JP3287677B2 - シート束移送手段を備えるシート後処理装置 - Google Patents

シート束移送手段を備えるシート後処理装置

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JP3287677B2 JP32457293A JP32457293A JP3287677B2 JP 3287677 B2 JP3287677 B2 JP 3287677B2 JP 32457293 A JP32457293 A JP 32457293A JP 32457293 A JP32457293 A JP 32457293A JP 3287677 B2 JP3287677 B2 JP 3287677B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート束移送手段を備
えるシート後処理装置、詳細には、例えば、複写機、印
刷機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置本体か
ら画像形成後に排出される複写用紙等のシート部材を順
次受け皿(以下「ビントレイ」と称す)に分類・収納す
るシート後処理装置(ソータ、スタッカー等)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図17に記載の従来のシート後処理装置
1 (ビン移動型)では画像形成装置本体J2 からの排
出シートを分類・収納後、操作者がビントレイJ3 上の
シートを取り出す時において、最も操作性に優れた方法
としては、操作部側(X方向)から引き抜く手法である
が、本装置のX方向手前側には、基準J4 、ステイプラ
5 、螺旋カムJ6 、外装カバーJ7 等が介在している
為に、上記手法を使用する事ができない。本装置のシー
トを取り出す為には、操作者がわざわざ装置側部側へ迂
回し、矢印Y方向より引き抜かなければならず、操作性
向上を目指す今日の装置には不利である。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例のようにシート束を取り出す方向が側面側から
しかできない構成であると、操作性が悪くなるという欠
点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、従来
装置の有していた問題点を解決する事を目的とするもの
であり、操作性に優れたシート後処理装置を提供する。
【0005】また、更にシート束を取り出す際に、シー
ト束の角部が引っかからずにスムーズに取り出すことが
でき、且つ、その際にフレームを大きくせずに、フレー
ムを残したままで(フレームをなくしてしまうとビン自
体が支持できなくなって片持ちになってしまう。ビンの
位置精度を保証できなくなる)、できるようにする。
【0006】本発明によれば、シートを積載・収納する
少なくとも1つ以上のビンと、該ビンにシートを排出す
るシート排出手段と、該ビン上のシート束を第1の方向
に移送させる第1のシート移送手段と、該第1の方向に
略直交する第2の方向にシートを移送する第2のシート
移送手段と、各々の動作を制御する制御手段と、該第1
のシート移送手段によってシートを整合する際の基準壁
となる第1の位置と、該第1のシート移送手段と第2の
シート移送手段によってシート束を前記ビンの外側に向
かって移送する際のシート束のガイドとなる第2の位
置、のポジションを有する、揺動可能でシートをガイド
するシートガイド部材と、該シートガイド部材を揺動さ
せる駆動手段とを有することを特徴とする。
【0007】本発明は、特にシートガイド部材の効果が
大であって、シート束を移送させる際におけるシート束
の角の引っかかりが防止される。
【0008】
【実施例】図1〜図10において、第1の実施例につい
て説明する。
【0009】本実施例では、ソータの小型化の低コスト
化を図るため、開口部1の幅をスモールサイズのシート
幅に合わせて設定している。よってメジャーなサイズの
例えば、A4やLTRサイズ以下のシートは矢印a方向
の開口部1から取り出し、それ以外のラージサイズのシ
ートは、矢印b方向から取り出す構成をとっている。
【0010】本発明のソータは図8に示すように、ビン
群を構成するビンユニット2に揺動ガイド5を備えてい
