JPH071017A - 圧延機のワークロール表面手入れ装置 - Google Patents

圧延機のワークロール表面手入れ装置

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JPH071017A
JPH071017A JP14817093A JP14817093A JPH071017A JP H071017 A JPH071017 A JP H071017A JP 14817093 A JP14817093 A JP 14817093A JP 14817093 A JP14817093 A JP 14817093A JP H071017 A JPH071017 A JP H071017A
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doctor blade
work roll
roll
rolling mill
blade
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Yasunobu Kimura
保信 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブライトロールにおいても押し込み疵やすじ
状疵を完全に防止するドクタブレード式ロール表面手入
れ装置を実現する。 【構成】 ドクタブレード5の両端部分51を内側中央部
52に対して0.05mmないし0.1mm突出させて構成するとと
もに、ドクタブレード5をワークロール2の胴長方向に
移動自在に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯等の金属帯を冷間
圧延する圧延機のワークロール表面にドクタブレードを
押し当ててワークロール表面に付着した異物を除去する
ワークロール表面手入れ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯やステンレス鋼帯等の金属ストリッ
プを冷間圧延する際、ワークロールの表面に異物が付着
していると圧延された鋼帯表面が凹状となり、いわゆる
押し込み疵が発生する。そこで、ワークロールの表面異
物を除去するロール手入れ装置が使用されるのが普通で
ある。ロール表面手入れ装置としては、実公昭63-50005
号公報、実開平2-28304 号公報、あるいは特開平4-4661
5 号公報等に記載されているように、薄い金属製刃物状
をしたドクタブレードの全長を直接ワークロール表面に
押し当てるものが知られている。
【0003】鋼帯圧延機におけるドクタブレード方式の
ワークロール手入れ装置の一例を、図4、図5により説
明する。図4は圧延機ワークロール付近の斜視図、図5
はワークロールならびにドクタブレードの側面図で、1
は鋼帯、2はワークロール、3はブレードホルダ、4は
回動軸、5はドクタブレード、6はブレード押さえ、7
はカウンタウエイト、14は異物、15、15' はすじ状疵で
ある。
【0004】図に見られるように、ドクタブレード5は
回動軸4により回動自在なブレードホルダ3にブレード
押さえ6により取り付けられ、Gで示した重心位置に作
用する自重Wによる回動軸4回りのモーメントでワーク
ロール2の表面に押し当てられている。つまり押しつけ
力Fは自重Wによるが、カウンタウエイト7により調整
できる。
【0005】このようにドクタブレード5の刃先は直接
ワークロール2の表面に接触しているから、ロール粉等
の微小な硬い異物14がロール表面に付着するとドクタブ
レード5とワークロール2の接触位置に噛み込まれ、ワ
ークロール2表面にすじ状疵15を発生させ、さらにこれ
が鋼帯1に転写されて鋼帯表面にもすじ状疵15' を発生
させる。この対策として、特開平4-46615 号公報にある
ようにドクタブレード5をワークロール2の胴長方向に
往復摺動させて異物が同一場所に留まらないようにした
り、ドクタブレード5の厚みを薄くし、かつワークロー
ルへの押しつけ力を極力軽いものに押さえる方法などの
手段が講じられていて、Ra=1〜3μm程度のダルロー
ルでは効果があるが、Ra≦1μm のようなブライトロー
ルでは、これらの方法では微小な異物によるすじ状疵を
完全に防止できず、改善が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解消し、異物によるすじ状疵の発生を完全に防
止したロール手入れ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面粗度Ra≦
1.0μm 以下である圧延機のワークロール表面にドクタ
ブレードを押し当ててワークロール表面に付着した異物
を除去するワークロール表面手入れ装置において、前記
ドクタブレードの両端部を内側中央部に対して0.05mmな
いし 0.1mm突出させて構成するとともに、ドクタブレー
ドをワークロール胴長方向に移動自在に取り付けたこと
を特徴とする圧延機のワークロール表面手入れ装置であ
る。
【0008】
【作 用】本発明のドクタブレードは、両端部分を内側
中央部分に対して0.05mmないし0.1mm 突出させて被圧延
材の接触する板道と呼ばれる部分においてワークロール
表面とドクタブレード先端とが接触しないように構成し
たから、板道部分において微小な硬い異物がドクタブレ
ードの刃先に挟まることがなく、かつ50ないし 100μm
以上の大きい異物はドクタブレードの往復摺動によって
同一位置に留まることがなく、ドクタブレードによって
ロール表面から除去されるから、凹み疵やすじ状疵の発
生が防止できる。
【0009】
【実施例】鋼帯の冷間圧延機における本発明の一実施例
