JP2001349903A - 高周波プローブ - Google Patents

高周波プローブ

Info

Publication number
JP2001349903A
JP2001349903A JP2000169879A JP2000169879A JP2001349903A JP 2001349903 A JP2001349903 A JP 2001349903A JP 2000169879 A JP2000169879 A JP 2000169879A JP 2000169879 A JP2000169879 A JP 2000169879A JP 2001349903 A JP2001349903 A JP 2001349903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
signal
ground
frequency probe
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000169879A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ikeda
健志 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOOZERU ENGINEERING KK
Original Assignee
NOOZERU ENGINEERING KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOOZERU ENGINEERING KK filed Critical NOOZERU ENGINEERING KK
Priority to JP2000169879A priority Critical patent/JP2001349903A/ja
Publication of JP2001349903A publication Critical patent/JP2001349903A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体レーザチップを直接検査する場合など被
測定端子同士の間に段差があってもこれらと適切な電気
的接触を確保することができる高周波プローブを提供す
る。 【解決手段】可撓性および絶縁性を備えた基板131上
に、マイクロストリップ線路あるいはコプラナー線路を
成すように信号線132とグラウンド線133、134
とを設け、信号線とグラウンド線の間に基板の一端部か
ら所定長の切り込み138、139を入れ、かつ信号線
132のある中央可撓部341の長さをグラウンド線の
ある左右の可撓部342、343よりわずかに短くす
る。長さの差と撓みにより、段差のある端子に対しても
適切な接触が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定端子と接触
して信号の授受を行うための高周波プローブに関する。
【0002】特に、半導体レーザチップの様に素子表面
にグラウンド端子を持たず、電流を流すには当該素子チ
ップの表面と裏面の両方に接触する必要がある素子チッ
プ用の実用的な高周波プローブに関する。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体レーザの高周波特性は、し
かるべきマイクロストリップ線路上に同素子を半田付け
して組み立て、評価するのが普通であった。しかし、コ
スト低減の観点からチップ状態で評価選別する必要性に
迫られている。
【0004】一般にギガヘルツ帯の信号源や測定機は、
その入出力インピーダンスが50Ωである。したがっ
て、高周波プローブ1200は、図12に示すように、
信号源や測定機を同軸ケーブルで接続するために、特性
インピーダンスが50Ωの同軸接栓1210(コネクタ
ー)を一端に持っている。
【0005】また、従来の高周波プローブでは、同軸接
栓1210から硬い金属製同軸線路1220が延びてお
り、図13に示すように、その先端数ミリメートルの部
分(先端部1230)に、中心導体、即ち信号線用とし
て1個の金属製接触子(信号接触子1231)を有する
とともに、外部導体、即ちグラウンド線用として通常2
個の金属製接触子(グラウンド接触子1232)を備え
ている。
【0006】このような高周波プローブは、図14に示
すように、マイクロ波帯の集積回路1400の評価に用
いられており、これらの場合には、あらかじめ測定評価
を予想して、同集積回路上の線路も特性インピーダンス
が50Ωになるように、整合用の抵抗やコンデンサーを
集積して形成されている。この場合、多くがコプラナー
導波路を採用しており、信号線とグラウンド線とが同一
表面上にある。また、基板の表裏を使うマイクロストリ
ップ線路を採用している場合でも、測定プローブを当て
る部分では、裏面からグラウンド線をスルーホール
(「孔を介して」と言う意味で”viahole”と称
する場合もある)を介して表面に出すように設計してあ
る。
【0007】従って、図14のように、信号線の端子1
411と、グラウンド側端子1412とが、丁度、高周
波プローブの先端の信号接触子1231、グラウンド接
触子1232とに対応して接触する。
【0008】このように、同一平面上に端子が並び得る
場合には、プローブも上述既往の同軸線路型のプローブ
1200で好都合に対応可能である。しかし、半導体レ
ーザをチップ状態のままで駆動して検査する場合、プロ
ーブと接触する端子を同一平面上に並べることはむつか
しい。すなわち、半導体レーザチップは小さく、上述の
ようにグラウンド側の電極を表面に設けるなどの細工を
施すための場所的余裕が全くない。このため、プローブ
の信号接触子は半導体レーザチップの上面に、グラウン
ド接触子は半導体レーザチップを載置する基台に接触さ
せねばならない。
【0009】図15は、従来の高周波プローブ1200
を半導体レーザチップ1500の評価に使用する場合の
例を図示したものである。同図に示すものでは、半導体
レーザチップ1500の厚さに相当する高さの金属製ヤ
トイ1521、1522を、導電性基台1510の上に
置いて高さを合わせている。なお、金属製ヤトイを置い
た状態に相当するように、導電性基台1510自体の表
面を凸状に加工して高さを合わせる等も行われる。
【0010】また図16に示すものでは、高周波プロー
ブの先端に、ちょうど、半導体レーザチップ1500の
厚さに相当する金属片1611、1612を取り付ける
ことで、高さ合わせを行っている。さらに図17に示す
ように、高周波プローブ1200を傾けて、少なくとも
一方のグラウンド接触子1232が導電性基台1510
