JPH09136434A - インクジェット記録装置のインク切れ検出装置 - Google Patents
インクジェット記録装置のインク切れ検出装置Info
- Publication number
- JPH09136434A JPH09136434A JP8017245A JP1724596A JPH09136434A JP H09136434 A JPH09136434 A JP H09136434A JP 8017245 A JP8017245 A JP 8017245A JP 1724596 A JP1724596 A JP 1724596A JP H09136434 A JPH09136434 A JP H09136434A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- density
- mark
- detecting
- threshold value
- Prior art date
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、マークの濃度と白地部分の濃度を
検出する検出手段の経時変化を考慮することなく、確実
にインク切れを検出することができるインクジェット記
録装置のインク切れ検出装置を提供するものである。 【解決手段】 インクエンドマーク検出センサ17によっ
て検出された黒マークMの濃度と白地部分の濃度の変化
に追従して黒マークMの濃度と白地部分の濃度の閾値を
適宜設定するようにしている。また、閾値が設定されて
から一定時間経過後に閾値を自動的に再設定したり、閾
値が設定されてからインクの有無の検出動作の指示が行
なわれる度に閾値を自動的に再設定したり、さらに、閾
値が設定されてから記録紙の印字枚数が所定枚数に達す
る度に閾値を自動的に再設定している。
検出する検出手段の経時変化を考慮することなく、確実
にインク切れを検出することができるインクジェット記
録装置のインク切れ検出装置を提供するものである。 【解決手段】 インクエンドマーク検出センサ17によっ
て検出された黒マークMの濃度と白地部分の濃度の変化
に追従して黒マークMの濃度と白地部分の濃度の閾値を
適宜設定するようにしている。また、閾値が設定されて
から一定時間経過後に閾値を自動的に再設定したり、閾
値が設定されてからインクの有無の検出動作の指示が行
なわれる度に閾値を自動的に再設定したり、さらに、閾
値が設定されてから記録紙の印字枚数が所定枚数に達す
る度に閾値を自動的に再設定している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機あるいはプリ
ンター等に用いられるインクジェット記録装置のインク
切れ検出装置に関し、詳しくは、インクの有無を判定す
る際の閾値を、マークの印字濃度と記録紙の白地部分の
濃度を検出する検出手段の出力信号の変化に応じて常に
最適な値になるように設定することができるようにした
インクジェット記録装置のインク切れ検出装置に関す
る。
ンター等に用いられるインクジェット記録装置のインク
切れ検出装置に関し、詳しくは、インクの有無を判定す
る際の閾値を、マークの印字濃度と記録紙の白地部分の
濃度を検出する検出手段の出力信号の変化に応じて常に
最適な値になるように設定することができるようにした
インクジェット記録装置のインク切れ検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録紙に印字する手段として
は、サーマルプリンタあるいはインクジェット記録装置
が使用されている。サーマルプリンタで使用される感熱
記録紙では、ロール状の感熱記録紙がなくなる以前のあ
る長さになると、予め感熱記録紙の所定の場所に、例え
ば、黒印字が行なわれるようになっており、この黒印字
の濃度を検出手段によって検出することにより紙切れの
判定を行なうようになっている。
は、サーマルプリンタあるいはインクジェット記録装置
が使用されている。サーマルプリンタで使用される感熱
記録紙では、ロール状の感熱記録紙がなくなる以前のあ
る長さになると、予め感熱記録紙の所定の場所に、例え
ば、黒印字が行なわれるようになっており、この黒印字
の濃度を検出手段によって検出することにより紙切れの
判定を行なうようになっている。
【0003】一方、インクジェット記録装置にあって
は、インクを収納するカートリッジの容量が小さいた
め、記録紙に印字する際にインクの残量が印字に足りる
量であるか否かの判断が付きにくい。そこで、このよう
な不具合を解消するものとして特開平2−221814
号公報に記載されたようなものがある。このものは、チ
ャート紙に文字等のデータを印字した後、該チャート紙
の所定箇所にマークを印字し、そのマークの有無をセン
サによって頁毎に検出することにより、インク切れの検
出を行なっている。そして、インク切れの場合には、外
部記憶装置または内部メモリに印字データを記憶してい
る。
は、インクを収納するカートリッジの容量が小さいた
め、記録紙に印字する際にインクの残量が印字に足りる
量であるか否かの判断が付きにくい。そこで、このよう
な不具合を解消するものとして特開平2−221814
号公報に記載されたようなものがある。このものは、チ
ャート紙に文字等のデータを印字した後、該チャート紙
の所定箇所にマークを印字し、そのマークの有無をセン
サによって頁毎に検出することにより、インク切れの検
出を行なっている。そして、インク切れの場合には、外
部記憶装置または内部メモリに印字データを記憶してい
る。
【0004】また、インク切れの判定を行なう具体的な
方法としては、黒濃度と白濃度(紙に印字されていない
紙自体の濃度)の境界を設定した閾値を設け、光電セン
サ等によって検出した黒印字の黒濃度の値と閾値との大
小関係により判定を行なっている。感熱記録装置など使
用される紙は、記録装置の種類によりほぼ決まってお
り、記録紙の白濃度または黒印字濃度も容易に推測でき
ることから、閾値は、黒印字濃度または白濃度のどちら
か一方を基準とし、装置にあらかじめ固定値で設定して
あり、その閾値と検出した値の大小関係によりインク切
れの判定を行なうようになっている。
方法としては、黒濃度と白濃度(紙に印字されていない
紙自体の濃度)の境界を設定した閾値を設け、光電セン
サ等によって検出した黒印字の黒濃度の値と閾値との大
小関係により判定を行なっている。感熱記録装置など使
用される紙は、記録装置の種類によりほぼ決まってお
り、記録紙の白濃度または黒印字濃度も容易に推測でき
ることから、閾値は、黒印字濃度または白濃度のどちら
か一方を基準とし、装置にあらかじめ固定値で設定して
あり、その閾値と検出した値の大小関係によりインク切
れの判定を行なうようになっている。
【0005】ところで、このようなインク切れの判定に
際しては、閾値が固定であったため、数種類の記録紙に
記録できる記録装置では、記録紙の種類により反射率の
異なる記録紙や記録紙自体(印字していな状態)の濃度
が異なる場合、または同じ条件で印字したとき、インク
の種類によって黒印字濃度の異なる場合、あるいはセン
サのばらつきによって閾値を設定するのが困難であると
いう不具合があった。
際しては、閾値が固定であったため、数種類の記録紙に
記録できる記録装置では、記録紙の種類により反射率の
異なる記録紙や記録紙自体(印字していな状態)の濃度
が異なる場合、または同じ条件で印字したとき、インク
の種類によって黒印字濃度の異なる場合、あるいはセン
サのばらつきによって閾値を設定するのが困難であると
いう不具合があった。
【0006】このような不具合を解消するものとして
は、例えば、特開平6−191048号公報に記載され
たようなものがあり、このものは、予め、黒印字濃度を
検出するセンサによって記録紙の白地部と黒マークの濃
度を検出してこの濃度の差に基づいて閾値を設定し、閾
値を記録紙の種類等に応じて最適なものに設定すること
により、以後、この閾値に基づいてインク切れを判別す
るようにしている。
は、例えば、特開平6−191048号公報に記載され
たようなものがあり、このものは、予め、黒印字濃度を
検出するセンサによって記録紙の白地部と黒マークの濃
度を検出してこの濃度の差に基づいて閾値を設定し、閾
値を記録紙の種類等に応じて最適なものに設定すること
により、以後、この閾値に基づいてインク切れを判別す
るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のインクジェット記録装置にあっては、予め、
黒印字濃度を検出するセンサによって記録紙の白地部と
黒マークの濃度を検出し、この濃度の差に基づいて閾値
を設定するようにしていたため、センサの感度および出
力ばらつきを考慮しなくとも正確にインク切れを検出す
ることができるが、経時変化によってセンサが劣化した
場合に、閾値を再度設定することができないため、イン
ク切れを正確に検出することができないという問題が発
生してしまった。
うな従来のインクジェット記録装置にあっては、予め、
黒印字濃度を検出するセンサによって記録紙の白地部と
黒マークの濃度を検出し、この濃度の差に基づいて閾値
を設定するようにしていたため、センサの感度および出
力ばらつきを考慮しなくとも正確にインク切れを検出す
ることができるが、経時変化によってセンサが劣化した
場合に、閾値を再度設定することができないため、イン
ク切れを正確に検出することができないという問題が発
生してしまった。
【0008】特に、閾値は工場等の工程内で設定されて
固定されていたため、ユーザ先(納品先)で閾値を設定
することができず、経時変化によってセンサが劣化した
場合やユーザによって使用環境が変化した場合に、最適
な閾値を再設定することが望まれる。そこで本発明は、
マークの濃度を読取ったときの検出信号レベルの変化に
追従するマークの濃度と白地部分の濃度との閾値を自動
的に設定するようにして、マークの濃度と白地部分の濃
度を検出する検出手段の経時変化を考慮することなく、
確実にインク切れを検出することができるインクジェッ
ト記録装置のインク切れ検出装置を提供することを目的
としている。
固定されていたため、ユーザ先(納品先)で閾値を設定
することができず、経時変化によってセンサが劣化した
場合やユーザによって使用環境が変化した場合に、最適
な閾値を再設定することが望まれる。そこで本発明は、
マークの濃度を読取ったときの検出信号レベルの変化に
