JPH07103735B2 - 自動車用ドアロック装置 - Google Patents

自動車用ドアロック装置

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JPH07103735B2
JPH07103735B2 JP12305990A JP12305990A JPH07103735B2 JP H07103735 B2 JPH07103735 B2 JP H07103735B2 JP 12305990 A JP12305990 A JP 12305990A JP 12305990 A JP12305990 A JP 12305990A JP H07103735 B2 JPH07103735 B2 JP H07103735B2
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幹雄 本間
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に、後席のドアに最適な構成を備えた自動
車用ドアロック装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のドアロック装置は、ドアの車室内側に設けたロッ
クノブの、施錠及び解錠操作により車室内、外に設けた
インナーハンドル及びアウターハンドルによるドアを開
けるロック解除操作を無効にしたり、または有効にした
りする施錠位置及び解錠位置に移動可能な施解錠機構の
他に、施解錠機構が施錠位置にあっても、インナーハン
ドルの操作にあっては、常時、ドアを開けることができ
るようにして、操作性を向上させたオーバーライド機構
を備えた構造が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、一般的に、オーバーライド機構は、施解錠機構
が施錠位置にあっても、インナーハンドルのロック解除
操作によって、ドアを開ける動作に連動して、施解錠機
構を施錠位置から解錠位置に強制的に移動させる機構を
有する関係上、施解錠機構を施錠位置にして、そのまま
ドアを閉じると施解錠機構を解錠位置に強制的に戻して
しまうキャンセル機構をも有している。
このような機構は、運転席ドアにとっては、極めて便利
ではあるが、子供が乗ったり、またキープレートを所持
しない他の同乗者が乗るような後席のドアにとっては、
極めて不便なものになってしまい、運転席のドアに装着
されるドアロックを、そのまま後席ドアに適用すること
は操作性及び安全性が損なわれてしまうという問題点が
生じる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、安全で、かつ操作性に優
れた後席ドアに最適な自動車用ドアロック装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の目的を達成するために、車内及び車外
に設けられた車内及び車外ロック解除操作手段により、
ロック解除機構(3)に係合して、ドアを開けることが
できるロック解除を可能にする解錠位置とと、ロック解
除機構に空振りして、ロック解除操作を不能にする施錠
位置とに移動可能な施解錠機構(11)と、車内ロック解
除操作手段に連結され、施解錠機構(11)が施錠位置に
あるとき、第1係合部(21d)がロック解除機構(3)
に係合可能な位置にあって、車内ロック解除操作手段に
よるロック解除を可能にするアンロック位置と、第1係
合部(21d)がロック解除機構に空振りする位置にあっ
て、ロック解除を不能にするロック位置とに移動可能な
セーフティレバー(21)を有するセーフティ機構(18)
と、セーフティ機構(18)がアンロック位置にあると
き、セーフティレバー(21)の解除作動により、セーフ
ティレバー(21)の第2係合部(21e)に当接して、施
解錠機構(11)を解錠位置に移動させるとともに、セー
フティ機構(18)がロック位置にあるとき、セーフティ
レバー(21)が空振りするキャンセルレバー(24)とを
備えたことを特徴としている。
〔作 用〕
セーフティ機構(18)がロック位置に、また施解錠機構