と接触し、信号接触子1231が半導体レーザチップ1
500と接続する形を採ることで半導体レーザチップ1
500を検査する等が行われていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】半導体レーザのチップ
厚は、多くが70μmから140μmの間に設計されて
いるが、加工精度上、さらに±15μm程度の公差を許
容しなければならない。このように、チップ厚が広範囲
にばらつくので、図15から図17に示した何れの方法
を採っても、既存の硬い金属製接触子を着けたタイプの
高周波プローブ1200では、半導体レーザをチップ状
態で検査することに十分対応することは出来なかった。
【0012】また、半導体レーザの動作点におけるイン
ピーダンスは10Ω以下で、多くが5Ω程度である。し
たがって、このまま50Ωの信号源や測定機に接続した
のでは、誤差が多くて使えない。信号源への反射を減ら
して見かけ上の不整合を減らすべく、減衰器を挿入する
手法があるが、これは信号源を保護する役目を果たして
も精度を向上することにはならない。
【0013】また、小信号解析を行う場合には、必要な
電力が小さいので精度を我慢すれば使えるが、最近の半
導体レーザチップ検査に要求される大振幅動作時には、
上記減衰器で必要な信号まで減衰することを考えると、
対応できる信号源が存在しないこととなり、この方法は
採用できない。
【0014】逆に、電界吸収効果を使った半導体光変調
器(EAM)は、そのインピーダンスが1KΩ程度と5
0Ωより高いので、この場合にも外付けでターミネータ
を必要とする。
【0015】さらに、半導体チップの検査などの用途で
は、接触荷重が大き過ぎると素子寿命を短くしたり、甚
だしい場合には素子を破壊したりする。また逆に、荷重
が少な過ぎれば充分安定な電気的接触が得られず、目的
を達することが出来ない。プローブの本体部にはまった
く撓等を設けないのが普通であるので、このような接触
時の荷重は、プローブの付根部分に調整バネを持った逃
げを設けて、当該バネの調整で対応している。したがっ
て、かかる逃げの機構を設ける分だけ、プローブ価格の
高騰を招いていた。
【0016】半導体チップの検査などの用途では、その
使用頻度は毎月数万個乃至数百万個に及び、プローブの
先端が比較的短期間のうちに磨耗する。また、被測定物
の機種や品種変更、あるいは試作品投入等に際し、往々
にして当該評価/検査装置の模様替えや調整が必要にな
るが、この調整中の不用意な接触によってもプローブが
破損してしまう。
【0017】このような磨耗や破損に際しては、プロー
ブの交換を必要とするが、既往の高周波プローブは、先
端部のみを交換する構造にはなっておらず、数十万円と
高価なプローブ全体を交換しなければならなかった。
【0018】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、半導体レーザチップ
を直接検査する場合など被測定端子同士の間に段差があ
ってもこれらと適切な電気的接触を確保でき、かつ素子
をチップ状態のまま直接測定してもインピーダンスの整
合がとれ、適切な接触荷重が得られ、しかも接触子部だ
けを容易に交換することのできる高周波プローブを提供
することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 [1]被測定端子と接触して信号の授受を行うための高
周波プローブにおいて、可撓性および絶縁性を備えた基
板(131)上に、当該基板(131)の一端部側まで
延びる少なくとも1本の信号線(132)を設けるとと
もに、前記基板(131)のうち前記信号線(132)
を設けた側と同一面あるいは裏面あるいは同一面と裏面
の両面に前記一端部側まで延びる少なくとも1本のグラ
ウンド線(133、134)を設けて、前記信号線(1
32)とグラウンド線(133、134)とが所定の特
性インピーダンスを持つマイクロストリップ線路あるい
はコプラナー線路を成すようにし、前記被測定端子のう
ち信号用のものと接触させる信号接触子部(135)を
前記信号線(132)の前記一端部側における端部に設
けるか当該端部を前記信号接触子部とし、かつ前記被測
定端子のうちグラウンド用のものと接触させるグラウン
ド接触子部(136、137)を少なくとも1本のグラ
ウンド線(133、134)の前記一端部側における端
部に設けるか当該端部を前記グラウンド接触子部とし、
前記基板(131)の前記一端部側から、前記信号線
(132)と少なくとも1つのグラウンド線(133、
134)との間に所定長の切り込み(138、139)
を入れて、前記信号接触子部の存する部分(141、3
41)と前記グラウンド接触子部の存する部分(14
2、143、342、343)とが前記切り込み(13
8、139)を境にして独立に撓むことができるように
したことを特徴とする高周波プローブ。
【0020】[2]前記基板(131)は、前記信号接
触子部の存する部分(341)よりも前記グラウンド接
触子部の存する部分(342、343)が前記一端部側
において突出していることを特徴とする[1]に記載の
高周波プローブ。
【0021】[3]信号用の被測定端子とグラウンド用
の被測定端子との間の段差よりも前記突出量を大きくし
たことを特徴とする[2]に記載の高周波プローブ。
【0022】[4]前記信号線(132)の途中または
前記信号線(132)と前記グラウンド線との間であっ
て前記信号接触子部(135)の近傍に、少なくとも抵
抗器等の素子(550、750)をインピーダンスの整
合用に設けたことを特徴とする[1]、[2]または
[3]に記載の高周波プローブ。
【0023】[5]別のマイクロストリップ線路あるい
はコプラナー線路の形成された第2の基板(970)を
設け、前記信号接触子部(135)および前記グラウン
ド接触子部(136、137)が形成された前記一端部
側と反対の端部側において前記基板(131)と前記第
2の基板(970)とが挿抜自在な構造を成しているこ
とを特徴とする[1]、[2]、[3]または[4]に
記載の高周波プローブ。
【0024】前記本発明は次のように作用する。可撓性
および絶縁性を備えた基板(131)上に、所定の特性
インピーダンスを持つマイクロストリップ線路あるいは
コプラナー線路を成すように信号線(132)とグラウ
ンド線(133、134)とを設け、基板(131)の
一端部から信号線(132)とグラウンド線(133、
134)の間に所定長の切り込み(138、139)を
入れたので、信号線(132)の先端を成すあるいは先
端に設けた信号接触子部の存する部分(141、34
1)とグラウンド線の先端を成すあるいは先端に設けた
