JPH07104614A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07104614A
JPH07104614A JP5250369A JP25036993A JPH07104614A JP H07104614 A JPH07104614 A JP H07104614A JP 5250369 A JP5250369 A JP 5250369A JP 25036993 A JP25036993 A JP 25036993A JP H07104614 A JPH07104614 A JP H07104614A
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peeling
image
image carrier
toner
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隆 倉又
Daisuke Nagasaka
大輔 長坂
Kimihiko Sasaki
公彦 佐々木
Toshio Masubuchi
富志雄 増渕
Hidetaka Hama
英隆 浜
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写材料の剥離不良を誤検出することを防止
すると共に、剥離不良となった転写材料の除去確認を即
時に行う。 【構成】 画像形成装置では、通常動作中に剥離ミス以
外の異常を検出すると、動作が途中で停止する。転写材
料を取り除いた後の再起動後、一定時間だけトナーの除
去作業(清掃装置)を行うと共に、この間の剥離ミス検
出装置の作動を禁止し、誤検出を防止している。さら
に、剥離ミス検出時の検出値(POP1)を記憶し、再
起動直前に再検出(POP2)する。これらの差(PO
P1−POP2)が所定値以上あれば転写材料が確実に
取り除かれたことを認識でき(正常)、所定値未満であ
れば取り除き作業が不完全であることを認識できる(異
常)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に係り、特
に、像担持体上に静電潜像を形成させ現像して転写する
ことによって転写材料に画像を形成させる画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式の画像形成装置では、像担持
体の表面をチャージした後に画像に応じて露光して静電
潜像を形成させ、現像器によってトナーを付着させて前
記静電潜像を可視化する。そして、転写材料を像担持体
に接触させることによって像担持体の表面に付着したト
ナーを転写材料に付着させる。次に転写材料を像担持体
から剥離させ、定着装置によって転写画像を定着させる
ことによって転写材料に画像を形成させる。
【0003】ところで、転写材料の像担持体からの剥離
は、例えば剥離爪等によって行われるが、剥離が失敗し
転写材料が像担持体に巻き付いた状態で像担持体と共に
搬送されることがある。このため、特開昭62-10393号公
報、特開平3-182786号公報等には、発光素子と受光素子
とから成る剥離不良検出センサによって転写材料の剥離
不良を検出することが記載されている。すなわち、像担
持体の表面は光反射率が比較的低く、転写材料は光反射
率が比較的高い。このため、発光素子から射出され像担
持体表面で反射された光の光量を受光素子によって検出
し、この光量に基づいて剥離不良を検出するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
画像形成装置が処理を行っている途中で、装置の扉が開
放され内部が露出された場合には、所謂インターロック
機構により画像形成装置の処理は停止される。また、転
写材料を像担持体へ搬送する際に搬送不良(所謂ジャ
ム)が発生した場合にも、画像形成装置の処理は停止さ
れる。このように画像形成装置の処理が途中で停止され
ると、像担持体の表面には未転写のトナーが残留するこ
とになる。特に、カラートナーは比較的反射率が高いの
で、像担持体の表面に未転写のトナーが残留している
と、剥離検出手段の出力が所定値以上となり、像担持体
からの転写材料の剥離に失敗したと判断して剥離不良を
誤検出する可能性があった(転写材料の無しを有りと判
断)。
【0005】また、剥離不良を検出した場合、画像形成
装置の処理が停止し、この剥離不良となった転写材料を
取り除くように表示又はアラーム等によってオペレータ
に促すようにしている。この表示又はアラーム等の報知
