JPH07101301A - 高性能エアーバッグ - Google Patents
高性能エアーバッグInfo
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- JPH07101301A JPH07101301A JP27480993A JP27480993A JPH07101301A JP H07101301 A JPH07101301 A JP H07101301A JP 27480993 A JP27480993 A JP 27480993A JP 27480993 A JP27480993 A JP 27480993A JP H07101301 A JPH07101301 A JP H07101301A
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- Japan
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- sewing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量コンパクトでありながら、破裂強度がす
ぐれ、安全性の高いエアーバッグを提供すること 【構成】 展開前の外観が実質的に円形の織物からなる
エアーバッグにおいて、ボトムクロスＢのインフレータ
ー挿入口Ｆ周囲部が少なくとも１枚の織物からなるエプ
ロンＥで補強され、かつ該ボトムクロスＢと該エプロン
Ｅとは多重環状に縫製され、その際、実質的に円形の最
外周縫製環状線Ｃ１がエアーバッグの展開前において、
下記式およびを満足する。 （ΦK −ΦG ）／２＝32〜123(mm) 縫製ピッチ＝0.1 〜2.5(mm) （但し、ΦK はＣ１の円において、ボトムクロスの経糸
方向および緯糸方向のうち引張伸度の小さい方向の直径
を、ΦG はインフレーター挿入口の直径を示す）
ぐれ、安全性の高いエアーバッグを提供すること 【構成】 展開前の外観が実質的に円形の織物からなる
エアーバッグにおいて、ボトムクロスＢのインフレータ
ー挿入口Ｆ周囲部が少なくとも１枚の織物からなるエプ
ロンＥで補強され、かつ該ボトムクロスＢと該エプロン
Ｅとは多重環状に縫製され、その際、実質的に円形の最
外周縫製環状線Ｃ１がエアーバッグの展開前において、
下記式およびを満足する。 （ΦK −ΦG ）／２＝32〜123(mm) 縫製ピッチ＝0.1 〜2.5(mm) （但し、ΦK はＣ１の円において、ボトムクロスの経糸
方向および緯糸方向のうち引張伸度の小さい方向の直径
を、ΦG はインフレーター挿入口の直径を示す）
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエアーバッグに関し、更
に詳しくは破裂強度が大きく安全性の高い軽量コンパク
トなエアーバッグに関する。
に詳しくは破裂強度が大きく安全性の高い軽量コンパク
トなエアーバッグに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、エアーバッグの軽量コンパクト化
が非常に重要な課題となってきた。従来のドライバー席
用のエアーバッグとしては、クロロプレンゴムコート織
物よりなるものが主流であったが、近年はコート量の少
なくてもよいシリコンゴムコート織物、さらにはノンコ
ート織物よりなるものへと軽量コンパクト化が進んでき
た。
が非常に重要な課題となってきた。従来のドライバー席
用のエアーバッグとしては、クロロプレンゴムコート織
物よりなるものが主流であったが、近年はコート量の少
なくてもよいシリコンゴムコート織物、さらにはノンコ
ート織物よりなるものへと軽量コンパクト化が進んでき
た。
【０００３】エアーバッグは、例えば自動車の衝突時に
は、バッグ内に瞬間的に高温窒素ガスが送り込まれて膨
張して内圧が上昇し、かつ乗員が衝突するため更に内圧
が上昇する。したがってそのとき急激な内圧の上昇で破
裂する危険のないこと（高破裂強度）が要求される。
は、バッグ内に瞬間的に高温窒素ガスが送り込まれて膨
張して内圧が上昇し、かつ乗員が衝突するため更に内圧
が上昇する。したがってそのとき急激な内圧の上昇で破
裂する危険のないこと（高破裂強度）が要求される。
【０００４】この要求に応えるため数々の提案がなされ
ている。例えば、高破裂強度を実現するために、実開平
２−９０１７０号公報には中心点から外縁までの長さ寸
法を経糸の軸線方向から緯糸の軸線方向に向かって４０
度ないし５０度傾斜した方向の長さより経糸の軸線方向
および緯糸の軸線方向の長さが大となるようにしたエア
ーバッグが提案されている。
ている。例えば、高破裂強度を実現するために、実開平
２−９０１７０号公報には中心点から外縁までの長さ寸
法を経糸の軸線方向から緯糸の軸線方向に向かって４０
度ないし５０度傾斜した方向の長さより経糸の軸線方向