グラウンド接触子部の存する部分(142、143、3
42、343)とが、先の切り込み(138、139)
を境にして独立に撓むことができる。
【0025】これにより、半導体レーザのチップや光変
調器のチップなど被測定端子間の段差が避けられないデ
バイスについても確実な電気的接触を得ることができ、
GHz帯での評価をチップ状態で行うことができる。
【0026】また、信号接触子部(135)を設けた部
分(341)よりもグラウンド接触子部(136、13
7)を設けた部分(342、343)を突出させたもの
では、突出している分だけ被測定端子間の段差を吸収で
きるので、切り込み(138、139)の部分からの撓
み量を少なくすることができる。特に、信号用の被測定
端子とグラウンド用の被測定端子との間の段差よりも突
出量を大きくしたものでは、信号接触子部(135)よ
りも先にグラウンド接触子部(136、137)が基台
に接触し、その後、グラウンド接触子部(136、13
7)の側が基台上を滑りつつ撓むことによって信号接触
子部(135)が被測定素子の上面に形成された電極に
接触するようになる。これにより、導電性基台上に載置
した被検査素子へ高周波プローブをあてる際に、被検査
素子が位置ずれすることを防止できる。
【0027】さらに、信号線(132)の途中または信
号線(132)とグラウンド線(133、134)との
間であって信号接触子部(135)の近傍に、チップ抵
抗(550、750)等の素子をインピーダンスの整合
用に設けたので、信号源から見たインピーダンスを50
Ωなど、反射の出ない適切な値にすることができる。
【0028】また、別のマイクロストリップ線路あるい
はコプラナー線路の形成された第2の基板(970)を
設け、プローブの先端を成す側の基板(131)と第2
の基板(970)とを挿抜自在な構造としたものでは、
プローブの先端部分が磨耗や破損した場合に、比較的安
価な先端部分だけを容易に交換することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の各種
の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第一の実施
の形態にかかる高周波プローブ100を示している。高
周波プローブ100は、信号源からの同軸ケーブルを接
続するための同軸接栓110と、同軸接栓110から延
びる所定長の同軸線路120と、同軸線路120の先端
に接続され、被測定端子と接触する部分を成す先端部1
30とから構成されている。
【0030】高周波プローブ100の先端部130は、
例えばポリイミドなどの薄くて可撓性に富む絶縁性の基
板131の表面及び裏面に金属パターンを形成したもの
である。先端部130の中央部に形成された金属パター
ンは、信号電流を流すための信号線132であり、同軸
線路120の中心導体121に繋がれている。また、信
号線132に沿ってこれをはさむ両側に、同軸線路12
0の外部導体122と接続されたグラウンド線133、
134が形成されている。
【0031】これらのグラウンド線133、134は、
基板131の裏面のほぼ全面に形成された導体とも接続
されており、信号線132は、主にこの裏面導体との間
で、インピーダンスが50Ωのマイクロストリップ線路
を構成している。もちろん、基板131の厚さが厚く、
かつ信号線132と両グラウンド線133、134との
間隔が狭い場合には、信号線132とこれらグラウンド
線133、134により、コプラナー導波路を構成する
ことになる。
【0032】先端部130のうち同軸線路120と接続
された側と反対側の端部における信号線132の先端
に、被測定物の信号端子に接触すべく、十ミクロンオー
ダの寸法で突出させた信号接触子部135が形成されて
いる。同様に2つのグラウンド線133、134の先端
には、グラウンド接触子136、137が形成されてい
る。なお、十ミクロンオーダの寸法で突出させた部分を
設けずに、信号線132やグラウンド線133、134
の先端部分を被測定物の信号端子等に接触させるための
部分としてもよい。すなわち、信号線132の先端部分
を信号接触子として用い、グラウンド線136、137
の先端部分をグラウンド接触子として用いるようにして
もよい。
【0033】さらに、基板131には、信号線132と
グラウンド線133、134との間に、信号接触子部1
35等のある側の端部から、長さ約5mmの切り込み1
38、139を入れてある。当該切り込み138、13
9により、基板131の先端は、信号接触子部135の
周辺部分を成す中央可撓部141と、グラウンド接触子
136の周辺部分を成す右可撓部142と、グラウンド
接触子137の周辺部分を成す左可撓部143に分割さ
れている。なお中央可撓部141の幅は、半導体レーザ
チップ200など所望の被測定物の幅よりもわずかに広
く設定してある。
【0034】図2は、図1に示した高周波プローブ10
0を半導体レーザチップ200に接触させた状態を示し
ている。信号接触子部135のある中央可撓部141
は、切り込み138、139のない部分(切り込みの終
端よりも同軸線路120寄りの部分)に比べて幅が狭
く、撓み易いので、先端部130の中央可撓部141部
分を所望の被測定物である半導体レーザチップ200の
上面の電極パターンに押し当てると、切り込みの終端部
あたりから中央可撓部141の部分が撓む。
【0035】中央可撓部141部分の幅は半導体レーザ
チップ200の幅よりもわずかに広く設定してあるの
で、グラウンド接触子136、137の存する右可撓部
142および左可撓部143は中央可撓部141の部分
が撓むと、それぞれ半導体レーザチップ200に接触す
ることなくその両脇で、半導体レーザチップ200の載
った基台210の上面に接触する。このように、信号接
触子部135を半導体レーザチップ200の上面の電極
パターンに接触させ、かつグラウンド接触子136、1
37を基台210に接触させることができるので、同軸
接栓110をしかるべき信号源に接続すれば、半導体レ
ーザチップ200へ信号電流を流すことが可能になる。
【0036】高周波プローブ100の先端が半導体レー
ザチップ200に当る角度を約45度とすれば、半導体
レーザチップ200の厚みが0.1mmの場合には、撓
み量は、信号接触子部135のある中央可撓部141の
先端で約0.14mmとなり、長さ約5mmの切り込み
で充分対処することができる。
【0037】また先端部130を可撓性を備えた基板1
31で構成しているので、調整バネを持った逃げの機構
等をプローブの付け根部分に設けなくても、基板131
の撓む性質により、接触時の荷重が適切な値に調整さ
れ、素子の劣化や破壊を防止しつつ充分安定な電気的接