(11)が施錠位置にあるときは、車外ロック解除操作手
段及び車内ロック解除操作手段(9)のいずれをロック
解除操作してもドア(D)を開けることができない。
この状態にあっては、車両駐停車時においては、車外か
らの不正行為により、車内ロック解除操作手段(9)が
ロック解除操作されてもドア(D)を開けることはでき
ない。
施解錠機構(11)が施錠位置に、またセーフティ機構
(18)がアンロック位置にあるときは、車外ロック解除
操作手段を操作しても、ドア(D)を開けることができ
ないが、車内解除操作手段(9)のロック解徐操作によ
り、セーフティレバー(21)がロック解除機構(3)に
係合してロック解除作動させ、ロックノブ(16)を解錠
操作することなく、施解錠機構(11)を施錠状態のま
ま、ドア(D)を開けることができるオーバーライド操
作を行うことができる。
そのとき、セーフティレバー(21)の解除作動により、
その第2係合部(21e)がキャンセルレバー(24)に係
合して、キャンセルレバー(24)を回動させるととも
に、キャンセルレバー(24)が強制的に施解錠機構(1
1)を解錠位置に移動させる。
ドア(D)を開けた状態で、施解錠機構(11)を施錠位
置にしたまま、ドア(D)を閉じると、噛合機構のスト
ライカとの噛合動作に連動して、ロック解除機構(3)
は解除方向に作動するが、そのときロック解除機構
(3)は、キャンセルレバー(24)等の他の部材に何等
干渉することがないので、施解錠機構(11)を施錠位置
に保持したまま、ドア(D)を閉じることができるセル
フロック操作を行うことがでる。
従って、キープレート等を使用することなく、ドア
(D)を閉じることができ、後部ドア等のようにキープ
レートを所有していない他の同乗者がドアを閉じる場合
は、極めて便利である。
〔実 施 例〕
以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて説明する。
(1)は、自動車の後部ドア(D)に装着され、車体側
に固着されたストライカと噛合可能なラッチ、及びラッ
チに係合してドアを閉止状態に拘束するロッキングプレ
ート等を有する噛合機構をボディ(2)内に設けたドア
ロック本体である。
(3)は、噛合機構のロッキングプレートに固着された
オープンレバー(ロック解除機構)で、第3図において
反時計方向に回動することにより、ラッチとストライカ
との噛合を解除して、ドアを開けることができるロック
解除作動を行うことができる。
(4)は、ボディ(2)の上方に軸(5)により枢着さ
れたアウターレバーで、その一端(4a)は、ドア(D)
の車外側に設けたアウターハンドル(車外ロック解除操
作手段)(図示略)にロッド等を介して連結され、アウ
ターハンドルのロック解除操作によって、第3図におい
て反時計方向に回動することができる。
(6)は、ボディ(2)に固着されたベースプレート
(7)に軸(8)により枢着されたインナーレバーで、
その一端(6a)は、ドア(D)の車内側面に設けられた
インナーハンドル(9)(車内ロック解除操作手段)に
ロッド(10)を介して連結され、インナーハンドル
(9)のロック解除操作によって、第1図において反時
計方向に回動することができる。
(11)は、施解錠機構で、ベースプレート(7)に軸
(12)により枢着され、第1、2、4図に示す施錠位置
と第5、6、7図に示す解錠位置とに移動可能な施解錠
レバー(13)と、一端(14a)がアウターレバー(4)
の他端(4b)に揺動可能に連結され、他端(14b)が長
孔(14c)を介して施解錠レバー(13)に固設されたピ
ン(13a)に摺動自在に係合したサブレバー(14)とか
ら構成される。
(15)は、ベースプレート(7)と施解錠レバー(13)
との間に係止され、施解錠レバー(13)を施錠方向また
は解錠方向に付勢するバネである。
施解錠レバー(13)は、一端(13a)が、ドアの車室内
側ウエスト部に上下動出没可能に設けられ、ウエスト部
の取付面(D1)より完全に没入した第1、2、4図に示
す施錠位置と、取付面(D1)より突出した第5、6、7
図に示す解錠位置とに移動可能なロックノブ(16)にロ
ッド(17)を介して連結され、ロックノブ(16)の押し
