JPH0710374B2 - 塗布、含浸調整方法 - Google Patents

塗布、含浸調整方法

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JPH0710374B2
JPH0710374B2 JP10276386A JP10276386A JPH0710374B2 JP H0710374 B2 JPH0710374 B2 JP H0710374B2 JP 10276386 A JP10276386 A JP 10276386A JP 10276386 A JP10276386 A JP 10276386A JP H0710374 B2 JPH0710374 B2 JP H0710374B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、本件出願人の先に提出した特許出願(特願昭
61−21550号)における発明を包含する発明に関する。
本発明者は、特願昭61-21550号の出願において、板材
(例えば化粧板,幅木),棒材(例えば廻り縁,玉
縁),加工素材(例えば窓枠,ドア)などの基材に対す
る塗料の塗布調整方法に関する発明を開示した。この出
願の明細書の記載は、基材が比較的剛直な基材であるこ
とを予定して記載されており、又、基材に塗布される塗
布物が塗料だけを想定していたことにおいて、本発明を
不当に限定しすぎていた。本発明の方法は、塗料のみな
らず、染料,接着剤,離型剤,防虫剤,殺虫剤,防腐
剤,防ばい剤,殺菌剤,防水剤,漂白剤,その他のあら
ゆる液状材料の塗布,含浸の調整に用いられ得ること、
および比較的剛直な立体的基材のみならず、シート材
料,薄板などの比較的可撓性のある平面的基材,更には
針金,糸,紺などの線状の基材へのそれらの液状材料の
塗布,含浸の調整にも適用しうること、更に、その後の
研究により、補助的な手段の改良によって塗布,含浸の
調整がさらに多様化,簡略化できることを発見したの
で、特許法第42条の2,第1項の規定に基づく優先権を主
張して、ここの本件特許出願を提出するものである。
産業上の利用分野 本発明は、板材,棒材などの比較的剛直な立体的基材、
薄板,シート状物などの比較的可撓性のある平面的基
材、針金,紐,糸などの比較的可撓性のある線状の基材
などの基材の全表面,所望の表面または表面の所望の部
分のみに塗料,染料,接着剤,離型剤,防虫剤,殺虫
剤,防腐剤,防ばい剤,殺菌剤,防水剤,漂白剤,その
他のあらゆる液状材料を塗布し、もしくはそれらの所望
部分の基材内にそれらの液状材料を含浸させ、その塗布
量,含浸量を調整する方法に関する。
従来の技術 従来,無機質材,有機質材,それらの複合材よりなる板
材,棒材などの比較的剛直な立体的基材、例えば化粧
板,幅木,金属板,などの板材、廻り縁,玉縁,金属
棒,などの棒材、窓枠,ドア,彫刻物などの加工素材の
塗装方法として様々な方法が用いられている。
その典型方法として、ディッピング塗装法,スプレイ塗
装法がある。
ディッピング塗装法は、基材の表面に凹凸が有っても簡
単な操作で塗装が行い得る利点がある。
スプレイ塗装法もまた、凹凸のある基材の塗装に適して
いる。
また無機質材,有機質材,それらの複合材よりなる薄
板,シートなどの比較的可撓性のある平面的基材、針
金,紐,糸などの比較的可撓性のある線状基材の全表
面,所望の表面,または表面の所望の部分に塗料,染
料,接着剤,離型剤,防虫剤,殺虫剤,、防腐剤,防ば
い剤,殺菌剤,防水剤,漂白剤,その他の液状材料を塗
布し、もしくはそれらの基材内にそれらの液状材料を含
浸させる方法もまた様々な方法が知られている。
その典型方法としては、ロールコータ,フローコータな
どを用いる方法、浸漬法,スプレイ法などがある。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、ディッピング法は、一般に塗布量,含浸
量が多くなる傾向があり、また塗布量,含浸量の調整が
困難である。何故ならば塗布量は液状材料の粘度に強く
相関するが、液状材料の粘度を厳密に一定に維持するこ
