JPH05204U - ロール表面手入れ装置 - Google Patents

ロール表面手入れ装置

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Publication number
JPH05204U
JPH05204U JP4439391U JP4439391U JPH05204U JP H05204 U JPH05204 U JP H05204U JP 4439391 U JP4439391 U JP 4439391U JP 4439391 U JP4439391 U JP 4439391U JP H05204 U JPH05204 U JP H05204U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
blade
roll surface
foreign matter
steel strip
Prior art date
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Pending
Application number
JP4439391U
Other languages
English (en)
Inventor
浩一 上村
剛二 勝島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP4439391U priority Critical patent/JPH05204U/ja
Publication of JPH05204U publication Critical patent/JPH05204U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールおよび鋼帯にすじ状疵を発生させずに
ロール表面に付着した異物をドクターブレードにより除
去する。 【構成】 ロール2の表面に付着した異物をかき落とす
ロール胴長にほぼ等しい長さの直線状のブレード3を備
えてなる鋼帯1の処理ラインにおけるロール表面手入れ
装置において、ロール2の表面とブレード3とを僅かの
隙間を設けて非接触としたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属ストリップ等の帯状物の処理ラインにおけるロール表面手入れ 装置に関し、さらに詳しくは、異物をかき落とすブレードを備えてなるロール表 面手入れ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属ストリップ等の帯状物の処理ラインにおいて、ライン内に設置されるピン チロール、デフレクタロール等のロール類は、金属ストリップ等にすり疵を発生 させないため、また摩擦係数を高くする等の理由から、ゴムや樹脂等の軟らかい 材質をライニングしたものが使用される。ところが、こうしたロール表面に塵埃 、金属粉等の異物が付着すると、このロールに接触する金属ストリップ等の表面 にくぼみ、いわゆる押し込み疵を発生させてしまう。そこで、こうしたロールに は、ロール表面の異物を除去するロール手入れ装置が付設されている。その代表 的なものを図4に示す。1は金属ストリップ、2はロール、3はこのロール表面 に押し当てることにより表面に付着した異物をかき落とすドクターブレードと呼 ばれる刃物状の金属材(以下ブレードという)、4はブレード3を取り付けたナ イフホルダーである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このようなブレードを軟らかいロール表面に押し当てると、ロール 表面がこのブレードで疵つけられて、ロールおよび金属ストリップ等にすじ状疵 を発生させる原因となる。これを防止するため、ブレードを長手方向、すなわち ラインと直角方向に往復移動させて、ロールとブレードとの当たり位置を周期的 に変えることが有効であるが、そのための装置は設備費用が高く複雑な機構が必 要となり、狭い場所では採用できないばかりか、ロール交換時のブレードの取り 外しにも長時間を要する等の問題があり、また特に軟らかいロール材質の場合は 、この方法でもすじ状疵を防止することはできなかった。
【0004】 本考案は、このような問題を解決した、安価で簡易な構造のロール表面の手入 れ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ロール表面に付着した異物をかき落とすロール胴長にほぼ等しい長 さの直線状のブレードを備えてなる帯状物の処理ラインにおけるロール表面手入 れ装置において、該ロール表面と該ブレードとを僅かの隙間を設けて非接触とし たことを特徴とする。
【0006】
【作 用】
本考案によれば、ブレードとロール表面が非接触で、両者の間には微小ながら 隙間が存在するので、隙間より大きい有害な異物は除去して、しかもロール表面 にすじ状疵等を発生させることはない。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例の外観を図1に、断面を図2に示す。鋼帯1の下面にデフレク タロール2があり、鋼帯1の移動につれてこのデフレクタロール2が回転すると 、この回転方向に対抗する向きにブレード3が、わずかの隙間6を以て取り付け られている。ブレード3の材質はSUS 304 ステンレス鋼、厚さ 2mm、ロール胴長 にほぼ等しい長さの直線状で、ナイフ刃面を鋭く研磨してあり、ロール2との間 の隙間6を0.2mm 、ロール表面とのなす角を約15°に設定した。ロール径は1067 mmで、鋼帯1のユニットテンションは2.0kg/mmである。
【0008】 この隙間6は、ブレード両端の調節ボルト5により、任意に変更できる。 図3は、ある鋼帯処理ラインの押し疵によるダウンタイム発生例で、グラフ下 段はライン内のユニットテンション、中断はダウンタイム発生回数、上段は押し 疵の原因となった異物の大きさである。このグラフから、ユニットテンションの 高いセクションにおいては、小さい異物でも敏感に押し疵の原因となるが、テン ションの低い通常のセクションにおいては、0.5 〜1.0mm の異物を排除できれば よいことがわかるので、隙間6は0.1 〜0.2mm 程度に設定すればよい。
【0009】 また、本実施例では、ブレード3は剛性保持の目的を兼ね、溝形鋼を上向きに したナイフホルダー4の一方のフランジに取り付けてあるので、ブレード3でか き落とされた異物はナイフホルダー内に収容され、付近に飛散しない。 本実施例ではデフレクタロール2が鋼帯1の下部に配置されているが、これが 上部であっても配置はほぼ同様で、ブレード3は常にロール2の回転に対抗する 位置に取り付けられる。
【0010】
【考案の効果】
本考案によれば、ブレードがロール表面に接触せずに異物を取り除くので、金 属ストリップ等の押し疵が防止されるとともに、設置後のメンテナンスやロール 取り替え時間が節約される等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施例の構成を示す横断面図である。
【図3】本考案に係わる異物の大きさと押し込み疵の関
係を示すグラフである。
【図4】従来例の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 鋼帯 2 ロール 3 ブレード 4 ナイフホルダー 5 調節ボルト

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ロール表面に付着した異物をかき落とす
    ロール胴長にほぼ等しい長さの直線状のブレードを備え
    てなる帯状物の処理ラインにおけるロール表面手入れ装
    置において、該ロール表面と該ブレードとを僅かの隙間
    を設けて非接触としたことを特徴とするロール表面手入
    れ装置。
JP4439391U 1991-06-13 1991-06-13 ロール表面手入れ装置 Pending JPH05204U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4439391U JPH05204U (ja) 1991-06-13 1991-06-13 ロール表面手入れ装置

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JP4439391U JPH05204U (ja) 1991-06-13 1991-06-13 ロール表面手入れ装置

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Publication Number Publication Date
JPH05204U true JPH05204U (ja) 1993-01-08

Family

ID=12690265

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JP4439391U Pending JPH05204U (ja) 1991-06-13 1991-06-13 ロール表面手入れ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11807460B2 (en) 2019-06-12 2023-11-07 Toyo Engineering Corporation Chute tube for transferring particles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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