JPH07105369A - 画像のラベリング方法および装置 - Google Patents

画像のラベリング方法および装置

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JPH07105369A
JPH07105369A JP25073993A JP25073993A JPH07105369A JP H07105369 A JPH07105369 A JP H07105369A JP 25073993 A JP25073993 A JP 25073993A JP 25073993 A JP25073993 A JP 25073993A JP H07105369 A JPH07105369 A JP H07105369A
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JP
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temporary label
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Withdrawn
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JP25073993A
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English (en)
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Shinichi Horinouchi
真一 堀ノ内
Michihisa Dou
通久 堂
Kingo Ozawa
金吾 小沢
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リアルタイムなラベリング処理を実現する。 【構成】入力画像をラスタ順に走査し、着目画素Pが領
域画素であれば、既に走査が終了してる上の画素P0と
左の画素P1との値を調べ、P0、P1の両方が背景画
素であれば新たな値をPの仮ラベル値とする。P0、P
1の一方が領域画素であれば、その画素の仮ラベル値を
Pの仮ラベル値とする。P0、P1の両方が領域画素で
あれば、P0、P1のうちの仮ラベル値の小さい方の仮
ラベル値をPの仮ラベル値とすると共に、値の大きい方
の仮ラベル値に、値の小さい方の仮ラベル値との連結関
係を表す結合ラベル値を与える。走査が終了したら、仮
ラベル値を、その結合ラベル値に従い、その仮ラベル値
と連結関係を有する最小の仮ラベル値に書き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物標の画像情報か
ら画像中の領域を抽出し存在する物標を抽出する画像処
理の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種製品の形状検査装置や無人搬
送車の視覚センサ部等には、対象物標の画像情報から画
像中の特徴のある領域を抽出し存在する物標の形状を認
識する技術が適用されている。また、このような技術に
おいては、画像情報からの領域抽出に画素のかたまり毎
にラベル付けを行う、いわゆるラベリング処理を適用す
るのが一般的である。また、従来のラベリング処理の技
術としては、対象画像の性質に応じて対象画像を繰り返
し走査しながら、ラベル付けを行う技術が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のラベリ
ング処理の技術によれば、対象画像の性質に依存して対
象画像を何回も繰り返し走査する必要があるため、実用
的サイズのハ−ドウェアロジック回路で実現することが
困難であると共に、画像情報を取り込むカメラの出力信
号に同期してリアルタイムに処理するのことが困難であ
った。
【0004】そこで、本発明は、実用的サイズのハ−ド
ウェアロジック回路でラベリング処理を実現したラベリ
ング装置を提供することを目的とする。
【0005】また、本発明は、リアルタイムにラベリン
グ処理を行うことのできる画像のラベリング方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、入力2値画像を構成する複数の画素にラスタ
