JPH07101273A - 車両用ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents

車両用ロックアップクラッチの制御装置

Info

Publication number
JPH07101273A
JPH07101273A JP5249356A JP24935693A JPH07101273A JP H07101273 A JPH07101273 A JP H07101273A JP 5249356 A JP5249356 A JP 5249356A JP 24935693 A JP24935693 A JP 24935693A JP H07101273 A JPH07101273 A JP H07101273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
clutch
control
lock
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5249356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2924603B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Nozaki
芳信 野崎
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
Yasushi Ando
泰志 安藤
Toru Matsubara
亨 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP5249356A priority Critical patent/JP2924603B2/ja
Publication of JPH07101273A publication Critical patent/JPH07101273A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2924603B2 publication Critical patent/JP2924603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセルペダルの戻し操作によりロックアッ
プクラッチが解放される車両において、アクセルペダル
の踏み込み操作によりロックアップクラッチのスリップ
制御が開始されるに際してエンジンの吹き上がりが発生
することのない車両用ロックアップクラッチの制御装置
を提供する。 【構成】 加速操作判定手段212によってアクセルペ
ダル200が非加速位置から加速位置へ操作されたこと
が判定されると、出力低下手段214によりエンジン1
0の出力トルクが低下させられる。これにより、アクセ
ルペダル200の戻し操作に関連してそれまで解放され
ていたロックアップクラッチ32が、アクセルペダル2
00の加速操作によりスリップ制御状態へ切り換えられ
る際には、上記のようにエンジン10の出力が低下させ
られる結果、好適にエンジン10の吹き上がりが発生す
ることが解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ロックアップク
ラッチの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロックアップクラッチ付トルクコンバー
タやロックアップクラッチ付フルードカップリングなど
のようなロックアップクラッチ付流体式伝動装置を備え
た車両において、アクセルペダルが戻された状態でロッ
クアップクラッチが係合していると、エンジンの出力ト
ルクの急減が駆動輪まで伝達されて自動変速機や差動歯
車装置の異音や車両の振動を発生することを防止するた
め、アクセルペダルが戻された惰行走行ではロックアッ
プクラッチを解放させる制御装置が提案されている。た
とえば、特開昭59−200861号公報に記載された
装置がそれである。
【0003】また、ロックアップクラッチの回転損失を
一層少なくして車両の燃費を改善することを目的とし
て、ロックアップクラッチの解放領域と係合領域との間
にスリップ領域を設け、そのスリップ領域においてロッ
クアップクラッチを半係合状態とするようにスリップ量
を制御するスリップ制御装置が提案されている。たとえ
ば、特開平2−203072号公報に記載されたスリッ
プ制御装置がそれである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開昭
59−200861号公報に記載されたようなロックア
ップクラッチの制御装置では、アクセルペダルが再び踏
み込まれると、ロックアップクラッチが係合させられる
か或いはロックアップクラッチのスリップ制御が開始さ
れるが、ロックアップクラッチのスリップ制御が開始さ
れるときには、油圧系の応答遅れによるロックアップク
ラッチの係合開始の遅れと伝達トルクの増大とにより、
エンジンの吹き上がりが発生する欠点があった。また、
ロックアップクラッチが解放状態から係合状態へ切り換
えられるときでも、ロックアップクラッチの係合側油室
へ作動油圧が作用されると係合側油室から解放側油室へ
の漏れによって係合遅れが発生するとともに、伝達トル
クが増大することより、エンジンの吹き上がりが発生す
る欠点があった。
【0005】また、特開平2−203072号公報に記
載されたようなロックアップクラッチの制御装置では、
ロップアップクラッチを係合状態からスリップ制御状態
へ切り換えると、エンジン回転速度の一時的な吹き上が
りが発生する欠点があった。すなわち、スリップ制御手
段は直ちに実際のスリップ量を目標スリップ量に一致さ
せようとして、そのスリップ量を変化させる制御圧を解
放側へ大きく変化させることから、実際のスリップ量が
目標スリップ量を大きく超えるすべり状態が生じるとと
もに、ロックアップクラッチは、スリップ量が少ない程
摩擦係数が減少することから、ロックアップクラッチを
係合状態からスリップ制御を開始させるときに瞬時にス
リップ制御時の制御圧に切り換えると、ロックアップク
ラッチに急激なすべりが生じるのである。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その第1の目的とするところは、アクセル
ペダルの戻し操作によりロックアップクラッチが解放さ
れる車両において、アクセルペダルの踏み込み操作によ
りロックアップクラッチのスリップ制御が開始されるに
際してエンジンの吹き上がりが発生することのない車両
用ロックアップクラッチの制御装置を提供することにあ
る。また、第2の目的とするところは、ロックアップク
ラッチが係合状態からスリップ制御状態へ切り換えられ
たことに起因してエンジンの吹き上がりが発生すること
のないロックアップクラッチの制御装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための第1の手段】斯る第1の目的を
達成するための、本発明の要旨とするところは、エンジ
ンから駆動輪に到る動力伝達経路にロックアップクラッ
チ付流体伝動装置を有する車両において、加速操作部材
が加速位置から非加速位置へ操作されたことに関連して
前記ロックアップクラッチを係合状態から解放させるロ
ックアップクラッチ解放手段を備えた形式の車両用ロッ
クアップクラッチの制御装置であって、(a) 前記加速操
作部材が非加速位置から加速位置へ操作されたことを検
出する加速操作判定手段と、(b) その加速操作判定手段
により前記加速操作部材が非加速位置から加速位置へ操
作されたことが検出された場合には、前記エンジンの出
力を一時的に低下させる出力低下手段とを、含むことに
ある。
【0008】