とが困難であるからである。液状材料の粘度は、基材へ
の液状材料成分の浸透にも影響し、均一な塗布,含浸を
行うためには、液状材料の粘度をある程度大きくして、
厚塗りを行わざるを得ず、液状材料の粘度を小さくして
充分な含浸を行わざるを得ない。更に、液状材料槽から
取り出した後に、基材から過剰な液状材料を流下させる
ために、基材をしばらく所望の姿勢に支持する必要があ
るが、この作業に余分な時間がかかり、また液状材料の
キレ,ダレによる塗布むら、含浸むらが生じる。その上
更に、基材の所望の表面又は表面部分のみに塗布,含浸
を施すことが困難である。
スプレイ塗装法は、塗料ロスが大きく、塗料中のゴミや
塗料カスなどに起因するノズルの詰まりが生じ易く、ま
た基材の形状が複雑な場合には、複数のノズルを使用し
なければならない、従って、塗料管理とノズルの保守点
検を頻繁に行う必要があり、効率が悪く、コスト高とな
る。
薄板,シートなどの可撓性のある平面的基材の塗装方法
としてのロールコータ,フローコータを用いる方法で
は、それらの装置が塗料によって汚れ易く、また塗料へ
のゴミの混入,塗料カスの発生などの問題があった。ま
た、塗布後の乾燥にも余分な手間とスペースが必要であ
った。
針金,紐,糸などの線状基材の塗布,含浸方法としての
浸漬法もまた、塗布,含浸後の乾燥に余分な手間とスペ
ースとが必要であった。
従って、本発明の目的は、ディッピング法の利点を維持
しつつ、過剰な液状材料を除去する簡単な塗布,含浸調
整方法を提供することである。
本発明の他の目的は、基材の全表面,所望の表面,また
は所望の表面部分に限定して液状材料を塗布,含浸さ
せ,調整する簡単な方法を提供する事である。
本発明のその上更なる目的は、様々な材質,形状の基材
に効率良く液状材料を塗布、含浸させ、調整する方法を
提供することである。
本発明の更に他の目的は、比較的剛直な立体的基材のみ
ならず、比較的可撓性のある平面的基材,線状基材にも
共用できる効率的な塗布,含浸調整方法を提供すること
である。
問題点を解決するための手段 本発明の方法によれば、液状材料を塗布,含浸させるべ
き基材を供給する供給口と、塗布,含浸させた製品を取
り出し口とを有する浸漬箱内に、上記供給口および取り
出し口のレベルを越えて液状材料を供給する一方、吸引
によって液状材料の溢出を防止し、上記供給口から取り
出し口に基材が移動する間に基材に液状材料を塗布,含
浸させ、吸引によって生じる取り出し口における空気流
によって過剰な液状材料を除去する。
上記供給口と取り出し口の間で基材が搬送される間に、
基材表面の一部を覆う被覆面を有する補助手段を設け、
基材と被覆面との間から吸引された空気を排出させて、
液状材料が被覆面によって覆われた基材表面に接触する
のを防止して、基材の選択された表面,もしくはそれら
の部分のみに液状材料を塗布,含浸させることもでき
る。
作用 本発明においては、浸漬箱の供給口と,取り出し口との
レベルを越えて液状材料を供給しても、吸引による減圧
によって、それらの開口から空気が高速で吸引されるの
で、液状材料が溢出することがなく、しかも基材の表面
に凹凸があっても、浸漬箱内においてディッピング法と
同様に簡単に液状材料が基材に塗布,含浸され、更に取
り出し口において、空気流によって過剰な液状材料が除
去され、取り出し口から取り出された製品は指触乾燥程
度にまで乾燥され得る。
塗布量の調整は、液状材料の粘度の調整,減圧された圧
力(負圧)の調整、基材の搬送速度の調整などによって
行なわれ得るが、最も望ましい方法としては、液状材料
の粘度をほぼ一定にし、減圧手段の圧力を一定にして、
二次空気の取り出し口からの空気の取り入れ量を調整す
ることにより、浸漬箱内の負圧を調整する。負圧の調整
により、取り出し口における空気流の速度が調整され、
それによって液状材料の吹き落とし量が調整される。こ
の方法により、塗布量,含浸量の迅速,微妙な調整が可
能となる。
また、供給口及び取り出し口の寸法形状と基材の断面の
形状寸法との関係、即ちそれらの間に形成される隙間の
調整によっても、取り出し口における空気流の速度の調
整が可能であり、従って塗布,含浸量の調整が可能であ
