JP3313823B2 - シート束移送手段を備えるシート後処理装置 - Google Patents

シート束移送手段を備えるシート後処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート束移送手段を備
えるシート後処理装置、詳細には、例えば、複写機、印
刷機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置から画
像形成後に排出される複写用紙等のシート部材を順次受
け皿(以下「ビントレイ」と称す)に分類・収納した
後、シートを整合してシート束にし、その後、このシー
ト束を移送して位置をずらす後処理機能を有するシート
後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の排出部側に設置さ
れるシート後処理装置(以下「ソート装置」と称す)に
は、シート束を基準壁に押圧して整合させ、その後、こ
のシート束を移送させるシート束移送手段が備えられて
いる。
【0003】そして、従来は第1の移送手段である整合
棒を支持アームに対して適切なガタをもたせ、板バネ等
で付勢し、シート整合時、シートの幅よりも基準壁側に
押し込むことにより、少数枚時は、ビン上のシートが整
合方向にたわんでその端部が確実に基準壁に当接して整
合され、多数枚時はシート束の腰に、整合を付勢して
いる板バネが負けて、整合が押し込み量分逃げること
で、シート端部が確実に基準壁に当接して整合される構
成をとっており、整合量の不足による整合不良を解消し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来は、第1のシート移送手段である整合が、前記のよ
うに、板バネのバネ圧以上の力が作用すると逃げる構成
をとっているので、第1のシート移送手段によってシー
ト束移送をする際に、少数枚の場合と、多数枚の場合と
で、多数枚時は、上記整合が逃げる分だけ移送量が減
少してしまう。よってビントレイ上のシート束を第1の
位置から第2の位置に移送させる場合に、シート束の枚
数によって、シートの移送量がばらついてしまう。この
ばらつきによって、第2の移送手段(第1の移送手段に
よって移送された第2の位置のシート束の矢端を押して
直交方向に移送する)に対するシートのオーバーラップ
量が不充分となり、シート束を第2位置から第3位置に
押し上げる際に、シート束端部が、ビン湾曲部に引っか
かったり、第2の移送手段からはずれたりする弊害が発
生してしまう。また、シート束を第3位置からさらに、
第1のシート移送手段によって移送量を変化させてオフ
セット積載するときも、上記理由によりシート束の整合
性がばらついてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、例えば、画像形成装置から排出されたシートを収納
する少なくとも1つ以上のビンと、排出されたシート束
を押圧し移動させるシート移送手段と、を具備したシー
ト後処理装置において、前記シート移送手段は、前記シ
ート束を押圧する際に逃げる押圧部を有し、排出される
シート束のシート枚数又は厚さ又はサイズに応じて該シ
ート移送手段の移送量を変化させることで、安定したシ
ート束移送を行うことによって従来のもののもつ不具合
いを解消したものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面を用いて説明す
る。
【0007】図1は本発明のシート後処理装置の全体図
である。図1に示す様に、画像形成装置200の上面に
は、原稿を自動循環させる原稿自動送り装置300が設
置され、また下流には、20枚のビントレイb(b1
2 ……b19、bn )を有すソート装置100が付設さ
れている。
【0008】画像形成装置200は周知の電子写真方式
を用いたもので、ここでは詳細な説明は省略するが、プ
ラテンガラス208上に位置決められた原稿を、図示し
ない光学系により感光ドラム201上へ作像し、感光ド
ラム201周りに設けられた現像器202、転写電極2
03により、シートへ画像を転写し、定着器205で永
久的に定着するものである。
【0009】ソート装置100は所謂ビン移動型ソータ
であり、上下方向に集積されたビントレイbが両側部に
設けられた螺旋カム4の1回転により1段ずつ上昇また
は下降する。
【0010】画像形成装置200により画像形成された
シートは、排紙ローラ対205を経てソート装置100
へ送られ、フラッパー1によりソートパス6a、ノンソ
ートパス6bへの方向を選択される(図2参照)。シー
トの分類をしないノンソート時においては、シートは全
てノンソートパス6bを通過し(フラッパー1が鎖線位
