JPH0710360A - シート束移送手段を備えるシート後処理装置 - Google Patents

シート束移送手段を備えるシート後処理装置

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JPH0710360A
JPH0710360A JP15531593A JP15531593A JPH0710360A JP H0710360 A JPH0710360 A JP H0710360A JP 15531593 A JP15531593 A JP 15531593A JP 15531593 A JP15531593 A JP 15531593A JP H0710360 A JPH0710360 A JP H0710360A
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bin
sheets
tray
rod
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Katsuto Kato
克人 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート束移送の信頼性向上、装置の小型化を
図る。 【構成】 整合棒19による整合性向上のためのシート
腰付け用山形部bb の手前側基準棒作動領域ba をフラ
ットに形成して、基準棒23によるシート束移送時に、
基準棒の押し上げ角度αを最小にするとともにシート束
移送時の引っかかりを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート束移送手段を備
えるシート後処理装置、詳細には、例えば、複写機、印
刷機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置から画
像形成後に排出される複写用紙等のシート部材を順次受
け皿(以下「ビントレイ」と称す)に分類・収納した後
の後処理機能を有するシート後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図23に記載の従来のシート後処理装置
1 (ビン移動型)では画像形成装置J2 からの排出シ
ートを分類・収納後、操作者がビントレイJ3 上のシー
トを取り出す時において、最も操作性に優れた方法とし
ては、操作部側(X方向)から引き抜く手法であるが、
本装置のX方向手前側には、基準板J4 、ステイプラJ
5 、螺旋カムJ6 、外装カバーJ7 等が介在している為
に、上記手法を使用する事ができない。本装置のシート
を取り出す為には、操作者がわざわざ装置側部側へ迂回
し、矢印Y方向より引き抜かなければならず、操作性向
上を目指す今日の装置にはそぐわないものである。
【0003】また一方で、従来、画像形成装置の排出部
側に設置されるシート後処理装置(以下「ソート装置」
と称す)には、ビントレイの数に制限があり、ビントレ
イの数を越えた部数を分類・収納する事が不可能であっ
た。この問題を解決すべく発案された例としては、以下
のものがある。 一旦、ビントレイ上へ収納されたシートを搬送手段を
経て、前記ビントレイとは別のスタックトレイ上へ積載
し、ビントレイを空にする事で、新たに画像形成装置か
ら排出されたシートを分類・収納する事が可能となる。
ビントレイからスタックトレイへの移送を繰り返す事に
より、ビントレイの数を越えたシート部数の積載を行
う。 シート搬送方向と直交及び上下方向に移動可能なビン
トレイを有するフィニッシャーと、原稿の自動循環が可
能な原稿自動送り装置との組み合わせにおいて、原稿一
循環(1部)毎にビントレイ位置を搬送直交方向に移動
(シフト)させ、前後のシート束に段差を設ける事によ
り、1枚のビントレイに多数部仕分け積載を行う。 ソータを複数連結する事により、ビントレイ数を増加
させ、多数のシート束を仕分け積載する。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例のようにシート束を取り出す方向が側面側から
しかできない構成であると、操作性が悪くなるという欠
点を有していた。
【0005】また、更に、一方では上記従来例の構成
においては、ビントレイとは別にスタックトレイを設け
なくてはならず、装置が大型化する。特に、画像形成装
置本体が小型である場合は適さない。また、装置の大型
化に伴い価格高になるという問題もかかえている。
【0006】構成においては、ビントレイを支持する
装置全体が動かなくてはならず装置が複雑になってしま
う。また、原稿を1部複写する毎に、原稿自動送り装置
により循環させなくてはならず、複写すべき部数が多大
の場合には、原稿の傷みが発生してしまう。
【0007】構成においては、ソータが2連もしくは
3連になるので、装置を設置するスペースに余裕がなく