込み操作による施錠操作により解錠位置から施錠位置に
移動する。
ロックノブ(16)は、施錠位置にあるとき、その全体が
取付面(D1)内に没入して、摘む手が掛かりがなくな
り、ロックノブ(16)側からの手動またはその他の行為
による解錠操作はできないようになっている。
サブレバー(14)は、施解錠レバー(13)に連動して、
その上下の長手方向の中央に形成された係合部(14d)
が、長手方向への移動に伴いオープンレバー(3)の当
接部(3a)に係合可能な第5、6、7図に示す解錠位置
と、同じく係合不能な第1、2、4図に示す施錠位置と
に移動することができる。
(18)は、セーフティ機構で、ベースプレート(7)に
軸(19)により枢着された第1セーフティレバー(20)
と、一端(21a)がインサイドレバー(6)の他端(6
b)に軸(22)により枢着され、他端(21b)が長孔(21
c)を介して第1セーフティレバー(20)に固設された
軸(23)に摺動自在に係合した第2セーフティレバー
(21)とから構成されている。
セーフティ機構(18)は、その第1セーフティレバー
(20)及び第2セーフティレバー(21)が、第4、5図
に示すように、インナーレバー(6)の解除作動にとも
なう上方への移動により、第2セーフティレバー(21)
の第1係合部(21d)がオープンレバー(3)の当接部
(3a)に係合するアンロック位置と、第1、2、6図に
示すように第1係合部(21d)が当接部(3a)に空振り
するロック位置とに移動することができる。
(24)は、ベースプレート(7)に軸(25)により枢着
されたキャンセルレバーである。
キャンセルレバー(24)は、キャンセル部(24a)が、
第2セーフティレバー(21)がアンロック位置にあると
きの上方への移動により第2係合部(21e)に係合し
て、第4図において反時計方向に回動して、その押部
(24b)がサブレバー(14)の当接部(14d)に当接する
ことにより、サブレバー(14)を強制的に施錠位置から
解錠位置に移動させて、施解錠機構(11)を解錠位置に
することができる。
(26)は、施解錠レバー(13)に連結された施解錠アク
チュエータで、モータの回転を減速機構を介して往復運
動する出力部材(26a)の移動により、施解錠機構(1
1)を施錠位置と解錠位置に移動させることができる。
(27)は、第1セーフティレバー(20)に連結されたセ
ーフティアクチュエータで、モータの回転を減速機構を
介して往復運動する出力部材(27a)により、セーフテ
ィ機構(18)をアンロック位置とロック位置とに移動さ
せることができる。
第9図は、制御回路の一例を示す。
(30)(31)は、運転席近傍の車室内側に設けられた車
内施解錠操作スイッチ及びセーフティ操作スイッチであ
る。
(33)は、運転席ドアのドアロック装置の施解錠機構を
施錠及び解錠操作するキーシリンダ(図示略)の施錠及
び解錠操作に連動して、施錠接点(33a)及び解錠接点
(33b)にオンする車外施解錠操作スイッチ、(34)は
衝突事故などのように車体に強い衝撃力が働いたとき、
それを検知してオンする衝撃感知スイッチである。
(35)は、左右の後部ドアに装着された施解錠アクチュ
エータ(26)のモータ、(36)は、左右の後部ドアに装
着されたセーフティアクチュエータ(27)のモータであ
る。
(37)(38)(39)(40)は、オア回路を示し、オア回
路(37)は、車内施解錠操作スイッチ(30)の施錠接点
(30a)、車外施解錠操作スイッチ(33)の施錠接点(3
3a)に接続され、オア回路(38)は、車内施解錠操作ス
イッチ(30)の解錠接点(30b)、車外施解錠操作スイ
ッチ(33)の解除接点(33b)、衝撃感知スイッチ(3
4)に接続され、オア回路(39)は、セーフティ操作ス
イッチ(31)のロック接点(31a)、車外施解錠操作ス
イッチ(33)の施錠接点(33a)に接続され、オア回路
(40)は、車外施解錠操作スイッチ(33)の解錠接点
(33b)、セーフティ操作スイッチ(31)のアンロック
接点(31b)、衝撃感知スイッチ(34)にそれぞれ接続
されている。
(41)は、オア回路(37)に接続された施解錠アクチュ
