JPH07105217A - 入力文字自動補正装置 - Google Patents

入力文字自動補正装置

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JPH07105217A
JPH07105217A JP5252799A JP25279993A JPH07105217A JP H07105217 A JPH07105217 A JP H07105217A JP 5252799 A JP5252799 A JP 5252799A JP 25279993 A JP25279993 A JP 25279993A JP H07105217 A JPH07105217 A JP H07105217A
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JP
Japan
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character string
input
rule
unit
correction
Prior art date
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JP5252799A
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English (en)
Inventor
Keiko Watanuki
啓子 綿貫
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字入出力装置において、予め登録された補
正ルールに従って、使用者の誤入力文字を自動補正する
と共に、使用者の誤り癖を学習して補正ルールを自動更
新することにより、使用者が真に意図する文字列を高速
に出力することを可能にするシステムを提供する。 【構成】 文字列情報を受信する入力部101と、補正
処理を行うための補正ルールを登録してある補正ルール
登録部207と、入力部101からの文字列情報に上記
補正ルールを適用して誤りを補正する補正文字列作成部
203と、その補正結果を辞書照合する言語処理部30
1と、上記辞書照合結果を使用者に提示する出力部40
1と、上記出力部401での使用者の選択結果に基づい
て補正ルールに重みづけを付加する誤り癖学習部205
とを具備してなることを特徴とする入力文字自動補正シ
ステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日本語ワープロ、欧文
タイプライタなどの文字入出力装置に組み込まれて、入
力ミス(タイプミス)を学習し、自動補正する入力文字
自動補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワープロ、タイプライタ等、従来の文字
入出力装置では、使用者がタイプした通りに入力される
ため、タイプミスに気づかずに入力していると思いもか
けないでたらめな出力になり、修正作業が大変である。
【0003】そこで、このような誤りを訂正するための
装置が従来より種々提案されており、その中でも、例え
ば、入力された文字列の文字誤りを自動的に訂正するシ
ステムとして、下記のようなものがある。
【0004】(1)誤入力の原因を隣接するキーのうち
間違いにあるものとして、入力された文字誤りに対し、
新しい文字列の候補を誤入力文字のキーに隣接するキー
に割り当てられている文字から順に選択するもの(特開
平4−85660号公報参照)。
【0005】(2)入力された文字列の文字誤りを、入
力装置のキー配置による訂正候補文字に応じて自動的に
訂正するもの(特開平4−257965号公報参照)。
【0006】(3)入力装置上の文字の配列と誤り癖と
の関係を、データベース化して文字を訂正するもの(特
開平4−245319公報参照)。
【0007】(4)入力された文字列が辞書に存在しな
ければ、辞書内の単語の構成文字を後ろから順に1文字
ずつ交換しながら、辞書に存在する単語を出力するもの
(特開昭58−129635号公報参照)。
【0008】(5)誤綴り単語入力に対しても正しい検
索を可能とする英単語検索装置として、辞書の見出し語
と一致しない文字に対して、その1つ前の文字に基づい
て確率の高い文字と置換するもの(特開平3−9936
6号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(1)に述べた装置は、誤入力の原因を隣接するキーの
打ち間違いだけにとらえているため、その他のタイプミ
スには対応出来ず、使用者が真に意図した通りの正しい
出力が必ずしも高速に実行されなかった。
【0010】また、前記(2)に述べた装置も同様に、
入力装置のキー配置のみから誤入力の訂正を行おうとし
ているので、やはり使用者が真に意図した通りの正しい