によりオペレータは、装置の扉が開け、転写材料を取り
除いた後、再度扉を閉止する。これによって、画像形成
装置は、通常の動作に復帰する。
【0006】しかしながら、取り除きが不完全であった
場合、実際に取り除いたか否かの判断が、再起動後の剥
離不良検出時まで残った転写材料を検出できず、通常の
動作に復帰が遅れることになる。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、転写材料の剥
離不良を誤検出することを防止すると共に、剥離不良と
なった転写材料の除去確認を即時に行うことができる画
像形成装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
像担持体上に静電潜像を形成させる静電潜像形成手段
と、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像し像担
持体上にトナー像を形成させる現像器と、像担持体上の
前記トナー像を転写材料に転写する転写手段と、像担持
体の表面を清掃する清掃手段と、前記静電潜像形成手
段、前記現像器、及び前記転写手段による画像形成動作
を停止させる必要のある異常が発生したか否かを検出す
る異常検出手段と、前記異常検出手段によって異常が検
出された場合に前記画像形成動作を停止させ、画像形成
動作が停止している状態で前記清掃手段により像担持体
上に残留しているトナーを除去させる清掃モードが所定
時間行われるように制御する制御手段と、を有してい
る。
【0009】請求項2記載の発明は、像担持体上に静電
潜像を形成させる静電潜像形成手段と、前記像担持体上
に形成された静電潜像を現像し像担持体上にトナー像を
形成させる現像器と、像担持体に転写材料を接触させ前
記トナー像を転写材料に転写する転写手段と、トナー像
が転写された転写材料を像担持体から剥離させる剥離手
段と、前記剥離手段の下流側に配設され像担持体に向け
て光を照射し反射された光の光量を検出する検出手段
と、剥離手段によって転写材料が剥離されなかった場合
に該転写材料が前記検出手段の配設部位を通過するタイ
ミングで検出手段による光量の検出を行わせ、検出手段
によって検出された光量が所定値以上の場合に転写材料
の剥離不良が発生したと判断すると共に前記検出された
光量を記憶した後、検出手段による光量の検出を再度行
わせ、前記記憶した光量と検出手段によって検出された
光量との差に基づいて転写材料が除去されたか否かを判
断する判断手段と、を有している。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、静電潜像形成手
段、前記現像器、及び前記転写手段による画像形成動作
を停止させる必要のある異常(例えば、ジャミングや装
置の扉が開放された等)が発生した場合、その異常回避
後に清掃モードを所定時間行うようにしたため、像担持
体上に残存するトナーを転写材料有りと誤判断すること
がなく、再度の異常停止を起こすといった不具合を防止
することができる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、剥離手段に
よって転写材料が剥離されなかった場合に該転写材料が
前記検出手段の配設部位を通過するタイミングで検出手
段による光量の検出を行わせるようにしたので、像担持
体上のトナー像形成部位以外の部位にトナーが付着して
いたとしても、このトナーを転写材料とちえ誤検出こと
はない。また、検出手段によって検出された光量が所定
値以上の場合に転写材料の剥離不良が発生したと判断
し、このような場合には、装置を停止させ、オペレータ
によって剥離不良を起こした転写材料を除去する。
【0012】このとき、前記検出された光量を記憶して
おき、剥離不良を起こした転写材料の除去動作後に検出
手段による光量の検出を再度行い、前記記憶した光量と
転写材料除去動作後の検出手段による検出光量との差に
基づいて転写材料が除去されたか否かを判断している。
転写材料が除去された部分にトナーが残留していたとし
ても検出手段により検出される光量には変化が生ずるの
で、これにより、転写材料が確実に除去されたか否かを
判断することができ、剥離不良となった転写材料の除去
を誤判断することを防止することができる。
【0013】
【実施例】図1には、本実施例に係る画像形成装置の概
略構成図が示されている。
【0014】装置中央部には、像担持体としての感光体
ドラム10が配設されており、軸12を中心に図示しな
い駆動手段の駆動力で図1の時計回り方向に回転される
