JPH0699627A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

Info

Publication number
JPH0699627A
JPH0699627A JP4276630A JP27663092A JPH0699627A JP H0699627 A JPH0699627 A JP H0699627A JP 4276630 A JP4276630 A JP 4276630A JP 27663092 A JP27663092 A JP 27663092A JP H0699627 A JPH0699627 A JP H0699627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
feed
printing
feeding
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4276630A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Hasegawa
弘伸 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4276630A priority Critical patent/JPH0699627A/ja
Publication of JPH0699627A publication Critical patent/JPH0699627A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字速度の速い給紙方向を確実に選択する。 【構成】 同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺と平
行な方向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺と平
行な方向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,1種
類の文字フォントを備えた印字装置において,縦送り給
紙の搬送時間と縦送り給紙を選択した場合の文字フォン
トの回転処理に要する時間との合計時間及び横送り給紙
の搬送時間と横送り給紙を選択した場合の文字フォント
の回転処理に要する時間との合計時間に基づいて,合計
時間の短い給紙方向を選択するCPU113を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,プリンタ,ファクシミ
リ装置,複写機等の印字装置に関し,より詳細には,同
一サイズの用紙を縦送り方向に給紙して搬送する機能お
よび横送り方向に給紙して搬送する機能を備えた印字装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,同一サイズの用紙を,用紙の長辺
と平行な方向に給紙する縦送り給紙機能,または,用紙
の短辺と平行な方向に給紙する横送り給紙機能を備えた
印字装置では,方向別にフォントパターンを複数持つ構
成とすると,フォントパターンを記憶するためのメモリ
等の容量の増加に伴いコストアップを招いてしまうこと
から,1方向のみのフォントパターンを持つ構成として
いる。このような装置の場合には,他の方向のフォント
パターンはフォントパターンを回転することにより作成
している。
【0003】ところが,フォントパターンを回転させる
ためには,処理時間が増加し印字速度の低下を招く傾向
がある。このため印字速度の低下を低減させるものとし
て,特開昭60−217180号公報に示される「プリ
ンタ」が提案されている。このプリンタでは,用紙の長
辺と平行な方向に印字走査する場合,すなわちランドス
ケープモードでは用紙の短辺と平行な方向に給紙する横
送り給紙を選択し,用紙の短辺と平行な方向に印字走査
する場合,すなわちポートレートモードでは用紙の長辺
と平行な方向に給紙する縦送り給紙を選択するものであ
る。従って,フォントパターンが1方向のみであって
も,フォントパターンを回転せずに印字を行なうことが
できる。
【0004】また,給紙方向が複数であることを利用
し,ソーティングまたはグルーピングの情報に基づいて
給紙方向を選択するものとして,特開平2−95873
号公報「画像形成装置」がある。この画像形成装置で
は,ソーティングまたはグルーピングの1処理単位毎
に,選択する給紙トレイを切り替えて印字を行なうもの
である。
【0005】また,給紙方向が複数であることを利用
し,印字効率を向上させるものとして,特開平2−12
1863号公報「画像形成装置」がある。この画像形成
装置では,給紙トレイの用紙切れの際に,同一サイズで
給紙方向が異なる他の給紙トレイに用紙がある場合に
は,フォントパターンを回転した後に他の給紙トレイを
選択し印字を行なう。また,用紙の搬送速度は用紙の長
辺と平行な方向に給紙する縦送り給紙より,用紙の短辺
と平行な方向に給紙する横送り給紙の方が速いことか
ら,横送り給紙を無条件に選択するものである。
【0006】また,印字速度を向上させる他の装置とし
て,例えば,特開平1−109422号公報「印刷装置
の印刷起動制御方式」がある。この,印刷装置の印刷起
動制御方式では,先ず,入力データから中間コードを作
成し,作成した中間コードをイメージ・データに展開す
る展開予想時間を算出する。その後,算出した展開予想
時間に基づいて,給紙タイミングを決定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,特開昭
60−217180号公報によれば,フォントパターン
を回転させずに印字を行なうことにより,印字速度の向
上を図っているものの,用紙の搬送速度は縦送り給紙よ
り横送り給紙の方が速いことから,フォントパターンの
回転処理時間が短い場合には,フォントパターンの回転
を行ったとしても横送り給紙を選択した方が速い場合が
あるため,必ずしも印字速度を向上させることができな
いという問題点があった。
【0008】また,特開平2−121863号公報によ
れば,搬送速度の速い横送り給紙を選択することによ
り,印字速度を向上させているものの,横送り給紙を選
択するとフォントパターンを回転する必要が生じ縦送り
給紙を選択すればフォントパターンを回転する必要が無
い場合等には,フォントパターンの回転処理時間によっ
ては,縦送り給紙のほうが印字速度が速い場合があるた
め,必ずしも印字速度を向上できないという問題点があ
った。
【0009】また,特開平1−109422号公報によ
れば,給紙タイミングを調節して印字速度を向上させて
いるものの,給紙方向は考慮していないため,印字速度
を十分に向上できない恐れがあるという問題点があっ
た。
【0010】また,従来の印字装置によれば,連続印字
動作中において,フォントパターンを回転させたデータ
を記憶するメモリの空き容量が,選択している搬送方向
に必要なメモリ容量に対して不足すると,前ページの出
力が完了し,前ページ分の回転させたフォントパターン
の記憶領域を解放した後に現在のページで使用するフォ
ントパターンを回転させて記憶していたため,搬送方向
を変更すればメモリの空き容量が不足しない場合でも連
続印字ができないという問題点があった。
【0011】ここで,給紙方向の選択による印字速度の