エータ(26)のモータ(35)駆動用の施錠制御回路、
(42)は、オア回路(38)に接続された施解錠アクチュ
エータ(26)のモータ(35)駆動用の解錠制御回路、
(43)は、オア回路(39)に接続されたセーフティアク
チュエータ(27)のモータ(36)駆動用のロック制御回
路、(44)は、セーフティアクチュエータ(27)のモー
タ(36)駆動用のアンロック制御回路である。
車内施解錠操作スイッチ(30)は、施錠接点(30a)を
オンにすると、施解錠アクチュエータ(26)のモータ
(35)を施錠方向に回転させて施解錠機構(11)を施錠
位置に移動させることができ、また解錠接点(30b)を
オンにすると、モータ(35)を解錠方向に回転させて施
解錠機構(11)を解錠位置に移動させることができる。
セーフティ操作スイッチ(31)は、施錠接点(31a)を
オンにすると、セーフティアクチュエータ(27)のモー
タ(36)を施錠方向に回転させてセーフティ機構(18)
をロック位置に移動させることができ、また解錠接点
(31b)をオンにすると、モータ(36)を解錠方向に回
転させてセーフティ機構(18)をアンロック位置に移動
させることができる。
車外施解錠操作スイッチ(33)は、施錠接点(33a)を
オンにすると、施解錠アクチュエータ(26)及びセーフ
ティアクチュエータ(27)のモータ(35)及びモータ
(36)を施錠方向に回転させて施解錠機構(11)を施錠
位置に、セーフティ機構(18)をロック位置に移動させ
ることができ、また解錠接点(33b)をオンにすると、
モータ(35)及びモータ(36)を解錠方向に回転させて
施解錠機構(11)を解錠位置に、セーフティ機構(18)
をアンロック位置に移動させることができる。
衝撃感知スイッチ(34)は、衝撃を感知してオンする
と、施解錠アクチュエータ(26)及びセーフティアクチ
ュエータ(27)を作動させて、施解錠機構(11)を解錠
位置に、またセーフティ機構をアンロック位置に移動さ
せることができる。
次に、本発明の作用について説明する。
第2図に示すように、セーフティ機構(18)がロック位
置に、また施解錠機構(11)が施錠位置にあるときは、
車外のアウターハンドル及び車内のインナーハンドル
(9)のいずれをロック解除操作してもドア(D)を開
けることができない。
すなわち、アウターハンドルのロック解除操作によっ
て、アウターレバー(4)を介してサブレバー(14)を
解除方向(上方)に移動させても、サブレバー(14)の
係合部(14d)がオープンレバー(3)の当接部(3a)
に対して空振りするため、ドア(D)を開けることがで
きない。また、インナーハンドル(9)のロック解除操
作により、インナーレバー(6)を介して第2セーフテ
ィレバー(21)を解除方向(上方)に移動させても、第
2セーフティレバー(21)の第1係合部(21d)がオー
プンレバー(3)に対して空振りするため、ドア(D)
を開けることができない。
この状態にあっては、ロックノブ(16)は、ドア(D)
の取付面(D1)より没入しているため、ロックノブ(1
6)を摘み上げて解錠操作することは、実質的に不可能
であることから、後部座席に子供を乗せて走行する場合
に、子供の悪戯によりむやみに施解錠機構(11)が解錠
されるようなことはないので、車両走行時における安全
性について保証される。
また、事故により、車体に強い衝撃力が作用した場合に
は、衝撃感知スイッチ(34)が感知してオンすることに
より、施解錠アクチュエータ(26)、セーフティアクチ
ュエータ(27)が解錠方向に作動して、施解錠(11)を
解錠位置に、セーフティ機構(18)をアンロック位置に
それぞれ移動させることができるので、車外からはアウ
ターハンドルまた車内からはインナーハンドル(9)を
ロック解除操作して、即座にドア(D)を開けて脱出で
きる。
車両駐停車時においては、車外からの不正行為により、
ロックノブ(16)を解錠操作しようとしても、ロックノ
ブ(16)を摘み上げる手掛りがないため、解錠操作する
ことはできない。したがって、駐停車時における防盗性
について保証される。また、不正行為によって、インナ
ーハンドル(9)がロック解除操作されてもドア(D)
