JPH07103315A - 自動変速機のエアー排出構造 - Google Patents

自動変速機のエアー排出構造

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Publication number
JPH07103315A
JPH07103315A JP24531193A JP24531193A JPH07103315A JP H07103315 A JPH07103315 A JP H07103315A JP 24531193 A JP24531193 A JP 24531193A JP 24531193 A JP24531193 A JP 24531193A JP H07103315 A JPH07103315 A JP H07103315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
air discharge
air
piston
automatic transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP24531193A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Shimoyama
昭弘 下山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JATCO Corp
Original Assignee
JATCO Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by JATCO Corp filed Critical JATCO Corp
Priority to JP24531193A priority Critical patent/JPH07103315A/ja
Publication of JPH07103315A publication Critical patent/JPH07103315A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/027Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for venting gearboxes, e.g. air breathers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアーを確実に排出することが可能な自動変
速機のエアー排出構造を提供する。 【構成】 クラッチ係合油圧PC が導入されるアキュム
レータのピストン14の頂部にエアー排出通路34が形
成され、この通路34に多孔性材料36が装着されてい
る。ピストン14内に溜ったエアーはこの多孔性材料3
6を介してドレーン連通されたチャンバ30に排出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機のエアー排出
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機におけるエアー排出構
造としては、例えば変速機ケース内の膨張エアーを排出
するためのエアーブリーザ装置に用いられるエアー排出
構造や、クラッチ等の締結を滑らかにするために油圧回
路中に設けられたアキュムレータ装置に用いられるエア
ー排出構造等が知られている。
【0003】このうち、エアーブリーザ装置において
は、エアー排出通路が形成されたエアーブリーザを極力
大容量に形成したエアーブリーザ室に連通することによ
って、変速機ケース内で霧化したオイル等がエアーと分
離されないままケース外部へ排出されないようにしてい
る。
【0004】また、アキュムレータ装置においては、例
えば実開昭64−53601号公報に示されるように、
エアーが溜り易いピストンの頂部にオリフィスを形成す
ることによって、エアーの排出とオイル洩れの制御とを
行わせている。
【0005】さらに、他の例ではオリフィスの代わりに
連通孔を形成し、この連通孔にポペット弁形態のステム
部材を挿通することによりステム部材のまわりからのエ
アーの排出とオイル洩れの制御とを行わせている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエアー排出構造において、エアーブリーザ装置にあ
っては、エアーとオイルとが同時に外部に排出されない
ようにするためには、エアーブリーザ室の容積を大きく
とる必要があり、このため変速機ケースそのものが大き
くなってしまうという問題があった。
【0007】また、アキュムレータ装置においては、エ
アーの排出を許容しつつオイルの洩れを最小限とするた
めに、前者にあってはオリフィスの高い寸法精度を必要
とすると共にオイル中に含まれたゴミにより目詰まりを
起こし易いという問題があり、さらに、後者にあっては
連通孔とステム部材との高い寸法精度と目詰まりの問題
の他に、部品点数が多くなり組立工数が増すという問題
があった。
【0008】本発明の目的は、かかる従来の問題を解消
し、エアーを確実に排出することが可能な自動変速機の
エアー排出構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は自動変速機内のオイルと共存するエアーを
排出するエアー排出通路を備えた自動変速機のエアー排
出構造において、前記エアー排出通路を多孔性材料にて
形成したことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、エアー排出通路が多孔性材料
で形成されているので、オイルと共存するエアーにおい
て、オイルに圧力が加わっていない場合には、オイルは
単に多孔性材料に捕捉されエアーのみが排出される。し
かし、オイルが加圧されている場合には、エアーが排出
されると共にオイルも少量洩れる。
【0011】従って、いずれにしてもエアーを確実に排
出することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。
【0013】本発明をアキュムレータに適用した例につ
き説明するに、図1において、アキュムレータ10は、
ケーシング12内にピストン14がスライド自在に嵌挿
されており、Oリング16および18によってケーシン
グ内壁との間をシールされている。そしてピストン14
内に形成されたチャンバ20(第1チャンバ)にはポー
ト22からクラッチ等を係合させるための係合油圧PC
が導入されるようになっており、またOリング16と1
8との間においてケーシング12とピストン14との間
に形成されるチャンバ24にはポート26からライン圧
L が導入され、ピストン14の受圧面14Aに作用さ
れるようになっている。チャンバ20内には、ピストン
14との間に圧縮スプリング28が介装されピストン1
4をチャンバ24内のライン圧PL と反対方向に付勢す
るようになっており、またケーシング12内においてピ
ストン14によってチャンバ20と隔てられた他方のチ
ャンバ30(第2チャンバ)は、ポート32によってド
レーンに連通されている。
【0014】さらに、ピストン14の頭部にはチャンバ
20とチャンバ30とを連通するエアー排出通路34が
形成されており、またこのエアー排出通路34には多孔
性材料36が装着されている。