る。揺動ガイド5は支点16を中心に滑らかに揺動でき
るようになっており、支板15を介してビンフレーム3
に支持されている。また、引張りバネ17によって反時
計方向に付勢されており、ビンフレーム3に設けられた
ストッパー18に当接することで停止している。揺動ガ
イド5は、下方にアーム5bを備えており、このアーム
5bは支板15に設けられたV字型をしたレバー7と連
動する。このレバー7は支点7bを中心として滑らかに
回転できる。よってレバー7が反時計方向に回転すると
レバー7の腕7cが、揺動ガイドのアーム5bを押圧
し、揺動ガイド5のアーム5aは時計方向に回転するこ
とができる。
【0011】次に、基準棒25の動きについて説明す
る。基準棒25は、L字型を形成しており、底部にアキ
ュライドレール13を備えている。このアキュライドレ
ール13はビンフレーム3に固定されている。また、基
準棒上部にはガイドピン14が固定され、ビンフレーム
3のリブで形成された溝19と係合としている。よっ
て、基準棒25は矢印方向に滑らかに移動できる。ま
た、基準棒25は底部のアキュライドレール13と反射
側にラック12を備えている。このラックは、ビンフレ
ーム3に備えられた正逆可能なパルスモータ10のピニ
オンギア11と係合している。よって、基準棒25は、
図示しないパルスモータドライバーからの信号で、パル
モ10が回転することで、矢印方向に移動する。基準棒
25は底部にフラグ8を備えており、ビンフレーム3に
備えられたフォトセンサ9でホームポジションを検知で
きる。また、基準棒25は底部先端に押圧アーム6を備
えており、この押圧アーム6はV字レバー7のもう一方
の腕7aを押圧する。
【0012】本実施例では基準棒25はP1 、P2 、P
3 の3つのポジションをとる。位置P1 が基準棒のホー
ムポジションであり、P2 、P3 への移動はパルスモー
タ10のパルス数で制御される。押圧レバー6はP2
超えると、V字レバー7の腕7aら当接して揺動ガイド
5aを回転させ始め、P1 に達すると、揺動ガイド5は
位置P11からP12まで移動する。逆に、基準棒25がP
1 からP2 に移動すると揺動ガイド5はP12からP11
移動する。
【0013】次に、本実施例でのシート束の動きについ
て説明する。
【0014】シートサイズがスモールサイズが選択され
たときは、複写機からのサイズ信号に応じて基準棒25
はP1 からP2 に移動し、それに連動して揺動ガイド5
が、P12からP11まで移動する。この状態で本体1から
順次ビン11にシートが排出され、排出が終了すると、
基準棒25がP2 からP3 に退避し、図3に示すよう
に、整合棒24がシート束を基準棒25とオーバーラッ
プする位置まで移動させる。
【0015】次に、基準棒25はP3 からP2 まで移動
しながらシート束26を、図4に示す傾斜した位置まで
押し上げる。このとき、揺動ガイド5は、シート束26
の先端角部と、充分な距離l分オーバーラップするよう
に設定されているので、シート先端角部がビンフレーム
3の内側にまわり込んでしまって取り出すときに引っか
かってしまうということも解消できる。更に、この状態
から整合棒24が反時計方向に回転し、図4から図5に
示す位置までシート束を押し出す。よって、ユーザはシ
ート束をa方向に滑らかに取り出すことができ、大いに
作業性が向上できる。
【0016】また、上記動作を繰り返すことで、図6に
示すように、1ビン内に複数部積載することができる。
【0017】ビンシフトする際の振動によって発生する
傾斜した状態で押し出されたシート束の乱れやズレも、
揺動ガイド5が上記シートの動きを規制できるので防ぐ
ことができ、シート束の整合性も大いに高められる。
【0018】次に、ラージサイズについて説明する。
【0019】ラージサイズが選択されたときは、複写機
からのサイズ信号に応じて、基準棒25はホームポジシ
ョンP1 に位置し、揺動ガイド5はP12に位置してい
る。上記位置P12は、シートの幅方向でシートが整合さ
れる位置に設定されており、且つ揺動ガイドのアーム5
aの長さは、P12でその先端部がビン上に排出されるラ
ージサイズの最少長さに届くようになっているので、シ
ート整合時ラージサイズのシートは基準棒25と揺動ガ
イドのアーム5aの2点を基準として整合できる。よっ