および緯糸の軸線方向の長さが大となるようにしたエア
ーバッグが提案されている。
【０００５】また、特開平４−５１４５号公報には、経
糸方向に対して４５度のバイアス方向における直径が経
糸方向および緯糸方向の直径の０．７〜０．９５倍であ
る袋体織物を用いたエアーバッグが提案されている。
糸方向に対して４５度のバイアス方向における直径が経
糸方向および緯糸方向の直径の０．７〜０．９５倍であ
る袋体織物を用いたエアーバッグが提案されている。
【０００６】さらに、特開平４−４３１４３号公報には
同様の考え方でやはり袋織エアーバッグにおいてバイア
ス方向の長さが経糸方向および緯糸方向の長さより短い
エアーバッグが提案されている。
同様の考え方でやはり袋織エアーバッグにおいてバイア
ス方向の長さが経糸方向および緯糸方向の長さより短い
エアーバッグが提案されている。
【０００７】これらの提案はいずれもエアーバッグの破
裂の起点はエアーバッグの周縁部の接合部であると考
え、この部分の破裂強度を向上させるため、バイアス方
向の直径を短くした非円形の織物からなるエアーバッグ
を提案している。
裂の起点はエアーバッグの周縁部の接合部であると考
え、この部分の破裂強度を向上させるため、バイアス方
向の直径を短くした非円形の織物からなるエアーバッグ
を提案している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのいず
れも方法でも軽量コンパクトエアーバッグにおいては破
裂強度は十分ではなく、特にノンコートエアーバッグに
おいてそれらの向上が要望されてきた。そこで、本発明
は軽量コンパクトでありながら、破裂強度の極めて優れ
るエアーバッグを提案することを目的とする。
れも方法でも軽量コンパクトエアーバッグにおいては破
裂強度は十分ではなく、特にノンコートエアーバッグに
おいてそれらの向上が要望されてきた。そこで、本発明
は軽量コンパクトでありながら、破裂強度の極めて優れ
るエアーバッグを提案することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、織物で構成さ
れ、展開前の外観が実質的に円形のエアーバッグにおい
て、ボトムクロスのインフレーター挿入口周囲部が少な
くとも１枚の織物からなるエプロンで補強されており、
かつ該ボトムクロスと該エプロンとは多重環状に縫製さ
れ、その際、最外周縫製環状線がエアーバッグ展開前の
状態において、下記式およびを満足することを特徴
とする高性能エアーバッグを提供するものである。 （ΦK −ΦG ）／２＝３２〜１２３ｍｍ 式中、ΦK は最外周縫製環状線が形成する実質的な円に
おける、ボトムクロス経糸方向の直径および緯糸方向の
直径のうちのボトムクロスの引張伸度が小さい方向の直
径を、ΦG はインフレーター挿入口の直径を示す。 最外周縫製環状線の縫製ピッチ（Ｐs ）＝１．０〜
２．５ｍｍ
れ、展開前の外観が実質的に円形のエアーバッグにおい
て、ボトムクロスのインフレーター挿入口周囲部が少な
くとも１枚の織物からなるエプロンで補強されており、
かつ該ボトムクロスと該エプロンとは多重環状に縫製さ
れ、その際、最外周縫製環状線がエアーバッグ展開前の
状態において、下記式およびを満足することを特徴
とする高性能エアーバッグを提供するものである。 （ΦK −ΦG ）／２＝３２〜１２３ｍｍ 式中、ΦK は最外周縫製環状線が形成する実質的な円に
おける、ボトムクロス経糸方向の直径および緯糸方向の
直径のうちのボトムクロスの引張伸度が小さい方向の直
径を、ΦG はインフレーター挿入口の直径を示す。 最外周縫製環状線の縫製ピッチ（Ｐs ）＝１．０〜
２．５ｍｍ
【００１０】本発明のエアーバッグは、織物で構成さ
れ、展開前の外観が実質的に円形の織物からなる。かか
るエアーバッグとしては、例えば２枚の実質的に円形の
織物をその円周部で接合したエアーバッグを挙げること
ができる。また本発明のエアーバッグはそのボトムクロ
スのインフレーター挿入口周囲部が少なくとも１枚の織
物よりなるエプロンにより縫製補強されている。
れ、展開前の外観が実質的に円形の織物からなる。かか
るエアーバッグとしては、例えば２枚の実質的に円形の
織物をその円周部で接合したエアーバッグを挙げること
ができる。また本発明のエアーバッグはそのボトムクロ
スのインフレーター挿入口周囲部が少なくとも１枚の織
物よりなるエプロンにより縫製補強されている。
【００１１】本発明においては、前記従来技術を背景に
エアーバッグの破裂強度を一層向上させるために縫製方
法が鋭意検討された。即ち、本発明者らは図４に示すよ
うな従来公知のエアーバッグの破裂時における挙動を鋭
意詳細に検討した結果、破裂の起点はエアーバッグの周
縁部ではなく、むしろエプロンの最外周縫製環状線にあ
ることを見いだした。即ち、エプロンをエアーバッグの
ボトムクロスと一体化させるために施された多重（エプ