順に順次着目し、着目した各画素について、当該着目し
た画素に隣接する画素であって、過去に着目した画素と
の連結関係を調べ、連結する画素が存在しない場合に
は、既の他の画素に付した仮ラベルより大きな値の仮ラ
ベルを着目する画素に付し、連結する画素が一つ存在す
る場合には当該連結する画素に付されている仮ラベルと
同じ値の仮ラベルを着目する画素に付し、連結する画素
が複数存在する場合には連結する複数の画素に付されて
いる複数の仮ラベルのうち最小の値の仮ラベルと同じ仮
ラベルを着目する画素に付すと共に前記複数の仮ラベル
のうち最小の値の仮ラベル以外の仮ラベルの値と前記最
小の値の仮ラベルの値とを対応付けて記憶するステップ
と、最も値の大きな仮ラベルより順次、各仮ラベルに、
当該仮ラベルの値と直接的もしくは他の仮ラベルの値を
介して間接的に対応付けられている最小の仮ラベルの値
と同じ値の本ラベルを割り当てるステップと、各画素に
付された仮ラベルのうち、本ラベルを割り当てられた仮
ラベルを、当該仮ラベルに割り当てられた値の本ラベル
に更新するステップとを有することを特徴とするラベリ
ング方法を提供する。
【0007】
【作用】本発明に係るラベリング方法によれば、入力2
値画像を構成する複数の画素にラスタ順に順次着目し、
着目した各画素について、当該着目した画素に隣接する
画素であって、過去に着目した画素との連結関係を調
べ、連結する画素が存在しない場合には、既の他の画素
に付した仮ラベルより大きな値の仮ラベルを着目する画
素に付し、連結する画素が一つ存在する場合には当該連
結する画素に付されている仮ラベルと同じ値の仮ラベル
を着目する画素に付し、連結する画素が複数存在する場
合には連結する複数の画素に付されている複数の仮ラベ
ルのうち最小の値の仮ラベルと同じ仮ラベルを着目する
画素に付すと共に前記複数の仮ラベルのうち最小の値の
仮ラベル以外の仮ラベルの値と前記最小の値の仮ラベル
の値とを対応付けて記憶する。そして、最も値の大きな
仮ラベルより順次、各仮ラベルに、当該仮ラベルの値と
直接的もしくは他の仮ラベルの値を介して間接的に対応
付けられている最小の仮ラベルの値と同じ値の本ラベル
を割り当て、その後、各画素に付された仮ラベルのう
ち、本ラベルを割り当てられた仮ラベルを、当該仮ラベ
ルに割り当てられた値の本ラベルに更新する。
【0008】なお、この仮ラベルを本ラベルに更新する
処理をハ−ドウェアで実現する場合には、まず、各仮ラ
ベルと、当該仮ラベルが更新される本ラベルの対応テ−
ブルを作成し、これに従い、各画素に付された仮ラベル
を本ラベルに変換するようにするのが望ましい。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係るラベリング装置の実施例
を説明する。
【0010】まず、本実施例に係るラベリング装置が行
うラベリング処理について説明する。
【0011】さて、ラベリング処理とは、カメラにより
取り込んだ画像を2値化した2値画像中の、ラベリング
の対象となる画素の値として定めた値を有する画素(領
域画素と呼ぶ)のかたまり(領域と呼ぶ)毎にラベル
(番号)をつけていく処理であり、一般に領域の形状を
捉えるために有効な処理である。
【0012】まず、領域のラベル付けを行う場合に用い
る連結条件について説明する。連結条件とは、画素と画
素が連結、すなわち、同じ領域中にあるかを判定するた
めの条件であり、4−連結を用いた連結条件や、8−連
結を用いた連結条件等が広く知られている。本第実施例
では、連結条件として4−連結を用いた連結条件を用い
る。図1には4−連結の状況を示しておく。この図は、
4−連結によれば、図1の中心の画素と、これの上下左
右の4つの画素が隣接しているとみなされることを示し
ている。4−連結を用いた連結条件によれば、2点Pと
Qとの間に、4−連結によって隣接している画素列によ
る経路が存在するときに2点PとQは連結しており、同
じ領域内に存在すると判断する。
【0013】図2には、カメラにより取り込んだ入力2
値画像(a)に、画像中の(1)の画素を領域画素と
し、(・)の画素を背景画素(領域外のラベリングの対
象とならない画素)として、4−連結を用いた連結条件