【作用】このようにすれば、加速操作判定手段により前
記加速操作部材が非加速位置から加速位置へ操作された
ことが検出された場合には、出力低下手段により、前記
エンジンの出力が一時的に低下させられる。
【0009】
【第1発明の効果】したがって、加速操作部材が非加速
位置にあるためにそれまで解放されていたロックアップ
クラッチが、加速操作部材の加速操作によりスリップ制
御状態或いは係合状態へ切り換えられる際には、上記出
力低下手段によりエンジンの出力が低下させられている
ので、油圧回路の応答遅れやロックアップクラッチの係
合側油室へ供給される作動油圧の解放側油室への漏れな
どが存在しても、好適にエンジンの吹き上がりが発生す
ることが解消される。
【0010】
【課題を解決するための第2の手段】前記第2の目的を
達成するための、本発明の要旨とするところは、エンジ
ンから駆動輪に到る動力伝達経路にロックアップクラッ
チ付流体伝動装置を有する車両において、その車両の走
行状態に基づいてロックアップクラッチを係合状態、ス
リップ状態、解放状態に切り換えるとともに、ロックア
ップクラッチのスリップ状態では、予め設定された目標
スリップ量と一致するように、ロックアップクラッチの
スリップ量を制御するための制御圧がスリップ制御手段
により制御される形式の車両用ロックアップクラッチの
制御装置であって、(a) 前記ロックアップクラッチが前
記スリップ状態へ切り換えられたことを判定する切換判
定手段と、(b) その切換判定手段により前記ロックアッ
プクラッチが前記スリップ状態へ切り換えられたことが
判定された場合には、前記スリップ制御手段によるスリ
ップ量の制御に先立って、前記制御圧を前記ロックアッ
プクラッチのスリップが発生する側へ変化させる制御圧
変化手段と、(c) 前記ロックアップクラッチのスリップ
が実際に発生したことに基づいて、前記スリップ制御手
段によるスリップ制御を開始させるスリップ制御開始手
段とを、含むことにある。
【0011】
【作用】このようにすれば、切換判定手段により前記ロ
ックアップクラッチが前記スリップ状態へ切り換えられ
たことが判定された場合には、制御圧変化手段により、
前記スリップ制御手段によるスリップ量の制御に先立っ
て、前記制御圧が前記ロックアップクラッチのスリップ
が発生する側へ変化させられるとともに、スリップ制御
開始手段により、ロックアップクラッチのスリップが実
際に発生したことに基づいて前記スリップ制御手段によ
るスリップ制御が開始させられる。
【0012】
【第2発明の効果】したがって、ロックアップクラッチ
を係合状態からスリップ制御状態へ切り換えられても、
スリップ量の制御に先立って、制御圧がロックアップク
ラッチのスリップが発生する側へ変化させられる一方、
そのロックアップクラッチのスリップが実際に発生した
ことに基づいてスリップ制御が開始させられることか
ら、スリップ制御の開始時には制御偏差が小さく制御圧
が大きく変化させられることがなくなるとともに、スリ
ップ制御開始後にロックアップクラッチの摩擦係数の変
化がなくなるので、エンジンの一時的な吹き上がりが好
適に解消されるのである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例が適用された車
両用動力伝達装置の骨子図である。図において、エンジ
ン10の動力はロックアップクラッチ付トルクコンバー
タ12、3組の遊星歯車ユニットなどから構成された有
段式自動変速機14を経て、図示しない差動歯車装置お
よび駆動輪へ伝達されるようになっている。
【0015】上記トルクコンバータ12は、エンジン1
0のクランク軸16と連結されているポンプ翼車18
と、上記自動変速機14の入力軸20に固定され、ポン
プ翼車18からのオイルを受けて回転させられるタービ
ン翼車22と、一方向クラッチ24を介して非回転部材
であるハウジング26に固定されたステータ翼車28
と、ダンパ30を介して上記入力軸20に連結されたロ
ックアップクラッチ32とを備えている。トルクコンバ
ータ12内の係合側油室35よりも解放側油室33内の
油圧が高められると、ロックアップクラッチ32が非係
合状態とされるので、トルクコンバータ12の入出力回
転速度比に応じた増幅率でトルクが伝達される。しか
し、解放側油室33よりも係合側油室35内の油圧が高
められると、ロックアップクラッチ32が係合状態とさ
れるので、トルクコンバータ12の入出力部材、すなわ
ちクランク軸16および入力軸20が直結状態とされ
る。
【0016】自動変速機14は、同軸上に配設された3
組のシングルピニオン型遊星歯車装置34,36,38
と、前記入力軸20と、遊星歯車装置38のリングギヤ
とともに回転する出力歯車39と前記差動歯車装置との
間で動力を伝達するカウンタ軸(出力軸)40とを備え
ている。それら遊星歯車装置34,36,38の構成要
素の一部は互いに一体的に連結されるだけでなく、3つ
のクラッチC0 ,C1,C2 によって互いに選択的に連
結されている。また、上記遊星歯車装置34,36,3
8の構成要素の一部は、4つのブレーキB0 ,B1 ,B
2 ,B3 によってハウジング26に選択的に連結される
とともに、さらに、構成要素の一部は3つの一方向クラ
ッチF0 ,F1 ,F2 によってその回転方向により相互
に若しくはハウジング26と係合させられるようになっ
ている。
【0017】上記クラッチC0 ,C1 ,C2 、ブレーキ
0 ,B1 ,B2 ,B3 は、例えば多板式のクラッチや
1本または巻付け方向が反対の2本のバンドを備えたバ
ンドブレーキ等にて構成され、それぞれ油圧アクチュエ
ータによって作動させられるようになっており、後述の
電子制御装置42によりそれ等の油圧アクチュエータの
作動がそれぞれ制御されることにより、図2に示されて
いるように変速比I(=入力軸20の回転速度/カウン
タ軸40の回転速度)がそれぞれ異なる前進4段・後進
1段の変速段が得られる。図2において、「1st」,
「2nd」,「3rd」,「O/D(オーバドライブ)」は、そ
れぞれ前進側の第1速ギヤ段,第2速ギヤ段,第3速ギ
ヤ段,第4速ギヤ段を表しており、上記変速比は第1速
ギヤ段から第4速ギヤ段に向かうに従って順次小さくな
る。なお、上記トルクコンバータ12および自動変速機
14は、軸線に対して対称的に構成されているため、第
1図においては入力軸20の回転軸線の下側およびカウ
ンタ軸40の回転軸線の上側を省略して示してある。
【0018】そして、油圧制御回路44には、上記自動
変速機14のギヤ段を制御するための変速制御用油圧制
御回路と、ロックアップクラッチ32の係合を制御する
ためのロックアップクラッチ制御用油圧制御回路とが設
けられている。変速制御用油圧制御回路は、よく知られ
ているようにソレノイドNo.1およびソレノイドNo.2によ
ってそれぞれオンオフ駆動される第1電磁弁46および
第2電磁弁48を備えており、それら第1電磁弁46お
よび第2電磁弁48の作動の組み合わせによって図2に
示すようにクラッチおよびブレーキが選択的に作動させ
られて前記第1速ギヤ段乃至第4速ギヤ段のうちのいず
れかが成立させられるようになっている。
【0019】また、上記ロックアップクラッチ制御用油
圧制御回路は、たとえば図3に示すように、切換用電磁
ソレノイド49によりオンオフ作動させられて切換用信
号圧Pswを発生する第3電磁弁50と、その切換用信号
圧Pswに従ってロックアップクラッチ32を解放状態と
する解放側位置とロックアップクラッチ32を係合状態
とする係合側位置とに切り換えられるクラッチ切換弁5
2と、電子制御装置42から供給される駆動電流ISLU
に対応したスリップ制御用信号圧PSLU を発生するリニ
アソレノイド弁54と、リニアソレノイド弁54から出
力されるスリップ制御用信号圧PSLU に従って係合側油
