JPH07104361B2 - 高周波プローブ - Google Patents

高周波プローブ

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JPH07104361B2
JPH07104361B2 JP1029026A JP2902689A JPH07104361B2 JP H07104361 B2 JPH07104361 B2 JP H07104361B2 JP 1029026 A JP1029026 A JP 1029026A JP 2902689 A JP2902689 A JP 2902689A JP H07104361 B2 JPH07104361 B2 JP H07104361B2
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JP
Japan
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conductor
center
frequency probe
outer conductor
high frequency
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JP1029026A
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勇平 小杉
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマイクロ波帯以上の高周波帯でマイクロストリ
ップ(Microstrip)線路の伝送路を伝播する信号を外部
からモニタする高周波プローブに関する。
〔従来の技術〕
従来、マイクロ波帯以上の高周波信号をモニタしようと
する場合、一般に用いられる手段としては、伝送線路の
信号をモニタすべき個所に方向性結合器を挿入し、信号
を取り出すという方法があった。この方法によれば確実
に一定の大きさの信号取り出しが可能であるが、方向性
結合器を用いるために大きなスペースを必要とし、コス
トもかかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年、マイクロ波回路はマイクロストリップ構造により
形成されることが多くなり、導波管の使用は限られた一
部にとどまるようになった。このマイクロストリップ回
路を用いた方向性結合器は、少なくともλ/4(λは波
長)の長さを必要とするため、大きな回路面積を占有し
てしまうという欠点があった。さらに、方向性結合器で
取り出した信号を外部の測定器や回路につなぎ込むため
にコネクタを用いる必要もあり、その上コネクタは通常
時無反射終端器(一般に線路の特性インピーダンスと等
しい抵抗器を内部に仕込んだコネクタ付のもの)で終端
しておく必要がある。マイクロ波のコネクタや終端器は
非常に高価であるという問題もあった。
本発明の目的は、これらの欠点を除き、可撓性のある所
定の特性インピーダンス回路を用いて、少ない占有面積
で狭い個所の測定できると共に安価に構成できる高周波
プローブを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の高周波プローブは、接触する先端を細く根元を
やや太くしたテーパ状の可撓性中心導体と、この中心導
体を挟んで両側対角方向に平面的に配設された板バネ状
で先端を細く根元を広くしたテーパ状の一対の外導体
と、これら中心導体および外導体を根元の部分で支持す
る支持部材と、この支持部材と一体に形成され前記中心
導体および前記外導体が外部ケーブルの中心導体および
外導体とそれぞれ接続されるコネクタ部とを備えたこと
を特徴とする。
〔実施例〕
第1図(a),(b),(c)は本発明の一実施例の正
面図,側面図および縦断面図であり、断面図は信号伝播
軸の中心を含む断面を示している。第1図(c)におい
て、中心導体1は先端部1aが細く根元に向ってテーパ状
に太くなっている。この中心導体1の両側には外導体2
が平板状に配され、同じくその先端部2aから根元へテー
パ状になっている。この外導体2を支持するプローブの
支持部3は、同時に手でこの高周波プローブをつかむ部
分を兼ねる。この支持部3と一体に形成されたコネクタ
の外導体6は、本実施例ではネジを切ってあり、コネク
タの接続部となる。このコネクタの中心導体の結合部5
は、中心導体1につながっている。
ここで中心導体1と外導体2とがどのように支持され位
置関係を保っているか説明する。第1図(b)におい
て、支持部材3にはスロット3aが設けられ、このスロッ
トに可撓性の板バネ状の外導体2が挿入され、図示され
ていないがテーパネジで支持部材3の先端を締め込むこ
とにより、外導体2は支持部材3に強固に取付けられ
る。
次に、中心導体1は円筒状の絶縁体4に挿入され、さら
にこの絶縁体4を支持部材3に穿った穴に挿入すること
によって支持されている。
この高周波プローブの先端部分より見た第1図(a)に
おいて、中心導体1に対し支持部材3が同心状に配さ
れ、さらに支持部材3に板バネ状外導体2が挟まれてい
る。第2図(a),(b),(c)は第1図(c)のA
−A,B−B,C−Cの各横断面を示す。断面A−Aは中心導
体1を支持している部分,断面B−Bは中間部分,断面
C−Cは先端に近い部分である。