て、縦長のシートを整合する際に発生しやすい、シート
の回転による整合不良や、積載不良を防ぐことができ、
シートの整合性を大いに高めることができる。また、揺
動ガイドのアーム5aの先端hは充分にテープ5a′が
とってあるので、シートが斜行して排出されても引っか
かることはない。また、本実施例では、揺動ガイド5の
動きを基準棒25からとっているのでコスト的にも大い
にメリットがある。
【0020】次に図11に基づいて、第2の実施例を説
明する。
【0021】本第2実施例は、前第1実施例と同等の効
果を有する他に、更に、シートの取り出し性を向上さ
せ、特に仕分けられたシート束の姿勢が取り出し時に保
持できる効果をもたせたものである。
【0022】51aは揺動ガイドのアームであり、ガイ
ド面の外側にビン11群の傾斜と略平行に溝部51cが
形成されている。また、溝部51cのピッチはビン11
のピッチに合わせてある。本実施例では、基準棒25の
シート束押し上げ時のストロークは、シートサイズによ
って可変であり、シートが押し上げられた時にシート先
端側端部が、該揺動ガイド51のアーム51aの溝部5
1cと係合するように設定されている。よって、シート
束が前記と同様の動作で、整合棒24によって取り出し
口1に押し出されたときには、シート束は、各ビンごと
に溝部51cにカイドされたまま出てくるので、例え
ば、各ビンに満載されたシートを取り出す際にも、上下
のビンのシート束との区別がついた状態でシートを取り
出すことができる。また、該溝部51cと係合すること
で、シート束の空気層を減らすことができ、より取り出
し性を向上できる。
【0023】本発明の一実施例の全体構成の基本部分を
添付図面を用いて説明する。
【0024】尚、レバー7、揺動ガイド5、アキュライ
ドレール13、及び基準棒25の底部は省略する。
【0025】図12は本発明のシート後処理装置を備え
る画像形成装置の全体図である。図12に示す様に、画
像形成装置本体200の上面には、原稿を自動循環させ
る原稿自動送り装置300が設置され、また下流には、
20枚のビントレイ11を有するソート装置100が付
設されている。
【0026】画像形成装置本体200は、周知の電子写
真方式を用いたもので、ここでは詳細な説明は省略する
が、プラテンガラス208上に位置決められた原稿を図
示しない光学系により、感光ドラム201上へ作像し、
感光ドラム201周りに設けられた現像器202、転写
電極203により、シートへ画像を転写し、定着器20
5で永久的に定着するものである。
【0027】ソート装置100は所謂ビン移動型ソータ
であり、上下方向に集積されたビントレイbが、両側部
に設けられた螺旋カム4の1回転により1枚ずつ上昇ま
たは下降する。
【0028】画像形成装置本体200により画像形成さ
れたシートは排紙ローラ対205を経てソート装置10
0へ送られたフラッパー101によりソートパス106
a、ノンソートパス106bへの方向を選択される(図
13参照)。シートの分類をしないノンソート時におい
ては、シートは全てノンソートパス106bを通過し
(フラッパー101が鎖線位置)ノンソートトレイ11
0へ排出され、シートを分類するソート時においては、
ソートパス106aを通過し(フラッパー101が実線
位置)排紙ローラにより排出されるシートを、同期して
昇降する各ビントレイが収容する。
【0029】そして符号21(破線部)はシートの針綴
じを行う電動ステイプラであり、ビントレイ11に対向
する所定位置に付設されている。ソート装置100の上
視図であるステイプラ21は、ビントレイ11の領域外
で待機する位置と、ビントレイ11の隅部に開設された
切り欠き部Aに進出して、シートの針綴じ動作を行う位
置を図示せぬ駆動系にて移動する。
【0030】前記ビントレイ11も保持するビンユニッ
ト108は、図14に詳示する様に、ノンソートトレイ
110からベースフレーム109にかけて両側部にガイ
ド側板150が架設された箱状形成になっており、ビン
トレイ11は両側部に固設されたピン(トラニオン)1
03を前記ガイド側板150の孔150aに挿入し、排
出方向上流側を下方に傾斜して配設されている。そして
ベースフレーム109の基端部奥側には、支持板111
が取り付けられて、該支持板111上には、上端部を上
