JPH0710375U - 回転窓 - Google Patents

回転窓

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JPH0710375U
JPH0710375U JP3767993U JP3767993U JPH0710375U JP H0710375 U JPH0710375 U JP H0710375U JP 3767993 U JP3767993 U JP 3767993U JP 3767993 U JP3767993 U JP 3767993U JP H0710375 U JPH0710375 U JP H0710375U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常に優れた気密性を得る。ロック状態におけ
るがたつきの発生を防止する。 【構成】 窓枠1に開閉自在のルーバ2を設ける。窓枠
1の縦枠部材3に沿って上下方向に移動自在の開閉操作
バー4を設ける。ルーバ2に設けた係合ピン13を開閉操
作バー4と係合させ、バー4の移動によりルーバ2を開
閉する。係合ピン13を開閉操作バー4に形成した上下方
向に長い長穴15内に移動自在に嵌め、この長穴15の範囲
内における開閉操作バー4の移動がルーバ2の開閉に関
与しないようにする。ルーバ2に係合部材19を設ける。
開閉操作バー4に係合部材19に係合しうるフック21を揺
動自在に設ける。フック21と窓枠1との間に、係合ピン
13が長穴15内を移動する範囲内の開閉操作バー4の上方
への移動により、フック21を揺動させて係合部材19に係
合させ、同じく開閉操作バー4の下方への移動によりフ
ック21を揺動させて係合部材19への係合を解除させるロ
ック手段を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、窓枠と、窓枠に回転して開閉するように設けられている障子とを 備えている、たとえばルーバ窓のような回転窓に関する。
【0002】 この明細書において、図8および図9を除いた全ての図面の上下を上下という ものとする。また、図4〜図6および図10〜図12の左側を前、右側を後とい い、図7〜図9の左右を左右というものとする。
【0003】
【従来の技術】
従来、たとえばルーバ窓としては、窓枠と、窓枠に上下に並列状にかつ開閉自 在に設けられている複数のルーバと、窓枠の縦枠に沿って上下方向に移動自在に 設けられている連動バー(開閉操作バー)とを備えており、ルーバに設けられた 係合ピンが連動バーと係合することによって、連動バーの上下方向の移動により 全てのルーバが連動して開閉させられるようになされ、上記係合ピンが連動バー に形成された上下方向に長い長穴内に移動自在に嵌められることにより、この長 穴の範囲内においてルーバの開閉に関与することなく連動バーが上下方向に移動 するようになされ、各ルーバの側縁部の下端部にロックピンが設けられ、連動バ ーにロックピンに係合しうる略L形の係止片が固定状に設けられ、上記長穴の範 囲内における連動バーの上方への移動により、ロックピンに摺接しつつ係止片が ロックピンに係合し、同じく連動バーの下方への移動によりロックピンに摺接し つつ係止片とロックピンの係合が解除されるようになされているものが知られて いる(実開平2−56293号参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のルーバ窓では、ルーバの開位置から閉位置への移動はル ーバの自重により行なわれるので、風の影響などによりルーバが閉位置に至るの が遅れたり、ルーバが正確に閉位置に移動しないことがある。しかも、係止片は 上方への直線的な移動によりロックピンに係合するようになっているので、上記 長穴の範囲内において連動バーが上方に移動したとしても係止片がロックピンに 係合せず、ルーバを閉位置にロックすることができなくなって気密性が得られな いという問題があった。また、係止片とロックピンとの係合およびその解除のさ いには、常に係止片とロックピンとが摺接するので、これらの部材が短期間で摩 耗し、ロック状態においてもがたつきが発生するという問題があった。