によるラベリング処理を行い得た、ラベリング処理画像
(b)を示した。
【0014】さて、本第1実施例では、このようなラベ
ルング処理を、4−連結を用いた連結条件下で、次の3
つの処理を逐次、実行することにより実現する。
【0015】(1)仮ラベリング処理 (2)テーブル操作 (3)本ラベリング処理 以下、この場合の(1)仮ラベリング処理、(2)テー
ブル操作、(3)本ラベリング処理の内容について説明
する。
【0016】(1)仮ラベリング処理 仮ラベリング処理は、入力2値画像の各画素に、仮のラ
ベルを与える処理を行う。すなわち、周囲の画素の仮ラ
ベル情報から、着目画素の仮ラベルを決定し、決定した
仮ラベルの結合情報を、後述する結合テーブルに書き込
む処理を行う。
【0017】また、この仮ラベルの決定は、各着目点に
ついて、着目点の上と左の2画素の仮ラベルの値を元
に、ラスタ順に各画素について行う以下、この仮ラベル
の処理の手順を示す。
【0018】仮ラベルの決定は、図3のPを着目点と
し、P0(Pの1ライン前の画素)とP1(Pの1つ前
の画素)をPの仮ラベルを決定するために用いる画素と
して、以下の手順を実行することにより実現する。
【0019】a)Pが背景画素であれば、背景画素を表
すデフォルト値をPの仮ラベル値とする。
【0020】b)Pが領域画素でP0,P1のいずれも
背景画素であれば新たなラベルを発生させPの仮ラベル
値とする。また、結合テーブルの、この仮ラベル値のエ
ントリに結合ラベル値として発生した仮ラベル値を登録
する。
【0021】c)Pが領域画素でP0,P1のいずれか
一方のみが領域画素であれば、その領域画素の仮ラベル
値をPの仮ラベル値とする。
【0022】d)Pが領域画素でP0,P1のいずれも
領域画素であり、かつ、P0とP1の仮ラベル値が等し
ければその値をPの仮ラベル値とする。
【0023】e)Pが領域画素でP0,P1のいずれも
領域画素でかつP0とP1の仮ラベル値が等しくなけれ
ば、そのうち小さい方をPの仮ラベル値とし、結合テー
ブルの大きい方の仮ラベル値のエントリに小さい方の仮
ラベル値を結合ラベルとして登録する。
【0024】以上の仮ラベリング処理により、図2
(a)に示した入力2値画像(a)より、図4に示す仮
ラベル画像を得ることができる。また、図5に示す結合
テ−ブルが得られる。
【0025】(2)テーブル操作 テーブル操作は、前記結合テ−ブルに仮ラベルの情報を
基に、複数の仮ラベル値の統合を行い、最終的なラベル
(本ラベル)を決定する処理である。
【0026】具体的には、値が大きい仮ラベルのエント
リから結合テーブルを操作し、各エントリについて以下
の処理を順次行う。
【0027】a.着目するエントリの仮ラベル値と結合
ラベル値が同じ場合には、この結合ラベル値を着目する
エントリに本ラベル値として登録し、次のエントリの処
理に進む。他の場合はbの処理を行う。
【0028】b.着目するエントリの仮ラベル値と結合
ラベル値が異なる場合には、結合ラベル値と同じ値の仮
ラベル値のエントリを参照エントリとし、cの処理を行
う。
【0029】c.参照エントリの仮ラベル値と結合ラベ
ル値が同じ場合には、この結合ラベル値を着目するエン
トリに本ラベル値として登録し、次のエントリの処理に
進む。他の場合はdの処理を行う。
【0030】d.参照エントリの仮ラベル値と結合ラベ
ル値が異なる場合には、参照エントリの結合ラベル値と
同じ値の仮ラベル値のエントリを参照エントリとし、c
の処理に戻る。
【0031】ここで、図5に示した結合テ−ブルに、こ
のようなテーブル操作処理を施すと、図6に示す内容の
テ−ブルが得られることになる。
【0032】(3)本ラベリング処理 本ラベル処理は、領域画素に与えた仮ラベル値を、テ−
ブル操作処理で得た本ラベル値に変える処理である。こ
れは、各仮ラベル値を、当該各ラベル値のエントリに登
録した本ラベルに変更することにより実現される。
【0033】以上の処理の結果、図4に示した仮ラベル
画像より、図7に示す本ラベル画像が得られることにな
る。図示するようにこの本ラベル画像は、図1に示した
4−連結を用いた連結条件によるラベリング処理を行い
得たラベリング処理画像と同等のものとなる。
【0034】以下、このような処理を行う本実施例に係