ロン上を数周する）環状縫製線のうち、破裂は最外周の
縫製により形成された縫製線（最外周縫製環状線）にお
いてエプロンの外に向かって発生し、かつ破裂の方向は
常にボトムクロスの経糸および／または緯糸方向に限定
されていることを見いだすに至った。この現象は、全て
の破裂の起点が少なくとも１枚のエプロンとボトムクロ
スの積層縫製された接点である、最も引張強力の低いエ
プロン最外周縫製環状線に集中していること、かつ最外
周縫製環状線からボトムクロスのバイアス方向に向かっ
ては張力は発生せず、すべて経糸および／または緯糸方
向に張力が発生することを示すものである。
エアーバッグの破裂強度を一層向上させるために縫製方
法が鋭意検討された。即ち、本発明者らは図４に示すよ
うな従来公知のエアーバッグの破裂時における挙動を鋭
意詳細に検討した結果、破裂の起点はエアーバッグの周
縁部ではなく、むしろエプロンの最外周縫製環状線にあ
ることを見いだした。即ち、エプロンをエアーバッグの
ボトムクロスと一体化させるために施された多重（エプ
ロン上を数周する）環状縫製線のうち、破裂は最外周の
縫製により形成された縫製線（最外周縫製環状線）にお
いてエプロンの外に向かって発生し、かつ破裂の方向は
常にボトムクロスの経糸および／または緯糸方向に限定
されていることを見いだすに至った。この現象は、全て
の破裂の起点が少なくとも１枚のエプロンとボトムクロ
スの積層縫製された接点である、最も引張強力の低いエ
プロン最外周縫製環状線に集中していること、かつ最外
周縫製環状線からボトムクロスのバイアス方向に向かっ
ては張力は発生せず、すべて経糸および／または緯糸方
向に張力が発生することを示すものである。
【００１２】本発明はこのような破裂起点および張力の
方向に着目した結果、エプロンの縫製を、エアーバッグ
の展開前において下記式およびを満足するように行
うことにより、エアーバッグの破裂強度を向上させるこ
とができることを見いだしたものである。
方向に着目した結果、エプロンの縫製を、エアーバッグ
の展開前において下記式およびを満足するように行
うことにより、エアーバッグの破裂強度を向上させるこ
とができることを見いだしたものである。
【００１３】以下、本発明を図面を用いて説明する。図
１〜３は本発明のエアーバッグの展開前のボトムクロス
内側の一態様を示す平面図である。これらの図におい
て、Ｂはボトムクロスを、Ｃ１は最外周縫製環状線を、
Ｃ２は最外周以外の縫製環状線を、Ｄはボトムクロスの
裁断線を、Ｅは最外周縫製環状線を有するエプロンを、
Ｆはインフレーター挿入口を、Ｈはベントホールを、Ｉ
は二重環縫製線を、Φはボトムクロス（裁断線）の直径
を、ΦKはエプロンの最外周縫製環状線の形成する実質
的な円における、ボトムクロス経糸方向の直径および緯
糸方向の直径のうちのボトムクロスの引張伸度が小さい
方向の直径を、ΦG はインフレーター挿入口の直径を示
す。
１〜３は本発明のエアーバッグの展開前のボトムクロス
内側の一態様を示す平面図である。これらの図におい
て、Ｂはボトムクロスを、Ｃ１は最外周縫製環状線を、
Ｃ２は最外周以外の縫製環状線を、Ｄはボトムクロスの
裁断線を、Ｅは最外周縫製環状線を有するエプロンを、
Ｆはインフレーター挿入口を、Ｈはベントホールを、Ｉ
は二重環縫製線を、Φはボトムクロス（裁断線）の直径
を、ΦKはエプロンの最外周縫製環状線の形成する実質
的な円における、ボトムクロス経糸方向の直径および緯
糸方向の直径のうちのボトムクロスの引張伸度が小さい
方向の直径を、ΦG はインフレーター挿入口の直径を示
す。
【００１４】最外周縫製環状線Ｃ１とは、エプロンＥと
ボトムクロスＢの接合のためにエプロンＥ上に施された
多重の縫製環状線のうちで最も外側に位置する最大の実
質的円形の縫製線をいう。また、インフレーター挿入口
Ｆとは、ボトムクロスＢ中央部に開けられたインフレー
ターを挿入するための実質的に円形の開口部のことをい
う。
ボトムクロスＢの接合のためにエプロンＥ上に施された
多重の縫製環状線のうちで最も外側に位置する最大の実
質的円形の縫製線をいう。また、インフレーター挿入口
Ｆとは、ボトムクロスＢ中央部に開けられたインフレー
ターを挿入するための実質的に円形の開口部のことをい
う。
【００１５】本発明は、例えば図１の態様において、ま
ず式を満足することを要する。 （ΦK −ΦG ）／２＝３２〜１２３ｍｍ
ず式を満足することを要する。 （ΦK −ΦG ）／２＝３２〜１２３ｍｍ
【００１６】エアーバッグの破裂強度は、インフレータ
ーから噴射される高圧ガスの発射点から、ボトムクロス
の経糸方向および緯糸方向の最外周縫製環状線までの距
離のうちのボトムクロスの引張伸度の小さい方の距離の
大小で決定される。これはボトムクロスの破裂の起点
が、常にボトムクロスのバイアス方向ではなく、伸度の
小さい経糸または緯糸方向、さらに詳しくは経糸方向お