出力が必ずしも高速に実行されなかった。
【0011】また、前記(3)に述べた装置は、使用者
の誤り癖をやはり、入力装置の文字配列との関係でしか
とらえていないため、やはり使用者が真に意図した通り
の正しい出力が必ずしも高速に実行されなかった。
【0012】また、前記(4)に述べた装置は、辞書内
の単語の構成文字を後ろから順に1文字ずつ交換すると
いう手法をとっているため、使用者のタイプミスの癖を
全く考慮していなかった。
【0013】また、前記(5)に述べた装置は、1つ前
の文字に基づいて確率の高い文字と置換するという方法
で、やはり、使用者のタイプミスの癖を全く考慮してい
なかった。
【0014】これらのように、使用者が装置を使用中に
おかしやすい入力誤りには、入力装置のキー配列との関
係以外の原因から起こる癖があると考えられる。
【0015】本発明は、このような点に鑑みなされたも
のであり、入力装置のキー配列との関係以外の原因から
起こる使用者の癖をデータベース化してそれを基に補正
ルールを作成し、その補正ルールに従って入力誤りを自
動的に補正することによって、使用者が意図した通りの
出力が実行出来ると共に、さらに、使う度に補正ルール
の重みづけを更新することによって、使用者の誤り癖を
学習することにより高度な補正処理をより高速に行なう
ことができる入力文字自動補正装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1にかかる入力文字自動補正装置
は、入力されてくる文字列情報を受信し、内部で扱うコ
ードに変換する入力部と、その入力部の文字列情報と比
較して入力された文字列の誤りを補正するために、あら
かじめ特定の規則を登録しておく規則登録部と、その入
力部から入力された文字列情報を記憶する文字列メモリ
部と、その規則登録部の規則を適用して、そのメモリ部
に格納された文字列情報を補正する補正文字列作成部
と、補正した文字列情報を記憶する補正メモリ部と、そ
の補正メモリ部に記憶した文字列情報を辞書と照合し、
漢字変換を行なう言語処理部と、その言語処理部の照合
結果を出力する出力部とを具備してなることを特徴とす
る。
【0017】また、請求項2にかかる入力文字自動補正
装置は、請求項1に記載の入力文字自動補正装置におい
て、言語処理部が、入力部と文字列メモリとの間に入力
された文字情報を辞書と照合し、必要な漢字変換を行う
ことを特徴とする。
【0018】また、請求項3にかかる入力文字自動補正
装置は、請求項1または請求項2に記載の入力文字自動
補正装置において、規則適用部は誤り癖データベースを
備えたことを特徴とする。
【0019】さらに、請求項4にかかる入力文字自動補
正装置は、請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の
入力文字自動補正装置において、出力部からの文字列情
報を使用者が選択することを可能にする選択部と、その
選択部により規則登録部の規則の重みづけを更新する誤
り癖学習部と、新規の補正ルールを登録する新規補正ル
ール処理部を設けてなることを特徴とする。
【0020】
【作用】本出願の請求項1〜3に記載の発明によれば、
キーボード等から入力された文字列情報は補正文字列作
成部において、補正ルール登録部に予め登録されている
使用者がおかし易い入力の誤り癖をルール化した文字列
補正のためのルール(補正ルール)と照合され、間違い
易い誤入力が予め除かれた文字列に補正された後、漢字
変換のための言語処理部に送られることになるので、誤
変換の確率が下がり、能率的な作業が可能になる。
【0021】また、本出願の請求項4に記載の発明によ
れば、予め登録された補正ルールを適用する毎に適用し
た回数をカウントすることによって、その補正ルールに
対し、使用に応じてその都度重み付けの更新を行ない、
次回の補正ルールの適用は重み付けに従って行なうよう
にしているので、さらに効率的な補正ルールの適用が可
能になる。さらに、新規の補正ルール処理部を設けるこ
とにより、あらかじめ登録されている誤り癖以外の新規
の補正ルールを頻度に応じて追加することも可能にな
り、さらに補正ルールの効率的な適用が可能になる。
【0022】
【実施例】本発明の入力文字自動補正システムの一実施
例を図を参照しながら説明する。本実施例においては、
ローマ字入力で日本語文字を出力する場合を例に取り、
文節を単位にして補正処理を行う場合に基づいて説明す
る。
【0023】図1は、本発明にかかる入力文字自動補正
装置を含む文字入出力装置の全体構成図である。図1に
おいて、101は、図示しないキーボード等から入力さ
れた文字情報を文字入出力装置内部にコード化された文
字列情報として取り込む入力部、202は、このコード
化された文字列データを記憶する入力文字列メモリ、2
03は、入力文字列メモリから読み出された文字列デー
タを、後述の補正ルール登録部からのデータに照合して