を開けることはできない。
第2図に示す状態より、車内に設けたセーフティ操作ス
イッチ(31)を解錠操作すると、セーフティアクチュエ
ータ(27)は解錠方向に作動し、第4図に示すようにセ
ーフティ機構(18)はアンロック位置に移動する。
この状態にあっては、施解錠機構(11)は、施錠位置に
あるため、アウターハンドルを操作してもサブレバー
(14)はオープンレバー(3)に対して空振りするた
め、ドア(D)を開けることができないが、第2セーフ
ティレバー(21)は、オープンレバー(3)に対して係
合可能な位置にあるため、インナーハンドル(9)のロ
ック解徐操作により、インナーレバー(6)を介して第
2セーフティレバー(21)の第1係合部(21d)がオー
プンレバー(3)の当接部(3a)に係合してロック解除
作動させ、ロックノブ(16)を解錠操作することなく、
施解錠機構(11)を施錠状態のまま、ドア(D)を開け
ることができるオーバーライド操作を行うことができ
る。
そのとき、第7図に示すように、第2セーフティレバー
(21)の解除作動により、その第2係合部(21e)がキ
ャンセルレバー(24)のキャンセル部(24a)に係合し
て、キャンセルレバー(24)を反時計方向に回動させる
とともに、キャンセルレバー(24)の押部(24b)がサ
ブレバー(14)の当接部(14d)を押すことにより、サ
ブレバー(14)は解錠位置に強制的に移動させられ、施
解錠機構(11)は解錠位置になる。
ドア(D)を開けた状態で、施解錠機構(11)を施錠位
置にしたまま、ドア(D)を閉じると、噛合機構のスト
ライカとの噛合動作に連動して、オープンレバー(3)
は解除方向に移動するが、そのときオープンレバー
(3)は、キャンセルレバー(24)等の他の部材に何等
干渉することがないので、施解錠機構(11)を施錠位置
に保持したまま、ドア(D)を閉じることができるセル
フロック操作を行うことがでるので、キープレート等を
使用することなく、ドア(D)を閉じることができるの
で、後部ドア等のようにキープレートを所有していない
他の同乗者がドアを閉じる場合は、極めて便利である。
第2図に示す状態より、車内の施解錠操作スイッチ(3
0)を解錠操作すると、施解錠アクチュエータ(26)は
解錠方向に作動して、第6図に示すように施解錠機構
(11)は解錠位置に移動する。
この状態にあっては、セーフティ機構(11)がロック位
置にあるものの、施解錠機構(11)のサブレバー(14)
の係合部(14d)は、オープンレバー(3)の当接部(3
a)に対して係合可能な状態にあるため、アウターハン
ドルをロック解除操作することにより、アウターレバー
(4)及びサブレバー(14)を介して、オープンレバー
(3)を解除作動させ、ドア(D)を開けることができ
る。また、この状態では、セーフティ機構(11)がロッ
ク位置にあるので、インナーハンドル(9)を操作して
も、ドア(D)を開けることができない。
第5図は、施解錠機構(11)が解錠位置に、またセーフ
ティ機構(18)がアンロック位置にある状態を示す。こ
の状態にあっては、アウターハンドル、インナーハンド
ル(9)をロック解除操作することにより、サブレバー
(14)または第2セーフティレバー(21)を介してオー
プンレバー(3)を解除作動させ、ドア(D)を開ける
ことができる。
車外に設けたキーシリンダを操作して、車外施解錠操作
スイッチ(33)を施錠操作すると、施解錠アクチュエー
タ(26)及びセーフティアクチュエータ(27)がともに
施錠方向に作動して、施解錠機構(11)は施錠位置に、
またセーフティ機構(18)はロック位置にそれぞれ移動
する。
したがって、前述したように、ロックノブ(16)がドア
(D)の取付面(D1)より没入して、駐停車時における
不正行為によりドアが開けられることも未然に防止する
ことができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によると、次のような効果を奏す
る。
(a) セーフティ機構(18)がロック位置にあるとき
は、施解錠機構(11)が施錠位置にある限り、車外ロッ
ク解除操作手段をロック解除操作しても、ドアを開ける
