JPH0710120A - 束ね装置 - Google Patents
束ね装置Info
- Publication number
- JPH0710120A JPH0710120A JP17219593A JP17219593A JPH0710120A JP H0710120 A JPH0710120 A JP H0710120A JP 17219593 A JP17219593 A JP 17219593A JP 17219593 A JP17219593 A JP 17219593A JP H0710120 A JPH0710120 A JP H0710120A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- bundling
- binding
- bundle
- cutout portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業者が被結束物を絞り込んでおかなくても
良好に結束できるようにする。 【構成】 束ねアーム23a,23bと押し込みアーム
32における弓形とした部分の両端でスプリング25
a,25b,33を保持しており、各アーム23a,2
3b,32を回動させて弓形部分を結束機10における
切り欠き部分11a内に挿入された被結束物の周囲に近
接させることにより、スプリング25a,25b,33
が被結束物である電線の束の側面に押し当てられ、中心
側に押さえ付けて束ねるように作用する。
良好に結束できるようにする。 【構成】 束ねアーム23a,23bと押し込みアーム
32における弓形とした部分の両端でスプリング25
a,25b,33を保持しており、各アーム23a,2
3b,32を回動させて弓形部分を結束機10における
切り欠き部分11a内に挿入された被結束物の周囲に近
接させることにより、スプリング25a,25b,33
が被結束物である電線の束の側面に押し当てられ、中心
側に押さえ付けて束ねるように作用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結束機に配設されて被
結束物を束ねて保持する束ね装置に関する。
結束物を束ねて保持する束ね装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、結束機として本願出願人と同一出
願人による特公昭63−62416号公報に示すものが
知られている。同公報に示す結束機は、厚板状の本体の
先端に切り込み部分を形成されており、同切り込み部分
に袋口などを挿入すると、細鉄線等の芯線入り偏平ビニ
ール紐(以下、結束紐という。)を同袋口部分の周囲に
巻き渡し、端部を捻って結束する。結束する際には、上
記結束紐が弛むのを防止するとともに、結束紐を巻き渡
す作業の邪魔にならないように、作業者は袋口を絞り込
んで保持している。
願人による特公昭63−62416号公報に示すものが
知られている。同公報に示す結束機は、厚板状の本体の
先端に切り込み部分を形成されており、同切り込み部分
に袋口などを挿入すると、細鉄線等の芯線入り偏平ビニ
ール紐(以下、結束紐という。)を同袋口部分の周囲に
巻き渡し、端部を捻って結束する。結束する際には、上
記結束紐が弛むのを防止するとともに、結束紐を巻き渡
す作業の邪魔にならないように、作業者は袋口を絞り込
んで保持している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の結束機
を使用する場合、作業者は袋口を絞り込んで保持してお
かなければならず、煩わしいし、作業者が絞り込まない
と、結束紐が弛んでしまったり、うまく結束できないこ
とがあるという課題があった。本発明は、上記課題にか
んがみてなされたもので、作業者が被結束物を絞り込ん
でおかなくても良好に結束できるようにすることを目的
とする。
を使用する場合、作業者は袋口を絞り込んで保持してお
かなければならず、煩わしいし、作業者が絞り込まない
と、結束紐が弛んでしまったり、うまく結束できないこ
とがあるという課題があった。本発明は、上記課題にか
んがみてなされたもので、作業者が被結束物を絞り込ん
でおかなくても良好に結束できるようにすることを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、切り欠き部分に挿入され
た被結束物を結束する結束機に配設され、弾性部材から
なる当接部材と、同当接部材を保持しつつ当該当接部材
を上記切り欠き部分に挿入された被結束物を当接せしめ
て所定の結束位置に押さえ込むアームとを備えた構成と
してある。
め、請求項1にかかる発明は、切り欠き部分に挿入され
た被結束物を結束する結束機に配設され、弾性部材から
なる当接部材と、同当接部材を保持しつつ当該当接部材
を上記切り欠き部分に挿入された被結束物を当接せしめ
て所定の結束位置に押さえ込むアームとを備えた構成と
してある。
【0005】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の束ね装置において、上記結束機が結束するタイ
ミングに合わせ、通常時は上記切り欠き部分からアーム
を離して保持しておくとともに、結束時に上記切り欠き
部分に向けてアームを駆動するタイミング機構を備えて
構成している。
に記載の束ね装置において、上記結束機が結束するタイ
ミングに合わせ、通常時は上記切り欠き部分からアーム
を離して保持しておくとともに、結束時に上記切り欠き
部分に向けてアームを駆動するタイミング機構を備えて
構成している。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、弾性部材からなる当接部材を保持したアーム
が当該当接部材を切り欠き部分に挿入された被結束物に
当接せしめると、当接部材は被結束物に突き当たって所
定の結束位置に押さえ込む。このとき、弾性を有する範
囲において当接部材が撓み、結束位置においてしっかり
と絞り込むようにして保持する。
おいては、弾性部材からなる当接部材を保持したアーム
が当該当接部材を切り欠き部分に挿入された被結束物に
当接せしめると、当接部材は被結束物に突き当たって所
定の結束位置に押さえ込む。このとき、弾性を有する範
囲において当接部材が撓み、結束位置においてしっかり
と絞り込むようにして保持する。
【0007】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、結束機が結束するタイミングに合
わせてタイミング機構はアームを切り欠き部分から離し
たり切り欠き部分に向けて駆動する。
かる発明においては、結束機が結束するタイミングに合
わせてタイミング機構はアームを切り欠き部分から離し
たり切り欠き部分に向けて駆動する。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、被結束物
に弾性部材を当接させて結束位置に保持させるようにし
たため、作業者が絞り込んでおかなくても結束機で良好
に結束させることが可能な束ね装置を提供することがで
きる。
に弾性部材を当接させて結束位置に保持させるようにし
たため、作業者が絞り込んでおかなくても結束機で良好
に結束させることが可能な束ね装置を提供することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例にかかる束ね装置を
結束機に配設した状態を示す概略構成図である。同図に
示す結束機10は、特公昭63−62416号において
もその構成を示すように、先端に切り欠き部分11aを
有する扁平枠体からなる中空のケーシング11内に駆動
元軸12が回転可能に配設されている。また、同ケーシ
ング11内には、結束紐を挟み込んで繰り出す一対の相
対面するローラ状の紐繰出機構13と、繰り出された結
束紐の先端を切り欠き部分11aを挟んだ反対の側に送
り込んで被結束物の周囲に巻き渡すアーム機構14と、
巻き渡した結束紐を所定の長さに切るカッター15と、
結束紐の両端をねじり合わせる捻り機構16とを配設し
てあり、それぞれ上記駆動元軸12に連結されて所定の
タイミングで駆動されるようになっている。
明する。図1は、本発明の一実施例にかかる束ね装置を
結束機に配設した状態を示す概略構成図である。同図に
示す結束機10は、特公昭63−62416号において
もその構成を示すように、先端に切り欠き部分11aを
有する扁平枠体からなる中空のケーシング11内に駆動
元軸12が回転可能に配設されている。また、同ケーシ
ング11内には、結束紐を挟み込んで繰り出す一対の相
対面するローラ状の紐繰出機構13と、繰り出された結
束紐の先端を切り欠き部分11aを挟んだ反対の側に送
り込んで被結束物の周囲に巻き渡すアーム機構14と、
巻き渡した結束紐を所定の長さに切るカッター15と、
結束紐の両端をねじり合わせる捻り機構16とを配設し
てあり、それぞれ上記駆動元軸12に連結されて所定の
タイミングで駆動されるようになっている。
【0010】ケーシング11の下面には束ねアーム機構
20を配設している。同束ねアーム機構20は上記駆動
元軸12に対して固定されて回転角度に応じて周径を変
化させる回転カム21を備えている。同回転カム21は
ケーシング11の下面に対して回転可能に保持されたL
字形の揺動アーム22における一方の辺22aに当接し
ており、同揺動アーム22を周径が変化する範囲内で揺
動させる。一方、ケーシング11の下面には上記切り欠
き部分11aを挟み込むようにして一対の束ねアーム2
3a,23bを回転可能に支持しており、上記揺動アー
ム22における他方の辺22bは、当該束ねアーム23
a,23bにおける一方の束ねアーム23aに当接して
いる。
20を配設している。同束ねアーム機構20は上記駆動
元軸12に対して固定されて回転角度に応じて周径を変
化させる回転カム21を備えている。同回転カム21は
ケーシング11の下面に対して回転可能に保持されたL
字形の揺動アーム22における一方の辺22aに当接し
ており、同揺動アーム22を周径が変化する範囲内で揺
動させる。一方、ケーシング11の下面には上記切り欠
き部分11aを挟み込むようにして一対の束ねアーム2
3a,23bを回転可能に支持しており、上記揺動アー
ム22における他方の辺22bは、当該束ねアーム23
a,23bにおける一方の束ねアーム23aに当接して
いる。
【0011】束ねアーム23a,23bは切り欠き部分
11aの奥側位置における根元部分で回転可能に支持さ
れており、かつ、その支持部分には互いに噛合し合うギ
ア23a1,23b1を形成し、互いに同期して先端を
開閉するようにしている。また、一方の束ねアーム23
aの外側端部とケーシング11との間には先端部分を開
かせるように付勢するスプリング24を配設しており、
当該付勢力により束ねアーム23aは上記揺動アーム2
2の他辺22bに当接している。束ねアーム23a,2
3bの先端部分には互いに向かい合う弓形部23a2,
23b2を形成してあり、それぞれ円弧部分の両端間に
は弾性部材であるスプリング25a,25bを保持して
いる。ここにおいて、回転カム21が回転して揺動アー
ム22が所定範囲内で揺動すると、一対の束ねアーム2
3a,23bの先端側が開閉し、開いたときには切り欠
き部分11aから外れ、閉じたときには弓形部23a
2,23b2における両端部分が近接する。
11aの奥側位置における根元部分で回転可能に支持さ
れており、かつ、その支持部分には互いに噛合し合うギ
ア23a1,23b1を形成し、互いに同期して先端を
開閉するようにしている。また、一方の束ねアーム23
aの外側端部とケーシング11との間には先端部分を開
かせるように付勢するスプリング24を配設しており、
当該付勢力により束ねアーム23aは上記揺動アーム2
2の他辺22bに当接している。束ねアーム23a,2
3bの先端部分には互いに向かい合う弓形部23a2,
23b2を形成してあり、それぞれ円弧部分の両端間に
は弾性部材であるスプリング25a,25bを保持して
いる。ここにおいて、回転カム21が回転して揺動アー
ム22が所定範囲内で揺動すると、一対の束ねアーム2
3a,23bの先端側が開閉し、開いたときには切り欠
き部分11aから外れ、閉じたときには弓形部23a
2,23b2における両端部分が近接する。
【0012】一方、ケーシング11の上面には押し込み
アーム機構30を配設している。押し込みアーム機構3
0は、切り欠き方向と垂直な方向に配向され、一端にて
上記ケーシング11の上面に対して回転可能に支持され
るとともに、他端を上記切り欠き部分11aにおける奥
側部分の上方に突出するように保持された突き当てアー
ム31を備えている。当該突き当てアーム31における
切り欠き部分11aと重なる部分には上方に突出する壁
部31aを形成するとともに、同突き当てアーム31の
先端にはラック31bを形成してあり、同ラック31b
は、ケーシング11の上面にて切り欠き方向と平行な方
向に配向され、当該ケーシング11の上面に対して回転
可能に支持された押し込みアーム32における根元部分
のギア部32aに噛合している。
アーム機構30を配設している。押し込みアーム機構3
0は、切り欠き方向と垂直な方向に配向され、一端にて
上記ケーシング11の上面に対して回転可能に支持され
るとともに、他端を上記切り欠き部分11aにおける奥
側部分の上方に突出するように保持された突き当てアー
ム31を備えている。当該突き当てアーム31における
切り欠き部分11aと重なる部分には上方に突出する壁
部31aを形成するとともに、同突き当てアーム31の
先端にはラック31bを形成してあり、同ラック31b
は、ケーシング11の上面にて切り欠き方向と平行な方
向に配向され、当該ケーシング11の上面に対して回転
可能に支持された押し込みアーム32における根元部分
のギア部32aに噛合している。
【0013】同押し込みアーム32は全体に弓形の形状
となっており、先端と根元部分との間に弾性部材である
スプリング33を保持している。また、根元部分とケー
シング11の上面との間には当該押し込みアーム32を
切り欠き部分11aから外れる方向に回転するように付
勢するスプリング34を配設している。この付勢力によ
り、押し込みアーム32は切り欠き方向と平行に保持さ
れ、当該押し込みアーム32のギア部32aに噛合する
ラック31bを備えた突き当てアーム31は切り欠き部
分11aの開口側方向にやや突き出た状態で保持されて
いる。なお、突き当てアーム31の奥側にはマイクロス
イッチを配設してあり、同突き当てアーム31を奥側に
押すとマイクロスイッチが導通する。同マイクロスイッ
チは図示しないモータ制御回路に接続されており、同モ
ータ制御回路はマイクロスイッチが導通したときに駆動
元軸12に接続された駆動モータを一回転だけ駆動させ
る。
となっており、先端と根元部分との間に弾性部材である
スプリング33を保持している。また、根元部分とケー
シング11の上面との間には当該押し込みアーム32を
切り欠き部分11aから外れる方向に回転するように付
勢するスプリング34を配設している。この付勢力によ
り、押し込みアーム32は切り欠き方向と平行に保持さ
れ、当該押し込みアーム32のギア部32aに噛合する
ラック31bを備えた突き当てアーム31は切り欠き部
分11aの開口側方向にやや突き出た状態で保持されて
いる。なお、突き当てアーム31の奥側にはマイクロス
イッチを配設してあり、同突き当てアーム31を奥側に
押すとマイクロスイッチが導通する。同マイクロスイッ
チは図示しないモータ制御回路に接続されており、同モ
ータ制御回路はマイクロスイッチが導通したときに駆動
元軸12に接続された駆動モータを一回転だけ駆動させ
る。
【0014】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。いま、電線の束を結束しようとしているとす
る。図3に示すように、電線の束を縦にして両手で両端
を保持し、切り欠き部分11aに挿入していく。挿入し
ていくと電線の束は切り欠き部分11aの奥に配置され
ている突き当てアーム31に当接し、同突き当てアーム
31を押し込む。突き当てアーム31は押し込まれなが
ら一端を支点としてラック31bを形成した端部にて円
弧を描くようにして回転する。このときラック31b
は、噛合する押し込みアーム32のギア部32aを回転
させるので、当該押し込みアーム32は図2に示すよう
に時計周り方向に回転する。
説明する。いま、電線の束を結束しようとしているとす
る。図3に示すように、電線の束を縦にして両手で両端
を保持し、切り欠き部分11aに挿入していく。挿入し
ていくと電線の束は切り欠き部分11aの奥に配置され
ている突き当てアーム31に当接し、同突き当てアーム
31を押し込む。突き当てアーム31は押し込まれなが
ら一端を支点としてラック31bを形成した端部にて円
弧を描くようにして回転する。このときラック31b
は、噛合する押し込みアーム32のギア部32aを回転
させるので、当該押し込みアーム32は図2に示すよう
に時計周り方向に回転する。
【0015】突き当てアーム31を奥まで押し込むと、
弓形の押し込みアーム32はスプリング33にて電線の
束を切り込み部分11aにおける奥に押し込むように押
し当てる。従って、電線の束が押し込み方向に対して僅
かにほつれていても、スプリング33が切り欠き部分1
1aの奥部に押しつけて束ねるように作用する。一方、
突き当てアーム31を押し込むとマイクロスイッチが導
通し、駆動モータが駆動元軸12を回転させ始める。駆
動元軸12は図1において反時計周り方向に回転し、こ
の回転に伴なって回転カム21も回転し始める。回転カ
ム21は回転し始めるとすぐに揺動アーム22における
一方の辺22aを外方に押し出すため、同揺動アーム2
2は反時計周り方向に回転する。これにより、同揺動ア
ーム22における他方の辺22bは束ねアーム23aに
対して当該束ねアーム23aを閉じるように押し当て
る。
弓形の押し込みアーム32はスプリング33にて電線の
束を切り込み部分11aにおける奥に押し込むように押
し当てる。従って、電線の束が押し込み方向に対して僅
かにほつれていても、スプリング33が切り欠き部分1
1aの奥部に押しつけて束ねるように作用する。一方、
突き当てアーム31を押し込むとマイクロスイッチが導
通し、駆動モータが駆動元軸12を回転させ始める。駆
動元軸12は図1において反時計周り方向に回転し、こ
の回転に伴なって回転カム21も回転し始める。回転カ
ム21は回転し始めるとすぐに揺動アーム22における
一方の辺22aを外方に押し出すため、同揺動アーム2
2は反時計周り方向に回転する。これにより、同揺動ア
ーム22における他方の辺22bは束ねアーム23aに
対して当該束ねアーム23aを閉じるように押し当て
る。
【0016】束ねアーム23aが閉じ始めると、互いに
噛合しているギア23a1,23b1の作用により、対
となる束ねアーム23bも閉じ始める。揺動アーム22
が回転カム21における径の大となる部分に乗り上がる
と、両束ねアーム23a,23bは概ね接触する程度ま
で近接する。このとき、弓形部23a2,23b2の両
端はそれぞれ相手側の端部に近接しているので、スプリ
ング25a,25bは電線の束の両側に押し当てられ
る。従って、電線の束に切り欠き部分と垂直な方向にた
るみがあったとすると、スプリング25a,25bが両
側から押さえ込み、束ねることになる。
噛合しているギア23a1,23b1の作用により、対
となる束ねアーム23bも閉じ始める。揺動アーム22
が回転カム21における径の大となる部分に乗り上がる
と、両束ねアーム23a,23bは概ね接触する程度ま
で近接する。このとき、弓形部23a2,23b2の両
端はそれぞれ相手側の端部に近接しているので、スプリ
ング25a,25bは電線の束の両側に押し当てられ
る。従って、電線の束に切り欠き部分と垂直な方向にた
るみがあったとすると、スプリング25a,25bが両
側から押さえ込み、束ねることになる。
【0017】すなわち、押し込みアーム32に保持され
たスプリング33が電線の束を切り欠き部分11aの奥
側に押し込み、束ねアーム23a,23bに保持された
スプリング25a,25bが切り欠き部分11aと平行
に中心側に押さえ込み、電線の束は概ね全周から包まれ
るように押さえ込まれる。さらに、回転元軸12が回転
すると、繰出機構13のローラが結束紐をアーム機構1
4の側に所定長さだけ繰り出し、同アーム機構14は結
束紐の先端を切り欠き部分11aの反対側に押し出しつ
つ、電線の束の周囲に巻き付ける。一方、アーム機構1
4が結束紐の先端を巻き付けるのに伴なってカッター1
5が結束紐を所定の長さに切断する。結束紐における切
断された端部と先端は捻り機構16に引き渡され、ツイ
ストヘッドが回転して両端部を捻り合わせる。
たスプリング33が電線の束を切り欠き部分11aの奥
側に押し込み、束ねアーム23a,23bに保持された
スプリング25a,25bが切り欠き部分11aと平行
に中心側に押さえ込み、電線の束は概ね全周から包まれ
るように押さえ込まれる。さらに、回転元軸12が回転
すると、繰出機構13のローラが結束紐をアーム機構1
4の側に所定長さだけ繰り出し、同アーム機構14は結
束紐の先端を切り欠き部分11aの反対側に押し出しつ
つ、電線の束の周囲に巻き付ける。一方、アーム機構1
4が結束紐の先端を巻き付けるのに伴なってカッター1
5が結束紐を所定の長さに切断する。結束紐における切
断された端部と先端は捻り機構16に引き渡され、ツイ
ストヘッドが回転して両端部を捻り合わせる。
【0018】上述したように、電線の束は周囲から包み
込むように束ねられているため、引き締まった状態で結
束紐にて結束される。また、アーム機構14が結束紐を
巻き付ける際にもほつれた部分が邪魔をしてしまうこと
はない。さらに、各アーム23a,23b,32はそれ
ぞれ弓状の両端で保持したスプリング25a,25b,
33を弾性部材として電線の束に押しつけているため、
電線の束が太ければ弾性部材の側が大きく撓むし、電線
の束が細ければ弾性部材の撓む量が少なくなる。従っ
て、被結束物である電線の束の太さにかかわらず、良好
に束ねることができる。
込むように束ねられているため、引き締まった状態で結
束紐にて結束される。また、アーム機構14が結束紐を
巻き付ける際にもほつれた部分が邪魔をしてしまうこと
はない。さらに、各アーム23a,23b,32はそれ
ぞれ弓状の両端で保持したスプリング25a,25b,
33を弾性部材として電線の束に押しつけているため、
電線の束が太ければ弾性部材の側が大きく撓むし、電線
の束が細ければ弾性部材の撓む量が少なくなる。従っ
て、被結束物である電線の束の太さにかかわらず、良好
に束ねることができる。
【0019】結束後、アーム機構14は元の位置に戻
り、また、回転カム21も回転して揺動アーム22にお
ける一方の辺22aは同回転カム21の小径の部分に当
接するため、当該揺動アーム22は時計周り方向に回転
する。すると、束ねアーム23aはスプリング24によ
って引き戻され、反時計周り方向に回転して切り欠き部
分11aから離れ始める。束ねアーム23aの回転に伴
なって束ねアーム23bも回転して切り欠き部分11a
から離れるため、両アーム23a,23bの先端の弓形
部23b1,23b2は開き始め、電線の束を挟み込ん
でいたスプリング25a,25bは当該電線の束の側面
から離れる。
り、また、回転カム21も回転して揺動アーム22にお
ける一方の辺22aは同回転カム21の小径の部分に当
接するため、当該揺動アーム22は時計周り方向に回転
する。すると、束ねアーム23aはスプリング24によ
って引き戻され、反時計周り方向に回転して切り欠き部
分11aから離れ始める。束ねアーム23aの回転に伴
なって束ねアーム23bも回転して切り欠き部分11a
から離れるため、両アーム23a,23bの先端の弓形
部23b1,23b2は開き始め、電線の束を挟み込ん
でいたスプリング25a,25bは当該電線の束の側面
から離れる。
【0020】このようにして初期状態に戻ると回転元軸
12は一回転しており、駆動モータは停止する。作業者
が結束された電線の束を切り欠き部分11aから引き戻
すと、押し込みアーム32はスプリング33,34にて
開口側に押し戻されるように反時計周り方向に回転す
る。また、これに伴なって押し込みアーム32の根元の
ギア部32aが回転するので、当該ギア部32aに噛合
している突き当てアーム31のラック31bは開口側に
駆動される。従って、突き当てアーム31は時計周り方
向に回転して切り欠き部分11aにて開口側に移動す
る。なお、上述した実施例においては、被結束物である
電線の束を三方から包み込んでいるが、押し込みアーム
32だけで押さえ込んでもよいし、束ねアーム23a,
23bだけで押さえ込むようにしてもよい。また、回転
元軸12に固定した回転カム21と揺動アーム22とに
よって結束機10が結束するタイミングに合わせて束ね
アーム23a,23bを駆動しているが、別個に駆動し
たり、突き当てアーム31と押し込みアーム32のよう
に被結束物を押し込む力でアームを駆動するようにして
もよい。さらに、結束紐を巻き付けて結束するもの以外
でも、例えば、粘着テープを巻き付けて結束するような
結束機などにも適用することができる。また、弾性部材
としてはスプリングに限らず、ゴム片でもよいし、スプ
リングなどに付勢された当接片などでも同様である。
12は一回転しており、駆動モータは停止する。作業者
が結束された電線の束を切り欠き部分11aから引き戻
すと、押し込みアーム32はスプリング33,34にて
開口側に押し戻されるように反時計周り方向に回転す
る。また、これに伴なって押し込みアーム32の根元の
ギア部32aが回転するので、当該ギア部32aに噛合
している突き当てアーム31のラック31bは開口側に
駆動される。従って、突き当てアーム31は時計周り方
向に回転して切り欠き部分11aにて開口側に移動す
る。なお、上述した実施例においては、被結束物である
電線の束を三方から包み込んでいるが、押し込みアーム
32だけで押さえ込んでもよいし、束ねアーム23a,
23bだけで押さえ込むようにしてもよい。また、回転
元軸12に固定した回転カム21と揺動アーム22とに
よって結束機10が結束するタイミングに合わせて束ね
アーム23a,23bを駆動しているが、別個に駆動し
たり、突き当てアーム31と押し込みアーム32のよう
に被結束物を押し込む力でアームを駆動するようにして
もよい。さらに、結束紐を巻き付けて結束するもの以外
でも、例えば、粘着テープを巻き付けて結束するような
結束機などにも適用することができる。また、弾性部材
としてはスプリングに限らず、ゴム片でもよいし、スプ
リングなどに付勢された当接片などでも同様である。
【0021】このように束ねアーム23a,23bと押
し込みアーム32における弓形とした部分の両端でスプ
リング25a,25b,33を保持しており、各アーム
23a,23b,32を回動させて弓形部分を結束機1
0における切り欠き部分11a内に挿入された被結束物
の周囲に近接させることにより、スプリング25a,2
5b,33が被結束物である電線の束の側面に押し当て
られ、中心側に押さえ付けて束ねるように作用する。
し込みアーム32における弓形とした部分の両端でスプ
リング25a,25b,33を保持しており、各アーム
23a,23b,32を回動させて弓形部分を結束機1
0における切り欠き部分11a内に挿入された被結束物
の周囲に近接させることにより、スプリング25a,2
5b,33が被結束物である電線の束の側面に押し当て
られ、中心側に押さえ付けて束ねるように作用する。
【図1】本発明の一実施例にかかる束ね装置の上面図で
ある。
ある。
【図2】束ねアーム機構を透視的に示す図である。
【図3】束ねアーム機構を透視的に示す図である。
【図4】作業状態を示す斜視図である。
10…結束機 11a…切り欠き部分 20…アーム機構 21…回転カム 22…揺動アーム 23a,23b…束ねアーム 25a,25b…スプリング 30…押し込みアーム機構 31…突き当てアーム 32…押し込みアーム 33…スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹下 嘉秋 愛知県名古屋市緑区有松町大字桶狭間字高 根39番第231番地 (72)発明者 丹下 二三子 愛知県名古屋市緑区有松町大字桶狭間字高 根39番第231番地 (72)発明者 河村 篤子 愛知県名古屋市緑区有松町大字桶狭間字高 根39番第231番地
Claims (2)
- 【請求項1】 切り欠き部分に挿入された被結束物を結
束する結束機に配設され、弾性部材からなる当接部材
と、同当接部材を保持しつつ当該当接部材を上記切り欠
き部分に挿入された被結束物を当接せしめて所定の結束
位置に押さえ込むアームとを具備することを特徴とする
束ね装置。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載の束ね装置におい
て、上記結束機が結束するタイミングに合わせ、通常時
は上記切り欠き部分からアームを離して保持しておくと
ともに、結束時に上記切り欠き部分に向けてアームを駆
動するタイミング機構を有することを特徴とする束ね装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17219593A JPH0710120A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 束ね装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17219593A JPH0710120A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 束ね装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710120A true JPH0710120A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15937347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17219593A Pending JPH0710120A (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 束ね装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710120A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104314A (ja) * | 2002-09-25 | 2003-04-09 | Soichi Tange | 結束機 |
JP2006036231A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Shino Tange | 紐結び装置 |
US7013614B2 (en) * | 2001-03-22 | 2006-03-21 | Kyowa Limited | Binding machines |
JP2022547462A (ja) * | 2019-09-03 | 2022-11-14 | レオニ ボルトネッツ-ジステーメ ゲーエムベーハー | ワイヤハーネスの自動ラッピングのための装着ヘッド及び方法 |
US12125609B2 (en) | 2019-09-03 | 2024-10-22 | Leoni Bordnetz-Systeme Gmbh | Assembly head and method for wrapping a wire harness in an automated manner |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP17219593A patent/JPH0710120A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7013614B2 (en) * | 2001-03-22 | 2006-03-21 | Kyowa Limited | Binding machines |
JP2003104314A (ja) * | 2002-09-25 | 2003-04-09 | Soichi Tange | 結束機 |
JP4712274B2 (ja) * | 2002-09-25 | 2011-06-29 | 宗一 丹下 | 結束機 |
JP2006036231A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Shino Tange | 紐結び装置 |
JP2022547462A (ja) * | 2019-09-03 | 2022-11-14 | レオニ ボルトネッツ-ジステーメ ゲーエムベーハー | ワイヤハーネスの自動ラッピングのための装着ヘッド及び方法 |
US12125609B2 (en) | 2019-09-03 | 2024-10-22 | Leoni Bordnetz-Systeme Gmbh | Assembly head and method for wrapping a wire harness in an automated manner |
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