補正する補正文字列作成部、204は、補正文字列作成
部で補正された文字列データを記憶する補正文字列メモ
リ、205は、特定の作業者においてどの誤り癖が多い
かを学習する誤り癖学習部、206は、前記補正ルール
登録部に登録した補正ルールの基になる誤り癖データベ
ース、207は、キーボード上の配列からくる誤りとは
別の文字の構成上の或は個人的な誤りのルールを登録し
ておく補正ルール登録部、208は、補正文字列作成部
で補正された文字列データの補正が正しいかどうかを判
断する選択部、211は、補正文字列作成部で補正され
た文字列データが新規の補正ルールであった場合に、そ
の補正情報を記憶しておく新規ルールメモリ209と、
新規ルールメモリ部に記憶された補正ルールの回数が一
定回数に達した場合に、補正ルールへの追加を実行する
新規ルール登録部210とからなる新規の補正ルール処
理部である。
【0024】この発明においては、まず、使用者に共通
に起こり得る誤りを収集し、誤り癖データベースに登録
する。
【0025】その誤り癖データベースのデータの内容の
一例を示す。ここでは、入力文字列(誤入力文字列)が
4音節の場合を例にとって述べる。
【0026】1)前後の音節の影響に関係する誤り ・第1音節の母音を、第2音節の母音と同じに打ち間違
う。==>ルール1 例)(正)to-ma-do-u(とまどう)-->(誤)ta-ma-do
-u(たまどう) ・第2音節の母音を、第3音節の母音と同じに打ち間違
う。==>ルール2 例)(正)o-na-ji-ni(おなじに)-->(誤)o-ni-ji-
ni(おにじに) ・第3音節の母音を、第4音節の母音と同じに打ち間違
う。==>ルール3 例)(正)so-re-de-ha(それでは)-->(誤)so-re-d
a-ha(それだは) ・同一の母音が連続し、かつ前後に同一の子音がくる場
合、間の音節の子音を前後の子音と同じに打ち間違う==
>ルール4 例)(正)na-ka-na-ka(なかなか)-->(誤)na-na-n
a-ka(なななか) ・撥音が後続する場合w「先行する音節の子音を[n]と
打ち間違う==>ルール5 例)(正)ka-da-n-wo(かだんを)-->(誤)ka-na-n-
wo(かなんを) 2)キーボード配列(左右のキーの混同、近傍のキーの
混同)に関係する誤り ・[k]を含む音節が先行し、[d]を含む音節が後続
する場合、[d]を[k]と打ち間違う==>ルール6 例)(正)so-ko-de-ha(そこでは)-->(誤)so-ko-k
e-ha(そこけは) ・[r]を[t]と打ち間違う==>ルール7 例)(正)su-ru-no-de(するので)-->(誤)su-tu-n
o-de(すつので) ・[z]を[x]と打ち間違う==>ルール8 例)(正)sa-za-na-mi(さざなみ)-->(誤)sa-xa-n
a-mi(さぁなみ) ・[n]を[m]と打ち間違う==>ルール9 例)(正)so-ko-ni-ha(そこには)-->(誤)so-ko-m
i-ha(そこみは) 3)特殊音(撥音、拗音、促音)に関係する誤り ・第1音節の子音と第3音節の子音が同じで、かつ第2音
節が促音の場合、第1音節の母音と第2音節の子音(す
なわち促音)を打ち落とす==>ルール10 例)(正)ki-k-ka-ri-ni(きっかりに)-->(誤)k-k
a-ri-ni(かっかりに) ・撥音に母音が後続する場合、[n]を打ち落とす==>
ルール11 例)(正)ta-nn-i-ka-ra(たんいから)-->(誤)ta-
n-i-ka-ra(たにから) ・[n]を含む音節が撥音に後続する場合、[n]を打
ち落とす==>ルール12 例)(正)si-i-nn-ni(しいんに)-->(誤)si-i-nn-
i(しいんい) ・[sh](又は[sy])を[s]と打ち間違う==>ルール13 例)(正)ko-sho-u-wo(こしょうを)-->(誤)ko-so
-u-wo(こそうを) ・[gy]を[g]と打ち間違う==>ルール14 例)(正)gya-ku-ka-ra(ぎゃくから)-->(誤)ga-k
u-ka-ra(がくから) ・連続する[t]のうち一つを打ち落とす==>ルール15 例)(正)su-i-t-ti-wo(すいっちを)-->(誤)su-i
-ti-wo(すいちを) ・連続する[k]のうち一つをを打ち落とす==>ルール
16 例)(正)sa-k-ki-ka-ra(さっきから)-->(誤)sa-
ki-ka-ra(さきから) ・連続する[s]のうち一つをを打ち落とす==>ルール
17 例)(正)a-s-sa-ri-to(あっさりと)-->(誤)a-sa
-ri-to(あさりと) 4)順番に関係する誤り ・第2音節と第3音節とを逆に打ち間違う==>ルール18 例)(正)ko-wa-re-ta(こわれた)-->(誤)ko-re-w
a-ta(これわた) 5)特定の文字列に関係する誤り ・母音[i]が連続する場合に、母音をひとつ打ち落と