触を得ることができる。
【0038】図3は、本発明の第2の実施の形態にかか
る高周波プローブ300の先端部330を示している。
なお同軸接栓と同軸線路の部分は、第1の実施の形態で
示した高周波プローブ100と同様であり、図3ではそ
れらの記載を省略してある。また高周波プローブ100
と同一の部分には同一の符号を付し、それらの説明を適
宜省略する。
【0039】第2の実施の形態にかかる高周波プローブ
300は、切り込み138、139の終端部分から先の
長さを、中央可撓部341と右可撓部342および左可
撓部343とで相違させてある。具体的には、図示する
ように、信号接触子部135の周辺部分を成す中央可撓
部341の長さを、グラウンド接触子136の周辺部分
を成す右可撓部342およびグラウンド接触子137の
周辺部分を成す左可撓部343よりも、約0.17mm
短く設定してある。
【0040】第1の実施の形態では、半導体レーザチッ
プ200の厚さによる段差を、信号接触子部135のあ
る中央可撓部141の撓みによって補償したが、図4に
示すように、第2の実施の形態では、切り込みの終端部
分から先の中央可撓部141の長さを右可撓部142お
よび左可撓部143よりも約0.17mm短くして、第
1の実施の形態とは逆に、主としてグラウンド接触子1
36、137のある右可撓部142および左可撓部14
3の撓みと滑りでチップ厚の公差に対処している。
【0041】高周波プローブ300を半導体レーザチッ
プ200に接触させる際には、まずグラウンド接触子1
36およびグラウンド接触子137が基台210に接触
し、その後、基台210上をスライドしつつ右可撓部3
42および左可撓部343が撓むことで、信号接触子部
135が半導体レーザチップ200の上面の電極と接触
することになる。この結果、高周波プローブ300を接
触させる際に半導体レーザチップ200の位置が動いて
しまうことがなくなり、正確な測定に繋がる。
【0042】すなわち、半導体レーザチップ200の動
特性を測定するには、高周波プローブ300から信号電
流を流して半導体レーザチップ200を駆動し、半導体
レーザチップ200から出射するレーザビームを対向す
る位置に置いたフォトダイオードなどの受光素子で受光
し、その出力により半導体レーザチップ200の動特性
を評価することになるので、半導体レーザチップ200
と受光素子との位置関係が重要で、高周波プローブ30
0をあてた際に半導体レーザチップが動いて位置ずれし
ないことが、正確な測定に繋がることになる。
【0043】図5は、本発明の第3の実施の形態にかか
る高周波プローブ500の先端部530を示している。
本図でも特徴的なプローブの先端部530のみを示し、
他の実施の形態と共通的な同軸接栓110や同軸線路1
20は図示省略してある。
【0044】第3の実施の形態にかかる高周波プローブ
500は、信号線132の途中に、チップ抵抗550
を、負荷(被測定素子)と直列になるように入れたもの
であって、半導体レーザの評価に適している。チップ抵
抗550以降、信号接触子部135までの信号線に相当
する部分を中間信号線551と呼ぶと、この中間信号線
551は、後述のように、極力短くしなければならな
い。以下、この点について若干詳細に説明する。
【0045】図6は、第3の実施の形態にかかる高周波
プローブ500を用いて半導体レーザチップ200を駆
動する際の電気的な等価回路を示している。半導体レー
ザチップ200の内部の電気的等価回路としては、半導
体レーザの核心をなすダブル接合部分の抵抗と静電容
量、これに繋がる結晶の抵抗、及びこの結晶と電極金属
との接触抵抗並びにこれら電極間の静電容量などで構成
されている。これらのうち、接合部の抵抗は発振閾値以
下の電流に対しては、接合の温度を電子ボルトで表し、
これを流している電流で割った値となる。すなわち室温
で25mAを流せば1Ω、50mAを流せば0.5Ωと
言った値である。一方、閾値以上では、ほぼ0Ωとな
る。
【0046】静電容量成分は数pF程度で、無視でき
る。結晶の抵抗はチップの設計によるが0.5〜2.5
Ω程度であり、結晶と電極金属の接触抵抗も、結晶材と
そのキャリア濃度および金属材の選定と処理に拠るが、
通常2.5〜4.5Ω程度である。また、残る電極間の
静電容量もチップ状態では1pF程度で無視できる。従
って、バイアス電流が閾値以上の場合について合計する
と3〜7Ω、即ち5±2Ωと言うことになる。
【0047】信号源610から見た場合、抵抗値45Ω
のチップ抵抗550と抵抗値5±2Ωの半導体レーザチ
ップ200とが50Ω線路の終端になる。また、半導体
レーザチップ200から信号源610を見た場合、95
Ωの内部インピーダンスを持った電源と見えるはずであ
る。負荷の半導体レーザチップ200が個々のチップに
よって抵抗値が変っても、流れる電流は±2%程度しか
変らない。
【0048】このように、単純に、チップ抵抗550と
半導体レーザチップ200とが50Ω線路の終端になる
のは、中間に入る中間信号線551の長さが、考えてい
る周波数の1/8波長程度以下の長さの場合である。例
えば、2.488GbpsのNRZ信号を半導体レーザ
に加える場合、この基本波成分の5倍に帯域を持たせれ
ば十分と考えられるので、基本波成分1.244GHz
の5倍、即ち6.22GHzまでを必要帯域とすれば、
短縮率0.55のポリイミドを基板とするマイクロスト
リップ線路では、3.3mmまでとなる。実際上は、5
倍の高調波までを考慮せず、3倍波まででも使用でき
る。この場合には、5.53mm程度が長さの限度とな
る。
【0049】図7は、本発明の第4の実施の形態にかか
る高周波プローブ700の先端部730を示している。
本図でも特徴的なプローブ先端部730のみを示して、
他の実施の形態と共通的な同軸接栓110や同軸線路1
20は図示省略してある。第4の実施の形態にかかる高
周波プローブ500では、信号線132の途中に53Ω
のチップ抵抗650を負荷(被測定素子)に並列になる
様に入れたものであり、光変調器の評価に適している。
【0050】図8は、第4の実施の形態にかかる高周波
プローブ500を用いて光変調器を駆動する際の電気的
な等価回路を示している。ここで評価対象にした光変調
器800は、構造的には、先の半導体レーザとほぼ同じ
であるが、中のpn接合に逆方向のバイアス電圧と高速
電気信号を重畳して加える。このため、電圧を加えても
電流が流れ難く、言いかえればインピーダンスが高い。
【0051】しかし、バイアスを加えて光を吸収させる
と言うことは光電流が流れることを意味するので、単な
るダイオードの逆特性に比べれば、インピーダンスは低
く、大略1〜2kΩ程度である。信号源810から見た
