JPH07100101A - 内視鏡撮像装置 - Google Patents

内視鏡撮像装置

Info

Publication number
JPH07100101A
JPH07100101A JP5253287A JP25328793A JPH07100101A JP H07100101 A JPH07100101 A JP H07100101A JP 5253287 A JP5253287 A JP 5253287A JP 25328793 A JP25328793 A JP 25328793A JP H07100101 A JPH07100101 A JP H07100101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera head
air supply
endoscope
air
ccu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5253287A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Omachi
健二 大町
Katsuyuki Saito
克行 斉藤
Wataru Ono
渉 大野
Shinkichi Tanizawa
信吉 谷沢
Yutaka Tatsuno
裕 龍野
Masao Uehara
政夫 上原
Masahiro Hagiwara
雅博 萩原
Hideki Koyanagi
秀樹 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5253287A priority Critical patent/JPH07100101A/ja
Publication of JPH07100101A publication Critical patent/JPH07100101A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置内の湿気を無くし、洗浄時等に侵入した
湿気による悪影響を受けないようにする。 【構成】 内視鏡に接続して内視鏡像を撮像する内視鏡
撮像装置のカメラヘッド2は、水密構造がとられてお
り、信号ケーブル3内に配設された送気管路20及び排
気管路21のそれぞれの先端側がカメラヘッド2内部ま
で延設されて水密構造内に連通している。送気管路20
に送気手段を接続して送気管路20を通してカメラヘッ
ド2内に送気を行い、排気管路21を通してカメラヘッ
ド2内の空気を排気することにより、カメラヘッド2内
の湿気を除去できるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡に接続され、該
内視鏡により得られた観察像を撮像する内視鏡撮像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡検査の際には、内視鏡の接眼部等
に内視鏡撮像装置を接続して、内視鏡によって得られた
観察像を撮像し、被検部位の内視鏡画像をモニタ等に表
示して観察、診断を行ったり、該内視鏡画像を記録装置
に記録したりすることが一般に行われている。
【0003】このような内視鏡撮像装置は、撮像光学系
や撮像素子を備えたカメラヘッド部と、このカメラヘッ
ド部に信号ケーブルを介して接続された信号処理部とを
有しており、カメラヘッド部は内視鏡に接続されて操作
者によって扱われるため、通常は検査後に薬液浸漬、ガ
ス滅菌などの方法によって洗浄、消毒が行われている。
【0004】内視鏡などを含む医療用器具を洗浄する際
には、高温、高圧、高湿度の雰囲気中において滅菌する
オートクレーブなどの滅菌方法が近年用いられつつあ
る。
【0005】しかし、従来の内視鏡撮像装置のカメラヘ
ッド部は、防水のため水密構造とはなっているが、オー
トクレーブのような高温、高圧、高湿度の環境での耐性
については考慮されておらず、オートクレーブによる滅
菌が可能となることが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
内視鏡撮像装置のカメラヘッド部では、高温、高圧、高
湿度の環境に耐性がある構造とはなっていなかったた
め、洗浄時にオートクレーブなど行うとカメラヘッド部
などに湿気が侵入し、湿気により光学部材や電気部材に
悪影響を与えて装置の機能を妨げてしまう恐れがあっ
た。また、カメラヘッド部などの装置内の湿気を制御す
る手段等も従来は設けられておらず、装置内に侵入した
湿気の除去とか装置内の乾燥などは容易に行うことがで
きなかった。
【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、装置内の湿気を無くすことができ、洗浄時等に
侵入した湿気による悪影響を受けないようにすることが
可能な内視鏡撮像装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡撮像