ようになっている。
【0015】この感光体ドラム10の周面は、この感光
体ドラム10の上方に配設された帯電コロトロン14に
よって帯電されるようになっている。この帯電コロトロ
ン14の感光体ドラム10の時計回り回転方向下流側に
は、書込み装置16が設けられている。この書込み装置
16では、前記帯電コロトロン14によって帯電された
周面に画像信号に応じて光が照射されるようになってい
る。この結果、感光体ドラム10の周面には、静電潜像
が形成される。
【0016】画像(静電潜像)が形成された感光体ドラ
ム10は、図1の時計回り方向にさらに回転され、感光
体ドラム10の図1の右横に位置する現像装置18へと
至る。
【0017】現像装置18では、現像剤(以下、トナー
という)が貯留されており、このトナーをローラ20に
よって感光体ドラム10の表面へ供給することにより、
静電潜像部にトナーが付着し、顕像化されるようになっ
ている(現像処理)。
【0018】感光体ドラム10の図1の下方向には、接
線方向に沿ってガイド板22が配設され、転写材料24
の案内路を形成している。
【0019】ガイド板22の転写材料搬送方向先端部
(感光体ドラム10に最も接近した端部)近傍には、感
光体ドラム10の周面に向けて転写コロトロン26が配
設されている。ガイド板22によって案内搬送される転
写材料24は、この転写コロトロン26の配置位置近傍
で、感光体ドラム10の周面に接触され、前記感光体ド
ラム10の周面に付着したトナーが転写材料24に転写
されるようになっている。
【0020】ガイド板22の他方の端部側には、レジス
トローラ28及びレジストゲート30が配設されてお
り、転写材料24は、図示しないトレイからこのレジス
トローラ28及びレジストゲート30を通過してガイド
板22上へ至るようになっている。
【0021】すなわち、転写材料24の搬送が指示され
ると、トレイ上の転写材料供給装置(図示省略)によっ
て、最上層の転写材料24が搬送され、レジストローラ
28によって挟持されると共にレジストゲート30が開
くようになっており、その後レジストローラ28に挟持
搬送されて、感光体ドラム10方向へ送り込まれるよう
になっている。
【0022】このレジストローラ28及びレジストゲー
ト30は、感光体ドラム10の周囲に外部の光が侵入す
ることを防止する役目を有している。
【0023】また、レジストゲート30の転写材料搬送
方向下流側近傍には、ジャム検知装置32が配設され、
トレイから送り込まれる転写材料24が円滑にガイド板
22に案内されて搬送されているか否かを検知するよう
になっている。
【0024】転写コロトロン26よってトナーが転写さ
れた転写材料24は、静電密着されて感光体ドラム10
に巻付けられた状態で感光体ドラム10の回転に伴って
搬送され、剥離コロトロン34によって静電密着が解除
され、剥離されるようになっている。剥離された転写材
料24、感光体ドラム10の接線方向に沿って配設され
たガイド板36に案内され、排出部38へと至るように
なっている。この排出部38は、一対のローラ40と、
これらのローラ40に巻き掛けられた無端の搬送ベルト
42によって構成されており、図示しない駆動手段の駆
動力で一方のローラ40が回転することによって、搬送
ベルト42を図1の矢印A方向へ駆動している。このた
め、ガイド板36に案内され、搬送ベルト42に載置さ
れた転写材料24は、搬送ベルト42に載置された状態
で排出される。
【0025】また、排出部38側のガイド板36の上方
には、剥離爪44が配設されている。この剥離爪44
は、前記剥離コロトロン34によって剥離が不完全であ
った転写材料24を機械的に感光体ドラム10の周面か
ら剥離させる役目を有している。すなわち、剥離爪44
は、軸46を中心に図1の時計回り方向へ回転すること
によって、爪部44Aが感光体ドラム10の周面に接触
し、感光体ドラム10と転写材料24との間に入り込ん
で、強制的に転写材料24を剥離させるようになってい
る。
【0026】さらに、本実施例では、この剥離爪44の
上方に、剥離ミス検出装置48が配設されており、剥離
コロトロン34及び剥離爪44の何れにおいても、剥離
できず、感光体ドラム10の周面に転写材料24が残っ
ていることを検出するようになっている。
【0027】この剥離ミス検出装置48は、光電変換器
であり、図3に示される如く、投光部48Aと受光部4
8Bとを有し、投光部48Aから照射され、感光体ドラ
ム10又は転写材料24の表面で反射された光を受光部