【0005】 この考案の目的は、上記問題を解決した回転窓を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案による回転窓は、 窓枠と、窓枠に回転して開閉するように設けられている障子と、窓枠の枠部材 に沿って上下方向に移動自在に設けられている開閉操作バーとを備えており、障 子に設けられた係合ピンが開閉操作バーと係合することによって、開閉操作バー の移動により障子が回転して開閉させられる回転窓において、 係合ピンが開閉操作バーに形成された上下方向に長い長穴内に移動自在に嵌め られることにより、この長穴の範囲内において障子の開閉に関与することなく開 閉操作バーが上下方向に移動するようになされ、障子の側縁部の下端部に係合部 材が設けられ、開閉操作バーに係合部材に係合しうるフックが揺動自在に設けら れ、フックと窓枠との間に、係合ピンが長穴内を移動する範囲内の開閉操作バー の上下いずれか一方への移動により、フックを揺動させて係合部材に係合させ、 同じく開閉操作バーの逆方向への移動によりフックを揺動させて係合部材への係 合を解除させるロック手段が設けられているものである。
【0007】 上記回転窓において、ロック手段が、フックに設けられたカムフォロワと、窓 枠に設けられたカムとよりなることがある。
【0008】
【作用】
係合ピンが開閉操作バーに形成された上下方向に長い長穴内に移動自在に嵌め られることにより、この長穴の範囲内において障子の開閉に関与することなく開 閉操作バーが上下方向に移動するようになされ、障子の側縁部の下端部に係合部 材が設けられ、開閉操作バーに係合部材に係合しうるフックが揺動自在に設けら れ、フックと窓枠との間に、係合ピンが長穴内を移動する範囲内の開閉操作バー の上下いずれか一方への移動により、フックを揺動させて係合部材に係合させ、 同じく開閉操作バーの逆方向への移動によりフックを揺動させて係合部材への係 合を解除させるロック手段が設けられているので、開閉操作バーの上下方向の移 動だけによって、障子の開閉操作、およびフックと係合部材の係合、解除操作を 行うことができる。また、ロック手段により、フックを揺動させて係合部材に係 合させるので、障子が完全に閉じていない場合であっても、フックが係合部材に 係合する。しかも、フックが揺動することにより、フックと係合部材との係合、 解除が行なわれるので、フックおよび係合部材のの摩耗の度合いは、従来のルー バ窓におけるロックピンと係止片の摩耗の度合いよりも小さくなる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明する。この実施例は、この考 案による回転窓をルーバ窓に適用したものである。また、この実施例は、先に定 義した上下方向を垂直方向に向けて使用したものである。
【0010】 図1はルーバ窓の全体構成を示し、図2〜図12はその各部の構成を示す。
【0011】 ルーバ窓は、窓枠(1) と、窓枠(1) に上下に並列状にかつ回転して開閉するよ うに設けられている複数のルーバ(2) (障子)と、窓枠(1) の左右の縦枠部材(3 ) に沿って上下方向に移動自在に設けられている開閉操作バー(4) とを備えてい る。なお、以下の説明において、各部品の説明における上下および前後は、ルー バ(2) の閉位置を基準にしていうものとする。また、以下の説明において、左右 方向の内側(窓枠(1) の内側)を単に内といい、左右方向の外側(窓枠(1) の外 側)を単に外というものとする。
【0012】 窓枠(1) の縦枠部材(3) は、外側壁部(3a)、内側壁部(3b)、および両壁部(3a) (3b)を一体に連結する連結壁部(3c)とを備えている。縦枠部材(3) の外側壁部(3 a)の内面の後部にその全長にわたる溝(5) が形成され、この溝(5) 内に開閉操作 バー(4) が移動自在に嵌められている。
【0013】 窓枠(1) の左右の縦枠部材(3) と、各ルーバ(2) の左右両側縁部との間にそれ ぞれステー(6) が設けられている。ステー(6) は、窓枠(1) の縦枠部材(3) にお ける外側壁部(3a)の内側面の前部に固定される上下に長いベース(7) と、上端部 がベース(7) に回動自在にかつ上下摺動自在に連結され、かつルーバ(2) の縦が まち(2a)を取付ける上下に長いルーバ支持板(8) と、上端部がルーバ支持板(8) の下端部に回動自在に連結され、かつ下端部が縦枠部材(3) の内側壁部(3b)に固 定されたブラケット(9) に回動自在に連結されているアーム(11)とを備えている 。