アーム112に、また下端部を下アーム113に固定さ
れた回転中心軸114が、該支持板111に設けられた
回転軸(不図示)と、ノンソートトレイ108の下面に
設けられた回転軸115と回転自在に支持されている。
また、上記支持板111には、扇形ギア116が上述支
持板111に設けられた回転軸を中心として、回転自在
に配置され、該扇形ギア116には上記下アーム113
が固定されている。更に、支持板111の下側には、パ
ルスモータ117が配置されており、該パルスモータ1
17の出力軸に固定されたギア118が上記扇形ギア1
16と噛合している。そして、下アーム113の先端部
と上アーム112の先端部には、各ビントレイ11に開
設された切り欠きBを貫通して、整合棒24が架設され
ており、該整合棒24は扇形ギア116の回動により揺
動する様に構成されている。更に、下アーム113には
遮光板120が設けられており、該遮光板120が下ア
ーム113と一体で揺動する事により、前記ベースフレ
ーム109の奥側に配置されたホームポジションセンサ
121をオン・オフする様に構成されている。
【0031】そして図12に示す画像形成装置本体20
0及びソート装置100には、制御回路CPUが付設さ
れており、各動作の制御及び通信を行っている。
【0032】次に上述構成による動作説明をフローチャ
ート(図16)に沿って以下に記す。
【0033】(Step1)、先ず、操作者が原稿Dを
図12に示す原稿自動送り装置200の原稿載置台30
3に載置する。次に、複写部数n、ステイプルモード
(有、無)等を画像形成装置の操作パネル(不図示)へ
入力後、スタートキーをONにする。
【0034】(Step2)、続いて原稿Dの枚数を原
稿自動送り装置200が原稿を空循環させるかまたは予
め分かっているなら操作者が数値を入力するかの手段に
より、画像形成装置200の制御回路に原稿枚数N1
認識させる。
【0035】(Step3)、前記設定部数nに基づき
制御回路は1ビンに収容予定の部数N2 を判断する。例
えば、本実施例におけるビントレイは20枚であるので
{n=0〜20の時はN2 =1}{n=21〜40の時
はN2 =2}{n=41〜60の時はN2 =3}…とな
る。
【0036】そして、ビントレイ1枚につき収容できる
最大枚数をN3 (予め実験的に求め制御回路に入力)と
し、N1 ×N2 <N3 の判別を行う。
【0037】(Step4)、(Step3)での判別
が「No(ノー)」であるなら、ビントレイ1枚に収納
されるシート枚数が収容可能枚数を越えてしまう為、何
らかの方法(警告音、ディスプレイメッセージ等)によ
りそれを操作者に伝える。
【0038】(Step5)、(Step3)での判別
が「Yes(イエス)」であるなら、図5に示す様に、
ホームポジションで待機していた基準棒25は整合の基
準位置となるポジションP2 へ、ホームポジションから
整合棒24は排出シートサイズに合ったスタンバイポジ
ションにそれぞれ移動する。
【0039】(Step6、7)、上記準備が終了する
と、画像形成装置本体200より排出されるシートのソ
ーティングが行われる。ここで、前記設定部数nがビン
トレイ枚数(20)より大きい場合には、先ず、20部
のソートを行い、ビントレイ枚数(20)以下の場合に
はn部のソートが行われる。原稿自動送り装置300は
原稿束Dを下分離により最終ページから画像形成装置本
体200のプラテンガラス208上にパス301を通り
給送され(図12)、原稿停止後、図示しない光学系が
作動し、画像形成を開始する。転写・定着済のシートは
ソートパス106aを通過して1枚目のビントレイ11
−1(排紙ローラに対向する位置にて待機している)へ
排出される。ビントレイ11−1へ排出されたシートは
ストッパーb′を下に傾斜して配置されたビントレイ上
を自重でストッパーb′に向けて移動する。
【0040】そして、シートサイズに応じたパルス信号
に基づいて回動するパルスモータ117により、前記1
19aに位置していた整合棒24は、矢印方向に所定量
移動を開始し、シート側端当接後、シートのもう一方の
側端が基準棒25に当接する第1シート位置へ移動す
る。続いて整合棒24は次のシートの排出にそなえて、
スタンバイポジションに復帰する。
【0041】以上が、1枚のシートをビントレイに積載