室35および解放側油室33の圧力差ΔPを調節し、ロ
ックアップクラッチ32のスリップ量を制御するスリッ
プ制御弁56とを備えている。
【0020】上記図3において、図示しないタンクに還
流した作動油をストレーナ58を介して吸引して圧送す
るためのポンプ60はエンジン10によって回転駆動さ
れるようになっている。ポンプ60から圧送された作動
油圧は、オーバフロー形式の第1調圧弁62により第1
ライン圧Pl1に調圧されるようになっている。この第1
調圧弁62は、図示しないスロットル弁開度検知弁から
出力されたスロットル圧に対応して大きくなる第1ライ
ン圧Pl1を発生させ、第1ライン油路64を介して出力
する。第2調圧弁66は、オーバフロー形式の調圧弁で
あって、第1調圧弁62から流出させられた作動油を上
記スロットル圧に基づいて調圧することにより、エンジ
ン10の出力トルクに対応した第2ライン圧Pl2を発生
させる。第3調圧弁68は、上記第1ライン圧Pl1を元
圧とする減圧弁であって、一定の第3ライン圧Pl3を発
生させる。また、マニュアル弁70は、シフト操作レバ
ー196がRレンジであるときには、Rレンジ圧PR
発生する。そして、OR弁72は、第2速ギヤ段以上で
あるときに係合する前記ブレーキB2 を作動させる圧P
B2および上記Rレンジ圧PR のうちのいずれか高い側を
選択して出力する。
【0021】上記クラッチ切換弁52は、解放側油室3
3と連通する解放側ポート80、係合側油室35と連通
する係合側ポート82、第2ライン圧Pl2が供給される
入力ポート84、ロックアップクラッチ32の解放時に
係合側油室35内の作動油が排出される第1排出ポート
86、ロックアップクラッチ32の係合時に解放側油室
33内の作動油が排出される第2排出ポート88、第2
調圧弁66から排出される作動油の一部がロックアップ
クラッチ32の係合期間に冷却のために供給される供給
ポート90と、それらのポートの接続状態を切り換える
スプール弁子92と、そのスプール弁子92をオフ側位
置に向かって付勢するスプリング94と、スプール弁子
92のスプリング94側端部に当接可能に配置されたプ
ランジャ96と、それらスプール弁子92とプランジャ
96との端面にRレンジ圧PR を作用させるためにそれ
らの間に設けられた油室98と、プランジャ96の端面
に作用させる第1ライン圧Pl1を受け入れる油室100
と、スプール弁子92の端面に第3電磁弁50からの切
換用信号圧Pswを作用させてオン側位置へ向かう推力を
発生させるためにその切換用信号圧Pswを受け入れる油
室102とを備えている。
【0022】第3電磁弁50は、非励磁状態(オフ状
態)では油室102とOR弁72との連通を球状弁子が
遮断し且つ油室102をドレン圧とするが、励磁状態
(オン状態)では油室102とOR弁72とを連通させ
て切換用信号圧Pswを油室102に作用させる。このた
め、第3電磁弁50がオフ状態であるときには、油室1
02には第3電磁弁50からの切換用信号圧Pswが作用
させられず、スプール弁子92はスプリング94の付勢
力と油室100に作用する第1ライン圧Pl1とにしたが
ってオフ側位置に位置させられることから、入力ポート
84と解放側ポート80、係合側ポート82と第1排出
ポート86がそれぞれ連通させられるので、解放側油室
33内の油圧Poff は係合側油室35内の油圧Ponより
も高められてロックアップクラッチ32が解放されると
同時に、係合側油室35内の作動油は上記第1排出ポー
ト86、オイルクーラ104、および逆止弁106を介
してドレンへ排出される。
【0023】反対に、第3電磁弁50がオン状態である
ときには、第3電磁弁50からの切換用信号圧Pswが油
室102に作用させられてスプール弁子92はスプリン
グ94の付勢力と油室100に作用する第1ライン圧P
l1とに抗してオン側位置に位置させられることから、入
力ポート84と係合側ポート82、解放側ポート80と
第2排出ポート88、供給ポート90と第1排出ポート
86がそれぞれ連通させられるので、係合側油室35内
の油圧Ponは解放側油室33内の油圧Poff よりも高め
られてロックアップクラッチ32が係合されると同時
に、解放側油室33内の作動油は上記第2排出ポート8
8およびスリップ制御弁56を介してドレンへ排出され
る。
【0024】前記リニアソレノイド弁54は、第3調圧
弁68で発生させられる一定の第3ライン圧Pl3を元圧
とする減圧弁であって、図4に示すように電子制御装置
42からの駆動電流ISLU に伴って大きくなるスリップ
制御用信号圧PSLU を発生させ、このスリップ制御用信
号圧PSLU をスリップ制御弁56へ作用させる。リニア
ソレノイド弁54は、第3ライン圧Pl3が供給される供
給ポート110およびスリップ制御用信号圧PSLU を出
力する出力ポート112と、それらを開閉するスプール
弁子114と、そのスプール弁子114を閉弁方向へ付
勢するスプリング115と、スプール弁子114をスプ
リング115よりも小さい推力で開弁方向へ付勢するス
プリング116と、駆動電流ISLU に従ってスプール弁
子114を開弁方向へ付勢するスリップ制御用電磁ソレ
ノイド118と、スプール弁子114に閉弁方向の推力
を発生させるためのフィードバック圧(スリップ制御用
信号圧PSLU )を受け入れる油室120とを備えてお
り、スプール弁子114は電磁ソレノイド118および
スプリング116による開弁方向の付勢力とスプリング
115およびフィードバック圧による閉弁方向の付勢力
とが平衡するように作動させられる。
【0025】スリップ制御弁56は、前記第2ライン圧
Pl2が供給されるライン圧ポート130、前記第2排出
ポート88から排出される解放側油室33内の作動油を
受け入れる受入ポート132、その受入ポート132に
受け入れられた作動油を排出するためのドレンポート1
34と、受入ポート132とドレンポート134との間
を連通させて解放側油室33内の作動油を排出させるこ
とにより係合側油室35および解放側油室33の圧力差
ΔP(=Pon−Poff )を増加させる第1位置(図3の
下側位置)へ向かう方向と受入ポート132とライン圧
ポート130との間を連通させて解放側油室33内に第
2ライン圧Pl2を供給することにより上記ΔPを減少さ
せる第2位置(図3の上側位置)へ向かう方向に向かっ
て移動可能に設けられたスプール弁子136と、そのス
プール弁子136を第1位置に向かって付勢するために
そのスプール弁子136に当接可能に配置されたプラン
ジャ138と、そのプランジャ138とスプール弁子1
36とにスリップ制御用信号圧PSLU を作用させてそれ
らプラジャ138およびスプール弁子136に互いに離
隔する方向の推力をそれぞれ発生させるためにスリップ
制御用信号圧PSLUを受け入れる信号圧油室140と、
プランジャ138に解放側油室33内の油圧Poff を作
用させてプランジャ138にスプール弁子136をその
第1位置へ向かう方向の推力を発生させるためにその油
圧Poff を受け入れる油室142と、スプール弁子13
6に係合側油室35内の油圧Ponを作用させてスプール
弁子136にその第2位置へ向かう方向の推力を発生さ
せるために油圧Ponを受け入れる油室144と、上記信
号圧油室140に収容されてスプール弁子136をその
第2位置へ向かう方向へ付勢するスプリング146と
を、備えている。
【0026】ここで、上記プランジャ138には、油室
142側から順に小さくなる断面積A1 およびA2 を有
する第1ランド148および第2ランド150が形成さ
れており、また、スプール弁子136には、信号圧油室
140側から断面積A3 である第3ランド152、その
断面積A3 より小さくA1 と同じ断面積A4 である第4