るラベリング装置の構成と動作について説明する。
【0035】図8に、ラベリング装置の構成を示す。
【0036】図示するように、本実施例に係るラベリン
グ装置は、仮ラベル画像を生成する仮ラベル処理部80
1、仮ラベル画像を記憶するKRAM802、結合ラベ
ルの登録とテ−ブル操作処理を行うテ−ブル操作部80
3、結合テ−ブルを記憶する4つのTRAM804、本
ラベル画像を生成する本ラベル処理部805、本ラベル
画像を格納するLRAM806を備えている。
【0037】本ラベリング処理装置は、10MHzの基
本クロックに同期して処理を行う。この場合、NTSC
方式に準拠し30Hzで入力する、512*484の画
素より成る2値画像フレームを、256*242の画素
より成る2値画像フレームに圧縮し処理するとすると、
本ラベリング処理装置は、以下に示す構成および動作に
より、仮ラベリング処理をフレ−ム周期の1/4の期間
のステ−ジS0で、テーブル操作処理をフレ−ム周期の
1/2の期間のステ−ジS1で、本ラベリング処理をフ
レ−ム周期の1/4の期間のステ−ジS3で処理するこ
とができる。したがい、入力画像に対して、リアルタイ
ムにラベルリング処理を行うことができることになる。
【0038】なお、512*484の画素より成る2値
画像フレームを、そのまま処理する場合は、画素数に応
じて必要となる処理時間が大きくなるが、この場合も2
フレ−ム相当の時間で、1フレ−ムのラベリング処理を
行うことができる。なお、20MHzの基本クロックに
同期して処理を行うようにしてもよく、この場合は画像
を圧縮することなく、1フレ−ム相当の時間で、1フレ
−ムのラベリング処理を行うことができる。
【0039】以下、各部の詳細について説明する。
【0040】図9に、仮ラベル処理部801の構成を、
KRAM802と共に示す。なお、以下では、値1の画
素を領域画素、値0の画素を背景画素として説明する。
【0041】図示するように仮ラベル処理部801は、
入力画素を1クロック遅延する遅延回路Z−1(90
1)、1ライン相当クロック遅延する遅延回路Z−L9
02、デコ−ダ903を有している。
【0042】デコ−ダ903には、前記10MHZのク
ロックに同期して、1フレ−ム分の画素が、1クロック
毎に1画素ずつラスタ順に入力される。ステ−ジS0中
に1フレ−ム分の画素は全て入力される。また、デコ−
ダ903には、これと同時に、遅延回路901、902
により入力画素を遅延した画素が入力される。結果、デ
コ−ダには、図3のP、P0、P1が同時に入力される
ことになる。デコ−ダ903は、同時に入力される3つ
の画素の値の組み合わせに応じて、C0〜C4の出力値
を定める。図10に、この組み合わせとC0〜C4の出
力値の対応を示す。図示するように、デコ−ダ903
は、Pが背景画素であればC4を出力し、Pが領域画素
でP0,P1のいずれも背景画素であればC3を出力
し、Pが領域画素でP1が領域画素であればC2をを出
力し、Pが領域画素でP0が領域画素であればC1を出
力し、Pが領域画素でP0,P1のいずれも領域画素で
あればC0を出力する。
【0043】また、仮ラベル処理部801は、KRAM
802のリ−ドアドレスを基準クロックに同期して発生
するカウンタであるRCNT904と、ライトアドレス
を基準クロックに同期して発生するカウンタであるWC
NT905と、ステ−ジS0でWCNT905のカウン
ト値を、ステ−ジS3でRCNT904のカウント値を
出力するアドレスセレクタ906と、データとして、K
RAM802に与えた仮ラベル値を1クロック遅延し、
G(P1)を生成する遅延回路908、KRAM802
に与えた仮ラベル値を1ライン分(256クロック)遅
延したデータG(P0)を生成する遅延回路909、新
たな仮ラベル値であるラベルデータNLを生成するラベ
ルカウンタ910、背景画素用の仮ラベル値0を作成す
るデータ作成部912、KRAM802に書き込む仮ラ
ベル値G(P)を、G(P0),G(P1),NL,0
のうちから決定するデータセレクタ907を有してい
る。なお、ここで、G(x)は、画素xの仮ラベル値を
示すものとする。ラベルカウンタ910は、C3が出力
されたときに1カウントアップするカウンタである。
【0044】さて、ステ−ジS0において、WCNT9