させる流れであり、以後螺旋カム22の回動により、各
ビントレイを排紙ローラ対の位置に合わせ、所望ビント
レイに原稿最終ページの転写シートが側端を基準棒25
に、後端をストッパーb′に当接させて整合される。
【0042】原稿最終ページの転写が全て終了すると、
プラテンガラス208上の原稿はパス302を通過して
原稿載置台303の原稿束Dの最上面に排出される。但
し、複写済み原稿と、未複写原稿との間には、仕切りレ
バーが介在しており(不図示)両者の区別が行われる。
【0043】以上の動作を原稿枚数分繰り返し、所望の
複写シートを整合積載させる。なおこの時、原稿自動送
り装置300により原稿束Dは一循環を終了し、再び1
ページ目が最上面となっている。
【0044】(Step8)、ここで前記(Step
1)での設定モードがステイプル有であった場合には、
(Step9)へ進み、ステイプル無しであった場合に
は(Step11)へ進む。
【0045】(Step9、10)、ホームポジション
で待機していたステイプラ21は、制御回路CPUの動
作開始信号を受け、ステイプル動作位置(破線位置)へ
移動し、シートの後端角部を針打ちする。この時、シー
トは基準棒25及び整合棒24に側端を保持されてお
り、針打ち時の束ずれは防止される。針打ち終了後、ス
テイプラ7は、ホームポジションに復帰し、螺旋カム2
2の1回動により、ビントレイを1段移動させ、次のビ
ントレイ上のシートの針綴じに移行する。
【0046】以上の動作の繰り返しにより、全てのシー
ト束の針綴じを終了する。
【0047】(Step11)、次に、整合基準位置P
2 でシートの側端に当接していた基準棒25は、パルス
モータ125によりポジションP3 へ移動する。基準棒
25の移動軌道は、前述説明した様に、シート束側端か
ら離間する方向(段差K)であるので、該移動に伴う束
ずれは無い。
【0048】(Step12)、続いて、整合棒24が
パルスモータ117の駆動により整合位置から所定量L
1 (L1 >K)だけ移動する。整合棒24の移動に伴
い、シートは側端を押圧され、ストッパーb′に沿いな
がら手前側へL1 押し出される(第2シート位置)。
【0049】(Step13)、前記(Step11)
でポジションP3 に退避していた基準棒25はシート後
端を押し上げながらポジションP2 へ再び復帰する。シ
ートは後端を基準棒25及びストッパーb′に、側端を
整合棒24に支持されて、ビントレイ上で傾斜状に位置
変換される(第3シート位置)。
【0050】(Step14)、更に、この状態で、整
合棒24が所定量L2 だけ矢印方向に移動する。ソート
装置100の手前カバー3の傾斜面3a間にはシートが
通過するのに十分な空間が設けられており、前記整合棒
24のL2 の移動により、シート側端部Saは完全に機
外へ押し出される(第4シート位置)。整合棒24及び
基準棒25は全ビントレイを貫通して構成されている
為、前記動作により、全ビントレイ上のシートが、本器
所有の螺旋カム22、ステイプラ21、カバー等を回避
して手前側へ押し出される。
【0051】(Step15)、ここで(Step1)
での設定部数nのソートが全て終了していればそのまま
装置の動作を終了する。一方、ソートすべき残部数が存
在する場合には、(Step5〜14)までの動作を繰
り返す。
【0052】以下、1枚のビントレイに複数部のシート
束が積載される場合の説明を行う。
【0053】前記同様の動作に従って、ビン内2部目の
シートは、前記ビントレイ上で傾斜状に載置された第4
シート位置にあるビン内1部目のシート束上で整合動作
を受けて積載される。ソート終了後、設定モードがステ
イプル有りである場合は、第4シート位置(ビン内1部
目)と第1シート位置(ビン内2部目)との非重複部S
bを前記ステイプラ21が針打ちする事から第1シート
位置に対応したシート(ビン内2部目)のシートのみが
針綴じされる。
【0054】その後(Step11)と同様に、基準棒
25がポジションP3 へ移動するが、ビン内1部目のシ
ート束は、その後端角部がカバー3の端部3aで保持さ
れており、傾斜状姿勢を崩す事は無い。続いて、(St
ep12〜14)の動作によりビン内2部目のシートも
第4シート位置へ押し出される。ビン内に収納される3
部目以降の動作も上記同様であり、1枚のビントレイに
