JPH0710199U - フリーアクセスフロアユニット - Google Patents

フリーアクセスフロアユニット

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JPH0710199U
JPH0710199U JP4328793U JP4328793U JPH0710199U JP H0710199 U JPH0710199 U JP H0710199U JP 4328793 U JP4328793 U JP 4328793U JP 4328793 U JP4328793 U JP 4328793U JP H0710199 U JPH0710199 U JP H0710199U
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JP
Japan
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nut
panel
back plate
resin sleeve
top plate
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Pending
Application number
JP4328793U
Other languages
English (en)
Inventor
望東 三浦
貞男 沢村
琴二 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 金属板製の上面が平らな天板23Aの下面に、
補強用の凹凸を形成した裏面板23Bを接合したパネル23
と、そのパネルのコーナー部付近に固定されたナット19
と、そのナットにねじ込まれた支持脚用のボルト17とを
備える。パネル23へのナット19の固定部は、天板に下方
へ突出するように形成された円筒部31と、裏面板に上方
へ突出するように形成された円筒部37とに跨がるように
樹脂スリーブ25を圧入し、その樹脂スリーブにナット19
を圧入した構造とした。 【効果】 パネルが金属板製の天板と裏面板で構成さ
れ、このパネルに溶接によることなくナットを強固に固
定できるので、製作が容易で、安価なフリーアクセスフ
ロアユニットが得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フリーアクセスフロアユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フリーアクセスフロアはオフィス等の床として利用されるもので、図8に示す ように、基礎床11上にフリーアクセスフロアユニット13を敷きつめて二重床構造 としたものである。フリーアクセスフロアユニット13は例えば正方形のパネル15 の各コーナー部付近に支持脚17を取り付けた構造である。これにより、基礎床11 とパネル15の間に形成される空間に、オフィスで使用される事務機器に必要な、 電話線、電源線、信号ケーブルなどの配線を収納することができる。
【0003】 フリーアクセスフロアユニット13の支持脚17は各パネル15の上面を同じ平面に 揃える必要があるため高さが調節できるようになっている。その構造を図9に示 す。すなわち、パネル15の各コーナー部付近にナット19を垂直に固定し、そのナ ット19に支持脚となるボルト17の上部をねじ込み、そのボルト17を、パネル15の ナット固定位置に形成した孔21からドライバー等を差し込んで回転させることに より高さ調節を行うものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この種のフリーアクセスフロアユニットのパネルはアルミダイキャスト品など で構成されていたが、最近、コストダウンを目的としてパネルを金属板で構成す ることが検討されている。この場合、金属板1枚だけでは荷重がかかったときに 変形してしまうため、金属板製のパネルは、上面が平らな天板の下面に、補強用 の凹凸を形成した裏面板を、カシメ、溶接または接着などの手段により接合した 構造となる。
【0005】 このような2枚の金属板よりなるパネルにナットを強固に固定する手段として は、溶接が一般的であるが、ナットの固定を溶接で行うと、フリーアクセスフロ アユニットの製作が面倒であり、コスト高になる欠点がある。
【0006】 本考案の目的は、2枚の金属板を接合したパネルに、溶接によることなく、強 固にナットを固定した、製作の容易なフリーアクセスフロアユニットを提供する ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のフリーアクセスフロアユニットは、この目的を達成するため、金属板 よりなる上面が平らな天板の下面に、金属板よりなる補強用の凹凸を形成した裏 面板を接合してなるパネルと、そのパネルのコーナー部付近に垂直に固定された ナットと、そのナットに下からねじ込まれた支持脚用のボルトとからなり、パネ ルへのナットの固定部は、天板に下方へ突出するように形成された円筒部と、裏 面板に上方へ突出するように形成された円筒部とに跨がるように樹脂スリーブを 挿入固定し、その樹脂スリーブにナットを圧入した構造となっていることを特徴 とするものである。
【0008】 またナットを樹脂製とすれば、樹脂スリーブを省略することが可能であり、こ の場合は、パネルへのナットの固定部は、天板に下方へ突出するように形成され た円筒部と、裏面板に上方へ突出するように形成された円筒部とに跨がるように ナットを挿入固定した構造となる。
【0009】
【作用】
樹脂スリーブを使用する場合は、樹脂スリーブの上端部が天板の円筒部によっ て位置決めされ、下端部が裏面板の円筒部によって位置決めされるため、天板と 裏面板よりなるパネルに樹脂スリーブを垂直に固定できる。この樹脂スリーブに ナットを圧入するため、ナットもパネルに垂直に、かつ強固に固定することが可 能となる。