り、又その際にそれらの開口と基材との位置関係を適切
に調整することによって、基材の表面に異なった塗膜の
厚さ,含浸量の調整を与えることもできる。
更に、浸漬箱内に空気を吸引することにより、液状材料
は激しく撹拌され、基材が振動する傾向があるが、供給
口と取り出し口との間に適切な補助手段を設けることに
より、基材を安定に案内支持することができ、更に基材
の搬送方向の全長にわたって基材の表面の一部を覆う被
覆面を補助手段に設け、基材と被覆面との間から吸引さ
れた空気を排出させて、被覆面によって覆われた基材表
面に液状材料が接触するのを防止して、基材の選択され
た表面もしくは表面部分のみに液状材料を塗布,含浸さ
せることもできる。
その上更に、本発明によれば、液状材料が気泡によって
激しく撹拌されるので、基材と液状材料との接触が良
く、従って液状材料の基材への含浸が促進され、また液
状材料中の固形分の沈降,液状材料の液状成分の分離を
防止する利点もある。
実施例 以上に本発明の概要を述べたが、以下に本発明の好適な
実施例を通じて、本発明を更に詳述する。
第1図は、本発明の方法を実施する装置の模式的側面図
である。浸漬箱10は、供給口11と取り出し口12とを有す
る。液状材料を塗布,含浸させるべき基材(図示せず)
は、供給口11から矢印Aの方向に挿入され、取り出し口
12から矢印Bの方向に取り出される。浸漬箱10は、内部
の洗浄,保守,点検などのため、上部に蓋体13を設ける
のが良い。後述の如く、浸漬箱内を減圧するために、蓋
体13は浸漬箱を気密に密閉できる構造とするのが良い。
浸漬箱10には、供給口11及び取り出し口12のレベルを越
えて、液状材料供給手段20によって液状材料が供給され
る。第1図では、液状材料供給手段20は、液状材料タン
ク21、配管22及びポンプ23から成るものとして示されて
いる。液状材料がこれらの開口11,12から溢出するのを
防止するために、真空ポンプ51を備えた減圧手段50が設
けられる。これらの開口から吸引された空気は、気泡と
なって液状材料中を上方に逃げ、減圧手段50によって排
出される。これらの気泡の運動によって、浸漬箱10内の
液状材料は激しく撹拌され、液状材料中の固形分の沈
降,液状材料の液状成分の分離を防止できる。液状材料
中の気泡が余りに多くなる場合には、消泡剤を用いれば
良い。気泡に伴われて液状材料の液滴が空気中に生じる
が、気液分離手段60により分離されて、液状材料は液状
材料供給手段20に戻される。例えば、浸漬箱の上方に一
つ以上の邪魔板61を設けて、減圧手段50によって生じる
空気流を液状材料の液面に向かって案内し、それによっ
て液状材料の液滴を液状材料中に回収しても良い。供給
口11から挿入された基材は、取り出し口12に向かって移
動する間に、ディッピング法と同様に液状材料中に浸さ
れる。基材が取り出し口に近付いたとき、そこから高速
で吸引されている空気流に遭遇し、過剰な液状材料が吹
き落とされ、指触乾燥程度にまで乾燥される。
浸漬箱10には、液状材料の液面を自動的に一定に維持す
る手段を設けるのが望ましい。かかる手段は公知であ
り、従って詳述しない。例えば液面検出手段を用いても
良く、浸漬箱10に連続的に液状材料を供給し、過剰な液
状材料をオーバーフロウさせて液状材料タンクに回収す
るようにしても良い。
例えば、停電などによって、減圧手段50が不作動状態に
なったとき、浸漬箱中の液状材料が供給口11及び取り出
し口12から溢出するので、液状材料抜き取り手段40を設
けることが望ましい。液状材料抜き取り手段40は、例え
ば、浸漬箱10内の圧力が予め定めた圧力以上に上昇した
ときに自動的に開くバルブ手段41であっても良い。液状
材料抜き取り手段にポンプを設けて、強制的に急速に液
状材料を抜き取るようにしても良い。この場合、浸漬箱
の底部を傾斜させて液状材料を完全に抜き取れるように
するのが望ましい。勿論補助電源装置を設けて、液状材
料の抜き取りが完了するまで減圧手段を作動させること
もできる。
第2図は、第1図の装置の変形を示す模式的側面図、第
3図は第2図の2−2線における模式的断面図である。