ランド154、およびA1 と同じ断面積A5 である第5
ランド156が形成されている。それらのランドの断面
積は、A3 >A1 (=A4 =A5 )>A2 の関係にあ
る。したがって、クラッチ切換弁52がオン状態であり
且つスリップ制御用信号圧PSLU が比較的小さく数式1
に示す関係が成立する状態では、プランジャ138はス
プール弁子136と当接して相互に一体的に作動し、ス
リップ制御用信号圧PSLU に対応した大きさの圧力差Δ
Pが形成される。このとき、圧力差ΔPはスリップ制御
用信号圧PSLU に対して数式2により傾き〔(A3 −A
2 )/A1 〕に従って比較的緩やかに変化する。なお、
数式2において、Fs はスプリング146の付勢力であ
る。
【0027】
【数1】
【0028】
【数2】
【0029】しかし、スリップ制御用信号圧PSLU が予
め定められた値PA よりも大きくなると、数式3に示す
関係が成立する。この予め定められた値PA は、ロック
アップクラッチ32のスリップ制御に必要な充分な大き
さの圧力差ΔPの変化範囲ΔPslipが得られるように予
め決定された値であり、スリップ制御用信号圧PSLU
この値PA となったときに数式3に示す関係が成立する
ように、各断面積などが設定されている。このため、プ
ランジャ138とスプール弁子136とが離隔し、スプ
ール弁子136は数式4が成立するように作動させられ
る。しかし、この数式4が成立するようにスプール弁子
136が作動させられる状態では、スリップ制御弁56
はその受入ポート132とドレンポート134とが連通
させられるように構成されていることから、解放側油室
33内の油圧Poff はさらに減少して大気圧となるの
で、ΔP=Ponとなって完全係合が成立させられる。図
5の実線は、上記のように構成されているスリップ制御
弁56の作動により得られる圧力差ΔPのスリップ制御
用信号圧PSLU に対する変化特性を示している。
【0030】
【数3】
【0031】
【数4】
【0032】また、図5に示されているように、スリッ
プ制御用信号圧PSLU が小さくなって数式5が成立する
値PB 以下となると、圧力差ΔP=0となるので、クラ
ッチ切換弁52がオン状態であるにも拘わらずロックア
ップクラッチ32が解放状態とされる。
【0033】
【数5】
【0034】図1に戻って、車両には、エンジン10の
出力低下制御などを実行するエンジン用電子制御装置1
78が設けられている。このエンジン10の出力低下制
御では、電子制御装置42からの出力低下信号が供給さ
れている間は、たとえば図示しない点火時期制御装置を
制御することにより点火時期を遅角させてエンジン10
の出力トルクを所定量低下させる。
【0035】電子制御装置42は、CPU182、RO
M184、RAM186、図示しないインターフェース
などから成る所謂マイクロコンピュータであって、それ
には、エンジン10の吸気配管に設けられて図示しない
アクセルペダルの操作により開閉されるスロットル弁1
87の開度を検出するスロットルセンサ188、エンジ
ン10の回転速度を検出するエンジン回転速度センサ1
90、自動変速機14の入力軸20の回転速度を検出す
る入力軸回転センサ192、自動変速機14のカウンタ
軸40の回転速度を検出するカウンタ軸回転センサ19
4、シフト操作レバー196の操作位置、すなわちL、
S、D、N、R、Pレンジのいずれかを検出するための
操作位置センサ198、アクセルペダル200が元位置
に位置するか否かを検出するアイドルスイッチ202か
ら、スロットル弁開度TAを表す信号、エンジン回転速
度Ne (ポンプ翼車回転速度NP 、すなわちロックアッ
プクラッチ32の入力側回転速度)を表す信号、入力軸
回転速度Nin(タービン翼車回転速度NT 、すなわちロ
ックアップクラッチ32の出力側回転速度)を表す信
号、車速SPDに対応した出力軸回転速度Nout を表す
信号、シフト操作レバー196の操作位置Ps を表す信
号、アクセルペダル200が元位置に位置することを表
す信号がそれぞれ供給されるようになっている。上記電
子制御装置42のCPU182は、RAM186の一時
記憶機能を利用しつつ予めROM184に記憶されたプ
ログラムに従って入力信号を処理し、自動変速機14の
変速制御およびロックアップクラッチ32の係合制御を
図示しないメインルーチンに従って実行して、第1電磁
弁46、第2電磁弁48、第3電磁弁50、およびリニ
アソレノイド弁54をそれぞれ制御する。
【0036】上記変速制御では、予めROM184に記
憶された複数種類の変速線図から実際の変速ギヤ段に対
応した変速線図が選択され、その変速線図から車両の走
行状態、たとえばスロットル弁開度TAと出力軸回転速
度Nout から算出された車速とに基づいて変速ギヤ段が
決定され、その変速ギヤ段が得られるように第1電磁弁
46、第2電磁弁48が駆動されることにより、自動変
速機14のクラッチC 0 ,C1 ,C2 、およびブレーキ
0 ,B1 ,B2 ,B3 の作動が制御されて前進4段の
うちのいずれかのギヤ段が成立させられる。
【0037】上記ロックアップクラッチ32の係合制御
は、たとえば第2速ギヤ段、第3速ギヤ段、および第4
速ギヤ段での走行中に実行されるものであり、その係合
制御では、図示しない係合制御ルーチンに従って、予め
ROM184に記憶された図6に示す関係から、車両の
走行状態たとえば出力軸回転速度(車速)Nout および
スロットル弁開度TAに基づいてロックアップクラッチ
32の解放領域、スリップ制御領域、係合領域のいずれ
であるかが判断される。この関係は、予め記憶された複
数種類の関係から実際のギヤ段に応じて選択されたもの
である。図6においては、係合領域と解放領域の境界線
より解放領域側であって低スロットル弁開度側には、運
転性を損なうことなく燃費を可及的によくするために連
結効果を維持しつつエンジン10のトルク変動を吸収す
るスリップ制御領域が設けられている。
【0038】上記車両の走行状態が図6に示す係合領域
内にあると判断されると、第3電磁弁50が励磁されて
クラッチ切換弁52がオン状態とされると同時にリニア
ソレノイド弁54に対する駆動電流ISLU が最小駆動電
流(定格値)に設定されるので、ロックアップクラッチ
32が係合させられる。また、車両の走行状態が図6に
示す解放領域内にあると判断されると、第3電磁弁50
が非励磁とされてクラッチ切換弁52がオフ状態とされ
るので、リニアソレノイド弁54に対する駆動電流I
SLU に拘わらず、ロックアップクラッチ32が解放され
る。そして、車両の走行状態が図6に示すスリップ制御
領域内にあると判断されると、第3電磁弁50が励磁さ
れてクラッチ切換弁52がオン状態とされると同時に、
リニアソレノイド弁54に対する駆動電流ISLU が所定
の制御式に従って調節される。すなわち、たとえば図7
に示す関係から決定された定常状態の目標スリップ回転
速度Nslip T と、実際のスリップ回転速度Nslip(=N
e −NT )との偏差ΔN(=Nslip−Nslip T )が解消
されるように駆動電流ISLU が算出されて出力される。
【0039】また、ロックアップクラッチ32が係合さ
せられている車両の走行中における正トルク駆動と負ト
ルク駆動との間の切り換え時における自動変速機14や
差動歯車機構における異音や振動の発生を防止するため
に、前記ロックアップクラッチ32の係合制御ルーチン
には、ロックアップクラッチ32が係合させられている
車両の走行中においてアクセルペダルが元位置へ戻し操
作された場合にはロックアップクラッチ32を解放さ
せ、アクセルペダルが元位置から踏み込み操作された場
合にはロックアップクラッチ32を係合させる惰行走行
解放制御ルーチンが含まれている。
【0040】図8は、前記第1発明に対応する電子制御