を図1、図2により説明する。図1は鋼帯の進行方向よ
り見たワークロール付近の部分正面図、図2はそのAA
視による断面図である。さきの図4、図5と共通するも
のについては同じ符号を使用している。8は回動軸4を
支える軸受け、9はスライドライナ、10はアクチュエー
タ、11はブラケット、12はスピードコントローラ、13は
電磁切替え弁である。なお、ドクタブレード5の両端部
で切断したBB視による断面図は、さきの図5と同じで
ある。
【0010】すなわち、本発明のロール手入れ装置は、
ドクタブレード5の刃先部の形状が異なるほかは、基本
的構造はさきの図4、図5のものと同様である。ドクタ
ブレード5の刃先部は、両端部分が内側の中央部分52に
対して0.05mmないし0.1mm 突出した突出部51となって凹
形形状をなしている。ドクタブレード5ならびにホルダ
3等は回動軸4に取り付けられているが、回動軸4は両
端で軸受け8により回転自在に支持されており、軸受け
8は圧延機ハウジングに取り付けられているブラケット
11、スライドライナ9上をロール胴長方向に移動可能で
あり、電磁切替え弁13、スピードコントローラ12を経て
制御されるアクチュエータ10により往復摺動する。
【0011】ワークロール2の直径 545mm、材質が5%
クロム鋼、表面硬度(ショア硬度)92、表面粗度Ra=
0.3μm のブライトロールに対し、材質 SK5、厚み 0.9m
m、刃先を鋭利な角とした凹形形状のドクタブレードを
使用し、押しつけ力線圧 5kg/m、ロール胴長方向の摺動
ストローク±12mm、摺動周期 6秒とし、中央部(刃先凹
形形状部)のワークロールとの隙間Aを0、0.05、0.1
、0.2 、0.3 、0.4 、0.5mm に変えて使用実験を行
い、凹み疵の発生ならびにロールのすじ状疵発生状況を
観察した。
【0012】その使用結果を図3に示す。通常、定期ロ
ール替えまでの圧延距離は 200kmであるが、隙間Aが
0.1mmこえでは凹み疵が多発し、定期交換までロールを
使用できない。つまりこの隙間が大きいと、異物が容易
に通過して除去できず、ドクタブレードがない場合と変
わりなくなるからである。一方、隙間Aが0.05mm以上だ
とすじ状疵は発生しない。したがって、両方の条件を満
足する隙間Aの値としては0.05mmないし 0.1mmとなる。
【0013】なお、ドクタブレード5を一体の凹形形状
とする代わりに、中央部と両端部とを分離して隙間Aを
調整可能とすることも効果的である。両端部のロールと
接触する部分をローラ等によりころがり接触とすること
もできる。同じく接触する部分の材質を変更して寿命延
長を図ることもできる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、凹み疵、すじ状疵の双
方の発生が防止されて圧延製品の品質が向上し、ロール
交換周期が延長されて生産性も高まるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す部分正面図である。
【図2】図1のAA視による断面図である。
【図3】実施例における疵発生状況を示すグラフであ
る。
【図4】従来の技術を示す斜視図である。
【図5】同じく従来の技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 ワークロール 3 ブレードホルダ 4 回動軸 5 ドクタブレード 51 両端部 52 中央部 6 ブレード押さえ 7 カウンタウエイト 8 軸受け 9 スライドライナ 10 アクチュエータ 11 ブラケット 12 スピードコントローラ 13 電磁切替え弁 14 異物 15、15' すじ状疵

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面粗度Ra≦ 1.0μm 以下である圧延機
    のワークロール(1)表面にドクタブレード(5)を押
    し当ててワークロール表面に付着した異物(14)を除去
    するワークロール表面手入れ装置において、前記ドクタ
    ブレードの両端部(51)を内側中央部(52)に対して0.
    05mmないし 0.1mm突出させて構成するとともに、ドクタ
    ブレード(5)をワークロール(2)胴長方向に移動自
    在に取り付けたことを特徴とする圧延機のワークロール
    表面手入れ装置。
JP14817093A 1993-06-21 1993-06-21 圧延機のワークロール表面手入れ装置 Expired - Lifetime JP2655988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14817093A JP2655988B2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 圧延機のワークロール表面手入れ装置

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JP14817093A JP2655988B2 (ja) 1993-06-21 1993-06-21 圧延機のワークロール表面手入れ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH071017A true JPH071017A (ja) 1995-01-06
JP2655988B2 JP2655988B2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=15446817

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