てはならず、またコスト高になってしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、従来
装置の有していた問題点を解決する事を目的とするもの
であり、操作性に優れ、取り出し易い位置へビン上のシ
ート束を移送させることができる、小型で安価なシート
後処理装置を提供する事を目的とする。
【0009】本発明は、上記目的を達成する為に、例え
ば、シートストッパーを下方に傾斜して配置し、該スト
ッパーにシートの一側端を当接させ収納する少なくとも
1つのビントレイと、ビントレイにシートを排出するシ
ート排出手段と、シートをストッパー当接側端と略平行
な方向に移送する第1のシート移送手段と、該第1のシ
ート移送手段により移送される側に配設され、前記第1
のシート移送手段と略直交方向にシートを移送する第2
のシートの移送手段と、を備え、前記ビンは、第1の移
送手段の移動方向に稜線を有する山形部を有し、この山
形部は第2の移送手段が作動する周辺部において平坦で
あることを特徴とする。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面を用いて説明す
る。
【0011】図1は本発明のシート後処理装置の全体図
である。図1に示す様に、画像形成装置200の上面に
は、原稿を自動循環させる原稿自動送り装置300が設
置され、また下流には20枚のビントレイb(b1 、b
2 …b19、b20)を有するソート装置100が付設され
ている。
【0012】画像形成装置200は、周知の電子写真方
式を用いたもので、ここでは詳細な説明は省略するが、
プラテンガラス208上に位置決められた原稿を図示し
ない光学系により感光ドラム201上へ作像し、感光ド
ラム201周りに設けられた現像器202、転写電極2
03により、シートへ画像を転写し、定着器205で永
久的に定着するものである。
【0013】ソート装置100は所謂ビン移動型ソータ
であり、上下方向に集積されたビントレイbが両側部に
設けられた螺旋カム4の1回転により1枚ずつ上昇また
は下降する。
【0014】画像形成装置200により画像形成された
シートは、排紙ローラ対20を経てソート装置100へ
送られ、フラッパー1によりソートパス6a、ノンソー
トパス6bへの方向を選択される(図2参照)。シート
の分類をしないノンソート時においては、シートは全て
ノンソートパス6bを通過し(フラッパー1が鎖線位
置)、ノンソートトレイ10へ排出される。又、シート
を分類するソート時においては、ソートパス6aを通過
して(フラッパー1が実線位置)、排紙ローラにより排
出されるシートを、同期して昇降する各ビントレイが集
容する。
【0015】そして、符号7(破線部)はシートの針綴
じを行なう電動スティプラであり、ビントレイbに対向
する所定位置に付設されている。ソート装置1の上視図
である図3に示す様に、スティプラ7は、ビントレイb
の領域外で待機する位置(実線位置)7aと、ビントレ
イbの隅部に開設された切り欠き部Aに進出してシート
の針綴じ動作を行なう位置7b(鎖線位置)を図示せぬ
駆動系にて移動する。
【0016】前記ビントレイbを保持するビンユニット
8は、図4に詳示する様に、ノンソートトレイ10から
ベースフレーム9にかけて、両側部にガイド側板11が
架設された箱状形成になっており、ビントレイbは両側
部に固設されたピン(トラニオン)3を前記ガイド側板
11の孔11aに挿入し、排出方向上流側を下方に傾斜
して配設されている。そして、ベースフレーム9の基端
部奥側には、支持板11が取り付けられており、該支持
板11上には、上端部を上アーム12に、また下端部を
下アーム13に固定された回転中心軸14が該支持板1
1に設けられた回転軸(不図示)とノンソートレイ8下
面に設けられた回転軸15とに回転自在に支持されてい
る。また上記支持板11には、扇形ギア16が上述支持
板11に設けられた回転軸を中心として、回転自在に配
置され、該扇形ギア16には上記下アーム13が固定さ
れている。更に、支持板11の下側には、パルスモータ
17が配置されており、該パルスモータ17の出力軸に
固定されたギア18が上記扇形ギア16と噛合してい
る。そして、下アーム13の先端部と上アーム12の先
端部には、各ビントレイbに開設された切り欠きBを貫
通して整合棒19が架設されており、該整合棒19は扇
形ギア16の回動により揺動する様に構成されている。
更に下アーム13には遮光板20が設けられており。該
遮光板20が下アーム13と一体で揺動する事により、
前記ベースフレーム9の奥側に配置せれたホームポジシ
ョンセンサ21をオン・オフする様に構成されている。
【0017】前記整合棒19の対向位置には、ビントレ
イbに開設された切り欠き部Aを貫通して基準棒22が