置)ノンソートトレイ10へ排出され、シートを分類す
るソート時においては、ソートパス6aを通過し(フラ
ッパ1が実線位置)排紙ローラにより排出されるシート
を、同期して昇降する各ビントレイが収納する。
【0011】そして、符号7(破線部)は、シートの針
綴じを行なう電動スティプラであり、ビントレイbに対
向する所定位置に付設されている。ソート装置1の上視
図である図3に示す様に、スティプラ7は、ピントレイ
bの領域外で待機する位置(実線位置)7aと、ビント
レイbの隅部に開設された切り欠き部Aに進出してシー
トの針綴じ動作を行なう位置7b(鎖線位置)を図示せ
ぬ駆動系にて移動する。
【0012】前記ビントレイbを保持するビンユニット
8は、図4に詳示する様に、ノンソートトレイ10から
ベースフレーム9にかけて両側部にガイド側板11が架
設された箱状形成になっており、ビントレイbは、両側
部に固設されたピン(トラニオン)3を前記ガイド側板
11の孔11aに挿入し、排出方向上流側を下方に傾斜
して配設されている。そして、ベースフレーム9の基端
部奥側には、支持板11が取り付けられており、該支持
板11、上には、上端部を上アーム12に、また、下端
部を下アーム13に固定された回転中心軸14が該支持
板11に設けられた回転軸(不図示)と、ノンソートト
レイ8下面に設けられた回転軸15とに回転自在に支持
されている。また、上記支持板11には、扇形ギア16
が上述支持板11に設けられた回転軸を中心として回転
自在に配置され、該扇型ギア16には、上記下アーム1
3が固定されている。更に、支持板11の下側には、パ
ルスモータ17が配置されており、該パルスモータ17
の出力軸に固定されたギア18が上記扇形ギア16と噛
合している。そして、下アーム13の先端部と上アーム
12の先端部には、各ビントレイbに開設された切り欠
きBを貫通して、整合棒19が架設されており、該整合
棒19は扇形ギア16の回動により揺動する様に構成さ
れている。更に下アーム13には遮光板20が設けられ
ており、該遮光板20が下アーム13と一体で揺動する
事により、前記ベースフレーム9の奥側に配置されたホ
ームポジションセンサ21をオン・オフする様に構成さ
れている。
【0013】前記整合棒19の対向位置には、ビントレ
イbに開設された切り欠き部Aを貫通して基準棒22が
設置されている。基準棒22は、シート排出方向と直交
方向に伸び、ノンソートトレイ10の下方で支持された
ガイドレール23と嵌合し、一端を、ガイドレール23
と平行して張設されたベルト24に固定されている。前
記ベルト24は、一方をノンソートトレイ8の下方に固
設されたパルスモータ25のプーリ26に、他方をアイ
ドラプーリ27に掛けられており、モータ25の正逆転
により、図3に示す様に基準棒22がビントレイ領域外
(ストッパーb′後方)へ退避する位置(ホームポジシ
ョン)P1 と、シートの整合時及び押し出し時に作用す
る位置P2 への移動を可能にしている。
【0014】なお。、前記P1 での位置検知は不図示の
センサにより行ない、P2 の位置検知は、パルスモータ
25への所定パルス数入力による。更に前記ガイドレー
ル23の取り付けは、ポジションP1 とポジションP2
が水平方向で微少量Kの段差を持つべく(ポジションP
1 が手前側)略斜め方向に、また、シート排出方向で
は、基準棒22がビントレイb上のシートを押圧移動す
る際に伝達効率を向上させる為に、基準棒22の移動方
向がビントレイb傾斜角と略平行となる様に固設されて
いる(図2、図3参照)。
【0015】そして図1に示す画像形成装置200およ
びソート装置100には、制御回路CPUが付設されて
おり、各動作の制御及び通信を行なっている。
【0016】次に上述構成による動作説明を、フローチ
ャート(図12)に沿って以下に記す。
【0017】(Step1) 先ず、操作者が原稿Dを
図1に示す原稿自動送り装置200の原稿載置台303
に載置する。次に、複写部数n、スティプルモード(有
・無)等を画像形成装置の操作パネル(不図示)へ入力
後、スタートキーをONにする。
【0018】(Step2) 続いて、原稿Dの枚数を
原稿自動送り装置200が原稿を空循環させるか、また
は予め分かっているなら操作者が数値を入力するかの手
段により画像形成装置200の制御回路に原稿枚数N1
を認識させる。
【0019】(Step3) 前記設定部数nに基づき
制御回路は1ビンに収容予定の部数N2 を判断する。例
えば、本実施例におけるビントレイは20枚であるので
{n=0〜20の時はN2 =1}{n=21〜40の時
はN2 =2}{n=41〜60の時はN2 =3}……と
なる。
【0020】そしてビントレイ1枚につき収容できる枚
数をN3 (予め実験的に求め制御回路に入力)とし、N
