JPH061513A - シート排出機構 - Google Patents

シート排出機構

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Publication number
JPH061513A
JPH061513A JP4162762A JP16276292A JPH061513A JP H061513 A JPH061513 A JP H061513A JP 4162762 A JP4162762 A JP 4162762A JP 16276292 A JP16276292 A JP 16276292A JP H061513 A JPH061513 A JP H061513A
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JP
Japan
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sheet
post
tray
discharge
sheets
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Pending
Application number
JP4162762A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonori Ohata
智則 大畑
Kaoru Suzuki
薫 鈴木
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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Publication of JPH061513A publication Critical patent/JPH061513A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステープル後のシートを上方へ膨らむことな
く押し出す。 【構成】 シート受け台46の下端側をその上面に対し
て上方に折曲する。シート受け台46上の製本シートS
Sは、押出手段52により下方に押し付けられながら押
し出される。製本シートSSは、シート受け台46に沿
って排出トレイ56に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、複写機、レー
ザービームプリンタ等の画像形成装置に供され、これら
の装置から搬入されたシートを排出トレイ上に押し出し
て排出するシート排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の複写機は、複写作業の自動化、お
よび複写後のシートに対するステープル作業あるいはパ
ンチング作業等の自動化のため、自動原稿送り装置およ
び後処理装置と組み合わせて使用されるようになってい
る。自動原稿送り装置は、複写機の原稿台上に備えられ
ており、複数枚の原稿を順次、複写機の原稿台上に搬送
するものである。また、後処理装置は、複写機から排出
される複写後のシートに対し、所定枚数毎にステープル
あるいはパンチング等の後処理作業を行うものである。
【0003】従来の後処理装置は、例えば、特開平2ー
144370号公報に開示されているように、複写機か
ら排出されたシートを処理トレイ上に積載し、ステープ
ラによってステープル処理した後、上下一対の排出ロー
ラにより処理トレイ上端側の排出トレイに排出してい
る。このとき、ステープル処理後の複数枚のシートの一
番上と下のシートのみに排出ローラが当接して排出する
ため、シート同士のずれ等が生じやすく、シート詰まり
を生じる恐れがあった。
【0004】そこで、この種の後処理装置において、図
14の如く、処理トレイTの下端側に設けられた押出片
Uで後処理後の製本されたシートSを押し出すシート排
出機構Vを具備したものがある。
【0005】この従来のシート排出機構Vは、押出片U
が処理トレイTに対して平行に移動して、シートSの下
端側を押すことにより排出トレイWに排出している。な
お、図14中、X,Yは排出ローラである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のシート排出機構
において、図15の如く、シートSの下端部を押出片U
で押すとき、ステープル処理後のシートSの状態および
シートSと処理トレイTとの摩擦等によっては、シート
Sが上方にふくらみ、このふくらみを押える押え等がな
く、シートSの押出不能となることがある。
【0007】本発明は、上記に鑑み、シート排出時にシ