【0010】 また樹脂スリーブを使用せずに樹脂製のナットを使用する場合は、ナットの上 端部が天板の円筒部によって位置決めされ、下端部が裏面板の円筒部によって位 置決めされるため、天板と裏面板よりなるパネルにナットを垂直に、かつ強固に 固定できる。 いずれの場合も、溶接によらずにナットをパネルに固定できるため、フリーア クセスフロアユニットの製作が容易になる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係るフリーアクセスフロアユニットの要部を示す。 符号23は金属板製の天板23Aと裏面板23Bからなるパネル、25はパネル23のコー ナー部付近に固定された樹脂スリーブ、19は樹脂スリーブ25に圧入されたナット 、17はナット19にねじ込まれた支持脚用のボルトである。
【0012】 パネル23の構造を図2ないし図5に示す。図2は平面図、図3は底面図、図4 および図5は図3のA−A線およびB−B線における断面図である。パネル23は 天板23Aと裏面板23Bとから構成される。天板23Aは鋼板を図2、図4および図 5に示すような形にプレス成形したものである。すなわち、上面が平らな正方形 で、四辺が下方に折り曲げられてスカート部27が形成され、四つのコーナー部に 切欠き部29が形成され、各コーナー部付近に下方に突出する円筒部31が形成され た形である。
【0013】 また裏面板23Bは、鋼板を図3、図4および図5に示すような凹凸形状にプレ ス成形したものである。すなわち、2本の対角線方向と、各辺に平行な方向に凸 部33(裏面側からみたときの凸部、以下同じ)が形成され、凸部33に囲まれる部 分、対角線方向の凸部33と各辺に平行な方向の凸部33が交わる部分、および中心 部分にそれぞれ凹部35(裏面側からみたときの凹部、以下同じ)が形成されてい る。またコーナー部付近の凸部33には、上方に突出する円筒部37が形成されてい る。凸部33の頂部は平らであり、凹部35の底部も平らである。
【0014】 このように形成された裏面板23Bの凹部35を、天板23Aの下面に、カシメ、溶 接、接着などの手段により接合することによりパネル23が構成される。このよう な構成のパネル23は、平らな天板23Aが凹凸を有する裏面板23Bにより補強され た状態となり、上面にかかる荷重に対し大きな耐変形性を有すると共に、比較的 軽量である。
【0015】 なお天板23Aと裏面板23Bをカシメにより接合する場合には、裏面板23Bの凹 部35に小さな孔を形成し、天板23Aにその孔に対応させて細い円筒状突起をプレ ス成形(バーリング加工)により形成し、その円筒状突起を孔に挿入して裏面側 でカシメるようにすればよい。
【0016】 天板23Aと裏面板23Bを接合すると、図5に示すように、天板側の円筒部31と 裏面板側の円筒部37の中心軸線が一致する。この円筒部31、37に図1に示すよう に樹脂スリーブ25を下から圧入して固定する(圧入によらず、接着などで固定す ることも可能)。
【0017】 樹脂スリーブ25は下端にフランジ部39を有しており、このフランジ部39が裏面 板23Bの下面に当接するまで圧入すると、樹脂スリーブ25の上面は天板23Aの上 面と同一レベルになる。また樹脂スリーブ25の上端にはドライバー挿入用の孔21 の内径をできるだけ小さくするため、内向きの突縁41が形成されている。さらに 樹脂スリーブ25の外周面には図6および図7に示すように爪43が形成されている 。この爪43は、樹脂スリーブ25をフランジ部39が裏面板23Bの下面に当接するま で圧入すると、裏面板23Bの円筒部37(図1参照)の上端に引っ掛かり、樹脂ス リーブ25が下方へ抜け出さないようにするためのものである。
【0018】 以上のようにしてパネル23に固定された樹脂スリーブ25に、下から金属製のナ ット19を圧入する。ナット19は上下方向中間部にフランジ部45を有しており、こ のフランジ部45が樹脂スリーブ25のフランジ部39に当接するまで圧入する。これ によりナット19は、上端部を天板の円筒部31に、下端部を裏面板の円筒部37に位 置決めされた樹脂スリーブ25に強固に保持されるため、パネル23に強固に(すな わち外力によって軸線が傾くことのないように)固定されることになる。
【0019】 ナット19には図1に示すように支持脚用のボルト17がねじ込まれる。基礎床11 からのパネル23の上面の高さは、孔21にドライバーを挿入し、ボルト17を回転さ せることにより調節する。
【0020】 次に図8を参照して本考案の他の実施例を説明する。このフリーアクセスフロ アユニットは、ABS樹脂などで出来たナット47を使用し、前記実施例における 樹脂スリーブを省略したものである。すなわち樹脂製のナット47は下端(または 中間部)にフランジ部49を有する円筒形状となっており、このナット47を、天板 側の円筒部31と裏面板側の円筒部37に跨がるように下から圧入して、パネル23に 固定したものである(圧入によらず、接着などで固定することも可能)。
【0021】 それ以外の構成は前記実施例と同様であるので、図1と同一部分には同一符号 を付して説明を省略する。 このようにすると部品点数が少なくなるため、組立が容易になると共に、コス トダウンを図ることができる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、パネルが金属板製の天板と裏面板で構成 され、このパネルに溶接によることなくナットを強固に固定できるので、製作が 容易で、安価なフリーアクセスフロアユニットを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係るフリーアクセスフロ
アユニットの要部を示す断面図。
【図2】 図1のフリーアクセスフロアユニットに用い
たパネルの平面図。
【図3】 同じく底面図。
【図4】 図3のA−A線における断面図。
【図5】 図3のB−B線における断面図。
【図6】 図1のフリーアクセスフロアユニットに用い
た樹脂スリーブの平面図。
【図7】 図6のC−C線における断面図。
【図8】 本考案の他の実施例に係るフリーアクセスフ
ロアユニットの要部を示す断面図。
【図9】 フリーアクセスフロアの説明図。
【図10】 従来のフリーアクセスフロアユニットの要
部の断面図。
【符号の説明】
11:基礎床 17:支持脚用のボルト 19:ナット 21:ドライバー挿入用の孔 23:パネル 23A:天板 23B:裏面板 25:樹脂スリーブ 31:円筒部 33:裏面側からみての凸部 35:裏面側からみての凹部 37:円筒部 39:フランジ部 41:突縁 45:フランジ部 47:樹脂製のナット