す==>ルール19 例)(正)si-i-n-ka-ra(しいんから)-->(誤)si-n
-ka-ra(しんから) ・母音[a]が連続する場合に、母音をひとつ打ち落と
す==>ルール20 例)(正)ba-a-i-ni-ha(ばあいには)-->(誤)ba-i
-ni-ha(ばいには) ・母音[u]が連続する場合に、母音をひとつ打ち落と
す==>ルール21 例)(正)shu-u-ki-de-ha(しゅうきでは)-->(誤)
shu-ki-de-ha(しゅきでは) 6)濁音に関係する誤り ・[t]を含む音節が先行し、[d]を含む音節が後続
する場合、先行する音節の[t]を[d]に打ち間違う
==>ルール22 例)(正)si-to-do-ni(しとどに)-->(誤)si-do-d
o-ni(しどどに)このようなものが考えられる。
【0027】また、この誤り癖データの作成方法には、
以下の2つの方法がある。
【0028】1)文字入力の際に、普通、使用者は入力
したい文字列を黙読しながらタイプしている。そこで、
言語学的なspeech error(言い誤り)に見られる法則
を応用して、トップダウン的に誤り癖を規則化して作成
する方法と、 2)特定の使用者の文字削除キーの利用を認識して、そ
の使用者の誤り癖をボトムアップ的に規則化して作成す
る方法とがある。
【0029】次に、前記誤り癖データベースのデータに
基づいてタイプミスを補正するための補正ルールを用意
し、補正ルール登録部207に登録する。
【0030】前述の誤り癖データベースから作成した補
正ルールの一例を示す。 ルール1:第1音節と第2音節の母音が同じ場合、第1
音節の母音を他の母音に変える。 ルール2:第2音節と第3音節の母音が同じ場合、第2
音節の母音を他の母音に変える。 ルール3:第3音節と第4音節の母音が同じ場合、第3
音節の母音を他の母音に変える。 ルール4:すべての母音が同じで、かつ連続する3つの
音節の子音が同じ場合、その3の音節の真ん中の音節の
子音を他の子音に変える。 ルール5:文字列が母音+n+母音+n+子音を含む場
合、先行のnを他の子音に変える。 ルール6:文字列がk+母音+k+母音を含む場合、後
続のkをdに変える。 ルール7:文字列がt+母音を含む場合、tをrに変え
る。 ルール8:文字列がx+母音を含む場合、xをzに変え
る。 ルール9:文字列がm+母音を含む場合、mをnに変え
る。 ルール10:第1音節が子音のみの場合は、その子音の後
ろに母音と第1音節の子音と同じ子音を挿入する。 ルール11:文字列が母音+n+母音を含む場合、nの後
ろにもう一つnを加える。 ルール12:文字列がnn+母音を含む場合、母音の前に
もう一つnを加える。 ルール13:文字列がs+a,o,uを含む場合、sの後ろに
yを加える。 ルール14:文字列がg+a,o,uを含む場合、gの後ろに
yを加える。 ルール15:文字列が母音+t+母音を含む場合、tの前
にもう一つtを加える。 ルール16:文字列が母音+k+母音を含む場合、kの前
にもう一つkを加える。 ルール17:文字列が母音+s+母音を含む場合、sの前
にもう一つsを加える。 ルール18:第2音節と第3音節を入れ替える。 ルール19:文字列が子音+i+子音を含む場合、iの後
ろにもう一つiを加える。 ルール20:文字列が子音+a+子音を含む場合、aの後
ろにもう一つaを加える。 ルール21:文字列が子音+u+子音を含む場合、uの後
ろにもう一つuを加える。 ルール22:文字列が母音+d+母音+d+母音を含む場
合、先行のdをtに変える。 以上に述べた例では、補正ルールを主として言語学的な
スピーチエラーを基に作成しているが、これに限られる
ものではない。
【0031】次に、図2のフローチャートを参照して、
文字列が入力された時の図1の入力文字自動補正装置の
動作を説明する。
【0032】ステップ1(以下、s1と略記する)で
は、文字列が入力部101によりコード化され、文字列
メモリ202内に記憶される。
【0033】次いで、補正文字列作成部203は、誤り
癖データベース206のデータに基づいて作成された補
正ルール登録部207を参照し(s2)、参照した結果
を比較処理し(s3)、上記ステップ3の比較処理で同
一であれば、その内容と適用したルールの番号を補正文
字列メモリ204に記憶する(s4)。但し、全ての補
正ルールを参照して照合しない場合は、入力文字列をそ
のまま補正文字列メモリ204に記憶する。
【0034】次いで、言語処理部301は、補正文字列
作成部で補正された補正文字列に対して言語処理を行な
い、処理結果を出力部401に出力する(s5)。
【0035】次いで、出力部401から出力された文字
列の言語処理結果を使用者が判断し(s6)、結果が正
しければ選択部において補正実行スイッチを押すことに
より、適用されたルール番号に対する補正実行信号+1
を補正文字列メモリ内204に入力する(s7)。この