ートが上方へふくらむことなく押し出せるシート排出機
構を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1,2の如く、傾斜して配されたシート受け台
46上のシートSを、シート受け台46の下端側に設け
られたシート押出手段52にて押し出すことにより、シ
ート受け台46の上端側に設けられた排出トレイ56へ
と排出するシート排出機構において、前記シート受け台
46の下端側がシート受け台46の上面に対して上方に
曲げられたものである。
【0009】
【作用】上記課題解決手段において、後処理が施された
シート受け台46上のシートSは、その下端部がシート
受け台46の形状に応じて上方に持ち上げられて、屈曲
している。そして、押出手段52の移動によりシートS
は下方に押しつけられながらシート受け台46に沿って
押し出され、排出トレイ56に排出される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すシート排出機
構を有するシート後処理装置の概略構成図、図2はシー
ト排出機構の要部構成図、図3は後処理装置を装備した
複写機の構成図、図4はシート後処理装置の構成図、図
5はシート後処理装置のオフセットモードにおける各シ
ート検知スイッチの配置図、図6はシート後処理装置の
ステープルモードにおける各シート検知スイッチの配置
図、図7はシート後処理装置のオフセットモード時での
動作プロセスを示すフローチャート、図8はシート後処
理装置のステープル(シングル)モード時での動作プロ
セスを示すフローチャート、図9ないし図13はシート
後処理装置のステープル(マルチ)モード時での動作プ
ロセスを示すフローチャートである。
【0011】本実施例の複写機は、図3の如く、原稿M
の画像をシートSに複写する複写機本体1を有してお
り、この複写機本体1の上部には、複写機本体1の上端
部に形成された露光部2に原稿Mを搬送する原稿搬送装
置30が設けられている。
【0012】前記複写機本体1は、その上部に露光部2
をなす露光ガラス3が配設されており、この露光ガラス
3の下方には、光源ランプ4、ミラー5,6,7、およ
びレンズ8からなる光学系9が配され、この光学系9
は、原稿搬送装置30により露光部2に搬送される原稿
Mに対して、光源ランプ4からの照射光により光走査を
行い、この反射光を各ミラー5,6,7およびレンズ8
を介して感光体ドラム10表面の露光ポイントAに照射
することで、感光体ドラム10表面に原稿Mの画像に応
じた静電潜像を形成するようになっている。
【0013】前記感光体ドラム10の周囲には、感光体
ドラム10の表面を所定の電位に帯電させるメインチャ
ージャ11と、現像装置12と、転写チャージャ13
と、剥離チャージャ14とが配設されており、感光体ド
ラム10表面に形成された静電潜像は、現像装置12に
よりトナー像として現像され、このトナー像が転写チャ
ージャ13によりシートSに転写され、次いで、転写さ
れたシートSを剥離チャージャ14により感光体ドラム
10から剥離するようになっている。
【0014】また、感光体ドラム10の下方には、トナ
ー像転写用のシートSを搬送するシート搬送路15が設
けられている。このシート搬送路15の上流側には、各
給紙ローラ16,17,18を備えた給紙台19、給紙
カセット20および給紙デッキ21が夫々配設されてい
る。これらに載置あるいは収容されたシートSが、シー
ト搬送路15を通って感光体ドラム10に給紙されるよ
うになっている。一方、シート搬送路15の下流側に
は、トナー像が転写されたシートSを搬送する搬送ベル
ト22と、トナー像をシートS上に定着させる定着器2
3とが配設されている。
【0015】前記定着器23の下流側には、シートSの
搬送方向をシート後処理装置40と、再搬送路25とに
分岐するデフレクタ24が設けられている。前記再搬送
路25は、感光体ドラム10によりトナー像が転写され
たシートSを再度感光体ドラム10に搬送する循環経路
をなすとともに、経路途中に中間トレイ26が配設され
て、シートSへの両面複写を可能にしている。
【0016】前記原稿搬送装置30は、複写機本体1の
上端面に形成された露光部2に原稿Mを搬送する原稿搬
送路31を有している。この原稿搬送路31は、循環経
路をなしており、その経路内には、原稿Mを積載するた
めの原稿トレイ32と、この原稿トレイ32上に積載さ
れた原稿Mを順次露光部2に給送する給送ベルト33
と、露光部2をなす露光ガラス3と当接して設けられ露
光ガラス3との間で原稿Mの搬送路を形成する搬送ベル
ト34とが設けられている。
【0017】そして、前記原稿搬送装置30は、原稿ト