場合、53Ωと1〜2kΩとが並列になるので、その合
成抵抗は50.3〜51Ωとなり、整合がとれている。
【0052】光変調器800から電源側を見た場合、信
号源インピーダンスは26Ω程度となり、自身のインピ
ーダンス1〜2kΩに比べれば、ほぼ1.3から2.6
%と小さく、ほぼ定電圧駆動が実現できている。もちろ
ん、チップ抵抗650と光変調器800との間の長さ、
すなわち中間信号線751の長さを、先の例同様に1/
8波長程度以下にする必要はある。さらに、中間信号線
751の部分を、信号線132の単なる延長とすると、
裏面グラウンド電極との間の静電容量が評価対象の光変
調器800と並列に入ることとなるため、中間信号線7
51の裏面或は/及び表面両脇のグラウンド電極を遠避
け或は除去してある。
【0053】図9は、本発明の第5の実施の形態にかか
る高周波プローブ900を示している。同軸接栓110
から入った信号が同軸線路120を通り、接続ボックス
970を介して先端部930へ繋がり、この先端部93
0の先に各接触子があって、被測定物のチップへ繋がる
ようになっている。
【0054】そして、接続ボックス970と先端部93
0とは挿抜自在に作られていて、先端部930が比較的
容易に交換可能になっている。なお、先端部930は、
接続ボックス970との接続箇所以外の部分は、他の実
施の形態で示した高周波プローブと同様の構造を成して
いる。
【0055】図10は、挿抜部の詳細を示すために接続
ボックス970の中を図示したものである。接続ボック
ス960の中には、接続中継用導波路972があり、同
軸線路120と接続されている。この接続中継用導波路
972の他端は、先端部930とその一端を重ねて圧迫
することで電気的に接続される。この圧迫を支えるのが
ネオプレン(登録商標)ゴムなど弾力性のある円柱形部
材975であり、これと相対するのがプラスチック製三
角柱974である。
【0056】図11に、先端部930と接続ボックス9
70内の接続中継用導波路972との接続の様子を示
す。接続中継用導波路972の信号線972a及びグラ
ウンドパターン972b、972cが、先端部930の
対応するパターン面と一部重なり合い、そこを円柱形部
材975とプラスチック製三角柱974とで押さえてい
る。ここでは、円柱形部材975とプラスチック製三角
柱974とで押さえているが、接続ボックス970自体
を重なり方向に曲げるなどすれば、一層安定に保持する
ことが出来る。
【0057】このように、先端部930を挿抜可能にす
ることにより、先端部930を簡単に交換でき、大量測
定に伴う各接触子の磨耗時や破損時に、同一機能の先端
部と容易に交換可能であると共に、あるときは直接変調
のDFB−LD評価用に、図5に示したチップ抵抗55
0を直列に挿入するタイプの先端部530をつけて測定
し、別の時には図7に示したチップ抵抗750を並列に
入れるタイプの先端部730をつけて測定するなど、対
象物に臨機応変に対応することができる。
【0058】先端部分だけであれば、大量生産すること
で、従来品の数十万円に比べて、1/10程度の価格に
抑えることができる。
【0059】以上説明した各実施の形態では、信号線が
1本で、グラウンド線が2本のプローブを例示したが、
信号線とグラウンド線がそれぞれ1本ずつであっても最
低限同じ働きを期待することが出来る。また、独立した
信号線が複数本あり、それらの外側にグラウンド線及び
グラウンド接触子を設けたり、各信号線の間にグラウン
ド線とグラウンド接触子を配したりすることも可能であ
る。こうすれば、多数のチップを同時に測定することが
可能になるほか、段差の大きいマイクロ波帯の集積回
路、或はそれらチップを搭載した基板の評価にも使え
る。
【0060】また、各実施の形態では、先端部の基板
に、ポリイミドフィルムを使用したが、使用周波数帯に
よってはテフロン(登録商標)やエボキシ系樹脂等であ
っても良い。さらに、先端部の挿抜機構についても、単
にネオプレンゴム製の円柱形物体と三角柱状のプラスチ
ックを組み合わせるのでなく、単純に入れたバネで押さ
え、あるいは、ねじで締め付けるなどの方法も採用可能
である。
【0061】
【発明の効果】本発明にかかる高周波プローブによれ
ば、可撓性および絶縁性を備えた基板上に、所定の特性
インピーダンスを持つマイクロストリップ線路あるいは
コプラナー線路を成すように信号線とグラウンド線とを
設け、基板の一端部から信号線とグラウンド線の間に所
定長の切り込みを入れたので、信号線の先端に設けた信
号接触子部の存する部分とグラウンド線の先端に設けた
グラウンド接触子部の存する部分とが、先の切り込みを
境にして独立に撓むことができる。これにより、半導体
レーザのチップや光変調器のチップなど被測定端子間の
段差が避けられないデバイスに対しても適切な電気的接
触を得ることができ、GHz帯での評価をチップ状態で
行うことができる。
【0062】また、信号線の途中あるいは信号線とグラ
ウンド線との間であって信号接触子部の近傍に、チップ
抵抗等を設けてプローブ内でインピーダンスの整合をと
るものでは、半導体レーザチップや光変調器チップなど
のようにインピーダンスを同軸線路等と整合のとれる値
にできない小さなデバイスについても、これらをチップ
状態のままで評価することができる。
【0063】また、別のマイクロストリップ線路あるい
はコプラナー線路の形成された第2の基板を設け、プロ
ーブの先端を成す側の基板と第2の基板とを挿抜自在な
構造としたものでは、プローブの先端部分が磨耗や破損
した場合に、比較的安価な先端部分だけを容易に交換す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る高周波プロー
ブを示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る高周波プロー
ブを半導体レーザチップに接触させた状態を示す説明図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る高周波プロー
ブの先端部を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る高周波プロー
ブを半導体レーザチップに接触させた状態を示す説明図
である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る高周波プロー
ブの先端部を示す説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態にかかる高周波プロ
ーブを用いて半導体レーザチップを駆動する際の電気的