48Bで受光し、この受光部48Bの受光量に応じた電
気量(電圧)を出力するようになっている。
【0028】図4に示される如く、感光体ドラム10の
表面からの反射光量は少なく、出力電圧が低く(図3
(A)参照)、転写材料24の表面からの反射光量は多
く、出力電圧が高い(図3(B)参照)。従って、これ
らの中間にしきい値を設け、このしきい値とセンサ出力
値とを比較することによって、感光体ドラム10の周面
に転写材料24が巻付けられているか否かを判別するこ
とができる。
【0029】剥離ミス検出装置48の上方には、清掃装
置50及び除電コロトロン52が感光体ドラム10の周
面に沿って配設されている。
【0030】正常に転写材料24が剥離された感光体ド
ラム10には、トナーが残存しており、この残存してい
るトナーを清掃装置50のブラシ50Aが回転すること
によって除去され、さらに除電コロトロン52によって
帯電が消去されて、感光体ドラム10が初期位置に戻る
ようになっている。
【0031】図2には、制御ブロック図が示されてい
る。制御部60には、帯電コロトロン14、書込み装置
16、現像装置18、転写コロトロン26、剥離コロト
ロン34、剥離爪44の作動ドライバ45、清掃装置5
0及び除電コロトロン52がそれぞれ接続され、制御部
60によって制御されるようになっている。
【0032】また、この制御部60には、感光体ドラム
10を回転させるための駆動ドライバ11及びジャミン
グや剥離ミスが生じた場合にメッセージを表示する表示
部62が接続されている。
【0033】さらに、制御部60には、ジャム検知装置
32及び剥離ミス検出装置48が接続されている。
【0034】ところで、前記剥離ミス検出装置48で
は、感光体ドラム10の表面又は転写材料24の表面か
らの反射光量が異なることによって剥離不良を判別して
いるが、特に、カラートナーを用いている場合には、こ
のカラートナーの反射光量が多く、出力電圧が高い(図
3(C)参照)。従って、カラートナーが残存している
部分(特に、転写材料24が巻付けられる周面領域の前
後)を剥離ミス検出装置48で検出し、転写材料有りと
誤判断することを防止するため、この剥離ミス検出装置
48による検出時期をレジストゲート30の開閉信号に
応じて決定している。すなわち、図5に示される如く、
レジストゲート30の開信号出力から所定時間(t1
経過するまでは未検出領域とし、その後の所定時間(t
2 )を検出領域とした。この所定時間(t2 )は、機械
公差、電気公差、ソフト公差の全公差を考慮して設定し
たものである。
【0035】t2 =T−(t1 +t3 )・・・(1) この範囲(所定時間t2 )のみ、剥離ミス検出装置48
を作動させることによって、感光体ドラム10に付着し
た残存トナーによる誤検出(剥離ミス有り)を防止する
ことができるようになっている。
【0036】画像形成装置では、上記通常動作中に剥離
ミス以外の異常を検出すると、動作が途中で停止する。
この緊急停止は、装置ケーシングの扉が開かれた場合、
所謂インタロック機構によってもなされる。ここで、ジ
ャム等を起こした転写材料24を取り除いた後、或い
は、扉開放時の停止時期が現像後、かつ転写前である
と、再起動時にこのトナー(特にカラートナー)が残留
している。このカラートナー残留時に、感光体ドラム1
0が初期位置へ戻る際に剥離ミス検出装置48によって
剥離ミス有りを検出することを防止するため、本実施例
では再起動後、一定時間(本実施例では3秒)だけトナ
ーの除去作業(清掃装置50)を行うと共に、この間の
剥離ミス検出装置48の作動を禁止するようにしてい
る。
【0037】さらに、本実施例では、この剥離ミス検出
時の剥離ミス検出装置48による検出値(POP1)を
記憶し、再起動直前(扉の閉止時)に剥離ミス検出装置
48により再検出(POP2)を行うようにしている。
ここで、検出値POP1とPOP2とを比較することに
よって、その差(POP1−POP2)が所定値以上あ
れば転写材料24が確実に取り除かれたことを認識でき
(正常)、所定値以下であれば取り除き作業が不完全で
あることを認識できる(異常)。
【0038】 POP2<POP1−α →正常・・・(2) POP2≧POP1−α →異常・・・(3) 以下に、本実施例の作用を説明する。
【0039】まず、複写処理の通常の流れを説明する。
複写処理の指示がなされると、感光体ドラム10の回転
が開始され、図1の時計回り方向に回転し始める。この
とき、帯電コロトロン14によって感光体ドラム10の
周面は帯電され、次いで、書込み装置16によって、画
