JPH07100711A - ネジ切り旋盤装置 - Google Patents
ネジ切り旋盤装置Info
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- JPH07100711A JPH07100711A JP24709693A JP24709693A JPH07100711A JP H07100711 A JPH07100711 A JP H07100711A JP 24709693 A JP24709693 A JP 24709693A JP 24709693 A JP24709693 A JP 24709693A JP H07100711 A JPH07100711 A JP H07100711A
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Abstract
動モータ20を駆動してパイプPをクランプし、トルク
リミッター22の作用により同クランプ動作を停止す
る。その後パイプ径検出手段によりパイプPの径を検出
し、検出されたパイプ径に基づいて駆動モータ36駆動
してネジ切り長セット部34を所定のセットピン43が
本体側の対向ピン48に対向するまで回転させる。主軸
駆動モータ3により主軸2が駆動されると主軸2が回転
しながら矢印C方向に移動してダイヘッドによりパイプ
P先端部よりネジ切りが開始される。セットピン43が
上記対向ピン48に当接したところで、主軸2の移動を
停止してネジ切り動作を停止するように構成する。 【効果】 従来面倒であったパイプのクランプ、ネジ切
り長さ設定等の操作を自動化したため、簡単な操作でネ
ジ切りを行うことのできるネジ切り旋盤装置を提供でき
る。
Description
ず、容易にネジ切り作業を行うことができるネジ切り旋
盤装置に関するものである。
切り用の旋盤装置が実用されている。かかる装置は一般
に、パイプをクランプするバイスクランプ部、保持した
パイプの先端部にネジ切りを行うダイヘッド部、ダイヘ
ッド部内のチェーザ歯をネジ切り初期位置に設定する切
上げレバー、ダイヘッドを回転駆動する駆動モータ、ネ
ジ切り長さ設定部等から構成されており、旋盤の操作者
はネジ切り動作を開始するにあたり、まず上記切上げレ
バーを倒してダイヘッド内のチェーザ歯をネジ切り初期
位置に設定し、さらにネジ切り長さ設定部の調整ダイヤ
ル等で上記パイプ径に応じたネジ切り長さを設定し、そ
の後パイプを上記クランプ部に挿入してクランプハンド
ル等を回して上記クランプ部でパイプをクランプし、そ
の後始動レバーを正転に倒し、スタートボタンを押すと
いう操作を必要としている。
操作してチェーザ歯を開き、ダイヘッドを逆転させてパ
イプ先端からダイヘッドを外し、バイスクランプ部のハ
ンドルを緩めて同クランプ部からパイプを取り出すとい
う動作を行う必要がある。
装置によると、上述のようにその操作手順が複雑で面倒
であり、また操作手順を誤ると危険であるとの欠点があ
った。さらに、パイプのクランプハンドルの締め付け具
合等、ある程度の慣れを必要とする操作も含まれてお
り、全操作を習熟するには時間がかるとの欠点があっ
た。
歯では対応できない場合があり、その都度ダイヘッドの
ネジ切り歯を取り換える必要があり面倒であるとの欠点
があった。
種操作を自動化することにより、従来の操作手順を大幅
に簡略化し、簡単な操作でネジ切りを行うことのできる
ネジ切り旋盤装置を提供することを目的とする。
するために、第1に、パイプをクランプ部材でクランプ
するバイスクランプと、本体に軸支され主軸駆動手段に
より回転しながら前進可能に取付けられた主軸と、同主
軸の一端に固定されネジ切り歯を具備するダイヘッドと
を備え、上記クランプ部材でクランプされた上記パイプ