よび緯糸方向のうち、より引張伸度の小さい方向の最外
周縫製環状線上にあることから説明される。ボトムクロ
スのバイアス方向は引張伸度が大きいためにその方向の
最外周縫製環状線は破裂の起点にはならない。すなわ
ち、高圧ガスはインフレーターから噴射後にエプロンを
直撃し、ボトムクロスの経糸方向または緯糸方向の最外
周縫製環状線上でかつ最外周縫製環状線に直角方向に大
きな張力を発生する。これは最外周縫製環状線の縫製引
張強度が織物自身の引張強度に比べて最も小さいからで
ある。このため、最外周縫製環状線でエアーバッグは破
裂することになるが、この場合、より破裂しやすいのは
ボトムクロスの引張伸度が小さい方向である。これは、
最外周縫製環状線に張力が発生してから破裂が発生する
までに最外周縫製環状線の法線方向に織物が伸長してエ
ネルギーを吸収しつつ、破裂を防止するためである。万
一ボトムクロスの経糸方向と緯糸方向が全く同一の引張
伸度の場合は、経糸方向と緯糸方向のいずれかの方向の
直径のうち、わずかでも直径の小さい方向の最外周縫製
環状線上が破裂起点となる。
ーから噴射される高圧ガスの発射点から、ボトムクロス
の経糸方向および緯糸方向の最外周縫製環状線までの距
離のうちのボトムクロスの引張伸度の小さい方の距離の
大小で決定される。これはボトムクロスの破裂の起点
が、常にボトムクロスのバイアス方向ではなく、伸度の
小さい経糸または緯糸方向、さらに詳しくは経糸方向お
よび緯糸方向のうち、より引張伸度の小さい方向の最外
周縫製環状線上にあることから説明される。ボトムクロ
スのバイアス方向は引張伸度が大きいためにその方向の
最外周縫製環状線は破裂の起点にはならない。すなわ
ち、高圧ガスはインフレーターから噴射後にエプロンを
直撃し、ボトムクロスの経糸方向または緯糸方向の最外
周縫製環状線上でかつ最外周縫製環状線に直角方向に大
きな張力を発生する。これは最外周縫製環状線の縫製引
張強度が織物自身の引張強度に比べて最も小さいからで
ある。このため、最外周縫製環状線でエアーバッグは破
裂することになるが、この場合、より破裂しやすいのは
ボトムクロスの引張伸度が小さい方向である。これは、
最外周縫製環状線に張力が発生してから破裂が発生する
までに最外周縫製環状線の法線方向に織物が伸長してエ
ネルギーを吸収しつつ、破裂を防止するためである。万
一ボトムクロスの経糸方向と緯糸方向が全く同一の引張
伸度の場合は、経糸方向と緯糸方向のいずれかの方向の
直径のうち、わずかでも直径の小さい方向の最外周縫製
環状線上が破裂起点となる。
【００１７】即ち、破裂強度は、エプロンの最外周縫製
環状線Ｃ１の形成する実質的な円において、ボトムクロ
ス経糸方向の直径および緯糸方向の直径のうち、ボトム
クロスの引張伸度が小さい方向の直径をΦK 、インフレ
ーター挿入口の直径をΦG とするとき、 （ΦK −ΦG ）／２ の値で決定され、破裂強度の大なるエアーバッグを得る
には、この値を３２〜１２３ｍｍとすることが必要であ
る。この値が３２ｍｍ未満のときは破裂強度が低下す
る。また１２３ｍｍを超えるともはや最外周縫製環状線
では破裂が発生しなくなり、破裂の起点が最外周縫製環
状線からトップクロスとボトムクロスの接合部である二
重環縫製線へと移行するため、やはり破裂強度は低下す
る。この値は４５〜１１０ｍｍが好ましく、５０〜１０
０ｍｍが更に好ましい。
環状線Ｃ１の形成する実質的な円において、ボトムクロ
ス経糸方向の直径および緯糸方向の直径のうち、ボトム
クロスの引張伸度が小さい方向の直径をΦK 、インフレ
ーター挿入口の直径をΦG とするとき、 （ΦK −ΦG ）／２ の値で決定され、破裂強度の大なるエアーバッグを得る
には、この値を３２〜１２３ｍｍとすることが必要であ
る。この値が３２ｍｍ未満のときは破裂強度が低下す
る。また１２３ｍｍを超えるともはや最外周縫製環状線
では破裂が発生しなくなり、破裂の起点が最外周縫製環
状線からトップクロスとボトムクロスの接合部である二
重環縫製線へと移行するため、やはり破裂強度は低下す
る。この値は４５〜１１０ｍｍが好ましく、５０〜１０
０ｍｍが更に好ましい。
【００１８】また、最外周縫製環状線の縫製ピッチ
（ＰS ）＝１．０〜２．５ｍｍであることが必要であ
る。最外周縫製環状線Ｃ１は通常本縫により縫製され
る。縫製ピッチとはエアーバッグの外側に観察される縫
製線上の針穴から針穴の間隔をいう。縫製ピッチが１．
０ｍｍ未満のときは針の挿入間隔が縫製糸の太さに対し
て狭すぎるため縫製自身が困難になり、破裂強度が低下
する。また縫製ピッチが２．５ｍｍを超えるとピッチ間
の縫製糸が長いため、破裂の時点でこの縫製糸に応力が
集中し、破裂強度が低下する。縫製ピッチは１．２〜
２．４ｍｍが好ましく、１．４〜２．３ｍｍが更に好ま
しい。
（ＰS ）＝１．０〜２．５ｍｍであることが必要であ
る。最外周縫製環状線Ｃ１は通常本縫により縫製され