像信号に応じて光が照射されて、静電気的に画像が書き
込まれる(静電潜像の形成)。感光体ドラム10はさら
に回転され、現像装置18によって、トナーが静電潜像
部に付着して顕像化された後、その周面にガイド板22
によって案内されてくる転写材料24が密着する。この
転写材料24が感光体ドラム10の周面に密着した状態
で、転写コロトロン26によってトナーが感光体ドラム
10の周面から転写材料24へ転写される。
【0040】感光体ドラム10に密着しながら搬送され
る転写材料24は、剥離コロトロン34によって感光体
ドラム10との密着が解除され、剥離されてガイド板3
6に案内されて、搬送ベルト42上へ至り、その後、搬
送ベルト42の駆動によって排出される。
【0041】なお、剥離コロトロン34による静電気除
去によって剥離が不完全であった場合には、剥離爪44
が作動する(軸46を中心に時計回り方向回転)ことに
より、転写材料24は、機械的に剥離される。
【0042】以上が通常の画像複写動作であり、転写材
料24が剥離された感光体ドラム10は、さらに回転す
ることによって、清掃装置50のブラシ50Aの回転に
よって残存トナーが除去され、初期位置へ戻る(1回
転)。
【0043】ここで、剥離ミス検出装置48による検出
を常時行っていると、感光体ドラム10の周面における
転写材料24が巻付けられない領域、特に転写材料24
の巻付領域前後に、不要なトナーが残存しており、これ
がカラートナーの場合には、反射率が高いため、このカ
ラートナー付着面の反射光量を検出した場合に、しきい
値(図4参照)を超え、剥離ミスであると誤検出する場
合がある。そこで、本実施例では、図5に示される如
く、レジストゲート30が開放されてから所定時間(t
1 )経過するまでは、剥離ミス検出装置48を作動せ
ず、かつ、所定時間(t2 )のみ検出するようにした。
【0044】これにより、実際に転写材料24が密着さ
れる感光体ドラム10の周面領域のみ、反射光量を検出
することができるため、カラートナーの付着による剥離
ミス有りの誤検出を防止することができる。また、常
時、光電変換器を作動させていないため、この光電変換
器自体の寿命も伸ばすことができる。
【0045】また、本装置では、剥離ミス以外の異常、
例えば、ジャミングを起こしたり、動作不良を生じた場
合は、この異常発生時点で動作を停止すると共に装置の
異常状況をオペレータに報知するようにしている。以下
に、図6のフローチャートに従い、剥離ミス以外の再起
動制御ルーチンを説明する。
【0046】異常が検出されると、ステップ100にお
いて装置の作動が停止され、次いでステップ102へ移
行して転写材料の除去を促すメッセージを出力する。こ
れにより、例えば、装置操作パネル上に上記メッセージ
が表示され、オペレータは異常に認識し、このメッセー
ジに従い装置の扉を開いてトラブルシューティングを行
う。
【0047】ステップ104では、装置の扉が開いたか
否かが判断され、開いたことを検出するまで、ステップ
102、104を繰り返し、開いたことを検出するステ
ップ104で肯定判定されて、ステップ106へ移行す
る。オペレータは、この間にジャミング等を起こしてい
る転写材料を除去し、扉を締める。
【0048】ステップ106では、この扉が示されたか
否かが判断され、肯定判定されると、ステップ108へ
移行して、内部に残存している転写材料24の有無を判
断する。
【0049】このステップ108で否定判定、すなわ
ち、依然として転写材料24が残っている場合には、ス
テップ102へ移行してメッセージの出力を継続し、次
いで、上記ステップ104、106、108を繰り返
す。
【0050】ステップ108で肯定判定、すなわち、残
存する転写材料24が無しと判断された場合は、ステッ
プ110でメッセージの出力を停止し(表示解除)、ス
テップ112へ移行して、感光体ドラム10を回転を開
始すると共に清掃装置50を作動させ、3秒後に停止さ
せる(ステップ114、116)。これにより、感光体
ドラム10に付着している不要なトナーが除去され、感
光体ドラム10を初期状態(トナーの付着がなく、帯電
もない状態)とすることができる。従って、トナー(特
に、カラートナー)が付着した状態で再起動され、この
カラートナーの反射光量を剥離ミス検出装置48で検出
して、剥離ミス有りと誤検出することが防止できる。
【0051】この作動時間は、短いと感光体ドラム10
に付着しているトナーの完全除去が行えず、長いと再起
動までの時間が長くなり作業性が悪くなる。そこで、本