の先端部より上記ダイヘッドのネジ切り歯により同パイ
プにネジを切るネジ切り旋盤装置において、上記クラン
プ部材を駆動するクランプ駆動手段と、上記クランプ部
材がパイプをクランプした状態でのトルクを検出してク
ランプ動作を停止させるトルク検出手段と、上記クラン
プ部材が上記パイプをクランプした状態において上記ク
ランプ部材の停止位置に基づいて上記パイプの径を検出
するパイプ径検出手段と、該パイプ径検出手段で検出さ
れたパイプ径に基づいて上記主軸の移動量を設定するこ
とでネジ切り長さを設定するネジ切り長設定手段とを設
けたものであることを特徴とするネジ切り旋盤装置、第
2に、上記ダイヘッドに上記ネジ切り歯を同ヘッドの半
径方向に摺動可能に設け、シリンダーにより上記ネジ切
り歯をダイヘッド中心方向に摺動して同ネジ切り歯をネ
ジ切り位置に移行させるものであることを特徴とする上
記第1記載のネジ切り旋盤装置、第3に、上記主軸の一
端に2つのダイヘッドを接続し、両ダイヘッドのネジ切
り歯の内、何れか一方のダイヘッドのネジ切り歯をシリ
ンダーにより選択的にダイヘッド中心方向に摺動し得る
ように構成したものであることを特徴とする第1に記載
のネジ切り旋盤装置、第4に、上記クランプ駆動手段
は、上記クランプ部材を近接又は離間する方向に駆動す
るギヤと、該ギヤを回転駆動するギヤ駆動手段とよりな
り、上記トルク検出手段は上記ギヤ駆動手段の駆動力を
上記ギヤに伝達するように設けられると共に、上記クラ
ンプ部材による上記パイプのクランプ状態での上記ギヤ
のトルクを検出するものであることを特徴とする上記第
1又は2又は3記載のネジ切り旋盤装置、第5に、上記
パイプ径検出手段は、クランプ部材に設けられたピン
と、同ピンに近接して設けられた近接センサーとよりな
り、該近接センサーによりパイプクランプ時の上記クラ
ンプ部材の停止位置における上記ピンの位置を検出し、
該位置に基づいてパイプ径を検出するものであることを
特徴とする上記第1又は2又は3又は4記載のネジ切り
旋盤装置、第6に、上記ネジ切り長設定手段は、パイプ
径に対応した複数の長さの異なるセットピンを有し、上
記主軸と共に前進後退可能に設けられたセット部と、上
記本体側の上記セットピンに対向する位置に固定された
対向ピンと、上記パイプ径検出手段で検出されたパイプ
径に基づいて上記セット部を回転させて所定のセットピ
ンを上記対向ピンに対向させるセット部駆動手段とより
成り、上記主軸の前進に伴って上記セットピンと上記対
向ピンとの接触により上記主軸の移動量を設定するもの
であることを特徴とする上記第1又は2又は3又は4又
は5記載のネジ切り旋盤装置、第7に、上記パイプ径検
出手段で検出されたパイプ径に対応する複数の検出孔の
穿設された回転盤を上記セット部に固定し、同回転盤の
検出孔を識別し得る検出センサーを設け、上記セット部
駆動手段は、パイプ径検出手段で検出されたパイプ径に
基づいて上記検出センサーが所定のセット孔を検出する
まで上記セット部と共に上記セット盤を回転させるもの
であることを特徴とする上記第6記載のネジ切り旋盤装
置、との各構成からなるものである。
装置の動作開始操作を行うと、クランプ駆動手段が駆動
されてパイプがクランプ部材によりクランプされパイプ
が同部材に強固に保持される。このとき、トルク検出手
段が上記パイプをクランプした状態でのトルクを検出し
て上記クランプ部材のクランプ動作を停止する。かかる
パイプのクランプが終了すると、パイプ径検出手段が上
記クランプ部材の停止位置に基づいてパイプの径を検出
する。パイプ径が検出されると、ネジ切長設定手段によ
り同パイプ径に基づいて予め設定されていた主軸の移動
量が設定され、その後主軸駆動手段により上記主軸が回