る。縫製ピッチとはエアーバッグの外側に観察される縫
製線上の針穴から針穴の間隔をいう。縫製ピッチが１．
０ｍｍ未満のときは針の挿入間隔が縫製糸の太さに対し
て狭すぎるため縫製自身が困難になり、破裂強度が低下
する。また縫製ピッチが２．５ｍｍを超えるとピッチ間
の縫製糸が長いため、破裂の時点でこの縫製糸に応力が
集中し、破裂強度が低下する。縫製ピッチは１．２〜
２．４ｍｍが好ましく、１．４〜２．３ｍｍが更に好ま
しい。
【００１９】本発明においては、図１〜３に示すよう
に、最外周縫製環状線Ｃ１を有するエプロンＥの経糸方
向がボトムクロスＢの経糸方向に対してバイアス角度で
配されていることが好ましい。従って、エプロン織物の
緯糸方向とボトムクロスの緯糸方向もバイアス角度の傾
きをもって縫製されることになる。このような傾きをも
って縫製されることにより、ボトムクロスＢ全体として
エプロン最外周縫製環状線Ｃ１に働く張力を均等に分担
することができ、その結果、破裂強度を増大させること
ができる。
に、最外周縫製環状線Ｃ１を有するエプロンＥの経糸方
向がボトムクロスＢの経糸方向に対してバイアス角度で
配されていることが好ましい。従って、エプロン織物の
緯糸方向とボトムクロスの緯糸方向もバイアス角度の傾
きをもって縫製されることになる。このような傾きをも
って縫製されることにより、ボトムクロスＢ全体として
エプロン最外周縫製環状線Ｃ１に働く張力を均等に分担
することができ、その結果、破裂強度を増大させること
ができる。
【００２０】前記、傾きがバイアス角度未満またはバイ
アス角度を超える場合は、いずれもエプロンＥが傾斜し
ていない場合に近づき、ボトムクロスＢの経糸および／
または緯糸方向とエプロンＥのそれらが近接したことに
なる。この場合はエアーバッグの破裂強度が低下する。
本発明においては、これを防止するためボトムクロスＢ
のバイアス方向とエプロンＥの経糸および／または緯糸
方向をほぼ一致させることにより、破裂寸前におけるボ
トムクロスＢのバイアス方向の大伸度をエプロンＥの経
糸および緯糸方向の低伸度で低減し、エプロンＥの最外
周縫製環状線Ｃ１の各方向にかかる張力を均等に分担さ
せて破裂強度を向上させることが好ましい。この傾きと
しては、エプロンＥを構成する織物の経糸方向をボトム
クロスＢの経糸方向に対してバイアス方向、好ましくは
３０〜６０度、更に好ましくは４０〜５０度の傾きとす
る。
アス角度を超える場合は、いずれもエプロンＥが傾斜し
ていない場合に近づき、ボトムクロスＢの経糸および／
または緯糸方向とエプロンＥのそれらが近接したことに
なる。この場合はエアーバッグの破裂強度が低下する。
本発明においては、これを防止するためボトムクロスＢ
のバイアス方向とエプロンＥの経糸および／または緯糸
方向をほぼ一致させることにより、破裂寸前におけるボ
トムクロスＢのバイアス方向の大伸度をエプロンＥの経
糸および緯糸方向の低伸度で低減し、エプロンＥの最外
周縫製環状線Ｃ１の各方向にかかる張力を均等に分担さ
せて破裂強度を向上させることが好ましい。この傾きと
しては、エプロンＥを構成する織物の経糸方向をボトム
クロスＢの経糸方向に対してバイアス方向、好ましくは
３０〜６０度、更に好ましくは４０〜５０度の傾きとす
る。
【００２１】本発明の縫製に使用されるミシン糸は伸度
が大きく、モジュラスの小さいものが好ましい。具体的
にはナイロン６６やポリエステルの４２０〜１２６０ｄ
ｅの縫製糸が好ましい。ボンド糸とノンボンド糸の両方
が使用可能であるが、ボンド糸の方が縫製し易く良好で
ある。
が大きく、モジュラスの小さいものが好ましい。具体的
にはナイロン６６やポリエステルの４２０〜１２６０ｄ
ｅの縫製糸が好ましい。ボンド糸とノンボンド糸の両方
が使用可能であるが、ボンド糸の方が縫製し易く良好で
ある。
【００２２】本発明においてエプロンは１枚または複数
枚をボトムクロスの内側および／または外側に重ねて縫
製することができる。エプロンが複数枚のときは最外周
の縫製環状線を形成するエプロンについてのみ本発明の
ように縫製すればよいが、複数枚のエプロンが最外周縫
製環状線を形成するときはその全エプロンを本発明のよ
うに縫製すれば更に破裂強度が向上する。また、エプロ
ン織物としてはボトムクロスと異なる織物を用いること
もできるが共布を用いた場合が最もその破裂強度が向上
する。
枚をボトムクロスの内側および／または外側に重ねて縫
製することができる。エプロンが複数枚のときは最外周
の縫製環状線を形成するエプロンについてのみ本発明の
ように縫製すればよいが、複数枚のエプロンが最外周縫
製環状線を形成するときはその全エプロンを本発明のよ
うに縫製すれば更に破裂強度が向上する。また、エプロ
ン織物としてはボトムクロスと異なる織物を用いること
もできるが共布を用いた場合が最もその破裂強度が向上
する。
【００２３】本発明はボトムクロスがフィルタークロス