【0014】 ベース(7) には上下に長い長穴(12)が形成されている。長穴(12)の上端部は後 方に傾斜している。この傾斜部を(12a) で示す。ルーバ支持板(8) の上部は外側 に屈曲されかつ上方に屈曲されており、上方屈曲部(8a)に外側に突出した係合ピ ン(13)が固定状に設けられ、このピン(13)がベース(7) の長穴(12)内に摺動自在 に嵌められている。そして、係合ピン(13)がベース(7) の長穴(12)の上端部に位 置しているときにルーバ(2) が閉じられ、下端部に位置しているときにルーバ(2 ) が開かれるようになっている。
【0015】 開閉操作バー(4) における各ルーバ(2) の上端部と対応する部分には、係合ピ ン(13)を移動させる板状作動部材(14)が前方に突出するように固定されている。 作動部材(14)に上下に長い長穴(15)が形成されている。長穴(15)の上端部に前方 への屈曲部(15a) が形成されている。作動部材(14)は、ベース(7) とルーバ支持 板(8) の上方屈曲部(8a)との間に介在させられている。そして、長穴(15)内に、 係合ピン(13)が摺動自在に嵌まっている。ルーバ(2) の閉位置において係合ピン (13)は長穴(15)の下端部に位置している。そして、開閉操作バー(4) の下降によ り作動部材(14)が下降しても、係合ピン(15)が長穴(15)の上端に至るまではルー バ(2) の開閉に関与することはなく、ルーバ(2) は閉位置に保持される。開閉操 作バー(4) および作動部材(14)がさらに下降すると、長穴(15)の上端部の縁部に 押されて係合ピン(13)がベース(7) の長穴(12)の傾斜部(12a) を下方に移動しつ つ、作動部材(14)の長穴(15)の前方屈曲部(15a) 内を前方に移動する。傾斜部(1 2a) を過ぎると、作動部材(14)の長穴(15)と係合ピン(13)との位置関係はこのま ま維持されつつピン(13)はベース(7) の長穴(12)内を下方に移動し、ルーバ支持 板(8) が係合ピン(13)を中心にして前方に回動するとともにアーム(11)が下端部 を中心として前方に回動し、ルーバ(2) が開く。
【0016】 開閉操作バー(4) の下端部に、上下に長い連結板(16)の上端部が回動自在に連 結されている。連結板(16)の下端部は、スイングアーム(17)の上端部に回動自在 に連結されている。スイングアーム(17)の下端部は、窓枠(1) の下端部に回転自 在に配置された左右にのびる連動軸(18)に固定されている。図示は省略したが、 連動軸(18)の左端部が、減速機構を介して操作ハンドルに連結されており、操作 ハンドルを回転させることにより連動軸(18)が回転させられるようになっている 。そして、操作ハンドルを回すことにより、連動軸(18)が回転し、この連動軸(1 8)の回転によって、スイングアーム(17)が前方または後方に回転させられ、連結 板(16)の下端部が上端部を中心として前方または後方に回転させられ、その結果 開閉操作バー(4) が下降または上昇する。
【0017】 下端に位置するルーバ(2) を除いた各ルーバ(2) の縦がまち(2a)の下端部に係 合部材(19)が設けられるとともに、開閉操作バー(4) に係合部材(19)に係合しう るフック(21)が揺動自在に設けられている。係合部材(19)はルーバ(2) の縦がま ち(2a)に密着させられた基板部(19a) と、基板部(19a) の後側縁部における上下 の中央部に一体に形成されて外側に突出した突出部(19b) とよりなる。突出部(1 9b) の上下両端部は斜め後方に屈曲させられている。フック(21)は、外側から見 て略U形で、前部垂直部(21a) と後部垂直部(21b) と両垂直部(21a)(21b)を下端 部で相互に連結する連結部(21c) とよりなり、後部垂直部(21b) の下端部でピン (22)により開閉操作バー(4) に枢着されている。フック(21)の前部垂直部(21a) の後縁部の上端は上方に向かって前方に傾斜している。
【0018】 フック(21)と窓枠(1) の左右の縦枠部材(3) との間に、係合ピン(13)が作動部 材(14)の長穴(15)内を移動する範囲内の開閉操作バー(4) の上下いずれか一方へ の移動により、フック(21)を揺動させて係合部材(19)に係合させ、同じく開閉操 作バー(4) の逆方向への移動によりフック(21)を揺動させて係合部材(19)への係 合を解除させるロック手段が設けられている。ロック手段は、窓枠(1) の縦枠部 材(3) の外側壁部(3a)の内面に固定されたカム(23)と、フック(21)の後部垂直部 (21b) の上端部に内側に突出するように固定されたカムフォロワ(24)とよりなる 。カム(23)は、縦枠部材(3) の外側壁部(3a)に密着させられた基板部(23a) と、 基板部(23a) の後縁部に連なって内方に突出した内方突出部(23b) と、内方突出 部(23b) の内側縁に連なって後方にのびた後方突出部(23c) とよりなる。後方突 出部(23c) の下縁は後方に向かって下方に傾斜しており、この下縁にその前端か ら後斜め上方にのびかつカムフォロワ(24)の嵌められる切欠き(25)が形成されて いる。
