JPS5925703B2 - 荷重応動型比例減圧弁装置 - Google Patents

荷重応動型比例減圧弁装置

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JPS5925703B2
JPS5925703B2 JP51068878A JP6887876A JPS5925703B2 JP S5925703 B2 JPS5925703 B2 JP S5925703B2 JP 51068878 A JP51068878 A JP 51068878A JP 6887876 A JP6887876 A JP 6887876A JP S5925703 B2 JPS5925703 B2 JP S5925703B2
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chamber
deceleration
hydraulic pressure
load
liquid
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/26Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の概説) 本発明は、車輪型車両の後輪制動装置に使用される制動
液圧制御弁装置に係わるものであって、特Qここの制動
液圧制御装置はそれに添加されそれを通過して後輪制動
機に供給される液圧が第1の設定値に到達するときこの
第1の設定液圧とそれによって発生する車両の設定減速
度によって制御され、添加される液圧が第1の設定値よ
り微小高水準の第2の設定値を越えて増加するときその
増加液圧をあらかじめ設定された液圧比でもって抑制し
て吐出し後輪制動機に供給し、更に車両の積載荷重が増
加するとき荷重増加に比例して第1の設定液圧値と車両
の設定減速度が高水準側へ変位しそれに対応して第2の
設定液圧値も高水準側に変位するように構成された荷重
応動型比例減圧弁装置であることを特徴とし、これによ
って車両の任意の積載荷重条件下の制動操作で生ずる荷
重移動に対応して近似的に適合した前後輪制動力配分を
発揮させるための新規な制動液圧制御弁装置に関するも
のである。
(発明の背景) 前輪制動装置と後輪制動装置によって構成された制動系
を有する車両に於て、前後輪が分担支承する車両重量は
車両が定常走行状態にあるときに比し制動操作が施され
た場合、それによって生ずる車両の減速度の値に比例し
た慣性力によって動的に前輪支承荷重が増加し、後輪支
承荷重が減少する荷重移動現象が起り、このために前輪
の制動能力が増加し後輪の制動能力が減少することはよ
く知られたことである。
荷重移動現象Qこよって変化した前後輪の制動能力を有
効に活用するためにはマスターシリンダーで生成された
液圧を後輪制動機に直接供給すると共に前輪制動機に供
給する液圧を車両の減速度に比例して増加させるか、或
はマスターシリンダーで生成された液圧を前輪制動機に
直接供給すると共に後輪制動機に供給する液圧を車両の
減速度に比例して抑制するこさが好ましい。
後者の手法にもとづく装置は入力液上があらかじめ設定
された水準に到達し、それを越えて増加するとき装置か
ら吐出し後輪制動機へ供給するその増加液圧を設定され
た比率で抑制する機能を持った比例減圧装置として細部
機構の異なる幾つかの種類が既に公にされている。
これらの箱鳴に薦する典型的な比例減圧弁装置は車両の
只一つの積載荷重条件下に於てそれぞれの減速度に対応
する荷重移動に対して最も効果的な前後輪制動力配分を
発揮させるように設定し得ることが知られている。
典型的な比例減圧弁装置を用いて設定された積載荷重条
件のもとで得られる効果的な前後輪制動力配分は設定荷
重を越える荷重条件の全域に渡り過剰制動操作時に於け
る後輪の先行ロックを抑制し車両のスピン現象を防止し
得ることはよく知られたこさであり、この比例減圧弁装
置を適用する主目的は過剰制動操作時に於ける後輪の先
行ロックの抑制にあると言っても過言ではない。
この目的のために典型的な比例減圧弁装置を適用する場
合、それに対する設定積載荷重は空荷状態に置かれるこ
とが最も一般的である。
しかしこのような設定によれば積載重量の増加に従って
後輪の制動能力の利用効率が悪化し同一の制動操作力に
よって得られる制動効力が低下する。
この設定に於ても車両自重に比し積載荷重比率の小さい
乗用車等に於てはドライバーの発揮し得る制動操作能力
の範晴で後輪の制動能力の利用効率の低下を高液王供給
によってカバーすることが充分可能であるが、車両自重
に比し積載荷重比率の大きい商用車等では満載荷重に近
づくに従いドライバーの発揮し得る制動操作能力の範晴
に於て後輪の制動能力の利用効率の悪化をカバーするこ
譜が出来ない。
この理由のために典型的な比例減圧弁装置の適用は乗用
車等に限られ商用車等に適用することが出来ない。
車両自重に比し積載荷重比率の大きい商用車に適合する
比例減圧弁装置は積載重量の変化に対応して変化する前
後輪の制動能力に追従してそれの利用効率を高く保持し
得る機能を持つことが必要である。
このために近時、商用車用の比例減圧弁装置として車両
の積載重量若しくは車両の金偏重量を間接的手段によっ
て感知しそれによって比例減圧弁装装置に添加される液
圧を抑制して吐出し後輪制動機に供給し始める液圧水準
即ち比例減圧弁装置の抑制作動開始液圧水準を自動的に
変化させ車両の任意の重量条件下の制動操作によって起
るそれぞれの減速度に対応する荷重移動に対して効果的
な@後輪制動力配分を発揮せしめ得る所謂荷重応動型比
例減圧弁装置の考案が種々公にされている。
既に知られている多くの典型的な比例減圧弁装置は細部
機構に於てそれぞれ特徴ある部分を持っている。
しかしそれらは何れもそれに包含されている可動弁に対
して係合する制御スプリングの作動荷重と可動弁に作用
する液圧力の釣合条件によって抑制作動開始液圧が設定
されると言う共通した基本原理によって構成されている
古くから数多く公にされてきた荷重応動型比例減圧弁装
置は積載重量の間接的感知手段と感知値を典型的比例減
圧弁装置に伝達する手段に種々異なった特徴を持ってい
るが、それらは何れも積載重量をそれの間接的感知手段
によって得た感知値によって上述の制御スプリングの作
動荷重を制御する共通の手段によって構成されている。
比例減圧弁装置は制動操作によって生ずる車両減速度の
変化に比例して誘起される荷重移動を含んだ前後輪の動
的分担支承荷重に対応して変化する前輪制動能力と後輪
制動能力に関し前輪制動能力を基準に理論的に得られる
後輪制動能力の変化率にもとづいC前輪制動機に供給さ
れる液圧を基準に後輪制動機に供給される液圧を比例的
に抑制制御し、それによってそれぞれの減速度条件のも
とて効果的な@後輪制動力配分を発揮させるための手段
である。
この根拠のために古い形式の種々の荷重応動型比例減圧
弁装置は積載重量の間接的感知手段として後輪分担支承
荷重を自動的に検出する手法が主力をなし、それぞれの
荷重応動型比例減圧弁装置の間には後輪分担支承荷重の
検出手段に互に異なる特徴を持っている。
しかしそれらは大局的に類別すると次の2つの手法に区
分される。
第1の手法は積載荷重の変化によって後輪車軸とロード
キャリアーの間隔に変化が起ることに注目して相互の間
をスプリングを包含したリンク機構で連結し、それらの
変化、変位量をもって前記制御スプリングの作動荷重を
制御する方式である。
第2の手法は積載荷重の変化によって起る後輪車軸とロ
ードキャリアーの間隔変化をその間に係合せしめた液圧
機構の圧力変化に置換し、この変化圧力をもって前記制
御スプリングの作動荷重を制御する方式である。
比例減圧弁装置に使用されている制御スプリングの取付
荷重は可動弁の有効受圧面積お共に比例減圧弁装置の抑
制作動開始液圧水準を支配するための主役をなすもので
ある。
そして制御スプリングの取付荷重誤差は可動弁の有効受
圧面積によって更に増巾され比例減圧弁装置の抑制作動
開始液圧水準を大きく狂わせることになる。
この理由のために比例減圧弁装置に使用される制御スプ
リングの取付荷重は高精度を要求される。
後輪車軸とロードキャリアーの間隔は同型車種の相互間
に於て可成り大きな誤差範囲で形成されるものである。
従って第1の手法ではリンク機構と比例減圧弁装置の保
合関連寸法に誤差が生じやすく必然的に制御スプリング
の作動荷重の誤差を誘起するためリンク機構と比例減圧
弁装置の装着に煩雑な調整作業が必要となる。
第1の手法は又、外部に露出したリンク機構部に於ける
冬期氷結に起因する機能劣化の問題が包含されている。
第2の手法は複雑な検出機構から構成される装置 そして更に第1並びに第2の手法には路面の凹凸に敏感
に反応する共通した欠点を持っている。
車両の制動操作時に於ける力学としてニュートンの運動
方程式から容易に類推し得る如く、全制動機にそれぞれ
一定の液圧を供給することによって発生させ得る車両の
減速度は積載荷重の増加即ち車両の全備重量の増大に比
例して減少する、このことを言いかえれば制動操作によ
って車両に一定の減速度を発生させるため要する制動液
圧は車両の全備重量の増加に比例して増加する第1の関
係がある。
車両の積載重量と後輪の先行ロックを起す制動液圧水準
の関係に関し、一般的に積載重量の増加に対応する前後
輪分担支承荷重の増加率は前輪に比し後輪が大きくなる
このためにマスターシリンダーで生成された液圧を前後
輪制動機へ直接供給する場合、後輪の制動能力を越える
液圧が後輪制動機に供給され始まる液圧水準とそれによ
って発生する車両減速度は積載荷重の増加と共に増大す
る第2の関係がある。
積載重量の増加に対応して一定の減速度を発生させるた
めに要する制動液圧の増加を意味する第1の関係と積載
重量の増加に対応して後輪の先行ロックが開始する液圧
水準の増加を意味する第2の関係の値、即ち、それぞれ
の積載重量値に対応する制動液圧値は車種型式毎に概ね
定まった値を持ち、同一の積載荷重増加に対し前者の値
の増加率に比し後者Q値の増加率は大きく概ね3〜6倍
の比率にある第3の関係がある。
近時、既述した第1及び第2の弱点を是正した第3並び
に第4の手法が公にされている。
第3並びに第4の手法は何れも制動操作時に発生する特
定減速度とその減速度を発生させるために制動機に加え
られた特定液圧水準を感知して後輪制動能力を越える液
圧がそれの制動機に供給され始まる近傍に於て、その液
圧を抑制し始める機能を持っている。
第3並びに第4の手法はマスターシリンダーから後輪制
動機に至る液圧回路の適当な箇所に挿入設置することが
出来、第1並びに第2の手法の如く設置箇所の制限がな
く、外部に露出した作動機構を持たない。
第3並びに第4の手法は共に車両の特定減速度を感知す
ることによって比例減圧弁装置の抑制作動開始液圧水準
を制御するように構成されていることから減速度感知式
荷重応動型比例減圧弁装置七呼ばれるべきものである。
第3の手法は既述した第1の関係と第2の関係を関連付
けた原理より構成されている。
この手法は空荷条件下の車両に対して制動操作が施され
後輪の制動能力を越える近傍の液圧がそれぞれの制動機
に供給され始まるおきその液圧即ち空荷条件特定液圧に
よって発生する空荷条件特定減速度を感知し、それによ
って空荷条件特定液圧を検出し、その空荷条件特定液圧
によって得られる空荷条件特定液圧力をもって比例減圧
弁機構に含まれる制御スプリングの作動荷重を制御し、
空荷条件特定液圧を越えて増加する液圧を抑制して後輪
制動機に供給し、空荷条件下のそれぞれの減速度のもと
て効果的な前後輪制動力配分を発揮し得るように構成さ
れている。
そして更にこの第3の手法は任意の積載荷重条件下のそ
の車両に対して制動操作が施され、上記空荷条件特定減
速度が発生するときその特定減速度を感知し、それによ
ってその特定減速度を発生させるために、それぞれの制
動機に供給された第1の関係にある任意積載条件特定液
圧を検出し、その任意積載条件特定液圧によって得られ
る任意積載条件特定液圧力をもって上記制御スプリング
の作動荷重を増巾制御し、後輪の制動能力を越えて増加
する任意積載条件特定液圧より高水準の第3の関係にあ
る液圧を抑制して後輪制動機に供給し任意積載条件下の
それぞれの減速度のもとて効果的な前後輪制動力配分を
発揮し得るように構成されている。
このようにして第3の手法は積載荷重条件の如何にかか
わらず車両によって定まる一定値を持つ特定減速度を感
知し、それによって積載荷重条件に適合した前後輪制動
力配分を発揮する比例減圧弁装置として有効な作用をな
す。
このために、この第3の手法は定減速度感知式荷重応動
型比例減圧弁装置と呼ばれるべきものである。
第4の手法は既述した第1の関係と第2の関係を第3の
手法より異なった関連付けによる原理より構成されてい
る。
この手法は空荷条件下の車両に対して制動操作が施され
後輪の制動能力を越える近傍の液圧がそれぞれの制動機
に供給され始まるとき、その液圧即ち空荷条件特定液圧
によって発生する空荷条件特定減速度を感知し、それに
よって空荷条件特定液圧を検出し、その空荷条件特定液
圧によって得られる空荷条件特定液圧力をもって比例減
圧弁機に含まれる制御スプリングの作動荷重を制御し、
空荷条件特定液圧を越えて増加する液圧を抑制して後輪
制動機に供給し、空荷条件下のそれぞれの減速度のもと
て効果的な前後輪制動力配分を発揮し得るように構成さ
れている。
そしC更にこの第4の手法は任意の積載荷重条件下にそ
の車両に対して制動操作が施され上記空荷条件特定減速
度が発生するときその減速度を発生させるためにそれぞ
れの制動機に供給された第1の関係にある空荷条件特定
液圧より高水準の液圧によって感知減速度制御手段を制
御し、それによって減速度感知手段をして空荷条件特定
減速度の感知を抑制し、後輪の制動能力を越える近傍の
任意積載条件特定液圧がそれぞれの制動機並びに感知減
速度制御手段に供給されるとき感知減速度制御手段の作
用にもとづく減速度感知手段によってその時点に発生す
る第2の関係にある任意積載条件特定減速度を感知し、
それによって任意積載条件特定液圧を検出し、その特定
液圧によって得られる任意積載条件特定液圧力をもって
上記制御スプリングの作動荷重を制御し、任意積載条件
特定液圧を越えて増加する液圧を抑制して後輪制動機に
供給し、任意積載荷重条件下のそれぞれの減速度のもと
て効果的な前後輪制動力配分を発揮し得るように構成さ
れている。
このようにして第4の手法は積載荷重条件によって定ま
る車両のそれぞれの特定減速度を感知し、それによって
積載荷重条件に適合した前後輪制動力配分を発揮する比
例減圧弁装置として有効な作用をなすことになる。
このためにこの第4の手法は可変減速度感知式荷重応動
型比例減圧弁装置と呼ばれるべきものである。
第3の手法は積載荷重変化に関係なく車両によって定ま
る一定値の特定減速度の感知と、その特定減速度を発生
させるための積載条件によって変化する特定液圧の検出
によってその特定液圧より高水準Qこある作動液圧が比
例減圧弁機構に添加され更に増加するときその増加液圧
を比例的に抑制して後輪制動機へ供給する方式であるた
め特定液圧と作動液圧の差が大きい程、制御スプリング
に対する一制御巾が大きくなる。
一般的に積載重量の大きい車両はど制御スプリングに対
する制御中は大きい値となる。
このために積載重量の小さい車両用として合理的に設計
された国体を持つこの装置は、それを積載重量の大きい
車両に適用せんとする場合、制御スプリングを含んだ制
御機構の収容容積に不足をきたし、積載重量の大きい車
両用として合理的に設計された国体を持つこの装置はそ
れを積載重量の小さい車両に適用せんとする場合、上記
収容容積に余剰空間が出来過ぎ不経済である。
即ち、この方式は同−国体でもって広範囲の車種型式に
適用し難い弱点がある。
又第3並びに第4の手法に属する一般的な荷重応動型比
例減圧弁装置は検出あれた特定液圧にもとづく特定液圧
力で制御スプリングの作動荷重を制御する手段として対
向する一対の端面を持ちそれの一方の端面に特定液圧を
受は他方の端面に制御スプリングの一端を係合する作動
ピストンを変位させることによってなされている。
作動ピストンのこの変位は閉回路で形成される制動液圧
回路の容積拡大を誘起し制動操作枠の作動ストロークを
増大させる。
第3並びに第4の手法に属する一般的な荷重応動型比例