補正実行スイッチは例えばキーボードのリターンキーに
割り当てられる。また、照合した文字列が使用者の意図
するものではなかった場合は、補正ルールが適用されて
いるかどうかを判断し(s8)、適用されている場合
は、補正ルールの適用エラーとして補正実行信号−1を
補正文字列メモリ204に入力し(s9)、補正ルール
を最後まで参照しているかどうかを判断し(s10)、
参照していなければ、補正ルール登録部207を再度参
照し(s2)一連の処理を繰り返す。補正ルール登録部
を全て参照してしまった場合は、使用者に正しい入力を
促し、使用者がデリートキーを用いて文字列を入れ直す
のを待って、入れ直される前の文字列と入れ直された文
字列の組合せを、新規ルールとして音素単位で、新規の
補正ルール処理部211内の新規ルールメモリ209に
記憶する(s11)。例えば、照合した文字列が使用者
の意図するものでないことは、例えばキーボードのデリ
ートキーを入力することで実行する。
【0036】次いで、誤り癖学習部では、補正文字列メ
モリに入力された補正実行信号の数字をカウントし、カ
ウントを基に補正ルールの適用重み付けを更新し、補正
ルール登録部207に入力する(s12)。
【0037】文字列メモリ内の情報と出力部401から
出力された文字列の言語処理結果に補正ルールが適用さ
れていない場合もs11の処理を行なう。新規のルール
処理部211内の新規ルール登録部210は、同じく新
規のルール処理部211内の新規ルールメモリ209に
記憶された新規ルールを組合せごとにカウントし、ひと
つの新規ルールが一定の回数以上カウントされた場合
は、補正ルール登録部210に新規ルールを追加する
(s13)。もちろん、一定回数以上カウントされた新
規ルールを登録する際に、使用者に登録を促し、その判
断を受けて登録するようにしてもよい。
【0038】なお、本実施例では、入力された全ての文
字列に対して補正処理部201で自動補正処理を行なっ
てから言語処理を行なっているが、図1の破線で示すよ
うに、入力された文字列に対して、先に言語処理を行な
い、仮名漢字変換が正しく行なわれなかった場合に補正
処理を実行するようにしてもよい。
【0039】次に、4音節からなる文字列[nyuryokus
i]が入力された場合を例にとって、入力文字自動補正
装置における自動補正処理を説明する。
【0040】入力部101は、図示しないキーボードか
ら入力された文字列の情報を内部に取り込み、コード化
して入力文字列メモリ202に入力する。入力文字列メ
モリ202は、この文字列情報を記憶し補正文字列作成
部203に送出する。このとき、入力文字列メモリ20
2のコード化された内容をわかりやすく文字列で表示す
ると図3のようになっている。
【0041】一方、補正文字列作成部203は、補正ル
ール登録部207の中の補正ルールを1から順番に読み
込み、入力文字列メモリのコード化された文字列情報に
適用し、ルールが適合可能である場合は、そのルールに
基づき補正文字列を作成し、適用されたルールの番号、
入力文字列および補正された文字列をそれぞれ組み合わ
せた形で補正文字列メモリ204に記憶する。図4は、
このときの補正文字列メモリ204の内容である。
【0042】言語処理部301は、補正文字列メモリ2
04に記憶されている補正された文字列情報に対し、一
般に行われている言語処理(仮名漢字変換処理)を行
い、処理結果を出力部401から出力する。
【0043】使用者は、出力部401から出力された文
字列が自分の希望する文字列であるかどうかを判定す
る。出力部としては、例えばCRT等がある。正しい場
合は、ワープロなどで一般的に行われているように、キ
ーボードのリターンキーを押すことで言語処理の確定を
実行する。一方、リターンキーが押されると、選択部2
08は補正実行信号(出力信号)+1を補正文字列メモ
リ204に入力し、これによって確定処理された補正ル
ールが誤り癖学習部205に送られることになる。
【0044】即ち、補正文字列メモリ204に記憶され
ている今回使用された補正ルールの番号、入力された文
字列である入力文字列、修正された結果である補正文字
列、重み付けの結果である+1が誤り癖学習部205に
送られる。図5は、このときの補正文字列メモリ204
の内容である。
【0045】誤り癖学習部205は、使用された補正ル
ールの使用回数をカウントして重みづけを行ない、これ
により該当補正ルールの重みづけを更新し、その更新さ
れた補正ルールを予め登録されていた補正ルール登録部
207の該当補正ルールと置き換える。補正ルール登録
部207は全補正ルールを重みの大きい順に並べ変え
る。図6は、このときの誤り癖学習部205の内容であ
る。
【0046】これにより、使用者が犯し易い誤り癖から
順番に補正ルールが適用されることになり、より高速で
適切な補正の実行が可能となる。
【0047】また、本出願に記載の発明は、ルール自体