追従するマークの濃度と白地部分の濃度との閾値を自動
的に設定するようにして、マークの濃度と白地部分の濃
度を検出する検出手段の経時変化を考慮することなく、
確実にインク切れを検出することができるインクジェッ
ト記録装置のインク切れ検出装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、インクジェット記録装置の
インク切れ検出装置において、記録紙の任意の位置にマ
ークを印字するマーク印字手段と、該マークの濃度と記
録紙の無印部分の白地濃度を検出する検出手段と、該検
出手段によって検出されたマークの濃度と白地部分の濃
度とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に基
づいて、インクジェット記録装置がインク切れであるか
否かを判定する判定手段と、前記検出手段によって検出
されたマークの濃度と白地の濃度の変化に追従して前記
比較手段のマークの濃度と白地部分の濃度の閾値を適宜
設定する閾値設定手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
上記課題を解決するために、インクジェット記録装置の
インク切れ検出装置において、記録紙の任意の位置にマ
ークを印字するマーク印字手段と、該マークの濃度と記
録紙の無印部分の白地濃度を検出する検出手段と、該検
出手段によって検出されたマークの濃度と白地部分の濃
度とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に基
づいて、インクジェット記録装置がインク切れであるか
否かを判定する判定手段と、前記検出手段によって検出
されたマークの濃度と白地の濃度の変化に追従して前記
比較手段のマークの濃度と白地部分の濃度の閾値を適宜
設定する閾値設定手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0010】その場合、検出手段によって検出されたマ
ークの濃度と白地部分の濃度の変化に追従して比較手段
のマークの濃度と白地部分の濃度の閾値が適宜設定され
るので、マークの印字濃度が読取られる度に最適な閾値
が自動的に設定され、検出手段の経時変化を考慮するこ
となく、低い精度の検出手段(例えば、反射型フォトセ
ンサ)であっても確実にインク切れが検出される。
ークの濃度と白地部分の濃度の変化に追従して比較手段
のマークの濃度と白地部分の濃度の閾値が適宜設定され
るので、マークの印字濃度が読取られる度に最適な閾値
が自動的に設定され、検出手段の経時変化を考慮するこ
となく、低い精度の検出手段(例えば、反射型フォトセ
ンサ)であっても確実にインク切れが検出される。
【0011】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、インクジェッ
ト記録装置にインクカートリッジが装着されたことを検
出するインクカートリッジ検出手段を有し、前記閾値設
定手段が、インクカートリッジの装着時に、検出手段に
よって検出されたマークの濃度と白地部分の濃度に応じ
て前記比較手段のマークと白地部分の濃度の閾値を再設
定することを特徴としている。
るために、請求項1記載の発明において、インクジェッ
ト記録装置にインクカートリッジが装着されたことを検
出するインクカートリッジ検出手段を有し、前記閾値設
定手段が、インクカートリッジの装着時に、検出手段に
よって検出されたマークの濃度と白地部分の濃度に応じ
て前記比較手段のマークと白地部分の濃度の閾値を再設
定することを特徴としている。
【0012】その場合、閾値を設定する時期として、イ
ンクカートリッジが装着される度に検出手段の閾値が最
適なものに調整され、検出手段の経時変化を考慮するこ
となく、低い精度の検出手段であっても確実にインク切
れが検出される。請求項3記載の発明は、上記課題を解
決するために、請求項2記載の発明において、前記閾値
設定手段は、判定手段によりインク切れと判定された
後、インクカートリッジ検出手段によってインクカート
リッジが装着されたことが検出された後、検出手段によ
って検出されたマークの濃度と白地部分の濃度に応じて
前記比較手段のマークと白地部分の濃度の閾値を再設定
することを特徴としている。
ンクカートリッジが装着される度に検出手段の閾値が最
適なものに調整され、検出手段の経時変化を考慮するこ
となく、低い精度の検出手段であっても確実にインク切
れが検出される。請求項3記載の発明は、上記課題を解
決するために、請求項2記載の発明において、前記閾値
設定手段は、判定手段によりインク切れと判定された
後、インクカートリッジ検出手段によってインクカート
リッジが装着されたことが検出された後、検出手段によ
って検出されたマークの濃度と白地部分の濃度に応じて
前記比較手段のマークと白地部分の濃度の閾値を再設定
することを特徴としている。
【0013】その場合、閾値を設定する時期として、イ
ンク切れ後にインクカートリッジが交換される際に検出
手段の閾値が最適なものに調整され、検出手段の経時変
化を考慮することなく、低い精度の検出手段であっても
確実にインク切れが検出される。請求項4記載の発明
は、上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に
おいて、前記マーク印字手段は、出力レポートの任意の
位置にマークを印字するように構成され、前記閾値設定
手段は、出力レポートの出力時に検出手段によって検出
されたマークの濃度と白地部分の濃度に応じて前記比較
手段のマークと白地部分の濃度の閾値を再設定すること
を特徴としている。
ンク切れ後にインクカートリッジが交換される際に検出
手段の閾値が最適なものに調整され、検出手段の経時変
化を考慮することなく、低い精度の検出手段であっても
確実にインク切れが検出される。請求項4記載の発明
は、上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に
おいて、前記マーク印字手段は、出力レポートの任意の
位置にマークを印字するように構成され、前記閾値設定
手段は、出力レポートの出力時に検出手段によって検出
されたマークの濃度と白地部分の濃度に応じて前記比較
手段のマークと白地部分の濃度の閾値を再設定すること
を特徴としている。
【0014】その場合、閾値を設定する時期として、レ
ポートが出力される度に検出手段の閾値が最適なものに
調整され、検出手段の経時変化を考慮することなく、低
い精度の検出手段であっても確実にインク切れが検出さ
れる。請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため
に、記録紙に印字されたインクエンドマークの有無を検
出することによってインクカートリッジ内のインクの有
無を検出するインクジェット記録装置のインク切れ検出
装置において、前記インクエンドマークの濃度と記録紙
の白地部分の白地濃度を検出し、このインクエンドマー
クの濃度および白地部分の濃度を閾値と比較することに
より、インクジェット記録装置のインクの有無を検出す
る検出手段と、時間を計時する計時手段と、前記検出手
段の閾値を設定してから計時手段が一定時間計時したと
き、この計時手段からの出力情報に基づいて該検出手段
の閾値を自動的に再設定する閾値再設定手段と、を備え
たことを特徴としている。
ポートが出力される度に検出手段の閾値が最適なものに
調整され、検出手段の経時変化を考慮することなく、低
い精度の検出手段であっても確実にインク切れが検出さ
れる。請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため
に、記録紙に印字されたインクエンドマークの有無を検
出することによってインクカートリッジ内のインクの有
無を検出するインクジェット記録装置のインク切れ検出
装置において、前記インクエンドマークの濃度と記録紙
の白地部分の白地濃度を検出し、このインクエンドマー
クの濃度および白地部分の濃度を閾値と比較することに
より、インクジェット記録装置のインクの有無を検出す
る検出手段と、時間を計時する計時手段と、前記検出手
段の閾値を設定してから計時手段が一定時間計時したと
き、この計時手段からの出力情報に基づいて該検出手段
の閾値を自動的に再設定する閾値再設定手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0015】その場合、閾値が設定されてから一定時間
経過後に閾値が自動的に再設定されるので、検出手段に
備えられたフォトセンサ等が経時変化したり、ユーザに
よる使用環境に変化があった場合にでも確実にインク切
れを検出することができる。なお、閾値が設定されてか
ら経過する一定時間としては、センサの経時劣化が予想
され、閾値が所定数量だけ低減する期間よりも短い期
間、例えば3ヶ月に設定されるのが好ましい。
経過後に閾値が自動的に再設定されるので、検出手段に
備えられたフォトセンサ等が経時変化したり、ユーザに
よる使用環境に変化があった場合にでも確実にインク切
れを検出することができる。なお、閾値が設定されてか
ら経過する一定時間としては、センサの経時劣化が予想
され、閾値が所定数量だけ低減する期間よりも短い期
間、例えば3ヶ月に設定されるのが好ましい。
【0016】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るために、記録紙に印字されたインクエンドマークの有
無を検出することによってインクカートリッジ内のイン
クの有無を検出するインクジェット記録装置のインク切
れ検出装置において、前記インクエンドマークの濃度と
記録紙の白地部分の白地濃度を検出し、このインクエン
ドマークの濃度および白地部分の濃度を閾値と比較する
ことにより、インクジェット記録装置がインクの有無を
検出する検出手段と、前記検出手段によってインクの有
無の検出動作を行なうように指示する指示手段と、前記
検出手段の閾値を設定してから前記指示手段によってイ
ンクの有無の検出動作の指示が行なわれたとき、該検出
手段の閾値を自動的に再設定する閾値再設定手段と、を
備えたことを特徴としている。
るために、記録紙に印字されたインクエンドマークの有
無を検出することによってインクカートリッジ内のイン
クの有無を検出するインクジェット記録装置のインク切
れ検出装置において、前記インクエンドマークの濃度と
記録紙の白地部分の白地濃度を検出し、このインクエン