転駆動される。同主軸は上記駆動手段の駆動により回転
しながら前進し、ネジ切り歯を以って上記パイプの先端
部よりネジ切りを行う。そして上記設定された移動量に
なったところで前進を停止し、ネジ切り動作を停止す
る。
ヘッドの半径方向に摺動自在に設けたネジ切り歯をネジ
切り位置、即ちネジ切り歯がパイプの外周に接触し得る
位置に設定することができ、作成すべきネジの高さ等に
応じて同歯の摺動量を予め設定しておけば、ネジ切り動
作前にネジ切り歯を上記アクチエータにより所定のネジ
切り初期位置に設定できる。
ヘッドに装着しておけば、作成すべきネジの種類に応じ
て何れのネジ切り歯でネジ切りを行うかを選択すること
ができる。
を介して互いに近接する方向に駆動され、パイプをクラ
ンプする。このとき、トルク検出手段は上記ギヤのトル
クを検出し、所定のトルクを検出すると上記ギヤの駆動
を停止して、上記クランプ部材によるクランプ動作を停
止する。
径検出手段はクランプ部材の停止位置における同部材に
設けられたピンの位置を近接センサーにより検出し、同
ピンの位置に基づいて上記パイプの径を検出する。
てセット部を回転させ、上記パイプ径に対応する所定の
セットピンを本体側の対向ピンに対向させる。その後、
上記セットピンが上記対向ピンに当接するまで上記主軸
が駆動され、その移動量に対応したネジ切り長さでパイ
プにネジが切られる。
施例を示す側面図、図2は同装置の正面図である。これ
らの図において、1は本体であり内部に前後方向に主軸
2が水平に軸支されており、同主軸2は同本体1内下部
に設けられた主軸駆動用モータ3によりクラッチ、ギア
等(図示せず)の周知の構成を介して矢印A又はB方向
に回転駆動され、かかる回転により同主軸2は矢印C又
はD方向に前進後退自在に設けられている。該主軸2の
かかる前進後退は上記本体1内に設けられた雌ネジ部と
同主軸2外周面適所に設けられた雄ネジ部との雌雄螺合
関係等の周知の構成により実現することができる。
乃至4e(図3参照)、5a乃至5eを具備する2つの
ダイヘッド4、5が並設状態で固定されている。上記チ
ェーザ歯4a乃至4eと5a乃至5eは歯の種類が異な
っており、パイプの径、作成すべきネジのピッチ等、ネ
ジの種類によって何れのチェーザ歯でネジを切るかの選
択が可能となっている。両ダイヘッド4、5は上記主軸
2とともに矢印A方向に回転しながら、矢印C方向に前
進し上記複数のチェーザ歯によりパイプP外周面にネジ
を切るものである。
に5本のチェーザ歯4a乃至4eがその先端の歯部を中
心に向けて半径方向に放射状に設けられている。これら
チェーザ歯は切上レバー6を矢印E方向に駆動すること
により、上記ダイヘッド4内部に設けられたカム機構
(図示せず)により同ダイヘッド4の中心部(図4矢印
方向)に向かって所定量摺動され、予め設定されたパイ
プ径に対応したネジ切り初期位置(図4中仮想線で示す
位置)に移行するようになっている。上記チェーザ歯4
a乃至4eの上記摺動量は作成すべきネジの高さ等に基
づいて予め設定できるようになっている。
端部は上記各チェーザ歯4a乃至4eの先端部前面側に
当たって同パイプPの挿入位置が決定される(図4参
照)。上記ダイヘッド5における上記チェーザ歯5a乃
至5e、切上レバー6’等の構成はチェーザ歯の種類が
異なるのみでその他の構成は上記ダイヘッド4、上記切
上レバー6等と同様であるため便宜上それらの説明は省
略する。
上レバー駆動プッシャー(アクチエータ)であり、上記
本体1の上記ダイヘッド4後方に設置されている。同プ
ッシャー7はスタートボタンS1の押圧に基づいてエア
ーシリンダー8が矢印F方向に伸長し、同シリンダー8
先端に設けられた駆動部9がレール10に沿って移動す
ることで同駆動部9のピン9aが上記切上レバー6を矢