複数部のシート束が等しく重なり、針綴じにより仕分け
られて積載される。
【0055】一方、前記設定モードがステイプル無しで
あった場合には、(Step14)で、第4シート位置
への整合棒24の押し込み量がビン内1部目がL2 であ
るのに対し、ビン内2部目を(L2 −Δ12 )ビン内3
部目を(L2 −2×Δ12 )…と設定する事で、1枚の
ビントレイ上に複数部のシート束がオフセット量Δ12
をもって空間的に仕分けられる。
【0056】なお、該オフセット量Δ12 を用いた空間
区分は、ステイプルモード時においても積極的に仕分け
る手法としても用いても何ら支障ない。
【0057】また、本装置が上述した様に1つのビント
レイ上で2部以上のシート束を空間区分ならしめる目的
で使用されるならば前記第4シート位置に対応したシー
トは、必ずしも一部分が機外へ突出していなくてもかま
わない。傾斜したシート束と傾斜しないシート束でもっ
て両者を区分けするだけでよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート束が取り出し易くなるという効果があり、更に
動ガイドを設け、揺動ガイドにシート束を取り出す際
のガイドの役割と、シートを整合させるときの基準面の
役割をもたせることで、即ちシート整合時とシート移送
時とで位置を変化させることで、シート束の取り出し性
の向上とシートの整合性の向上を安価な構成で実現でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシート後処理装置の平面図。
【図2】図1の動作説明図。
【図3】図1の動作説明図。
【図4】図1の動作説明図。
【図5】図1の動作説明図。
【図6】図1の動作説明図。
【図7】図1の動作説明図。
【図8】本発明の主要部を拡大して示す一部省略した平
面図。
【図9】本発明の主要部を拡大して示す一部省略した正
断面図。
【図10】図8の動作説明図。
【図11】図8の他の例の正断面図。
【図12】本発明の実施例の画像形成装置全体の基本構
成を示す正断面図。
【図13】図12のシート後処理装置を拡大して詳細に
示す正断面図。
【図14】図13の装置の斜視図。
【図15】シート束の積載状態を示す平面図。
【図16】フローチャート。
【図17】従来例の斜視図。
【符号の説明】
5 揺動ガイド 10 モータ 11 ビン 20 排出ローラ 24 整合棒 25 基準棒

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載・収納する少なくとも1つ
    以上のビンと、 該ビンにシートを排出するシート排出手段と、 該ビン上のシート束を第1の方向に移送させる第1のシ
    ート移送手段と、 該第1の方向に略直交する第2の方向にシートを移送す
    る第2のシート移送手段と、 各々の動作を制御する制御手段と、該第1のシート移送手段によってシートを整合する際の
    基準壁となる第1の位置と、該第1のシート移送手段と
    第2のシート移送手段によってシート束を前記ビンの外
    側に向かって移送する際のシート束のガイドとなる第2
    の位置、のポジションを有する、揺動可能でシートをガ
    イドする シートガイド部材と、 該シートガイド部材を揺動させる駆動手段と を有することを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 シートガイド部材の駆動手段が、第2
    のシート移送手段であり、該シートガイド部材と、第2
    のシート移送手段が連動することを特徴とする請求項1
    記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の位置は、該シートガイド部材
    が、シートが排出される紙側端よりも外側に位置し、前
    記第2の位置はシートが排出される紙側端よりも紙セン
    ター側に位置することを特徴とする請求項1のシート後
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜のいずれかのシート後処理
    装置を備える画像形成装置。
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