ドマークの濃度および白地部分の濃度を閾値と比較する
ことにより、インクジェット記録装置がインクの有無を
検出する検出手段と、前記検出手段によってインクの有
無の検出動作を行なうように指示する指示手段と、前記
検出手段の閾値を設定してから前記指示手段によってイ
ンクの有無の検出動作の指示が行なわれたとき、該検出
手段の閾値を自動的に再設定する閾値再設定手段と、を
備えたことを特徴としている。
【0017】その場合、閾値が設定されてからインクの
有無の検出動作の指示が行なわれる度に閾値が自動的に
再設定されるので、検出手段に備えられたフォトセンサ
等が経時変化したり、ユーザによる使用環境に変化があ
った場合にでも確実にインク切れを検出することができ
る。請求項7記載の発明は、上記課題を解決するため
に、記録紙に印字されたインクエンドマークの有無を検
出することによってインクカートリッジ内のインクの有
無を検出するインクジェット記録装置のインク切れ検出
装置において、前記インクエンドマークの濃度と記録紙
の白地部分の白地濃度を検出し、このインクエンドマー
クの濃度および白地部分の濃度を閾値と比較することに
より、インクジェット記録装置がインクの有無を検出す
る検出手段と、記録紙に印字される度に印字された記録
紙の数を計数する記録紙計数手段と、前記検出手段の閾
値を設定してから記録紙計数手段の計数値が所定値に達
したとき、この記録紙計数手段の出力情報に基づいて検
出手段の閾値を自動的に再設定する閾値再設定手段と、
を備えたことを特徴としている。
有無の検出動作の指示が行なわれる度に閾値が自動的に
再設定されるので、検出手段に備えられたフォトセンサ
等が経時変化したり、ユーザによる使用環境に変化があ
った場合にでも確実にインク切れを検出することができ
る。請求項7記載の発明は、上記課題を解決するため
に、記録紙に印字されたインクエンドマークの有無を検
出することによってインクカートリッジ内のインクの有
無を検出するインクジェット記録装置のインク切れ検出
装置において、前記インクエンドマークの濃度と記録紙
の白地部分の白地濃度を検出し、このインクエンドマー
クの濃度および白地部分の濃度を閾値と比較することに
より、インクジェット記録装置がインクの有無を検出す
る検出手段と、記録紙に印字される度に印字された記録
紙の数を計数する記録紙計数手段と、前記検出手段の閾
値を設定してから記録紙計数手段の計数値が所定値に達
したとき、この記録紙計数手段の出力情報に基づいて検
出手段の閾値を自動的に再設定する閾値再設定手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0018】その場合、閾値が設定されてから記録紙の
印字枚数が所定枚数に達する度に閾値が自動的に再設定
されるので、検出手段に備えられたフォトセンサ等が経
時変化したり、ユーザによる使用環境に変化があった場
合にでも確実にインク切れを検出することができる。
印字枚数が所定枚数に達する度に閾値が自動的に再設定
されるので、検出手段に備えられたフォトセンサ等が経
時変化したり、ユーザによる使用環境に変化があった場
合にでも確実にインク切れを検出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜10は本発明に係るインクジェット記録装
置の第1実施例を示す図であり、請求項1〜4何れかに
記載の発明に対応している。なお、本実施例は、黒イン
クを吐出するインクジェット記録装置がファクシミリ装
置に設けられた例を示している。
明する。図1〜10は本発明に係るインクジェット記録装
置の第1実施例を示す図であり、請求項1〜4何れかに
記載の発明に対応している。なお、本実施例は、黒イン
クを吐出するインクジェット記録装置がファクシミリ装
置に設けられた例を示している。
【0020】図1において、1はファクシミリ装置であ
り、このファクシミリ装置1は、CPU(Central Proce
ssing Unit)2、読取部3、操作表示部4、記録紙搬送
制御部5、符号化復号化部6、回線制御部7、モデム
8、およびインクジェット記録装置9から構成されてお
り、各装置2〜9はバス10を介して接続されている。C
PU2は、ROM(Read Only Memory)11およびRAM
(Random Access Memory)12を有し、ROM11内に格納
された基本プログラムに従って各部を制御してファクシ
ミリ装置1としてのシーケンスを実行するようになって
いるとともに、本発明の閾値の設定処理を行なうように
なっている。
り、このファクシミリ装置1は、CPU(Central Proce
ssing Unit)2、読取部3、操作表示部4、記録紙搬送
制御部5、符号化復号化部6、回線制御部7、モデム
8、およびインクジェット記録装置9から構成されてお
り、各装置2〜9はバス10を介して接続されている。C
PU2は、ROM(Read Only Memory)11およびRAM
(Random Access Memory)12を有し、ROM11内に格納
された基本プログラムに従って各部を制御してファクシ
ミリ装置1としてのシーケンスを実行するようになって
いるとともに、本発明の閾値の設定処理を行なうように
なっている。
【0021】読取部3としては、例えば、CCD(Charg
e Coupled Device)を利用したイメージスキャナが利用
されており、読取部3は、原稿を走査して原稿の画情報
を読み取るようになっている。操作表示部4は、表示部
として液晶表示パネルから構成されており、液晶表示パ
ネルは、ファクシミリ装置1としての各種指示を表示し
たり、インク切れが発生したときに表示を行なうように
なっている。また、操作部としては、ファクシミリ送信
を行なったり、コピーを行なうための各種キー等から構
成されている。
e Coupled Device)を利用したイメージスキャナが利用
されており、読取部3は、原稿を走査して原稿の画情報
を読み取るようになっている。操作表示部4は、表示部
として液晶表示パネルから構成されており、液晶表示パ
ネルは、ファクシミリ装置1としての各種指示を表示し
たり、インク切れが発生したときに表示を行なうように
なっている。また、操作部としては、ファクシミリ送信
を行なったり、コピーを行なうための各種キー等から構
成されている。
【0022】記録紙搬送制御部5は、図2に示すよう
に、分離装置13、搬送ローラ対14、15を制御するように
なっている。分離装置13は図示しない原稿載置台に載置
された複数の記録紙Pから最下位に位置する原稿を分離
するようになっており、搬送ローラ対14、15は分離装置
13によって分離された記録紙をインクジェット記録装置
に搬送するようになっている。
に、分離装置13、搬送ローラ対14、15を制御するように
なっている。分離装置13は図示しない原稿載置台に載置
された複数の記録紙Pから最下位に位置する原稿を分離
するようになっており、搬送ローラ対14、15は分離装置
13によって分離された記録紙をインクジェット記録装置
に搬送するようになっている。
【0023】符号化復号化部6は、画情報の伝送時間の
短縮化と効率化を図るものであり、送信時には画情報を
圧縮(符号化)し、また、受信時には符号化された画情報
を原情報に再生(復号化)する。また、読取部3によっ
て読み取った原稿の画情報を符号化するようになってい
る。回線制御部7は、公衆電話回線網等の回線とモデム
8を結ぶアナログインタフェイスであり、回線から送ら
れてきたアナログ信号のフィルタリング等を行なった
り、また発呼動作を行う機能も有している。
短縮化と効率化を図るものであり、送信時には画情報を
圧縮(符号化)し、また、受信時には符号化された画情報
を原情報に再生(復号化)する。また、読取部3によっ
て読み取った原稿の画情報を符号化するようになってい
る。回線制御部7は、公衆電話回線網等の回線とモデム
8を結ぶアナログインタフェイスであり、回線から送ら
れてきたアナログ信号のフィルタリング等を行なった
り、また発呼動作を行う機能も有している。
【0024】モデム8は、送信時に符号化復号化部6か
ら送出される符号化されたデジタルデータをアナログデ
ータに変換して回線制御部7に転送し、また受信時には
回線制御部7から回線を通して受信したアナログデータ
をデジタルデータに変換して符号化復号化部6に転送す
る。インクジェット記録紙装置9は、インクジェットヘ
ッド16a、インクカートリッジ16b、インクエンドマー
ク検出センサ17、およびインクカートリッジ検出センサ
18から構成されている。
ら送出される符号化されたデジタルデータをアナログデ
ータに変換して回線制御部7に転送し、また受信時には
回線制御部7から回線を通して受信したアナログデータ
をデジタルデータに変換して符号化復号化部6に転送す
る。インクジェット記録紙装置9は、インクジェットヘ
ッド16a、インクカートリッジ16b、インクエンドマー
ク検出センサ17、およびインクカートリッジ検出センサ
18から構成されている。
【0025】インクジェットヘッド16aは、CPU2か
らの命令に従ってインクカートリッジ16bから補充され
るインクを液滴として記録紙に噴射することにより文
字、線等のデータを印字するとともに、この印字動作中
に記録紙の所定箇所に全黒あるいは黒色に近いマークを
印字するようになっており、マーク印字手段を構成して
いる。
らの命令に従ってインクカートリッジ16bから補充され
るインクを液滴として記録紙に噴射することにより文
字、線等のデータを印字するとともに、この印字動作中
に記録紙の所定箇所に全黒あるいは黒色に近いマークを
印字するようになっており、マーク印字手段を構成して
いる。
【0026】インクエンドマーク検出センサ17は、発光
器および受光器からなる反射型フォトセンサ、固定抵抗
器およびA/Dコンバータ等から構成されており、検出
手段を構成するものである。反射型フォトセンサは、図
3(a)に示すように、文字等のデータが印字された記録
紙P上に形成されたインクエンドマークMを検出するよ
うになっている。そして、例えばサンプリング開始位置
AからL方向に向かって記録紙P面を検出して行く際
に、黒マークMを検出すると図3(b)に示すように出力
電圧が小さく、無印(白地)部分を検出すると出力電圧が
大きくなるように構成され、記録紙の濃度を電圧に変換
している。
器および受光器からなる反射型フォトセンサ、固定抵抗