レイ32上の原稿Mを給送ベルト33により露光部2へ
給送するとともに、搬送ベルト34により露光ガラス3
上の所定の位置に原稿Mを位置決めすることで、前記光
源ランプ4による光走査可能な状態に原稿Mを配置する
ようになっている。
【0018】複写機本体1内のシート搬送路15の下流
側に接続され、複写後のシートに対してステープル作業
を行うためのシート後処理装置40が接続されている。
【0019】このシート後処理装置40は、図1,2,
4の如く、複写機本体1から搬送されてくるシートSを
後処理装置本体40a内で搬送する後処理搬送路41
と、シートSを整合してステープル針による製本処理を
施す後処理機構45と、製本されたシートSを後処理装
置本体40a内から排出するシート排出機構51と、該
シート排出機構51によって排出されたシートSを載置
する排出トレイ56とを備えている。
【0020】前記後処理搬送路41は、図5,6の如
く、その一端側に複写機本体1から搬送されてくるシー
トSを搬入する搬入口41aが形成されている。経路途
中で二股状に分岐して上下二段のバイパス41bとメイ
ンパス41cとなり、各末端部に、夫々上下一対の搬送
ローラ42,43が配設されている。バイパス41bと
メインパス41cとの分岐点には、B1ーB2方向に回動
可能な経路切替手段としてのデフレクタ44が配設さ
れ、シートSの搬送経路をバイパス41b、あるいはメ
インパス41cいずれか一方のパスに切り替えるように
なっている。
【0021】さらに、前記後処理搬送路41は、バイパ
ス41bおよびメインパス41cの各経路途中にシート
Sを検知するためのシート検知スイッチSW1,SW2
夫々配設されている。
【0022】前記後処理機構45は、図4の如く、前記
後処理搬送路41からシート受け台46に溜まったシー
トSを幅方向に整合する幅寄板47と、同じくシートS
を搬送方向に整合するパドラー48と、整合されたシー
トSをステープル針で綴じて製本するステープラ49と
から構成されている。
【0023】前記シート受け台46は、その一端側が排
出口40bの近傍に配され、他端側が一端側に比べて下
方に傾斜された状態で、後処理搬送路41の下方に配設
されている。また、シート受け台46の側部中央には、
シートSの側部を位置決めする基準ガイドが取り付けら
れ、シート受け台46の下端部には、シートSの下端部
を位置決めするためのストッパー50が形成されてい
る。
【0024】前記幅寄板47は、前記基準ガイドに対向
配置され、シートSの幅方向に進退可能に配設されてい
る。前記パドラー48は、後処理装置本体40aにC方
向に回転可能に支持され、その羽根部がシート受け台4
6の下端側の上面に接触している。前記ステープラ49
は、パドラー48の側方でシート受け台46の下端側側
部に配設されている。
【0025】前記シート排出機構51は、図1の如く、
排出路としてのシート受け台46と、該シート受け台4
6に沿って進退自在に配設されシートSを押し出すシー
ト押出手段52と、後処理装置本体40aの排出口40
b付近に配設された排出ローラ53,54とから構成さ
れている。
【0026】排出路としてのシート受け台46は、シー
トSの搬送方向に一対の押出手段通過用の長孔が形成さ
れ、図2の如く、下端部が上面に対して3°以上15°
以下の角度で上方に折曲されており、シートSは、押出
手段52により下方に押し付けられながら押し出され
る。
【0027】なお、折曲角度が3°より小さくなると、
シート受け台46の下端側がシート受け台46の上面と
面一の場合と比べてシートSの押し出し時の状態がほと
んど変わらず、また、折曲角度が15°より大きくなる
と、多数枚処理が不可能となるため、折曲角度は3°以
上15°以下が最適とされる。
【0028】前記押出手段52は、前記ストッパー50
の後方からD1−D2方向に進退可能とされた一対の押出
片52aと、シート受け台46の下方に配され前記押出
片52aを駆動する駆動部とからなる。
【0029】前記押出片52aは、平板状で、駆動時に
はシート受け台46の長孔に案内される。前記駆動部
は、押出片52aの基部に取り付けられ一対のローラ5
2bに掛け巻きされた無端状ベルト52cと、片方のロ
ーラ52bとギア等を介して噛合う正逆回転可能な駆動
モータとからなる。
【0030】前記排出ローラ53は、その回転軸53a
がシート受け台46の上端部に軸支されて、回転可能に
配設されている。一方、排出ローラ54は、その回転軸
54aがアーム部材55の一端側に軸支されており、こ
のアーム部材55の他端側は、支点Eを中心としてF1
−F2方向に回動可能とされている。