この実施例では、供給口11および取り出し口12は、異な
った断面形状寸法を有する基材への液状材料の塗布,そ
れらの基材への液状材料の含浸のために装置を共用する
目的で、予め定められた最大寸法形状の開口とし、必要
に応じてそれらの開口の形状寸法を調整する補助的な開
口調整板部材11′を調節可能にまたは交換可能に設けら
れるものとして示されている。開口調整の態様として
は、異なった開口形状寸法を有する開口板を複数個用意
して交換しても良く、あるいは上下方向の寸法形状を調
整する調整板と左右方向の形状寸法を調整する調整板と
を設けて、それらの相対的位置調整によって全体の形状
寸法を調整するようにしても良い。
また、第2図及び第3図に示した実施例では、浸漬箱10
に減圧手段50を接続する代わりに、浸漬箱10の上部と液
状材料供給手段20の上部とを連通手段30によって連通さ
せ、液状材料供給手段20に減圧手段50を接続している。
連通手段30は、浸漬箱10内に隔壁31を設けて、液状材料
供給手段20の上方に通じる断面積の大きい空気流通路32
として形成されている。液状材料が塗料などのように比
較的粘度が大きい材料であるときは、目詰まりが生じ易
く、洗浄も不便となるので、空気流通電32は、断面積を
大きくするのが良い。この空気流通路は液状材料タンク
21のオーバーフロウ手段(液面調整手段)としても利用
可能である。第1図の実施例と同様の目的で、邪魔板61
を液状材料供給手段20に設けることができる。邪魔板に
付着した液状材料を乾燥させずに液状材料タンク21に戻
すために、邪魔板の表面に溶媒を流し、またはスプレイ
することができる。
浸漬箱内を基材が通過するとき、供給口11,取り出し口1
2から流入する空気流及びそれによって生じる液状材料
の流れによって、基材が上下左右に動揺場合には、それ
らの開口11,12の間で、基材の上下左右の面を案内支持
する補助手段70が用いられ得る。補助手段70は、基材の
搬送方向における寸法を小さくするのが良く、又取り出
し口近辺には設けないのが良い。何故ならば、基材の塗
布,含浸表面を液状材料と接触させる時間を長くでき、
又基材の塗布,含浸された面を損なうのを回避する必要
があるからである。補助手段70は、激しく撹拌されてい
る液状材料中で、基材を安定に搬送するのに望ましい。
補助手段70は、基材の上下方向と横方向とのブレを防止
する別個の手段から構成されても良く、また両方の機能
を持った単一の手段であっても良い。第2,3図の実施例
では上下2対のバー部材71が浸漬箱の対向する側壁間に
装着され、横方向の動揺を制限する円板状突起72が設け
られるものとして示されている。また補助手段にレベル
調整機能を与えるのが望ましく、更に基材の断面形状寸
法に応じて、適宜交換可能にするのが良い。
基材の上面,下面,側面(例えば木材の木口)の内の選
択された面,選択された面部分のみに液状材料を塗布,
含浸させる場合には、供給口11と取り出し口12との間に
延長している補助手段に基材の搬送方向の全長にわたっ
て基材の表面の一部を覆う被覆面を設け、基材と被覆面
との間から吸引された空気を排出させて、被覆面によっ
て覆われた基材の表面に液状材料が接触するのを防止す
れば良い。
第4図及び第5図を参照して、これらの補助手段の若干
の実施例に付いて以下に説明する。
第4図aは、基材の一表面のみに液状材料を塗布,含浸
させるための補助手段70の斜視図、第4図a−1〜a−
3は第4図aの1−1線,2−2線,3−3線に沿った断面
図であって、補助手段70とその中にある基材Sが断面で
示されている。補助手段70は、筒状の構造71を持ってお
り、この実施例では、その軸方向の中間部上方に窓72が
設けられている。第4図a−1〜a−3から判るよう
に、筒状構造71の内壁には、筒状構造の側壁と基材の両
側面との間に空隙73aを形成する案内突起71aが設けら
れ、窓72の両側には、筒状構造の軸方向に平行に案内凸
条71bが設けられて、基材Sと筒状構造の上側の内壁面
との間に空隙73bが形成されている。これらの凸条71bに
よって、空隙73aは空隙73bから不完全に分割される。筒