ことができないので、オーバーライド機構を有しながら
も、不正行為によりドアを開けることを未然に防止する
ことができる。
(b) セーフティ機構(18)がアンロック位置にある
場合は、施解錠機構が施錠位置にあっても、車内解除操
作手段のロック解除を可能にするとともに、施解錠機構
を施錠位置から解錠位置に移動させることができるオー
バーライド操作が可能であるにも係わらず、施解錠機構
を施錠位置にして、そのままドアを閉じても、施解錠機
構の施錠位置は保持させるセルフロック操作も可能にし
ているので、特に後席ドアに最適な構成を得ることがで
き、操作性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示し、 第1図は、本発明の装置の取付状態を説明するための正
面図、 第2図は、第3図におけるIII−III線断面図、 第3図は、ドアロック本体の平面図、 第4図〜第7図は、要部の作動説明図を示し、 第4図は、施解錠機構が施錠位置、セーフティ機構がア
ンロック位置の作動説明図、 第5図は、施解錠機構が解錠位置、セーフティ機構がア
ンロック位置の作動説明図、 第6図は、施解錠機構が解錠位置、セーフティ機構がロ
ック位置の作動説明図、 第7図は、インナーレバーが作動したときの作動説明
図、 第8図は、施解錠機構及びセーフティ機構の分解斜視
図、 第9図は、制御回路図、 第10図は、本発明を適用した自動車の車内を示す概略斜
視図である。 (1)ドアロック本体 (3)オープンレバー(ロック解除手段) (4)アウターレバー(車外ロック解除操作手段) (6)インナーレバー (9)インナーハンドル(車内ロック解除操作手段) (11)施解錠機構、(13)施解錠レバー (14)サブレバー、(16)ロックノブ (18)セーフティ機構 (20)第1セーフティレバー (21)第2セーフティレバー (21d)第1係合部、(21e)第2係合部 (24)キャンセルレバー (26)施解錠アクチュエータ (27)セーフティアクチュエータ (30)車内施解錠操作スイッチ (31)セーフティ操作スイッチ (33)車外施解錠操作スイッチ (34)衝撃感知スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車内及び車外に設けられた車内及び車外ロ
    ック解除操作手段により、ロック解除機構に係合して、
    ドアを開けることができるロック解除を可能にする解錠
    位置とと、ロック解徐機構に空振りして、ロック解除操
    作を不能にする施錠位置とに移動可能な施解錠機構と、 車内ロック解除操作手段に連結され、第1係合部がロッ
    ク解除機構に係合可能な位置にあって、車内ロック解除
    操作手段によるロック解除を可能にするアンロック位置
    と、第1係合部がロック解除機構に空振りする位置にあ
    って、ロック解除を不能にするロック位置とに移動可能
    なセーフティレバーを有するセーフティ機構と、 施解錠機構が施錠位置に、またセーフティ機構がアンロ
    ック位置にあるとき、セーフティレバーの解除作動によ
    り、セーフティレバーの第2係合部に当接して、施解錠
    レバーを解錠位置に移動させるとともに、セーフティ機
    構がロック位置にあるとき、セーフティレバーが空振り
    するキャンセルレバー とを備えたことを特徴とする自動車用ドアロック装置。
JP12305990A 1990-05-15 1990-05-15 自動車用ドアロック装置 Expired - Lifetime JPH07103735B2 (ja)

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JP12305990A JPH07103735B2 (ja) 1990-05-15 1990-05-15 自動車用ドアロック装置

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JPH0420683A JPH0420683A (ja) 1992-01-24
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