02が順次発生するKRAM802のアドレスには、デ
ータセレクタ907により選択された値が仮ラベル値と
して書き込まれる。データセレクタ907はデコ−ダ9
03の出力C0〜C4とG(P0)とG(P1)の値に
応じて、G(P0),G(P1),NL,0のうちの一
つをG(P)として選択する。ここで、C0〜C4、G
(P0)、G(P1)の値とデータセレクタ907の選
択する値の対応を図11に示す。この対応は、前述した
仮ラベリング処理の仮ラベルの決定に対応している。
【0045】これにより、ステ−ジS0において、仮ラ
ベル画像がKRAM802に書き込まれたことになる。
【0046】次に、図12に、テ−ブル操作部803の
構成をTRAM804と共に示す。ただし、図12で
は、理解を容易にするために4つのTRAM804をま
とめて一つとして示した。実際は、TRAM804は4
個の512ByteのRAMより構成されており、それ
ぞれ、仮ラベル値のエントリを、分担して記憶する。す
なわち、TRAM0は、ラベル0〜511を、TRAM
1はラベル512〜1023を、TRAM2はラベル1
024〜1535を、TRAM3は、ラベル1536〜
2047を記憶する。また、TRAMの切り替えは、そ
のアドレスの上位2ビットによって制御されるようにな
っている。
【0047】図示するように、テ−ブル操作処理部80
3は、ステ−ジS0において、デコ−ダ903の出力C
0〜C4とG(P0)とG(P1)の値に応じて、G
(P0),G(P1),NL,0のうちの一つをTRA
M804のアドレスとして出力するアドレスセレクタ1
001と、ステ−ジS0において、出力C0〜C4とG
(P0)とG(P1)の値に応じて、G(P0),G
(P1),NL,0のうちの一つをTRAM804に書
き込む結合ラベル値として選択するデータセレクタ1
(1002)を有している。なお、データセレクタ2
(1003)は、ステ−ジS0において、データセレク
タ1(1002)の出力を選択する。
【0048】このような構成において、ステ−ジS0に
おいて、アドレスセレクタ1001と、データセレクタ
1(1002)は、図13に示すように、出力C0〜C
4とG(P0)とG(P1)の値に応じて、G(P
0),G(P1),NL,0を、TRAM804のアド
レスおよびデータとして選択する。
【0049】ここで、C0の場合は、Pが領域画素でP
0,P1のいずれも領域画素でかつP0とP1の仮ラベ
ル値が等しくない場合であるので、前述したように、P
0とP1の仮ラベル値の小さい方の仮ラベル値を、仮ラ
ベル値の大きい方結合ラベルとして登録する必要があ
る。このため、C0の場合は、G(P0)とG(P1)
の比較を行うなお、このような構成において、仮ラベル
値xのエントリとは、アドレスxのエントリに相当す
る。
【0050】図13に示す対応は、前述した仮ラベリン
グ処理の結合テ−ブルへの登録に対応しているので、以
上の処理により、ステ−ジS0において、結合テ−ブル
が、TRAM804上に作成されたことになる。
【0051】ここで、ここまで説明したステ−ジS0の
仮ラベル処理部801と、テ−ブル操作処理部803の
動作を、以下に論理的にまとめておく。ただし、T
(x)は、仮ラベル値xのエントリに登録される結合ラ
ベル値を示す。
【0052】ラベルカウンタ(11bit)910の初
期値を1にしておく P=0ならばG(P)=0 (C4) P=1&P0=0&P1=0 (C3) ならばG(P)=NL T(NL)=NL NL=NL+1 P=1&P0=0&P1=1 (C2) ならばG(P)=G(P1) P=1&P0=1&P1=0 (C1) ならばG(P)=G(P0) P=1&P0=1&P1=1&G(P0)≦G(P1)
(C0) ならばG(P)=G(P0) T(G(P1))=G(P0) P=1&P0=1&P1=1&G(P0)>G(P1)
(C0) ならばG(P)=G(P1) T(G(P0))=G(P1) さて、テーブル操作部803は、また、ステ−ジS1に
おいてアドレスを作成する9ビットカウンタ1(100
4)と9ビットカウンタ2(1005)、データラッチ
用DタイプフリップフロップD−FF(9bit)10
07、データ比較用コンパレータ(9bit)1006
を有している。