減圧弁装置にはこのような共通の弱点を持っている。
第3並びに第4の手法のこのような弱点を是正した第5
の手法が特開昭49−37066によって公にされてい
る。
比例減圧弁機構がそれに添加される液圧を抑制し始める
水準をそれに包含されている可動弁に対して係合した制
御スプリングの作動荷重の大きさによって制御されるよ
うになっている第3並びに第4の手法と異なり第5の手
法の特徴は制御スプリングを用いていないことである。
特開昭49−37066に詳述されている如くこの手法
は空荷条件下の車両に対して制動操作が施され後輪制動
能力を越える近傍の液圧がそれぞれの制動機に供給され
始まるときその液圧即ち空荷条件特定液圧に、よって発
生する空荷条件特定減速度を感知し、それによって空荷
条件特定液圧を検出し、減速度感知手段の作動によって
空荷条件特定液圧を可動弁の一端がさらされている制御
室に封入し可動弁の一端に作用してそれを一方向に押圧
する液圧力を誘起し、この液圧力に比し比例減圧弁機構
に添加され可動弁の他端に作用する液圧によって誘起さ
れそれを他方向へ押圧する液圧が微小大きくなるとき可
動弁の作動が始まり、比例減圧弁機構に添加され更に増
加する液圧を抑制して後輪制動機に供給し、空荷条件下
のそれぞれの減速度のもとて効果的な前後輪制動力配分
を発揮し得るように構成されている。
そして更にこの第5の手法は任意の積載条件下のその車
両に対して制動操作が施され空荷条件特定減速度が発生
するときその減速度を発生させるためにそれぞれの制動
機に供給された第1の関係にある空荷条件特定液圧より
高水準にある液圧によって制御室内に設置された感知減
速度制御手段を制御し、それによって減速度感知手段を
して空荷条件特定減速度の感知を抑制し、後輪の制動能
力を越える近傍の任意積載条件特定液圧がそれぞれの制
動機並びに制御室に供給されるとき感知減速度制御手段
の作用にもとづく減速度感知手段によってその時点に発
生する第2の関係にある任意積載条件特定減速度を感知
し、それによって任意積載条件特定液圧を検出し、その
液圧を制御室に封入する。
この封入された液圧は可動弁の一端に作用して空荷条件
特定液圧によって誘起される液圧力よりも更に大きな液
圧力を誘起し可動弁を一方向へ押圧する。
この液圧力に比し比例減圧弁機構に添加され可動弁の他
端に作用する液圧によって誘起されそれを他方向に押圧
する液圧力が微小大きくなるとき可動弁の作動が始まり
、比例減圧弁機構に添加され更に増加する液圧を抑制し
て後輪制動機に供給し任意積載条件のそれぞれの減速度
のもとて効果的な前後輪制動力配分を発揮し得るように
構成されている。
このようにして第5の手法は積載荷重条件によって定ま
る車両のそれぞれの特定減速度を感知しそれによって積
載荷重条件に適合した前後輪制動力配分を発揮する比例
減圧弁装置として有効な作用をなすことになる。
このために第5の手法は第4の手法と同様に可変減速度
感知式荷重応動型比例減圧弁装置に属するものである。
既述せる如く第5の手法は減速度感知式手段の作動によ
って検出させた特定液圧を直接可動弁の一端に作用せし
める新規な方式であるため第3並びに第4の手法の如く
可動弁に作用する制動スプリングの作動荷重を制御する
ための作動ピストンの変位にもとづく制動液圧回路の拡
大要素が低減されることになる。
しかし、この手法にも解決しなければならない一つの問
題を持っている。
そしてそれはこの手法の主要な構成要素の一つになって
いる処の制御室内に設置され制御室内へ特定水準を越え
る液圧の流入を遮断する減速度感知手段の作動を制御す
るための感知減速度制御手段が2つの高分子弾性材で形
成された液封部材による対向した僅かに異なる有効受圧
面積を特つディファレンシャルピストンを包含している
ことである。
感知減速度制御手段はそれの2つの有効受圧面積に作用
する液圧の変化に対して敏速に応答しそれによって減速
度感知手段の作動点を的確に制御しなげればならない。
しかるに2つの高分子弾性材によってなる液封部材を包
含したこの感知減速制御手段はそれに作用する液圧水準
の上昇に従い摺動抵抗力の増大を誘起し、感知減速度制
御手段の作動の敏速性を減衰させ減速度感知手段をして
特定減速度より低い減速度を感知する弱点を持っている
ここに開示する本発明は一つの高分子弾性材によってな
る液封部材で構成された感知減速度制御手段を持つこと
によって第5の手法の弱点を是正した新規な可変減速度
感知式荷重応動型比例減圧弁装置である。
(実施例の詳細な説明) 第1図に示す車両用制動装置のダイヤグラムはブレーキ
ペダル1を踏力2で操作されることによって作動する通
常のタンデムマスターシリンダー3を有する典型的な前
後輪分離型制動液圧回路に本発明にかかわる荷重応動型
比例減圧弁装置13を適用した場合を示したものであり
、タンデムマスターシリンダー3のセコンダリーチャン
パー5は導管6を経て前輪制動機9に連結され前輪制動
装置を形成しており、タンデムマスターシリンダ−3の
プライマリ−チャンバー4は導管1によって荷重応動型
比例減圧弁装置13の導入口21に導かれそれの排出口
102より導管8を経て後輪制動機10に連結され後輪
制動装置を形成している。
第2図は本発明を具体的に示した一実施例でありそれは
車両の減速度を検出するための減速度感知手段、感知減
速度の設定値を制御するための感知減速度制御手段、後
輪制動機に供給する液圧を制御する変圧弁手段及び変圧
弁手段の変圧作動開始点を制御するための制御手段等よ
り構成されている。
第2図に示した本発明の具体的実施例に適用されている
変圧弁手段は比例減圧弁手段である。
荷重応動型比例減圧弁装置13はバルブボディー20と
エンドカバー70によってそれの匣体が形成されており
、バルブボディ−20の一方の開放口端面44に連なっ
て設けられた0−IJング室45にはそれと後述する減
速度感知室47によって形成される環状肩46とエンド
カバー70の接合面71によって適量圧縮される高分子
弾性材で形成された0−リング80が装填され、バルブ
ボディー20とエンドカバー70はボルト85によって
強固に液封結合されている。
荷重応動型比例減圧弁装置13の国体内部には導管7に
よって導入される液圧を比例減圧し導管8へ吐出するた
めの比例減圧弁手段100と制動操作によって車両に発
生する設定減速度に感知するための減速度感知手段30
0と減速度感知手段300が作動を開始する設定減速度
を制御する感知速度制御手段400と減速度感知手段3
00の作動に応答して比例減圧弁手段100の減圧作動
開始点を制御する制御手段500と外部からの加振作用
に対し減速度感知手段300の励振を抑制するためにそ
れを弾性保持する保持手段200とが包含されている。
タンデムマスターシリンダー3のプライマリ−チャンバ
ー4からの液圧を導管7を介して直接受は入れる比例減
圧弁手段100の一方のチャンバーと導管8を介して後
輪制動機10に直接接続されている比例減圧弁手段10
0の他方のチャンバーとは後述するシールバルブ145
とプランジャーバルブ130で形成される弁機構を介し
て連絡され後輪制動液圧回路の一部を形成している。
比例減圧弁手段100の一方のチャンバーと減速度感知
手段300を収容する減速度感知室47は液路25から
ケージリティーナ−230に設けられたオリフィス23
3に至る若干の液路によって常時連通されている。
減速度感知室47と制御手段500を構成する制御室は
その間にセンサーシート530とシートリテイーナ−5
40によって構成される液封手段が配設されG−センサ
ー310の作動の有無によって開開される。
比例減圧手段100の一方のチャンバーと減速度感知室
4γ並びに制御室によって構成される液圧回路は後輪制
動液圧回路の枝回路を形成している。
減速度感知手段300は車両の設定された減速度を感知
して変位するG−センサー311それを収容し、それを
して所定の軌道上を変位なさしむるためのセンサーケー
ジ301を主体に構成されている。
G−センサー310は設定減速度を鋭敏に感知し作動す
るために金属球で形成されることが望ましい。
センサーケージ301は車両の前進方向に開放口を持つ
底付きの直径2&で形成された円筒で構成されている。
センサーケージ301の底部は車両の前進方向に向うア
キシャルプロゼクション303を有す。
センサーケージ301の内部にはそれの開放口から後方
に向ってG−センサー310を滑動若しくは転勤可能に
収容し得るシリンドルカルポーション304が配設され
ている。
第3図に示す如く、センサーケージ301の対向側面に
はそれの軸心X2−X2に直交する¥2−¥2軸上にサ
イドブロゼクション307が設はラレ、そのサイドプロ
ゼクション301にはそれぞれ軸心Y2−¥2に合致し
たピボツテットホール306が設げられている。
G−センサー310がシリ/トリカルポーション304
に収容されている状態に於てはサイドプロゼクション3
07の内側とG−センサー310の間に適量なキャビテ
ィー308が形成されるべくサイドプロゼクション30
7の形状寸法が設定されている。
センサーケージ301の底壁若しくは円筒壁後部には適
当なフローポート305が配設されG−センサー310
の変位運動によって誘起されるポンピング作用によって
それの変位を阻害されることを防止するための液路を形
成している。
バルブボディー20に於ける減速度感知室47の左右両
外側部は後述するシートリテイナ−540の中心軸を通
る荷重応動型比例減圧弁装置13の軸心X1−Xlに対
して水平直交する軸心Y1−Y。
線上を外側から内側に向って順次縮径されたステップド
ボアー91と雌ネジ92によって貫通されている。
双方のステップドボアー91の外側端部にはYl−Y1
軸に直交する保持面90が、そしてそれぞれのステップ
ドボアー91と雌ネジ92の境界部にはYl−Y1軸に
直交する環状肩93がそれぞれ配設されている。
ステップドボアー91、雌ネジ92等で形成されたホー
ルディングホールにはステップドボアー91に静嵌合す
るラジアルプロゼクション321、雌ネジ92に対応す
る雄ネジ322、ピボツテツドホール306に滑嵌合す
るアキシャルプロゼクション324等を持って構成され
たピボットボルト320が螺合しセンサーケージ301
を軸心Y1−Y1のまわりに揺動可能に保持している。
減速度感知室47からホールディングホールを通って流
出する制動液を阻止するためにピボットボルト320の
頭部とラジアルプロゼクション321の境界に形成され
る環状肩321が保持面90に強固に接合する迄ホール
ディングホールに対してピボットボルト320を螺合す
るときラジアルプロゼクション321の環状肩323と
環状肩93で形成される間隙には双方の環状肩で適量圧
縮変形される高分子弾性材で成形された0−リング33
0が装填されている。
ホールディングホールに対してピボットボルト320が
強固に螺合されるときそれぞれの雄ネジ322とアキシ
ャルグロゼクション324の間の環状肩325の対向す
る間隙はセンサーケージ301が装填されることによっ
てそれのサイドプロゼクション301の外側面を滑嵌合
しセンサーケージ301の後述する高精度な揺動を可能
にし得る巾に設定されている。
ピボットボルト320に配設されているアキシャルプロ
ゼクション324の長さは上述のセンサーケージ301
に対するピボットボルト320の保持によってプロゼク
ションエンド326がG−センサー310との間に微小
間隙を保ってキャビティー308内に突出し得る値に設
定されている。
軸心X1−Xlに対して水平直交する軸心Y、 −Y。
の交点位置cpはC−センサー310が設定減速度を感
知して軸心X、−X2上を前方に移動しG −センサー
310の局部表面が後述するセンサーシート530のコ
ンタクトリング531に液封係合を完了する迄変位した
そのときのG−センサー310の中心位置と一致するよ
うに設定されている。
センサーケージ301内に収容されているG−センサー
310の後部表面がアキシャルブロゼクション303に
係合したそれの休息位置にあるときG−センサー310
のX2−X2軸上に於ける中心位置Cbは上記Cpより
車両進行方向に関して後方に位置し得るようにアキシャ
ルプロゼクション303のディメンションによって設定
されている。
Cbとcpの間の距離BtはG−センサー310が設定
減速度を感知してセンサーシート530に液封係合する
迄の変位量を示している。
X、 −X、軸上の点Cpの上記位置の設定はセンサー
ケージ301の後述する揺動値の全範囲に於てセンサー
シート530に対するG−センサニ310の合理的な液
封係合を保証することに寄与する。
G−センサ310の休息中心位置Cbがセンサーケージ
301の揺動中心Cpの後方にあることは後述するポジ
ションコントローラー420の変位に対するセンサーケ
ージ301の追従性を助勢することに寄与する。
第2図と第3図に示す如く減速度感知室47にはそこか
らバルブボディ20の外側に向って貫通する液路15と
雌ネジを包含したブリーディングホール16が配設され
、ブリーディングホール16にはブリーダー272が螺
合されている。
ブリーティングホール76さブリーダー272は通常知
られたエヤーブリーディング機能を果す構造で構成され
ている。
このブリーダー272はこの荷重応動型比例減圧弁装置
13が制動装置に装備され制動装置に制動液が充填され
るとき減速度感知室47内に存在する空気を排出するこ
とに役立てる一般的手段である。
減速度感知室47から制御手段5D口を構成する制御室
に通ずる液路50の入口はそれより大きい直径を持つエ
ンラージドボア−48によって形成されている。
液路50とエノラージドボア−48の共通の軸心はセン
サーケージ301の揺動中心Cpを通る荷重応動型比例
減圧弁装置13の軸心X1−X、を形成している。
エンラージドボア−48とそれの環状肩49によって形
成された凹所には高分子弾性材で形成された円筒状の外
形を持つセンサーシート530が装填されている。
センサーシート530はそれの軸心に対し直交しG−セ
ンサー310に対峙する一方の端面と環状肩49に接合
する他方の端面を持っている。
センサーシート530の中心軸上にはそれに一致する中
心を持つ3つの異なる直径を持つボアーが棚連なって貫
通している。
そしてこれら3つのボアーは一方の端面側に小径の他方
の端面側に中間径の、それらに挟まれた部分に大径の配
列に配設されている。
センサーシート530は液路50に締嵌合するステム5
41と上記中間径ボアーに滑嵌合するラジアルプロゼク
ション544と上記大径ボアーに遊嵌合するフランジ5
43と上記小径ボアーに静嵌合するアキシャルプロゼク
ション542を持ったシートリテイーナ−540によっ
て前記凹所に保持されている。
シートリテイーナ−540に設けられているラジアルプ
ロゼクション544の軸方向長さはセンサーシート53
0に設けられている中間径ボア一部の軸方向長さより僅
かに短かく設定されている。
この設定は液路50にステム541が圧入されラジアル
プロゼクション544の端面が環状肩49に係合すると
きセンサーシート530の他方の端面と環状肩49の液
封係合をなさしむることに寄与する。
シートリテイーナ−540に設けられているアキシャル
プロゼクション542の軸方向長さはセンサーシート5
30に設けられている小径ボア一部の軸方向長さより僅
かに短かく設定されている。
この設定は車両の設定減速度を受けて発生する慣性力に
よってG−センサー310がアキシャルプロゼクション
542に係合する迄変位するときそれの局部表面によっ
てセンサーシート530の一力の端面に形成されている
コンタクトリング531の周辺を僅かに圧縮変形せしめ
相互の間に適切な液封機能を発揮させることに寄与する
シートリテイーナ−540の中心部はラージボアー54
5とスモールボアー546が順次連なってそれを貫通し
減速度感知室4Tから制御手段500を構成する制御室
に連なる液路の一部が形成されている。
ジ−トリティ・−ナー540に形成されているラージボ
アー545の流路断面積に比しスモールボアー546の
流路断面積は適量小さい値に設定されている。
スモールボアー546の流路断面積のこの設定は減速度
感知室47に供給された設定液圧に対応する制動液圧に
よって生ずる設定減速度を感知して前記休息位置にある
G−センサー310がそれの液封係合位置へ中心点変位
Btの間を移動する微小時間内に上記設定液圧を越えて