配置されている。基準棒22は、ノンソートトレイ10
の下方で支持されたシート排出方向に伸びるガイドレー
ル23と嵌合し、一端をガイドレール23と平行して張
設せれたベルト24に固定されている。前記ベルト24
は、一方をノンソートトレイ8の下方に固設されたパル
スモータ25のプーリ26に、他方をアイドラプーリ2
7に掛けられており、モータ25の正逆転により図3に
示す様に、基準棒22がビントレイ領域外(ストッパー
b′後方)へ退避する位置(ホームポジション)P1
シートの整合時及び押し出し時に作用する位置P2 への
移動を可能にしている。なお、前記P1 での位置検知は
不図示のセンサーにより行ない、P2 の位置検知は、パ
ルスモータ25への所定パルス数入力による。更に、前
記ガイドレール23の取り付けは、ポジションP1 とポ
ジションP2 が水平方向で微少量Kの段差を持つべく
(ポジションP1 が手前側)略斜め方向に向いていて、
また、シート排出方向では、基準棒22がビントレイb
上のシートを押圧移動する際の伝達効率を向上させる為
に、基準棒22の移動方向がビントレイb傾斜角と略平
行となる様に固設されている(図2、図3参照)。
【0018】そして図1に示す画像形成装置200及び
ソート装置100には、制御回路CPUが付設されてお
り、各動作の制御及び通信を行なっている。
【0019】尚、図3、4に示す様に、ビントレイの面
上には、整合棒19による整合時に必要なシートの腰付
け用の突出部である山形部bb が形成されていて、且
つ、基準棒23の作動周辺部ba (111部の範囲)は
平坦に形成されている。本実施例では基準棒の押上げ角
度αが最小(平坦部角度)に設定されているにもかかわ
らず、シートの手前側の傾斜角はビン表面の平坦部ba
に倣うので、図13に示すようにシート束押し上げ時
に、シート後端が引っかかることなくスムーズに押し上
げることができ、シート束移送の信頼性を向上されるこ
とができる。また本構成をとることによって、整合性を
確保しつつ、装置を小型化することができる。
【0020】又、図14(a)に示すように、本実施例
においては、1ビン内の最大積載枚数である50枚を積
んだときのビンのたわみ量a分の段差を、ビンbに設け
ている。よって、図14(b)に示すように平坦に変形
するので、シート束を第1位置から第2位置へ移送する
ときに、多数枚時でも引っかかり等の不具合を発生させ
ることなく、スムーズにシート束移送することができ
る。また、段差aは、少数枚時においては、シートが1
ビン上のビン段差部に引っかからないように充分距離を
とって設定されているので、少数枚時のシート束移送も
スムーズに行なうことができる。
【0021】次に、上述構成による動作説明を図12の
フローチャートに沿って以下に記す。
【0022】(Step1) 先ず操作者が原稿Dを図
1に示す原稿自動送り装置200の原稿載置台303に
載置する。次に、複写部数n、スティプルモード(有、
無)等を画像形成装置の操作パネル(不図示)へ入力
後、スタートキーをONにする。
【0023】(Step2) 続いて原稿Dの枚数を原
稿自動送り装置200が原稿を空循環させるか、また
は、予めわかっているなら操作者が数値を入力するかの
手段により、画像形成装置200の制御回路に原稿枚数
1 を認識させる。
【0024】(Step3) 前記設定部数nに基づ
き、制御回路は1ビンに収容予定の部数N2 を判断す
る。例えば、本実施例におけるビントレイは20枚であ
るので{n=0〜20の時はN2 =1}{n=21〜4
0の時はN2 =2}{n=41〜60の時はN2 =3}
…となる。そして、ビントレイ1枚につき収容できる枚
数をN3 (予め実験的に求め制御回路に入力)とし、N
1 ×N2 <N3 の判別を行なう。
【0025】(Step4) (Step3)での判別
が「NO」であるなら、ビントレイ1枚に収納されるシ
ート枚数が収容可能枚数を越えてしまう為、何らかの方
法(警告音、ディスプレイメッセージetc)により、
それを操作者に伝える。
【0026】(Step5) (Step3)で判別が
「Yes」であるなら、図5に示す様にホームポジショ
ンで待機していた基準棒22は整合の基準位置となるポ
ジションP2 へ、整合棒19は排出シートサイズに合っ
たポジション19aにそれぞれ移動する。
【0027】(Step6、7) 上記準備が終了する
と、画像形成装置200より排出されるシートのソーテ
ィングが行なわれる。ここで、前記設定部数nがビント
レイ枚数(20)より大きい場合には、先ず20部のソ
ートを行ない、ビントレイ枚数(20)以下の場合には
n部のソートが行なわれ、原稿自動送り装置300は、
原稿束Dを下分離により最終ページから画像形成装置2
00のプラテンガラス208上にパス301を通り給送
され(図1)、原稿停止後、図示しない光学系が作動