な等価回路である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る高周波プロー
ブの先端部を示す説明図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態にかかる高周波プロ
ーブを用いて半導体レーザチップを駆動する際の電気的
な等価回路である。
【図9】本発明の第5の実施の形態に係る高周波プロー
ブを示す説明図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態にかかる高周波プ
ローブの接続ボックスおよび先端部を示す説明図であ
る。
【図11】本発明の第5の実施の形態にかかる高周波プ
ローブの有する接続ボックスの内部および先端部の接続
状態を示す説明図である。
【図12】従来から使用されている高周波プローブを示
す斜視図である。
【図13】従来から使用されている高周波プローブの先
端部を示す説明図である。
【図14】従来から使用されている高周波プローブの使
用例を示す説明図である。
【図15】従来から使用されている高周波プローブを半
導体レーザチップに接触させる場合の一例であって、チ
ップ周辺にヤトイを設けて段差を無くしたものを示す説
明図である。
【図16】従来から使用されている高周波プローブを半
導体レーザチップに接触させる場合の一例であって、接
触子に下駄を履かせて対応したものを示す説明図であ
る。
【図17】従来から使用されている高周波プローブを半
導体レーザチップに接触させる場合の一例であって、プ
ローブを傾けて対応した場合を示す説明図である。
【符号の説明】
100、300、500、700、900…高周波プロ
ーブ 110…同軸接栓 120…同軸線路 121…中心導体 122…外部導体 130、330、530、730、930…先端部 131…基板 132、972a…信号線 133、134、972b、972c…グラウンド線 135…信号接触子部 136、137…グラウンド接触子 138、139…切り込み 141、341…中央可撓部 142、342…右可撓部 143、343…左可撓部 200…半導体レーザチップ 210…基台 550、650…チップ抵抗 551、751…中間信号線 610、810…信号源 800…光変調器 970…接続ボックス 972…接続中継用導波路 974…プラスチック製三角柱 975…円柱形部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定端子と接触して信号の授受を行うた
    めの高周波プローブにおいて、 可撓性および絶縁性を備えた基板上に、当該基板の一端
    部側まで延びる少なくとも1本の信号線を設けるととも
    に、前記基板のうち前記信号線を設けた側と同一面ある
    いは裏面あるいは同一面と裏面の両面に前記一端部側ま
    で延びる少なくとも1本のグラウンド線を設けて、前記
    信号線とグラウンド線とが所定の特性インピーダンスを
    持つマイクロストリップ線路あるいはコプラナー線路を
    成すようにし、 前記被測定端子のうち信号用のものと接触させる信号接
    触子部を前記信号線の前記一端部側における端部に設け
    るか当該端部を前記信号接触子部とし、かつ前記被測定
    端子のうちグラウンド用のものと接触させるグラウンド
    接触子部を少なくとも1本のグラウンド線の前記一端部
    側における端部に設けるか当該端部を前記グラウンド接
    触子部とし、 前記基板の前記一端部側から、前記信号線と少なくとも
    1つのグラウンド線との間に所定長の切り込みを入れ
    て、前記信号接触子部の存する部分と前記グラウンド接
    触子部の存する部分とが前記切り込みを境にして独立に
    撓むことができるようにしたことを特徴とする高周波プ
    ローブ。
  2. 【請求項2】前記基板は、前記信号接触子部の存する部
    分よりも前記グラウンド接触子部の存する部分が前記一
    端部側において突出していることを特徴とする請求項1
    に記載の高周波プローブ。
  3. 【請求項3】信号用の被測定端子とグラウンド用の被測
    定端子との間の段差よりも前記突出量を大きくしたこと
    を特徴とする請求項2に記載の高周波プローブ。
  4. 【請求項4】前記信号線の途中または前記信号線と前記
    グラウンド線との間であって前記信号接触子部の近傍
    に、少なくとも抵抗器等の素子をインピーダンスの整合
    用に設けたことを特徴とする請求項1、2または3に記
    載の高周波プローブ。
  5. 【請求項5】別のマイクロストリップ線路あるいはコプ
    ラナー線路の形成された第2の基板を設け、前記信号接
    触子部および前記グラウンド接触子部が形成された前記
    一端部側と反対の端部側において前記基板と前記第2の
    基板とが挿抜自在な構造を成していることを特徴とする
    請求項1、2、3または4に記載の高周波プローブ。
JP2000169879A 2000-06-07 2000-06-07 高周波プローブ Pending JP2001349903A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000169879A JP2001349903A (ja) 2000-06-07 2000-06-07 高周波プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000169879A JP2001349903A (ja) 2000-06-07 2000-06-07 高周波プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001349903A true JP2001349903A (ja) 2001-12-21

Family

ID=18672671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000169879A Pending JP2001349903A (ja) 2000-06-07 2000-06-07 高周波プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001349903A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003084010A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Mitsubishi Electric Corp 高周波プローブ