連続昇圧する減速度感知室47の液圧を制御室内に流入
させることを昇圧速度に比例して抑制し、制御室に封入
させる液圧を実用的に設定液圧と等価にせしめることに
寄与する。
バルブボディー20にはセンサーケージ301の揺動中
心Cpから後方へaの位置にあって前記X1−X1軸に
対し鉛直方向に交叉する軸心乙−Z1に合致する軸心を
もって下側から減速度感知室47に向い順次縮少される
ステップドボア一群によって貫通され感知減速度制御手
段400の収容室と上側から減速度感知室47に向いて
順次縮少されるステップドボア一群によって貫通された
保持手段200の収容室が形成されている。
感知減速度制御手段400の収容室はそれの最下側の開
口部に最大径を持つ第1ボアー58が配設されそれより
順次縮径された雌ネジ61、第2ボアー62.第3ボア
ー63、第4ボアー65が連なり、第1ボアー58と雌
ネジ61との境界の環状肩60、第2ボアー62と第3
ボアー63との境界の環状肩64、第3ボアー63と第
4ボア=65との境界の環状肩66等を加えてそれぞれ
同心に形成されバルブボディー20の下部外側ヨり減速
度感知室47へ連通している。
第4ボアー65の直径は後述するポジションコントロー
ラー420のアッパーステム422に対し充分な間隙を
もって対峙し得る値に設定されている。
感知減速度制御手段400の収容室の下部開放口はそれ
の開放口端面59に係合する環状肩402、第1ボアー
に滑嵌合するラジア雄ネジセクション403雌ネジ61
に螺合する雄ネジ404、第2ボアー62に滑嵌合する
アキシャルプロセクション405等を持つプラグ401
によって強固に締め付けられ、ラジアルプロゼクション
403と雄ネジ404との境界の環状肩408と環状肩
60で構成される間隙に適量圧縮されて装填された液封
部材410と協同して閉鎖されている。
プラグ401の中心部にはラジアルプロゼクション40
3、アキシャルプロゼクション405と同心の上方に開
放口を持つブラインドホール407が配設され、そのブ
ラインドホール407はボトムフェース409で終って
いる。
プラグ401のアキシャルプロゼクションエンド406
と環状肩64によって構成される間隙には同一軸心上に
配設された第2ボアー62に遊嵌合する外径と後述する
アッパーステム422に滑嵌合する内径を持つロアーリ
テイーナ−440が装填されている。
第3ボアー63内におけるロアーステイーナー440の
アッパーエンド441と環状肩66によって形成される
間隙には第3ボアー63に液封係合するアウターフラン
ジ451とアッパーステム422に液封係合するインナ
ーフランジ452を包含したカップシール450並びに
同一軸心上に配設された第3ボアー63に遊嵌合する外
径とアッパーステム422に滑嵌合する内径を持ったア
ッパーリテイーナ−460が図示の順位に装填されてい
る。
感知減速度制御手段400にはプラグ401のブライン
ドホール401に滑嵌合する外径を持つフランジ421
を挟んで上方に延びるアッパーステム422と下方に伸
びるロアーステム424等で構成されたポジションコン
トローラー420が配設されている。
アッパーステム422はロアーリテイナー440カップ
シール450、アッパーリテイーナ−460のそれぞれ
の中心孔を通り第4ボアー65を抜けて減速度感知室4
7の中へ伸びている。
アッパーステム422の先端はセンサーケージ301の
揺動運動に対し、それらの外側の円滑を係合を助けるた
めに半球形のコンタクトポーション423で終っている
フランジ421から下方へ伸びるロアーステム424の
ネックポーション425はロアーステム424の外径よ
り僅かに大きい外径で形成されている。
ネックポーション425のこの形成は後述するコントロ
ールスプリング430の内周を支持しポジションコント
ローラー420に対スるコントロールスプリング430
のセンターリングを助ける。
前述した如く配設されたプラグ401のブラインドホー
ル40γ、ロアーステムナ−440、アッパーリテイー
ナ−460は同一軸心上に配設されたアッパーステム4
22、フランジ421、ネックポーション425、ロア
ーステム424等で構成されたポジションコントローラ
ー420をし“Cそれの軸心を既述した21−2.軸に
一致させその軸心に沿った円滑な変位を可能にしている
フランジ421の下部環状肩42γとブラインドホール
407のボトムフェース409の間にはバネ常数Kcを
持つコントロールスプリング430が装填されている。
このコントロールスプリング430の取付荷重Fceは
ポジションコントローラー420をしてそれのフランジ
421の上部環状肩428がロアーリテイーナ−440
のロアーエンド422に係合する迄押し上げそれをその
位置に係留する作用をする。
第3ボアー63とアッパーステム422の双方に液封係
合するカップシール450はアッパーステム422に減
速度感知室47に供給された液圧を受ける有効受圧面積
Apを形成せしむる。
フランジ421の上部環状肩428からコンタクトポー
ション423に至るアッパーステム422の長さはポジ
ションコントローラー420が図示のロアーエンド42
2に上部環状肩428を係合させた位置にあるときケー
ジ外周302に係合するコンタクトポーション423に
よって既述したX1〜X1軸に対しセンサーケージ30
1の軸心X2−X2を合致させ得る値に設定されている
ポジションコントローラー420が図示されているそれ
の上限位置にあるときそれのロアーステムエンド426
とボトムフェース409の間には後述する理由にもとす
いてポジションコントローラー420のストロークディ
スタンスIfが設けられている。
減速度感知室47に確立する液圧Pfiがアッパーステ
ム422の有効受圧面積Apに作用して誘起される液圧
力Pfi−Apはそれがコントロールスプリング430
の取付荷重Fceに打ち勝ちポジションコントローラー
420をliだけ降下させる、そしてポジションコント
ローラー420に作用する力は次式に示す平衡条件を保
つ。
Pfi−Ap−=Fce+Kc ・li (
1)ポジションコントローラー420のこの降下は後述
する保持手段200の助勢と減速度感知手段300の揺
動部材の液中重量によってそれのコンタクトポーション
423に対するセンサーケージ301の追従係合による
それの揺動を誘起し軸心X、−X1と軸心X2−X2の
間に迎角Qiを形成する。
センサーケージ301のこのQi揺動は車両の前進方向
へG−センサー310を転動させるために作用すべき減
速度のレベルを大きくすることに寄与する。
只1つのカップシール450で形成された只1つの有効
受圧面積を持つポジションコントローラー420に対し
減速度感知室41内の液圧水準のみによって作動するよ
うに設定されたこの感知減速度制御手段400は従来知
られた複数の有効受圧面積で形成されたそれに比し作動
ピストンに生ずる摩擦力変化を極小に抑制することを可
能にし、上述の液圧水準の変化に対するポジションコン
トローラー420の作動抑制力変化を極小にする感知減
速度制御手段400のこの設定は減速度感知室41の液
圧水準の変化に追従してセンサーケージ301の揺動運
動を実用的範噛に於て的確になさしむることに寄与する
保持手段200の収容室はそれの最上側の開口部に最大
径を持つ第1ボアー31が配設されそれより順次縮径さ
れた雌ネジ38、第2ボアー39、第3ボアー40、第
4ボアー41が連なり、第1ボアー37と雌ネジ38と
の境界の環状肩36、第3ボアー40と第4ボアー41
との境界の環状肩42等を加えてそれぞれ同心に形成さ
れバルブボディー20の上部外側より減速度感知室47
へ連通している。
第4ボアー41の直径は後述するケージリテイーナ−2
30に対して充分な間隙をもって対峙し得る値に設定さ
れている。
保持手段200の収容室の上部開放口はそれの開放口端
面43に係合する環状肩202、第1ボアー37に滑嵌
合するラジアルプロゼクション203、雌ネジ38に螺
合する雄ネジ205、第3ボアー40に滑嵌合するアキ
シャルプロゼクション206を持つプラグ201によっ
て強固に締め付けられラジアルブロゼクション203と
雄ネジ205との境界の環状肩204と環状肩36で構
成される間隙に適量圧縮され装填された液封部材240
と協同して液封閉鎖されている。
プラグ201の中心部にはラジアルプロゼクション20
3、アキシャルプロゼクション206と同心の貫通する
中心孔が配設されている。
その中心孔の1つはアキシャルプロゼクション206の
部分に設けられ後述するケージリテイーナ−230と滑
嵌合し得る内径を持ち下刃に向って開口するホールディ
ングホール210でアリ、他の1つはへラドポーション
213に設けられ後述するブリーダー270を受は入れ
それと協同してエヤーブリーディジグ機能を果す通常知
られた雌ネジを包含するブリーディングホール212で
あり、更に他の1つはブリーディングホール212とホ
ールディングホール210の何れよりも小径で形成され
双方の間を連通ずるアキシャル液路208である。
後述する目的のためにホールディングホール210とア
キシャル液路208の境界には環状肩211が配設され
ている。
プラグ201のアキシャルプロゼクション206の首部
にはそれの外周からアキシャル液路208に連通ずるラ
ジアル液路209が配設さレテいる。
ラジアル液路209とアキシャル液路208は第2ボア
ー39とアキシャルプロゼクション206によって形成
されたラジアルクリアランス並びに液路25と共に比例
減圧弁手段100の一方のチャンバーの液圧をホールデ
ィングホール210に導く液路を形成している。
第3ボアー40内に於けるアキシャルプロゼクションエ
ンド207と環状肩42によって形成される間隙には同
一軸心上に配設された第3ボアー40に遊嵌合する外径
とケージリテイーナ−230に滑嵌合する内径を持つシ
ールリテイーナ−250並びに第3ボアー40に液封係
合するアラクーフランジ261とケージリテイーナ−2
30に液封係合するインナーフランジ262を包含した
カップシール260が図示の順位に装填されている。
ホールディングホール210、カップシール260の中
心孔、シールリテイーナ−250の中心孔並びに第4ボ
アー41で形成されるシリンドリカルポーションにはホ
ールディングホール210とシ−ルリテイーナ−250
によって摺動支承される外径を持つケージリテイーナ−
230が装填されている。
前述した如く配設されたホールディングホール210と
シールリテイーナ−250はケージリテイーナ−230
をしてそれの軸心を既述したZl−Z1軸1で一致させ
その軸心に沿った円滑な作動を可能にする。
ケージリティーナ−230の中心部にはそれの外径と同
心の上方に開口を持ちボトムフェース232で終るブラ
インドホール231が配設されている。
ケージリテイーナ−230の下端はセンサーケージ30
1の揺動運動に対して円滑な追従をなし得る半球形のコ
ンタクトポーション234で終っている。
コンタクトポーション234からブラインドホール23
1の開口端235に至るケージリテイーナ−230の全
長は既述した如くポジションコントローラー420が図
示の上限位置にあってそれに追従するセンサーケージ3
01も図示の位置にあるときコンタクトポーション23
4がケージ外周302の上面に係合した状態に於ても開
口端235と環状肩211の間に尚微小間隙を有する値
に設定されている。
上記上限位置にあるケージリテイーナ−230に対する
ホールディングホール210のオーバーラツプレングス
は図示の二点線鎖線で示された下限位置にあるホジショ
ンコントローラー420とそれに追従したセンサーケー
ジ301に対してコンタクトポーション234が係合し
たケージリテイーナ−230の下限位置迄それが降下し
た場合に於ても尚有効なオーバーラツプレングスが残さ
れる値に設定されている。
ケージリテイーナ−230に対するホールディングホー
ル210のこのオーバーラツプレングスの設定はケージ
リテイーナ−230の全作動領域に於てそれがホールデ
ィングホール210とシールリテイーナ−250の二点
で支承されそれの安定した軸方向運動をなさしむること
に寄与する。
ケージリテイーナ−230のボトムフェース232には
そこから減速度感知室47側に向って比例減圧弁手段1
00の一方のチャンバーからホールディングホール21
0に至る液路の何れの流路断面積よりも小さい流路断面
積を持つオリフィス233が配設されている。
比例減圧弁手段100の一力のチャンバーから減速度感
知室47に伝達される液圧は既述したカップシール26
0の設置によって必ずオリフィス233を通過する。
オリフィス233の流路断面積は緩加圧制動操作時に於
て比例減圧弁手段100の一方のチャンバーに確立する
液圧水準と減速度感知室47に確立する液圧水準に実質
的な時間遅れを起さず、制動操作速度の増大に比例して
比例減圧弁手段100の一方のチャンバーに確立する液
圧水準に比し減速度感知室47に確立する液圧水準に適
当な時間遅れを生ずるように設定されている。
プラグ201の環状肩211七ケージリテイーナ−23
0のボトムフェース232の間には軽反発力で作用する
リテイーニングスプIJ 7グ220が装填されている
、このリテイーニングスプリング220はセンサーケー
ジ301の揺動に対してコンタクトポーション234が
ケージ外周302に追従するためにケージリテイーナ−
230を下方へ押圧作用をする。
プラグ201のブリーディングホール212には通常知
られたブリーダー270が螺合されている。
このブリーダー210はこの荷重応動型比例減圧弁装置
13が制動装置に装備され制動装置に制動液を充填する
とき液路25からホールディングホール212に至る間
に存在する空気を排出するために寄与する。
車両に於て行なわれる最も一般的な制動操作は緩加圧制
動操作であり、緩加圧制動操作時に於ける制動装置内の
単位時間に増加する液圧変化は比較的に緩慢である。
緩加圧制動操作時に於ける制動機に供給された液圧と発
生する減速度の関係は実質的に時間遅れを生じない。
しかし制動操作速度の増大に比例して制動機に供給され
た液圧に対しその液圧によって誘起されるべき減速度の
発生は時間的に遅れを生ずる。
車両の積載重量の変化に対応して定まるあらかじめ設定
された制動液圧とそflとよって発生するあらかじめ設
定された車両減速度を感知するために減速度感知室47
内に確立する液圧の作用で作動する感知減速度制御手段
400によって設定減速度を感知し得るように準備され
る本発明の荷重応動型比例減圧弁装置13はあらかじめ
設定された液圧が制動機に供給されると同時に車両にあ
らかじめ設定された減速度が誘起されることによって標
準的な機能を発揮する。
従ってタンデムマスターシリンダー3によって生成され
る連続的に増加する液圧の過程に於てあらかじめ設定さ
れた液圧が制動機に供給されたその時点に設定減速度が
誘起されず微小時間遅延した後にその減速度が誘起され
るそのような液圧対減速度の関係にある場合、減速度感
知室41に設定液圧が確立している時点に於てはG−セ
ンサー310は作動せず、設定減速度が発生した時点に
於ては減速度感知室4γの設定液圧を越えた液圧の確立
によって感知減速度制御手段400が更に変位しG−セ
ンサー310は設定減速度で作動しなくなる。
オリフィス233による既述した絞り効果は急加圧制動
操作時に起る上記問題を解決するために有効な寄与をな
す。
減速度感知室41に供給される液圧水準が後述する設定
値Pfb’に到達するときその液圧を受けてポジション
コントローラー420はそれのロアーステムエンド42
6がプラグ401のボトムフェース409に接合する迄
降下しコントロールスプリング430を圧縮し次式の平
衡条件を保つ。
Pfb′・Ap=Fce+Kc・Jf (2)
減速度感知室41に供給される液圧水準が設定値Pfb
’を越えて増加してもポジションコントローラー420
は最早やそれ以上の変位をしない。
減速度感知室4Tに供給される液圧水準がPfb’以上
にあるときポジションコントローラー420の変位に追
従してセンサーケージ301は最大の揺動をなし、軸心
X、−X、に対する軸心X2−X2のなす角度は最大値
に到達する。
図示の二点線鎖線で示した局部的な図形はセンサーケー
ジ301が最大の揺動をなした場合の位置を示している
制御手段50口はバルブボディー20の外側に最大径の
