JPH07100333B2 - 樹脂成形金型 - Google Patents

樹脂成形金型

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JPH07100333B2
JPH07100333B2 JP22453087A JP22453087A JPH07100333B2 JP H07100333 B2 JPH07100333 B2 JP H07100333B2 JP 22453087 A JP22453087 A JP 22453087A JP 22453087 A JP22453087 A JP 22453087A JP H07100333 B2 JPH07100333 B2 JP H07100333B2
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JP
Japan
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glass
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信之 渡辺
勉 西田
威信 大坪
忠彦 森垣
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、所定のガラスをインサートとして該ガラスの
周縁部に窓枠部材を一体に成形するための樹脂成形金型
に関する。
従来の技術 例えば自動車のリアサイドウインドについては、モジュ
ラーウインド工法と称してウインドガラスの周縁部に予
め合成樹脂製の窓枠部材(エンドラバー)を一体に接合
成形することが従来より行われている(例えば特開昭57
−1737号公報)。
そして、例えば第6図および第7図に示すようにウイン
ドガラス40の周縁部の一部にのみ窓枠部材41を一体成形
しようとする場合には、窓枠部材41が成形されないガラ
ス端面42を下型43側の基準面44に押付けてウインドガラ
ス40を位置決めするとともに、バキュームカップ45でウ
インドガラス40を吸着固定する。そのうち、上型46を型
締めして製品部空間Rに所定の樹脂材料を充填すること
で窓枠部材41が一体に接合成形されることになる。
発明が解決しようとする問題点 上記のような従来の型構造においては、窓枠部材41が成
形されない部位のガラス端面42を基準面44に押付けてウ
インドガラス40を位置決めするため、ウインドガラス40
の外周寸法がばらつくと、窓枠部材41が成形されるべき
ガラス端面47と上下型43,46との間に画成される製品部
空間Rの容積も変化することになる。したがって、一定
の成形条件(射出圧,射出量,射出時間等)で成形する
と、正規寸法に対して大きめのウインドガラスではガラ
ス割れが発生する一方、正規寸法に対して小さめのウイ
ンドガラスでは成形不足(ショートモールディングある
いはショートショットともいう)が発生する。その上、
1ショットで2つの製品をセット取りしようとすると、
上記のような理由から2つの製品部空間の容積が異なっ
てくるために2つの製品の成形条件が同一とならず、即
ち、例えば自動車の左右のオペラウインドパネルを製作
使用とする場合左右にて対称にならず対としては不良品
になってしまう。
本発明は以上のような点に鑑みて、とりわけガラスの寸
法ばらつきに左右されることなく製品部空間の容積を一
定に保つことができるようにした型構造を提供するもの
である。
問題点を解決するための手段 本発明の樹脂成形型においては、窓枠部材の製品部空間
内に突出した位置とこの位置とこの製品部空間から退避
した位置との間でスライド可能であって、前記突出時
に、窓枠部材が一体成形されるべきガラス端面に当接し
てガラスを位置決めする位置決めピンと、窓枠部材が成
形されないガラス端面に当接して、前記窓枠部材が一体
成形されるべきガラス端面を位置決めピンに押付けるス
ライドブロックと、前記位置決めピンにより位置決めさ
れたガラスを吸着して固定する吸着固定手段とを備えて
いるものである。
作用 上記の構造によれば、従来と異なり窓枠部材が成形され
るべきガラス端面を位置決めピンに押付けてガラスを位
置決めしているので、ガラスの寸法ばらつきがあっても
製品空間の容積は一定となる。そして、ガラスの寸法ば
らつきはスライドブロックの変位によって吸収される。
実施例 第1図〜第5図は本発明の一実施例を示す図で、特に第
1図は下型の平面図を示している。
第1図および第2図において、1は下型、2は上型、3
は下型1が取付けられる取付プレートである。また、4
はウインドガラス、5はウインドガラス4の周縁部の一
部に一体に成形される窓枠部材をそれぞれ示している。
下型1には、窓枠部材5が成形されるべきガラス端面6
に対して面直角方向(水平方向)にスライドする第1の
位置決めピン7と、同じく窓枠部材5が成形されるべき
ガラス端面8に対して上下方向にスライドする一対の第
2の位置決めピン9と、窓枠部材5が成形されないガラ
ス端面10に対して押付けられる一対のガイドブロック11
とが設けられている。12は同じく下型1に設けられた吸
着固定手段としてのバキュームカップである。
第1の位置決めピン7は、第3図に示すように下型1に
形成された取付孔13にスライド可能に挿入される一方、
コイルスプリング14により付勢力が与えられている。位
置決めピン7の後方には、位置決めピン7の後退限位置
(退避位置)を規制するストッパ15がプラグ16により締
付固定されている。そして、位置決めピン7が後退して
その後端面がストッパ15に着座した場合に、位置決めピ
ン7の先端面が製品部空間Rの壁面と面一となるように
位置決めピン7全体の長さが設定されている。
また位置決めピン7とストッパ15との間には空間17が画
成されており、この空間17に連通するようにしてエア供
給路18が形成されている。
すなわち、位置決めピン7は製品部空間R内に突出した
位置(第3図の仮想線位置P1)と製品部空間Rから退避
した位置(ストッパ15によって規制される後退限位置す
なわち第3図の実線位置)との間をガラス端面6と面直
角方向にスライド可能であって、前述したエア供給路18
から空間17にエアを導入することで第3図の仮想線位置
P1に保持することができる。
一方、第2の位置決めピン9は第2図に示すように下型
1に形成された取付孔19に上下動可能に挿入されてい
