JPH0710186Y2 - 樹脂部品の着脱用取付部 - Google Patents

樹脂部品の着脱用取付部

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JPH0710186Y2
JPH0710186Y2 JP14864089U JP14864089U JPH0710186Y2 JP H0710186 Y2 JPH0710186 Y2 JP H0710186Y2 JP 14864089 U JP14864089 U JP 14864089U JP 14864089 U JP14864089 U JP 14864089U JP H0710186 Y2 JPH0710186 Y2 JP H0710186Y2
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JP
Japan
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resin component
flexible plate
resin
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engaging
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JP14864089U
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Inventor
克哉 千嶋
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えば自動者用空気調和装置などに用いられ
る樹脂部品を他の相手部品に着脱自在に取り付けること
が可能な樹脂部品の着脱用取付部に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車用空気調和装置の一樹脂部品としてのベ
ンチレータグリルをハウジング内にワンタッチ式に取り
付ける手段として、実開昭58−188,209号公報あるいは
実開昭50−82,844号公報に示す技術が知られている。ま
た、第6,7図に示すように、何等かの樹脂部品2を他の
部品4に着脱自在に取り付けるために、樹脂部品2に固
定基板5及び可撓板6を一体的に突出して形成し、この
可撓板6に係合用凸部8を形成し、この係合用凸部8
が、他の部品に形成してある係合凹部9に係合するよう
にした樹脂部品の取付部10,10aも従来から知られてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の樹脂部品の取付部10,1
0aにあっては、可撓板6が、この可撓板6と固定基板5
との連結部7,7aを支点として矢印A方向に変形する様に
構成してあることから、連結部7,7aが破壊され易いとい
う不都合を有する。特に、可撓板6の変形移動(可動ス
トローク)を大きく設計すると、連結部7,7aが繰り返し
荷重により塑性変形し、変色する(白色化)すると共
に、最後には破壊してしまう虞がある。また、連結部7,
7aの肉厚が薄すぎても破壊しやすいし、厚すぎると可撓
板6の変形移動が困難になることから、連結部7,7aの肉
厚管理も困難であり、不具合品が発生し易いという製造
工程上の不都合もある。
本考案は、このような従来技術が有する不都合を解消す
るためになされ、製造が容易でありながら、安定した弾
撥力が可撓板に作用し、相手部品に対する取付及び取り
外しの操作性が向上し、連結部を薄肉に構成しても、ま
た可撓板の可動ストロークが大きく設計したとしても、
連結部が破壊する虞が少ない耐久性に優れた樹脂部品の
着脱用取付部を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を達成するための手段) かかる目的を達成するために、本考案に係る樹脂部品の
着脱用取付部は、樹脂部品に一体に設けられ、当該樹脂
部品が取り付けられる相手部品に形成してある係合用凹
部または凸部に着脱自在に係合する係合用凸部または凹
部を有する樹脂部品の着脱用取付部において、前記係合
用凸部または凹部が形成してある可撓板と、前記樹脂部
品に形成してある固定基板と、前記可撓板と固定基板と
を一体的に連結する薄肉の連結部と、前記可撓板と固定
基板または固定基板近傍の樹脂部品とを連結するように
樹脂一体成形された板バネ部とから成ることを特徴とし
ている。
(作用) このような本考案に係る樹脂部品の着脱用取付部にあっ
ては、可撓板と固定基板とは、薄肉の連結部以外に、板
バネ部により連結されるため、連結部で弾撥力を保持す
る必要がなく、板バネ部により可撓板に弾撥力が付与さ
れるため、連結部を薄肉に構成しても、また可撓板の可
動ストロークを大きく設計したとしても、連結部が破壊
する虞は少ない。また、板バネ部が安定した弾撥力を常
時可撓板に付与するため、相手部品に対する取付及び取
外しの操作性が向上する。さらに、このような取付部
は、樹脂部品と一体に容易に製造することが可能なの
で、製造も容易である。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る樹脂部品の着脱用取付
部の概略斜視図、第2図は第1図に示すII線に沿う矢視
図、第3図は第1図に示すIII線に沿う矢視図、第4,5図
はそれぞれ本考案の他の実施例に係る樹脂部品の着脱用
取付部の概略図である。
第1図に示す本考案の一実施例に係る樹脂部品の着脱用
取付部20は、樹脂部品としての枠体23を有するエアフィ
ルター22を、吸込口24が形成してある相手部品としての
ダクト部材26に取付けるためのものである。
エアフィルター22は、枠体23の開口部にフィルター材25
が張設してある。本実施例では、枠体23の両側に着脱用
取付部20が枠体23と一体に形成してある。枠体23は、射
出成形などにより形成される樹脂部品である。
本実施例に係る樹脂部品の着脱用取付部20は、第2,3図
に示すように、枠体22の両側から取付方向Bに向けて突
出して一体的に形成してある固定基板28を有する。この
固定基板28の先端側には、薄肉上の連結部30が前記固定