【0019】 下端部のルーバ(2) の縦がまち(2a)の下端部には取付け板(26)を介してロック ピン(27)が固定されている。また、スイングアーム(17)の内側面の前縁部にロッ クピン(27)に係合する係合部(28)が設けられている。そして、ルーバ(2) が閉位 置に至ったさいに、係合部(28)がロックピン(27)に係合することにより、ルーバ (2) が閉状態に維持される。なお、下端部のルーバ(2) にも他のルーバ(2) と同 様に係合部材(19)を取付けておき、これに係合するフック(21)を開閉操作バー(4 ) に設けておき、さらに窓枠(1) の縦枠部材(3) とフック(21)との間にロック手 段を設けておいてもよい。
【0020】 このような構成において、図4および図10に示すように、各ルーバ(2) が閉 位置にある場合、ルーバ支持板(8) の係合ピン(13)は、ベース(7) の長穴(12)の 上端でかつ作動部材(14)の長穴(15)の下端に位置している。また、カムフォロワ (24)がカム(23)の切欠き(25)の最奥部に位置し、フック(21)の前部垂直部(21a) がルーバ(2) の係合部材(19)の内方突出部(19b) に係合している。さらに、スイ ングアーム(17)の係合部(28)が下端部のルーバ(2) のロックピン(27)に係合して いる。こうして、ルーバ(2) がロックされている。
【0021】 操作ハンドルを回すことによって連動軸(18)を図10に矢印Aで示す方向に回 転させると、スイングアーム(17)が同方向に回動し、連結板(16)が上端部を中心 として前方に回動することによって、開閉操作バー(4) が下降させられる。そし て、開閉操作バー(4) とともに作動部材(14)が下降し、係合ピン(13)が作動部材 (14)の長穴(15)の上端部に至る(図5および図11参照)。また、開閉操作バー (4) とともにフック(21)も下降し、これによりカムフォロワ(24)がカム(23)の切 欠き(25)内を前斜め下方に移動し、その結果フック(21)が図4に矢印Bで示す方 向に揺動して、フック(21)の前部垂直部(21a) の係合部材(19)の内方突出部(19b ) への係合が解除される(図5参照)。また、スイングアーム(17)の回動により 、その係合部(28)のロックピン(27)への係合が解除される(図11参照)。こう して、ルーバ(2) ノロックが解除される。さらに、開閉操作バー(4) が下降させ られると、ルーバ支持板(8) の係合ピン(13)がベース(7) の長穴(12)の傾斜部(1 2a) 内を前斜め下方に移動するとともに、作動部材(14)の長穴(15)の前方屈曲部 (15a) 内を前方に移動してその前端に至り、これにより各ルーバ(2) が開き始め 、係合ピン(13)が長穴(12)の下端部に至ったときに開状態となる(図6および図 12参照)。
【0022】 開位置にあるルーバ(2) を閉位置に戻す場合、操作ハンドルを回して連動軸(1 8)を上記とは反対方向に回転させ、これによりスイングアーム(17)を後方に回動 させて、連結板(16)の働きにより開閉操作バー(4) を上昇させる。すると、作動 部材(14)が上昇し、係合ピン(13)が上昇させられて長穴(12)内を上方に移動し、 これによりルーバ支持板(8) が係合ピン(13)を中心として後方へ回動するととも に、アーム(11)が下端部を中心にして後方へ回動し、ルーバ(2) が閉じ始める。 係合ピン(13)は、長穴(12)の傾斜部(12a) を後斜め上方に移動する間に、作動部 材(14)の長穴(15)の前方屈曲部(15a) 内を後方に移動し、長穴(12)の傾斜部(12a ) の上端部に至ると、作動部材(14)の長穴(15)の上端部に至る。このとき、フッ ク(21)のカムフォロワ(24)はカム(23)の切欠き(25)の入口に至り、各ルーバ(2) は閉じられる(図5および図11参照)。