器およびA/Dコンバータ等から構成されており、検出
手段を構成するものである。反射型フォトセンサは、図
3(a)に示すように、文字等のデータが印字された記録
紙P上に形成されたインクエンドマークMを検出するよ
うになっている。そして、例えばサンプリング開始位置
AからL方向に向かって記録紙P面を検出して行く際
に、黒マークMを検出すると図3(b)に示すように出力
電圧が小さく、無印(白地)部分を検出すると出力電圧が
大きくなるように構成され、記録紙の濃度を電圧に変換
している。
【0027】固定抵抗器は反射型フォトセンサの動作を
満足するような値に設定されており、センサ14からの出
力信号を所定の値になるように設定する。A/Dコンバ
ータは、反射型フォトセンサの出力電圧を図3(b)の矢
印の位置毎にサンプリングしてアナログ信号をデジタル
信号に変換してバス10を介してCPU2に信号を送出す
るようになっている。
満足するような値に設定されており、センサ14からの出
力信号を所定の値になるように設定する。A/Dコンバ
ータは、反射型フォトセンサの出力電圧を図3(b)の矢
印の位置毎にサンプリングしてアナログ信号をデジタル
信号に変換してバス10を介してCPU2に信号を送出す
るようになっている。
【0028】RAM12はCPU2を介してこの検出信号
をデータとして保持しているとともに、印字すべきデー
タを記憶するようになっている。さらに、インク切れの
判定のための閾値を記憶するようになっている。CPU
2は上述した検出結果とRAM12内の閾値を比較し、該
比較結果に基づいて、インクジェット記録装置9のイン
クの有無を判定するようになっており、比較手段および
判定手段を構成している。
をデータとして保持しているとともに、印字すべきデー
タを記憶するようになっている。さらに、インク切れの
判定のための閾値を記憶するようになっている。CPU
2は上述した検出結果とRAM12内の閾値を比較し、該
比較結果に基づいて、インクジェット記録装置9のイン
クの有無を判定するようになっており、比較手段および
判定手段を構成している。
【0029】また、CPU2は、検出センサ17によって
検出された黒マークの濃度と白地部分の濃度の変化に追
従して閾値を適宜設定するようになっており、閾値設定
手段も構成している。次に、インク切れの判定のための
閾値の設定方法について図4、5に示すフローチャート
に基づいて説明する。なお、図4、5に示すフローチャ
ートはROM11に格納されCPU2によって実行される
プログラムである。
検出された黒マークの濃度と白地部分の濃度の変化に追
従して閾値を適宜設定するようになっており、閾値設定
手段も構成している。次に、インク切れの判定のための
閾値の設定方法について図4、5に示すフローチャート
に基づいて説明する。なお、図4、5に示すフローチャ
ートはROM11に格納されCPU2によって実行される
プログラムである。
【0030】まず、サービスマンがメンテナンス時等に
セットセンサ要求をしたか、すなわち、インクエンドマ
ーク検出センサ17の読取りを指示したか否かを判別し
(ステップS1)、要求した場合に記録紙搬送制御部5
を駆動して記録紙Pを分離装置13および搬送ローラ対1
4、15によって分離・搬送する(ステップS2)。次い
で、検出センサ17によって記録紙Pの白レベル(白地部
分)の読取り行ない(ステップS3)、白レベルが正常
に読取られたか否かを判別する(ステップS4)。
セットセンサ要求をしたか、すなわち、インクエンドマ
ーク検出センサ17の読取りを指示したか否かを判別し
(ステップS1)、要求した場合に記録紙搬送制御部5
を駆動して記録紙Pを分離装置13および搬送ローラ対1
4、15によって分離・搬送する(ステップS2)。次い
で、検出センサ17によって記録紙Pの白レベル(白地部
分)の読取り行ない(ステップS3)、白レベルが正常
に読取られたか否かを判別する(ステップS4)。
【0031】白レベルが正常に読取られない場合には、
センサ17が異常であるため、RAM12に格納された閾値
を更新せずにそのままにして操作表示部4の液晶表示パ
ネルによって異常であることを表示する(ステップS1
1)。一方、白レベルが正常に読取られた場合には、読
取られた白レベルに基づいて閾値を算出した後(ステッ
プS5)、インクジェッドヘッド16aによってインク切
れ判定用の黒マークMを記録紙Pの所定箇所に印字する
(ステップS6)。次いで、検出センサ17によって検出
されたマークMのサンプリングを開始し、このサンプリ
ングデータをRAM12に一旦格納する(ステップS
7)。
センサ17が異常であるため、RAM12に格納された閾値
を更新せずにそのままにして操作表示部4の液晶表示パ
ネルによって異常であることを表示する(ステップS1
1)。一方、白レベルが正常に読取られた場合には、読
取られた白レベルに基づいて閾値を算出した後(ステッ
プS5)、インクジェッドヘッド16aによってインク切
れ判定用の黒マークMを記録紙Pの所定箇所に印字する
(ステップS6)。次いで、検出センサ17によって検出
されたマークMのサンプリングを開始し、このサンプリ
ングデータをRAM12に一旦格納する(ステップS
7)。
【0032】次いで、黒レベルが正常に読取られたか否
かを判別し(ステップS8)、正常に読取られなかった場
合にはステップS11に移行し、正常に読取られた場合に
は、黒レベルと閾値を比較し、黒レベルが閾値よりも小
さいか否かを判別する(ステップS9)。すなわち、検
出センサ17によって黒マークMを検出すると図3(b)に
示すように出力電圧が小さく、無印(白地)部分を検出す
ると出力電圧が大きくなるように構成され、通常閾値は
この黒レベルよりも大きく設定されるので、閾値よりも
黒レベルが小さい場合は、検出センサ17が正常であるも
のと判断してこの閾値をRAM12に記憶して今回の処理
を終了する。
かを判別し(ステップS8)、正常に読取られなかった場
合にはステップS11に移行し、正常に読取られた場合に
は、黒レベルと閾値を比較し、黒レベルが閾値よりも小
さいか否かを判別する(ステップS9)。すなわち、検
出センサ17によって黒マークMを検出すると図3(b)に
示すように出力電圧が小さく、無印(白地)部分を検出す
ると出力電圧が大きくなるように構成され、通常閾値は
この黒レベルよりも大きく設定されるので、閾値よりも
黒レベルが小さい場合は、検出センサ17が正常であるも
のと判断してこの閾値をRAM12に記憶して今回の処理
を終了する。
【0033】そして、インク切れの判定を行なう際に
は、黒マークMを読み込んだときに、黒マークMを閾値
と比較してインク切れの判定を行なうようになってい
る。ところで、上述したフローは通常サービスマンが行
なう作業であり、頻繁に行なわれるものではない。検出
センサ17の出力レベルは、記録紙の種類やインクの種類
等によって図6に示すように白レベルと黒レベルの出力
変動幅が大きい。図7(a)に示すように黒マークMを
読み込んだときと記録紙Pの白地部分を読み込んだとき
に検出センサ17の出力レベルが重ならずに最初に設定し
た閾値によってインク切れの判定を行なうことができれ
ば良いが、図7(b)(c)に示すように検出センサ17
の経時劣化によって検出センサ17で検出した黒マークM
のレベルと記録紙Pの白地部分のレベルが重なったり、
非常に近接する場合には、閾値を再度調整する必要があ
る。
は、黒マークMを読み込んだときに、黒マークMを閾値
と比較してインク切れの判定を行なうようになってい
る。ところで、上述したフローは通常サービスマンが行
なう作業であり、頻繁に行なわれるものではない。検出
センサ17の出力レベルは、記録紙の種類やインクの種類
等によって図6に示すように白レベルと黒レベルの出力
変動幅が大きい。図7(a)に示すように黒マークMを
読み込んだときと記録紙Pの白地部分を読み込んだとき
に検出センサ17の出力レベルが重ならずに最初に設定し
た閾値によってインク切れの判定を行なうことができれ
ば良いが、図7(b)(c)に示すように検出センサ17
の経時劣化によって検出センサ17で検出した黒マークM
のレベルと記録紙Pの白地部分のレベルが重なったり、
非常に近接する場合には、閾値を再度調整する必要があ
る。
【0034】ところが、上述したように最初に設定した
閾値でインク切れを判定した場合には検出センサ17が経
時劣化した場合にはインク切れの判定を行なうことがで
きない。そこで、本実施例は、この経時劣化に応じて閾
値を再調整するようにしているのである。すなわち、ス
テップS1でセットセンサの要求がない場合には、Bn
で示す箇所において図5に示す処理を実行する。
閾値でインク切れを判定した場合には検出センサ17が経
時劣化した場合にはインク切れの判定を行なうことがで
きない。そこで、本実施例は、この経時劣化に応じて閾
値を再調整するようにしているのである。すなわち、ス
テップS1でセットセンサの要求がない場合には、Bn
で示す箇所において図5に示す処理を実行する。
【0035】まず、ステップS1でセットセンサの要求
がない場合には、画像出力の要求があったか否かを判別
し(ステップS12)、要求がない場合にはステップS1
に戻り、要求があった場合には、インクエンドが検出さ
れたか否かを判別し(ステップS13)、検出されない場
合には、ステップS1に戻り、検出された場合には、受
信したデータを印字するか、またはコピーを行なうため
に、インクジェットヘッド16aによって記録紙Pにデー
タを印字するとともに、記録紙Pの所定箇所にインク切
れ判定用の黒マークMを印字する(ステップS14)。
がない場合には、画像出力の要求があったか否かを判別
し(ステップS12)、要求がない場合にはステップS1
に戻り、要求があった場合には、インクエンドが検出さ
れたか否かを判別し(ステップS13)、検出されない場
合には、ステップS1に戻り、検出された場合には、受
信したデータを印字するか、またはコピーを行なうため
に、インクジェットヘッド16aによって記録紙Pにデー
タを印字するとともに、記録紙Pの所定箇所にインク切
れ判定用の黒マークMを印字する(ステップS14)。
【0036】次いで、黒マークMが検出センサ17によっ
て正常に検出されたか否かを判別し、正常に検出されな
かった場合には、液晶表示パネルによってインクエンド
であることを表示し、マークMが正常に検出された場合
には、検出センサ17によって記録紙Pの白レベル(白地