状の構造71の両端部は、供給口及び取り出し口の開口に
よって、夫々気密に支持される。その際、窓72は上方に
配置されるのが良い。そのように配置されたとき、浸漬
箱10が減圧されると、空気は筒状構造の両端部から吸引
され、空隙73aは窓72の左右両側の周辺部に空気を導
き、空隙73bは窓72の軸方向両端部に空気を導き、これ
らの空気は、浸漬箱内の液状材料中に窓72の全周辺部か
ら排出される。この空気流によって液状材料は筒状構造
内に侵入することはない。
基材Sが筒状構造の供給口側に供給されたとき、筒状構
造の供給口側における空気流入面積が基材によって狭め
られ、空気流の速度が速くなる。基材が窓72の領域を越
えて搬送されたとき、空気流は基材の上面及び両側面と
筒状構造の内側面との間隙から高速度で排出されるの
で、その間隙内に液状材料が流入することはない。窓72
の全周辺部から排出される空気流は窓72の全領域を覆う
ことなく、上方にそれるので、それらの間の領域には液
状材料が導入され、基材の上面のみが塗布,含浸される
(S−1)。液状材料が塗布,含浸された基材が取り出
し口側の筒状構造内に入るとき、基材は取り出し口側か
ら吸引された空気流と遭遇し、それによって過剰な液状
材料は基材の上面から吹き落とされる。塗布された基材
が取り出し口から取り出されたとき、基材の塗布、含浸
面は指触乾燥程度にまで乾燥されている。筒状構造71内
における基材は、高速の空気流によって下側面に沿って
案内される。塗布,含浸された基材の面が筒状構造の内
壁面と接触して、損なわれるのを回避するために、取り
出し口側の筒状構造の上側を拡張するのが良い。又塗
布,含浸面を損なわないために、取り出し口側の筒状構
造の内側面の上方には案内突起が設けられていない。
第4図bは、補助手段70の一変形例を示しており、第4
図b−1〜b−3は第4図bの1−1,2−2,3−3線にお
ける断面図である。この変形例では、筒状構造71の上面
と両側面とにわたって窓72が設けられている。この変形
例では、筒状構造の内壁の左右両側に案内突起71aが、
上側に案内突起71bが、下側に71cが夫々設けられて、基
材の全表面と内壁との間に空隙73a,73b,73cを形成して
いる。空隙71aは基材の左右両側面と対向する筒状構造
の壁面との間に空気を導き、窓72の側面領域の軸方向両
端部において空気を排出し、空隙71bは基材の上側面と
それに対向する筒状構造の壁面との間に空気を導き、窓
72の軸方向両端部から空気を排出し、空隙71cは基材の
下側面とそれに対向する筒状構造の底壁との間に空気を
導き、筒状構造の底壁に沿った窓72の周辺部から空気を
排出する。従って液状材料は、基材の上側面及び左右両
側面のみに塗布,含浸され、基材の下側面に塗布,含浸
されることはない。塗布,含浸された基材の面が筒状構
造の内側面と接触して、損なわれるのを回避するため
に、取り出し口側の筒状構造の上側及び両側面を拡張す
るとともに、それらの面には案内突起を設けないのが良
い。
第4図cは、補助手段70の更に他の変形例を示してお
り、第4図c−1〜c−3は、第4図cの1−1,2−2,3
−3における断面図である。この変形例では、筒状構造
71の上面の一部に二つの窓72が設けられている。第4図
c−1〜c−3に示したように、筒状構造71の左右両側
内壁面には、基材に両側面との間に空隙73aを形成する
ための案内突起71aが形成されており、上側内壁面に
は、窓72の両側に搬送方向に沿って4本の凸状71bが形
成されている。これらの凸状によって、五つに分割され
た空隙73a,73bが形成される。前述と同様にして、これ
らの空隙73a,73bによって、窓72の軸方向両端部及び左
右両側の前周辺部から空気を排出することができる。こ
の補助手段を用いて、基材の上面に2列の縞状の塗布,
含浸が施され得る。この変形例では、凸状71bは、筒状
構造の軸方向の全長にわたって延長しているのが良い。
以上に説明した補助手段70に於いて、筒状構造71の窓72
を上方に配置する理由は、もしも窓72を下方に配置した
場合に、気泡は上方に向かって上昇するので、基材Sの