し、画像形成を開始する。転写・定着済のシートはソー
トパス6aを通過して1枚目のビントレイb1 (排紙ロ
ーラに対向する位置にて待機している)へ排出される
(図6参照)。ビントレイb1 へ排出されたシートはス
トッパーb′を下に傾斜して配置されたビントレイ上を
自重でストッパーb′に向けて移動する(2点鎖線状
態)。
【0028】そして、シートサイズに応じたパルス信号
に基づいて回動するパルスモータ17により、前記19
aに位置していた整合棒19は、矢印方向に所定量移動
を開始し、シート側端当接後、シートのもう一方の側端
が基準棒22に当接する第1シート位置へ移動する(1
96)。続いて、整合棒19は次のシートの排出に備え
て、19aに復帰する。
【0029】以上が1枚のシートをビントレイに積載さ
せる流れであり、以後、螺旋カム4の回動により、各ビ
ントレイを排紙ローラ対の位置に合わせ、所望ビントレ
イに原稿最終ページの転写シートが側端を基準棒22
に、後端をストッパーb′に当接させて整合される。
【0030】原稿最終ページの転写が全て終了すると、
プラテンガラス208上の原稿はパス302を通過して
原稿載置台303の原稿束Dの最上面に排出される。但
し、複写済み原稿と、未複写原稿との間には、仕切りレ
バーが介在しており(不図示)、両者の区別が行なわれ
る。
【0031】以上の動作を原稿枚数分繰り返し、所望の
複写シートを整合積載させる。なおこの時、原稿自動送
り装置300により原稿束Dは、一循環を終了し、再び
1ページ目が最上面となっている。
【0032】(Step8) ここで、前記(Step
1)での設定モードがスティプル「有り」であった場合
には(Step9)へ進み、スティプル「無し」であっ
た場合には(Step11)へ進む。
【0033】(Step9、10) 図6に示す様に、
ホームポジション7aで待機していたスティプラ7は、
制御回路CPUの動作開始信号を受け、スティプル動作
位置7b(破線位置)へ移動し、シートの後端角部を針
打ちする。この時、シートは基準棒22及び整合棒19
に側端を保持されており、針打ち時の束ずれは防止され
る。針打ち終了後、スティプラ7は、ホームポジション
7aに復帰し、螺旋カム4の1回動により、ビントレイ
を1段移動させ、次のビントレイ上のシートの針綴じに
移行する。
【0034】以上の動作の繰り返しにより、全てのシー
ト束の針綴じを終了する。
【0035】(Step11) 次に、図7に示す様
に、整合基準位置P2 でシートの側端に当接していた基
準棒22は、パルスモータ25によりホームポジション
1 へ移動する。基準棒22の移動軌道は、前述説明し
た様に、シート束側端から離間する方向(段差K)であ
るので、該移動に伴う束ずれは無い。
【0036】(Step12) 続いて、整合棒19が
パルスモータ17の駆動により、整合位置19bから所
定量L1 (L1 >K)だけ移動する(19C)。整合棒
19の移動に伴い、シートは側端を押圧され、ストッパ
ーb′に沿いながら手前側へL1 だけ押し出される(第
2シート位置)。
【0037】(Step13) 前記(Step11)
でポジションP1 に退避していた基準棒22は、シート
後端を押し上げながら、ポジションP2 へ再び復帰す
る。シートは後端を基準棒22及びストッパb′に、側
端を整合棒19に支持されて、図8に示す様に、ビント
レイ上で傾斜状に位置変換される(第3シート位置)。
【0038】(Step14) 更に、この状態で図9
に示す様に、整合棒19が所定量L2 だけ矢印方向に移
動をする(19d)。ソート装置100の手前カバー3
0、31の間にはシートが通過するのに十分な空間が設
けられており、前記、整合棒19のL2 の移動により、
シート側端部は完全に機外へ押し出される(第4シート
位置)。整合棒19及び基準棒22は全ビントレイを貫
通して構成されている為、前記動作により、全ビントレ
イ上のシートが本機所有の螺旋カム4、スティプラ7、
カバー等を回避して手前側へ押し出される。
【0039】(Step15) ここで、(Step
1)での設定部数nのソートが全て終了していれば、そ
のまま装置の動作を終了する。一方、ソートすべき残部
数が存在する場合には、(Step5〜14)までの動
作を繰り返す。
【0040】以下、1枚のビントレイに複数部のシート
束が積載される場合の説明を行なう。図10に示す様
に、前記同様の動作に従って、ビン内2部目のシート
は、前記ビントレイ上で傾斜状に載置された第4シート
位置にあるビン内1部目のシート束上で整合動作を受け
て積載される。
【0041】ソート終了後、設定モードがスティプル
「有り」である場合は、第4シート位置(ビン内1部
目)と第1シート位置(ビン内2部目)との非重複部を
前記スティプラ7が針打ちする事から第1シート位置に
対応したシート(ビン内2部目)のシートのみが針綴じ