印E方向に駆動して上記チェーザ歯を上記ネジ切り初期
位置に設定するようになっている(図4仮想線参照)。
5前方に設置された切上レバー駆動プッシャーである。
かかるプッシャー7’は上記ダイヘッド4の切上レバー
駆動プッシャー7と同様の構成であり、同プッシャー
7’に対応するスタートボタンS1’の押圧により上記
切上レバー6’を駆動するものである。
り(図3,図5参照)、上記主軸2と平行に配置された
シャフト11に沿って、上記ダイヘッド4,5に各々対
応して設けられており、常時は図3の実線位置の状態に
あり、上記ダイヘッド4,5の切上レバー6,6’に干
渉しない位置に収納されている。同カム11a,11b
は後述するネジ切り動作終了時にシーケンサー57(図
13参照)からの信号に基づいてプランジャー12によ
り矢印G方向に回転駆動され、図3の仮想線位置まで回
動する。そして、その位置で回転してくるダイヘッド4
又は5の切上レバー6又は6’に当接して同切上レバー
6を解除するものである。尚、これにより上記各チェー
ザ歯は後退し、パイプPの外周面から離間する。
て上記本体1上方に固定されたバイスクランプであり
(図2,図6参照)、機函13’前面にパイプPの挿入
孔13aが設けられると共に、機函13’内部に同パイ
プPを挟持するバイスクランプ14を有している。同ク
ランプ14は図6に示すように2つのクランプ部14
a、14bからなり、機函13’の上下位置にナット1
5,・・、ベアリング16,・・で回転自在に挿通支持
された水平螺杆17,18に、各々ネジ穴14a’14
a”、14b’、14b”を以って螺合されている。ま
た、上記クランプ部14a,14bの対向する面には互
いに直交する面からなるクランプ面14c、14dが形
成されている。
用のギヤ19に噛合しているギヤ17a、18aを有し
ており、上記本体1に固定されたバイスクランプ駆動用
モータ20(ギヤ駆動手段)の回転に基づいて、チエン
21、トルクリミッター(トルク検出手段)22、同リ
ミッター22の軸22aに接続された上記ギヤ19の回
転に基づいて、各々同方向に回転駆動されるようになっ
ている。上記各バイスクランプ部14a,14bの上記
各ネジ穴14a’,14a”とネジ穴14b’,14
b”とは互いに逆ネジとなるようにネジが切られてお
り、上記水平螺杆17,18の正又は逆方向の回転によ
り両クランプ部14a,14bは互いに近接する方向又
は離間する方向に水平移動して、上記クランプ面14
c,14dでパイプPをクランプ、アンクランプできる
ようになっている。
ランプ14がそのクランプ面14c,14dでパイプP
をクランプして所定のトルクを検出したとき、自らの回
転を停止して上記水平螺杆17,18を介して上記クラ
ンプ部14a,14bの水平移動を停止するものであ
る。尚、同トルクリミッター22の回転停止は同トルク
リミッター22に近接して設けられた近接スイッチ23
で検出し、シーケンサー57を介して上記駆動モータ2
0の回転を停止するようになっている。
プ径検出センサー部(パイプ径検出手段)であり、機函
13’の側面に設けられた一対の突出部24a,24
b、同突出部24a,24bの所定位置に設けられた5
つの近接センサー25乃至29、及び一端を上記クラン
プ部14aの側面に固定され他端を上記機函13’を介
して上記突出部24a,24b間に挿入されたドグ(ピ
ン)30により構成されている。上記パイプ径検出セン
サー部24は上記バイスクランプ14によりパイプPの
クランプが終了した時点での上記ドグ30の右側先端位
置を上記何れかの近接センサー25乃至29で検出する
ことでパイプPの外径を測定するものである。
1/4と11/2インチ用センサー、近接センサー26は3.