下側表面に気泡が付着する可能性があり、それによって
基材の下側表面に斑点状の塗り残し部分が生じるからで
ある。しかしながら、基材の下側面に近接して気泡をそ
らせるような付加的な手段を設けることにより、窓を下
側に設けることもできる。あるいは、窓72の軸方向両端
部に近接して,一対のローラを基材の下側面に接触する
ように配置して、気泡をそらせるようにしても良い。こ
の利点は、ローラによって、液状材料を基材表面に擦り
込む作用が得られ、目止め塗装が行い得ることである。
また、基材が筒状構造内を搬送されて、その後端部が供
給口側の筒状構造を離れたとき、激しく撹拌されている
液状材料によって、基材が振動するのを防止するため
に、窓72を上側に配置した場合にも、一対のローラを窓
72の軸方向両端部に近接して設けても良い。
更に、案内突起の寸法形状を変形することにより、基材
表面と筒状構造の内壁面との間隙を意図的に異ならし
め、過剰な液状材料を吹き落とす際に、吹き落とし量を
異ならしめ、それによって塗布,含浸量を変更,調整す
ることもできる。
第4図d−1〜d−3は、第4図aの補助手段の他の利
用方法を示している。基材Sは上面に2列の溝S2を持っ
ており、従って、吸引された空気は、溝の両側及びそれ
らの間の山部分において流速が速い。このために液状材
料は溝内にのみ塗布,含浸される。あるいは、第4図c
に示したように、溝S2に対応する領域に夫々窓72を設け
た補助手段を用いても同様の塗布、含浸が施され得る。
第5図aは、更に簡単な補助手段70の変形例が示されて
いる。この実施例では、補助手段70は、左右両側に一対
の凸条71cを有する板状の下側案内部材71と、基材を下
側案内部材71に対して一定の位置関係に正確に位置着け
て案内支持する上側案内部材74及び両側案内部材75より
なる。上側案内部材,両側案内部材は、レール,バー,
ロールなどのような適当な部材であって良い。第5図a
−1及びa−2は、第5図aの供給口側の領域及び取り
出し口側の領域における断面図である。上側案内部材7
4,両側案内部材75によって基材Sが下側案内部材71に関
して位置決めされて、一対の凸条71aによって基材と下
側案内部材71との間に空隙73が形成されている。空隙73
から吸引された空気は、板状部材71の両側縁部から排出
されて基材の下側面に液状材料が侵入するのを防止す
る。従って、基材の上側面及び両側面のみが塗布,含浸
S−1される。
第5図b−1,b−2,c−1,c−2は、第5図aの補助手段7
0の異なった利用方法を示す、第5図a−1,a−2と同様
の断面図である。
第5図b−1では、基材Sが板状部材71の幅方向寸法よ
りも大きい幅を持っている点のみが異なっており、他の
点では第5図a−1,a−2と全く同様である。これらの
図から判るように、基材の上側面,両側面,及び下側面
の両側縁部に塗布,含浸S−1が施される。
第5図c−1,c−2では、上側案内部材74を下側案内部
材71と同様な案内部材71で置き換えた点、及び基材Sが
案内部材71の幅方向寸法よりも大きい幅を持っている点
以外は、第5図a−1,a−2と全く同様である。これら
の図から判るように、基材の上側面の両側縁部,基材の
両側面,基材の下側面の両側縁部に塗布,含浸S−1が
施される。
第6図は、第4図及び第5図の補助手段70と組み合わせ
て用いる付加的な補助手段90の斜視図であって、浸漬箱
10の供給口11の外側に装着した状態が示されている。付
加的な補助手段90は、上方が解放された溝状の部材91
と、溝状部材の両端に近接して溝の底に設けた液状材料
供給口92と液状材料排出口93とを有する。溝部材91の上
端部は基材の下側面に当接するように位置着けられてお
り、基材が溝部材の上面を覆ったとき、液状材料がポン
プによって供給されるようになっている。溝部材の両端
部は端部壁によって閉鎖されても良い。ポンプは吐出ポ
ンプであっても良く、吸引ポンプであっても良い。吸引
ポンプを用いる場合には、基材が溝部材の上面を覆った
とき溝内が減圧されて自動的に液状材料が吸引されるよ
うにしても良い。勿論リミットスイッチのような検知手