装置42の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図
である。図において、エンジン10から自動変速機14
および図示しない差動歯車装置を経て駆動輪に到る動力
伝達経路には、ロックアップクラッチ32付のトルクコ
ンバータ12が介挿されており、車両の走行中において
アクセルペダル200がアイドル位置すなわち非加速位
置へ戻される惰行走行期間は、上記惰行走行解放制御ル
ーチンに対応するロックアップクラッチ解放手段210
によりロックアップクラッチ32が解放されるようにな
っている。しかし、加速操作判定手段212によってア
クセルペダル200が非加速位置から加速位置へ操作さ
れたことが判定されると、出力低下手段214によりエ
ンジン10の出力トルクが低下させられる。これによ
り、ロックアップクラッチ解放手段210によりそれま
で解放されていたロックアップクラッチ32が、アクセ
ルペダル200の加速操作によりスリップ制御状態或い
は係合状態へ切り換えられる際には、上記のようにエン
ジン10の出力が低下させられる結果、油圧回路の応答
遅れやロックアップクラッチの係合側油室35へ供給さ
れる作動油圧の解放側油室33への漏れなどが存在して
も、好適にエンジン10の吹き上がりが発生することが
解消される。
【0041】図9は、前記第2発明に対応する電子制御
装置42の制御機能の要部を説明する機能ブロック線図
である。図において、エンジン10から自動変速機14
および図示しない差動歯車装置を経て駆動輪に到る動力
伝達経路には、ロックアップクラッチ32付のトルクコ
ンバータ12が介挿されており、前記係合制御ルーチン
に対応するスリップ制御手段218により、図6の関係
から車両の走行状態に基づいてロックアップクラッチ3
2が係合状態、スリップ状態、解放状態に切り換えられ
るとともに、そのロックアップクラッチ32のスリップ
状態では、予め設定された目標スリップ量Nslip T と一
致するように、ロックアップクラッチ32の実際のスリ
ップ量Nslipを制御するための制御圧PSLU が制御され
るようになっている。切換判定手段220によりロック
アップクラッチ32がスリップ状態へ切り換えられたこ
とが判定された場合には、制御圧変化手段222によ
り、スリップ制御手段218によるスリップ量の制御に
先立って、制御圧PSLU がロックアップクラッチ32の
スリップが発生する側へ変化させられるとともに、スリ
ップ制御開始手段224により、ロックアップクラッチ
32のスリップが実際に発生したことに基づいてスリッ
プ制御手段218によるスリップ制御が開始させられ
る。したがって、ロックアップクラッチ32が係合状態
からスリップ制御状態へ切り換えられても、スリップ制
御の開始時には制御偏差が小さく制御圧P SLU が大きく
変化させられることがなくなるとともに、スリップ制御
開始後にロックアップクラッチ32の摩擦係数の変化が
なくなるので、エンジンの一時的な吹き上がりが好適に
解消される。
【0042】以下、上記電子制御装置42の制御作動の
要部を説明する。図10は、アクセルペダル200がア
イドル位置から加速操作されたときのエンジン10の吹
き上がりを防止するために、アクセルペダル200がア
イドル位置へ操作されたことに関連してロックアップク
ラッチ32が解放されている状態に実行される制御ルー
チンである。図のステップSA1では、アクセルペダル
200が非加速位置すなわちアイドル位置に操作された
か否かがアイドルスイッチ202からの信号に基づいて
判断され、ステップSA2では、アクセルペダル200
が加速位置すなわち非アイドル位置に操作されたか否か
がアイドルスイッチ202からの信号に基づいて判断さ
れる。これらのステップSA1およびSA2は、アクセ
ルペダル200が非加速位置から加速位置へ操作された
ことを判定するためのものであり、前記加速操作判定手
段212に対応している。
【0043】上記ステップSA1およびSA2のいずれ
か一方の判断が否定された場合は本ルーチンが終了させ
られるが、両方の判断が肯定された場合はアクセルペダ
ル200が非加速位置から加速位置へ加速操作された状
態であるから、次のステップSA3において、ロックア
ップクラッチ32のスリップ制御領域であるか否かが図
6に示す関係から判断される。このステップSA3の判
断が否定された場合は本ルーチンが終了させられるが、
肯定された場合は、図示しない前記係合制御ルーチンに
よりロックアップクラッチ32のスリップ制御が開始さ
れるとともに、続くステップSA4において他の制御な
どとの関連によりエンジン出力低下制御が禁止されてい
るか否かが判断される。
【0044】通常は上記ステップSA4の判断が否定さ
れるので、続いて前記出力低下手段214に対応するス
テップSA5において出力低下信号が電子制御装置42
から前記エンジン用電子制御装置178へ出力されるこ
とによりエンジン10の点火時期を遅角させてその出力
トルクを所定量直ちに低下させる制御が実行される。次
いで、ステップSA6では、エンジン回転速度Ne の上
昇速度が零以下となったか否か、換言すればエンジン回
転速度Ne の上昇が停止したか否かが判断される。当初
は、このステップSA6の判断が否定されるので、ステ
ップSA7において第2タイマカウンタC2 の計時内容
が予め設定された判断基準値T2 に到達したか否かが判
断される。当初はこのステップSA7の判断も否定され
るので、ステップSA8において第2タイマカウンタC
2 の内容が加算された後、前記ステップSA6以下が再
び実行される。この判断基準値T2 は、アクセルペダル
200の踏み込みに伴ってロックアップクラッチ32が
解放状態からスリップ制御状態へ切り換えられたとき
の、油圧回路系の遅れやエンジン10の出力トルク増大
に起因するエンジン10の吹き上がりを抑制するために
必要な期間に設定される。
【0045】以上のステップが繰り返し実行されるう
ち、エンジン回転速度Ne の上昇が停止してステップS
A6の判断が肯定された場合、或いは、第2タイマカウ
ンタC 2 の内容が判断基準値T2 に到達してステップS
A7の判断が肯定された場合は、ステップSA9におい
て電子制御装置42から前記エンジン用電子制御装置1
78へ出力されていた出力低下信号が停止され、エンジ
ン10の点火時期の遅角が通常値に復帰させられて出力
トルクの低下制御が終了させられる。
【0046】また、エンジン出力低下制御が禁止されて
いる場合は、前記ステップSA4の判断が否定されるの
で、ステップSA10において第1タイマカウンタC1
の内容が予め設定された判断基準値T1 に到達したか否
かが判断される。当初はこのステップSA10の判断が
否定されるので、ステップSA11において第1タイマ
カウンタC1 の内容が加算され、ステップSA12にお
いてスリップ制御が禁止された後、ステップSA4以下
が再び実行される。このようなステップが繰り返し実行
されるうち、第1タイマカウンタC1 の内容が上記判断
基準値T1 に到達すると、ステップSA10の判断が肯
定されるので、ステップSA13においてスリップ制御
が許可される。
【0047】上述のように、本実施例によれば、加速操
作判定手段212に対応するステップSA1およびSA
2によってアクセルペダル200が非加速位置から加速
位置へ操作されたことが判定されると、出力低下手段2
14に対応するステップSA5によりエンジン10の出
力トルクが低下させられる。これにより、アクセルペダ
ル200の戻し操作に関連してそれまで解放されていた
ロックアップクラッチ32が、アクセルペダル200の
加速操作によりスリップ制御状態へ切り換えられる際に
は、上記のようにエンジン10の出力が低下させられる