31/2インチ用センサー、近接センサー27は1インチ
用センサー、近接センサー28は2インチ用センサー、
近接センサー29はバイス解放限界位置検出用センサー
である。
ると、シーケンサー57にその旨信号が送出され、同シ
ーケンサー57は検出された径に対応したネジ切り長を
後述するネジ切り長設定部32にて自動的に設定するこ
とになる。
に設けられたスリーブであり、上記主軸2とはベアリン
グ等を介して主軸2の回転方向(矢印A,B方向)には
固定した状態で接続されており、上記主軸2の矢印C,
D方向の移動に伴って主軸2と共に同方向に移動するも
のである。
方に突出する支持杆31a先端部に固定されたネジ切り
長設定部(ネジ切り長設定手段)であり、案内シャフト
33に挿通され上記支持杆31aに一体的に設けられた
円筒状の支持部31bと、同支持部31bの内部におい
て上記案内シャフト33に挿通され同シャフト33の回
りを矢印H方向(図9参照)に回転可能な円筒状のネジ
長セット部34と、同ネジ長セット部34に一体的に設
けられたプーリ34aをタイミングベルト35、プーリ
36aを介して回転駆動する駆動モータ36と、上記プ
ーリ34aの後面に固定されて上記セット部34と共に
回転し、盤面に複数のセット孔50乃至54を有するネ
ジ長セット盤(回転盤)37(図12参照)と、上記ネ
ジ長セット盤37の上部後面に近接して配置され一端を
上記支持杆31aに固定された3つの近接センサー3
8,39,40と、上記ネジ長セット盤37盤面に接触
して設けられ支持杆41aの一端を本体1に固定された
後退検出センサー41からなるものである。
内部適所に固定され、他端には上記セット盤37の後退
位置を規制する位置規制フランジ42が固定されてい
る。上記ネジ長セット部34の前面には5本の長さの異
なるネジ長セットピン43乃至47が設けられており
(図9参照)、上記駆動モータ36によりベルト35を
介してセット部34が矢印H方向に回転駆動されること
により、所望のピンを本体側の案内シャフト33に固定
された対向ピン48に対向配置可能になっている。そし
て、上記主軸2の矢印C方向に移動により、上記対向配
置されたピン(例えばピン43)が上記対向ピン48に
当接することにより(図8参照)、その移動ストローク
Lによってネジ切り長さが決定される。また、上記対向
ピン48の表面には接触センサー49が設けられてお
り、シーケンサー57が上記ピンの接触を同接触センサ
ー49により検出することにより、上記プランジャー1
2が駆動され上記切上レバー解除カム11a,11bを
回転駆動して、上記チェーザ歯を後退させるようになっ
ている。
により上記セット部34と共に回転駆動されるもので、
その盤面には上記ネジ長セットピン43乃至47のそれ
ぞれに一対一に対応した5つのネジ長セット孔50乃至
54(図11,12参照)が穿設されている。上記セッ
ト盤37が上記駆動モータ36により回転駆動される
と、シーケンサー57により予め設定された何れかのセ
ット孔を上記センサー38,39,40が検出し、同検
出に基づいてシーケンサー57が駆動モータ36の回転
を停止し、検出されたセット孔(例えばセット孔50)
に対応するセットピン(例えば43)を対向ピン48に
対向させてネジ切り長さを設定するようになっている。
尚、上記セット孔50乃至54に対応する各パイプ径及
びセットピンは表1に示すように設定されている。
されたパイプ径が2インチでセット孔50を検出する場
合、セット孔50に対応する近接センサー39と40か
らの信号が入力したときに同孔50を検出したことを判
断できるように電気的に設定が行われる。また、上記駆
動モータ36、シーケンサー57とによりセット部駆動
手段が構成されている。
り換える切り換えレバーであり、本体1内に設けられた
ギヤ(図示せず)を切り換えることにより、主軸駆動モ
ータ3の駆動力を主軸2に伝えて同主軸2の正転、逆転
又は停止の各動作切り換えを行うものである。56は同
レバー55を切り換えるシリンダーであり、同シリンダ
ー56は各動作タイミングにおいて、シーケンサー57
からの指令により上記レバー55を各動作位置に切り換
えるものである。
ク図であり、上記各センサー24,38乃至40,4
1,49、モータ3,20,36、プッシャー7,
7’,56等はシーケンサー57に接続されており、ボ
タンS1又はS1’、及びスタートボタンS2の押圧に
基づいて動作が開始され、その後は各センサー等からの