基板28と略直角方向に一体的に形成してある。この連結
部を介して、可撓板32が前記固定基板28と略平行に形成
してある。この可撓板32の外側面には、係合用凸部34が
形成してある。この係合用凸部34は、相手部品としての
ダクト部材26における吸込口外周縁に形成してある係合
用凹部36に適宜係合可能になっている。
特に、本実施例にあっては、半円弧状の板バネ部38が可
撓板32と固定基板28近傍の枠体23とを連結するように、
枠体23および可撓板32に樹脂一体成形してある。このよ
うな樹脂一体成形は、スライド型を用いること無く、枠
体及び着脱用取付部20を樹脂で成形する際に容易に行な
うことが可能である。なお、板バネ部38の形状や個数
は、特に限定されるものではなく、第2図に示すように
可撓板32の上下両側に位置するように板バネ部38を設け
ることなく、片側にのみ設けるようにしても良い。
このような本実施例に係る樹脂部品の着脱用取付部20に
あっては、可撓板32と固定基板28とは、薄肉の連結部30
以外に、板バネ部38により連結されるため、連結部30で
弾撥力を保持する必要がなく、板バネ部38により可撓板
32に弾撥力が付与されるため、連結部30を薄肉に構成し
ても、また可撓板32の可動ストロークを大きく設計した
としても、連結部30に負荷がほとんど作用せず、ここが
破壊する虞は少ない。また、板バネ部38が安定した弾撥
力を常時可撓板32に付与するため相手部品としてのダク
ト部材26に対する取付及び取り外しの操作性が向上す
る。さらに、このような取付部20は、樹脂部品としての
枠体と一体に容易に製造することが可能なので、製造も
容易である。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で種々に改変できる。
例えば、第4図に示すように、固定基板28と可撓板32と
を連結部30aを介して略直角に配置し、これら可撓板32
と固定基板28とを両端が樹脂一体成形された1/4円弧状
の板バネ部38aで連結するようにしても良い。その場合
の相手部品26aは、ダクト部材以外のものであっても良
い。また、このような着脱用取付部20aが形成される樹
脂部品も、エアフィルター用の枠体以外であっても良
い。なお、このように相手部品及び樹脂部品の種類は問
わないのは、第1〜3図に示す実施例でも同様である。
第5図は、本考案のさらにその他の実施例に係る着脱用
取付部20bを示し、固定基板28と可撓板32とが連結部30b
を介して略直線上に位置するようになっている。この場
合には、両端部がインサート成形された断面半円弧状の
板バネ部38bにより可撓板32と固定基板28とを連結す
る。この場合の相手部品26bもダクト部材に限定されな
い。
また、係合用凸部34と係合用凹部36とは、必ずしも樹脂
部品と相手部品とにそれぞれ形成されるものではなく、
逆の関係で形成されるようにしても良い。
このような実施例にあっても上述した実施例と同様な作
用を有する。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、前述したよ
うな構成を有しているので、板バネ部により安定した弾
撥力が可撓板に作用し、樹脂部品の相手部品に対する取
付及び取外しの操作性が向上し、連結部を薄肉に構成し
ても、また可撓板の可動ストロークを大きく設計したと
しても、連結部が破壊する虞が少なくなり、着脱用取付
部の耐久性が向上する。また、スライド型などを用いる
こと無く、樹脂部品と一体的に取付部を形成することが
可能であり、その際に連結部の肉厚管理も厳しく行う必
要がないので、製造も容易であるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る樹脂部品の着脱用取付
部の概略斜視図、第2図は第1図に示すII線に沿う矢視
図、第3図は第1図に示すIII線に沿う矢視図、第4,5図
はそれぞれ本考案の他の実施例に係る樹脂部品の着脱用
取付部の概略図、第6,7図はそれぞれ従来の着脱用取付
部の概略図である。 20,20a,20b……着脱用取付部、22……エアフィルター、
23……枠体(樹脂部品)、26……ダクト部材(相手部
品)、26a,26b……相手部品、28……固定基板、30,30a,
30b……連結部、32……可撓板、34……係合用凸部、36
……係合用凹部、38,38a,38b……板バネ部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂部品(23)に一体に設けられ、当該樹
    脂部品(23)が取り付けられる相手部品(26,26a,26b)
    に形成してある係合用凹部(36)に着脱自在に係合する
    係合用凸部(34)を有する樹脂部品の着脱用取付部(2
    0,20a,20b)において、 前記係合用凸部(34)が形成してある可撓板(32)と、
    前記樹脂部品に形成してある固定基板(28)と、前記可
    撓板と固定基板とを一体的に連結する薄肉の連結部(3
    0,30a,30b)と、前記可撓板と固定基板または固定基板
    近傍の樹脂部品とを連結するように樹脂一体成形された
    板バネ(38,38a,38b)とから成る樹脂部品の着脱用取付
    部。
  2. 【請求項2】樹脂部品(23)に一体に設けられ、当該樹
    脂部品(23)が取り付けられる相手部品(26,26a,26b)
    に形成してある係合用凸部(34)に着脱自在に係合する
    係合用凹部(36)を有する樹脂部品の着脱用取付部(2
    0,20a,20b)において、 前記係合用凹部(36)が形成してある可撓板(32)と、
    前記樹脂部品に形成してある固定基板(28)と、前記可
    撓板と固定基板とを一体的に連結する薄肉の連結部(3
    0,30a,30b)と、前記可撓板と固定基板または固定基板
    近傍の樹脂部品とを連結するように樹脂一体成形された
    板バネ部(38,38a,38b)とから成る樹脂部品の着脱用取
    付部。
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