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板よりなる上面が平らな天板の下面
    に、金属板よりなる補強用の凹凸を形成した裏面板を接
    合してなるパネルと、そのパネルのコーナー部付近に垂
    直に固定されたナットと、そのナットに下からねじ込ま
    れた支持脚用のボルトとからなり、パネルへのナットの
    固定部は、天板に下方へ突出するように形成された円筒
    部と、裏面板に上方へ突出するように形成された円筒部
    とに跨がるように樹脂スリーブを挿入固定し、その樹脂
    スリーブにナットを圧入した構造となっていることを特
    徴とするフリーアクセスフロアユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフリーアクセスフロアユニ
    ットであって、樹脂スリーブは裏面板の下面に当接する
    フランジ部を有し、ナットは樹脂スリーブのフランジ部
    の下面に当接するフランジ部を有しており、さらに樹脂
    スリーブは上端に、上面が天板の上面と同一レベルにあ
    る内向きの突縁を有していることを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のフリーアクセスフ
    ロアユニットであって、樹脂スリーブの外周面には裏面
    板の円筒部の上端に引っ掛かる爪が形成されていること
    を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】金属板よりなる上面が平らな天板の下面
    に、金属板よりなる補強用の凹凸を形成した裏面板を接
    合してなるパネルと、そのパネルのコーナー部付近に垂
    直に固定されたナットと、そのナットに下からねじ込ま
    れた支持脚用のボルトとからなり、ナットは樹脂製であ
    り、パネルへのナットの固定部は、天板に下方へ突出す
    るように形成された円筒部と、裏面板に上方へ突出する
    ように形成された円筒部とに跨がるようにナットを挿入
    固定した構造となっていることを特徴とするフリーアク
    セスフロアユニット。
JP4328793U 1993-07-14 1993-07-14 フリーアクセスフロアユニット Pending JPH0710199U (ja)

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JP4328793U JPH0710199U (ja) 1993-07-14 1993-07-14 フリーアクセスフロアユニット

Applications Claiming Priority (1)

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JP4328793U JPH0710199U (ja) 1993-07-14 1993-07-14 フリーアクセスフロアユニット

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JPH0710199U true JPH0710199U (ja) 1995-02-14

Family

ID=12659594

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4328793U Pending JPH0710199U (ja) 1993-07-14 1993-07-14 フリーアクセスフロアユニット

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JP (1) JPH0710199U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170502A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Fujitsu Ltd 配線接続装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170502A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Fujitsu Ltd 配線接続装置

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