からなるエアーバッグにも適用できる。ボトムクロスが
フィルタークロスの場合は、従来の縫製法では破裂強度
がとくに不足するため、このエアーバッグ縫製法は最適
である。
からなるエアーバッグにも適用できる。ボトムクロスが
フィルタークロスの場合は、従来の縫製法では破裂強度
がとくに不足するため、このエアーバッグ縫製法は最適
である。
【００２４】本発明におけるエアーバッグ本体を構成す
るボトムクロスおよびトップクロス（乗員側を構成する
織物）（本体織物）ならびにエプロンを構成する織物に
使用される繊維は、全繊度が１５０〜５５０ｄｅである
と軽量コンパクトなエアーバッグを得ることができ好ま
しい。全繊度が５５０ｄｅを超えると軽量コンパクト性
が失われ、また風合いが悪化する。一方１５０ｄｅ未満
では上記縫製の工夫を行っても織物自身の引張強度が低
いため、エアーバッグの破裂強度が著しく低下する。全
繊度はさらに好ましくは２００〜４５０ｄｅである。
るボトムクロスおよびトップクロス（乗員側を構成する
織物）（本体織物）ならびにエプロンを構成する織物に
使用される繊維は、全繊度が１５０〜５５０ｄｅである
と軽量コンパクトなエアーバッグを得ることができ好ま
しい。全繊度が５５０ｄｅを超えると軽量コンパクト性
が失われ、また風合いが悪化する。一方１５０ｄｅ未満
では上記縫製の工夫を行っても織物自身の引張強度が低
いため、エアーバッグの破裂強度が著しく低下する。全
繊度はさらに好ましくは２００〜４５０ｄｅである。
【００２５】またその単糸繊度としては１〜３ｄｅが好
ましい。単糸繊度が３ｄｅを超えると得られるエアーバ
ッグの風合いが低下する。一方１ｄｅ未満であると製織
性が低下する。単糸繊度は１．３〜２．５ｄｅがさらに
好ましい。
ましい。単糸繊度が３ｄｅを超えると得られるエアーバ
ッグの風合いが低下する。一方１ｄｅ未満であると製織
性が低下する。単糸繊度は１．３〜２．５ｄｅがさらに
好ましい。
【００２６】エアーバッグの本体織物としてはノンコー
ト織物が好ましい。コーティング織物では軽量コンパク
ト性が低下し、また風合いが不良となるためである。
ト織物が好ましい。コーティング織物では軽量コンパク
ト性が低下し、また風合いが不良となるためである。
【００２７】本発明のエアーバッグは本体織物もエプロ
ン織物もポリエステル繊維やナイロン６６織物からなる
ことが好ましい。この内、ポリエステル繊維はナイロン
６６繊維に比べて比重が大きいため、同一の目付の織物
ではその体積すなわち厚みを低減できコンパクト性を実
現できるため更に好ましい。
ン織物もポリエステル繊維やナイロン６６織物からなる
ことが好ましい。この内、ポリエステル繊維はナイロン
６６繊維に比べて比重が大きいため、同一の目付の織物
ではその体積すなわち厚みを低減できコンパクト性を実
現できるため更に好ましい。
【００２８】ポリエステル繊維としてはフィラメント糸
条が好ましい。ポリエステルフィラメントを構成するポ
リエステルとしては、例えばポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキシレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレン
ナフタレート、ポリエチレン−１，２−ビス（フェノキ
シ）エタン−４，４’−ジカルボキシレートなどのほ
か、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート／ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート
／デカンジカルボキシレートなどのような共重合ポリエ
ステルをあげることができる。中でも機械的性質、繊維
形成性のバランスなどのとれたポリエチレンテレフタレ
ートがとくに好ましい。
条が好ましい。ポリエステルフィラメントを構成するポ
リエステルとしては、例えばポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキシレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレン
ナフタレート、ポリエチレン−１，２−ビス（フェノキ
シ）エタン−４，４’−ジカルボキシレートなどのほ
か、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート／ナフタレート、ポリブチレンテレフタレート
／デカンジカルボキシレートなどのような共重合ポリエ
ステルをあげることができる。中でも機械的性質、繊維
形成性のバランスなどのとれたポリエチレンテレフタレ
ートがとくに好ましい。
【００２９】
【作用】本発明のエアーバッグにおいては、エアーバッ
グ展開前の状態において、 （ΦK −ΦG ）／２＝３２〜１２３ｍｍ、かつ エプロン最外周縫製環状線の縫製ピッチ＝１．０〜