段で基材の位置検出を行い、その検知信号に応答して液
状材料を供給するようにしても良い。溝部材に液状材料
が供給されたとき、基材の下側面の溝に面した領域に液
状材料が塗布,含浸される。かくて、第4図および第5
図の補助手段70と組み合わせて第6図の付加的な補助手
段90を用いるときは、補助手段70によって塗布,含浸さ
れない基材の面の一部分に塗布,含浸を行うことができ
る。尤も,第4図のbに示した補助手段70の窓72を筒状
構造の下側面に設けることにより、同様の塗布,含浸を
おこなうこともできる。しかしながらこの場合には、前
述の如く、気泡によって基材の下側面に塗り残し部分が
生じないように配慮しなければならない。
第4図及び第5図の説明では、基材は概して方形の断面
を持つ立体的基材であるものとして説明したが、基材の
断面図は、廻り縁,玉縁などのような扇形断面であって
も良く、あるいは丸棒のような円形断面であっても良
い。また、基材の断面形状は一定である必要はない。
更に、基材は比較的可撓性のある平面的基材であっても
良く、線状の基材であっても良い。
また、比較的剛直で,搬送方向に短い立体的基材の全表
面に液状材料を塗布,含浸させる場合には、基材の搬送
路の上下左右に案内手段を断続的に設けて、基材の全表
面に液状材料が接触するようにする。
補助手段70は必須ではなく、比較的剛直な立体的な長尺
の基材に塗布,含浸させる場合、比較的可撓性のある,
搬送方向に長い平面的な基材,もしくは同様な性質の線
状の基材に液状材料を塗布,含浸させる場合には、両開
口11,12間で基材を支持もしくは緊張させることができ
るので、補助手段は不要である。
また、比較的可撓性のある長尺の平面的基材の両面に液
状材料を塗布,含浸させる場合には、基材を開口間で緊
張させるのが良く、この際、更に開口間に搬送方向と直
交する方向に配置したバー,レール,ロールなどの案内
部材(図示せず)を設けて、液状材料の撹拌による基材
の動揺を防止するのが良い。あるいは第5図aに示した
案内部材71を、凸条71cを設けた凸となるよう弯曲した
案内面を有する案内部材を設けて、その凸曲に沿って基
材を案内支持することによって、平面的な基材の片側面
のみに塗布,含浸を施すことができる。また、基材の幅
を湾曲した板状部材71の幅よりも大きくして、板状部材
の両側縁部またはいずれか一方からはみ出させることに
より、基材の片側面と反対側の両側縁部またはいずれか
一方とに塗布,含浸を施すこともできる。更に、第5図
c−1,c−2に示したように、上下に一対の案内部材71
を配置すれば、平面的基材の表裏面に上述の塗布,含浸
態様を組み合わせて、液状材料を塗布,含浸させること
もできる。この際、案内面の弯曲が基材の自己形状保持
力を増大させる効果がある。案内面は、下方に凸の弯曲
面,または上方に凸の弯曲面となるよう配置することが
できる。
更に紐,糸,針金などの線状基材の一本または複数本を
並べてそれらの全表面に塗布、含浸させることもでき
る。
更に、比較的可撓性のある,液状材料を吸収し易い長尺
の平面的基材、線状基材に液状材料を塗布,含浸させる
場合には、案内手段の断面形状を角張った形状とし、そ
の稜線部に基材を圧接させることにより、過剰な液状材
料を予め絞り出し、取り出し口から吸引された空気流に
よって更に過剰な液状材料を除去するようにしても良
い。この際、基材の緊張状態の調整によっても、含浸量
の調整が可能である。角張った案内部材を複数本互い違
いに配置し、基材をジグザグ状に案内することにより、
液状材料の含浸を促進し、また過剰に含浸された液状材
料を予め絞り出すようにすることもできる。
前述の如く、塗布量,含浸量の調整は、液状材料の粘
度,基材搬送速度,取り出し口における空気流の速度の
調整によって行い得るが、液状材料の粘度,濃度を厳密
に一定に維持することは困難であるので、基材の搬送速
度及び/または取り出し口における空気流の速度の調整
によるのが良い。基材の搬送速度の調整は空気流の速度
が一定の場合、搬送速度が遅いほど、塗布量,含浸量は
少なくなり、搬送速度が速いほど塗布量,含浸量は多く
なる。何故ならば、取り出し口における空気流による液