部分)の読取り行ない(ステップS17)、白レベルが正
常に読取られたか否かを判別する(ステップS18)。
て正常に検出されたか否かを判別し、正常に検出されな
かった場合には、液晶表示パネルによってインクエンド
であることを表示し、マークMが正常に検出された場合
には、検出センサ17によって記録紙Pの白レベル(白地
部分)の読取り行ない(ステップS17)、白レベルが正
常に読取られたか否かを判別する(ステップS18)。
【0037】白レベルが正常に読取られない場合には、
センサ17が異常であるため、閾値を更新せずにそのまま
にして液晶表示パネルによって異常であることを表示す
る(ステップS21)。一方、白レベルが正常に読取られ
た場合には、読取られた白レベルに基づいて閾値を算出
する(ステップS19)。なお、この算出にあたっては、
図3(b)に示すように無地(白5において地)部分を検
出すると検出センサ17の出力電圧が大きくなるように構
成されるため、この電圧値の約半分の箇所に閾値を設定
するのが好ましい。
センサ17が異常であるため、閾値を更新せずにそのまま
にして液晶表示パネルによって異常であることを表示す
る(ステップS21)。一方、白レベルが正常に読取られ
た場合には、読取られた白レベルに基づいて閾値を算出
する(ステップS19)。なお、この算出にあたっては、
図3(b)に示すように無地(白5において地)部分を検
出すると検出センサ17の出力電圧が大きくなるように構
成されるため、この電圧値の約半分の箇所に閾値を設定
するのが好ましい。
【0038】次いで、黒マークMのレベルと設定された
閾値を比較し、黒レベルが閾値よりも小さいか否かを判
別する(ステップS20)。そして、黒レベルよりも閾値
が大きい場合は、検出センサ17が正常であるものと判断
してこの閾値をRAM12に記憶して今回の処理を終了す
る(ステップS22)。このように本実施例では、検出セ
ンサ17によって検出された黒マークMの濃度と白地の濃
度の変化に追従して黒マークMの濃度と白地の濃度の閾
値を適宜設定するようにしているため、黒マークMの印
字濃度を読取る度に最適な閾値を自動的に設定すること
ができ、検出センサ17の経時変化を考慮することなく、
低い精度のセンサ17であっても確実にインク切れを検出
することができる。
閾値を比較し、黒レベルが閾値よりも小さいか否かを判
別する(ステップS20)。そして、黒レベルよりも閾値
が大きい場合は、検出センサ17が正常であるものと判断
してこの閾値をRAM12に記憶して今回の処理を終了す
る(ステップS22)。このように本実施例では、検出セ
ンサ17によって検出された黒マークMの濃度と白地の濃
度の変化に追従して黒マークMの濃度と白地の濃度の閾
値を適宜設定するようにしているため、黒マークMの印
字濃度を読取る度に最適な閾値を自動的に設定すること
ができ、検出センサ17の経時変化を考慮することなく、
低い精度のセンサ17であっても確実にインク切れを検出
することができる。
【0039】また、その他の態様(請求項2)として、
図4のフローチャートのBnで示す箇所において図8に
示す処理を実行しても良い。すなわち、セットセンサの
要求がない場合には、インクカートリッジ16bが交換さ
れたか否かをインクカートリッジ検出センサ18からの出
力情報に基づいて判別し(ステップS31)、交換された
場合には、図5のステップS12以降の処理を実行する。
このようにすれば、閾値を設定する時期として、インク
カートリッジ16bが装着される度に検出センサ17の閾値
を最適なものに調整することができる。
図4のフローチャートのBnで示す箇所において図8に
示す処理を実行しても良い。すなわち、セットセンサの
要求がない場合には、インクカートリッジ16bが交換さ
れたか否かをインクカートリッジ検出センサ18からの出
力情報に基づいて判別し(ステップS31)、交換された
場合には、図5のステップS12以降の処理を実行する。
このようにすれば、閾値を設定する時期として、インク
カートリッジ16bが装着される度に検出センサ17の閾値
を最適なものに調整することができる。
【0040】また、その他の態様(請求項3)として、
図4のフローチャートのBnで示す箇所において図9に
示す処理を実行しても良い。すなわち、セットセンサの
要求がない場合には、インクエンドが検出されたか否か
を判別し(ステップS41)、検出された場合にはこの履
歴をRAM12を記憶しておく。次いで、インクカートリ
ッジ16bが交換されたか否かをインクカートリッジ検出
センサ18からの出力情報に基づいて判別し(ステップS
42)、交換された場合には、図5のステップS12以降の
処理を実行する。このようにすれば、閾値を設定する時
期として、インクカートリッジ16bが交換される際に検
出センサ17の閾値を最適なものに調整することができ
る。
図4のフローチャートのBnで示す箇所において図9に
示す処理を実行しても良い。すなわち、セットセンサの
要求がない場合には、インクエンドが検出されたか否か
を判別し(ステップS41)、検出された場合にはこの履
歴をRAM12を記憶しておく。次いで、インクカートリ
ッジ16bが交換されたか否かをインクカートリッジ検出
センサ18からの出力情報に基づいて判別し(ステップS
42)、交換された場合には、図5のステップS12以降の
処理を実行する。このようにすれば、閾値を設定する時
期として、インクカートリッジ16bが交換される際に検
出センサ17の閾値を最適なものに調整することができ
る。
【0041】また、その他の態様(請求項3)として、
図4のフローチャートのBnで示す箇所において図10に
示す処理を実行しても良い。すなわち、セットセンサの
要求がない場合には、レポートの出力が要求されたか否
かを判別し(ステップS51)、要求された場合には、図
5のステップS12以降の処理を実行する。なお、このフ
ローでは出力データの印字およびマークMは出力レポー
トに対して所定のフォーマットで行なう。このようにす
れば、閾値を設定する時期として、レポートを出力する
度に検出センサ17の閾値を最適なものに調整することが
できる。
図4のフローチャートのBnで示す箇所において図10に
示す処理を実行しても良い。すなわち、セットセンサの
要求がない場合には、レポートの出力が要求されたか否
かを判別し(ステップS51)、要求された場合には、図
5のステップS12以降の処理を実行する。なお、このフ
ローでは出力データの印字およびマークMは出力レポー
トに対して所定のフォーマットで行なう。このようにす
れば、閾値を設定する時期として、レポートを出力する
度に検出センサ17の閾値を最適なものに調整することが
できる。
【0042】図11〜16は本発明に係るインクジェット記
録装置の第2実施例を示す図であり、請求項5〜7何れ
かに記載の発明に対応している。なお、本実施例は、第
1実施例と同様の構成には同一番号を付して説明を省略
する。図5において、30はファクシミリ装置であり、こ
のファクシミリ装置30は、CPU(Central Processing
Unit)2、読取部3、操作表示部4、記録紙搬送制御部
5、符号化復号化部6、回線制御部7、モデム8、タイ
マー31およびインクジェットヘッド記録装置32から構成
されており、各装置2〜8、31および32はバス10を介し
て接続されている。
録装置の第2実施例を示す図であり、請求項5〜7何れ
かに記載の発明に対応している。なお、本実施例は、第
1実施例と同様の構成には同一番号を付して説明を省略
する。図5において、30はファクシミリ装置であり、こ
のファクシミリ装置30は、CPU(Central Processing
Unit)2、読取部3、操作表示部4、記録紙搬送制御部
5、符号化復号化部6、回線制御部7、モデム8、タイ
マー31およびインクジェットヘッド記録装置32から構成
されており、各装置2〜8、31および32はバス10を介し
て接続されている。
【0043】インクジェット記録紙装置32は、インクジ
ェットヘッド33、インクカートリッジ34、ヘッドモータ
35およびインク濃度検出部36から構成されている。イン
クジェットヘッド33は、CPU2からの命令に従ってイ
ンクカートリッジ34から補充されるインクを液滴として
記録紙に噴射することにより文字、線等のデータを印字
するとともに、この印字動作中に記録紙の所定箇所に全
黒あるいは黒色に近いインクエンドマークを印字するよ
うになっている。また、ヘッドモータ35はCPU2から
の指令に基づいてインクジェットヘッド33を記録紙の幅
方向に走査させるようになっている。
ェットヘッド33、インクカートリッジ34、ヘッドモータ
35およびインク濃度検出部36から構成されている。イン
クジェットヘッド33は、CPU2からの命令に従ってイ
ンクカートリッジ34から補充されるインクを液滴として
記録紙に噴射することにより文字、線等のデータを印字
するとともに、この印字動作中に記録紙の所定箇所に全
黒あるいは黒色に近いインクエンドマークを印字するよ
うになっている。また、ヘッドモータ35はCPU2から
の指令に基づいてインクジェットヘッド33を記録紙の幅
方向に走査させるようになっている。
【0044】インク濃度検出部36は、反射型フォトセン
サ37、電流電圧変換抵抗38、A/Dコンバータ39、およ
び電流制限抵抗40から構成されている。反射型フォトセ
ンサ37は、発光器37aおよび受光器37bから構成されて
おり、図3(a)に示すように、文字等のデータが印字さ
れた記録紙P上に形成されたインクエンドマークMを検
出するようになっている。そして、例えばサンプリング
開始位置AからL方向に向かって記録紙P面を検出して
行く際に、黒マークMを検出すると図3(b)に示すよう
に出力電圧が小さく、無印(白地)部分を検出すると出力
電圧が大きくなるように構成され、記録紙の濃度を電圧
に変換している。
サ37、電流電圧変換抵抗38、A/Dコンバータ39、およ
び電流制限抵抗40から構成されている。反射型フォトセ
ンサ37は、発光器37aおよび受光器37bから構成されて
おり、図3(a)に示すように、文字等のデータが印字さ
れた記録紙P上に形成されたインクエンドマークMを検
出するようになっている。そして、例えばサンプリング
開始位置AからL方向に向かって記録紙P面を検出して
行く際に、黒マークMを検出すると図3(b)に示すよう
に出力電圧が小さく、無印(白地)部分を検出すると出力
電圧が大きくなるように構成され、記録紙の濃度を電圧