２．５ｍｍ とすることにより、エプロン最外周縫製環状線における
集中応力を低減し、局部的な過大な張力の発生を防止す
ることができ、エアーバッグの破裂強度を向上させるこ
とができる。
グ展開前の状態において、 （ΦK −ΦG ）／２＝３２〜１２３ｍｍ、かつ エプロン最外周縫製環状線の縫製ピッチ＝１．０〜
２．５ｍｍ とすることにより、エプロン最外周縫製環状線における
集中応力を低減し、局部的な過大な張力の発生を防止す
ることができ、エアーバッグの破裂強度を向上させるこ
とができる。
【００３０】以下、実施例を上げて本発明をさらに詳細
に説明する。なお、実施例におけるエアーバッグの評価
は下記の方法にしたがって行った。
に説明する。なお、実施例におけるエアーバッグの評価
は下記の方法にしたがって行った。
【００３１】破裂強度：常温で４０kg／cm2Gの高圧窒素
ガスを急激にドライバー席用の６０リットルのエアーバ
ッグに注入してバッグの破裂強度（kg／cm2G）を測定し
た。判定 ：破裂強度が１．８kg／cm2G以上ある場合を良好と
する。
ガスを急激にドライバー席用の６０リットルのエアーバ
ッグに注入してバッグの破裂強度（kg／cm2G）を測定し
た。判定 ：破裂強度が１．８kg／cm2G以上ある場合を良好と
する。
【００３２】実施例１〜４、比較例１〜２ ポリエステルとして、４２０ｄｅ、２４９フィラメント
のポリエステルフィラメント〔テトロン（登録商標）、
帝人（株）製〕を、ナイロン６６として、４２０ｄｅ、
７２フィラメントのナイロン６６フィラメント（Akzo
製）を使用して、平織に製織し精練セット加工を実施し
て、ノンコート織物を得た。また一部の織物にはシリコ
ンゴムコーティングを約４０ｇ／ｍ2 施した。その結
果、ノンコート織物、コート織物とも２４０〜２５０ｇ
／ｍ2 の軽量基布とした。次にこれらの織物を用いて、
表１に示すような、各種ドライバー席用の６０リットル
のエアーバッグを形成して、その破裂強度を評価した。
ボトムクロスの内面側に最外周縫製環状線を有するエプ
ロンを１枚、外面側にそれ以外の縫製環状線を有するよ
うに小径エプロンを２枚縫製して接合した。接合構造は
最外周縫製環状線を有するエプロンを表１に示す通りに
作成した。これらの結果を表１に示す。
のポリエステルフィラメント〔テトロン（登録商標）、
帝人（株）製〕を、ナイロン６６として、４２０ｄｅ、
７２フィラメントのナイロン６６フィラメント（Akzo
製）を使用して、平織に製織し精練セット加工を実施し
て、ノンコート織物を得た。また一部の織物にはシリコ
ンゴムコーティングを約４０ｇ／ｍ2 施した。その結
果、ノンコート織物、コート織物とも２４０〜２５０ｇ
／ｍ2 の軽量基布とした。次にこれらの織物を用いて、
表１に示すような、各種ドライバー席用の６０リットル
のエアーバッグを形成して、その破裂強度を評価した。
ボトムクロスの内面側に最外周縫製環状線を有するエプ
ロンを１枚、外面側にそれ以外の縫製環状線を有するよ
うに小径エプロンを２枚縫製して接合した。接合構造は
最外周縫製環状線を有するエプロンを表１に示す通りに
作成した。これらの結果を表１に示す。
【００３３】
【表１】
【００３４】
【発明の効果】本発明のエアーバッグは、従来の軽量コ
ンパクトエアーバッグに比較してその破裂強度が大き
い。このため軽量コンパクトであってもより安全性の優
れたエアーバッグを提供することができる。
ンパクトエアーバッグに比較してその破裂強度が大き
い。このため軽量コンパクトであってもより安全性の優
れたエアーバッグを提供することができる。
【図１】本発明のエアーバッグのボトムクロス内側の展
開前外観の一態様を示す平面図であり、最外周縫製環状
線を有するエプロンの経糸方向とボトムクロスのそれと
が４５度の傾きの態様である。
開前外観の一態様を示す平面図であり、最外周縫製環状
線を有するエプロンの経糸方向とボトムクロスのそれと
が４５度の傾きの態様である。
【図２】本発明のエアーバッグのボトムクロス内側の展
開前外観の一態様を示す平面図であり、ボトムクロスが
フィルタークロスであって、エプロンの傾きは図１と同
じ態様である。
開前外観の一態様を示す平面図であり、ボトムクロスが
フィルタークロスであって、エプロンの傾きは図１と同
じ態様である。
【図３】本発明のエアーバッグのボトムクロス内側の展
開前外観の一態様を示す平面図であり、ボトムクロスが
フィルタークロスであって、エプロンの経糸方向とボト
ムクロスのそれとが一致する態様を示す。
開前外観の一態様を示す平面図であり、ボトムクロスが
フィルタークロスであって、エプロンの経糸方向とボト
ムクロスのそれとが一致する態様を示す。
【図４】従来のエアーバッグのボトムクロス内側の展開
前外観の一態様を示す平面図である。
前外観の一態様を示す平面図である。