装置は、内視鏡に接続可能で該内視鏡により得られた観
察像を撮像する撮像手段を有しかつ水密構造のとられた
カメラヘッド部を備えた装置において、前記カメラヘッ
ド部の水密構造内に連通し内部へ送気を行うための送気
用連通部と、前記送気用連通部に接続され、前記撮像手
段の近傍に送気を行う送気手段と、前記カメラヘッド部
の水密構造内に連通し内部の空気の排気を行うための排
気用連通部とを備えたものである。
【0009】
【作用】送気手段により、カメラヘッド部の送気用連通
部を介して水密構造内部の撮像手段の近傍に送気を行う
と共に、カメラヘッド部の水密構造内部の空気を排気用
連通部を介して排気する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、図
1は内視鏡撮像装置を用いたシステムの全体構成を示す
構成説明図、図2はカメラヘッド部の構成を示す断面
図、図3は内視鏡用カメラ基端部のコネクタ部とCCU
の送気排気装置とを接続した状態の構成を示す構成説明
図である。
【0011】本実施例の内視鏡撮像装置は、撮像手段を
構成する撮像素子としてCCD等の固体撮像素子を備え
た内視鏡用カメラ1を有しており、この内視鏡用カメラ
1はカメラヘッド2の後端部より信号ケーブル3が延出
して構成されている。このカメラヘッド2は水が内部に
侵入しないよう水密構造となっている。また、信号ケー
ブル3の端部にはコネクタ部4が設けられ、このコネク
タ部4を介して内視鏡用カメラ1と画像信号処理を行う
CCU(カメラコントロールユニット)5とが着脱自在
に接続されるようになっている。
【0012】内視鏡用カメラ1のカメラヘッド部におい
て、カメラヘッド2の先端部には、撮像手段を構成する
撮像光学系として焦点距離調整用レンズを有するアダプ
タ6が接続され、このアダプタ6によって体腔内等を観
察可能な内視鏡7の接眼部に着脱自在に接続できるよう
になっている。また、内視鏡7は、側部にライトガイド
ケーブル8が連結され、このライトガイドケーブル8を
介して光源装置9と接続されるようになっている。な
お、カメラヘッド部においてカメラヘッドとアダプタと
を一体的に構成することも可能である。
【0013】CCU5は、信号ケーブル10を介してテ
レビモニタ11と接続されており、内視鏡7で結像し内
視鏡用カメラ1で撮像した被検体の観察画像をテレビモ
ニタ11に表示できるようになっている。
【0014】また、内視鏡用カメラ1を洗浄する際に使
用するコネクタ部4に装着可能な防水キャップ12が設
けられており、この防水キャップ12をコネクタ部4に
装着することによって内視鏡用カメラ1の水密状態を保
つことができるようになっている。
【0015】カメラヘッド2の具体的な構成を図2に示
す。カメラヘッド2の先端部にはカバーガラス13が水
密に接着され固定されている。カメラヘッド2の内部に
は、カバーガラス13の後方に赤外線カットやモワレ除
去を行う光学フィルタ群14が配置され、光学フィルタ
群14の後方に固体撮像素子15が配置されてそれぞれ
固定されている。固体撮像素子15の後方には信号処理
基板16が接続され、この信号処理基板16に信号ケー
ブル3内を挿通された信号線17が接続されており、信
号処理基板16を介して固体撮像素子15に対する信号
のやり取りが行われるようになっている。
【0016】内視鏡用カメラ1基端部のコネクタ部4を
CCU5に接続した状態の構成を図3に示す。前記信号
線17は信号ケーブル3内を通って後端部のコネクタ部
4まで延設され、コネクタ部4の端子18に接続されて
いる。コネクタ部4をCCU5のレセプタクル19に接
続すると、前記信号線17は端子18を介してCCU5
内の図示しない画像信号処理回路に接続されるようにな
っている。
【0017】さらに、信号ケーブル3内には、送気管路
20と排気管路21とが配設されており、それぞれの管
路の先端側はカメラヘッド2まで延設されて送気用連通
部及び排気用連通部を構成している。送気管路20の先
端部はカメラヘッド2先端側の光学フィルタ群14の前
方側部まで延設され、排気管路21の先端部はカメラヘ
ッド2後端側の例えば信号処理基板16の側部まで延設
され、それぞれがカメラヘッド2内部の空間に連通して
いる。
【0018】送気管路20及び排気管路21の後端側
は、コネクタ部4内を挿通してレセプタクル19に当接
するコネクタ部4の突き当て部4aまで延設されてお
り、この突き当て部4aで開口している。CCU5には
送気及び排気を行う送気排気装置22が設けられてお
り、送気排気装置22の送気管路23及び排気管路24
がレセプタクル19まで配設され端部で開口している。
また、この送気手段となる送気排気装置22には乾燥空
気を送気可能なコンプレッサ25が設けられており、こ
のコンプレッサ25に送気管路23の他端が接続されて
いる。一方、排気管路24の他端は送気排気装置22の