開口部を持つ第1ボアー52が配設されそれより順次縮
径された雌ネジ54、第2ボアー55第3ボアー57が
連なり、第1ボアー52と雌ネジ54との境界の環状肩
53、第2ボアー55と第3ボアー57との境界の環状
肩56等を加えてそれぞれ同心に形成されたステップド
ボア一群によってバルブボディー20の外側から後述す
る比例減圧弁手段100の第4ボアー33に向って連通
している。
このステップドボア一群による連通孔の軸心は第2図に
示す如く既述した軸心X1−X、に一致することに限定
されるものでなく何れの方向から第4ボアー33に対し
て連通してもよい。
ステップドボア一群の開放口はそれの開放口端面51に
係合する環状肩502、第1ボアー52に滑嵌合するラ
ジアルプロゼクション503、雌ネジ54に螺合する雄
ネジ507、第2ボアー55に遊嵌合するアキシャルプ
ロゼクション511を持つプラグ501によって強固に
締め付けられ、ラジアルプロゼクション503と雄ネジ
50γとの境界の環状肩504と環状肩53で構成され
る間隙に適量圧縮され装填された液封部材550と協同
して液封閉鎖されている。
雄ネジ507の首部には縮径されたリンググループ50
5が配設されている。
アキシャルプロゼクション511の長さはアキシャルプ
ロゼクションエンド512と環状M 56の間に適当な
間隙が配設されるように決められている。
そしてこの間隙は後述するアブシーバー520のラジア
ルプロゼクション521を適量圧縮することに寄与する
ばかりでなく、リンググループ505と液封部材550
の間に形成されるキャビィティー並びに第2ボアー55
さアキシャルプロゼクション511の間に形成されるキ
ャビティーは雌ネジ54と雄ネジ507の間に形成され
る間隙によって連通されプラグ501のエキスターナル
キャビティーを形成している。
プラグ501の中心部にはラジアルプロセクション50
3アキシヤルプロゼクシヨン511と同心のブラインド
ホール508が配設され、そしてそのブラインドホール
508の開口部にはエンラージドボア−510が配設さ
れている。
リンググループ505とブラインドホール508の間は
後述する目的のためにラジアルホール506で連通され
ている。
ブラインドホール508とエンラージドボア−510で
形成されるキャビィティーには高分子弾性材で形成され
た側壁522と底壁523を持つ円錐台型のアブシーバ
ー520が装填されている。
アブソーバ−520の開口部外周にはラジアルプロゼク
ション521が配設されている。
このラジアルプロゼクション521は環状肩56、環状
肩509、エンラージドボア−510で形成される空隙
に装填されるとき軸方向に適量圧縮されそこに液封機能
が発揮される寸法と形状に設定されている。
円筒形に形成されたブラインドホール508と円錐台型
に形成された側壁522の外周はプラグ501のインタ
ーナルキャビティーを構成している。
アブシーバー520のアブシーバーキャビィティー52
4は既述した第3ボアー57、第4ボアー33、液路5
0、ラージボアー545、スモールボアー546と合併
して制御室を構成している。
制御室内に充填された制動液が昇圧していない条件下に
於てはプラグ501のエキスターナルキャビティーとイ
ンターナルキャビティーに大気圧条件の空気が充たされ
ている。
制御室に供給される液圧の増加はアブシーバ=520の
内壁に作用しそれを拡張させそれの外壁をブラインドホ
ール508の内壁へ接近させる。
アブシーバー520のこの拡張はプラグ501のインク
−ナルキャビティーの空気圧を高め、その昇圧した空気
はラジアルホール506を通ってプラグ501のエキス
ターナルキャビティーに伝達されインターナルキャビテ
ィーの昇圧を緩和する。
インターナルキャビティーとエキスターナルキャビティ
ーに充填された空気は制御室内に確立する液圧の上昇に
伴ってアブシーバー520の液圧剛性を比例的に高める
効果を発揮することに寄与する。
制御手段500は以上述べた制御室、アブシーバー52
0、インターナルキャビティ、エキスターナルキャビテ
ィーに既述したセンサーシート530シートリテイーナ
−540を加えて構成されている。
制御室にはそれの適当な位置からバルブボディー20の
外側に向って液路6Tと雌ネジを包含するブリーディン
グホール68が配設され、ブリーディングホール68に
はブリーダー211が螺合されている。
ブリーディングホール68とブリーダー271は通常知
られたエヤーブリーディング機能を果す構造で構成され
ている。
このブリーダー271はこの荷重応動型比例減圧弁装置
13が制動装置に装備され制動装置に制動液を充填する
とき制御室に存在する空気を排出するために寄与する。
比例減圧弁手段100はバルブボディー20の外側に最
大径の開口部を持つ第1ボアー21が配設されそれより
順次縮径された雌ネジ29、第2ボアー30、第3ボア
ー31、第4ボアー33が連なり、第1ボアー21と雌
ネジ29との境界の環状肩28、第2ボアー30と第3
ボアー31との境界の環状肩32、第3ボアー31と第
4ボアー33との境界の環状肩34、第4ボアー33の
ボトムフェース35等を加えてそれぞれ同心に形成され
たステップドボア一群によって制御室に連通ずる収容室
を持っている。
比例減圧弁手段100のこの収容室にはバルブボディー
20の外側から第2ボアー30をよぎって保持手段20
0の第2ボアー39に迄のびて、それに連通ずる液路2
5が配設されている。
液路25の開口部には拡大径で形成された導入口21が
配設されている。
この導入口21には導管Tを介してタンデムマスターシ
リンダー3のプライマリ−チャンバー4で生成される制
動液圧を受は入れるために通常知られた導管継手手段と
の結合に適した雌ネジ22と中心に貫通する液路24を
持ったチューブシート23が配設されている。
ステップドボア一群で形成された比例減圧弁手段100
のこの収容室の開放口はそれの開放口端面26に係合す
る環状肩111、第1ボアー21に溝嵌合するラジアル
プロゼクション115、雌ネジ29に螺合する雄ネジ1
13、第2ボアー30に静嵌合するアキシャルプロゼク
ション138を持つプラグ101によって強固に締めつ
けられ、ラジアルプロゼクション115と雄ネジ113
との境界の環状肩112と環状肩28で構成される間隙
に適量圧縮され装填されだ液封部材120と協同して液
封閉鎖されている。
プラグ101の中心部にはラジアルプロゼクション11
5、アキシャルプロゼクション114と同心の下方に開
口を持つ第1ボアー108と第2ボアー109が配設さ
れていると共に上方に開口を持つ排出口102が配設さ
れ、更に第2ボアー109と排出口102の間をそれら
双方の倒れよりも小さい直径を持つ液路106が連通ず
るように配設され、そしてこれらによってプラグ101
の中心部は貫通されている。
プラグ101の第1ボアー108と第2ボアー109と
の境界並びに第2ボアー109と液路106との境界に
はそれぞれ後述する目的のために環状肩110,107
が配設されている。
排出口102には導管8を介して後輪制動機10へ制動
液圧を伝達するために通常知られた導管継手手段との結
合に適した雌ネジ103と中心に貫通する液路105を
持ったチューブシート104が配設されている。
環状肩32を挾む近傍の第2ボアー30と第3ボアー3
1には第2ボアー30に遊嵌合するラージダイヤメータ
ーポーション111と第3ボアー31に溝嵌合するスモ
ールダイヤメーターポーション112を持つスプリング
リテイーナ−110が装填されている。
このスプリングリテイーナ−170はそれの環状肩17
3をもって環状肩32に支承されている。
スプリングリテイーナ−170の中心部はスモールダイ
ヤメーターポーション172と同心のラージボアーポー
ション174とスモールボアーポーション175によっ
て貫通されている。
ラージボアーポーション114の内径は後述する規制に
従って構成されたリターンスプリング160の外径に遊
嵌合し得る値に設定され、それの内壁と環状肩177は
後述するプランジャーバルブ130のネックポーション
139と協同しリターンスプリング160の下端とその
外周を保持する役目をする。
スモールボアーポーション115の内径は後述する規制
に従って構成されたプランジャーステム140の外周に
対し充分余裕をもって対熱し得る値に設定されている。
スモールダイヤメーターポーション112のロアーエン
ドポーション116は後述するカップシール180を第
3ボアー31内に係留するために寄与する。
第3ボアー31の環状肩34とロアーエンドポーション
176によって構成された間隙には第3ボアー31に遊
嵌合する外径と後述するプランジャーステム140に溝
嵌合する内径を同心に配設したシールリテイーナ−19
0並びに第3ボアー31に液封係合するアウターフラン
ジ181とプランジャーステム140に液封係合するイ
ンナーフランジ182を包含したカップシール180が
図示の順序と姿勢で装填されている。
プラグ101に形成された第2ボアー109からバルブ
ボディー20に形成された第4ボアー33に至るシリン
ドリカルキャビティーには後述する手段にもとづいて双
方の軸心に合致する軸心を持って形成されるプランジャ
ーバルブ130が装填されている。
プランジャーバルブ130はそれの最上部にプラグ10
1の環状肩110から環状肩101に至る第2ボアー1
09内に収容されそれの内壁に対して適当な環状間隙液
路をもって対峙し得る外径をもつバルブヘッド131を
持っている。
このバルブヘッド131はそれの上端に後述する手段に
よってプラグ101の環状肩107に係合するアッパー
エンド132と、それの下端に後述スるシールバルブ1
45のバルブシート156と協同して合理的な弁機能を
発揮するために曲面形成されたコンタクトポーション1
35と、それの中心部にアッパーエンド132側に開口
を持つアキシャル液路134、と、アキシャル液路13
4からバルブヘッド131の外周に通ずるラジアル液路
133を包含して構成されている。
第2ボアー109とバルブヘッド131の外周の間に設
定された環状間隙液路とバルブヘッド131に配設され
たラジアル液路133、アキシャル液路134は導入口
21から排出口102に至る液路の一部を形成している
プランジャーバルブ130はそれの中間部にプラグ10
1の第1ボアー108内に収容され第1ボアー108の
内壁との間に所要の液路間隙を持ち且つ第1ボアー10
8に対して溝嵌合をなし得るフランジを持っている。
このフランジはこの目的を達成するために六角形の対角
部を局部的に円筒成形を施し、この円筒成形部によって
第1ボアー108に溝嵌合をなし、六角形の対辺部によ
って第1ボアー108との間に液路間隙を形成するヘキ
サボンフランジ138で構成されている。
プランジャーバルブ130にはそれのへキサボンフラン
ジ138の上端から上方に突出するシールリテイーニン
グボーション131が配設されている。
このシールリテイーニングポーション137は後述する
手段によってアッパーエツト132を環状肩107に対
して係合する位置にプランジャーバルブ130が押圧さ
れている場合環状肩110とへキサボンフランジ138
の間に収容される後述のシールバルブ145を的確に保
持し、それに的確な機能を発揮させるために後述するそ
れのフランジ内側148との間に適切な環状液路を形成
し得る外径と環状肩110との間にそれの放射状リブ1
49から半球形ボス151に至る厚さを適量圧縮して保
持し得る軸方向高さを持つように設定されている。
プランジャバルブ130にはバルブヘッド131の下端
部とシールリテイニングポーション13γの上端部との
間にそれら双方の何れよりも小径のリデュースドダイヤ
メーターポーション136が配設されている。
このリデュースドダイヤメーターポーション136の直
径はバルブヘッド131の直径に関連して設定された後
述するシールバルブ145の中心孔155との間に所要
の環状液路が形成し得る値に設定されている。
第1ボアー108とへキサボンフランジ138の間の前
記間隙液路、フランジ内側148とシールリテイーニン
グポーション13γの間の前記環状液路、シールリテイ
ーニングポーション137の上端部と後述するシールバ
ルブ145のボス間隙152の間に形成される間隙液路
及び中心孔155とリデュースドダイヤメーターポーシ
ョン136の間の環状液路は導入口21から排出口10
2に至る液路の他の一部を形成している。
プランジャーバルブ130には、それのへキサボンフラ
ンジ138の下端部からスプリングリテイーナ−170
、カップシール180、シールリテイーナ−190のそ
れぞれの中心孔を貫通して第4ボアー33内へ伸びるプ
ランジャーステム140が配設されている。
このプランジャーステム140の直径は後述する比例減
圧弁手段100の減圧比の設定に関与する一方の因子で
あるプランジャーステム140とカップシール180の
液封係合によって形成される有効受圧面積の設定によっ
て定まるものである。
そしてこのプランジャーステム140はスプリングリテ
イーナ−110のスモールボアーポーション115に対
して充分な間隙をもって対峙し、カップシール180の
インナーフランジ182に対して摺動可能に液封係合し
、シールリテイーナー190の中心孔に対して滑動可能
に対峙し得るように設定されている。
プランジャーバルブ130にはそれのプランジャーステ
ム140の付根部にそれより若干大径で形成されたネッ
クポーション139が配設されている。
このネックポーション139の直径は後述するリターン
スプリング160の内周に溝嵌合し得る値に設定され、
スプリングリテイーナ−110のラージボアーポーショ
ン1γ4と協同してプランジャーバルブ130に対する
リターンスプリング160のセンターリング装填を可能
にしている。
プランジャーバルブ130にはプランジャーステム14
0から更に下方へ伸びるアキシャルプロゼクション14
1が配設されている。
このアキシャルプロゼクション141の長さは後述する
手段によって環状肩101に対してアッパーエンド13
2を係合する位置にプランジャーバルブ130が押圧さ
れている場合ロアーエンド142とボトムフェース35
との間に適正間隙Cが形成される値に設定されている。
この間隙Cの値は後述する目的と条件にもとづいてバル
ブヘッド131がシールバルブ145の中心孔155を
拡張してその中へ嵌入することによってプランジャーバ
ルブ130が降下するとき中心孔155の内壁上部がラ
ジアル液路133にオーバーラツプしない限界に設定さ
れている。
アッパーエンド132からロアーエンド142に至る長
さを持つプランジャーバルブ130[−れより間隙Cだ
け長い環状肩107からボトムフェース35に至る比例
減圧弁手段100の収容室に装填され、そしてそれはプ
ラグ101の第1ボアー108とシールリテイーナ−1
90のセンターホールに摺動可能に支承され間隙Cの間
を軸方向に動き得るように設定されている。
ヘキサボンフランジ138の下端面とスプリングリテイ
ーナ−110の環状肩17γの間にはバネ常数Kr、取
付荷重Fr−△X、Krを持つリターンスプリング16
0が装填されている。
このリターンスプリング160はプランジャーバルブ1
30のネックポーション139によってそれの上部内周
が、そしてスプリングリテイーナー110のラージボア
ーポーション174によってそれの下部外周が保持され
ている。
この保持手段にリターンスプリング160の軸心をプラ
ンジャーバルブ130の軸心に合致させることに寄与す
る。
不発明の具体的実施例として示した第2図の荷重応動型
比例減圧弁手段13に適用されている比例減圧弁100
の弁機能の主務を司るプランジャーバルブ130とシー
ルバルブ145の作動挙動は後述する理由にもとづいて
、それに供給される液圧が後述する設定値を越えて増加
する昇圧過程と設定値を越えた液圧水準から低下する減
圧過程とに於て異なる。
後述する根拠にもとづいて、上記条件下の昇圧過程に於
ける導入口21側の液圧はシールバルブ145のバルブ
シート156とプランジャーバルブ130のコンタクト
ポーション135との間の振動的開閉によって設定され
た減圧比率でもって排出口102側へ抑制されて伝達さ
れる。
そして上記条件下の液圧水準から低下する減圧過程に於
ける導入口21側の液圧低下に対応する排出口102側