結果、油圧回路の応答遅れやロックアップクラッチの係
合側油室35へ供給される作動油圧の解放側油室33へ
の漏れなどが存在しても、好適にエンジン10の吹き上
がりが発生することが解消される。
【0048】また、本実施例によれば、たとえばアクセ
ルペダル200が緩やかに踏み込まれる場合のように、
ステップSA6によりエンジン回転速度Ne の上昇速度
の停止が検出されない状態でも、エンジン出力低下制御
が開始されてからの経過時間が判断基準値T2 以上とな
るとステップSA9が実行されることにより、図11に
示すように、自動的にエンジン出力トルク低下制御が終
了させられるので、以後の車両の走行における出力不足
や燃費の低下が防止される。
【0049】また、本実施例によれば、エンジン出力低
下制御が禁止されている期間においては、アクセルペダ
ル200の踏み込み操作に関連してロックアップクラッ
チ32のスリップ制御の実行が判定されても、図12に
示すように、エンジン出力低下制御が開始されず、その
後の判断基準値T1 に相当する期間はスリップ制御が禁
止されてその後に許可される。上記のようにエンジン出
力低下制御が禁止されるようなエンジン出力が必要なと
きには、エンジン回転速度Ne が容易に上昇させられる
ので、運転性が得られる。
【0050】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において前述の実施例と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】図13は、ロックアップクラッチ32が完
全係合状態からスリップ制御状態へ切り換えられるとき
に発生するエンジン10の吹き上がりを防止するための
制御ルーチンを示している。図のステップSB1は前記
図9の切換判定手段220に対応するものであり、ここ
ではロックアップクラッチ32が完全係合状態からスリ
ップ制御状態へ切り換えられたか否かが判定される。こ
のステップSB1の判断が否定された場合は本ルーチン
が終了させられるが、肯定された場合は、続くステップ
SB2において駆動電流ISLU の初期減少値DDSLU
が、たとえば図14に示すような作動油の温度Toil
高くなる程初期減少値DDSLUが大きい値となるよう
に予め設定された関係に従って算出される。この初期減
少値DDSLUは、減少の初期において駆動電流ISLU
から差し引く値であり、その駆動電流ISLU の初期の減
少幅を決定する値である。ロックアップクラッチ32の
摩擦係数μは、図15に示すように、作動油の温度T
oil の上昇に伴って低下するため、上記のように初期減
少値DDSLUが修正されるのである。この初期減少値
DDSLUは、駆動電流ISLU の初期変化後にロックア
ップクラッチ32のスリップが開始される直前となるよ
うに設定される。
【0052】続くステップSB3では、駆動電流ISLU
が、上記ステップSB2において求められた初期減少値
DDSLUが初期値100%から差し引かれることによ
り所定幅だけ急激に減少させられる。図16のD1 時点
はこの状態を示している。次いで、ステップSB4で
は、予め設定された減少値dが駆動電流ISLU から差し
引かれることにより駆動電流ISLU が更新される。この
減少値dは、所定のサイクル毎に駆動電流ISLU から差
し引かれることにより駆動電流ISLU の徐速減少速度を
決定する値である。そして、ステップSB5では、タイ
マカウンタC3 の計時内容が予め設定された判断基準値
3 を超えたか否かが判断される。この判断基準値T3
は、ロックアップクラッチ32が正常であるときに駆動
電流ISLUを徐々に減少させる期間の最大値よりも僅か
に大きく決定されている。
【0053】当初は上記ステップSB5の判断が否定さ
れるので、続くステップSB6においてタイマカウンタ
3 の内容が加算された後、ステップSB7においてロ
ックアップクラッチ32のスリップ量Nslipが予め設定
された判断基準値αよりも大きいか否かが判断される。
この判断基準値αは、ロックアップクラッチ32のスリ
ップが開始されたことを判定するための値であり、通常
は数十回転程度の値に設定されるが、望ましくは前記ス
リップ制御における目標スリップ量Nslip T と同じ程度
の値に設定される。
【0054】当初は上記ステップSB7の判断が否定さ
れるので、ステップSB4以下が繰り返し実行される。
このようなステップが繰り返し実行されるうち、駆動電
流I SLU が減少させられ、それに伴って制御圧PSLU
減少させられてスリップ量N slipが増加する。上記ステ
ップSB3およびSB4は、制御圧PSLU を減少させる
ので、本実施例では図9の制御圧変化手段222に対応
している。このようにしてスリップ量Nslipが増加し
て、ステップSB7の判断が肯定されると、ステップS
B8においてスリップ制御が許可される。図16のD2
時点はこの状態を示している。すなわち、上記ステップ
SB7およびSB8は、ロックアップクラッチ32の実
際のスリップの発生に基づいてスリップ制御を開始させ
る図9のスリップ制御開始手段224に対応している。
【0055】以上のステップが繰り返し実行されるう
ち、タイマカウンタC3 の計時内容が判断基準値T3
越えると前記ステップSB5の判断が肯定されるので、
ステップSB9においてタイマカウンタC3 の計時内容
が「0」にクリアされ、且つ、ステップSB10におい
てロックアップクラッチ32が解放された後、本ルーチ
ンが終了させられる。
【0056】上述のように、本実施例によれば、切換判
定手段220に対応するステップSB1によりロックア
ップクラッチ32がスリップ状態へ切り換えられたこと
が判定された場合には、制御圧変化手段222に対応す
るステップSB3およびSB4により、スリップ制御手
段218によるスリップ量の制御に先立って、制御圧P
SLU がロックアップクラッチ32のスリップが発生する
側へ変化させられるとともに、スリップ制御開始手段2
24に対応するステップSB7およびSB8により、ロ
ックアップクラッチ32のスリップが実際に発生したこ
とに基づいてスリップ制御手段218によるスリップ制
御が開始させられる。したがって、ロックアップクラッ
チ32が係合状態からスリップ制御状態へ切り換えられ
ても、スリップ制御の開始時には制御偏差が小さく制御
圧PSLU が大きく変化させられることがなくなるととも
に、スリップ制御開始後にロックアップクラッチ32の
摩擦係数の変化がなくなるので、図18の実線に示すよ
うにエンジン回転速度Neの上昇がなく、エンジンの一
時的な吹き上がりが好適に解消される。
【0057】因に、ロックアップクラッチ32は、たと
えば図17に示すように、スリップ量Nslipがある程度
の値であるときに比較してすべり初期の摩擦係数μは小
さいため、従来では、ロックアップクラッチ32を直結
状態からスリップ制御を行うときに瞬時にスリップ制御
時の制御圧PSLU 或いは解放油圧Poff に切り換える
と、急激に滑りが発生するので、図18の一点鎖線に示
すように、一時的なエンジン回転速度Ne の上昇が避け
られなかったのである。
【0058】また、本実施例によれば、駆動電流ISLU
の減少初期においてステップSB3により初期減少値D
DSLUに対応する幅だけ急激に減少させられるので、
完全係合状態からスリップ制御状態への移行時の応答性
が改善される利点がある。
【0059】また、本実施例によれば、上記初期減少値
DDSLUが、作動油温度Toil に応じて変化させられ
るので、ロックアップクラッチ32の摩擦係数μに即し
た適切な制御が可能となる。
【0060】また、本実施例によれば、ステップSB7
の判断が肯定されない場合には、判断基準値T3 に相当
する所定の時間が経過すると、自動的にロックアップク