実施例では、現像装置18から清掃装置50までの長さ
と、感光体ドラム10の回転速度とから最も適正な時間
である3秒を選択している。すなわち、トナーが付着す
るのは、現像装置18の配設部を通過した後であるた
め、この現像装置18の配設部から清掃装置50の配設
部までにかかる時間を選択すれば、トナーの完全除去が
可能な最も短い時間となる。
【0052】次のステップ118では、剥離ミス検出装
置48によってトナーが除去された感光体ドラム10の
周面からの反射光量を検出し、その出力値からしきい値
を決定し、これを新たなしきい値として更新する。この
更新を行うことにより、剥離ミス検出装置48自体の感
度低下や、感光体ドラム10の周面の反射率の変化に対
応した、しきい値を得ることができる。
【0053】ステップ118でしきい値が決定される
と、ステップ120へ移行して装置は再起動され、感光
体ドラム10は初期位置へ至り、待機状態となる。
【0054】なお、図6のフローチャートでは、装置内
で転写材料24がジャミングを起こした場合について説
明したが、装置作動中に単に扉が開けられたときにも、
インタロック機構によって装置は停止する。この場合の
メッセージは異なるが、扉閉止後、3秒間感光体ドラム
10を回転させ、かつ清掃装置50を作動させる点は、
同様である。
【0055】次に、転写材料24が剥離コロトロン34
及び剥離爪44の何れでも剥離ができず、感光体ドラム
10に密着した状態であると、これを剥離ミス検出装置
48によって検出し、装置の作動を停止すると共に剥離
異常を知らせるようになっている。以下に、図7のフロ
ーチャートに従い、剥離ミス異常時の再起動制御を説明
する。
【0056】ステップ200において、剥離ミス検出装
置48で転写材料24の有り、すなわち、検出値がしき
い値を超えると、ステップ202へ移行して装置の作動
を停止させる。
【0057】次のステップ204では、この剥離ミス有
りを検出したときの検出値POP1を記憶し、次いでス
テップ206で剥離ミスである旨のメッセージを出力し
てステップ208へ移行する。
【0058】次のステップ208では、装置の扉が開い
たか否かが判断され、開いたことを検出するまで、ステ
ップ206、208を繰り返し、開いたことを検出する
ステップ208で肯定判定されて、ステップ210へ移
行する。オペレータは、この間に剥離ミスを起こしてい
る転写材料を除去し、扉を締める。
【0059】ステップ210では、この扉が締められた
か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ212
へ移行して、剥離ミス検出装置48を作動させて、この
ときの反射光量を検出する(POP2)。
【0060】次のステップ214では、剥離ミス検出時
の検出値POP1と扉の開閉後の検出値POP2とを比
較する。
【0061】この比較の結果、POP2<POP1−α
と判定された場合は、正常に転写材料24が取り除か
れたと判断し、ステップ216へ移行する。また、ステ
ップ214で、POP2≧POP1−α と判断された
場合は、剥離ミス発生時の検出値と、扉開閉後の検出値
とに差がなく、転写材料24の取り除きが不完全である
と判断され、ステップ206へ戻る。
【0062】ステップ216では、メッセージの出力を
停止する(表示解除)。このステップ216よりも後の
ステップは、図6で説明した剥離ミス以外の異常検出時
のステップと同様であるので、図6のステップ番号の末
尾に符号”A”を付して詳細な説明は省略する。すなわ
ち、ステップ112Aで感光体ドラム10を回転を開始
すると共に清掃装置50を3秒間作動させ(ステップ1
14A、116A)、剥離ミス検出装置48によってト
ナーが除去された感光体ドラム10の周面からの反射光
量を検出し、その出力値からしきい値を決定し、これを
新たなしきい値として更新した後、装置を再起動する
(ステップ118A、120A)。
【0063】このように、本実施例では、装置の通常動
作時では、剥離ミス検出装置48の作動時間を感光体ド
ラム10の周面における転写材料24が密着する領域の
みとして、剥離ミス有りの誤検出を防止すると共に剥離
ミス検出装置48自体の寿命を伸ばすことができる。
【0064】また、剥離ミス以外の異常が発生したとき
には、その再起動時に所定時間(3秒間)感光体ドラム
10を回転させながら清掃装置50を作動させるように
したため、残存するトナー(特に、カラートナー)上の
反射光量を検出して、剥離ミス有りと誤検出することを