【0031】そして、排出ローラ53は、ステープルモ
ード時、G2方向への回転によりシート受け台46上に
積載されるシートSの搬送方向での整合を補助する一
方、G1方向への回転により製本されたシートSを排出
トレイ56に排出する。
【0032】また、排出ローラ54は、オフセットモー
ド時、排出ローラ53のG1方向への回転に合わせて、
アーム部材55がF2方向に回転されることで、排出ロ
ーラ53との間でシートSを挟み、後処理搬送路41か
ら直接シートSを排出トレイ56に排出する。
【0033】なお、排出ローラ54には、シート検知ス
イツチSW3が配され、このシート検知スイツチSW
3は、図5の如く、オフセットモードにおける排出ロー
ラ53,54の当接時にシートSを検知する。
【0034】前記排出トレイ56は、排出ローラ53の
下方で後処理装置本体40aに取り付けられており、そ
の取付部近傍に配設されたエレベータユニット57とシ
フトユニット58とにより、上下方向であるH1−H2
向と排出方向と直交する方向とに移動可能とされてい
る。そして、これらの移動により排出トレイ56の最上
の製本済みのシートSは、常に排出ローラ53と一定の
距離を保ち、製本済みのシートS同士が同じ位置に重な
ることなく、交互ずれて重なるようトレイ位置が調整さ
れる。
【0035】また、後処理装置40の制御を行うマイク
ロコンピュータからなる制御部59が設けられ、制御部
59には、複写機本体1から搬送されてくるシートSに
後処理を施すことなく、順次1枚ずつ排出トレイ56に
排出するオフセットモードと、複写機本体1から搬送さ
れてくるシートSに製本の後処理を施した後、1部のみ
製本されたシートS(以下、製本シートSSと称する)
を排出トレイ56に排出するステープル(シングル)モ
ードと、複写機本体1から搬送されてくるシートSに製
本の後処理を施した後、複数部の製本シートSSを順次
排出トレイ56に排出するステープル(マルチ)モード
とを実行するプログラムが記憶されている。
【0036】そして、制御部59が、前記シート検知ス
イッチSW1,SW2,SW3およびシート受け台46に
設けられた図示しないシート検知スイッチの各シートS
の検知信号により、各モードを実行する。なお、制御部
59は、複写機側も制御するもので、前記搬送ローラ4
3の回転動作については、図示しないタイマーにより時
間的にも制御が行われるものである。
【0037】上記構成において、オフセットモードで
は、図7のフローチャートに示すように、オフセット枚
数を入力すると、制御部59がオフセット枚数を受信し
(S1)、オフセット枚数をセットする(S2)。次
に、後処理装置40が制御部59からスタート信号を受
信すると(S3)、オフセットモードにおけるスタート
処理が行われて(S4)、処理枚数がクリアされる(S
5)。
【0038】複写機本体1にて原稿Mの画像が複写され
たシートSは、搬入口41aを通って後処理装置本体4
0aに搬入され、メインパス41cを通るとシート検知
スイッチSW2がオンして(S6)、メインパス41c
での搬送が検知される。そして、各排出ローラ53,5
4の間を通るときシート検知スイッチSW3がオンして
(S7)、排出トレイ56に排出されるとシート検知ス
イッチSW3がオフし(S8)、処理枚数がカウントア
ップされる(S9)。
【0039】次に、上記のようにカウントアップされた
処理枚数がオフセット枚数と一致するか否かが判別され
る(S10)。処理枚数がオフセット枚数と一致しない
場合は、再度S6に戻り、メインパス41cでのシート
Sの搬送を検知する。一方、処理枚数がオフセット枚数
と一致する場合は、処理枚数がクリアされ(S11)、
次に、排出トレイ56の下降(S12)、オフセット
(S13)および上昇(S14)が順次行われる。
【0040】そして、コピーが終了すると、制御部59
からコピー終了信号が出力され(S15)、後処理装置
40が終了信号を受信した場合は、終了処理が施されて
(S16)、以上のようなオフセットモードが終了され
る。コピーが終了していないと、後処理装置40が終了
信号を受信せず、再度S6に戻る。
【0041】次に、ステープル(シングル)モードで
は、図8のフローチャートに示すように、ステープル枚
数を入力すると、制御部59がステープル枚数を受信し
(S21)、ステープル枚数をセットする(S22)。
次に、後処理装置40が制御部59からスタート信号を
受信すると(S23)、ステープル(シングル)モード
におけるスタート処理が行われて(S24)、処理枚数
がクリアされる(S25)。
【0042】その後、複写機本体1にて原稿Mの画像が
複写されたシートSは、搬入口41aを通って後処理装