JP2005223170A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Mitsubishi Electric Corp 高周波特性の測定方法およびそれに用いる高周波特性測定装置
WO2005093437A1 (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Nec Corporation 電気特性測定方法及び電気特性測定装置
JP2006506618A (ja) * 2002-11-13 2006-02-23 カスケード マイクロテック インコーポレイテッド 組合せ信号用プローブ
JP2007502429A (ja) * 2003-05-23 2007-02-08 カスケード マイクロテック インコーポレイテッド デバイス試験用のプローブ
JP2015179029A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 三菱電機株式会社 高周波プローブおよび測定装置
US9335344B2 (en) 2010-11-29 2016-05-10 Yokowo Co., Ltd. Signal transmission medium conversion mechanism including a probe tip and a flexible transmission line
CN112098749A (zh) * 2019-09-05 2020-12-18 日置电机株式会社 测量装置
JP6818175B1 (ja) * 2020-07-16 2021-01-20 日置電機株式会社 測定装置
JP6818176B1 (ja) * 2020-07-16 2021-01-20 日置電機株式会社 測定装置
JP2021039053A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 日置電機株式会社 測定装置
JP2021039054A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 日置電機株式会社 測定装置
WO2023228487A1 (ja) * 2022-05-24 2023-11-30 株式会社村田製作所 測定ユニットおよび測定装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6256864A (ja) * 1985-09-05 1987-03-12 Mitsubishi Electric Corp プロ−ビング装置
JPH01211936A (ja) * 1988-02-18 1989-08-25 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 半導体ウェーハの電気的特性測定用プローブ針
JPH02208572A (ja) * 1989-02-07 1990-08-20 Nec Corp 高周波プローブ
JPH0427874A (ja) * 1990-05-22 1992-01-30 Mitsubishi Electric Corp 高周波素子測定用プローブヘッド
JPH04363671A (ja) * 1991-06-10 1992-12-16 Nippon Maikuronikusu:Kk プローブボード
JPH06160431A (ja) * 1992-11-25 1994-06-07 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置評価用プローブ
JPH10232247A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Soushiyou Tec:Kk コンタクトプローブにおける接触端の構造
JPH11153617A (ja) * 1997-11-21 1999-06-08 Nec Corp 高周波プローブ
JPH11258270A (ja) * 1998-03-16 1999-09-24 Nec Corp 先端脱着式高周波プローブ
JP2000137041A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Agilent Technol Inc プロ―ブ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6256864A (ja) * 1985-09-05 1987-03-12 Mitsubishi Electric Corp プロ−ビング装置
JPH01211936A (ja) * 1988-02-18 1989-08-25 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 半導体ウェーハの電気的特性測定用プローブ針
JPH02208572A (ja) * 1989-02-07 1990-08-20 Nec Corp 高周波プローブ
JPH0427874A (ja) * 1990-05-22 1992-01-30 Mitsubishi Electric Corp 高周波素子測定用プローブヘッド
JPH04363671A (ja) * 1991-06-10 1992-12-16 Nippon Maikuronikusu:Kk プローブボード
JPH06160431A (ja) * 1992-11-25 1994-06-07 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置評価用プローブ
JPH10232247A (ja) * 1997-02-20 1998-09-02 Soushiyou Tec:Kk コンタクトプローブにおける接触端の構造
JPH11153617A (ja) * 1997-11-21 1999-06-08 Nec Corp 高周波プローブ
JPH11258270A (ja) * 1998-03-16 1999-09-24 Nec Corp 先端脱着式高周波プローブ
JP2000137041A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Agilent Technol Inc プロ―ブ

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003084010A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 Mitsubishi Electric Corp 高周波プローブ