防止することができる。
【0065】さらに、剥離ミス発生時の検出値と、扉開
閉後の検出値とを比較することによって、確実に剥離ミ
スを起こした転写材料24が取り除かれたことを判断す
ることができるので、転写材料24の取り除きが不完全
のままで再起動することがなく、転写材料有りを無しと
誤検出(未検出)することを防止することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像形成
装置は、転写材料の剥離不良を誤検出することを防止す
ると共に、剥離不良となった転写材料の除去確認を即時
に行うことができるという優れた効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】本実施例の画像形成装置の制御ブロック図であ
る。
【図3】剥離ミス検出装置から射出された光が、(A)
は感光体ドラムに反射した場合、(B)は転写材料に反
射した場合、(C)は未転写トナーに反射した場合を各
々示す概略図である。
【図4】剥離ミス検出装置からの出力信号としきい値と
の比較を示す線図である。
【図5】転写材料が通過するレジゲート部の開閉タイミ
ング、転写材料のジャムを検出するジャム検出センサの
出力信号、及び剥離不良センサの作動タイミングを示す
タイミングチャートである。
【図6】画像形成動作を停止させる必要のある異常が発
生した場合の割込み処理を説明するフローチャートであ
る。
【図7】転写材料の剥離不良の検出、及び剥離不良を検
出した場合の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(像担持体) 12 帯電コロトロン 16 書込み装置 18 現像装置(現像器) 24 転写材料 26 転写コロトロン(転写手段) 32 ジャム検知装置(異常検出手段) 34 剥離コロトロン(剥離手段) 44 剥離爪(剥離手段) 48 剥離ミス検出装置(検出手段) 50 清掃装置(清掃手段) 52 除電コロトロン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/14 101 H 21/10 (72)発明者 増渕 富志雄 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 浜 英隆 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に静電潜像を形成させる静電
    潜像形成手段と、 前記像担持体上に形成された静電潜像を現像し像担持体
    上にトナー像を形成させる現像器と、 像担持体上の前記トナー像を転写材料に転写する転写手
    段と、 像担持体の表面を清掃する清掃手段と、 前記静電潜像形成手段、前記現像器、及び前記転写手段
    による画像形成動作を停止させる必要のある異常が発生
    したか否かを検出する異常検出手段と、 前記異常検出手段によって異常が検出された場合に、前
    記画像形成動作を停止させ、画像形成動作が停止してい
    る状態で前記清掃手段により像担持体上に残留している
    トナーを除去させる清掃モードが所定時間行われるよう
    に制御する制御手段と、 を有する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体上に静電潜像を形成させる静電
    潜像形成手段と、 前記像担持体上に形成された静電潜像を現像し像担持体
    上にトナー像を形成させる現像器と、 像担持体に転写材料を接触させ前記トナー像を転写材料
    に転写する転写手段と、 トナー像が転写された転写材料を像担持体から剥離させ
    る剥離手段と、 前記剥離手段の下流側に配設され像担持体に向けて光を
    照射し反射された光の光量を検出する検出手段と、 剥離手段によって転写材料が剥離されなかった場合に該
    転写材料が前記検出手段の配設部位を通過するタイミン
    グで検出手段による光量の検出を行わせ、検出手段によ
    って検出された光量が所定値以上の場合に転写材料の剥
    離不良が発生したと判断すると共に前記検出された光量
    を記憶した後、検出手段による光量の検出を再度行わ
    せ、前記記憶した光量と検出手段によって検出された光
    量との差に基づいて転写材料が除去されたか否かを判断
    する判断手段と、 を有する画像形成装置。
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