1 ×N2 <N3 の判別を行なう。
【0021】(Step4) (Step3)での判別
がNoであるなら、ビントレイ1枚に収納されるシート
枚数が収容可能枚数を越えてしまう為、何らかの方法
(警告音、ディスプレイメッセージetc)によりそれ
を操作者に伝える。
【0022】(Step5) (Step3)での判別
がYesであるなら、図5に示す様にホームポジション
で待機していた基準棒22は整合の基準位置となるポジ
ションPへ、整合棒19は排出シートサイズに合った
ポジション19aにそれぞれ移動する。
【0023】(Step6、7) 上記準備が終了する
と、画像形成装置200より排出されるシートのソーテ
ィングが行なわれる。ここで、前記設定部数nがビント
レイ枚数(20)より大きい場合には、先ず20部のシ
ートを行ない、ビントレイ枚数(20)以下の場合に
は、n部のソートが行なわれ、原稿自動送り装置300
は、原稿束Dを下分離により最終ページから画像形成装
置200のプラテンガラス208上にパス301を通り
給送され(図1)、原稿停止後図示しない光学系が作動
し、画像形成を開始する。転写定着済のシートはソート
パス6aを通過して1枚目のビントレイb1 (排紙ロー
ラに対向する位置にて待機している)へ排出される(図
6参照)。ビントレイb1 へ排出されたシートは、スト
ッパーb′を下に傾斜して配置されたビントレイ上を自
重でストッパーb′に向けて移動する(2点鎖線状
態)。
【0024】そして、シートサイズに応じたパルス信号
に基づいて回動するパルスモータ17により、前記19
aに位置していた整合棒19は、矢印方向に所定量移動
を開始し、シート側端当接後、シートのもう一方の側端
が基準棒22に当接する第1シート位置へ移動する(1
9b)。続いて整合棒19は次のシートの排出にそなえ
て、19aに復帰する。
【0025】以上が1枚のシートをビントレイに積載さ
せる流れであり、以後螺旋カム4の回動により、各ビン
トレイを排紙ローラ対の位置に合わせ、所望ビントレイ
に原稿最終ページの転写シートが側端を基準棒22に、
後端をストッパーb′に当接させて整合される。
【0026】原稿最終ページの転写が全て終了すると、
プラテンガラス208上の原稿はパス302を通過して
原稿載置台303の原稿束Dの最上面に排出される。但
し、複写済み原稿と、未複写原稿との間には、仕切りレ
バーが介在しており(不図示)、両者の区別が行なわれ
る。
【0027】以上の動作を原稿枚数分繰り返し、所望の
複写シートを整合積載させる。なお、この時、原稿自動
送り装置300により原稿束Dは一循環を終了し、再び
1ページ目が最上面となっている。
【0028】(Step8) ここで前記(Step
1)での設定モードがスティプル有であった場合には
(Step9)へ進み、スティプル無しであった場合に
は(Step11)へ進む。
【0029】(Step9、10) 図6に示す様にホ
ームポジション7aで待機していたスティプラ7は、制
御回路cpuの動作開始信号を受け、スティプル動作位
置7b(破線位置)へ移動し、シートの後端角部を針打
ちする。この時シートは基準棒22及び整合棒19に側
端を保持されており、針打ち時の束ずれは防止される。
針打ち終了後、スティプラ7はホームポジション7aに
復帰し、螺旋カム4の1回動により、ビントレイを1段
移動させ次のビントレイ上のシートの針綴じに移行す
る。
【0030】以上の動作の繰り返しにより全てのシート
束の針綴じを終了する。
【0031】(Step11) 次に図7に示す様に、
整合基準位置P2 でシートの側端に当接していた基準棒
22は、パルスモータ25によりホームポジションP1
へ移動する。基準棒22の移動軌道は、前述説明した様
に、シート束側端から離間する方向(段差k)であるの
で、該移動に伴なう束ずれは無い。
【0032】(Step12) 続いて、整合棒19が
パルスモータ17の駆動により、整合位置19bから所
定量L1 (L1 >K′)だけ移動する(19c)。整合
棒19の移動に伴ない、シートは側端を押圧され、スト
ッパーb′に沿いながら手前側へL1 押し出される(第
2シート位置)。
【0033】(Step13) 前記(step11)
でポジショP1 に退避していた基準棒22はシート後端
を押し上げながら、ポジションP2 へ再び復帰する。
【0034】シートは後端を基準棒22及びストッパー
b′に、側端を整合棒19に支持されて、図8に示す様
にビントレイ上で傾斜状に位置変換される(第3シート
位置)。
【0035】(Step14) 更にこの状態で図9に
示す様に整合棒19が所定量L2 だけ矢印方向に移動を
する(19d)。ソート装置100の手前カバー30、
31の間には、シートが通過するのに十分な空間が設け