が異なるのみで、英語ワープロ等、他の言語用のワード
プロセサに対しても対応することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の入力文字
自動補正システムによれば、使用者がおかしやすい入力
の誤り癖を自動補正することができるので、使用者が意
図した通りの文字入力を実行することを可能にすると共
に、使うたびに補正ルールの重みづけを更新することに
よって使用者の誤り癖を学習し、補正の処理時間も高速
化することが可能になる。これにより、使用者は作業を
中断することなく文字入力を続けることができ、また、
入力し直すなどの校正作業を減らすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の入力文字自動補正システム
の全体構成図である。
【図2】図1の入力文字補正システムによる入力文字補
正処理の動作を説明するフローチャートである。
【図3】図1における入力文字列メモリ202の内容を
示す図である。
【図4】図1における補正ルール登録部207の内容を
示す図である。
【図5】図1における補正文字列メモリ204の内容を
示す図である。
【図6】図1における誤り癖学習部205の内容を示す
図である。
【符号の説明】
101 入力部 201 補正処理部 202 入力文字列メモリ 203 補正文字列作成部 204 補正文字列メモリ 205 誤り癖学習部 206 誤り癖データベース 207 補正ルール登録部 208 選択部 209 新規ルールメモリ 210 新規ルール登録部 211 新規の補正ルール処理部 301 言語処理部 401 出力部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されてくる文字列情報を受信する入
    力部と、 該入力部の文字列情報と比較して誤りを補正するため
    に、あらかじめ特定の規則を登録しておく規則登録部
    と、 前記入力部から入力された文字列情報を記憶する文字列
    メモリ部と、 前記規則登録部の規則を適用して、上記文字列入力部に
    記憶された文字列情報を補正する補正文字列作成部と、 該補正文字列作成部で補正した文字列情報を記憶する補
    正文字列メモリ部と、 該補正文字列メモリに記憶された文字列情報を辞書と照
    合し、必要な漢字変換を行なう言語処理部と、 該言語処理部の照合結果を出力する出力部とを具備して
    なることを特徴とする入力文字自動補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の入力文字自動補正装置
    おいて、前記言語処理部が、前記入力部と前記文字列メ
    モリ部との間に入力された文字列情報を辞書と照合し、
    必要な漢字変換を行なうことを特徴とする入力文字自動
    補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の入力文字
    自動補正装置において、前記規則登録部は誤り癖データ
    ベースを備えたことを特徴とする入力文字自動補正装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、又は請求項3に記
    載の入力文字自動補正装置において、 前記出力部からの文字列情報を使用者が選択することを
    可能にする選択部と、 該選択部により上記規則登録部の規則の重みづけを更新
    する誤り癖学習部と、 前記選択部において新規の補正ルール処理部とを設けて
    なることを特徴とする入力文字自動補正装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5206308A (en) * 1989-05-12 1993-04-27 Hoechst Celanese Corporation Grafting of amine functional polymers onto functionalized oxymethylene polymers and the resulting graft polymers thereof
JP2002351868A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Seiko Instruments Inc 電子辞書
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JP2013012006A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Kyocera Document Solutions Inc 文字入力装置およびそれを備えた画像形成装置

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