の液圧低下はプランジャーバルブ130のバルブヘッド
131がシールバルブ145の中心孔155を拡張して
相互の間に液封機能を保持したまま間隙Cで許容される
間をそれが降下し排出口102側の容積を増大させるこ
とによってなされる。
従って減圧過程の最終段階である処の導入口21側の液
圧が零水準となり、これに対応して排出口102側の液
圧が後述する理由にもとづいて近似的零水準となったそ
の時点に於けるシールバルブ145とプランジャーバル
ブ130の関係は後者のバルブヘッド131が前者の中
心孔155へ嵌入した状態で係留された位置にある。
この状態にあるバルブヘッド131は高分子弾性材で形
成されたシールバルブ145の弾性力でもって抱きかか
えられ、相互の間に液封機能を維持したままその位置に
係留を持続される。
プランジャーバルブ130とシールバルブ145のこの
関係は次の制動操作に於て排出口102を経て後輪制動
機10に伝達されるべき液圧の供給に遅れを誘起する。
リターンスプリング160のバネ常数Krと取付荷重F
r−△X、Krは減圧過程が最終段階に到達するとき上
記弾性力と後述する排出口102側の微小残留液圧によ
るプランジャーバルブ130への下向に打ち勝って中心
孔155からバルブヘッド131を離脱させるために必
要な最低値に設定されている。
このような目的のために設定された取付荷重Fr−△X
、Krを持つリターンスプリング160は導入口21に
供給される液圧の水準が後述する制御室に封入される液
圧水準に対応して変化するあらかじめ設定された値に到
達する迄プランジャーバルブ130を図示の位置に係留
することに寄与する。
プランジャーバルブ130にはそれのプランジャーステ
ム140に対するカップシール180の液封係合によっ
て核部に有効受圧面積剤を形成している。
後述する根拠に従ってプランジャーバルブ130はそれ
の有効受圧面積AIに対し導入口21に供給される液圧
の水準が制御室に封入されだ液圧水準に対応して変化す
るあらかじめ設定された値を越える増加液圧が作用する
ことによって降下する。
プランジャーバルブ130にはこの降下量が△Xに到達
するときそれのコンタクトポーション135かシールバ
ルブ145のバルブシート156に液封係合することに
よって核部に有効受圧面積Auが形成される。
プランジャーバルブ130に形成される2つの有効受圧
面積の間にはA u > A Iなる関係を満足するよ
うに配設されている。
プランジャーバルブ130とシールバルブ145の相対
位置が図示の関係にあるとき制御室に確立した液圧は有
効受圧面積AIに作用しリターンスプリング160の取
付荷重Fr−△X、Krと協同してプランジャーバルブ
130を上方へ押圧する力を誘起する。
プランジャーバルブ130とシールバルブ145の相対
位置が図示の関係にあるとき既述した液路を経由して導
入口21から排出口102に直送されだ液圧は有効受圧
面積A1に作用しプランジャーバルブ130を下方へ押
圧する力を誘起する。
プランジャーバルブ130とシールバルブ145の相対
位置がコンタクトポーション135とバルブシート15
6の液封係合状態にあるときプランジャーバルブ130
を上方へ押圧する力は有効受圧面積AIに作用する制御
室の液圧によって誘起される液圧力とリターンスプリン
グ160の反発力Frに更に環状有効受圧面積Au−A
lに作用する導入口21に供給された液圧によって誘起
される液圧力が加わる。
そしてプランジャーバルブ130を下方へ押圧する力は
有効受圧面積Auに作用する排出口102に確立した液
圧によって誘起される液圧力となる。
従ってプランジャーバルブ130に作用する力が下向押
圧力≧上向押圧力である限りバルブシート156に対す
るコンタクトポーション135の液封係合は維持される
バルブヘッド131がそれのアッパーエンド132を環
状肩107に係合する状態におかれているとき環状肩1
10、第1ボアー108、ヘキサボンフランジ138、
シールリテイーニングポーション137及びリデュース
ドダイヤメーターポーション136によって形成される
環状空洞にはプランジャーバルブ130と協同して比例
減圧弁手段100の主機能を司るシールバルブ145が
装填されている。
本発明に引用したこのシールバルブ145は米国ケルシ
ーヘイズ社によって出願され特公昭50−9949号公
報によって公告されている制御圧力配分弁によって公に
されたものである。
シールバルブ145の構造と機能の概要については上記
特許公報に記述されているが本発明との関連機能をより
あきらかにするために詳述する。
高分子弾性材で形成されたシールバルブ145は第5図
〜第8図に示されるそれぞれの目的を果す部分より構成
されている。
即ち、シールバルブ145は環状形のバルブベース15
1を基盤として形成されている。
シールバルブ145はそれが拘束されていない状態に於
てバルブベース151の下面外周部より下方外周方向に
張り出たりツブポーション147を包含するシーリング
フランジ146を持っている。
シールバルブ145が前記環状空洞内に装填されるとき
シーリングフランジ146はそれのりツブポーション1
41が第1ボアー108の壁面に係合することによって
僅かに内方へ変形させられるようにそれのディメンショ
ンが設定されている。
シーリングフランジ146の第1ボアー108に対する
変形装填に伴うそれの反発力は後述する特別条件を除い
てそれのりツブポーション147の外側を通る導入口2
1と排出口102の間の液路形成を阻止する効果を発揮
する。
バルブベース157とシーリングフランジ146の双方
で形成されるシールバルブ145の外周部にはそれの周
上に半円柱状に形成された複数筒の縦リブ153が実質
的に等間隔に配設されている。
この縦リブ153で形成されるシールバルブ145の外
径はそれが上記環状空洞に装填されるとき総ての縦リブ
153の母線で第1ボアー108の壁面に係合するよう
に設定されている。
バルブベース157の下面にはシールリテイーニングポ
ーション131の外径より適量小径の円周上の実質的に
等間隔に配列された下方に突出する半球形ボス151が
配設されている。
この半球形ボス151はシールバルブ145がシールリ
テイーニングポーション137の上端で押し上げられる
ための支柱の役割を果すと共に、相互の半球形ボス15
1で形成されるボス間隙152は導入口21から排出口
102に至る液路の一部を形成している。
バルブベース151の上面には環状肩110に係合する
ために半円柱状に形成された複数筒の放射状リブ149
が実質的に等間隔に配設されている。
縦リブ153と放射状リブ149の間の相対位置はそれ
ぞれの縦リブ153相互間に形成される縦溝154の中
心とそれぞれの放射状リブ149相互間に形成される放
射状溝150の中心が合致するように配設されている。
縦リブ153と放射状リブ149の間の相対位置に関す
るこの配設は後述する目的のためにシールバルブ145
が前述の環状空洞に装填されているとき排出口102側
の液圧を環状肩110と放射状溝150で形成される液
路と第1ボアー108と縦溝154で形成される液路を
経てリップポーション147の外側上部に常時キープす
ることに役立つ。
リップポーション147の外側上部に対する排出口10
2側の液圧キープはバルブシート156に対してコンタ
クトポーション135が液封係合している状態で導入口
21に供給されている液圧が低減されそれが排出口10
2側の液圧より微小低水準になるときその微小差液圧に
よってシーリングフランジ146か更に内方へ屈撓され
第1ボアー108とりツブポーション147の間に微小
環状間隙を誘起し排出口102側の液圧を導入口21側
へ敏速に逆流させることに役立つ。
この逆流は導入口21側の液圧がシーリングフラング1
46の内側面に作用して誘起される液圧力とシーリング
フランジ146の既述した反発力の和に比し排出口10
2側の液圧がシーリングフランジ146の外側面に作用
して誘起される液圧力が大きくなったときに起る。
従ってリップポーション147の外側を通る排出口10
2側から導入口21側への液圧の逆流が完了した後も尚
、排出口102側に微小水準の液圧が残留することとな
る。
そしてこの微小液圧の水準はそれがシーリングフランジ
146の外側面に作用して誘起される液圧力とシーリン
グフランジ146の前記反発力が平衡状態を確立する条
件を満足する値に相当する。
排出口102側へのこの残留液圧は既述した如くリター
ンスプリング160の作用によるバルブシート156か
らコンタクトポーション135の脱離にもとづいて導入
口21側へ釈放されることによって消滅する。
中心孔155の上端縁部に配設されているバルブシート
156は曲面に形成されている。
バルブシート156のこの曲面形状はプランジャーバル
ブ130に作用する液圧力の平衡条件によってそれが降
下し、それのコンタクトポーション135がバルブシー
ト156に当接するときプランジャーバルブ130の降
下を受は止め当接部の形状変化を微小に押えると共に的
確な液封機能が発揮され得るために有効である。
リップポーション141を包含スるシールバルブ145
の外径と同心の中心孔155の直径はバルブヘッド13
1の外径より適量率さい後述する条件を充した値に設定
されている。
後述する条件と理由にもとづきプランジャーバルブ13
0に作用する合成力はあらかじめ設定された降下△Xに
よって曲面成形されたコンタクトポーション135がバ
ルブシート156に係合するとき平衡状態になるように
配設されている。
バルブシート156の曲面形状はコンタクトポーション
135の曲面形状と相俟ってプランジャーバルブ130
が設定された降下△Xをなすことによって双方の曲面形
状間の係合による液封係合が確立するように設定されて
いる。
後述する如く、プランジャーバルブ130が設定された
降下△Xをなす条件は制御室に封入された液圧水準に比
し導入孔21側に供給される液圧水準があらかじめ設定
された値を越えて増加せんとするときである。
導入口21に供給されだ液圧がこの設定値に到達すると
きバルブシート156に対するコンタクトポーション1
35の液封係合によって比例減圧弁手段100の一方の
チャンバーと他方のチャンバの間の液路は閉鎖される。
導入口21に供給される液圧が更に微小増加するときプ
ランジャーバルブ130はその増加液圧によって上方へ
押圧され上方変位をなす。
プランジャーバルブ130のこの上方変位はバルブシー
ト156とコンタクトポーション135の間の液封係合
を解除しそこに微小液路を構成する。
導入口21側の上記微小増加液圧の一部液圧がこの微小
液路を通過して排出口102側に伝達されるとき、プラ
ンジャーバルブ130はこの伝達された液圧によって下
方へ押圧され再びバルブシー)156にコンタクトポー
ション135が液封係合することによって平衡状態を保
つ。
従って導入口21に供給される液圧が上記設定値を越え
て連続的に増加するときバルブシート156に対するコ
ンタクトポーション135の液封係合と微小脱離は振動
的に繰り返えされる。
そしてこの作動にもとづき排出口102側に増加確立す
る液圧は導入口21側に増加供給される液圧に比し後述
する条件に従って一定比率でもって抑制される。
導入口21に供給される液圧の増加が停止するとき排出
口102側の液圧増加も停止しプランジャーバルブ13
0に作用する合成力はバルブシート156に対してコン
タクトポーション135が液封係合したその位置で平衡
状態を保つ。
従ってこの状態から導入口21側に供給されていだ液圧
が低下するときプランジャーバルブ130に作用する合
成力はそれを一層下方へ押圧しバルブシート156に対
するコンクトポ−ジョン135の液封係合を一層強固に
する。
既述せることがらあきらかな如く、導入口21側の液圧
が設定値を越えた任意の水準にあるとき排出口102側
に確立している液圧水準は導入口21側の液圧水準より
低位にある。
比例減圧弁手段100の一方のチャンバーと他方のチャ
ンバーの間のこの液圧差はシールバルブ145を環状肩
110に対してより強く係留する作用をなす。
この係留作用は一方に於てプランジャーバルブ130の
△X降下によって半球形ボス151に対するシールリテ
イーニングボーション131の上端による押圧力が低下
しても環状肩110に対するシールバルブ145の係留
力を減小させない好ましい働きをなす。
この係留作用は他方に於て環状肩110の小径部から中
心に向ってオーバーハングしたバルブベース157を上
方へ押し曲げようとし比例減圧弁手段100に於けるバ
ルブシート156の図示の位置を上方へ変位させようと
する好ましくない働き苓なす。
バルブベース157の厚さとそれの中の中心孔155の
内径は比例減圧弁手段100の一方のチャンバーと他方
のチャンバーの間に生ずるこの液圧差に於てもこの好ま
しくない変位を防止しバルブシート156とコンタクト
ポーション135の間の液圧伝達と液封係合機能が発揮
される充分な値に設定されている。
そしてこの設定は環状肩110並ひにバルブヘッド13
1のディメンションとの関連に於て一層効果的になるよ
うに配設されている。
そして更にバルブベース151の厚さと中心孔155の
内径は導入口21側に供給されだ液圧の降下過程に於て
誘起されるプランジャーバルブ130への下向押圧力に
よってそれのバルブヘッド131でもって中心孔155
を拡張しその中へ液封機能を保持したまま嵌入しバルブ
ヘッド131かそれの許容降下量C−△Xの間ヌトロー
クした場合と言えども中心孔155の内壁に損傷が発生
しないようにバルブヘッド131のディメンションに関
連して設定されている。
シールバルブ145の中心孔155に対するバルブヘッ
ド131の嵌入降下は排出口102側に連なる後輪制動
液圧回路の容積を増大させ、そこの液圧を導入口21側
の降下液圧に比例して降下させる。
バルブヘッド131の直径をDh、排出口102に連な
る後輪制動液圧回路の液圧剛性をΦb (c、c 。
/kg/cI7t)とするときバルブヘッド131の最
大降下f、−C−△Xによって低減し得る排出口102
側の液圧R,Pは次式によって得られる。
以上の記載からあきらかな如く、本具体例に示した比例
減圧弁手段100は先づ導入口21側に供給される液圧
が設定値を越えて増加する昇圧過程にあるとき導入口2
1側から排出口102側に対してあらかじめ設定された
比率をもって液量、液圧伝達がなされ、導入口21側に
供給されていた液圧が設定値近傍に迄低減される減圧過
程にあるとき、排出口102側から導入口21側に対し
液圧伝達のみがなされ、導入口21側に供給された液圧
が設定値近傍をよぎって更に低下する減圧過程にあると
き、排出口102側から導入口21側に対して液量、液
圧伝達がなされるように作用する。
そしてこの機能はシールバルブ145とプランジャーバ
ルブ130の寸法形状の関連によってその主務が司られ
るように配設されている。
既述せることからあきらかな如く、緩加圧制動操作に於
て比例減圧弁手段100の一方のチャンバーに供給され
た液圧は液路25等を経て減速度感知室47並びに制御
室に遅滞なく伝達されると共に制動機にも遅滞なく伝達
される。
この制動液圧によって発生する車両減速度があらかじめ
設定された値に到達するときG−センサー310はセン
サーシート530に係合する。
センサーシート530に対するG−センサー310の係
合開始時点に於ける制御室内に封入された液圧は一方の
チャンバーに供給されている液圧と同一水準にある。
G−センサー310に作用する減速度によって、それに
誘起される慣性力はセンサーシート530のコンタクト
IJング531の周辺を圧縮変形させG−センサー31
0とセンサーシート530の液封係合を確実にする。
G−センサー310によるコンタクトリング531周辺
の圧縮変形は制御室の容積を微小縮小させ、そこへ封入
された液圧水準を増大させ一方のチャンバーに供給され
ている液圧より高水準にさせる。
制御手段500に包含されているアブシーバー520に
形成されるアブシーバーキャビティー524は制御室内
に供給されだ液圧水準とアブシーバー520の持つ液圧
剛性値に比例して膨張する。
コンタクトリング531周辺の圧縮変形に誘起される制
御室内の増加液圧の一部はアブシーバーキャビティー5
24の膨張によって吸収され、他の一部はカップシール
180のアウターフランジ181とインナーフランジ1