状材料の吹き落とし時間が長くなればなるほど、液状材
料が余分に除去されるからである。取り出し口における
空気流の調整は、浸漬箱内の圧力調整及び/又は取り出
し口の断面形状寸法と基材の断面形状寸法との間の間隙
の調整によって行い得る。浸漬箱内の圧力調整は、減圧
手段50によって直接的におこなっても良いが、浸漬箱に
2次空気の取り入れ手段100(第1図)を設け、2次空
気の取り入れ量によって負圧を調整すれば、塗布,含浸
量の迅速,微妙は調整ができる。基材表面の塗膜の厚さ
を均一にする場合には、基材の断面と取り出し口の開口
縁部との間の間隙を均一にする。液状材料の吹き落とし
量を大きくすることによって、搬送方向に延長する基材
の溝だけに塗布を行い、あるいは基材表面の木質表面の
導管孔内のワイピング塗装などを施すことができる。
以上に本発明の若干の実施例に付いて詳述したが、本発
明はそれらの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術思想を逸脱することなく、様々な変更が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法を実施する装置の模式的側面
図、 第2図は、第1図の装置の変形を示す模式的側面図、 第3図は、第2図の2−2線における断面図、 第4図a〜cは、本発明の装置に用いる様々な補助手段
の斜視図、第4図a−1〜a−3,b−1〜b−3,c−1〜
c−3,d−1〜d−3は、様々な補助手段の断面図、 第5図aは、本発明の装置に用いる更に他の補助手段の
斜視図、第5図a−1,a−2はその断面図、 第5図b−1,b−2,c−1,c−2は、第5図aの補助手段
の他の使用態様を示す断面図、 第6図は、第4図及び第5図の補助手段と組み合わせて
用いる付加的な補助手段が浸漬箱に装着された状態を示
す斜視図である。 符号の説明 10:浸漬箱、11:供給口、12:取り出し口、13:蓋体、20:
液状材料供給手段、30:連通手段、31:隔壁、32:隙間、4
0:液状材料抜き取り手段、60:気液分離手段、61:邪魔
板、70:案内手段、71:筒状構造、71a,71b:案内突起(凸
条)、72:窓、90:付加的な補助手段、91:溝状の部材、9
2:液状材料供給口、93:液状材料排出口、100:2次空気取
り入れ手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液状材料を塗布,含浸されるべき基材を供
    給する供給口と,塗布,含浸された製品を取り出す取り
    出し口と,を有する浸漬箱内に、上記供給口および取り
    出し口のレベルを越えて液状材料を上記浸漬箱内に供給
    する一方、吸引によって上記浸漬箱内を減圧して上記供
    給口および取り出し口からの液状材料の溢出を防止し、
    上記供給口から取り出し口に基材が移動する間に基材に
    液状材料を塗布,含浸させ、吸引によって生じる取り出
    し口における高速空気流によって過剰な液状物を除去す
    ることを特徴とする塗布,含浸調整方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の方法におい
    て、上記供給口と取り出し口との間に設けられた補助手
    段によって、基材が安定に案内,支持されて搬送される
    ことを特徴とする塗布,含浸調整方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載の方法におい
    て、上記補助手段が基材の搬送方向の全長にわたって基
    材の表面の少なくとも一部を覆う被覆面を有し、基材と
    被覆面との間から吸引された空気を排出させて、被覆面
    によって覆われた基材表面に液状材料が接触するのを防
    止して、基材の選択された表面もしくは表面部分のみに
    液状材料を塗布,含浸させることを特徴とする塗布,含
    浸調整方法。
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