外部に開口している。
【0019】CCU5に内視鏡用カメラ1のコネクタ部
4を接続すると、内視鏡用カメラ1の送気管路20,排
気管路21と送気排気装置22の送気管路23,排気管
路24とがそれぞれ連通して内視鏡用カメラ1に送気排
気装置22が接続され、コンプレッサ25より送気管路
23,20を経てカメラヘッド2内へ乾燥空気を送気で
きると共に、カメラヘッド2内の空気を排気管路21,
24を経て外部へ排出できるようになっている。
【0020】以上のように構成された内視鏡撮像装置を
使用する際には、例えば検査前などに内視鏡用カメラ1
をCCU5に接続した状態でCCU5の送気排気装置2
2を動作させる。送気排気装置22のコンプレッサ25
より送出される乾燥空気は、送気管路23,20を通り
カメラヘッド2内部のカバーガラス13の内面付近に吹
き出される。そして、この乾燥空気はカメラヘッド2内
を循環し、循環した空気は排気管路21,24を通り送
気排気装置22より外部へ排出されることとなる。
【0021】このようにカメラヘッド部内部に連通する
送気管路及び排気管路を設けることにより、カメラヘッ
ド部内部へ乾燥空気を流入させることができ、これによ
りカメラヘッド部内部の湿気を完全に除去することが可
能となる。
【0022】洗浄時に例えばオートクレーブなどを行う
と水密構造となっていても装置内部に湿気が侵入する恐
れがあるが、本実施例によれば侵入した湿気を完全に除
去でき常に乾燥状態が保たれるため、カバーガラス1
3、光学フィルタ群14あるいは固体撮像素子15に曇
りが生じることがなくなると共に、湿気による固体撮像
素子15、信号処理基板16のショート、劣化等の悪影
響がなくなる。すなわち、内視鏡用カメラをオートクレ
ーブ可能な構造にできると共に、洗浄時等に侵入した湿
気による悪影響を防止して常に正常に機能させることが
可能となる。
【0023】図4は本発明の第2実施例に係る内視鏡撮
像装置のカメラヘッド部の構成を示す断面図である。
【0024】第2実施例は、排気管路を設けずにカメラ
ヘッドに圧力弁を設けた例であり、他の部分は第1実施
例と同様であるので省略し、カメラヘッドのみの構成を
説明する。
【0025】カメラヘッド31の先端部にはカバーガラ
ス13が水密に接着され固定されている。カメラヘッド
31の内部には、カバーガラス13の後方に光学フィル
タ群14が配置され、光学フィルタ群14の後方に固体
撮像素子15が配置されてそれぞれ固定されている。固
体撮像素子15の後方には信号処理基板16が接続さ
れ、この信号処理基板16に信号ケーブル3内を挿通さ
れた信号線17が接続されており、信号処理基板16を
介して固体撮像素子15に対する信号のやり取りが行わ
れるようになっている。
【0026】カメラヘッド31に接続された信号ケーブ
ル3内には送気管路20のみが設けられており、送気管
路20の先端部はカメラヘッド31先端側の光学フィル
タ群14の前方側部まで延設され、カメラヘッド31内
部の空間に連通している。さらに、カメラヘッド31の
側部には、該カメラヘッド31内部の空間に連通し、カ
メラヘッド31の内圧が上昇すると開放してヘッド内部
の空気を外部に放出し、かつ外部からは内部へ空気が流
入しない構造の圧力弁32が設けられている。
【0027】本実施例の構成では、送気排気装置22を
動作させると、送気排気装置22のコンプレッサ25よ
り送出される乾燥空気は、送気管路23,20を通りカ
メラヘッド31内部のカバーガラス13の内面付近に吹
き出され、流入した乾燥空気はカメラヘッド31内を循
環する。そして、カメラヘッド31の内圧が高まると圧
力弁32が開放し、カメラヘッド31内の空気が外部へ
排気される。
【0028】このようにカメラヘッド部内部に連通した
送気管路と圧力弁とによって乾燥空気を通す送気排気路
を構成することにより、カメラヘッド部内部の湿気を完
全に除去することが可能となるなど第1実施例と同様の
効果が得られる。さらに、管路は送気用の管路1経路の
み設けるようにしたため、信号ケーブルの細径化や、送
気排気装置等の構成の簡略化、小型化が可能となり、安
価に構成することが可能となる。
【0029】図5は本発明の第3実施例に係る内視鏡撮
像装置における内視鏡用カメラ基端部のコネクタ部とC
CUとを接続した状態の構成を示す構成説明図である。
【0030】第3実施例は、CCUに送気排気装置の動
作制御手段を設けた例である。なお、カメラヘッド部を
含む内視鏡用カメラは第1実施例と同様に構成されてお
り、説明を省略する。
【0031】CCU35には、第1実施例と同様に送気
排気装置を構成する送気管路23,排気管路24,コン
プレッサ25が設けられており、前記管路はレセプタク
ル19まで配設され端部で開口している。送気管路23
の他端はコンプレッサ25に接続され、排気管路24の
他端はCCU35の外部に開口している。