信号に基づいて同シーケンサー57が順次各モータ等を
駆動しながら以下に示す動作手順に従って順次動作を行
うものである。尚、上記シーケンサー57は操作函58
(図2参照)内に収納されており、上記各センサー等と
電気的に接続されている。
者は作成すべきネジの種類、パイプPの径等によりダイ
ヘッド4,5の何れを使用するかを決定する。ここで
は、ダイヘッド4を選択することとし、同ダイヘッド4
に対応するボタンS1を押圧する。すると、切り上げレ
バー駆動プッシャー7が駆動され、同プッシャー7のシ
リンダー8が伸長し、駆動部9のピン9aにより切上レ
バー6が矢印E方向に駆動され、ダイヘッド4の各チェ
ーザ歯4a乃至4eが中心方向に予め設定された量だけ
摺動してネジ切り初期位置に移行する(図4仮想線参
照)。
プ13のパイプ挿入孔13aより機函13’内に入れ、
その先端が上記チェーザ歯の先端前面に当接する位置ま
で挿入し(図4参照)、スタートボタンS2を押す。
回転駆動され、チエン21、トルクリミッター22、駆
動用のギア19、ギア17a、18aを介して水平螺杆
17,18が回転駆動され、クランプ部14a,14b
が互いに近接する方向に駆動される。そして、各クラン
プ部14a,14bのクランプ面14c,14dが上記
パイプPの外周に接触してクランプしたとき、上記トル
クリミッター22はそのトルクを検出して自ら回転を停
止する。このとき、かかるトルクリミッター22の回転
停止を近接スイッチ23が検出すると、シーケンサー5
7はかかる検出に基づいて上記バイスクランプ駆動モー
タ20の回転を停止すると共に、パイプ径の検出動作を
行う。尚、上記パイプPはこの段階で上記バイスクラン
プ14により強固に固定される。
が停止すると、パイプ径検出センサー部24はそのとき
のドグ30の先端位置に対応する近接スイッチによりパ
イプ径を検出する。このとき、近接センサー28が上記
ドグ30先端位置を検出し、上記シーケンサー内部でパ
イプ径が2インチであることが検出されたとする。する
と、上記シーケンサー57は次のネジ切り長設定動作に
おいて、近接センサー38乃至40から信号が入力した
とき、2インチ検出用のネジ長セット孔50の検出信号
を認識できるように予め設定を行う。また上記設定と共
にネジ長セット盤37の駆動モータ36を駆動すること
により、タイミングベルト35を介してネジ長セット部
34の回転駆動を開始する。
盤37も回転し、上記近接センサー39,40が2イン
チ用のセット孔50を検出した時、シーケンサー57は
かかる検出信号を認識し、同検出に基づいて駆動モータ
36の回転を停止する。このとき、上記ネジ長セット部
34の回転により、対向ピン48には上記セット孔50
に対応するネジ長セットピン43が対向配置されてい
る。
ー55をシリンダー56により正転側に切り換え、その
後主軸2の駆動モータ3を駆動する。同モータ3の回転
により、主軸2は矢印A方向に回転しながら徐々に矢印
C方向移動して行き、同方向への移行に従ってパイプP
の先端位置からチェーザ歯4a乃至4eによりネジが切
られて行く。
に矢印C方向に移行していくが、同主軸2の移行に従っ
て、ネジ切り長設定部32も矢印C方向に移行し、上記
セットピン43が上記本体1内の対向ピン48に当接す
ると(図8の状態)、接触センサー49がこれを検出す
る。シーケンサー57は同接触センサー49からの検出
信号の入力に基づいて、プランジャー12を駆動して切
上レバー解除カム11aを矢印G方向に回転駆動する。
従って、上記カム11aは図3の仮想線位置に移行す
る。すると、回転しているダイヘッド4の上記切上レバ
ー6が上記カム11aに当接し、同切上レバー6が解除
されるため、チェーザ歯4a乃至4eが開き、同歯がパ
イプP外周面から離間する。
した後、シリンダー56により切換えレバー55を停止
の位置に駆動し、主軸2の回転を停止する。これによ
り、ネジ切り動作が終了する。
により切換えレバー55を逆転の位置にする。従って、
主軸2は矢印B方向に回転しながら矢印D方向に後退し
ていき、後退検出センサー41にネジ長セット盤37の
盤面が接触すると同センサー41の検出信号がシーケン
サー57に入力する。同シーケンサー57は同信号に基
づいてシリンダー56により切換レバー55を停止の位
置にした後、主軸駆動モータ3を停止し、主軸の後退を
停止する。
ランプ駆動モータ20を逆方向に駆動し、バイスクラン
プ14を互いに離間する方向に駆動してパイプPのクラ