第3図(a),(b)は高周波プロープの線路構造によ
る電気力線の分布図であり、第3図(a)は先端に近い
部分、第3図(b)は中間部分を示している。この電磁
界分布は中心導体とその両側の外導体2の隙間部に集中
している。プローブの支持部では電磁界の分布は同軸状
となる。先端から根元、さらにコネクタへと電磁界はな
めらかに変化するようになっている。
第4図(a)は本実施例の使用されるマイクロストリッ
プ構造部の平面図で、この信号伝送路上の信号をモニタ
すると仮定する。サブストレート10上に中心導体11が配
設され、中心導体11から高抵抗部12により分岐して電極
13が設けられ、この電極13の両脇には接地ホール(Grou
nd Via)14が設けられている。この状態で中心導体11を
伝播する信号は抵抗部12が高抵抗であるためほとんど影
響を受けない。
次に、この信号をモニタする場合、第4図(b)に示す
ように、本実施例の高周波プローブを電極13と接地ホー
ル14に接触させる。プローブ中心導体1の先端部1aを電
極13に、プローブ外導体2の先端部2aを接地ホール14に
押し当てるようにする。この場合、プローブの中心導体
1も外導体2も、可撓性がありそれぞれ独立に僅かに撓
み変形することによって変形に応じた接触圧を発生す
る。
これによって中心導体1と外導体2の双方に無理のない
接触が実現され、マイクロストリップ線路に存在する信
号は高抵抗部12を介してその一部が高周波プローブへ取
り出される。
第5図は本実施例の高周波プローブを用いている状態の
等価回路図である。高抵抗部12の抵抗値をRbとし、線路
の特性インピーダンスZoに対しRb》Zoになるように選定
しておけば、主線路に対する高周波プローブの影響はほ
どんど無視することが出来る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の高周波プローブは、先端部
からコネクタ部まで同一特性インピーダンスが保たれ信
号伝播線路としての不連続は極めて小さい、先端部分は
中心導体と外導体ともども、なめらかに撓むため、マイ
クロストリップ構造における高周波の測定も容易に実施
することが出来る。
本発明の高周波プローブによれば、大きな面積を有する
方向性結合器を回路に仕込んでおく必要はなく、測定回
路の小形化ができると共に、方向性結合器と共に必要な
信号取り出し用コネクタや終端器も必要とせず機器の価
格を引き下げる効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本発明の一実施例の高
周波プローブの正面図,側面図および縦断面図、第2図
(a),(b),(c)は第1図のA−A,B−B,C−Cの
各断面図、第3図(a),(b)は本実施例の高周波プ
ローブの線路の電界分布図、第4図(a),(b)は本
実施例の高周波プローブの使用法を説明するマイクロス
トリップ線路の平面図およびそのモニタ時の斜視図、第
5図は本実施例の高周波プローブを含む等価回路図であ
る。 1……中心導体、1a……中心導体先端部、2……外導
体、2a……外導体先端部、3……支持部材、4……円筒
状絶縁体、5……コネクタ中心導体結合部、6……外導
体結合ネジ、10……サブストレート(基板)、11……中
心導体、12……高抵抗部、13……電極、14……接地ホー
ル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接触する先端を細く根元をやや太くしたテ
    ーパ状の可撓性中心導体と、この中心導体を挟んで両側
    対角方向に平面的に配設された板バネ状で先端を細く根
    元を広くしたテーパ状の一対の外導体と、これら中心導
    体および外導体を根元の部分で支持する支持部材と、こ
    の支持部材と一体に形成され前記中心導体および前記外
    導体が外部ケーブルの中心導体および外導体とそれぞれ
    接続されるコネクタ部とを備えたことを特徴とする高周
    波プローブ。
JP1029026A 1989-02-07 1989-02-07 高周波プローブ Expired - Lifetime JPH07104361B2 (ja)

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JP1029026A JPH07104361B2 (ja) 1989-02-07 1989-02-07 高周波プローブ

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JP1029026A JPH07104361B2 (ja) 1989-02-07 1989-02-07 高周波プローブ

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Publication Number Publication Date
JPH02208572A JPH02208572A (ja) 1990-08-20
JPH07104361B2 true JPH07104361B2 (ja) 1995-11-13

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ID=12264902

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