【0032】内視鏡用カメラのコネクタ部4をCCU3
5のレセプタクル19に接続すると、内視鏡用カメラ内
に配設された送気管路20,排気管路21とCCU35
内の送気管路23,排気管路24とがそれぞれ連通する
ようになっている。
【0033】レセプタクル19には、コネクタ部4の接
点ピン36と接続可能な接点ピン37が設けられ、この
接点ピン37の近傍には接点ピン36と37とが接続し
たことを検知するセンサ38が設けられ接点ピン37に
接続されている。
【0034】また、CCU35には、センサ38で検知
した検知信号を処理する検知信号処理回路39が設けら
れ、信号線40を介してセンサ38に接続されている。
さらに、コンプレッサ25をある一定時間起動させる乾
燥手段起動回路41が設けられており、乾燥手段起動回
路41は信号線42を介して検知信号処理回路39に接
続されると共に、信号線43を介してコンプレッサ25
に接続されている。
【0035】CCU35の操作パネル上には電源投入ス
イッチ44が設けられ、信号線45を介してCCU35
内の図示しない画像信号処理回路等の撮像機能を起動さ
せるCCU起動回路46に接続されている。このCCU
起動回路46は信号線47を介して乾燥手段起動回路4
1に接続されている。さらに、乾燥手段起動回路41に
は交流電源48が直接接続されている。
【0036】本実施例の構成では、CCU35に内視鏡
用カメラ1のコネクタ部4を接続すると、センサ38に
よってコネクタ部4の接点ピン36とレセプタクル19
の接点ピン37とが接続されたことが検知され、センサ
38で検知した検知信号が検知信号処理回路39に送ら
れて処理され、内視鏡用カメラ1が接続されたことを知
らせる信号が乾燥手段起動回路41へ伝達される。乾燥
手段起動回路41は、内視鏡用カメラ1が接続されたこ
とを受けてある一定時間コンプレッサ25を稼動させ
る。これにより、コンプレッサ25より乾燥空気が送出
され、送気管路23,20を通りカメラヘッド2内部へ
流入される。流入した乾燥空気はカメラヘッド2内を循
環し、循環した空気は排気管路21,24を通り外部へ
排出される。
【0037】このとき、CCU35は、コンプレッサ2
5を稼動させるある一定時間を過ぎるまでCCU起動回
路46が動作しないようになっている。前記一定時間経
過後は、電源投入スイッチ44を入にするとCCU起動
回路46が動作してCCU35の撮像機能が起動可能と
なる。
【0038】以上のように、本実施例によれば、第1実
施例と同様の効果が得られると共に、内視鏡用カメラの
コネクタ部をCCUに接続するとCCUの主機能が動作
する前にある一定時間自動的に乾燥手段を動作させるこ
とができるため、常にカメラヘッド部が乾燥状態で撮像
装置を使用することができ、例えばカメラヘッド部内部
に湿気が存在しているときに使用してしまうなどの誤操
作をなくすことができる。よって、湿気による悪影響や
装置の故障を防止できる。また、CCU内に乾燥手段や
動作制御手段を一体的に設けることにより、装置構成を
簡略化できる。
【0039】図6は本発明の第4実施例に係る内視鏡撮
像装置における内視鏡用カメラ基端部のコネクタ部とC
CUとを接続した状態の構成を示す構成説明図である。
【0040】第4実施例は、第3実施例の変形例であ
り、送気排気装置を手動で動作させるように構成したも
のである。なお、第3実施例と同様の構成部分の説明は
省略し、異なる部分のみ説明する。
【0041】CCU50には、操作パネル上に乾燥手段
起動回路41を起動させる乾燥スイッチ51が設けら
れ、この乾燥スイッチ51は信号線52を介して乾燥手
段起動回路41に接続されている。また、本実施例では
レセプタクル19の接点ピン37は信号線53を介して
乾燥手段起動回路41に接続され、カメラヘッド部から
の撮像信号が信号線53,乾燥手段起動回路41,信号
線47を介してCCU起動回路46に送られ、CCU3
5内の図示しない画像信号処理回路で信号処理されるよ
うになっている。
【0042】本実施例の構成では、CCU35に内視鏡
用カメラ1のコネクタ部4を接続した後、乾燥スイッチ
51を入にすることにより乾燥手段起動回路41が動作
し、コンプレッサ25が稼動する。これにより、コンプ
レッサ25より乾燥空気が送出されて送気管路23,2
0を通りカメラヘッド2内部へ流入され、流入した空気
は排気管路21,24を通り外部へ排出される。そし
て、ある一定時間が過ぎた後、CCU35の電源投入ス
イッチを入にすることによりCCU起動回路46が動作
してCCU35の撮像機能が使用可能となる。すなわ
ち、電源投入スイッチを入にする前に乾燥スイッチ51
を入にしてある一定時間が過ぎないとCCU起動回路4
6が動作しないようになっている。
【0043】本実施例によれば、第1実施例及び第3実
施例と同様の効果が得られると共に、第3実施例に比べ
てCCU内の回路の構成を簡略化でき、安価に構成でき
る。