置本体40aに搬入され、メインパス41cを通るとシ
ート検知スイッチSW2のオン(S26)およびオフ
(S27)によりメインパス41cでの搬送が検知さ
れ、排出ローラ43によりシート受け台46上に排出さ
れる。これによって、後処理装置40のタイマーがクリ
アされてタイマーがスタートし(S28)、また、処理
枚数がカウントアップされる(S29)。そして、所定
時間が経過すると(S30)、シートSのシート受け台
46上への排出完了を判別して、シート受け台46上の
シートSを幅寄板47により幅方向に整合する(S3
1)。
【0043】次に、上記のようにカウントアップされた
処理枚数がステープル枚数と一致するか否かが判別され
る(S32)。処理枚数がステープル枚数と一致しない
場合は、再度S26に戻り、シートSのメインパス41
cでの搬送を検知する。一方、処理枚数がステープル枚
数と一致する場合は、処理枚数がクリアされ(S3
3)、次に、シート受け台46上のシートSがパドラー
48のC方向への回転、および排出ローラ53のG2
向への回転によりその下端部がストッパー50に当接し
て搬送方向に整合され、ステープラ49のステープル針
により綴じられてステープル処理が施される(S3
4)。
【0044】上記のようにしてステープル処理が施され
た製本シートSSは、その下端部がシート受け台46の
形状に応じて上方に持ち上げられて、屈曲している。そ
して、製本シートSSの下端部に押出手段52の押出片
52aが当接し、この押出片52aのD1方向への移動
により製本シートSSは下方に押しつけられながらシー
ト受け台46に沿って押し出される。これに合わせて排
出ローラ53のG1方向への回転により、製本シートS
Sは排出トレイ56に排出される(S35)。そして、
排出トレイ56の調整が行われた後(S36)、後処理
装置40が制御部59からのコピー終了信号を受信する
と(S37)、終了処理が施されて(S38)、以上の
ようなステープル(シングル)モードが終了される。
【0045】次にステープル(マルチ)モードでは、図
9ないし図13のフローチャートに示すように、ステー
プル枚数を入力すると、制御部59がステープル枚数を
受信し(S41)、ステープル枚数をセットする(S4
2)。次に、後処理装置40が制御部59からのスター
ト信号を受信すると(S43)、ステープル(マルチ)
モードにおけるスタート処理が行われて(S44)、処
理枚数がクリアされる(S45)。
【0046】その後、複写機本体1にて原稿Mの画像が
複写されたシートSは、搬入口41aを通って後処理装
置本体40aに搬入され、メインパス41cを通るとシ
ート検知スイッチSW2がオンして(S46)、メイン
パス41cでの搬送が検知される。次いで、シート検知
スイッチSW2がオフされたか否かが判別される(S4
7)。シート検知スイッチSW2がまだオンの場合は、
図10の如く、製本シートSSがシート受け台46上か
ら排出済みであるか否かが判別される(S48)。
【0047】まだシート受け台46上から製本シートS
Sが排出されていない場合は、押出片52aのD1方向
への移動により製本シートSSは下方に押しつけられな
がらシート受け台46に沿って押し出される。これに合
わせて排出ローラ53のG1方向への回転により、製本
シートSSは排出トレイ56に排出され(S49)、次
のシートSの搬入に対して再度S47に戻る。
【0048】シート受け台46上から製本シートSが排
出されている場合は、排出トレイ56が調整済みか否か
が判別される(S50)。排出トレイ56が調整済みの
場合は、直接S47に戻る一方、排出トレイ56が未調
整の場合は、排出トレイ56の調整が行われて(S5
1)、S47に戻る。
【0049】そして、シート検知スイッチSW2のオフ
が検出されると、これに伴って、後処理装置40のタイ
マーがクリアされ(S52)、また、シートSの処理枚
数がカウントアップされる(S53)。
【0050】次に、上記のようにカウントアップされた
処理枚数が1枚目であるか否かが判別される(S5
4)。処理枚数が1枚目でない場合は、排出ローラ43
によりシートSはシート受け台46に排出されて、後述
するS66に進む。処理枚数が1枚目の場合は、シート
受け台46の準備がOKであるか否かが判別される(S
55)。
【0051】シート受け台46の準備がされている場合
は、排出ローラ43によりシートSはシート受け台46
に排出されて、S66に進む。シート受け台46の準備
がされていない場合は、排出ローラ43の回転が停止さ
れることで、1枚目のシートSの搬送が停止され(S5
6)、また、デフレクタ44がB1方向に回転されて、