【0053】ここで、図12には、理解を容易にするた
めに一つのTRAMについての部位のみ示したが、実際
は、データセレクタ2(1003)、データラッチ用D
タイプフリップフロップ1007、データ比較用コンパ
レータ1006は、4つのTRAMのそれぞれ毎に設け
られており、ステ−ジS1において、対応するTRAM
について以下の動作を並行して実行する。
【0054】すなわち、ステ−ジS1においては、アド
レスセレクタ1001が、カウンタ2(1005)の出
力を4つのTRAMのアドレスとして選択するように設
定する。次に、カウンタ1(1004)を511に設定
し、カウンタ1の値をカウンタ2にロードする。このと
きカウンタ2にロードした値が、操作テ−ブルの着目す
る仮ラベル値に相当する。そして、4つのTRAMのカ
ウンタ2にロードした値のアドレスより、D−FF40
07に結合ラベル値を読みだす。これが着目する仮ラベ
ル値に対応する結合ラベル値に相当する。次に、カウン
タ2を一つずつデクリメントする。そして、カウンタ2
(1005)の値とD−FF1007の値をデータ比較
用コンパレータ1006で比較し、これが等しければ、
カウンタ2の値をアドレスとして読みだしたTRAM8
04のデータをD−FF1007に書き込む。この操作
は、着目した仮ラベルの結合ラベルと、着目した仮ラベ
ルより小さな仮ラベルを比較し、一致した結合ラベルを
保存する操作に相当する。
【0055】以下、カウンタ2(1005)の値が1に
なるまで、同じ処理を繰り返せば、D−FF1007に
着目した仮ラベルの本ラベルが格納されていることにな
るので、カウンタ2(1005)の値が1になったらカ
ウンタ1の値を再度カウンタ2にロードし、D−FF1
007の値を、カウンタ2(1005)の値をアドレス
としてTRAMに書き込む。これにより、着目した仮ラ
ベルのエントリに本ラベルが格納されることになる。
【0056】以上の処理が済んだら、以下カウンタ1
(1004)が1になるまで、カウンタ1(1004)
を1ずつデクリメントし、以上の処理を繰り返す。これ
により、値の大きな仮ラベルより順次、着目する仮ラベ
ル値の本ラベルを決定することができる。
【0057】なお、このような処理を、4つのTRAM
それぞれについて並列に行うことにより、1つのTRA
Mと同じ処理時間で処理できる。また、複雑な対象をラ
ベリングする場合に仮ラベルの数が多くなっても、必要
な数だけ、TRAM、データセレクタ2、データラッチ
用フリップフロップおよびデータ比較用コンパレ−タを
増やせば、同じ処理時間で処理を行うことができる。
【0058】次に、本ラベル処理部805について説明
する。
【0059】図14には、本ラベリル処理部805の構
成を、LRAM809と共に示す。
【0060】本ラベル処理部805は、4つのTRAM
804から出力された4つの本ラベルのうちの一つを、
KRAM802から読みだした仮ラベル値の上位2ビッ
トに応じて切り替えるセレクタ1101を有している。
【0061】以下、ステ−ジS3における本ラベリング
部805を中心とした動作を説明する。
【0062】ステ−ジS3では、KRAM802に格納
された仮ラベル画像Gと、TRAM804上に作成され
たテーブルTを用いて、LRAM809上に本ラベル画
像Hを作成する。この変換の基本形は次の式になる。
【0063】H(P)=T(G(P)) つまり仮ラベルの値が示す(11bit)テーブルの内
容(9bit×4)を本ラベルの値(11bit)とす
ることによって実現させる。
【0064】さて、ステ−ジS3では、仮ラベル部80
1のRCNT904のカウント値を読みだしアドレスと
してKRAM802に与え、各画素に与えた仮ラベルを
本ラベルに変換する。そして、変換した本ラベルをRC
NT904のカウント値を書き込みアドレスとしてTR
AMに書き込む。ここで、変換に用いるTRAMはKR
AM802から読みだした仮ラベル値の上位2ビットに
より切り替えられる。LRAM809には、本ラベルの
他、画素データ1bit(たとえば、背景:0、領域:
1)を付加して記憶するようにするのがよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、実用的
サイズのハ−ドウェアロジック回路でラベリング処理を