される。その後(Step11)を同様に、基準棒22
がホームポジションに移動するが、ビン内1部目のシー
ト束は、その後端角部がカバー30の端部30aで保持
されており、傾斜状姿勢を崩す事は無い(図11参
照)。続いて、(Step12〜14)の動作によりビ
ン内2部目のシートも第4シート位置へ押し出される。
ビン内に収納される3部目以降の動作も上記同様であ
り、1枚のビントレイに複数部のシート束が針綴じによ
り仕分けられ積載される。
【0042】一方、前記設定モードがスティプル「無
し」であった場合には、(Step14)で、第4シー
ト位置への整合棒19の押し込み量が、ビン内1部目が
2 であるのに対し、ビン内2部目を(L2 −△l
2 )、ビン内3部目を(L2 −2×△l2 )…と設定す
る事で、1枚のビントレイ上に複数部のシート束がオフ
セット量△l2 をもって空間的に仕分けられる。なお、
該オフセット量△l2 を行なった空間区分は、スティプ
ルモード時においても積極的に仕分ける手法として用い
ても何ら支障ない。
【0043】また、本装置が上述した様に1つのビント
レイ上で2部以上のシート束を空間区分ならしめる目的
で使用されるならば、前記第4シート位置に対応したシ
ートは、必ずしも1部が機外へ突出していなくてもかま
わない。
【0044】ここで、上記平坦部baの効果及びビン段
差の効果を説明するために、この平坦部ba又は段差が
存在しない場合について、図21〜図22に基づいて説
明する。
【0045】図21に示す様に基準棒23によってシー
ト束を第2位置から第3位置に押し上げるときに、基準
棒の押し上げ角度αは、一般的には、ビンの平坦部の傾
斜角に合わせて設定すると、装置の上下方向の大きさが
最もコンパクトにすることができる。しかるに、前記山
形部が整合上、必要であるために、基準棒の押し上げ角
度αを山形部の傾斜角βに合わせなければならない。そ
うしないと、上記押し上げ時に、シート後端部が、基準
棒とビン湾曲部とで挟まれてしまい、折れ、傷が発生す
るとともに、シート束移送が不能となってしまうためで
ある。従って、押し上げ角をβに合わせると、押し上げ
角度が大きくなって装置が大型化してしまう。
【0046】また、シート束を第1位置から第2位置に
移送する際、シート積載枚数が多いときは、図22に示
すように基準棒23を挟んで画像中心側が下側に沈んで
しまい、整合棒19によるシート束移送時、ビン湾曲部
に引っかかってしまう。
【0047】(実施例2)前記実施例における整合棒1
9は、ソート終了後、シートを前記第1シート位置から
第2シート位置へ、又は第3シート位置から第4シート
位置へ移送を行なう移送手段(第1シート移送手段)を
併用し、一方、基準部材22は、シート整合時において
は、シート側端部を位置決めする基準板として作用し、
ソート終了後においては、シートを前記第2シート位置
から第3シート位置へ移送を行なう移送手段(第2シー
ト移送手段)として作用していたが、図15に示す様
に、各々が独立した構成としても良い。その他の部材
は、前記実施例1と共通であり(符号も同一)、以下に
図15を用いて説明する。
【0048】第1シート移送手段34は、その先端が棒
状に形成されており、整合棒19と共に全ビントレイに
開設された開口部Bを貫通し、軸35を支点として、駆
動手段(パルスモーター等)により矢印方向に揺動す
る。なお、整合棒19と第1シート移送手段34とは空
間的に離間位置に配設され、各々別駆動源により各々揺
動される為、干渉する事はない。
【0049】第2シート移送手段33は、前記実施例1
における基準棒22と同様の構成を成しており、シート
排出方向に往復移動可能となっている(実線位置←→鎖
線位置)。そして、基準板32は整合棒19と対向し、
前記第2シート移送手段33の手前側かつカバー30の
内側に固設されている。上記構成に基づく動作も前記実
施例1と略同一である。ただし(Step9)にてソー
ト動作が開始されると、ビントレイb上に排出されたシ
ートは、図16に示す様に、一端が基準板32に当接さ
れるまで前記整合棒19により移送されて整合される
(第一シート位置)。但し、この時、第1シート移送手
段34及び第2シート移送手段33は前記動作の支障な
い位置に退避している。次に、(Step11)、(S
tep12)が省略され、(Step13)において、
第2シート移送手段33の移動により、第1シート位置
に応じたシートは第3シート位置まで移送される(図1
7)。続いて、第1シート移送手段34の動作により、
第4シート位置まで移送されるものである(図18)。
1つのビントレイに2部以上のシート束を空間区分なら
しめて収容する動作も上述同様である。
【0050】尚、山形部bb 、平坦部ba、段差aにつ
いては、図19〜図20に示す様に、前記図13〜図1
4の効果と同一である。