られており、前記整合棒19のL2 の移動により、シー
ト側端部は完全に機外へ押し出される(第4シート位
置)。整合棒19及び基準棒22は全ビントレイを貫通
して構成されている為、前記動作により全ビントレイ上
のシートが本機所有の螺旋カム4、スティプラ7、カバ
ー等を回避して手前側へ押し出される。
【0036】(Step15) ここで、(Step
1)での設定部数nのソートが全て終了していれば、そ
のまま装置の動作を終了する。一方、ソートすべき残部
数が存在する場合には、(Step5〜14)までの動
作を繰り返す。
【0037】以下、1枚のビントレイに複数部のシート
束が積載される場合の説明を行なう。図10に示す様
に、前記同様の動作に従って、ビン内2部目のシート
は、前記ビントレイ上で傾斜状に載置された第4シート
位置にあるビン内1部目のシート束上で整合動作を受け
て積載される。
【0038】ソート終了後、設定モードがスティプル有
りである場合は、第4シート位置(ビン内1部目)と第
1シート位置(ビン内2部目)との非重複部を前記ステ
ィプラ7が針打ちする事から第1シート位置に対応した
シート(ビン内2部目)のシートのみが針綴じされる。
【0039】その後、(step11)と同様に、基準
棒22がホームポジションに移動するが、ビン内1部目
のシート束は、その後端角部がカバー30の端部30a
で保持されており、傾斜状姿勢を崩す事は無い(図11
参照)。続いて、(Step12〜14)の動作により
ビン内2部目のシートも第4シート位置へ押し出され
る。ビン内に収納される3部目以降の動作も上記同様で
あり、1枚のビントレイに複数部のシート束が針綴じに
より仕分けられ積載される。
【0040】一方、前記設定モードがスティプル無しで
あった場合には(Step14)で、第4シート位置へ
の整合棒19の押し込み量がビン内1部目がL2 である
のに対し、ビン内2部目を(L−Δl)、ビン内3
部目を(L−2×Δl)……と設定する事で、1枚
のビントレイ上に複数部のシート束がオフセット量Δl
をもって空間的に仕分けられる(図12)。
【0041】なお、該オフセット量Δl2 による空間区
分は、スティプルモード時においても積極的に仕分ける
手法として用いても何ら支障ない。
【0042】また、本装置が上述した様に1つのビント
レイ上で2部以上のシート束を空間区分ならしめる目的
で使用されるならば前記第4のシート位置に対応したシ
ートは必ずしも一部分が機外へ突出していなくてもかま
わない。
【0043】図13は複写条件検知手段とシート移送モ
ータとの関係を示したブロック図である。また、図1
7、図18は本実施例における第1シート移送手段の構
成を表す上視図である。
【0044】本実施例においてはシート枚数カウンター
209が画像形成装置200内に具備されており、シー
ト枚数カウンター209は画像形成装置200でコピー
されたシート数をカウントし本体cpuに枚数信号を送
る。本体cpuはソータcpuに対し上記枚数記号を送
り、ソータcpuが基準棒駆動モータドライバー49及
び整合モータドライバー47に、モータ駆動周波数及
び、シートの移送量を決定するパルス数を指定する信号
を送る。上記信号を送られた基準棒駆動モータドライバ
ー49及び整合モータドライバー47は上記信号に応じ
た駆動周波数で上記パルス数分、基準棒駆動モータ50
及び整合モータ48を回転させる。よって本実施例にお
いてはシートのコピー枚数、すなわちシートの積載枚数
に応じてシート束の移送量を変化させることができる。
本実施例において、板バネ52は、整合19が、シー
トをおよそ10枚分の腰までたわませるように設定され
ている。
【0045】図14は実験による積載枚数と整合の逃
げ量との関係を示し図である。本実施例では図14に従
って整合棒の逃げ量を吸収するように整合棒を移動させ
ているので、シート束の実質的な移送量を常に一定にす
ることができ、安定したシート束移送を行うことができ
る。例えば、シート束が100枚のとき、4.5mmだ
け余計に整合19を移動させて、ばねによるたわみの
逃げ量分を補ってやる。
【0046】〔他の実施例〕 図13、図15によって第2の実施例について説明す
る。前実施例と重複する簡所は省略して説明する。21
0はソータ本体に備えられた非接触式の紙厚検知センサ
であり、50μから300μ程度までの厚みのシートを
判別することができる。図15は、実験による図14に
対し、紙厚のパラメータを加えたものである。紙の厚み
が大きくなるにつれて同じ枚数における整合バーの逃げ
量が大きくなっている。本実施例においては、図15に
示すように3種類のテーブルが備わっており紙厚検知セ
ンサ210によって判別されたシートの厚みに応じて図
