定速走行している
テープの残り時間が所定時間になった巻終わり近傍との
うち何れか一方または双方が検出された時から所定時間
に亘り、供給側のキャプスタンを制動するようにしたか
ら、ループ内張力が増加し、これによりテープが見かけ
上引っ張られることになって、テープにおける「よれ」
部が平らな方向に変形し、ヘッドとテープの接触面の変
化が少なくる。従って、再生信号の変動が小さくなる。
【図1】この発明の一実施例の説明に用いる概略図であ
る。
る。
3 ヘッド 4 テープ 5,6 キャプスタン
Claims (1)
- 【請求項1】 ダブルキャプスタン駆動方式のカセット
テープレコーダにおいて、 テープの巻始めと、定速走行しているテープの残り時間
が所定時間になった巻終わり近傍とのうち何れか一方ま
たは双方を検出する検出手段と、 該検出手段により前記巻始めまたは前記巻終わり近傍が
検出された時から所定時間に亘り、前記キャプスタンの
うち供給側のキャプスタンを制動する制動手段とを備え
たことを特徴とするカセットテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5274863A JPH07105595A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | カセットテープレコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5274863A JPH07105595A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | カセットテープレコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07105595A true JPH07105595A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17547625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5274863A Pending JPH07105595A (ja) | 1993-10-06 | 1993-10-06 | カセットテープレコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07105595A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5814261B2 (ja) * | 1975-09-29 | 1983-03-18 | ユ−オ−ピ− インコ−ポレイテツド | デンス相床でコ−クを酸化し、稀薄相移行ライザ−で一酸化炭素を接触転化する流動触媒の再生法 |
JPH0482041A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テープ駆動制御装置 |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP5274863A patent/JPH07105595A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5814261B2 (ja) * | 1975-09-29 | 1983-03-18 | ユ−オ−ピ− インコ−ポレイテツド | デンス相床でコ−クを酸化し、稀薄相移行ライザ−で一酸化炭素を接触転化する流動触媒の再生法 |
JPH0482041A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テープ駆動制御装置 |
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