ラッチ32が解放されるので、油圧制御回路などの異常
状態にも対応できる利点がある。
【0061】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0062】たとえば、前述の実施例の油圧制御回路
は、制御圧PSLU の増大に伴ってロックアップクラッチ
32の係合側油室の油圧Ponと解放側油室の油圧Ppff
との差圧を大きくしてロックアップクラッチ32を係合
させるように構成されていたが制御圧PSLU の減少に伴
ってロックアップクラッチ32が係合するように構成さ
れてもよい。
【0063】また、前述の図10の実施例のステップS
A3では、ロックアップクラッチ32のスリップ制御領
域であるか否かが判断されていたが、係合領域であるか
が判定されてもよい。加速操作に関連してロックアップ
クラッチ32が係合させられる場合でも、一応の効果が
得られるからである。
【0064】また、図10の実施例において、ステップ
SA4、SA10乃至SA12が削除されても差し支え
ないし、ステップSA7およびSA8が削除されても差
し支えない。
【0065】また、図13の実施例において、ロックア
ップクラッチ32の完全係合状態からスリップ制御状態
へ移行させるに際し、初期減少値DDSLUを作動油温
度T oil により修正するステップSB2が削除されても
よいし、駆動電流ISLU を初期減少値DDSLUだけ急
激に減少させるためのステップSB3が削除されてもよ
い。上記初期減少値DDSLUは一定値であっても差支
えないし、応答性を少々我慢すれば駆動電流ISLU は初
期から徐々に減少させられてもよいのである。
【0066】また、図13の実施例において、ステップ
SB5、SB9およびSB10が削除されても差支えな
い。油圧回路の異常などの対策は他の手段でも有り得る
からである。
【0067】また、前述の実施例のクラッチ切換弁52
は第3電磁弁50から油室102に供給される切換用信
号圧Pswに従ってオンオフ作動させられていたが、リニ
ヤソレノイド弁54から出力されるスリップ制御用信号
圧PSLU に従ってオンオフ作動させられてもよい。この
場合には、スリップ制御用信号圧PSLU が図5に示す値
B 以下となるとクラッチ切換弁52のスプール弁子9
2がスプリング94の付勢力に従ってオフ位置に位置
し、スリップ制御用信号圧PSLU がその値PB を超える
とクラッチ切換弁52のスプール弁子92がスプリング
94の付勢力に抗してオン位置に位置するようにスプリ
ング94の付勢力やスプール弁子92の受圧面積などが
設定される。
【0068】また、前述の実施例において、ロックアッ
プクラッチ付トルクコンバータ12について説明されて
いたが、ロックアップクラッチ付フルードカップリング
であってもよい。要するに、ロックアップクラッチを有
する流体式伝動装置であればよいのである。
【0069】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のスリップ制御装置が適用さ
れた車両用動力伝達装置を示す図である。
【図2】図1のロックアップクラッチ付トルクコンバー
タを備えた自動変速機において、第1電磁弁および第2
電磁弁の作動の組み合わせとそれにより得られる変速段
との関係を説明する図表である。
【図3】図1の油圧制御回路の要部構成を説明する図で
ある。
【図4】図3のリニアソレノイド弁の出力特性を示す図
である。
【図5】図3の油圧制御回路に設けられたスリップ制御
弁の特性であって、係合用油室および解放用油室との圧
力差ΔPとスリップ制御用信号圧PSLU との関係を説明
する図である。
【図6】図1の電子制御装置に記憶されている、車両の
走行状態とロックアップクラッチの係合状態との関係を
示す図である。
【図7】図1の電子制御装置に記憶されている、定常時
の目標スリップ回転速度を決定するための関係を示す図
である。
【図8】第1発明に対応する図1の電子制御装置の制御
機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図9】第2発明に対応する図1の電子制御装置の制御
機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図10】図1の電子制御装置の制御作動の要部であっ
て、アクセルペダルがアイドル位置から加速操作された
ときのエンジンの吹き上がりを防止する制御作動を説明
するフローチャートである。
【図11】図10の制御による作動を説明するタイムチ
ャートである。
【図12】図10の制御による作動を説明するタイムチ
ャートである。
【図13】図1の電子制御装置の作動の要部であって、
ロックアップクラッチが完全係合状態からスリップ制御
状態へ切り換えられるときに発生するエンジンの吹き上
がりを防止するための制御作動を説明するフローチャー
トである。
【図14】図13において用いられる関係を説明する図
である。
【図15】図13における初期減少値の修正理由を説明
するための、作動油温度Toil をパラメータとするスリ
ップ量Nslipと摩擦係数μとの関係を示す図である。
【図16】図13の制御による作動を説明するタイムチ
ャートである。
【図17】図13の実施例の作用効果を説明するため
の、ロックアップクラッチの摩擦係数の変化特性を示す
図である。
【図18】図13の実施例の作用効果を説明するため
の、エンジン回転速度の変化を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】 10:エンジン 32:ロックアップクラッチ 200:アクセルペダル(加速操作部材) 210:ロックアップクラッチ解放手段 212:加速操作判定手段 214:出力低下手段 218:スリップ制御手段 220:切換判定手段 222:制御圧変化手段 224:スリップ制御開始手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 亨 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンから駆動輪に到る動力伝達経路
    にロックアップクラッチ付流体伝動装置を有する車両に
    おいて、加速操作部材が加速位置から非加速位置へ操作
    されたことに関連して前記ロックアップクラッチを係合
    状態から解放させるロックアップクラッチ解放手段を備
    えた形式の車両用ロックアップクラッチの制御装置であ
    って、 前記加速操作部材が非加速位置から加速位置へ操作され
    たことを検出する加速操作判定手段と、 該加速操作判定手段により前記加速操作部材が非加速位
    置から加速位置へ操作されたことが検出された場合に
    は、前記エンジンの出力を一時的に低下させる出力低下
    手段とを含むことを特徴とする車両用ロックアップクラ
    ッチの制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンから駆動輪に到る動力伝達経路
    にロックアップクラッチ付流体伝動装置を有する車両に
    おいて、該車両の走行状態に基づいて該ロックアップク
    ラッチを係合状態、スリップ状態、解放状態に切り換え
    るとともに、該ロックアップクラッチのスリップ状態で
    は、予め設定された目標スリップ量と一致するように、
    該ロックアップクラッチのスリップ量を制御するための
    制御圧がスリップ制御手段により制御される形式の車両
    用ロックアップクラッチの制御装置であって、 前記ロックアップクラッチが前記スリップ状態へ切り換
    えられたことを判定する切換判定手段と、 該切換判定手段により前記ロックアップクラッチが前記