に変換している。
【0045】電流電圧制限抵抗38は、反射型フォトセン
サ37からの検出電流を電圧に変換するようになってい
る。また、電流制限抵抗39は電流電圧変換抵抗38と共に
反射型フォトセンサ37の動作を満足するような値に設定
されており、反射型フォトセンサ37からの出力信号を所
定の値(センサ37の閾値内に出力信号が収まるように)
になるように設定する。
サ37からの検出電流を電圧に変換するようになってい
る。また、電流制限抵抗39は電流電圧変換抵抗38と共に
反射型フォトセンサ37の動作を満足するような値に設定
されており、反射型フォトセンサ37からの出力信号を所
定の値(センサ37の閾値内に出力信号が収まるように)
になるように設定する。
【0046】A/Dコンバータ39は、反射型フォトセン
サ37の出力電圧を図3(b)の矢印の位置毎にサンプリン
グしてアナログ信号をデジタル信号に変換してバス10を
介してCPU2に信号を送出するようになっている。ま
た、RAM12はCPU2を介してこの検出信号をデータ
として保持しているとともに、印字すべきデータを記憶
するようになっている。さらに、インク切れの判定のた
めの閾値(図12参照)を記憶するようになっている。ま
た、タイマー31は計時手段を構成し、時間を計時する機
能を有する。
サ37の出力電圧を図3(b)の矢印の位置毎にサンプリン
グしてアナログ信号をデジタル信号に変換してバス10を
介してCPU2に信号を送出するようになっている。ま
た、RAM12はCPU2を介してこの検出信号をデータ
として保持しているとともに、印字すべきデータを記憶
するようになっている。さらに、インク切れの判定のた
めの閾値(図12参照)を記憶するようになっている。ま
た、タイマー31は計時手段を構成し、時間を計時する機
能を有する。
【0047】そして、CPU2は、反射型フォトセンサ
37の閾値を設定してからタイマー31が一定時間計時した
とき、このタイマー31からの出力情報に基づいて反射型
フォトセンサ37の閾値を自動的に再設定するようになっ
ており、閾値再設定手段を構成している。なお、反射型
フォトセンサ37の閾値が設定されてから経過する一定時
間としては、反射型フォトセンサ37の経時劣化が予想さ
れ、閾値が所定数量だけ低減する期間よりも短い期間、
例えば3ヶ月に設定されるのが好ましい。また、本実施
例では、CPU2およびインク濃度検出部36が検出手段
を構成している。
37の閾値を設定してからタイマー31が一定時間計時した
とき、このタイマー31からの出力情報に基づいて反射型
フォトセンサ37の閾値を自動的に再設定するようになっ
ており、閾値再設定手段を構成している。なお、反射型
フォトセンサ37の閾値が設定されてから経過する一定時
間としては、反射型フォトセンサ37の経時劣化が予想さ
れ、閾値が所定数量だけ低減する期間よりも短い期間、
例えば3ヶ月に設定されるのが好ましい。また、本実施
例では、CPU2およびインク濃度検出部36が検出手段
を構成している。
【0048】また、操作表示部4の操作部には、インク
カートリッジ33のインクの有無の検出動作を行なうよう
に指示する「インク切れ点検キー」が設けられており、
この操作表示部4は指示手段を構成している。そして、
CPU2は反射型フォトセンサ37の閾値を設定してから
「インク切れ点検キー」によってインクの有無の検出動
作の指示が行なわれたとき、該反射型フォトセンサ37の
閾値を自動的に再設定するようになっており、閾値再設
定手段を構成している。
カートリッジ33のインクの有無の検出動作を行なうよう
に指示する「インク切れ点検キー」が設けられており、
この操作表示部4は指示手段を構成している。そして、
CPU2は反射型フォトセンサ37の閾値を設定してから
「インク切れ点検キー」によってインクの有無の検出動
作の指示が行なわれたとき、該反射型フォトセンサ37の
閾値を自動的に再設定するようになっており、閾値再設
定手段を構成している。
【0049】また、CPU2は、記録紙搬送制御部5に
よって記録紙が搬送されてインクジェット記録装置32に
よって印字される度に印字された記録紙の数を計数する
ようになっており、記録紙計数手段を構成している。具
体的には、図示しない記録紙検出センサが図2に示す分
離装置13の原稿搬送方向下流側に設けられており、CP
U2が記録紙検出センサの出力信号を計数することによ
り、印字枚数が計数される。
よって記録紙が搬送されてインクジェット記録装置32に
よって印字される度に印字された記録紙の数を計数する
ようになっており、記録紙計数手段を構成している。具
体的には、図示しない記録紙検出センサが図2に示す分
離装置13の原稿搬送方向下流側に設けられており、CP
U2が記録紙検出センサの出力信号を計数することによ
り、印字枚数が計数される。
【0050】そして、CPU2は反射型フォトセンサ37
の閾値を設定してから印字された記録紙の計数値が所定
値(例えば、1000枚)に達したとき、この反射型フォト
センサ37の閾値を自動的に再設定するようになってお
り、閾値再設定手段を構成している。次に、インク切れ
の判定のための閾値の設定方法について図13〜16に示す
フローチャートに基づいて説明する。なお、図13〜16に
示すフローチャートはROM11に格納されCPU2によ
って実行されるプログラムである。
の閾値を設定してから印字された記録紙の計数値が所定
値(例えば、1000枚)に達したとき、この反射型フォト
センサ37の閾値を自動的に再設定するようになってお
り、閾値再設定手段を構成している。次に、インク切れ
の判定のための閾値の設定方法について図13〜16に示す
フローチャートに基づいて説明する。なお、図13〜16に
示すフローチャートはROM11に格納されCPU2によ
って実行されるプログラムである。
【0051】インク切れ検出用閾値設定モードに入ると
(ステップS61)、記録紙搬送制御部5によって記録紙
を搬送して反射型フォトセンサ37によって記録紙の白地
部分を検出し(ステップS62)、この白地部分の出力信
号に基づいて閾値を決定する(ステップS63)。具体的
には、反射型フォトセンサ37は、個々において出力電圧
にばらつきがあるが、記録紙の白地部分を検出したとき
の出力電圧をWとし、黒マーク(インクエンドマーク)
を検出したときの出力電圧をBとしたとき、B/W=K
はどのセンサによっても略一定である。
(ステップS61)、記録紙搬送制御部5によって記録紙
を搬送して反射型フォトセンサ37によって記録紙の白地
部分を検出し(ステップS62)、この白地部分の出力信
号に基づいて閾値を決定する(ステップS63)。具体的
には、反射型フォトセンサ37は、個々において出力電圧
にばらつきがあるが、記録紙の白地部分を検出したとき
の出力電圧をWとし、黒マーク(インクエンドマーク)
を検出したときの出力電圧をBとしたとき、B/W=K
はどのセンサによっても略一定である。
【0052】また、実際の黒マークの検出時には、記録
紙の搬送による紙のバタツキによってセンサの検出距離
が変動するため、検出電圧も変動する。このときの記録
紙の白地部分の最大検出電圧をαとし、記録紙の白地部
分の最小検出電圧をβとし、バタツキによる変化量をβ
/α=γとし、バタツキによる変化量γが黒マークを検
出したときの変化量より大きくならないように記録紙の
搬送が確保されているものとし、さらに閾値を決定する
計数をθとすると、θはK<θ<γのように設定する。
但し、Kおよびγは記録紙によって変ってくるので、使
用が予想される記録紙の中のγが最小値で、かつ、Kが
最大値とする。
紙の搬送による紙のバタツキによってセンサの検出距離
が変動するため、検出電圧も変動する。このときの記録
紙の白地部分の最大検出電圧をαとし、記録紙の白地部
分の最小検出電圧をβとし、バタツキによる変化量をβ
/α=γとし、バタツキによる変化量γが黒マークを検
出したときの変化量より大きくならないように記録紙の
搬送が確保されているものとし、さらに閾値を決定する
計数をθとすると、θはK<θ<γのように設定する。
但し、Kおよびγは記録紙によって変ってくるので、使
用が予想される記録紙の中のγが最小値で、かつ、Kが
最大値とする。
【0053】反射型フォトセンサ37は個々にばらつきが
あるため、記録紙の白地部分を検出したときのWの値に
よって閾値はW×θ=Sとなるような値で決定できる。
そして、Wのばらつき範囲は分っているため、予め複数
の閾値Sを用意しておき、Wの値によって閾値Sを選択
する。図2はWの値によって割り付けられた閾値Sを示
し、Wの値および閾値SはRAM12に格納されている。
あるため、記録紙の白地部分を検出したときのWの値に
よって閾値はW×θ=Sとなるような値で決定できる。
そして、Wのばらつき範囲は分っているため、予め複数
の閾値Sを用意しておき、Wの値によって閾値Sを選択
する。図2はWの値によって割り付けられた閾値Sを示
し、Wの値および閾値SはRAM12に格納されている。
【0054】次に、図14のフローチャートに基づいてタ
イマー31の計時時間によって閾値を再設定する方法を説
明する。まず、図13で説明したように閾値の設定が終了
したとき(ステップS71)、タイマー31のカウントを開
始する(ステップS72)。次いで、タイマー31が一定時
間経過したか否かを判別し(ステップS73)。経過した
場合に、閾値設定モードに入り(ステップS74)、記録
紙搬送制御部5によって記録紙を搬送して反射型フォト
センサ37によって記録紙の白地部分を検出し(ステップ
S75)、この白地部分の出力信号に基づいて上述したよ
うに閾値を自動的に決定する(ステップS76)。
イマー31の計時時間によって閾値を再設定する方法を説
明する。まず、図13で説明したように閾値の設定が終了
したとき(ステップS71)、タイマー31のカウントを開
始する(ステップS72)。次いで、タイマー31が一定時
間経過したか否かを判別し(ステップS73)。経過した
場合に、閾値設定モードに入り(ステップS74)、記録
紙搬送制御部5によって記録紙を搬送して反射型フォト
センサ37によって記録紙の白地部分を検出し(ステップ
S75)、この白地部分の出力信号に基づいて上述したよ
うに閾値を自動的に決定する(ステップS76)。
【0055】次に、図15のフローチャートに基づいてイ
ンク切れの判定を行なうように指示した場合に閾値を再
設定する方法を説明する。まず、図13で説明したように