【0044】図7ないし図9は本発明の第5実施例に係
り、図7はカメラヘッドに接続して内視鏡に固定するた
めのアダプタの構成を示す断面図、図8はアダプタに送
気管路を介して接続する光源装置の外観説明図、図9は
光源装置の概略構成説明図である。
【0045】第5実施例は、内視鏡用カメラのカメラヘ
ッド部において、カメラヘッド先端部に接続して内視鏡
に固定するためのアダプタに送気用及び排気用の管路を
設けた例である。
【0046】カメラヘッドの先端部に接続可能なアダプ
タ55は、内視鏡7を固定可能なマウント56を先端部
に有しており、マウント56の後方に被写界深度調整可
能な絞り調整用リング57、視度調整可能な視度調整用
リング58が設けられている。アダプタ55の内部に
は、絞り調整用リング57により開閉する絞り羽根59
と、視度調整用リング58の調整により前後に移動する
光学レンズ群60とが配設され、アダプタ55の前後端
部にそれぞれ前側カバーガラス61、後側カバーガラス
62が接着固定されており、内部に水が侵入しないよう
水密状態を保つことが可能な構造となっている。
【0047】また、アダプタ55の側部には、第2実施
例と同様の構成の図示しない圧力弁を有する送気管路6
3と、図示しない圧力弁を有する排気管路64とが設け
られ、それぞれ内部の空間に連通している。送気管路6
3は外部からの圧力が上昇すると圧力弁が開放してアダ
プタ55内部へ空気を流入できるように、排気管路64
はアダプタ55の内圧が上昇すると圧力弁が開放してア
ダプタ内部の空気を外部に放出できるようになってい
る。送気管路63には、送気可能な送気管65を介して
ポンプ66が接続されるようになっている。
【0048】本実施例の構成では、アダプタ55の内部
を乾燥させる際には、送気管路63にポンプ66を接続
して送気を行う。ポンプ66より送られた乾燥空気は送
気管65を通って送気管路63に入り、送気管路63の
圧力が高まると圧力弁が開放してアダプタ55内に流入
する。流入した乾燥空気はアダプタ55内を循環し、ア
ダプタ55の内圧が高まると排気管路64の圧力弁が開
放し、アダプタ55内の空気が湿気と共に排気管路64
を通って外部へ排気される。
【0049】このようにアダプタ内部に連通する送気管
路及び排気管路を設けることにより、アダプタ内部へ乾
燥空気を流入させることができ、これによりアダプタ内
部の湿気を完全に除去することが可能となるため、アダ
プタ内部に曇りが生じることを無くすことができる。さ
らに、湿気に弱い絞り羽根を保護することも可能であ
る。
【0050】なお、本実施例のアダプタ55を送気機能
を有する光源装置に接続してアダプタ内部を乾燥させる
こともできる。光源装置には、送気手段や管路を有し、
内視鏡のライトガイドコネクタを接続すると内視鏡の管
路と連通するようにして、送気等を行えるようにしたも
のがある。このような光源装置の外観構成を図8に示
す。
【0051】光源装置70は、前面にライトガイドコネ
クタソケット71を有しており、このライトガイドコネ
クタソケット71には送気口72が設けられている。ラ
イトガイドコネクタソケット71には送気管65の端部
に接続された送気コネクタ67を装着可能になってい
る。光源装置70には図9に示すように内部に送気手段
73が設けられており、送気口72まで連通した管路7
4に接続されている。送気コネクタ67をライトガイド
コネクタソケット71に接続すると、送気管65の管路
が送気口72に連通し、送気管65と光源装置70の送
気手段73とが連通するようになっている。
【0052】前記光源装置70の送気手段73の送気機
能を利用する場合には、送気管65の送気コネクタ67
をライトガイドコネクタソケット71に接続し、送気管
65の他端をアダプタ55の送気管路63に接続する。
そして、光源装置70の送気手段73を起動させること
により、空気をアダプタ55内に送ることができる。こ
のように光源装置の送気機能を利用する場合には、新た
にポンプ等を用意する必要がなくなり、コストを低減で
きる。
【0053】ところで、アダプタ内部の曇りを除去する
際には、図10に示すようなアダプタに光学部材を拭く
ための曇り除去手段を設けるようにすることもできる。
【0054】アダプタ80の先端部に設けられたマウン
ト81の後方近傍には、外径方向へ摺動可能な操作ボタ
ン82が設けられ、この操作ボタン82は内腔部83に
係入されたバネ部材84によって押圧されて保持されて
いる。操作ボタン82の先端部には、図10(b)に示
すような端部側方に凸部が形成された多孔質素材等から
なる拭き部材85が取り付けられている。この拭き部材
85はカバーガラス86の内部表面に当接して操作ボタ
ン82と共に摺動するようになっている。また、操作ボ
タン82の内部には曇り止め溶液を容れるための溶液室
87が設けられており、この溶液室87は拭き部材85
まで連通して曇り止め溶液を供給できるようになってい