さらに、開閉操作バー(4) が上昇する と、カムフォロワ(24)がカム(23)の切欠き(25)内を後斜め上方に移動し、これに よりフック(21)が図5に矢印Cで示す方向に揺動し、カムフォロワ(24)がカム(2 3)の切欠き(25)の最奥部に至ると、その前部垂直部(21a) が係合部材(19)の内方 突出部(19b) に係合する。フック(21)の揺動開始時から揺動終了時までの間の開 閉操作バー(4) の上方への移動のさいには、係合ピン(13)は作動部材(14)の長穴 (15)内を相対的に下方に移動するので、開閉操作バー(4) の移動は各ルーバ(2) の開閉に関与しない。なお、下端部のルーバ(2) が閉じた後、スイングアーム(1 7)の係合部がロックピン(27)に係合する。こうして、各ルーバ(2) が閉位置でロ ックされる(図4および図10参照)。
【0023】 上記実施例においては、この考案の回転窓が、先に定義した上下方向、すなわ ち図8および図9を除く全図面の上下方向を垂直方向に向けて使用されているが 、この考案は、これに限るものではなく、定義した上下方向を水平方向に向けて 使用したり、斜め方向に向けて使用したりする場合も含む。また、上記実施例と は上下逆向きにして使用される場合も含まれる。さらに、上記実施例においては 、この考案による回転窓が複数のルーバ(2) を備えたルーバ窓に適用されている が、これに限るものではなく、1つの障子を備えた内倒し窓や、突き出し窓等に も適用することができる。
【0024】
【考案の効果】
この考案の回転窓によれば、上述のように、障子が完全に閉じていない場合で あってもフックが係合部材に係合するので、障子は確実に閉位置でロックされる ことになり、常に優れた気密性が得られる。しかも、フックおよび係合部材の摩 耗の度合いは、従来のものよりも小さくなるので、ロック状態においてがたつき の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例のルーバ窓が開いた状態を示
す垂直断面図である。
【図2】一部切欠き部分斜視図である。
【図3】図2とは異なった部分を示す一部切欠き部分斜
視図である。
【図4】ルーバが閉位置にあり、ロックされている状態
を示す一部を省略した部分拡大垂直断面図である。
【図5】ルーバが閉位置にあり、ロックが解除されてい
る状態を示す図4相当の図である。
【図6】ルーバが開位置にある状態を示す図4相当の図
である。
【図7】一部を切欠いて示す図4のVII −VII 線矢視図
である。
【図8】図4のVIII−VIII線拡大断面図である。
【図9】図4のIX−IX線拡大断面図である。
【図10】図4とは異なった部分においてルーバが閉位
置にあり、ロックされている状態を示す一部を省略した
部分拡大垂直断面図である。
【図11】ルーバが閉位置にあり、ロックが解除されて
いる状態を示す図10相当の図である。
【図12】ルーバが開位置にある状態を示す図10相当
の図である。
【符号の説明】
1 窓枠 2 ルーバ(障子) 3 縦枠部材 4 開閉操作バー 13 係合ピン 15 長穴 19 係合部材 21 フック 23 カム 24 カムフォロワ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠と、窓枠に回転して開閉するように
    設けられている障子と、窓枠の枠部材に沿って上下方向
    に移動自在に設けられている開閉操作バーとを備えてお
    り、障子に設けられた係合ピンが開閉操作バーと係合す
    ることによって、開閉操作バーの移動により障子が回転
    して開閉させられる回転窓において、 係合ピンが開閉操作バーに形成された上下方向に長い長
    穴内に移動自在に嵌められることにより、この長穴の範
    囲内において障子の開閉に関与することなく開閉操作バ
    ーが上下方向に移動するようになされ、障子の側縁部の
    下端部に係合部材が設けられ、開閉操作バーに係合部材
    に係合しうるフックが揺動自在に設けられ、フックと窓
    枠との間に、係合ピンが長穴内を移動する範囲内の開閉
    操作バーの上下いずれか一方への移動により、フックを
    揺動させて係合部材に係合させ、同じく開閉操作バーの
    逆方向への移動によりフックを揺動させて係合部材への
    係合を解除させるロック手段が設けられている回転窓。
  2. 【請求項2】 ロック手段が、フックに設けられたカム
    フォロワと、窓枠に設けられたカムとよりなる請求項1
    記載の回転窓。
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