82をそれぞれ内外方向へ屈撓させ、一方のチャンバー
に逃がされる。
カップシール180のアウターフランジ181とインナ
ーフランジ182が図示の姿勢に配置されている目的は
核部を通って一方のチャンバーから制御室へ伝達されん
とする液圧の流れを阻止し、制御室から一方のチャンバ
ーに伝達されんとする液圧の流れを許容するためにある
既述せる如くプランジャーバルブ130に作用する液圧
力によってそれが図示の位置から△X降下しバルブシー
ト156に対しコンタクトポーション135が液封係合
する比例減圧作動時に於けるプランジャーバルブ130
のこの降下は密封された制御室の容積を縮小させ制御室
内の液圧を昇圧させる。
アブシーバー520はプランジャーバルブ130の△X
降下によって誘起される液圧上昇を可能な限り吸収しプ
ランジャーバルブ130の降下作動を阻害する条件を低
水準に抑制する役割を果す。
プランジャーステム140の直径をDl、アブシーバー
520を包含した制御室の液圧剛性をΦaとするときプ
ランジャーバルブ130の△X降下によって昇圧する制
御室内の微小増加液圧へ1.Pは次式によって得られる
第10図は第2図に示した荷重応動型比例減圧弁装置1
3からそれに包含されている保持手段200を除去し核
部を簡素化した1つの構造を示したものである。
それはバルブボディー20の外側から減速度感知室47
に向って同一軸心上に連なって穿孔されたブリーディン
グホール88、液路81、オリフィス89によって貫通
されている。
液路81は既述した液路25(!:交叉する位置に配設
され、液路25、液路87、オリフィス89゜はそれら
によって一方のチャンバーから減速度感知室41に常時
連通する液路を形成している。
ブリーディングホール88は通常知られたブリーダー2
10によって螺合閉鎖されている。
ブリーディングホール88とブリーダー270はこの荷
重応動型比例減圧弁装置13が制動装置に装備され、制
動装置に制動液が充填されるとき液路25.87、オリ
フィス89に存在する空気を排出することに寄与する。
オリフィス89の流路断面積は液路25,87の伺れの
流路断面積より小さく設定され、それは緩加圧制動操作
時に於て一方のチャンバーに確立する液圧水準と減速度
感知室47に確立する液圧水準の間に実質的な時間遅れ
を起さず、制動操作速度の増大に比例して一方のチャン
バーに確立する液圧水準に比し減速度感知室47に確立
する液圧水準に適当な時間遅れを生ずるように設定され
ている。
保持手段200が省略された第10図に示す方式は減速
度感知手段30口がそれに誘起される液中重力によって
それが的確に感知減速度制御手段400の変位に追従し
得る場合に有効である。
第9図は本発明の荷重応動型比例減圧弁装置13を装備
しよ)とする任意の車両に於ける前輪制動機9と後輪制
動機10に供給されるべき制動液圧の関係を示したもの
である。
曲線OAEと曲線OBFはこの車両の積載条件が空荷状
態と満載荷重状態のもとてそれぞれの路面摩擦係数を持
つ路上に於て前後輪が同時にロック状態に到達する理想
的な状態になし得るために前輪制動機9と後輪制動機1
0へ供給されるべき液圧の関係を示したもので、特に曲
線OAEを空荷理想制動液圧配分曲線そして曲線OBF
を満載理想制動液圧配分曲線と呼称されている。
空荷状態から満載荷重状態に至るあらゆる中間積載荷重
条件下に於ける理想制動液圧配分曲線は原点0を通り曲
線OAEと曲線OBFにあってそれらに実質的に相似な
曲線群となる。
直線OUはタンデムマスターシリンダー3のセコンダリ
ーチャンパー5とプライマリ−チャンバー4で生成され
た実質的に等しい液圧がそれぞれ直接前輪制動機9と後
輪制動機10に供給された場合の関係を示したもので、
通常制動液圧配分線と呼称されている。
従って直線OUは制動液圧回路に液圧制御弁装置が適用
されていないか或はそれか作動していない場合の前輪制
動機9と後輪制動機10に供給されるべき液圧の関係を
示している。
そして当然のことながらこの直線は原点Oを通り両座標
軸に対し45°をなしている。
折線OACと折線OBDは荷重応動型比例減圧弁装置1
3を用いてそれぞれの積載荷重条件下に於ける理想制動
液圧配分曲線に近似した前後輪制動液圧配分をなさしめ
ようとする一つの関係を示したもので折線OACを空荷
比例減圧配分線、折線OBDを満載荷重比例減圧配分線
と呼称されている。
直線OU上の黒人並びにBは後述する根拠にもとづき制
御室に封入される液圧と導入口21に供給される液圧の
関係が空荷条件時にPfa’、Pfa満載荷重条件時に
Pfb’、Pfbなる状態にあってそれぞれの条件時に
導入口21に供給される液圧がPfa 、Pfbを越え
て増加するとき比例減圧弁手段100が比例減圧作動を
開始することを示しており、A点を空荷比例減圧開始点
、B点を満載荷重比例減圧開始点と呼称している。
直線OU上の点A並びにBより僅かに低液圧水準にある
それぞれの点A′並びにB′点はそれらに対応する液圧
Pfa’、Pra’並び経Pfb’、Prb’が前者の
場合空荷条件下に於て、後者の場合満載荷重条件下に於
て前輪制動機9と後輪制動機10に供給され、それによ
って車両に前者の場合dGE(−βoE−g)、後者の
場合dGF(−βGF −g )の減速度が生じ、制御
室に前者の場合Pfa’、後者の場合吊fb′が封入さ
れるその点を示している。
本発明に於てはこのβGE 0gとPfa’をそれぞれ
空荷条件時の検出減速度と封入液圧、βGF−gとP
f b’をそれぞれ満載荷重条件時の検出減速度と封入
液圧を呼称する。
既述した機能を満足するために設定されたリターンスプ
リング160の取付荷重がFr−△X、Kr。
制御室の液圧剛性かΦaであって、プランジャーバルブ
130が△Xだけ降下し、バルブシート156に対して
コンタクトポーション135か液封係合し、それによっ
てプランジャーバルブ130に作用する力が平衡状態を
保つものとすれば制御室に封入される液圧と導入口21
に供給されるべき液圧の関係は空荷条件下並びに満載荷
重条件下に於て次式を満足しなければならない。
Pfa、AI=Pfa’、AI+Fr+△IP、AI
(5)Pfb、AI =Pf b’、AI+Fr
+△IP、AI (6)(5) ) (6)式より 即ち具体例として示した比例減圧弁手段100を適用し
た場合に於ける比例減圧開始液圧と封入液圧の差は積載
荷重条件の如何にかかわらず一定である。
直線OU上の点B“は満載荷重条件下に於てその点に対
応する液圧Pfb“、Prb″lJSそれぞれ前輪制動
機9と後輪制動機10に供給されることによって空荷検
出減速度と等しい減速度を発生させ得る点を示している
既述せる如く、上記B“点に対応する液圧Pfb“。
Prb“によって発生させ得る減速度と同一の減速度を
空荷条件下に於て発生させるために前輪制動機9と後輪
制動機10に供給されるべき液圧Pfa’。
P r a’の間には次の関係がある。
Pfb“>Pfa’ Prb“>Pra’本発明に
かかわる荷重応動型比例減圧弁装置13においては、後
述する根拠に従い減速度感知手段300と感知減速度制
御手段400の作動によって制御手段500に対し空荷
条件下でN点対窓の液圧Pfa’が、又満載荷重条件下
でB′点対応の液圧P f b’が封入され、そして導
入口21に対し空荷条件下でA点対応の液圧Pfaが、
又、満載荷重条件下でB点対応の液圧Pfbが供給され
、それらを越えて増加するとき比例減圧弁手段100が
比例減圧作動を開始するように配設されている。
本発明にかかわる荷重応動型比例減圧弁装置13はそれ
を車両に装備する場合、後述する理由にもとづき、それ
の軸心X、−X、を車両の前進軸に対し次式を満足する
仰角θeで取付けられることが望ましい。
6’e=tan−11βo E (8
)従って本発明にかかわる荷重応動型比例減圧弁装置1
3の作動原理の解説は8式の条件を充す取付角で車両に
装備されていることを基礎において展開する。
感知減速度制御手段400のコントロールスプリング4
30の取付荷重Fceは次式を満足する条件で定められ
ている。
Pfa’、Ap=Fce (9
)第9図からあきらかな如く、この条件であれば、空荷
条件下に於て前後輪制動機にそれぞれ液圧Pfa’、P
ra’(但し、Pfa’二Pra’)が供給されるとき
、この液圧Pfa’は同時に減速度感知室41と制御室
にも供給される。
そしてこの液圧P f a’はポジションコントローラ
ー420の有効受圧面積Apに作用し液圧力Pfa’、
Apをもってポジションコントローラー420を下方へ
、押圧するも、(9)式を満足する取付荷重Fceを持
つコントロールスプリング430の上向反発力によって
ポジションコントローラー420は第2図に示されたそ
れのオリジナルポジションに係留され動かない。
既述せる如く空荷条件下に於て前後輪制動機にそれぞれ
液圧Pfa’、Pra’が供給されるさき車両に減速度
β。
。0gが誘起される。既述せる如くポジションコントロ
ーラー420が第2図の位置にあるときセンサーケージ
301の軸心X2−X2は荷重応動型比例減圧弁装置1
3の軸心X、−X、と合致しており、その軸心X、−X
iは車両の前進軸に対しく8)式を満足する仰角で車両
に装備されている。
このために空荷条件下に於て前後輪制動機にそれぞれ液
圧Pfa’、Pra’が供給されるとき(8)式に従っ
てG−センサー310は減速度βGE −gを受は前方
に転動しセンサーシート530に対して接合面積Asを
もって液封係合し制御室内へ液圧Pfa’を封入する。
制御室内に封入されだ液圧Pfa’はプランジャーバル
ブ140に形成された有効受圧面積AIに作用し液圧力
Pfa’、AIを誘起する。
この液圧力Pfa’、AIはリターンスプリング160
の取付荷重Fr−△X、Krと協同してブランジ−バル
ブ130を一層上方へ押圧する。
センサーシート530に対するG−センサー310のこ
の液封係合は減速度感知室41の液圧が引き続き増加す
る場合その増加液圧が接合面積Asに作用し一層強固に
なり、そしてこのために制御室内に封入された液圧Pf
a’は減速度感知室4Tの液圧が増圧変化してもその水
準に保持される。
制御室内の液圧が上記条件に保持され導入口21に供給
される液圧がPfaに到達するときそれはプランジャー
バルブ130の有効受圧面積AIに作用し既述した条件
に従ってプランジャーバルブ130を△Xだけ降下させ
バルブシート156に対してコンタクトポーション13
5が液封係合した位置にとゾまる。
この液封係合がなされる直前のプランジャーバルブ13
0に作用する力は(5)式に示された平衡状態を保つ。
バルブシート156に対するコンタクトポーション13
5の液封係合は比例減圧弁手段100の一方のチャンバ
ーと他方のチャンバーの連通を遮断し液封係合部に有効
受圧面積Auを形成する。
バルブシート156に対するコンタクトポーション13
5の最初の液封係合によって連通が遮断されたそのとき
の他方のチャンバーに確立した液圧をPraとするとき
プランジャーバルブ130に作用する平衡条件は次式を
満足する。
P r a 、Au=P f a (Au−AI )+
(P f a′+△IP)AI+Fr (1
0)バルブシート156に対するコンタクトポーション
135の最初の液封係合時点に於ける一方のチャンバー
と他方のチャンバーに確立している液圧の関係は当然P
f a = P r aなる故(5)式=(10)式
である。
最初の液封係合がなされた後、導入口21に供給される
液圧が更に微小増加(△Pf)するときバルブシート1
56とコンタクトポーション135の液封係合条件より
プランジャーバルブ130に作用する力は次式に示す不
平衡状態となる。
Pra、Au<(Pfa+△Pf)(Au−AI)+(
Pfa’十△IP)AI+Fr αυこの不平
衡力はプランジャーバルブ130を上方へ押し上げバル
ブシート156からコンタクトポーション135を引き
離し相互の間に微小液路を形成する。
導入口21に供給された微小増加液圧△Pfのうちの一
部の液圧△Prが上記微小液路を通って他方のチャンバ
ーに伝達されるときバルブシート156に対して再びコ
ンタクトポーション135が液封係合し、プランジャー
バルブ130に作用する力が平衡状態になるものと仮定
すれば、次式か成立する。
(Pfa+△Pr)Au−(Pfa+△PfXAu−A
I)+(Pfa′+△IP)AI +Fr (1
2)(12) −aOeCヨリA I △Pr−△p f(を−−) (13
)u Au > A Iなることより△Pr<△Pf03)式
はバルブシート156に対するコンタクトポーション1
35の最初の液封係合の後、引続き導入口21側の液圧
が微小増加するときその増加液圧によってバルブシート
156とコンタクトポーション135の液封係合が引き
離され(13)式の条件を満足する一定比率で抑制され
だ液圧が他方のチャンバーへ伝達されることによって再
びバルブシート156に対してコンタクトポーション1
35が液封係合することを示している。
このために導入口21への供給液圧が更に連続して増加
する場合バルブシート156とコンタクトポーション1
35の間の開閉が振動的に繰り返えされ、導入口21へ
の供給液圧の微小増加が連続的に繰り返えされるとき排
出口102に対して(13)式を満足する比例抑制され
た液圧が連続的に伝達される。
従って(12)式に於て Pra+△P r−P Re Pfa十△Pf−PFe (P f a’+△IP)AI+Fr=Ceとおけばそ
れは次のようにあられされる。
PRe、Au=PFe(Au−A1)+Ce 04
)(14)或は04)7式は本発明にかかわる荷重応動
型比例減圧弁装置13が空荷条件のも吉で発揮する第9
図の比例減圧配分線ACを示す一般式である。
空荷条件下に於て(14)或は(14)’式で示される
比例減圧特性を発揮するために(7)式より得られる作
動荷重Fr即ち、 を満足するリターンスプリング160と(9)式を満足
する取付荷重Feeを持つコントロールスプリング43
0を備えた荷重応動型比例減圧弁装置13をして満載荷
重条件下に於て所期の特性を発揮させるためにコントロ
ールスプリング430は以下述べる特性を包含している
第9図からあきらかな如く、満載荷重条件下の制動操作
に於て前後輪制動機へそれぞれ液圧P f a’。
P r a’が供給されると共に減速度感知室47へ液
圧Pfa’が供給されてもポジションコントローラー4
20はそれのオリジナルポジションから降下せず、且つ
この状態ではG−センサー310を駆動するために必要
な減速度βGE0gを発生させ得なG)。
このために導入口21に供給されるPfa’を越えて引
き続き増加する液圧は制御室内へ伝達される。
既述せる如く、満載荷重条件下に於て空荷検出減速度と
同等の減速度を発生させるために前後輪制動機に供給さ
れるべき液圧はPfb“、Prb′でありこれら液圧は
P f ”ti’> P f a’ P r b″>
P r a’である。
当然のことながらとの液圧Pfb“は減速度感知室47
に伝達されポジションコントローラー420の有効受用
面積Apに作用する。
有効受圧面積Apに作用して誘起される液圧力Pfb“
、Apがバネ常数Kcを持つコントロールスプリング4
30の反発力に抗してポジションコントローラー420
をI f’だけ降下させるとき液圧力と反発力が平衡状
態に到達するものと仮定すれば次式が成立する。
Pfb“、 Ap=F c e+Kc 、 l f’
(1,5)液圧Pfb“の作用によって仮定し
たポジションコントローラー420の降下量1 f’は
(15)式に(9)式を代入することによって次の如く
得られる。
(16)式に於てPfb“、Pfa’は第9図から設定
し得る常数であり、Apはこの荷重応動型比例減圧弁装
置13の構造設定に於て定められる常数である。
そして又、コントロールスプリング430のバネ常数K
cは後述する条件によって求められる車両によって定ま
った常数である。
従ってこのl f’はこの荷重応動型比例減圧弁装置で
3を適用しようとする車両に対して定まるべき常数であ
る。
ポジションコントローラー420のこの降下はこの装置
13の軸心X1−X、に対して既述した根拠にもとづき
追従するセンサーケージ301によりそれの軸心X2−
X、、を旋転せしめ軸心相互間に角度θf′を形成させ
る。
そしてこのθf′とlf′の間には次式の関係が成立す
る。
このためにセンサーケージ301の軸心X2−X2は車