る。なお溶液室87へは曇り止め溶液を外部から注入可
能となっている。
【0055】この構成により、操作ボタン82を押して
摺動させると、曇り止め溶液が浸み込んだ拭き部材85
がカバーガラス86の内部表面上を摺動し、カバーガラ
ス86の内部表面を拭きとることができると共に曇り止
め溶液を塗付できる。したがって、外表面に一番近く曇
りやすいカバーガラス86の内面を拭きとって曇りを除
去することが可能となる。
【0056】なお、図10のように光軸に垂直な方向に
拭き部材を動かす構造に限らず、レバー等に拭き部材を
取り付け拭き部材を回動させてカバーガラスの内面を拭
きとるような構造としても良い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置内の湿気を無くすことができ、洗浄時等に侵入した湿
気による悪影響を受けないようにすることが可能となる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、
図1は内視鏡撮像装置を用いたシステムの全体構成を示
す構成説明図
【図2】カメラヘッド部の構成を示す断面図
【図3】内視鏡用カメラ基端部のコネクタ部とCCUの
送気排気装置とを接続した状態の構成を示す構成説明図
【図4】本発明の第2実施例に係る内視鏡撮像装置のカ
メラヘッド部の構成を示す断面図
【図5】本発明の第3実施例に係る内視鏡撮像装置にお
ける内視鏡用カメラ基端部のコネクタ部とCCUとを接
続した状態の構成を示す構成説明図
【図6】本発明の第4実施例に係る内視鏡撮像装置にお
ける内視鏡用カメラ基端部のコネクタ部とCCUとを接
続した状態の構成を示す構成説明図
【図7】図7ないし図9は本発明の第5実施例に係り、
図7はカメラヘッドに接続して内視鏡に固定するための
アダプタの構成を示す断面図
【図8】アダプタに送気管路を介して接続する光源装置
の外観説明図
【図9】光源装置の概略構成説明図
【図10】アダプタの先端部に設けた曇り除去手段の構
成を示す説明図
【符号の説明】
1…内視鏡用カメラ 2…カメラヘッド 3…信号ケーブル 4…コネクタ部 5…CCU 6…アダプタ 19…レセプタクル 20…送気管路 21…排気管路 22…送気排気装置 25…コンプレッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷沢 信吉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 龍野 裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上原 政夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 萩原 雅博 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小柳 秀樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡に接続可能で該内視鏡により得ら
    れた観察像を撮像する撮像手段を有しかつ水密構造のと
    られたカメラヘッド部を備えた内視鏡撮像装置におい
    て、 前記カメラヘッド部の水密構造内に連通し内部へ送気を
    行うための送気用連通部と、 前記送気用連通部に接続され、前記撮像手段の近傍に送
    気を行う送気手段と、 前記カメラヘッド部の水密構造内に連通し内部の空気の
    排気を行うための排気用連通部と、 を備えたことを特徴とする内視鏡撮像装置。
JP5253287A 1993-10-08 1993-10-08 内視鏡撮像装置 Withdrawn JPH07100101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5253287A JPH07100101A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 内視鏡撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5253287A JPH07100101A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 内視鏡撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07100101A true JPH07100101A (ja) 1995-04-18

Family