実現したラベリング装置を提供することができる。
【0066】また、リアルタイムなラベリング処理に好
適な画像のラベリング方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4−連結のようすを示した説明図である。
【図2】ラベリング処理画像を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例に係る仮ラベリング処理に用い
る画素の関係を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例に係る仮ラベリング処理で得ら
れる仮ラベル画像を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例に係る仮ラベリング処理で得ら
れる結合テ−ブルを示す説明図である。
【図6】本発明の実施例に係るテ−ブル操作処理で得ら
れるテ−ブルを示す説明図である。
【図7】本発明の実施例に係る本ラベリング処理で得ら
れる本ラベル画像を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例に係るラベリング装置の構成を
示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例に係る仮ラベル処理部の構成を
示すブロック図である。
【図10】本発明の実施例に係る仮ラベル処理部のデコ
−ダの動作を示す説明図である。
【図11】本発明の実施例に係る仮ラベル処理部によっ
てKRAMに書き込まれるデータをまとめた説明図であ
る。
【図12】本発明の実施例に係るテ−ブル操作部の構成
を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施例に係るテ−ブル操作部によっ
てTRAMに書き込まれるデータとアドレスをまとめた
説明図である。
【図14】本発明の実施例に係る本ラベル処理部の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
801 仮ラベル処理部801 802 KRAM802 803 テ−ブル操作部803 804 TRAM 805 本ラベル処理部 806 LRAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力2値画像を構成する複数の画素にラス
    タ順に順次着目し、着目した各画素について、当該着目
    した画素に隣接する画素であって、過去に着目した画素
    との連結関係を調べ、連結する画素が存在しない場合に
    は、既の他の画素に付した仮ラベルより大きな値の仮ラ
    ベルを着目する画素に付し、連結する画素が一つ存在す
    る場合には当該連結する画素に付されている仮ラベルと
    同じ値の仮ラベルを着目する画素に付し、連結する画素
    が複数存在する場合には連結する複数の画素に付されて
    いる複数の仮ラベルのうち最小の値の仮ラベルと同じ仮
    ラベルを着目する画素に付すと共に前記複数の仮ラベル
    のうち最小の値の仮ラベル以外の仮ラベルの値と前記最
    小の値の仮ラベルの値とを対応付けて記憶するステップ
    と、 最も値の大きな仮ラベルより順次、各仮ラベルに、当該
    仮ラベルの値と直接的もしくは他の仮ラベルの値を介し
    て間接的に対応付けられている最小の仮ラベルの値と同
    じ値の本ラベルを割り当てるステップと、 各画素に付された仮ラベルのうち、本ラベルを割り当て
    られた仮ラベルを、当該仮ラベルに割り当てられた値の
    本ラベルに更新するステップとを有することを特徴とす
    るラベリング方法。
  2. 【請求項2】ラスタ順に順次入力する画素を1ライン分
    遅延する遅延回路と、入力する画素を1画素分遅延する
    遅延回路と、1ライン分遅延した画素と1画素分遅延し
    た画素と入力する画素の値の順列に従った値を出力する
    デコ−ダと、 各画素に付した仮ラベル画像を記憶する仮ラベル画像メ
    モリと、 画素に付した仮ラベルを1ライン分遅延する遅延回路
    と、画素に付した仮ラベルを1画素分遅延する遅延回路