【0015】上記アキュムレータ10は、自動変速機の
変速機における係合要素の係合の際、クラッチ等の係合
油圧PC の一部がポート22からチャンバ20内に導入
され、スプリング28と共同して、チャンバ24内のラ
イン圧PL に抗してピストン14をリフトさせる。この
ピストン14のリフトによってチャンバ20の容積が増
大され、これによって係合要素における係合圧力の上昇
が緩やかになり係合ショックが緩和される。さらにこの
とき、ピストン14のチャンバ20内に封じ込められて
いるエアーは、オイルとの比重の違いによりチャンバ2
0の上部に存在しているが、チャンバ20内の圧力上昇
により多孔性材料36が装着されたエアー排出通路34
を通ってチャンバ30側に抜けポート32からドレーン
に排出される。一方、オイルの一部も多孔性材料36を
通ってチャンバ30に洩れるので、係合要素における係
合圧力の上昇がさらに緩やかとなる。
【0016】次に、図2に示す実施例は、前実施例と同
様にアキュムレータに本発明を適用した例であるが、本
例においては、アキュムレータの作動を制御するライン
圧力PL がポート32を介してピストン14の頂部側の
チャンバ30に導入され、ピストン14の頂部受圧面1
4Bに作用されるようになっていると共に、ピストン1
4の側方のチャンバ24がポート26を介してドレーン
に連通されている。従って、エアー排出通路34′がピ
ストン14の側壁に形成され、環状の多孔性材料36′
がピストン14の内側に装着されている。その他の構成
は前実施例と同じであるから、同一機能部位には同一符
号を付して重複説明を避ける。
【0017】本実施例においても前実施例と同様に、自
動変速機の変速時における係合要素の係合の際、クラッ
チ等の係合油圧PC の一部がポート22からチャンバ2
0内に導入され、スプリング28と共同してチャンバ3
0内のライン圧力PL に抗してピストン14をリフトさ
せる。このとき、ピストン14のチャンバ20内に封じ
込められているエアーは、少量のオイルの洩れを伴いな
がら多孔性材料36′を介してエアー排出通路34′を
通ってチャンバ24に抜けポート26からドレーンに排
出される。
【0018】また、本発明のさらに他の実施例を図3に
示す。この実施例は、前述の2つの実施例が無孔体のピ
ストンにエアー排出通路を形成し、この通路に対応させ
て多孔性材料を設けたのに対し、アキュムレータピスト
ン全体を多孔性材料で形成するようにしたもので、ピス
トン14′に複数のエアー排出通路を形成したものとい
うことができる。本例の場合は、図1に示した例と同一
の配置例であるから、係合油圧PC がチャンバ20内に
導入されるとピストン14′がリフトし緩衝作用を行う
が、ピストン14′内のエアーおよびオイルはピストン
14′の頂部を通り、圧力差の大きいチャンバ30側に
主に抜けることになる。
【0019】なお、本発明を自動変速機のエアーブリー
ザに適用した例については、特別に図示はしないが、自
動変速機ケースの内側に形成したエアーブリーザ室とケ
ース外部とを連通するエアー排出通路に上記実施例で示
したと同様の形態でもって多孔性材料を設ければよい。
エアーブリーザの場合には、霧化したオイルあるいは飛
散したオイルそのものには圧力が加わらないので、エア
ーのみが排出されることになる。
【0020】上述した実施例の他に、多板クラッチ,ブ
レーキまたはバンドサーボ等の油圧室を形成するピスト
ンまたはシリンダにも本発明の構造を適用できることは
いうまでもない。
【0021】上述した各例においては、その使用される
部位の特性に応じて、そのエアー排出通路の断面積、お
よび多孔性材料の透過率等を設定するのが好ましい。例
えば、多孔性材料としては粉末焼結合金を用いることが
できるが、その粉末の粒度を適正に選定することによっ
て、透過率を設定することができる。さらに、エアー排
出通路の断面積との組合せでもって多孔性材料の流体通
過に寄与する有効表面積を変えることにより、エアーな
いしはオイルの排出速度(率)を制御することができ、
表面積を大きくとれる結果、ゴミ等による目詰まりが生
じにくくなる。
【0022】
【発明の効果】本発明によいれば、エアー排出通路に多
孔性材料を設けるようにしたので、エアー排出の制御を
容易に行うことができゴミ等による目詰まりを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 アキュムレータ 14,14′ ピストン 34,34′ エアー排出通路 36 多孔性材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機内のオイルと共存するエアー
    を排出するエアー排出通路を備えた自動変速機のエアー
    排出構造において、 前記エアー排出通路を多孔性材料にて形成したことを特
    徴とする自動変速機のエアー排出構造。
  2. 【請求項2】 前記エアー排出構造がアキュムレータ用
    であり、前記エアー排出通路がそのピストンに形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の
    エアー排出構造。
JP24531193A 1993-09-30 1993-09-30 自動変速機のエアー排出構造 Pending JPH07103315A (ja)

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JP24531193A JPH07103315A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 自動変速機のエアー排出構造

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JP24531193A JPH07103315A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 自動変速機のエアー排出構造

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JPH07103315A true JPH07103315A (ja) 1995-04-18

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ID=17131791

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JP24531193A Pending JPH07103315A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 自動変速機のエアー排出構造

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JP (1) JPH07103315A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012120400A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Nsk Ltd エンジンルーム用直動アクチュエータ

Cited By (1)

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