【0051】この実施例2においては、前記の実施例1
と比較して、処理時間が短縮される事((Step1
1)、(Step12)の処理時間)のみならず、基準
板32のシート当接面を前記実施例の基準棒22に比べ
て拡大する事ができ、(同一スペースにて)為、整合性
が向上される。更に、この実施例2の様に整合棒19と
第1シート移送手段34の駆動源を別体に設けた事によ
り、整合時(高速移動、低負荷)と束押し出し時(低速
移動、高負荷)の動作を両立可能となる(使い分けでき
る)。
【0052】また、前記実施例1における、整合動作と
束押し出し動作を兼用した整合棒19と、実施例2にお
ける基準板32、第2シート移送手段33との組み合わ
せのソート装置、もしくは、前記実施例1における整合
時の基準板と、束押し出し動作を兼用した基準棒22
と、実施例2における整合棒19、第1シート移送手段
34との組み合わせのソート装置でも同様の効果がある
のはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、整合性向上のため
に、シートの腰付け用山形部を有するビンの、第2の移
送手段の作動領域周辺部を平坦形状にすることで、第2
の移送手段の押し上げ角度を最小限に小さくすることが
でき、装置の小型化を図れるとともに、シート束移送の
信頼性を向上させることができる。
【0054】また、ビンに対し、第2の移送手段を挟ん
で画像中心側とその対向側に段差を設けることで、多数
枚のシート束移送時の引っかかりを解消し、シート束移
送の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の主断面図。
【図2】ソート装置の主断面図。
【図3】ソート装置の上視図。
【図4】ビンユニットを示す斜視図。
【図5】動作の流れを示す図。
【図6】動作の流れを示す図。
【図7】動作の流れを示す図。
【図8】動作の流れを示す図。
【図9】動作の流れを示す図。
【図10】2部目のシート束のための動作の流れを示す
図。
【図11】2部目のシート束のための動作の流れを示す
図。
【図12】フローチャート。
【図13】本発明の特徴部分の作用を説明する図。
【図14】本発明の他の特徴部分の作用を説明する図。
【図15】他の実施例を示す上視図。
【図16】同じく動作の流れを示す図。
【図17】同じく動作の流れを示す図。
【図18】同じく動作の流れを示す図。
【図19】他の例の特徴部分の作用を説明する図。
【図20】他の例の他の特徴部分の作用を説明する図。
【図21】本発明の特徴を備えない場合の作用を説明す
る図。
【図22】本発明の他の特徴を備えない場合の作用を説
明する図。
【図23】従来例の斜視図。
【符号の説明】
3 トラニオン 4 螺旋カム 7 スティプラ 19 整合棒(第1の移送手段) 22 基準棒(第2の移送手段) bb 山形部 ba 平坦部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されるシートを収納する少なくとも
    1つ以上のビンと、 前記ビン上のシートを移送させる第1のシート移送手段
    と、 前記第1のシート移送手段と略直交する方向にシートを
    移送する第2のシート移送手段と、を具備し、 前記ビンは、前記第1のシート移送手段の移動方向に稜
    線を有する山形部を有し、 該山形部は前記第2の移送手段が作動する周辺部におい
    て平坦であることを特徴とする、シート束移送手段を備
    えるシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 該ビンは、該第2のシート移送手段をは
    さんで、画像中心側とその対向側にある設定された量の
    段差を有することを特徴とする請求項1記載のシート後
    処理装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は2のシート後処理装置
    を備える画像形成装置。
JP15531593A 1993-06-25 1993-06-25 シート束移送手段を備えるシート後処理装置 Withdrawn JPH0710360A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302999A (ja) * 2007-06-05 2008-12-18 Konica Minolta Business Technologies Inc シート収容トレイおよび画像形成装置
JP2013164490A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Ricoh Co Ltd 記録媒体収容具および画像形成装置

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