る。そして、コイルスプリング20、ストッパ21、プラグ
22、空間23およびエア供給路24を備えており、実質的に
第1の位置決めピン7と同じ構成となっている。したが
って、第2の位置決めピン9は製品部空間R内に突出し
た位置(第2図の仮想線位置P2と製品部空間Rから退避
した位置(ストッパ21によって規制される下降限位置す
なわち第2図の実線位置)との間を上下動可能であっ
て、エア供給路24から空間23にエアを導入することで第
2図の仮想線位置に保持することができる。
スライドブロック11は第2図および第4図にも示すよう
に一対のギブプレート25によって案内されており、矢印
A方向にスライドすることができる。そして、スライド
ブロック11のうちウインドガラス4の端面10と当接する
部分には弾性体26が取付けられている。スライドブロッ
ク11の後端にはスクリューシャフト27が相対回転可能に
連結されており、スクリューシャフト27は下型1側面の
ホルダブロック28のめねじ部29とねじ結合されている。
さらに各スクリューシャフト27にはフレキシブルなワイ
ヤ30が連結されており、このワイヤ30はギヤボックス31
の出力軸32に連結されている。
ギヤボックス31は取付プレート3に固定されており、ハ
ンドル33を回転操作することによってその減速出力が出
力軸32から取り出される。つまり、ハンドル33を正転ま
たは逆転させることによってワイヤ30を介してスクリュ
ーシャフト27が回され、そのスクリューシャフト27のリ
ードに応じてスライドブロック11が矢印A方向にスライ
ドするように構成されている。
次に上記のように構成された金型の作用について説明す
る。
先ず型開き状態において、第3図の空間17にエアを導入
して第1の位置決めピン7を第3図の仮想線位置P1まで
突出させ、同様に第2の位置決めピン9についても第2
図の仮想線位置まで上昇させておく。この時、スライド
ブロック11は後退させておく。
この状態で下型1の型面上にインサートとなるウインド
ガラス4をセットし、ハンドル33を回転操作してスライ
ドブロック11をガラス端面10に対して前進させる。その
結果、第2図に示すように弾性体26がガラス端面10に当
接してガラス4全体を押すことから、他のガラス端面6,
8がそれぞれ第1・第2の位置決めピン7,9に当接してウ
インドガラス4の位置決めがなされる。この時、ガラス
端面10と型面34との間には第5図のように隙間35ができ
るが、ガラス端面10側には窓枠部材5が成形されないの
で特に問題となることはない。
上記のようなウインドガラス4の位置決め完了を待って
バキュームカップ12を作動させると、バキュームカップ
12の負圧吸引作用によりウインドガラス4が吸着されて
固定される。
続いて、第1の位置決めピン7を後退させるとともに第
2の位置決めピン9を下降させ、さらにスライドブロッ
ク11も後退させた上で下型1と上型2とを型締めする。
この場合、スライドブロック11はハンドル33を逆転操作
することによって後退するのに対し、第1・第2の位置
決めピン7,9は空間17,23へのエア供給を断って大気解散
することによりコイルスプリング14,20の力によってそ
れぞれ第2図および第3図の実線位置まで後退もしくは
下降し、各位置決めピン7,9の先端は製品部空間Rの壁
面と面一となる。
そして、常法により図示外のスプルー部から製品部空間
Rに対して窓枠部材5の材料であるところの樹脂を充填
して成形する。
なお、第2図に示した第2の位置決めピン9のコイルス
プリング20は必ずしも必要としない。つまり、位置決め
ピン9の先端に樹脂充填圧が作用することによって位置
決めピン9を押戻すことができるからである。
発明の効果 以上のように本発明の金型構造においては、窓枠部材が
成形されるべき部位のガラス端面を可動式の位置決めピ
ンに押当てて位置決めするようにしているため、たとえ
ガラスの外形寸法がばらついても窓枠部材の製品部空間
の容積が変動することはない。したがって、樹脂過充填
によるガラス割れや成形不足による表面品質不良等を未
然に防止できる。また製品部空間の容積のばらつきの解
消により成形条件が一定になるため、1ショットで2つ
の成形品を同時に成形するいわゆるセット取りも容易に
実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す下型の平面説明図、第
2図は第1図のa−a線に沿う断面図、第3図は第1図
のb−b線に沿う断面図、第4図は第1図のc−c線に
沿う断面図、第5図は第1図のd−d線に沿う断面図、
第6図は従来の下型の平面説明図、第7図は第6図のe
−e線に沿う断面図である。 1…下型、2…上型、4…ウインドガラス、5…窓枠部
材、6,8,10…ガラス端面、7…第1の位置決めピン、9
…第2の位置決めピン、11…スライドブロック、12…バ
キュームカップ(吸着固定手段)、R…製品部空間。
フロントページの続き (72)発明者 森垣 忠彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−175422(JP,U) 実開 昭63−101517(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型内にガラスを配置し、このガラスをイン
    サートとしてガラスの周縁部の一部に窓枠部材を一体に
    成形するための金型構造において、窓枠部材の製品部空
    間内に突出した位置とこの製品部空間から退避した位置
    との間でスライド可能であって、前記突出時に、窓枠部
    材が一体成形されるべきガラス端面に当接してガラスを
    位置決めする位置決めピンと、窓枠部材が成形されない
    ガラス端面に当接して、前記窓枠部材が一体成形される
    べきガラス端面を位置決めピンに押付けるスライドブロ
    ックと、前記位置決めピンにより位置決めされたガラス
    を吸着して固定する吸着固定手段とを備えたことを特徴
    とする樹脂成形金型。
JP22453087A 1987-09-08 1987-09-08 樹脂成形金型 Expired - Fee Related JPH07100333B2 (ja)

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