ID=17249190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5253287A Withdrawn JPH07100101A (ja) 1993-10-08 1993-10-08 内視鏡撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07100101A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006014925A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Pentax Corp 内視鏡システム
JP2011024682A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用アダプタと内視鏡システム
JP2013248353A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Univ Of Occupational & Environmental Health Japan 内視鏡を用いた物体計測装置及び物体計測方法並びに内視鏡先端フード
JP2019047298A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社フジクラ 撮像モジュール及び撮像モジュール付きカテーテル
JP2019047299A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社フジクラ 撮像モジュール及び撮像モジュール付きカテーテル

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006014925A (ja) * 2004-07-01 2006-01-19 Pentax Corp 内視鏡システム
JP2011024682A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡用アダプタと内視鏡システム
JP2013248353A (ja) * 2012-06-04 2013-12-12 Univ Of Occupational & Environmental Health Japan 内視鏡を用いた物体計測装置及び物体計測方法並びに内視鏡先端フード
JP2019047298A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社フジクラ 撮像モジュール及び撮像モジュール付きカテーテル
JP2019047299A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社フジクラ 撮像モジュール及び撮像モジュール付きカテーテル
US10462342B2 (en) 2017-08-31 2019-10-29 Fujikura Ltd. Imaging module and imaging-module-attached catheter
US10560658B2 (en) 2017-08-31 2020-02-11 Fujikura Ltd. Imaging module and imaging-module-attached catheter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5469841A (en) Endoscope apparatus provided with liquid removing mechanism for the electric connector
JP4354425B2 (ja) 内視鏡用挿入部及び内視鏡
JP2001198086A (ja) 医療機器用コネクター装置
WO2006098146A1 (ja) 内視鏡用挿入部
WO2006073185A1 (ja) 内視鏡用挿入部
JP2008278970A (ja) 医療装置
WO2005027738A1 (ja) 内視鏡
JPH0211123B2 (ja)
JP4960076B2 (ja) 内視鏡システム
JP3615059B2 (ja) オートクレーブ滅菌処理方法
JPH07100101A (ja) 内視鏡撮像装置
JPH10170794A (ja) 内視鏡のレンズ装置
JPH0470009B2 (ja)
CA2213724C (en) Optical viewing device and system including same
JP3245461B2 (ja) 内視鏡装置
JPH1132985A (ja) 電子内視鏡
JP3273073B2 (ja) コネクタ装置
JP3300135B2 (ja) 内視鏡撮像装置
JP4273395B2 (ja) 内視鏡
JP3228718B2 (ja) 内視鏡
JP3017754B2 (ja) 内視鏡
JPH08110485A (ja) 電子内視鏡装置
JPH11249030A (ja) 内視鏡用撮像装置
JP2004215739A (ja) プローブ
JP2576494Y2 (ja) 内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001226