13のブロック図に従って整合の移動距離を変化させ
ることができる。本構成をとることによって前実施例と
同等の効果が得られる他に、異なる紙厚のシート束にも
対応できるようになった。
【0047】図13、図16によって第3の実施例につ
いて説明する。本実施例においては、画像形成装置20
0内にコピーされるシートサイズを検知するシートサイ
ズを検知するシートサイズ検知装置43が備えられてお
り、前実施例と同様図13のブロック図に従ってシート
サイズ検知装置によって検知されたシートサイズに応じ
て整合の移動距離を変化させることができる。
【0048】図16は実験によるもので、図14に対し
シートサイズのパラメータを加えたものである。紙サイ
ズが大きくなるにつれて同じ枚数における整合バーの逃
げ量が大きくなっている。本実施例においてはシートサ
イズ検知手段によって検知されたシートサイズに応じ
て、図16のテーブルに従って整合バーの移動距離を変
化させることで第1の実施例と同等の効果が得られる他
に、異なるサイズのシート束にも対応できるようになっ
た。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート後
処理装置によれば、シートの積載枚数、サイズ、厚み等
に応じてシート束の移送手段の移動距離を最適な値に変
化させるので、シート束の移送量を安定させることがで
きる。又、シート束のひっかかり等も防止できるととも
に、ビン内オフセット積載の整合性も高めることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の主断面図。
【図2】図1の拡大正面図。
【図3】主要部の上視図。
【図4】ビンユニットの斜視図。
【図5】束移送動作の流れを示す図。
【図6】束移送動作の流れを示す図。
【図7】束移送動作の流れを示す図。
【図8】束移送動作の流れを示す図。
【図9】束移送動作の流れを示す図。
【図10】2部目の束移送の流れを示す図。
【図11】2部目の束移送の流れを示す図。
【図12】本発明のフローチャート。
【図13】本発明のブロック図。
【図14】積載枚数と、整合バーの逃げ量との相関図。
【図15】紙厚の差による整合バーの逃げ量との相関
図。
【図16】紙サイズの差による整合バーの逃げ量との相
関図。
【図17】本発明の装置の第1のシート移送手段の上視
図。
【図18】本発明の装置の第1のシート移送手段の上視
図。
【符号の説明】
19 整合棒 22 基準棒 b ビントレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−49167(JP,A) 特開 平5−8920(JP,A) 特開 平4−74696(JP,A) 特開 平5−58516(JP,A) 特開 昭60−26545(JP,A) 特開 平1−267262(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 39/11 B65H 31/30 B65H 31/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されたシートを収納する少なくとも
    1つ以上のビンと、排出されたシート束を押圧し移動さ
    せる第1のシート移送手段と、を具備したシート後処理
    装置において、前記第1のシート移送手段が排出されたシートを1枚ず
    つ押圧し整合するとき、押圧される端面とは反対側のシ
    ートの端面を受ける基準壁を備え、 前記第1のシート移送手段は、前記整合済みのシート束
    を押圧する際に逃げる押圧部を有し、前記押圧部はバネ
    手段を介してシートに押圧する構成で、 排出されるシート束のシート枚数又は厚さ又はサイズに
    応じて該シート移送手段の移送量を変化させ さらに、前記第1のシート移送手段によって移動させら
    れた前記整合済みのシート束を更にその移動方向と略直
    交する方向に移動させる第2のシート移送手段を備え、 前記基準壁は前記第2のシート移送手段を兼ね ることを
    特徴としたシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、前記シートに後処理を行うシート後処理装置とを備
    える画像形成装置において、 前記シート後処理装置として、前記請求項に記載のシ
    ート後処理装置を用いる画像形成装置。
JP13857093A 1993-06-10 1993-06-10 シート束移送手段を備えるシート後処理装置 Expired - Fee Related JP3313823B2 (ja)

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