シートSの搬送経路がバイパス41bに切り替えられる
(S57)。
【0052】次いで、バイパス41bに2枚目のシート
Sが搬送されているか否かが、シート検知スイッチSW
1のオンを検出することで判別される(S58)。シー
ト検知スイッチSW1がまだオンされていない場合に
は、図11の如く、製本シートSSがシート受け台46
から排出済であるか否かが判別される(S59)。
【0053】まだシート受け台46上から製本シートS
Sが排出されていない場合は、上述同様押出手段52お
よび排出ローラ53により製本シートSSが排出トレイ
56に排出されて(S60)、再度S58に戻る。シー
ト受け台46上から製本シートSSが排出されている場
合は、排出トレイ56が調整済みか否かが判別される
(S61)。排出トレイ56が調整済みの場合は、直接
S58に戻る。排出トレイ56が未調整の場合は、排出
トレイ56の調整が行われて(S62)、S58に戻
る。
【0054】そして、シート検知スイッチSW1のオン
が検出されると、次に、シート検知スイッチSW1のO
FFが検出されることで(S63)、デフレクタ44が
2方向に回転されて、シートSの搬送経路がメインパ
ス41cに切り替えられ(S64)、また、搬送ローラ
43が回転されて、メインパス41c内の1枚目のシー
トSの搬送が再開される(S65)。このとき、バイパ
ス41bに搬送された2枚目のシートSが排出ローラ4
2により排出され、1枚目のシートSと2枚目のシート
Sとは、シート受け台46上に同時に排出される。
【0055】次に、再度S52に戻り、後処理装置40
のタイマーがクリアされ(S52)、また、処理枚数が
カウントアップされて(S53)、処理枚数が1枚目で
ないことが判別されると(S54)、排出ローラ43に
よりシートSはシート受け台46に排出されて、図12
の如く、上記のタイマーによりセットされた所定時間が
経過したかどうか判別される(S66)。そして、所定
時間が経過すると、シート受け台46上のシートSを幅
寄板47により幅方向に整合し(S67)、その後、シ
ートSの処理枚数がステープル枚数と一致するか否かが
判別される(S68)。
【0056】処理枚数がステープル枚数と一致しない場
合は、再度S46に戻りシートSのメインパス41cで
の搬送を検知する。一方、処理枚数がステープル枚数と
一致する場合は、処理枚数がクリアされる(S69)。
次に、シート受け台46上のシートSがパドラー48の
C方向への回転、および排出ローラ53のG2方向への
回転によりシートSの下端部がストッパー50に当接し
て搬送方向に整合されるとともに、ステープラ49のス
テープル針により綴じられてステープル処理が施されて
(S70)、その後、再度S46に戻りシートSのメイ
ンパス41cでの搬送を検知する。
【0057】そして、シート検知スイッチSW2による
シートSの検知がなくなると、図13の如く、製本シー
トSSが排出済みで有るか否かが判別される(S7
1)。まだシート受け台46上から製本シートSSが排
出されていない場合は、上述同様押出手段52および排
出ローラ53により製本シートSSは排出トレイ56に
排出されて(S72)、再度S46に戻る。シート受け
台46上から製本シートSSが排出されている場合は、
排出トレイ56が調整済みか否かが判別される(S7
3)。
【0058】排出トレイ56が未調整の場合は、排出ト
レイ56の調整が行われて(S74)、S46に戻る。
排出トレイ56が調整済みの場合は、後処理装置40が
制御部59からのコピー終了信号を受信したか否かが判
別される(S75)。
【0059】終了信号を受信していない場合は、再度S
46に戻る。終了信号を受信した場合は、終了処理が施
されて(S76)、以上のようなステープル(マルチ)
モードが終了される。
【0060】さらに、本実施例のシート後処理装置40
では、ステープル(マルチ)モードにおいて、タイマー
クリア(S52)から所定時間内にシート検知スイッチ
SW1のオンの検出(S58)がない場合は、搬送ロー
ラ43の回転を自動的に再開することで、2枚目のシー
トSとの同期排出を待たずに1枚目のシートSのみをシ
ート受け台46上に排出するようになっている。
【0061】このように、シート後処理装置40は、複
数部の製本を行う場合、シート受け台46上で1部目の
シートSに所定の製本処理を施している間に、複写機本
体1側から搬送されてくる次の1枚目のシートS1をメ
インパス41cで搬送し、その後、搬送ローラ43の回
転を停止することで、一旦シートS1の搬送を停止す
る。次に、デフレクタ44の切り替えにより、2枚目の
シートS2をバイパス41bに搬送する。