JP2006506618A (ja) * 2002-11-13 2006-02-23 カスケード マイクロテック インコーポレイテッド 組合せ信号用プローブ
JP2007502429A (ja) * 2003-05-23 2007-02-08 カスケード マイクロテック インコーポレイテッド デバイス試験用のプローブ
JP2005223170A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Mitsubishi Electric Corp 高周波特性の測定方法およびそれに用いる高周波特性測定装置
WO2005093437A1 (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Nec Corporation 電気特性測定方法及び電気特性測定装置
US7504837B2 (en) 2004-03-26 2009-03-17 Nec Corporation Electrical characteristics measurement method and electrical characteristics measurement device
US9335344B2 (en) 2010-11-29 2016-05-10 Yokowo Co., Ltd. Signal transmission medium conversion mechanism including a probe tip and a flexible transmission line
JP2015179029A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 三菱電機株式会社 高周波プローブおよび測定装置
CN112098749A (zh) * 2019-09-05 2020-12-18 日置电机株式会社 测量装置
JP2021039053A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 日置電機株式会社 測定装置
JP2021039054A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 日置電機株式会社 測定装置
TWI764262B (zh) * 2019-09-05 2022-05-11 日商日置電機股份有限公司 測量裝置
JP6818175B1 (ja) * 2020-07-16 2021-01-20 日置電機株式会社 測定装置
JP6818176B1 (ja) * 2020-07-16 2021-01-20 日置電機株式会社 測定装置
JP2022018885A (ja) * 2020-07-16 2022-01-27 日置電機株式会社 測定装置
JP2022018882A (ja) * 2020-07-16 2022-01-27 日置電機株式会社 測定装置
WO2023228487A1 (ja) * 2022-05-24 2023-11-30 株式会社村田製作所 測定ユニットおよび測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100864916B1 (ko) 피시험 디바이스를 테스트하기 위한 프로브
US7394269B2 (en) Probe for testing a device under test
JP2001349903A (ja) 高周波プローブ
JP3998996B2 (ja) 高周波伝送線路接続システムおよびその方法
US20060214677A1 (en) Probe for combined signals
JP2004170182A (ja) 高周波・高速用デバイスの検査治具およびコンタクトプローブ
JP3239787B2 (ja) Icソケット
JP2006337361A (ja) 信号プローブ及びプローブアセンブリ
US6967473B1 (en) Attachable/detachable variable spacing probing tip system
US9927484B2 (en) Radio frequency probe apparatus
US6956362B1 (en) Modular active test probe and removable tip module therefor
JP2016200652A (ja) 光変調器用の接続治具
JP4984769B2 (ja) 高周波特性測定用プローブの校正方法、およびこのプローブを用いた電子デバイスの高周波特性測定方法
US20200212610A1 (en) Golden finger design methodology for high speed differential signal interconnections
JP2020041963A (ja) 半導体デバイス検査用多芯プローブユニット及びその製造方法
US6552365B2 (en) Photoelectric converting semiconductor device
US10267838B1 (en) Current sensor having microwave chip resistors in parallel radial arrangement
JP6805923B2 (ja) 光変調器
JP4515536B2 (ja) 半導体レーザ評価装置
JP2001343406A (ja) 同軸プローブ
Sippel et al. Signal propagation properties of anisotropic conducting polymers up to 110 GHz and their applicability in test fixtures
JP2010217116A (ja) 電気信号計測用プローブおよび電気信号計測システム
JP2976256B2 (ja) 測定装置
JPH1090303A (ja) 高周波回路内蔵プロ−ブ
Bullard et al. RF probing of custom ASIC's

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041224

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050329

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070515

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080618

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100810