Ｂ ボトムクロス Ｃ１ 最外周縫製環状線 Ｃ２ Ｃ１以外の縫製環状線 Ｅ 最外周縫製環状線を有するエプロン Ｆ インフレーター挿入口 ΦK 最外周縫製環状線の形成する実質的な円におけ
る、ボトムクロス経糸方向の直径および緯糸方向の直径
のうち、ボトムクロスの引張伸度が小さい方向の直径 ΦG インフレーター挿入口の直径
る、ボトムクロス経糸方向の直径および緯糸方向の直径
のうち、ボトムクロスの引張伸度が小さい方向の直径 ΦG インフレーター挿入口の直径
Claims (3)
- 【請求項１】 織物で構成され、展開前の外観が実質的
に円形のエアーバッグにおいて、ボトムクロスのインフ
レーター挿入口周囲部が少なくとも１枚の織物からなる
エプロンで補強されており、かつ該ボトムクロスと該エ
プロンとは多重環状に縫製され、その際、最外周縫製環
状線がエアーバッグ展開前の状態において、下記式お
よびを満足することを特徴とする高性能エアーバッ
グ。 （ΦK −ΦG ）／２＝３２〜１２３ｍｍ 式中、ΦK は最外周縫製環状線が形成する実質的な円に
おける、ボトムクロス経糸方向の直径および緯糸方向の
直径のうちのボトムクロスの引張伸度が小さい方向の直
径を、ΦG はインフレーター挿入口の直径を示す。 最外周縫製環状線の縫製ピッチ（Ｐs ）＝１．０〜
２．５ｍｍ - 【請求項２】 最外周縫製環状線を有するエプロンの経
糸方向がボトムクロスの経糸方向に対してバイアス角度
で配されている請求項１記載の高性能エアーバッグ。 - 【請求項３】 バイアス角度が３０〜６０度である請求
項２記載の高性能エアーバッグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27480993A JPH07101301A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 高性能エアーバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27480993A JPH07101301A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 高性能エアーバッグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07101301A true JPH07101301A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17546871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27480993A Pending JPH07101301A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 高性能エアーバッグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07101301A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002225660A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-14 | Asahi Kasei Corp | エアバッグ |
| JP2008126939A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Toyoda Gosei Co Ltd | 頭部保護エアバッグ |
| KR20170120400A (ko) * | 2016-04-21 | 2017-10-31 | 현대모비스 주식회사 | 센터 에어백 장치 |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP27480993A patent/JPH07101301A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002225660A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-14 | Asahi Kasei Corp | エアバッグ |
| JP4629882B2 (ja) * | 2001-02-01 | 2011-02-09 | 旭化成せんい株式会社 | エアバッグ |
| JP2008126939A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Toyoda Gosei Co Ltd | 頭部保護エアバッグ |
| KR20170120400A (ko) * | 2016-04-21 | 2017-10-31 | 현대모비스 주식회사 | 센터 에어백 장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020723 |