    スリップ状態へ切り換えられたことが判定された場合に
    は、前記スリップ制御手段によるスリップ量の制御に先
    立って、前記制御圧を前記ロックアップクラッチのスリ
    ップが発生する側へ変化させる制御圧変化手段と、 前記ロックアップクラッチのスリップが実際に発生した
    ことに基づいて、前記スリップ制御手段によるスリップ
    制御を開始させるスリップ制御開始手段とを含むもので
    ある車両用ロックアップクラッチの制御装置。
JP5249356A 1993-10-05 1993-10-05 車両用ロックアップクラッチの制御装置 Expired - Fee Related JP2924603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5249356A JP2924603B2 (ja) 1993-10-05 1993-10-05 車両用ロックアップクラッチの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5249356A JP2924603B2 (ja) 1993-10-05 1993-10-05 車両用ロックアップクラッチの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07101273A true JPH07101273A (ja) 1995-04-18
JP2924603B2 JP2924603B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=17191814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5249356A Expired - Fee Related JP2924603B2 (ja) 1993-10-05 1993-10-05 車両用ロックアップクラッチの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2924603B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100507944B1 (ko) * 1995-12-29 2005-10-25 로베르트 보쉬 게엠베하 클러치제어시스템
JP2009127785A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Nissan Motor Co Ltd 変速機の制御装置
WO2017068717A1 (ja) * 2015-10-23 2017-04-27 日産自動車株式会社 車両のロックアップ制御方法及び制御装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100507944B1 (ko) * 1995-12-29 2005-10-25 로베르트 보쉬 게엠베하 클러치제어시스템
JP2009127785A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Nissan Motor Co Ltd 変速機の制御装置
WO2017068717A1 (ja) * 2015-10-23 2017-04-27 日産自動車株式会社 車両のロックアップ制御方法及び制御装置
JPWO2017068717A1 (ja) * 2015-10-23 2018-06-14 日産自動車株式会社 車両のロックアップ制御方法及び制御装置
CN108350814A (zh) * 2015-10-23 2018-07-31 日产自动车株式会社 车辆的锁止控制方法以及控制装置
RU2671425C1 (ru) * 2015-10-23 2018-10-31 Ниссан Мотор Ко., Лтд. Способ и устройство для управления блокировкой в транспортном средстве
CN108350814B (zh) * 2015-10-23 2019-05-28 日产自动车株式会社 车辆的锁止控制方法以及控制装置
US10308253B2 (en) 2015-10-23 2019-06-04 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle lock-up control method and control device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2924603B2 (ja) 1999-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3783277B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
JP4655434B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JP3969330B2 (ja) 車両用直結クラッチの制御装置
JPH0828687A (ja) 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
US20050064992A1 (en) Shift control apparatus for automatic transmission
JP3402080B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
US8521381B2 (en) Power transfer device and control method thereof, and lock-up clutch device
JP4310888B2 (ja) 車両用クラッチの制御装置
JP3293400B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP2924603B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JP4569513B2 (ja) 車両の制御装置
JP3451801B2 (ja) 車両用直結クラッチのスリップ制御装置
JP3438427B2 (ja) 車両用直結クラッチの制御装置
JPH09287658A (ja) 自動変速機のロックアップ制御装置
JP3584555B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JPH0771594A (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JPH05231530A (ja) 車両用ロックアップクラッチの制御装置
JP3136906B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
JPH04331868A (ja) 車両用直結クラッチ付流体式伝動装置のスリップ制御装置
JP2005042800A (ja) 車両の制御装置
JP3303700B2 (ja) 車両用自動変速機の変速制御装置
JP3147665B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
JP2924653B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置
JPH09144863A (ja) 車両用自動変速機およびエンジンの制御装置
JP3171011B2 (ja) 車両用ロックアップクラッチのスリップ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees