JPH07101076A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH07101076A
JPH07101076A JP5238607A JP23860793A JPH07101076A JP H07101076 A JPH07101076 A JP H07101076A JP 5238607 A JP5238607 A JP 5238607A JP 23860793 A JP23860793 A JP 23860793A JP H07101076 A JPH07101076 A JP H07101076A
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ink
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clogging
memory
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インクジェット記録装置に関し、インク詰り状
態を検出することにより、不正確な印字データでインク
有りという判定が行なわれてもメモリ内のデータを保持
することができ、正確な印字情報を確実に得ることがで
きるインクジェット記録装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】記録紙の所定箇所に印字されたマークMの濃度
と記録紙の無印部分の白地濃度とを比較し、この比較結
果に基づいて、インクジェットヘッド11のインクの有無
およびインク詰りを判定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機あるいはプリンタ
ー等に使用されるインクジェット記録装置に関し、詳し
くは、インク詰りを検出してこれに充分に対処すること
ができるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録紙に印字する手段として
は、サーマルプリンタあるいはインクジェット記録装置
が使用されている。サーマルプリンタで使用される感熱
記録紙では、ロール状の感熱記録紙がなくなる以前のあ
る長さになると、予め感熱記録紙の所定の場所に黒印字
が行なわれるようになっており、この黒印字の濃度を検
出手段によって検出することにより紙切れの判定を行な
うようになっている。
【0003】一方、インクジェット記録装置にあって
は、インクを収納するインクジェットヘッドのタンク容
量が小さいため、記録紙に印字する際にインクの残量が
印字に足りる量であるか否かの判断が付きにくい。そこ
で、このような不具合を解消するものとして特開平2−
221814号公報に記載されたようなものがある。こ
のものは、チャート紙に文字等のデータを印字した後、
該チャート紙の所定箇所にマークを印字し、そのマーク
の有無をセンサによって頁毎に検出することにより、イ
ンク切れの検出を行なっている。そして、インク切れの
場合には、外部記憶装置または内部メモリに印字データ
を記憶している。
【0004】また、紙切れの判定を行なう具体的な方法
としては、黒濃度と白濃度(紙に印字されていない紙自
体の濃度)の境界を設定したスレッシュ値を設け、光電
センサ等によって検出した黒印字の黒濃度の値とスレッ
シュ値との大小関係により判定を行なっている。感熱記
録装置など使用される紙は、記録装置の種類によりほぼ
決まっており、記録紙の白濃度または黒印字濃度も容易
に推測できることから、スレッシュ値は、黒印字濃度ま
たは白濃度のどちらか一方を基準とし、装置にあらかじ
め固定値で設定してあり、そのスレッシュ値と検出した
値の大小関係により紙有り、紙なし判定を行なうように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のインクジェット記録装置にあっては、チャー
ト紙の所定箇所にマークを印字し、そのマークの有無を
センサによって頁毎に検出することにより、インク切れ
の判定を行ない、インク切れの場合には、外部記憶装置
または内部メモリに印字データを記憶するようにしてい
るため、インク詰り状態のように記録紙にインクが正確
に印字されない状態でメモリに記録されているデータを
消去してしまうことがあった。
【0006】すなわち、インクジェット記録装置では、
印字速度が遅いため、一旦装置内のメモリに頁毎のデー
タを記憶し、記憶終了後に印字動作を開始するようにな
っている。そして、マークの検出に際しては、センサの
出力レベルによってインク有り、無しの判定を行ない、
出力レベルがある程度のレベルに低下した場合にインク
切れと判定しているため、インク詰りをしている場合で
あってもインク有りと判定してメモリ内の情報を消去し
て、正確な情報を得ることができないという問題があっ
た。
【0007】また、インク詰りの状態で印字された不正
確な画像がインク詰りであるか否かの判定を行なう手段
を有していなかったため、オペレータが記録装置からそ
の都度インクジェットヘッドを取り出してインク詰りで
ある否かを調べなければならず、その確認作業の作業性
が悪化してしまうという問題があった。また、インク詰
りであるか否かの判定を行なう手段を有していなかった
ため、インク詰まりによる不正確な印字情報であっても
印字を終了した時点でメモリに記憶されている情報を消
去してしまうことから該情報に再度印字することができ
ないという問題があった。
【0008】また、インク詰りが発生した場合に、オペ
レータがインク詰りを目視で確認してインク詰りの解除
を行なうため、その解除作業の作業性が悪化してしまう
という問題があった。また、インクの有無を判定するの
にセンサの出力レベルに基づいていたが、センサの経年
変化によるセンサ出力の劣化等による誤検出の可能性が
あった場合に、インク無しの確認を行なわなければなら
ず、不必要な手間がかかってしまうという問題があっ
た。
【0009】さらに、スレッシュ値が固定であったた
め、光電センサ等で同じ黒印字の黒濃度を検出した場合
であっても、センサ毎に検出出力が大きくばらつくセン
サでは、これらのセンサを用いることはセンサ毎に半固
定抵抗器等を用いて人為的に調整を行なわなければなら
ないため、調整作業が非常に面倒になってしまうという
問題があった。
【0010】そこで請求項1記載の発明は、インク詰り
状態を検出することにより、不正確な印字データでイン
ク有りという判定が行なわれてもメモリ内のデータを保
持することができ、正確な印字情報を確実に得ることが
できるインクジェット記録装置を提供することを目的と
している。請求項2記載の発明は、インク詰りであるこ
とをオペレータに報知することにより、インク詰りであ
ることを確実にオペレータに知らせることができ、余分
な確認作業を行なうのを不要にすることができるインク
ジェット記録装置を提供することを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、インク詰り状態で
の印字であってもその情報が正確に認識できる場合に、
メモリ内の画像データの保存・消去を選択することがで
き、無駄な印字時間を不要にすることができるとともに
インクが無駄に消費されるのを防止することができるイ
ンクジェット記録装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】請求項4記載の発明は、インク詰りの解除
を自動的に行なうことにより、インク詰りの解除作業の
作業性を向上させることができるインクジェット記録装
置を提供することを目的としている。請求項5記載の発
明は、インク詰りの判定が行なわれたときに、インク詰
りチェックシートを印字排出し、該チェックシートを読
み取ることによってインク詰りかセンサの誤検知である
のかを容易に判定することができ、センサの誤検知でな
くインク詰りであった場合に自動的にインク詰りを解除
することができる使用性の高いインクジェット記録装置
を提供することを目的としている。 請求項6記載の発
明は、インク詰りチェックシートの読み取り結果に基づ
いてセンサのスレッシュ値の再設定を自動的に行なうこ
とにより、インク詰りの検出を正常に行なうことができ
るインクジェット記録装置を提供することを目的として
いる。
【0013】請求項7記載の発明は、半固定抵抗器を用
いることなく、黒マークの濃度と記録紙の無印部分の白
地濃度を適当な感度で検出することができ、センサ出力
のばらつきを人為的に調整するのを不要することができ
るとともに、この適当な感度に応じた適正なスレッシュ
値を選択して、インクの有無の判定を確実に行なうこと
ができる高性能なインクジェット記録装置を提供するこ
とを目的としている。
【0014】請求項8記載の発明は、インク濃度を検出
する度にスレッシュ値とインク濃度を設定するのを不要
にすることができ、短時間で検出手段の感度とその感度
に応じた適正なスレッシュ値を得ることができるインク
ジェット記録装置を提供することを目的としている。請
求項9記載の発明は、検出手段の感度が経年変化によっ
て変化した場合に、経年変化した検出手段の感度に応じ
たスレッシュ値を再設定して、インクの有無を確実に検
出することができるインクジェット記録装置を提供する
ことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、インク液滴を噴射するイン
クジェットヘッドを有し、記録紙に文字等のデータを印
字するインクジェット記録装置であって、前記記録紙に
印字すべきデータを印字する最中に、記録紙の所定箇所
に全黒あるいは全黒に近い黒マークを印字するマーク印
字手段と、該マークの濃度と記録紙の無印部分の白地濃
度を検出する検出手段と、該検出手段によって検出され
た黒マークの濃度と白地部分の濃度とを比較する比較手
段と、該比較手段の比較結果に基づいて、インクジェッ
トヘッドのインクの有無およびインク詰りであるか否か
を判定する判定手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0016】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記判定手段
がインク詰りであると判定した場合に、オペレータにイ
ンク詰りである旨を知らせる報知手段を有することを特
徴としている。請求項3記載の発明は、上記課題を解決
するために、請求項2記載の発明において、印字すべき
データを記憶するメモリと、前記報知手段がインク詰り
である旨を報知したときに、メモリに記憶されたデータ
の保存あるいは消去をオペレータの手動操作によって指
示する指示手段と、該指示手段が操作されたときにメモ
リに記憶されたデータの保存あるいは消去を行なう保存
・消去手段と、を有することを特徴としている。
【0017】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項3記載の発明において、前記指示手段
によってメモリに記憶されたデータを保存する旨の操作
が行なわれたときにインクジェットヘッドのインク詰り
を自動的に解除する解除手段を有することを特徴として
いる。請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明において、前記判定手段がイン
ク詰りであると判定した場合に、自動的にインク詰りチ
ェックシートを排出する排出手段と、該チェックシート
の読み取りを行なう読み取り手段と、該読み取り手段の
読み取り情報に基づいてインク詰りであるか否かを判定
するインク詰り判定手段と、該判定手段によってインク
詰りであると判定された場合にインクジェットヘッドの
インク詰りを自動的に解除するインク詰り解除手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0018】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項5記載の発明において、前記検出手段
がセンサを有し、前記読み取り手段の読み取り情報に基
づいて該センサのスレッシュ値を再設定するスレッシュ
値再設定手段が設けられたことを特徴としている。請求
項7記載の発明は、上記課題を解決するために、インク
液滴を噴射するインクジェットヘッドを有し、記録紙に
文字等のデータを印字するインクジェット記録装置であ
って、前記記録紙に印字すべきデータを印字する最中
に、記録紙の所定箇所に全黒あるいは全黒に近い黒マー
クを印字するマーク印字手段と、該マークの濃度と記録
紙の無印部分の白地濃度を検出する検出手段と、該検出
手段の濃度信号のレベルを可変させる可変手段と、検出
手段によって検出された黒マークの濃度と白地部分の濃
度とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に基
づいて、インクジェットヘッドのインクの有無を判定す
る判定手段と、検出手段によって検出される濃度信号の
スレッシュ値を複数個保持するスレッシュ値保持手段
と、スレッシュ値保持手段に保持される複数個のスレッ
シュ値から検出手段の検出レベルに応じた最適なスレッ
シュ値を決定するスレッシュ値決定手段と、を設けたこ
とを特徴としている。
【0019】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項7記載の発明において、不揮発性メモ
リを備え、前記メモリによってスレッシュ値と濃度信号
のレベルを保持することを特徴としている。請求項9記
載の発明は、上記課題を解決するために、請求項8記載
の発明において、前記メモリに格納されたスレッシュ値
および濃度信号のレベルを変更する変更手段を備えたこ
とを特徴としている。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明では、記録紙の所定箇所に
印字されたマークの濃度と記録紙の無印部分の白地濃度
とが比較され、この比較結果に基づいて、インクジェッ
トヘッドのインクの有無およびインク詰りが判定される
ようになっている。したがって、インク詰りの検出が行
なわれるので、不正確なインク詰り状態の印字データで
インク有りという判定が行なわれることがなく、メモリ
内のデータが確実に保持され、正確な印字情報を確実に
得られる。
【0021】請求項2記載の発明では、インク詰りであ
ると判定された場合に、オペレータにインク詰りである
旨が報知されるようになっている。したがって、インク
詰りであることがオペレータに確実に知らされ、オペレ
ータが余分な確認作業を行なう必要がない。請求項3記
載の発明では、インク詰りであることが報知されたとき
に、メモリに記憶されたデータの保存あるいは消去を手
動操作で行なうようになっている。したがって、メモリ
内の画像データの保存・消去がオペレータにより選択さ
れ、無駄な印字時間が不要になるとともにインクが無駄
に消費されることがない。
【0022】請求項4記載の発明では、メモリに記憶さ
れたデータを保存する旨の操作が行なわれたときにイン
クジェットヘッドのインク詰りが自動的に解除されるよ
うになっている。したがって、インク詰りの解除作業の
作業性が向上する。請求項5記載の発明で、インク詰り
が発生したときに自動的にインク詰りチェックシートが
排出され、該チェックシートの読み取りが行なわれて再
度インク詰りであると判定されたときにインクジェット
ヘッドのインク詰りが自動的に解除されるようになって
いる。
【0023】したがって、チェックシートによって真の
インク詰りかセンサの誤検知であるのかが容易に判断さ
れ、センサの誤検知でなくインク詰り場合に自動的にイ
ンク詰りが解除される。この結果、インクジェット記録
装置の使用性能が向上する。請求項6記載の発明では、
チェックシートの読み取り結果に基づいてセンサのスレ
ッシュ値が再設定されるようになっている。したがっ
て、センサの経年変化によってセンサの出力が低下する
ことによりスレッシュ値が現在のセンサに合わずに、セ
ンサがインク詰りを誤検出した場合にあっても、所定の
条件が満たされたときにスレッシュ値の再設定が自動的
に行なわれる。この結果、インク詰りの検出が再び正常
に行なわれる。
【0024】請求項7記載の発明では、検出手段の濃度
信号のレベルが可変されるので、従来のように半固定抵
抗器を用いて検出手段の感度を人為的に調整する必要が
ない。この結果、黒マークの濃度と記録紙の無印部分の
白地濃度が適当な感度で確実に検出されるとともにその
検出手段に応じた感度に自動調整される。また、検出手
段によって検出される濃度信号のスレッシュ値が複数個
設けられ、この複数個のスレッシュ値から検出手段の検
出レベルに応じた最適なスレッシュ値が決定されるよう
になっているので、感度の良い検出手段と感度の悪い検
出手段とではスレッシュ値が固定の場合には、その値に
よってマージンが有りすぎたり逆に無さすぎたりしてマ
ークの誤検知が発生する可能性があるのに対し、感度の
良い検出手段と感度の悪い検出手段の検出精度に応じた
スレッシュ値を選択することにより、マークの有無を確
実に検出することができる。
【0025】請求項8記載の発明では、不揮発性メモリ
によってスレッシュ値と濃度信号のレベルが保持されて
いる。したがって、インク濃度を検出する度にスレッシ
ュ値とインク濃度を設定する必要がなく、短時間で検出
手段の感度とその感度に応じた適正なスレッシュ値が得
られる。請求項9記載の発明では、不揮発性メモリに格
納されたスレッシュ値および濃度信号のレベルが変更さ
れるようになっている。したがって、検出手段の感度が
経年変化によって変化した場合に、経年変化した検出手
段の感度に応じたスレッシュ値が再設定され、インクの
有無が確実に検出される。
【0026】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜10は請求項1〜6何れかに記載の発明に係るインク
ジェット記録装置の一実施例を示す図である。まず、構
成を説明する。図1において、1はインクジェット記録
装置のブロック図であり、この記録装置1は、CPU(C
entral Processing Unit)2、プリンタ部3、インク濃
度検出部4、メモリ5、表示部6、スキャナー7、操作
部8、出力手段9およびバス10から構成されている。
【0027】CPU2は、図示しないROM(Read Onl
y Memory)内に格納されたデータ処理装置の基本プログ
ラムに従って各部を制御して記録装置1を構成する各部
材の制御や本発明の各種処理プログラムを実行するよう
になっている。プリンタ部3は、インクジェットヘッド
11と、記録紙モータ12と、ヘッドモータ13と、から構成
されており、インクジェット記録装置を構成している。
【0028】インクジェットヘッド11は、CPU2から
の命令に従ってインク液滴を記録紙に噴射することによ
り文字、線等のデータを印字するとともに、この印字動
作中に記録紙の所定箇所に全黒あるいは黒色に近いマー
クを印字するようになっており、マーク印字手段を構成
している。また、記録紙モータ12は、CPU2からの出
力信号によって記録紙を順方向あるいは逆方向に搬送す
る。また、ヘッドモータ13は、CPU2からの出力信号
によってヘッド11を左右に移動させて記録紙上の印字位
置に移動させるようになっている。また、プリンタ部3
はインクジェットヘッド11が待機する待機位置を有して
おり、ヘッド3はヘッドモータ13によってこの待機位置
に移動され、インク詰り時にこの待機位置に設けられた
クリーナーによって噴射口がクリーニングされることに
よりインク詰りを解消するように構成されている。
【0029】インク濃度検出部4は、反射型フォトセン
サ14、固定抵抗器15、16およびA/Dコンバータ17から
構成されている。センサ14は、図2(a)に示すように、
文字等のデータが印字された記録紙P上に形成された黒
色のマークMを検出するようになっている。そして、例
えばサンプリング開始位置AからL方向に向かって記録
紙P面を検出して行く際に、黒マークMを検出すると図
2(b)に示すように出力電圧が小さく、無印(白地)部分
を検出すると出力電圧が大きくなるように構成され、記
録紙の濃度を電圧に変換している。
【0030】固定抵抗器15、16はセンサ14の動作を満足
するような値に設定されており、センサ14からの出力信
号を所定の値になるように設定する。そして、この印字
濃度検出部4は検出手段を構成している。A/Dコンバ
ータ17は、センサ14の出力電圧を図2(b)の矢印の位置
毎にサンプリングしてアナログ信号をデジタル信号に変
換してバス10を介してCPU2に信号を送出するように
なっている。
【0031】メモリ5はCPU2を介してこの検出信号
をデータとして保持しているとともに、印字すべきデー
タを記憶するようになっている。さらに、インクの有無
の判定およびインク切れの判定のためのスレッシュ値を
記憶するようになっている。CPU2は上述した検出結
果とメモリ5内のスレッシュ値を比較し、該比較結果に
基づいて、インクジェットヘッド11のインクの有無およ
びインク詰りであるか否かを判定するようになってお
り、比較手段および判定手段を構成している。また、C
PU2は、インク詰り判定後にヘッドモータ13に信号を
出力してヘッド11を待機位置に移動させて噴射口をクリ
ーニングするようになっており、プリンタ部3と共に解
除手段を構成している。
【0032】表示部6は、液晶表示パネルから構成され
ており、インク切れやインク詰りが発生したときに各種
表示を行なう報知手段を構成している。なお、この報知
のために表示部6を発信音を発生するブザーやLED等
から構成しても良い。スキャナー7としては、例えば、
CCD(Charge Coupled Device)を利用したイメージス
キャナが利用されており、スキャナ7は、原稿を走査し
て原稿の画情報を読み取る読み取り手段を構成してい
る。
【0033】また、操作部8はファクシミリ送信を行な
うためのテンキー等から構成されており、表示部6がイ
ンク詰りである旨を報知したときに、メモリ5に記憶さ
れたデータの保存あるいは消去をオペレータの手動操作
によって指示するための保存スイッチおよび消去スイッ
チを有しており、指示手段を構成している。CPU2は
このスイッチ入力後にメモリ5に記憶されたデータの保
存あるいは消去を行なうようになっており、保存・消去
手段も構成している。
【0034】出力手段9は、CPU2によってインク詰
りの判定が行なわれたときに、後述するインク詰りチェ
ックシートを排出するようになっている。このチェック
シートはスキャナー7によって読み取られた後、バス10
を介してCPU2に送出されるようになっており、CP
U2はインク詰り判定手段を構成し、この読み取り情報
に基づいてインク詰りであるか否かを判定する。
【0035】そして、CPU2は、このインク詰りであ
ると判定した後、ヘッドモータ13に信号を出力してイン
クジェットヘッドを待機位置に搬送しての噴射口のクリ
ーニングを行なう。このため、CPU2とプリンタ部3
はインク詰り解除手段も構成する。また、CPU2はス
キャナー7がチェックシートを読み取った時にこの読み
取り情報に基づいてセンサ14のスレッシュ値を再設定す
るようになっており、スレッシュ値再設定手段を構成し
ている。
【0036】次に、センサ14のスレッシュ値の設定方法
について説明する。センサ14の出力は発光側から照射さ
れ、記録紙により反射された光が受光側に入射する光量
に比例するようになっている。ここで、記録紙に印字さ
れた全黒を検出したときのセンサの出力をVB、記録紙
の白地部分を検出したときのセンサ14の出力をVWとす
ると、センサ14の出力のばらつきによらず、VB/VW
値は略一定となる。
【0037】図3に示すように、センサ14による記録紙
の検出面積Sは、記録紙の搬送方向に対して判定用マー
クMの幅を少し短くするように構成されている。そし
て、インク濃度検出部4のサンプリング周期をセンサ14
の検出面積SにマークMの搬送方向の幅が全て入ってい
る状態で少なくとも1回サンプリングするように設定す
る。
【0038】そして、図4(a)に示すように判定用マー
クMをサンプリング開始Aからサンプリングしたときの
出力電圧は図4(b)に示すようなグラフなる。これに対
して、図5(a)に示すようにインク詰りで印字されない
部分(ドット抜け)を有する判定用マークMではサンプリ
ング開始位置Aから検出を行なった場合、出力電圧は図
5(b)に示すようなグラフとなる。
【0039】このとき、最低出力電圧VLまでは下がら
ず、VMを出力する。このようにインク詰りするインク
ジェットヘッド11のドット数が増加することによってV
LはVHに近ずく。したがって、インク切れのスレッシュ
値を記録紙のバタツキ量を考慮してVB・max/VW・min
の比とする。また、インク詰りのスレッシュ値は印字情
報が分らなくなることが予想されるドット抜け数を考慮
して、nドット抜けの判定用マークMを検出したときの
センサ14の出力をVDとするとVD/VW・minの比によっ
て設定する。
【0040】次に、本実施例のインクの有無およびイン
ク詰りの判定を行なう方法について説明する。図6はC
PU2によって実行されるインクの有無およびインク詰
りの処理プログラムのフローチャートである。本実施例
では、記録紙に印字すべきデータを印字する最中に、記
録紙の所定箇所にプリンタ部3によって全黒あるいは全
黒に近い判定用マークMを印字する。
【0041】そして、この判定用マークMの印字終了後
に、マークMが検出位置に達したときにインク濃度検出
部4の出力データのサンプリングを開始し、第1回目の
サンプリンデータを白地部出力電圧データ(白データ)ま
たは、黒字部出力データ(黒データ)としてメモリ5に保
持する(ステップS1)。図2(b)に示すように白地部を
検出したときの出力電圧は大きく、黒字部を検出したと
きの出力電圧は小さいので、サンプリング中の出力電圧
の最大値と最小値を検出する。
【0042】次いで、第2回目以降サンプリングしたデ
ータと白データを比較し(ステップS3)、データの方が
大きかった場合に、メモリ5に白データとして前の白デ
ータと書き換えて記憶する(ステップS5)。一方、ステ
ップS3でデータの方が小さかった場合には、そのサン
プリングしたデータと黒データを比較する(ステップS
4)。また、データの方が小さい場合には、黒データと
して前の黒データを書き換えてメモリ5に記憶する(ス
テップS5)。
【0043】一方、サンプリングしたデータと黒データ
を比較して黒データの方向が小さい場合には、ステップ
S6に進む。ステップS6では、サンプリングが所定の回
数行なわれたか否かを判別し、行なわれていない場合に
は、ステップS2に進んで上述したサンプリングを所定
の回数終了するまで繰り返し行なう。そして、ステップ
S6で所定の回数を終了したものと判断されたときに、
黒データの最小値、記録紙の白データの最小値が決定し
ているので、白データの最大値と黒データの最小値の比
を演算し(ステップS7)、メモリ5内のインク切れスレ
ッシュ値S0と比較する。
【0044】このとき、インク切れスレッシュ値S0
りも小さい場合には、インク切れであると判定した後、
メモリ5内に印字されるべきデータを保持した(ステッ
プS9)後、表示部6にインク切れの表示を行なう(ステ
ップS10)。一方、白データの最大値と黒データの最小
値の比がインク切れスレッシュ値S0よりも大きい場合
には、インク詰りスレッシュ値Sbと比較する(ステップ
8)。この比がインク詰りスレッシュ値Sbよりも大き
い場合には、インク有りの判定を行ない、インク切れ判
定の動作を終了する。
【0045】また、この比がインク詰りスレッシュ値S
bよりも小さい場合には、インク詰りの判定を行ない、
メモリ5内に印字されるべきデータを保持した(ステッ
プS9)後、表示部6にインク切れの表示を行なった(ス
テップS10)後、判定処理を終了する。次に、インク詰
りの判定が行なわれた後、オペレータがインク詰りを認
識した場合についての処理を説明する。図7はCPU2
が実行するインク詰り判定後の処理プログラムのフロー
チャートである。
【0046】インク詰りを判定した場合には、その頁の
情報をメモリ5に保持した後(ステップS11)、表示部6
を動作させてインク詰りであることを表示し(ステップ
S12)。次いで、表示部6で「もう一度印字しますか」
という表示を行なった後、オペレータが操作部8を操作
したか否かを判別する(ステップS13)。再印字をするこ
とをオペレータがキー操作によって指示したときには、
インクジェットヘッドを待機位置に移動させてインク詰
りの回復動作を行なう(ステップS15)。
【0047】回復動作終了後に、メモリ5に保持してい
たデータを印字し(ステップS15)、インク切れの検知、
インク詰りの検知を行ない(ステップS16)、正常に印字
された場合には、今回の処理を終了する。一方、正常な
印字が行なわれなかった場合には、インクジェットヘッ
ド11が異常、またはインク切れであるので、表示部6に
より印字不良であることを表示し(ステップ17)、オペレ
ータにヘッド11の交換が必要であることを知らせる。
【0048】また、ステップS13で再印字を行なわない
ことが指示された場合には、メモリ5内のデータを消去
して今回の処理を終了する。次に、インク詰りチェック
シートを出力し、このチャートに基づいてインク詰りの
判定を行なう方法を図8〜10に基づいて説明する。図8
(a)はインク詰りチェックシートを示す図である。同図
において、符号21aで示す領域はスキャナー7によって
このチャート21を読み取ったときにチェックシート21で
あることを識別するための識別画像である。
【0049】また、符号21bで示すものは、インク詰り
のチェック用画像であり、a線はインクジェットヘッド
11のkドット目の1ドット分の横線、c線は(k+1)ド
ット目の1ドット分の横線、b線はa線とc線を区別す
るための境界線である。このチェックシート21によって
インク詰りであるか否かを識別するには、例えば、チェ
ックシート21に図8(b)に示すようなインク詰りのある
チェック画像が形成された場合に、この画像をスキャナ
ー7で読み取ると、スキャナー7から画情報として図9
にa〜eで示すような出力が得られるようになってい
る。
【0050】図9に示すようにインク詰りが発生してい
ない場合のスキャナー7の各スキャナラインには横線読
み取り部分が存在するが、インク詰りがある場合には、
dのような6本の縦線読み取り部分が識別できるスキャ
ナラインが出力されるようになっている。このようなチ
ェックシート21を用いてインク詰りの判定を行なう方法
を図10に示すフローチャートに基づいて説明する。な
お、本フローチャートはCPU2で実行されるものであ
る。
【0051】インク詰りの判定が行なわれると、出力手
段9からインク詰りチェックシート21の排出が行なわれ
る(ステップS21)。オペレータが該シート21を確認し、
このシート21をスキャナー7で読み取らせたとき(ステ
ップS22)、この読み取らせたものがチェックシート21
であるか否か、または、コピー方向があっているかどう
かを判別する(ステップS23)。なお、チェックシート21
であるか否かの判定を行なうためには、例えば、スキャ
ナー7によってチェックシート21に設けられたバーコー
ド等を読み込むことにより、該バーコードからチェック
シート21であることを判断することができる。
【0052】チェックシート21でない場合、または、コ
ピー方向があっていない場合には、チェックシート21で
ないこと、または挿入方向が正しくないことを表示部6
によって表示し(ステップS24)、ステップS22に戻る。
次いで、読み取ったものがチェックシート21であると判
断されたときには、インク詰りであるかどうかを判断す
る(ステップS25)。インク詰りであると判定されたとき
には、インク詰りの復帰動作を行なった後、プリンタ部
3によってその読み取り画像を印字した後、出力手段9
から出力する(ステップS26)。
【0053】印字終了後、チェックシート21の読み取り
情報に基づいてインク切れ判定とインク詰り判定を行な
う(ステップS27)。インク切れ判定およびインク詰まり
判定の結果、正常であった場合には、そのまま処理を終
了する。一方、印字不良であった場合には、操作部8を
操作してインク切れ表示またはインクジェットヘッド11
が不良である旨の表示を行なって(ステップS28)今回の
処理を終了する。
【0054】一方、ステップS25でインク詰りでないも
のと判定されたときには、センサ14の経年変化等による
劣化の可能性があるため、スレッシュ値の再設定を行な
う(ステップS29)。次いで、出力手段9によって読み取
り画像を出力し(ステップS30)、インク切れであるか否
かを判別する(ステップS31)。インク切れと判定された
場合には、操作部8を作動させてインク切れの表示、あ
るいはセンサ不良である旨の表示を行ない(ステップS3
2)、今回の処理を終了する。
【0055】一方、インク有りと判定されたときには、
インク詰りであるか否かを判別する(ステップS33)。イ
ンク詰りであると判定されたときには、操作部8を作動
させてヘッド11が不良である旨の表示を行ない(ステッ
プS34)。今回の処理を終了する。また、正常に印字さ
れた場合には、そのまま今回の処理を終了する。以上説
明したように、本実施例では、記録紙の所定箇所に印字
されたマークMの濃度と記録紙の無印部分の白地濃度と
を比較し、この比較結果に基づいて、インクジェットヘ
ッド11のインクの有無およびインク詰りを判定している
ため、インク詰りの検出を行なうことができ、不正確な
インク詰り状態の印字データでインク有りという判定が
行なわれるのを防止することができる。この結果、メモ
リ5内のデータを確実に保持することができ、正確な印
字情報を確実に得ることができる。
【0056】また、インク詰りであると判定された場合
に、オペレータにインク詰りである旨を報知しているた
め、インク詰りであることをオペレータに確実に知らせ
ることができ、オペレータが余分な確認作業を行なうの
を不要にすることができる。また、インク詰りであるこ
とが報知されたときに、メモリ5に記憶されたデータの
保存あるいは消去を手動操作で行なうようにしているた
め、メモリ5内の画像データの保存・消去をオペレータ
に選択させることができ、無駄な印字時間を不要にする
ことができるとともにインクが無駄に消費されるのを防
止することができる。
【0057】また、メモリ5に記憶されたデータを保存
する旨の操作が行なわれたときにインクジェットヘッド
11のインク詰りを自動的に解除しているため、インク詰
りの解除作業の作業性を向上させることができる。ま
た、インク詰りが発生したときに自動的にインク詰りチ
ェックシート21を排出し、該チェックシート21の読み取
りを行なって再度インク詰りであると判定したときにイ
ンクジェットヘッド11のインク詰りを自動的に解除して
いるため、チェックシート21によって真のインク詰りか
センサ14の誤検知であるのかを容易に判断することがで
き、センサ14の誤検知でなくインク詰りの場合に自動的
にインク詰りを解除することができる。この結果、イン
クジェット記録装置の使用性能を向上させることができ
る。
【0058】さらに、チェックシート21の読み取り結果
に基づいてセンサ14のスレッシュ値を再設定しているた
め、センサ14の経年変化によってセンサ14の出力が低下
することによりスレッシュ値が現在のセンサ14に合わず
に、センサ14がインク詰りを誤検出した場合にあって
も、所定の条件が満たされたときにスレッシュ値の再設
定を自動的に行なうことができる。この結果、インク詰
りの検出を再び正常に行なうことができる。
【0059】図11〜図14は請求項7〜9何れかに記載の
発明に係るインクジェット記録装置の一実施例を示す図
である。なお、本実施例では上記実施例と同様の構成に
は同一番号を付して説明を省略する。まず、構成を説明
する。図11において、31はインクジェットヘッド記録装
置のブロック図であり、該記録装置31は、CPU32と、
不揮発性メモリ33と、表示部6と、プリンタ部3と、イ
ンク濃度検出部34と、からなっている。
【0060】プリンタ部3は上記実施例と同様にヘッド
11と、記録紙モータ12と、ヘッドヘッドモータ13と、か
ら構成されている。インク濃度検出部34は、センサ回路
35と、電圧電流変換部(以下、I/V変換部きいう)36
と、スイッチ37と、A/Dコンバータ38と、から構成さ
れており、検出手段を構成している。
【0061】センサ回路35は、反射型センサ39と、発光
側の電流制限抵抗40だけの回路構成となっている。I/
V変換部36は、同一抵抗値の抵抗41〜43が3つ個直列に
配置されている。センサ回路35は、記録紙に印字された
インク切れ判定用マークを検出できる位置に配設されて
おり、このセンサ回路35は、図2(a)に示したように、
印字データとインク切れ判定用マークが印字された記録
紙の矢印上を検出して行ったときの電流出力が、図2
(b)に示すように、インク切れ判定用マークを検出して
いるときは、出力電流は小さく、また、記録紙の白字部
(無印字部分)検出しているときは出力電流が大きくな
るように構成されている。すなわち、センサ回路35は記
録紙の濃度を電流に変換している。
【0062】I/V変換部36は、センサ回路35からの検
出電流を電圧に変換するようになっおり、各抵抗41〜43
による電圧降下によって検出電圧は、図1中、接点a〜
cとA/Dコンバータ38の接続点が切り変えられると、
図12に示すような電圧を出力するようになっている。具
体的には、a点の検出電圧は、反射型センサ39の受光側
トランジスタのVce電圧が飽和しないようなリニア領域
で動作するように合成抵抗値を設定してある。また、A
/Dコンバータ38に入力可能かつ、A/Dコンバータ38
の出力が、飽和することなくリニアであるような最大の
入力電圧をYとし、記録紙の白字部の検出電圧をXとす
ると、a点、b点、c点のいずれかの接続点で、X≦Y
かつX≒Yとなるような接続点に接続する。スイッチ37
およびA/Dコンバータ38は、CPU32によって制御さ
れ、これらスイッチ37およびA/Dコンバータ38はセン
サ回路35の濃度信号のレベルを図2に示すように可変さ
せる可変手段を構成している。
【0063】そして、A/Dコンバータ38はセンサ回路
35の出力電圧は図2(b)の矢印の位置毎にサンプリング
してアナログ信号をデジタル信号に変換してバス44を介
してCPU32に出力するようになっている。メモリ33は
CPU32を介してこの検出信号をデータとして保持して
いるとともに、インクの有無の判定およびインク切れ判
定のためのスレッシュ値が複数個格納(保持)されてお
り、スレッシュ値保持手段を構成している。また、CP
U32はこのメモリ33に格納された複数個のスレッシュ値
からセンサ回路35の検出レベルに応じた最適なスレッシ
ュ値を決定するようになっており、スレッシュ値決定手
段も構成している。
【0064】また、CPU32は、上記決定された濃度信
号、すなわち、スイッチ37の切り換え位置とそのときの
スレッシュ値をメモリ33に記憶するようになっており、
メモリ33はその濃度信号とスレッシュ値をセンサ回路35
のレベルに応じて可変するまでの間保持するようになっ
ている。さらに、CPU32は、メモリ33に格納されたス
レッシュ値および濃度信号のレベルを変更する変更手段
を構成している。
【0065】なお、CPU32はインク濃度検出部34から
の検出情報とメモリ33内のスレッシュ値を比較し、該比
較結果に基づいて、インクジェットヘッド11のインクの
有無およびインク詰りであるか否かを判定するようにな
っており、比較手段および判定手段を構成している。図
13は、スイッチ37の接続点の設定からインク切れ判定用
スレッシュ値の設定までの具体的な処理動作例を示すフ
ローチャートであり、CPU32で実行されるものであ
る。
【0066】まず、スイッチ37の接続点及びインク切れ
判定用スレッシュ値設定のモードに入る(ステップS4
1)。この処理S41に入った時点でCPU32は、スイッチ
37の接続点をc点に接続するように制御を行う。次い
で、無印字の記録紙の濃度のサンプリングを規定回数行
い(ステップS42)、サンプリングが所定の回数終了した
後、検出電圧の平均値:α(A/D変換後のデジタル値
の平均)を算出し、A/Dコンバータの分離能:βとし
たとき、α/βの値によってスイッチ37の接続点を設定
する(ステップS43)。
【0067】接続点の決め方としては、図1のようにI
/V変換部36の抵抗数が3でかつ同一抵抗値のとき、a
点に接続する場合は、α/β≦1/3となるときで(ス
テップS44)、b点に接続する場合は、1/3<α/β
≦2/3のときで(ステップS45)、c点に接続する場合
は、2/3<α/β≦1(ステップS46)のときのように
すると、接続を変更したときは、ほぼ、2/3<α/β
≦1の範囲になるようにA/Dコンバータ38の出力は調
整される。
【0068】このように、抵抗及びセンサのバラツキ等
を考慮して、抵抗値(同一抵抗値でなくても良い)および
抵抗数または、接続条件を決定し、記録紙の白を読んだ
ときには、A/Dコンバータ38の出力の平均は、α≦β
かつα≒βとなる。このように、スイッチ37の接続点が
決定される。抵抗数、または、抵抗値が異なる場合であ
っても同様に上記のように設定できる。
【0069】ステップ47以降のフローはスレッシュ値の
決定方法を示すものである。上記の処理によって、スイ
ッチ37の接続点を設定終了した後に、もう一度、記録紙
の白のサンプリングを開始する(ステップS47)。所定の
サンプリングの回数が終了した後、検出電圧の平均値:
γ(A/D変換後のデジタル値の平均値)を算出する(ス
テップP48)。
【0070】次いで、算出した値によって、メモリ33に
保持されている複数のスレッシュ値の中からγにあった
スレッシュ値を選択する(ステップP49)。このスレッシ
ュ値の決定方法を具体的に説明すると、例えば、記録装
置で使用が予想される数種類の記録紙の白と黒印字部と
をインク濃度検出部34により検出を行い、記録紙の白の
出力電圧と、黒印字部の出力電圧の差が最小となる記録
紙を選出して、その記録紙の白字部の出力電圧と黒字部
の出力電圧の差をとり、その値よりスレッシュ値を定め
る。感度の良いセンサと感度の悪いセンサとでは、一定
値でスレッシュ値を固定しておくとスレッシュ値によっ
ては、マージンがありすぎたり、マージンが無さすぎた
りする可能性があり、誤検知が発生しないように複数個
のスレッシュ値の中から選択できるようにしている。
【0071】次いで、このように設定された接続点およ
びスレッシュ値をメモリ33に記憶し(ステップS50)、新
たに前記処理が行われない限り変更を行わない。一方、
経年変化があって、センサ回路35の感度が劣化した場
合、前述の構成及び動作を再度行うことによって劣化し
たセンサ回路35の感度に適するように濃度信号を調整
し、この際のスレッシュ値を選択する。
【0072】次に、本実施例のインクの有無の判定を行
なう方法について説明する。図14はCPU32によって実
行されるインクの有無の判定プログラムのフローチャー
トである。なお、ステップS1〜S6までの処理は図6に
示すフローチャートと同様であるため、説明を省略す
る。
【0073】図13において、ステップS6でサンプリン
グが所定の回数を終了したものと判断されたときに、黒
データの最小値、記録紙の白データの最小値が決定して
いるので、白データの最大値と黒データの最小値の差を
演算し(ステップS51)、メモリ5内のインク切れスレッ
シュ値と比較する。このとき、インク切れスレッシュ値
よりも処理値が大きい場合には、インク切れで有りと判
定した後、今回の処理を終了する。一方、処理値がスレ
ッシュ値よりも小さい場合には、インク切れと判定し、
表示部6にインク切れの表示を行なって(ステップS5
1)、今回の処理を終了する。また、白データの最大値と
黒データの最小値の比がインク切れスレッシュ値S0よ
りも大きい場合には、インク詰りスレッシュ値Sbと比
較する(ステップS8)。この比がインク詰りスレッシュ
値Sbよりも大きい場合には、インク有りの判定を行な
い、インク切れ判定の動作を終了する。
【0074】また、この比がインク詰りスレッシュ値S
bよりも小さい場合には、インク詰りの判定を行ない、
メモリ5内に印字されるべきデータを保持した(ステッ
プS9)後、表示部6にインク切れの表示を行い(ステッ
プS10)、判定処理を終了する。なお、白出力、黒出力
の決定法は、前述の方法に限るわけではなく、白字部の
サンプリングデータの平均値、黒印字部のサンプリング
データの平均値または、白字部のサンプリングデータの
最大値、黒印字部のサンプリングデータの最小値等を用
いても可能であることは明らかである。
【0075】このように本実施例では、インク濃度検出
部34の濃度信号のレベルを可変しているので、従来のよ
うに半固定抵抗器を用いてセンサ回路35の感度を人為的
に調整するのを必要にでき、黒マークの濃度と記録紙の
無印部分の白地濃度を適当な感度で確実に検出すること
ができるとともにセンサ回路35に応じた感度に自動調整
することができる。
【0076】また、センサ回路35によって検出される濃
度信号のスレッシュ値を複数個設け、この複数個のスレ
ッシュ値からセンサ回路35の検出レベルに応じた最適な
スレッシュ値を決定しているため、センサの感度に違い
によってスレッシュ値を固定した場合には、その値によ
ってマージンが有りすぎたり逆に無さすぎたりしてマー
クの誤検知が発生する可能性があるのに対し、本実施例
では、感度の良いセンサと感度の悪いセンサの検出精度
に応じたスレッシュ値を選択することにより、マークの
有無を確実に検出することができる。
【0077】また、不揮発性メモリ33によってスレッシ
ュ値と濃度信号のレベルを保持しているので、インク濃
度を検出する度にスレッシュ値とインク濃度を設定する
必要がなく、短時間でセンサ回路35の感度とその感度に
応じた適正なスレッシュ値を選択することができる。さ
らに、不揮発性メモリ33に格納されたスレッシュ値およ
び濃度信号のレベルを変更することができるので、セン
サ回路35の感度が経年変化によって変化した場合に、経
年変化したセンサ回路35の感度に応じたスレッシュ値を
再設定することができ、インクの有無を確実に検出する
ことができる。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、インク詰
りの検出を行なうことができ、不正確なインク詰り状態
の印字データでインク有りという判定が行なわれるのを
防止することができる。この結果、メモリ内のデータを
確実に保持することができ、正確な印字情報を確実に得
ることができる。
【0079】請求項2記載の発明によれば、インク詰り
であることをオペレータに確実に知らせることができ、
オペレータが余分な確認作業を行なうのを不要にするこ
とができる。請求項3記載の発明によれば、メモリ5内
の画像データの保存・消去をオペレータに選択させるこ
とができ、無駄な印字時間を不要にすることができると
ともにインクが無駄に消費されるのを防止することがで
きる。
【0080】請求項4記載の発明によれば、インク詰り
の解除作業の作業性を向上させることができる。請求項
5記載の発明によれば、チェックシートによって真のイ
ンク詰りかセンサの誤検知であるのかを容易に判断する
ことができ、センサの誤検知でなくインク詰り場合に自
動的にインク詰りを解除することができる。この結果、
インクジェット記録装置の使用性能を向上させることが
できる。
【0081】請求項6記載の発明によれば、センサの経
年変化によってセンサの出力が低下することによりスレ
ッシュ値が現在のセンサに合わずに、センサがインク詰
りを誤検出した場合にあっても、所定の条件が満たされ
たときにスレッシュ値の再設定を自動的に行なうことが
できる。この結果、インク詰りの検出を再び正常に行な
うことができる。
【0082】請求項7記載の発明によれば、検出手段の
濃度信号のレベルが可変されるので、従来のように半固
定抵抗器を用いて検出手段の感度を人為的に調整するの
を必要にでき、黒マークの濃度と記録紙の無印部分の白
地濃度を適当な感度で確実に検出することができるとと
もにその検出手段に応じた感度に自動調整することがで
きる。
【0083】また、検出手段によって検出される濃度信
号のスレッシュ値を複数個設け、この複数個のスレッシ
ュ値から検出手段の検出レベルに応じた最適なスレッシ
ュ値を決定しているため、センサの感度に違いによって
スレッシュ値を固定した場合には、その値によってマー
ジンが有りすぎたり逆に無さすぎたりしてマークの誤検
知が発生する可能性があるのに対し、感度の良い検出手
段と感度の悪い検出手段の検出精度に応じたスレッシュ
値を選択することにより、マークの有無を確実に検出す
ることができる。
【0084】請求項8記載の発明によれば、不揮発性メ
モリによってスレッシュ値と濃度信号のレベルを保持し
ているので、インク濃度を検出する度にスレッシュ値と
インク濃度を設定する必要がなく、短時間で検出手段の
感度とその感度に応じた適正なスレッシュ値を得ること
ができる。請求項9記載の発明によれば、不揮発性メモ
リに格納されたスレッシュ値および濃度信号のレベルを
変更することができるので、検出手段の感度が経年変化
によって変化した場合に、経年変化した検出手段の感度
に応じたスレッシュ値を再設定することができ、インク
の有無を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜6何れかに記載の発明に係るインク
ジェット記録装置の一実施例を示すそのブロック図であ
る。
【図2】(a)はその記録紙上に形成されたマークとその
センサによるマークのサンプリング方向を示す図、(b)
は黒マークと白マークを検出したときのセンサの出力レ
ベルを示す図である。
【図3】そのセンサの検出面積と判定マークの大きさを
示す図である。
【図4】(a)は正常な黒色のマークをセンサがサンプリ
ングする状態を示す図であり、(b)はそのときのセンサ
の出力電圧を示す図である。
【図5】(a)はドット抜けした黒色のマークをセンサが
サンプリングする状態を示す図であり、(b)はそのとき
のセンサの出力電圧を示す図である。
【図6】CPUによって実行されるインクの有無および
インク詰りの処理プログラムのフローチャートである。
【図7】CPUが実行するインク詰り判定後の処理プロ
グラムのフローチャートである。
【図8】(a)はインク詰りチェックシートの構成図、
(b)はインク詰りが発生したときにチェックシート上に
形成された画像を示す図である。
【図9】チェックシート上に形成された画像をスキャナ
ーによって読み取ったときのその出力である。
【図10】チェックシートを用いてインク詰りの判定を行
なうときのCPUが実行する処理プログラムのフローチ
ャートである。
【図11】請求項7〜9何れかに記載の発明に係るインク
ジェット記録装置の一実施例を示すそのブロック図であ
る。
【図12】スイッチの切り換え位置に応じて黒マークと白
マークを検出したときのセンサの出力レベルを示す図で
ある。
【図13】検出手段の濃度信号のレベルの設定およびスレ
ッシュ値の設定を行なうに際し、CPUが実行するプロ
グラムのフローチャートである。
【図14】CPUによって実行されるインクの有無(イン
ク切れ)判定のプログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1、31 記録装置 2、32 CPU 3 プリンタ部 4、34 インク濃度検出部 5、33 メモリ 6 表示部 7 スキャナー 8 操作部 9 出力手段 10 バス 11 インクジェットヘッド 12 記録紙モータ 13 ヘッドモータ 14、39 フォトセンサ 15、16 固定抵抗器 17 A/Dコンバータ 35 センサ回路 36 I/V変換抵抗部 37 スイッチ 38 A/Dコンバータ 40 電流制限抵抗

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク液滴を噴射するインクジェットヘッ
    ドを有し、記録紙に文字等のデータを印字するインクジ
    ェット記録装置であって、 前記記録紙に印字すべきデータを印字する最中に、記録
    紙の所定箇所に全黒あるいは全黒に近い黒マークを印字
    するマーク印字手段と、 該マークの濃度と記録紙の無印部分の白地濃度を検出す
    る検出手段と、 該検出手段によって検出された黒マークの濃度と白地部
    分の濃度とを比較する比較手段と、 該比較手段の比較結果に基づいて、インクジェットヘッ
    ドのインクの有無およびインク詰りであるか否かを判定
    する判定手段と、を備えたことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】前記判定手段がインク詰りであると判定し
    た場合に、オペレータにインク詰りである旨を知らせる
    報知手段を有することを特徴とする請求項1記載のイン
    クジェット記録装置。
  3. 【請求項3】印字すべきデータを記憶するメモリと、 前記報知手段がインク詰りである旨を報知したときに、
    メモリに記憶されたデータの保存あるいは消去をオペレ
    ータの手動操作によって指示する指示手段と、 該指示手段が操作されたときにメモリに記憶されたデー
    タの保存あるいは消去を行なう保存・消去手段と、を有
    することを特徴とする請求項2記載のインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】前記指示手段によってメモリに記憶された
    データを保存する旨の操作が行なわれたときにインクジ
    ェットヘッドのインク詰りを自動的に解除する解除手段
    を有することを特徴とする請求項3記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  5. 【請求項5】前記判定手段がインク詰りであると判定し
    た場合に、自動的にインク詰りチェックシートを排出す
    る排出手段と、 該チェックシートの読み取りを行なう読み取り手段と、 該読み取り手段の読み取り情報に基づいてインク詰りで
    あるか否かを判定するインク詰り判定手段と、 該判定手段によってインク詰りであると判定された場合
    にインクジェットヘッドのインク詰りを自動的に解除す
    るインク詰り解除手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】前記検出手段がセンサを有し、 前記読み取り手段の読み取り情報に基づいて該センサの
    スレッシュ値を再設定するスレッシュ値再設定手段が設
    けられたことを特徴とする請求項5記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  7. 【請求項7】インク液滴を噴射するインクジェットヘッ
    ドを有し、記録紙に文字等のデータを印字するインクジ
    ェット記録装置であって、 前記記録紙に印字すべきデータを印字する最中に、記録
    紙の所定箇所に全黒あるいは全黒に近い黒マークを印字
    するマーク印字手段と、 該マークの濃度と記録紙の無印部分の白地濃度を検出す
    る検出手段と、 該検出手段の濃度信号のレベルを可変させる可変手段
    と、 検出手段によって検出された黒マークの濃度と白地部分
    の濃度とを比較する比較手段と、 該比較手段の比較結果に基づいて、インクジェットヘッ
    ドのインクの有無を判定する判定手段と、 検出手段によって検出される濃度信号のスレッシュ値を
    複数個保持するスレッシュ値保持手段と、 スレッシュ値保持手段に保持される複数個のスレッシュ
    値から検出手段の検出レベルに応じた最適なスレッシュ
    値を決定するスレッシュ値決定手段と、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】不揮発性メモリを備え、前記メモリによっ
    てスレッシュ値と濃度信号のレベルを保持することを特
    徴とする請求項7記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】前記メモリに格納されたスレッシュ値およ
    び濃度信号のレベルを変更する変更手段を備えたことを
    特徴とする請求項8記載のインクジェット記録装置。
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