両の前進軸に対し仰角Oe+Of’を持つことになる。
(8)式よりあきらかな如く、この仰角とこのときに発
生している減速度βGE0gとの関係は次の不平衡式と
なる。
Oe +Of’> tan ’ 、βGEa8)このた
めにG−センサー310はこのさきに発生している車両
減速度βGE、gによって駆動されるこさなくセンサー
ケージ310内に於けるそれのレストポジションに静止
している。
満載荷重条件下に於て前後輪制動機並びに減速度感知室
47に供給される液圧と(17)式並びに08)式に類
似の現象は次に述べる条件にもとづいてその液圧が第9
図の直線OU上をB“点から”’/a近傍に至る迄、継
続する。
前後輪制動機並びに減速度感知室47に供給される液圧
が直線OU上の点B′に対応する値Pfb’。
Prb’に到達するときその液圧は車両に減速度βop
、g(>βGE 、 g )を誘起すると共にポジショ
ンコントローラー420の有効受圧面積Apに作用して
それに液圧力Pfb’、Apを誘起する。
この液圧力Pfb’、Apがバネ常数Kcを持つコント
ロールスプリング430の反発力に抗してポジションコ
ントローラー420を1fだけ降下させるとき液圧力は
反発力に釣合うものと仮定すれば次式が成立する。
P f b’、 Ap=Fc e+Kc 、 l f
(1,9)(L9)式に(9)式を代入す
ることによって上記仮定を満足させるために必要なコン
トロールスプリング430のバネ常数Kcは次の如く表
わされる。
G−センサー310が車両減速度βGF−gによって1
駆動され、それがセンサーシート530に液封係合し制
御室に液圧Pfb’を封入するようになるために荷重応
動型比例減圧弁装置13の軸心X1〜X1に対するセン
サーケージ301の軸心X2−X2のなす角Of−θe
は当然、次式を満足しなければならない。
ef 6ie=tan−’(βGF−βGE)
(2υそしてこのθf−eeを形成するためのポジ
ションコントローラー420の前記降下量1fは次式に
よって得られる。
第9図からあきらかな如くβGE、β()Fは本発明に
かかわる荷重応動型比例減圧弁装置13を適用しようと
する車両の理想制動液圧配分曲線に対してどのような比
例減圧配分特性に設定するかによって定まる常数である
従って(2υ式に示される満載荷重条件下に於けるセン
サーケージ301の揺動角θf−Oeは常数である。
(22)式に於けるa及びRcは荷重応動型比例減圧弁
装置13の構造設計によって定まる常数である。
従って満載荷重条件下に於て降下すべきポジションコン
トローラー420の変位量1fは(22)式を用いて設
定することが出来る。
以上のことから満載荷重条件下に於てポジションコント
ローラー420に所期の作動を発揮させるためにコント
ロールスプリング430が持つべきバネ常数Kcは(2
0)式に(22)式を代入することに次の如く定めるこ
きが出来る。
満載荷重条件下に於て液圧Pfb’、Prb’がそれぞ
れ前後輪制動機に供給されることによって誘起される車
両減速度βGFを受けて駆動されたG −センサー31
0でもって制御室内に液圧P f b’が封入されてい
るときその液圧はプランジャーバルブ130の有効受圧
面積AIに作用して液圧力Pfb’AIを誘起する。
この液圧力Pfb’、AIはリターンスプリング160
の取付荷重Fr−△X、Krと協同してプランジャーバ
ルブ130を上方へ押圧している。
制御室内の液圧が上記条件下にあって、プランジャーバ
ルブ130が上向に押圧保持されている状態に於て導入
口21に供給される液圧がP f b’を越えてPfb
に到達するとき、それは有効受圧面積AIに作用する液
圧力Pfb 、AIとなってプランジャーバルブ130
を下向に押圧する。
プランジャーバルブ130に対するこの下向押圧力Pf
b、AIが既述した設定条件に従ってプランジャーバル
ブ130を△X降下させそれに対する上向押圧力と釣合
うものとすれば次式が成立する。
Pfb、AI=(Pfb’+△I P)AI +Fr
(6)’バルブシー)156とコンタクトポーシ
ョン135の液封係合は比例減圧弁手段100の一方の
チャンバーと他方のチャンバーの連通を遮断し液封係合
部に有効受圧面積Auを形成する。
バルブシート156に対するコンタクトポーション13
5の最初の液封係合によって連通が遮断されたそのとき
の他方のチャンバーに確立した液圧をPrbとするとき
プランジャーバルブ130に作用する力は次の平衡条件
を満足しなけれはなない。
P r b 、 Au=P f b (Au−AI )
+(P f b’+△IP)AI+Fr
(23)バルブシート156に対するコンタクトポ
ーション135の最初の液封係合時点に於ける一方のチ
ャンバーと他方のチャンバーに確立している液圧関係は
当然P f b = P r bなる故(6)式=(2
3i式である。
最初の液封係合がなされた後、導入口21に供給される
液圧が更に微小増加△Pfするときバルブシート156
とコンタクトポーション135の液封係合条件よりプラ
ンジャーバルブ130に作用する力は次式に示す不平衡
状態となる。
Prb、Au<(Pfb十△P f ) (Au−A
I )+(P f b午へIP)AI+Fr
(24iこの不平衡はプランジャーバルブ1
30を上方へ押し上げバルブシート156からコンタク
トポーション135を引き離し相互の間に微小液路を形
成する。
導入口21に供給された微小増加液圧△Pfのうちの一
部の液圧△Prが上記微小液路を通って他方のチャンバ
ーに伝達されるときバルブシート156に対して再びコ
ンタクトポーション135が液封係合し、プランジャー
バルブ130に作用する力が平衡状態になるものと仮定
すれば、次式が成立する。
(Prb+△Pr)Au=(Pfb+△P f ) (
Au−A I )+(P f b′十△IP)AI+F
r (25)(25)−(23)式より Au>AIなることより△Pr<△Pf (26)式はバルブシート156に対するコンタクトポ
ーション135の最初の液封係合の後、引き続き導入口
21側の液圧が微小増加するときその増加液圧によって
バルブシート156とコンタクトポーション135の液
封係合が引き離され06)式の条件を満足する一定比率
で抑制された液圧が他方のチャンバーに伝達されること
によって再びバルブシート156に対してコンタクトポ
ーション135が液封係合することを示している。
このために導入口21への供給液圧が更に連続して増加
する場合バルブシート156とコンタクトポーション1
35の間の開閉が振動的に繰り返えされ、導入口21へ
の供給液圧の微小増加が連続的に繰り返えされるとき排
出口102に対して(26i式を満足する比例抑制され
だ液圧が連続的に伝達される。
従って05)式に於て Prb十△Pr=PBf Pfb+△Pf=Ppf (P f b’+△IP )AI+F r=Cfとおけ
ばそれは次のようにあられされる。
PRf 、Au=Pp f (Au−AI ) +Cf
(27)(27)或は(27)式は本発明に
かかわる荷重応動型比例減圧弁装置13が満載荷重条件
のもとで発揮する第9図の比例減圧配分線BDを示す一
般式である。
以上の記述に於て示したAp、AI 、Au、a 。
Rc、Fr、Kry△X、は本発明にかかわる荷重応動
型比例減圧弁13の構造設計に於て合理的に設定される
べき常数であり、Pfa’、Pfa。
Pfb’、Pfb、βGE、βGFはこの荷重応動型比
例減圧弁装置13を適用しようとする車両の諸元から理
論的に求められる空荷理想制動液圧配分曲線OAE、満
載理想制動液圧配分曲線OBFのそれぞれに対する通常
制動液圧配分線OUの関連にもとづいて適宜に定めるこ
とが出来る常数である。
これら常数にもとづいてこの荷重応動型比例減圧弁装置
13に空荷条件時に於て比例減圧特性AEをそして満載
荷重条件時に於て比例減圧特性BDを発揮させるために
、それの車両に対する取付角θeは(8)式によって、
コントロールスプリング430の取付荷重Fceは(9
)式によって、コントロールスプリング430のバネ常
数Kcは(20)’式によって、そしてポジションコン
トローラー420のストローク限界1fは(20式と(
22i式によって設定することが出来る。
そしてこの設定によって荷重応動型比例減圧弁装置13
は空荷状件時に04)式で、そして満載荷重条件時に(
27)式で示された比例減圧特性を発揮する。
空荷条件時と満載荷重条件時のそれぞれの理想制動液圧
配分曲線に対して近似する比例減圧配分特性を発揮する
ように設定された荷重応動型比例減圧弁装置13は空荷
条件と満載荷重条件の間の任意の積載荷重条件時の理想
制動液圧配分曲線に対しても実質的に近似する比例減圧
配分特性を発揮し得ることはあきらかである。
空荷条件時と満載荷重条件時の理想制動液圧配分曲線に
対して荷重応動型比例減圧弁装置13が作動を開始する
比例減圧作動開始点A及びBを通常制動液圧配分線の交
点に設定した第9図の関係は設定の一例を示したもので
あり、それらの点はOU線上の図示の位置から高液圧側
に移行させることも低液圧側に移行させることも荷重応
動型比例減圧弁装置13の車両への取付角度θebコン
トロールスプリング430の特性設定によって容易にな
し得る。
そしてそのことは(s) 、(9) t (20) 、
(21)。(225式からあきらかである。
そして又この荷重応動型比例減圧弁装置13が発揮する
比例減圧配分特性線の勾配は理想制動液圧配分曲線に対
応させてそれに近似的に合致させるために設定すること
が出来る。
そしてそれはプランジャーバルブ130とそれに関連す
る既述した構成メンバーの設計段階に於てそれに形成さ
れる2つの有効受圧面積Au、AIの値の設定によって
なし得る。
そしてそのことは03)式からあ入らかである。
本発明にかかわる実施例さして示した第2図の荷重応動
型比例減圧弁装置13に適用されている比例減圧弁手段
100は一つの適用例であるにすぎない。
本発明にかかわる荷重応動型比例減圧弁装置に適用され
る比例減圧弁手段は車両の積載荷重条件に対応して変化
する特定液圧を受けて作動し得る可動弁手段を包含した
総てのそれと組合すことが可能であり、そのような比例
減圧弁手段と特許請求範囲に記載せる事項との組合せは
総て本発明の範晴に属するものであって、上記条件を備
えた制限弁手段も比例減圧弁手段の特別なものとして本
発明の範噴に包含されるものである。
既述した(t) t (9) 、 (1,5) 、 (
16) 、 (19) 、 (2o> 、(20)’式
はポジションコントローラー420を上向に押圧するコ
ントロールスフリング430の反発力に抗してそれを下
向に押圧する力が減速度感知室47に供給された液圧で
誘起される液圧力のみであるとしたもので、zl−z、
軸上を下向に作用するセンサーケージ301、G−セン
サー310の液中重量に起因する力やケージリテイーナ
−230を介して作用するリテイーニングスプリング2
20の反発力はコントロールスプリング430の反発力
に比し無視し得る充分小さい値であるとして表わしたも
のである。
リテイーニングスプリング220の特性は既述したリタ
ーンスプリング160の特性と同様に本発明にかかわる
荷重応動型比例減圧弁装置13の構造設計によって基本
的に定まる常数であってコントロールスプリング430
の特性の如く本装置の適用される車両特性によって変化
するものでなG1o従って例えばバネ常数Khを持つリ
テイーニングスプリング220の取付荷重Fhが例えK
c>>Kh 、Fce>>Fheであったとしてもそれ
が無視し得ない値に設定されている場合、既述した減速
度感知室47に確立するそれぞれの液圧条件に対して対
応すべきポジションコントローラー420の必要変位量
に係わる上記諸式は次の如く修正することによって本発
明の目的を達成させることが出来る。
即ち、(1)式が成立した条件下に於けるケージリテイ
ーナ−230の降下量をsiとすれば次式が成立する。
Pfi、Ap=(Fce−Fhe)十(Kc−1i+K
h、、si) (i)’(9)式が成立した条件下
に対応する平衡条件は次式によって得られる。
Fce=Pfa’、Ap−Fhe (
9)’(15)式が成立した条件下に於けるケージリテ
イーナ−230の降下量をsf’とすれは次式が成立す
る。
Pft/’、Ap=(Fce−Fhe)+(Kc、l
f’十Kh、sfつ (15)’06)式が成立した
条件下に対応する平衡条件は次式によって得られる。
(19)式が成立した条件下に於けるケージリテイーナ
ー230の降下量をsfとすれば次式が成立する。
Pfb’、Ap=(Fce−Fhe)+(Kc、lf+
Kh、sf) d9)′(20)式が成立した条件
下に対応する平衡条件は次式によって得られる。
(22)、(22)’式と(20)’式の関係から本条
件を満足するコントロールスプリング430のバネ常数
Kcは次の如く定められる。
既述したAp、AI 、Au、a、Fr、Kr。
△Xに加えてFhe、Kh本発明にかかわる荷重応動型
比例減圧弁装置13の構造設計に於て合理的に設定され
るべき常数であり、Pfa’、Pfa。
Pfb’、Pfb、βGEjβ()Fはこの荷重応動型
比例減圧弁装置13を適用しようとする車両の諸元から
理論的に求められる空荷理想制動液圧配分曲線OAE、
満載理想制動液圧配分曲線OBFのそれぞれに対する通
常制動液圧配分線OUの関係にもとづいて適宜に定める
ことが出来る常数である。
これら常数にもとづいてこの荷重応動型比例減圧弁装置
13に空荷条件下に於て比例減圧特性AEを、そして満
載荷重条件下に於て比例減圧特性BDを発揮させるため
に、それの車両に対する取付角θeは(8)式によって
、コントロールスプリング430の取付荷重Feeは(
9)7式によって、コントロールスプリング430のバ
ネ常数Kcは(2Off’式によって、そしてポジショ
ンコントローラー420のストローク限界If(21)
式と(22)式によって設定することが出来る。
更に2.−21軸上に作用するセンサーケージ301と
G−センサー310の液中重量に起因する力かコントロ
ールスプリング430の反発力に比し無視出来ない値で
ある場合、前述したリテイーニングスプリング220の
作用力による影響と同様な手法によって減速度感知室4
7に確立するそれぞれの液圧条件に対して対応すべきポ
ジションコントローラー420の必要変位量を発揮せし
むるためのコントロールスプリング430が保有すべき
取付荷重Fce並びにバネ常数Kcの修正を行うことに
よって満足する荷重応動型比例減圧弁装置13を設定し
得ることはあきらかである。
以上の記述によってあきらかな如く、本発明にかかわる
荷重応動型比例減圧弁装置13は本発明の目的を達成す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面はいづれも本発明の詳細な説明するもので第1図は
前後輪分離型制動液圧回路を有する制動装置に本発明に
かかわる荷重応動型比例減圧弁装置を適用した場合の配
管系路の略図を示したものである。 第2図は本発明にかかわる荷重応動型比例減圧弁装置の
一実施例に於ける縦断面構造図である。 第3図は第2図のA−A断面矢視図である。 第4図は第2図に示したプランジャーバルブ130の局
部を断面表示した拡大図である。 第5図は第2図に示したシールバルブ145の局部を断
面表示した拡大図である。 第6図は第5図のC−C矢視局部図である。 第1図は第5図のD−D断面矢視図である。 第8図は第5図のE−E断面矢視展開図である。 第9図は任意の車両に本発明の荷重応動型比例減圧弁装
置を適用する場合その車両の諸元によって定まる理想制
動液圧配分曲線に対して上記弁装置が発揮すべき比例減
圧配分特性の一例を空荷条件下と満載条件下に於て示し
たものである。 第10図は第2図に示した荷重応動型比例減圧弁装置か
ら保持手段200を省略した場合の核部の構造を示す断
面図である。 なお、引用数字は下記のものを共通して使用する。 47・・・・・・減速度感知室、100・・・・・・比
例減圧弁手段、120・・・・・・液封部材、130・
・・・・・プランジャーバルブ、200・・・・・・保
持手段、233・・・・・・オリフィス、300・・・
・・・減速度感知手段、301・・・・・・センサーケ
ージ、310・・・・・・Gセンサー、400・・・・
・・感知減速度制御手段、420・・・・・−ボジジョ
ンコントローラー、500・−・・・・制御手段、52