    と、既に他の画素に付した仮ラベルより値の大きな仮ラ
    ベルを新たに生成するカウンタと、前記デコ−ダの出力
    する値に応じて、1ライン分遅延された仮ラベルと1画
    素分遅延された仮ラベルと新たに生成された仮ラベルの
    うちの、いづれか一つを入力する画素に付す仮ラベルと
    して選択して前記仮ラベル画像メモリの前記入力する画
    素に対応するアドレスに記憶する手段と、 各仮ラベルに対応するアドレスを有する結合テ−ブルメ
    モリと、 前記デコ−ダの値と、1ライン分遅延した画素の値と1
    画素分遅延した画素の値に応じて、前記結合テ−ブルメ
    モリの入力する画素に付した仮ラベルの値をアドレスと
    して結合テ−ブルメモリに、1ライン分遅延された仮ラ
    ベルと1画素分遅延された仮ラベルと新たに生成された
    仮ラベルのうちの、いづれか一つを結合ラベルとして書
    き込む手段と、 前記結合ラベルを格納するラッチと、 前記結合テ−ブルの最も値の大きな仮ラベルに対応する
    アドレスに初期設定される第1のカウンタと、前記第1
    のカウンタの生成する各アドレスについて、前記第1の
    カウンタの生成するアドレスより最も値の小さなアドレ
    スまで順次アドレスを生成する第2のカウンタと、 前記結合ラベルテ−ブルの前記第2のカウンタの生成す
    る各アドレスより結合ラベルを読みだす手段と、前記第
    1のカウンタの生成する各アドレスについて前記第2の
    カウンタが初めに生成したアドレスより読みだした結合
    ラベルを前記ラッチに記憶する手段と、前記第2のカウ
    ンタの生成したアドレスの値とラッチされている結合ラ
    ベルの値が等しい場合に、前記ラッチに格納されている
    結合ラベルを当該アドレスより読みだされた結合ラベル
    に更新する手段と、前記第2のカウンタが最も値の小さ
    なアドレスの生成を終了したら、前記ラッチに格納され
    ている結合ラベルを本ラベルとして前記結合ラベルテ−
    ブルの、前記第1のカウンタの生成しているアドレスに
    書き込む本ラベル処理手段と、 前記ラッチに格納されている結合ラベルを本ラベルとす
    る前記結合ラベルテ−ブルへの書き込みが終了したら、
    前記第1のカウンタを1デクリメントさせる手段と、 本ラベル画像を記憶する本ラベル画像メモリと、 前記仮ラベル画像メモリより順次仮ラベルを読みだす手
    段と、読みだした仮ラベルをアドレスとして前記結合ラ
    ベルテ−ブルより本ラベルを読みだす手段と、読みだし
    た本ラベルと、対応する仮ラベルを読みだした前記仮ラ
    ベル画像メモリのアドレスに対応する前記本ラベル画像
    メモリのアドレスに書き込む手段とを有することを特徴
    とするラベリング装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のラベリング装置であって、 前記入力画像は、カメラより取り込んだ画像の画素数
    を、より少ない数に変換した画像であることを特徴とす
    るラベリング装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載のラベリング装置で
    あって、 それぞれ異なる範囲の仮ラベルに対応して設けられた、
    複数の、前記結合テ−ブルと前記ラッチと前記本ラベル
    処理手段との組を有し、 各組の本ラベル処理手段は、並列に動作可能であること
    を特徴とするラベリング装置。
JP25073993A 1993-10-06 1993-10-06 画像のラベリング方法および装置 Withdrawn JPH07105369A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6530827B2 (en) 2000-01-06 2003-03-11 Nec Corporation Apparatus for polishing wafer and method of doing the same

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