閾値の設定が終了したとき、「インク切れ点検キー」が
押下されたか否かを判別する(ステップS81)。「イン
ク切れ点検キー」が押下された場合には、インクジェッ
トヘッド32によって記録紙の所定部分に黒マークが印字
されて、インク切れの判定が行なわれたものと判断して
閾値設定モードに入り(ステップS82)、記録紙搬送制
御部5によって記録紙を搬送して反射型フォトセンサ37
によって記録紙の白地部分を検出し(ステップS83)、
この白地部分の出力信号に基づいて上述したように閾値
を自動的に決定する(ステップS84)。
ンク切れの判定を行なうように指示した場合に閾値を再
設定する方法を説明する。まず、図13で説明したように
閾値の設定が終了したとき、「インク切れ点検キー」が
押下されたか否かを判別する(ステップS81)。「イン
ク切れ点検キー」が押下された場合には、インクジェッ
トヘッド32によって記録紙の所定部分に黒マークが印字
されて、インク切れの判定が行なわれたものと判断して
閾値設定モードに入り(ステップS82)、記録紙搬送制
御部5によって記録紙を搬送して反射型フォトセンサ37
によって記録紙の白地部分を検出し(ステップS83)、
この白地部分の出力信号に基づいて上述したように閾値
を自動的に決定する(ステップS84)。
【0056】ここで、インク切れの判定方法について説
明する。反射型フォトセンサ37によって記録紙の白地部
分および黒マークが読み取られて出力電圧がA/Dコン
バータ39からバス10を介してCPU2に入力されると、
CPU2は黒マーク(最小値)と記録紙の白地部分(最
大値)を検出した際の量子化された電圧値をサンプリン
グする。
明する。反射型フォトセンサ37によって記録紙の白地部
分および黒マークが読み取られて出力電圧がA/Dコン
バータ39からバス10を介してCPU2に入力されると、
CPU2は黒マーク(最小値)と記録紙の白地部分(最
大値)を検出した際の量子化された電圧値をサンプリン
グする。
【0057】次いで、サンプリングしたデータの中から
最大値および最小値を摘出して{(最大値)−(最小
値)}の値:XとRAM12に保持してある閾値Sとを比
較して閾値SよりもXが大きい場合(X≧S)、インク
有りと判断し、閾値SよりもXが小さい場合(X≦
S)、インク切れと判断する。次に、図16のフローチャ
ートに基づいて印字枚数がある一定値に達した場合に閾
値を再設定する方法を説明する。
最大値および最小値を摘出して{(最大値)−(最小
値)}の値:XとRAM12に保持してある閾値Sとを比
較して閾値SよりもXが大きい場合(X≧S)、インク
有りと判断し、閾値SよりもXが小さい場合(X≦
S)、インク切れと判断する。次に、図16のフローチャ
ートに基づいて印字枚数がある一定値に達した場合に閾
値を再設定する方法を説明する。
【0058】まず、図13で説明したように閾値の設定が
終了したとき(ステップS91)、印字枚数のカウントを
行なう(ステップS92)。次いで、印字枚数が一定枚数
に達したか否かを判別し(ステップS93)、一定枚数印
字された場合に閾値設定モードに入り(ステップS9
4)、記録紙搬送制御部5によって記録紙を搬送して反
射型フォトセンサ37によって記録紙の白地部分を検出し
(ステップS95)、この白地部分の出力信号に基づいて
上述したように閾値を自動的に決定する(ステップS9
6)。このように本実施例では、閾値が設定されてから
一定時間経過後に閾値を自動的に再設定したり、閾値が
設定されてからインクの有無の検出動作の指示が行なわ
れる度に閾値を自動的に再設定したり、さらに、閾値が
設定されてから記録紙の印字枚数が所定枚数に達する度
に閾値を自動的に再設定しているので、フォトセンサ37
が経時変化したり、ユーザによる使用環境に変化があっ
た場合にでも確実にインク切れを検出することができ
る。なお、本実施例では、白地部分の濃度と黒マークの
濃度とを比較しているが、これに限らず、カラーインク
の各色の濃度を比較対象としても良いことは言うまでも
ない。。
終了したとき(ステップS91)、印字枚数のカウントを
行なう(ステップS92)。次いで、印字枚数が一定枚数
に達したか否かを判別し(ステップS93)、一定枚数印
字された場合に閾値設定モードに入り(ステップS9
4)、記録紙搬送制御部5によって記録紙を搬送して反
射型フォトセンサ37によって記録紙の白地部分を検出し
(ステップS95)、この白地部分の出力信号に基づいて
上述したように閾値を自動的に決定する(ステップS9
6)。このように本実施例では、閾値が設定されてから
一定時間経過後に閾値を自動的に再設定したり、閾値が
設定されてからインクの有無の検出動作の指示が行なわ
れる度に閾値を自動的に再設定したり、さらに、閾値が
設定されてから記録紙の印字枚数が所定枚数に達する度
に閾値を自動的に再設定しているので、フォトセンサ37
が経時変化したり、ユーザによる使用環境に変化があっ
た場合にでも確実にインク切れを検出することができ
る。なお、本実施例では、白地部分の濃度と黒マークの
濃度とを比較しているが、これに限らず、カラーインク
の各色の濃度を比較対象としても良いことは言うまでも
ない。。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、検出手段
によって検出されたマークの濃度と白地部分の濃度の変
化に追従して比較手段のマークの濃度と白地部分の濃度
の閾値を適宜設定しているので、マークの印字濃度を読
取る度に最適な閾値を自動的に設定することができ、検
出手段の経時変化を考慮することなく、低い精度の検出
手段(例えば、反射型フォトセンサ)であっても確実に
インク切れを検出することができる。
によって検出されたマークの濃度と白地部分の濃度の変
化に追従して比較手段のマークの濃度と白地部分の濃度
の閾値を適宜設定しているので、マークの印字濃度を読
取る度に最適な閾値を自動的に設定することができ、検
出手段の経時変化を考慮することなく、低い精度の検出
手段(例えば、反射型フォトセンサ)であっても確実に
インク切れを検出することができる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、閾値を設定
する時期として、インクカートリッジが装着される度に
検出手段の閾値を最適なものに調整することができ、検
出手段の経時変化を考慮することなく、低い精度の検出
手段であっても確実にインク切れを検出することができ
る。請求項3記載の発明によれば、閾値を設定する時期
として、インクカートリッジが交換される際に検出手段
の閾値を最適なものに調整することができ、検出手段の
経時変化を考慮することなく、低い精度の検出手段であ
っても確実にインク切れを検出することができる。
する時期として、インクカートリッジが装着される度に
検出手段の閾値を最適なものに調整することができ、検
出手段の経時変化を考慮することなく、低い精度の検出
手段であっても確実にインク切れを検出することができ
る。請求項3記載の発明によれば、閾値を設定する時期
として、インクカートリッジが交換される際に検出手段
の閾値を最適なものに調整することができ、検出手段の
経時変化を考慮することなく、低い精度の検出手段であ
っても確実にインク切れを検出することができる。
【0061】請求項4記載の発明によれば、閾値を設定
する時期として、レポートを出力する度に検出手段の閾
値を最適なものに調整することができ、検出手段の経時
変化を考慮することなく、低い精度の検出手段であって
も確実にインク切れを検出することができる。請求項5
記載の発明によれば、閾値が設定されてから一定時間経
過後に閾値を自動的に再設定しているので、検出手段に
備えられたフォトセンサ等が経時変化したり、ユーザに
よる使用環境に変化があった場合にでも確実にインク切
れを検出することができる。
する時期として、レポートを出力する度に検出手段の閾
値を最適なものに調整することができ、検出手段の経時
変化を考慮することなく、低い精度の検出手段であって
も確実にインク切れを検出することができる。請求項5
記載の発明によれば、閾値が設定されてから一定時間経
過後に閾値を自動的に再設定しているので、検出手段に
備えられたフォトセンサ等が経時変化したり、ユーザに
よる使用環境に変化があった場合にでも確実にインク切
れを検出することができる。
【0062】請求項6記載の発明によれば、閾値が設定
されてからインクの有無の検出動作の指示が行なわれる
度に閾値を自動的に再設定しているので、検出手段に備
えられたフォトセンサ等が経時変化したり、ユーザによ
る使用環境に変化があった場合にでも確実にインク切れ
を検出することができる。請求項7記載の発明によれ
ば、閾値が設定されてから記録紙の印字枚数が所定枚数
に達する度に閾値を自動的に再設定しているるので、検
出手段に備えられたフォトセンサ等が経時変化したり、
ユーザによる使用環境に変化があった場合にでも確実に
インク切れを検出することができる。
されてからインクの有無の検出動作の指示が行なわれる
度に閾値を自動的に再設定しているので、検出手段に備
えられたフォトセンサ等が経時変化したり、ユーザによ
る使用環境に変化があった場合にでも確実にインク切れ
を検出することができる。請求項7記載の発明によれ
ば、閾値が設定されてから記録紙の印字枚数が所定枚数
に達する度に閾値を自動的に再設定しているるので、検
出手段に備えられたフォトセンサ等が経時変化したり、
ユーザによる使用環境に変化があった場合にでも確実に
インク切れを検出することができる。
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置を備えた
ファクシミリ装置の第1実施例を示すブロック図であ
る。
ファクシミリ装置の第1実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】第1実施例の記録紙の搬送機構の概略構成図で
ある。
ある。
【図3】(a)は黒マークをセンサがサンプリングする
状態を示す図であり、(b)はそのときのセンサの出力
電圧を示す図である。
状態を示す図であり、(b)はそのときのセンサの出力
電圧を示す図である。
【図4】第1実施例の閾値を設定する処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】図4のBnで示す箇所に挿入されるフローチャ
ートである。
ートである。