0・・・・・・アフソーバー、530・・・・・・セン
サーシー ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前輪と後輪を持つ車輪型車両に配設され制動操作で
    生ずる荷重移動に対応して近似的に適合する前後輪制動
    力配分を発揮させるために前輪制動機に加えられる制動
    液圧に比し後輪制動機に加えられる制動液圧を比例的に
    低減し得る効果を発揮する比例減圧弁手段に於て、後輪
    制動装置のための液圧発生源から導かれた液圧を受けと
    める導入口に直接連通ずる一方のチャンバーと弁手段を
    介してそれに連通し後輪制動機に液圧を伝達する排出口
    に直接連通ずる他方のチャンバーをもって後輪制動液圧
    回路の一部を形成すると共に一方のチャンバーから分岐
    された液路によって常時連通する減速度感知室と減速度
    感応部材によって開閉される液路でもって、減速度感知
    室に連通ずる制御室によって後輪制動液圧回路を形成し
    、制御室が一方のチャンバーを挟んで他方のチャンバー
    と対峙し他方のチャンバー、一方のチャンバー、制御室
    の順序に実質的に一直線−ヒに配設された国体を有し、
    他方のチャンバーにあってそこに確立する液圧にさらさ
    れる一端上一方のチャンバーを通り一方のチャンバーと
    制御室の間を液封遮断する液封部材を貫通し制御室に確
    立する液圧にさらされる他端を持つ可動弁部(オと一方
    のチャンバーと他方のチャンバーの間に設置された他方
    の弁部材をもって形成される上記弁手段を包含した比例
    減圧弁手段と、減速度感知室内にあって車両の前進方向
    に対し水平直交する軸心を持つピボットに支承され車両
    の前進方向に対し設定される2つの迎角の範囲を揺動し
    得るケージとケージ内に収容され車両に誘起された減速
    度によってケージ内を設定された区間それの軸心方向に
    滑動若しくは転動する減速度感応部材とを包含した減速
    度感知手段と減速度感知室内に確立する液圧のみを受け
    その液圧があらかじめ設定された第1の水準から第2の
    水準に増加するときあらかじめ設定された第1の位置か
    ら第2の位置に変位し、それに追従する減速度感知手段
    のケージの前記迎角を第1の迎角から第2の迎角へ揺動
    させるためのポジションコントローラーを包含した感知
    減速度制御手段と、あらかじめ設定された減速度でもっ
    て駆動される減速度感知部材の変位によってその時点に
    確立していた減速度感知室の液圧水準を的確に制御室内
    に封入し比例減圧弁手段の作動開始液圧水準を適正にす
    る目的のために減速度感知室から制御室に至る液路に設
    置され減速度感知部材の変位お協同してその液路の連通
    を閉鎖する液封手段とその液封閉鎖作動で生ずる液封手
    段の弾性変形等によって誘起される制御室内の液圧上昇
    を吸収するアブシーブ手段を包含した制御手段とを内蔵
    し、車両の全偏重量が第1の状態にあって制動操作が施
    され液圧発生源から直接前輪制動機に、そして前記一方
    のチャンバーから他方のチャンバーを経て後輪制動機に
    供給されると共に一方のチャンバーを経て減速度感知室
    並びに制御室に供給される液圧が第1の水準に到達し、
    それによって車両減速度が第1の値に到達するとき感知
    減速度制御手段が第1の設定位置に置かれそれに追従し
    て第1の迎角に保持さ几た減速度感知手段の作動によっ
    て制御室の第1の水準にある液圧を封入し、液圧発生源
    から一方のチャンバーに伝達される液圧が第1の水準を
    越えて増加するときその増加液圧を設定された比率で抑
    制して他方のチャンバーへ伝達し、車両の金偏重量が第
    2の状態にあって制動操作が施され、液出発生源から直
    接前輪制動機に、そして前記一方のチャンバーから他方
    のチャンバーを経て、後輪制動機に供給されると共に一
    方のチャンバーを経て、減速度感知室並びに制御室に供
    給される液圧が第2の水準に到達し、それによって車両
    減速度が第2の値に到達するとき感知減速度制御手段が
    第2の設定位置に置かれそれに追従して第2の迎角に保
    持された減速度感知手段の作動によって制御室に第2の
    水準にある液圧を封入し、液圧発生源から一方のチャン
    バーに伝達される液圧が第2の水準を越えて増加すると
    きその増加液圧を設定された比率で抑制して他方のチャ
    ンバーへ伝達することを特徴とする荷重応動型比例減圧
    弁装置。 2 一方のチャンバーと制御室の間を減封閉鎖する液封
    部材が制御室に確立した液圧と一方のチャンバーに確立
    した液圧の間に於て前者と後者が同−水準若しくは前者
    に比し後者が高水準にある古き一方のチャンバーから制
    御室への制動液の流れを阻止し、後者に比し前者が設定
    値を越えて高水準になるとき制御室から一方のチャンバ
    ーへ制動液の流れを許容する逆止弁機能を持つことを特
    徴とする特許請求範囲第1項の荷重応動型比例減圧弁装
    置。 3 一方のチャンバーに供給される液圧の増加率に比例
    して減速度感知室に確立するQ、王の増加率を遅延させ
    る機能を発揮させるために一方のチャンバーから減速度
    感知室に至る液路の一部にオリフィスが設置されている
    ことを特徴とする特許請求範囲第2項の荷重応動型比例
    減圧弁装置。 4 減速度感知室に供給される液圧の増加率に比例して
    制御室に確立する液圧の増加率を遅延させる機能を発揮
    させるために減速度感知室から制御室に至る液路の一部
    にオリフィスが設置されていることを特徴とする特許請
    求範囲第3項の荷重応動型比例減圧弁装置。 5 減速度感知部材が球体で形成されていることを特徴
    とする特許請求範囲第4項の荷重応動型比例減圧弁装置
    。 6 減速度感知室から制御室に至る液路に設置された液
    封手段が中心部に円形断面の液路を包含した環状着座を
    有し球体で形成された減速度感応部材の局部球面がその
    環状着座に液封係合することによって制御室に液圧を封
    入する機能を発揮することを特徴とする特許請求範囲第
    5の荷重応動型比例減圧弁装置。 7 減速度感応部材の局部球面が感知減速度制御手段に
    よって規制されるケージの迎角範囲のそれぞれの迎角に
    於て液封手段の環状着座に対して実質的に均等に液封係
    合をなさしむるために環状着座に均等液封係合した位置
    にある減速度感応部材の中心に対しケージの揺動軸心位
    置が一致するように配設されていることを特徴とする特
    許請求範囲第6項の荷重応動型比例減圧弁装置。 8 制御室に設置されたアブシーバ一手段が制動液室に
    さらされた一方の空気室にさらされた他方の側を持った
    高分子弾性材によって形成さj″1.、制動液室の液圧
    水準の増加に比例して空気室容積を縮少し制動液室容積
    を膨張させる機能を持つことを特徴とする特許請求範囲
    第7項の荷重応動型比例減圧弁装置。 9 制動機を包含した前輪と後輪を持つ車輪型車両に配
    設され制動操作で生ずる荷重移動に対応して近似的に適
    合する前後輪制動力配分を発揮させるために前輪制動機
    に加えられる制動液圧に比し後輪制動機に加えられる制
    動液圧を比例的に低減し得る効果を発揮する比例減王弁
    装置に於て、後輪制動装置のための液上発生源から導か
    れた液圧を受けとめる導入口に直接連通ずる一方のチャ
    ンバーと弁手段を介してそれに連通し後輪制動機に液圧
    を伝達する排出口に直接連通する他方のチャンバーを持
    って後輪液圧制動回路の一部を形成すると共に一方のチ
    ャンバーから分岐された液路によって常時連通する減速
    度感知室と減速度感応部材によって開閉される液路でも
    ゛つて減速度感知室に連通する制御室によって後輪制動
    液圧回路の枝回路を形成し、制御室が一方のチャンバー
    を挟んで他方のチャンバーと対峙し他方のチャンバー、
    一方のチャンバー、制御室の順序に実質的に一直線上に
    配設された匣体を有し、他方のチャンバーにあってそこ
    に確立する液圧にさらされる一端お一方のチャンバーを
    通り一方のチャンバーと制御室の間を液封遮断する液封
    部材を貫通し制御室に確立する液圧Qこさらされる他端
    を持つ可動弁部材と、一方のチャンバーと他方のチャン
    バーの間に設置された他方の弁部材をもって形成される
    上記弁手段を包含した比例減圧弁手段と、′減速度感知
    室内にあって車両の前進方向に対し水平直交する軸心を
    持つピボットに支承され車両の前進方向に対し設定され
    た2つの迎角の範囲を揺動し得るケージとケージ内に収
    容され車両に誘起された減速度によってケージ内を設定
    された区間それの軸心方向に滑動若しくは転動する減速
    度感応部材とを包含し双方に誘起される液中重力によっ
    て後述するポジションコントローラーに追従する減速度
    感知手段と、減速度感知室内に確立する液圧のみを受け
    その液圧があらかじめ設定された第1の水準から第2の
    水準に増加するときあらかじめ設定された第1の位置か
    ら第2の位置に変位し、それに追従する減速度感知手段
    のケージの前記迎角を第1の迎角から第2の迎角へ揺動
    させるためのポジションコントローラーを包含した感知
    減速度制御手段と、感知減速度制御手段に包含されるポ
    ジションコントローラーの変位に対して追従する減速度
    感知手段に包含されるケージの追従性を助勢するために
    ポジションコントローラーに対してケージを弾性的に軽
    押王する保持手段と、あらかじめ設定された減速度でも
    って駆動される減速度感応部材の変位によってその時点
    に確立していた減速度感知室の液圧水準を的確に制御室
    内に封入し比例減圧弁手段の作動開始液圧水準を適正に
    する目的のために減速度感知室から制御室に至る液路に
    設置され減速度感応部材の変位と協同してその液路の連
    通を液封閉鎖する液封手段とその液封閉鎖作動で生ずる
    液封手段の弾性変形等によって誘起される制御室内の液
    圧上昇を吸収するアブシーバ一手段を包含した制御手段
    とを内蔵し、車両の全備重量が第1の状態にあらて制動
    操作が施され、液圧発生源から直接前輪制動機に、そし
    て前記一方のチャンバーから他方のチャンバーを経て後
    輪制動機に供給されると共に一方のチャンバーを経て減
    速度感知室並びに制御室に供給される液圧が第1の水準
    に到達しそれによって車両減速度が第1の値に到達する
    とき感知減速度制御手段が第1の設定位置に置かれそれ
    に追従して第1の迎角に保持された減速度感知手段の作
    動によって制御室の第1の水準にある液圧を封入、液圧
    発生源から一方のチャンバーに伝達される液圧が第1の
    水準を越えて増加するときその増加MEを設定された比
    率で抑制して他方のチャンバーへ伝達し、車両の全備重
    量が第2の状態にあって制動操作が施され、液圧発生源
    から直接前輪制動機に、そして前記一方のチャンバーか
    ら他方のチャンバーを経て後輪制動機に供給されると共
    に一方のチャンバーを経て減速度感知室並びに制御室に
    供給される液圧が第2の水準に到達し、それによって車
    両減速度が第2の値に到達するとき感知減速度制御手段
    が第2の設定位置に置かれ、それに追従して第2の迎角
    に保持された減速度感知手段の作動によって制御室に第
    2の水準にある液圧を封入し、液圧発生源から一方のチ
    ャンバーに伝達される液圧が第2の水準を越えて増加す
    るときその増加液圧を設定された比率で抑制して他方の
    チャンバーへ伝達することを特徴とする荷重応動型比例
    減圧弁装置。 1〇 一方のチャンバーと制御室の間を液封閉鎖する
    液封部材が制御室に確立した液圧と一方のチャンバーに
    確立した液圧の間に於て前者と後者が同−水準若しくは
    前者に比し後者が高水準にあるとき一方のチャンバーか
    ら制御室への制動液の流れを阻止し、後者に比し前者が
    設定された値を越えて高水準になるとき制御室から一方
    のチャンバーへ制動液の流れを許容する逆止弁機能を持
    つことを特徴とする特許請求範囲第9項の荷重応動型比
    例減圧弁装置。 11 減速度感知室に供給される液圧の増加率に比例
    して制御室に確立する液圧の増加率を遅延させる機能を
    発揮させるために減速度感知室から制御室に至る液路の
    一部にオリフィスが設置されていることを特徴とする特
    許請求範囲第10項の荷重応動型比例減圧弁手段。 12減速度感応部材が球体で形成されていることを特徴
    とする特許請求範囲第11項の荷重応動型比例減圧弁装
    置。 13減速度感知室から制御室に至る液路に設置された液
    封手段が中心部に円形断面の液路を包含した環状着座を
    有し球体で形成された減速度感応部材の局部球面がその
    環状着座に液封係合することによって制御室に液圧を封
    入する機能を発揮することを特徴とする特許請求範囲第
    12項の荷重応動型比例減圧弁装置。 14減速度感応部材の局部球面が感知減速度制御手段に
    よって規制されるケージの迎角範囲のそれぞれの迎角に
    於て液封手段の環状着座に対して実質的に均等に液封係
    合をなさしむるために環状着座に均等液封係合した位置
    にある減速度感応部材の中心に対しケージの揺動軸心位
    置が一致するように配設されていることを特徴とする特
    許請求範囲第13項の荷重応動型比例減圧弁装置。 15一方のチャンバーに供給される液圧の増加率に比例
    して減速度感知室に確立する液圧の増加率を遅延させる
    機能を発揮させるために一方のチャンバーから減速度感
    知室に至る液路の一部にオリフィスが設置されているこ
    とを特徴とする特許請求範囲第14項の荷重応動型比例
    減圧弁装置。 16制御室に設置されたアブソーブ手段が制動液室にさ
    らされた一方の側と空気室にさらされた他方の側を持っ
    た高分子弾性材によって形成され、制動液室の液圧水準
    の増加に比例して空気室容積を縮少し制動液中容積を膨
    張させる機能を持つことを特徴とする特許請求範囲第1
    5項の荷重応動型比例減圧弁装置。 17前記保持手段が一方のチャンバーから減速度感知室
    に至る液路内に設置され、それ自身がその液路の一部を
    形成しているこさを特徴とする特許請求範囲第15項の
    荷重応動型比例減圧弁装置。 18一方のチャンバーから減速度感知室に至る液路に形
    成されたオリフィスが保持手段に設置されていることを
    特徴とする特許請求範囲第17項の荷重応動型比例減圧
    弁装置。
JP51068878A 1976-06-11 1976-06-11 荷重応動型比例減圧弁装置 Expired JPS5925703B2 (ja)

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AU505989B2 (en) 1979-12-06
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GB1535155A (en) 1978-12-06
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NL7706378A (nl) 1977-12-13

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