【0062】そして、1部目の製本処理および排出が完
了すると、搬送ローラ43の回転を再開することで、1
枚目のシートS1の搬送を再開して、シート受け台46
上に1枚目のシートS1と2枚目のシートS2とを同期し
て排出する。このため、シート受け台46上のシートS
のステープル時にも次のシートSを有効に搬送している
ため、後処理作業の高速化が可能となる。
【0063】また、シート受け台46の下端側が、上面
に対して3°以上15°以下の角度で上方に折曲されて
いるため、シートSは、その下端部がシート受け台46
の形状に応じて上方に持ち上げられて、シート受け台4
6上に載置される。したがって、シートSは、押出手段
52より下方に押しつけられるようシート受け台46に
沿って押し出されるため、従来のように上方にふくらん
で排出口から押出不能となることを防止することができ
る。
【0064】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、シ
ート受け台46の下端側を上方に湾曲してもよい。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、シート受け台の下端側が、上面に対して上方に
曲げられている。このため、シートはその下端部がシー
ト受け台の形状に応じて上方に持ち上げられて、シート
受け台上に載置される。したがって、シートは、押出手
段により下方に押しつけられながら押し出されるため、
上方へふくらんで押出不能となることを防止することが
できるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシート排出機構を有す
るシート後処理装置の概略構成図
【図2】シート排出機構の要部構成図
【図3】後処理装置を装備した複写機の構成図
【図4】シート後処理装置の構成図
【図5】シート後処理装置のオフセットモードにおける
各シート検知スイッチの配置図
【図6】シート後処理装置のステープルモードにおける
各シート検知スイッチの配置図
【図7】シート後処理装置のオフセットモード時での動
作プロセスを示すフローチャート
【図8】シート後処理装置のステープル(シングル)モ
ード時での動作プロセスを示すフローチャート
【図9】シート後処理装置のステープル(マルチ)モー
ド時での動作プロセスを示すフローチャート
【図10】シート後処理装置のステープル(マルチ)モ
ード時での動作プロセスを示すフローチャート
【図11】シート後処理装置のステープル(マルチ)モ
ード時での動作プロセスを示すフローチャート
【図12】シート後処理装置のステープル(マルチ)モ
ード時での動作プロセスを示すフローチャート
【図13】シート後処理装置のステープル(マルチ)モ
ード時での動作プロセスを示すフローチャート
【図14】従来のシート排出機構の要部構成図
【図15】従来のシート排出機構においてシート押し出
し時にシートが上方にふくらんだ状態を示す図
【符号の説明】
S シート 46 シート受け台 52 押出手段 56 排出トレイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜して配されたシート受け台上のシー
    トを、シート受け台の下端側に設けられたシート押出手
    段にて押し出すことにより、シート受け台の上端側に設
    けられた排出トレイへと排出するシート排出機構におい
    て、前記シート受け台の下端側がシート受け台の上面に
    対して上方に曲げられたことを特徴とするシート排出機
    構。
JP4162762A 1992-06-22 1992-06-22 シート排出機構 Pending JPH061513A (ja)

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JP4162762A JPH061513A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 シート排出機構

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001072310A (ja) * 1999-08-31 2001-03-21 Canon Aptex Inc シート処理装置とこのシート処理装置を備える画像形成装置
JP2006256726A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Nisca Corp シート後処理装置
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