【図6】第1実施例の(a)はセンサで読取られる白レ
ベルの変動幅を示す図であり、(b)は黒レベルの変動
幅を示す図である。
ベルの変動幅を示す図であり、(b)は黒レベルの変動
幅を示す図である。
【図7】(a)は正常に読取られる白レベルと黒レベル
の出力値の閾値を示す図、(b)はセンサの経時劣化に
よって白レベルと黒レベルが重なる状態を示す図、
(c)はセンサの経時劣化によって白レベルと黒レベル
が近接する状態を示す図である。
の出力値の閾値を示す図、(b)はセンサの経時劣化に
よって白レベルと黒レベルが重なる状態を示す図、
(c)はセンサの経時劣化によって白レベルと黒レベル
が近接する状態を示す図である。
【図8】閾値を設定する他の態様の処理を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図9】閾値を設定する他の態様の処理を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図10】閾値を設定する他の態様の処理を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図11】本発明に係るインクジェット記録装置を備えた
ファクシミリ装置の第2実施例を示すブロック図であ
る。
ファクシミリ装置の第2実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】記録紙の白地部分の出力電圧に応じて割り当て
られた閾値を示す図である。
られた閾値を示す図である。
【図13】第2実施例の閾値を設定する処理を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図14】第2実施例の閾値を設定する処理を示す他のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図15】第2実施例の閾値を設定する処理を示す他のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図16】第2実施例の閾値を設定する処理を示す他のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
2 CPU(比較手段、判定手段、閾値設定手段、検
出手段、閾値再設定手段、記録紙計数手段) 4 操作表示部(指示手段) 9、32 インクジェット記録装置 12 RAM 16a インクジェットヘッド(マーク印字手段) 16b インクカートリッジ 17 インクエンドマーク検出手段(検出手段) 18 インクカートリッジ検出センサ(インクカートリ
ッジ検出手段) 31 タイマー(計時手段) 36 インク濃度検出部(検出手段)
出手段、閾値再設定手段、記録紙計数手段) 4 操作表示部(指示手段) 9、32 インクジェット記録装置 12 RAM 16a インクジェットヘッド(マーク印字手段) 16b インクカートリッジ 17 インクエンドマーク検出手段(検出手段) 18 インクカートリッジ検出センサ(インクカートリ
ッジ検出手段) 31 タイマー(計時手段) 36 インク濃度検出部(検出手段)
Claims (7)
- 【請求項1】インクジェット記録装置のインク切れ検出
装置において、 記録紙の任意の位置にマークを印字するマーク印字手段
と、 該マークの濃度と記録紙の無印部分の白地濃度を検出す
る検出手段と、 該検出手段によって検出されたマークの濃度と白地部分
の濃度とを比較する比較手段と、 該比較手段の比較結果に基づいて、インクジェット記録
装置がインク切れであるか否かを判定する判定手段と、 前記検出手段によって検出されたマークの濃度と白地の
濃度の変化に追従して前記比較手段のマークの濃度と白
地部分の濃度の閾値を適宜設定する閾値設定手段と、を
備えたことを特徴とするインクジェット記録装置のイン
ク切れ検出装置。 - 【請求項2】インクジェット記録装置にインクカートリ
ッジが装着されたことを検出するインクカートリッジ検
出手段を有し、 前記閾値設定手段が、インクカートリッジの装着時に、
検出手段によって検出されたマークの濃度と白地部分の
濃度に応じて前記比較手段のマークと白地部分の濃度の
閾値を再設定することを特徴とする請求項1記載のイン
クジェットヘッド記録装置のインク切れ検出装置。 - 【請求項3】前記閾値設定手段は、判定手段によりイン
ク切れと判定された後、インクカートリッジ検出手段に
よってインクカートリッジが装着されたことが検出され
た後、検出手段によって検出されたマークの濃度と白地
部分の濃度に応じて前記比較手段のマークと白地部分の
濃度の閾値を再設定することを特徴とする請求項2記載
のインクジェットヘッド記録装置のインク切れ検出装
置。 - 【請求項4】前記マーク印字手段は、出力レポートの任
意の位置にマークを印字するように構成され、 前記閾値設定手段は、出力レポートの出力時に検出手段
によって検出されたマークの濃度と白地部分の濃度に応
じて前記比較手段のマークと白地部分の濃度の閾値を再
設定することを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
トヘッド記録装置のインク切れ検出装置。 - 【請求項5】記録紙に印字されたインクエンドマークの
有無を検出することによってインクカートリッジ内のイ
ンクの有無を検出するインクジェット記録装置のインク
切れ検出装置において、 前記インクエンドマークの濃度と記録紙の白地部分の白
地濃度を検出し、このインクエンドマークの濃度および
白地部分の濃度を閾値と比較することにより、インクジ
ェット記録装置のインクの有無を検出する検出手段と、 時間を計時する計時手段と、 前記検出手段の閾値を設定してから計時手段が一定時間
計時したとき、この計時手段からの出力情報に基づいて
該検出手段の閾値を自動的に再設定する閾値再設定手段
と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置
のインク切れ検出装置。 - 【請求項6】記録紙に印字されたインクエンドマークの
有無を検出することによってインクカートリッジ内のイ
ンクの有無を検出するインクジェット記録装置のインク
切れ検出装置において、 前記インクエンドマークの濃度と記録紙の白地部分の白
地濃度を検出し、このインクエンドマークの濃度および
白地部分の濃度を閾値と比較することにより、インクジ
ェット記録装置がインクの有無を検出する検出手段と、 前記検出手段によってインクの有無の検出動作を行なう
ように指示する指示手段と、 前記検出手段の閾値を設定してから前記指示手段によっ
てインクの有無の検出動作の指示が行なわれたとき、該
検出手段の閾値を自動的に再設定する閾値再設定手段
と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置
のインク切れ検出装置。 - 【請求項7】記録紙に印字されたインクエンドマークの
有無を検出することによってインクカートリッジ内のイ
ンクの有無を検出するインクジェット記録装置のインク
切れ検出装置において、 前記インクエンドマークの濃度と記録紙の白地部分の白
地濃度を検出し、このインクエンドマークの濃度および
白地部分の濃度を閾値と比較することにより、インクジ
ェット記録装置がインクの有無を検出する検出手段と、 記録紙が印字される度に印字された記録紙の数を計数す
る記録紙計数手段と、 前記検出手段の閾値を設定してから記録紙計数手段の計
数値が所定値に達したとき、この記録紙計数手段の出力
情報に基づいて検出手段の閾値を自動的に再設定する閾
値再設定手段と、を備えたことを特徴とするインクジェ
ット記録装置のインク切れ検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8017245A JPH09136434A (ja) | 1995-09-11 | 1996-02-02 | インクジェット記録装置のインク切れ検出装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23232695 | 1995-09-11 | ||
JP7-232326 | 1995-09-11 | ||
JP8017245A JPH09136434A (ja) | 1995-09-11 | 1996-02-02 | インクジェット記録装置のインク切れ検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09136434A true JPH09136434A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=26353734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8017245A Pending JPH09136434A (ja) | 1995-09-11 | 1996-02-02 | インクジェット記録装置のインク切れ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09136434A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005067088A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Seiko Epson Corp | 印刷動作状態判定装置、印刷装置及び印刷動作状態判定方法 |
JP2007054970A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 印刷装置、ノズル異常検査方法、およびプログラム |
JP2015052915A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 富士通フロンテック株式会社 | 通帳プリンタ装置、その頁マーク読み取り方法、及びプログラム |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP8017245A patent/JPH09136434A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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