ンプを解除する。従って、その後、操作者はパイプPを
取り出せば良い。
行うにあたり、パイプPのクランプ、ネジ切り長の設定
等の面倒な操作をする必要がなく、各操作を自動的に行
えるようにしたものであるから、ネジ切り旋盤等の工作
機械の未経験者であっても容易に装置を使用することが
でき、操作法等の指導時間を含め、作業の大幅な効率化
を実現することができる。
続したことにより、作成すべきネジの種類に応じてネジ
切り歯4a乃至4e又は5a乃至5eを選択することが
でき、従来装置のように一々ネジ切り歯の差し替えをす
る必要がない。
イプクランプ時のトルクを検出してパイプPのクランプ
動作を停止するように構成したので、従来ある程度の習
熟を必要としていたパイプクランプ動作を自動化するこ
とができ、その構成も簡単である。
じて自動的に設定される構成であるため、調整ダイヤル
等でネジ切り長を設定する必要もなく、ネジ切り作業を
大幅に簡略化することができる。
を行うにあたり、パイプのクランプ、ネジ切り長の設定
等の面倒な操作をする必要がなく、各操作を自動的に行
えるようにしたものであるから、ネジ切り旋盤等の工作
機械の未経験者であっても容易に装置を使用することが
でき、操作方法等の指導時間を含め、作業の大幅な効率
化を実現することができる。
とにより、作成すべきネジの種類に応じてネジ切り歯を
選択することができ、ネジ切り歯の差し替えをする必要
がない。
時のトルクを検出してパイプのクランプ動作を停止する
ように構成したので、従来ある程度の習熟を必要として
いたパイプクランプ動作を自動化することができ、その
構成も簡単である。
て自動的に設定される構成であるため、調整ダイヤル等
でネジ切り長を設定する必要もなく、ネジ切り作業を大
幅に簡略化することができる。
面図である。
大正面図である。
き拡大側面図である。
ある。
ある。
を示すネジ切り長設定部近傍の拡大側面図である。
拡大背面図である。
る。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 パイプをクランプ部材でクランプするバ
イスクランプと、本体に軸支され主軸駆動手段により回
転しながら前進可能に取付けられた主軸と、同主軸の一
端に固定されネジ切り歯を具備するダイヘッドとを備
え、上記クランプ部材でクランプされた上記パイプの先
端部より上記ダイヘッドのネジ切り歯により同パイプに
ネジを切るネジ切り旋盤装置において、 上記クランプ部材を駆動するクランプ駆動手段と、 上記クランプ部材がパイプをクランプした状態でのトル
クを検出してクランプ動作を停止させるトルク検出手段
と、 上記クランプ部材が上記パイプをクランプした状態にお
いて上記クランプ部材の停止位置に基づいて上記パイプ
の径を検出するパイプ径検出手段と、 該パイプ径検出手段で検出されたパイプ径に基づいて上
記主軸の移動量を設定することでネジ切り長さを設定す
るネジ切り長設定手段とを設けたものであることを特徴
とするネジ切り旋盤装置。 - 【請求項2】 上記ダイヘッドに上記ネジ切り歯を同ヘ
ッドの半径方向に摺動可能に設け、アクチエータにより
上記ネジ切り歯をダイヘッド中心方向に摺動して同ネジ
切り歯をネジ切り位置に移行させるものであることを特
徴とする請求項1記載のネジ切り旋盤装置。 - 【請求項3】 上記主軸の一端に2つのダイヘッドを接
続し、両ダイヘッドのネジ切り歯の内、何れか一方のダ
イヘッドのネジ切り歯をアクチエータにより選択的にダ
イヘッド中心方向に摺動し得るように構成したものであ
ることを特徴とする請求項1記載のネジ切り旋盤装置。 - 【請求項4】 上記クランプ駆動手段は、上記クランプ
部材を近接又は離間する方向に駆動するギヤと、該ギヤ
を回転駆動するギヤ駆動手段とよりなり、 上記トルク検出手段は上記ギヤ駆動手段の駆動力を上記
ギヤに伝達するように設けられると共に、上記クランプ
部材による上記パイプのクランプ状態での上記ギヤのト
ルクを検出するものであることを特徴とする請求項1又
は2又は3記載のネジ切り旋盤装置。 - 【請求項5】 上記パイプ径検出手段は、クランプ部材
に設けられたピンと、同ピンに近接して設けられた近接
センサーとよりなり、該近接センサーによりパイプクラ
ンプ時の上記クランプ部材の停止位置における上記ピン
の位置を検出し、該位置に基づいてパイプ径を検出する
ものであることを特徴とする請求項1又は2又は3又は
4記載のネジ切り旋盤装置。 - 【請求項6】 上記ネジ切り長設定手段は、 パイプ径に対応した複数の長さの異なるセットピンを有
し、上記主軸と共に前進後退可能に設けられたセット部
と、 上記セットピンに対向する上記本体側の位置に固定され
た対向ピンと、 上記パイプ径検出手段で検出されたパイプ径に基づいて
上記セット部を回転させて所定のセットピンを上記対向
ピンに対向させるセット部駆動手段とより成り、 上記主軸の前進に伴って上記セットピンと上記対向ピン
との接触により上記主軸の移動量を設定するものである
ことを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5記
載のネジ切り旋盤装置。 - 【請求項7】 上記パイプ径検出手段で検出されたパイ
プ径に対応する複数の検出孔の穿設された回転盤を上記
セット部に固定し、 同回転盤の検出孔を識別し得る検出センサーを設け、 上記セット部駆動手段は、パイプ径検出手段で検出され
たパイプ径に基づいて上記検出センサーが所定のセット
孔を検出するまで上記セット部と共に上記セット盤を回
転させるものであることを特徴とする請求項6記載のネ
ジ切り旋盤装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24709693A JP3215559B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | ネジ切り旋盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24709693A JP3215559B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | ネジ切り旋盤装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07100711A true JPH07100711A (ja) | 1995-04-18 |
JP3215559B2 JP3215559B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=17158374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24709693A Expired - Lifetime JP3215559B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | ネジ切り旋盤装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3215559B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7395743B2 (en) | 2003-12-25 | 2008-07-08 | Sankyo Seisakusho Co. | Lathe spindle unit and lathe apparatus |
CN108994399A (zh) * | 2018-10-13 | 2018-12-14 | 昆山艺可五金有限公司 | 一种圆形螺母的螺纹自动加工设备 |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP24709693A patent/JP3215559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7395743B2 (en) | 2003-12-25 | 2008-07-08 | Sankyo Seisakusho Co. | Lathe spindle unit and lathe apparatus |
CN100431755C (zh) * | 2003-12-25 | 2008-11-12 | 株式会社三共制作所 | 车床主轴单元及车床装置 |
CN108994399A (zh) * | 2018-10-13 | 2018-12-14 | 昆山艺可五金有限公司 | 一种圆形螺母的螺纹自动加工设备 |
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JP3215559B2 (ja) | 2001-10-09 |
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