関係について,図4を参照して詳細に説明する。通常,
印字装置においては搬送可能な最大サイズの用紙は縦送
りで搬送される。また,1方向のフォントパターンしか
持たない印字装置においては,搬送可能な最大サイズの
用紙において,ポートレート・モードすなわち,用紙の
短辺と平行な方向に印字走査する場合に使用する方向の
フォントパターンが使用されている。ここで,最大A3
サイズの用紙が搬送可能で1方向のフォントパターンし
か持たない印字装置を例として,具体的に説明する。図
4は印字装置における用紙サイズと搬送方向を示してい
る。フォントパターンは,図4に示すA3縦送りにおい
て,ポートレートモードで印字する場合に回転を必要と
しない方向のフォントパターンを使用する。一方,図示
の如く,A4サイズの用紙を搬送する場合には縦送り,
横送りとも可能となる。この場合(縦送り,横送りとも
可能な場合)には,用紙の搬送に必要な時間だけを考え
ると,横送りで印字する方が搬送の時間は短いが,ビッ
トマップに展開するまでに必要な処理時間を考えると,
横送りで印字するためには持っているフォントパターン
を90度回転する処理が必要となるため,縦送りで印字
する方が搬送時間を含めた印字の時間が短くなる場合が
ある。
【0012】なお,特開平2−95873号公報によれ
ば,ソーティングまたはグルーピングの情報に基づいて
給紙方向を選択し,利便性を向上させているものの,印
字速度を考慮していない。
【0013】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り,印字速度の速い給紙方向を確実に選択することを目
的とする。
【0014】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であり,搬送方向を変更すれば連続印字ができる場合
に,搬送方向を変更して連続印字を行なうことができる
ようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺
と平行な方向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺
と平行な方向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,
1種類の文字フォントを備えた印字装置において,縦送
り給紙における1ページ分の画像を印字して排紙するま
でに必要な縦送り時間及び横送り給紙における1ページ
分の画像を印字して排紙するまでに必要な横送り時間に
基づいて,縦送り給紙または横送り給紙の一方を選択す
る選択手段を具備した印字装置を提供するものである。
【0016】なお,縦送り時間は,縦送り給紙の搬送時
間と縦送り給紙を選択した場合の文字フォントの回転処
理に要する時間との合計時間であり,横送り時間は,横
送り給紙の搬送時間と横送り給紙を選択した場合の文字
フォントの回転処理に要する時間との合計時間であり,
選択手段は縦送り時間と横送り時間とを比較して,合計
時間の短い給紙方向を選択することが望ましい。
【0017】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺と平行な方
向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺と平行な方
向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,1種類の文
字フォントを備えた印字装置において,同一原稿を複数
枚の用紙に印字するマルチ・コピー・モードの場合,横
送り給紙を選択する選択手段を具備した印字装置を提供
するものである。
【0018】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺と平行な方
向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺と平行な方
向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,1種類の文
字フォントを備えた印字装置において,用紙の両面に印
字する両面印字モードの場合,横送り給紙を選択する選
択手段を具備した印字装置を提供するものである。
【0019】また,本発明は上記の目的を達成するため
に,同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺と平行な方
向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺と平行な方
向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,1種類の文
字フォントを備えた印字装置において,回転させた文字
フォントを記憶する記憶手段と,縦送り給紙を選択した
場合に回転させた文字フォントを記憶させるために必要
となる合計記憶容量及び横送り給紙を選択した場合に回
転させた文字フォントを記憶させるために必要となる合
計記憶容量を計算する計算手段と,記憶手段の空き容量
が所定の容量以下になった場合に,計算手段の計算結果
を比較して,合計記憶容量の少ない給紙方向を選択する
選択手段とを具備した印字装置を提供するものである。
【0020】
【作用】本発明の印字装置は,搬送に要する時間と文字
フォントの回転処理における処理時間との合計時間を,
給紙方向別に計算し,計算結果に基づいて,合計時間の
短い給紙方向を選択する
【0021】また,本発明の印字装置は,同一原稿を複
数枚の用紙に印字する場合には,用紙の短辺と平行な方
向に給紙する給紙カセットを選択する。
【0022】また,本発明の印字装置は,原稿を用紙の
両面に印字する場合には,用紙の短辺と平行な方向に給
紙する給紙カセットを選択する。
【0023】また,本発明の印字装置は,回転させた文
字フォントの記憶に必要な記憶容量を,給紙方向別に計
算し,回転させた文字フォントを記憶する記憶領域の空
き容量が所定の容量以下になった場合に,計算結果に基
づいて,記憶容量の少ない給紙方向を選択する。
【0024】
【実施例】以下,本発明の印字装置をプリンタに適用し
た場合を例として,〔実施例1〕,〔実施例2〕の順で
図面を参照して詳細に説明する。
【0025】〔実施例1〕図1は,実施例1のプリンタ
の構成を示すブロック図であり,大別して,プリンタ全
体を制御するプリンタコントローラ100と,用紙の長
辺と平行な方向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短
辺と平行な方向に給紙する横送り給紙機能を備え実際に
印字を行なうエンジン101と,オペレータからプリン
タコントローラ100にモード指示を行なったり,プリ
ンタコントローラ100からオペレータにプリンタの現
在の状態を知らせるためのパネル装置102と,プログ
ラム,文字フォントのパターンデータ,印字データ等の
様々なデータを記憶しておくディスク装置103とから
構成されている。
【0026】次に,プリンタコントローラ100の構成
について更に詳細に説明する。プリンタコントローラ1
00は,プリンタの上位装置であるホスト装置との通信
を行なうホストI/F(インタフェース)104と,エ
ンジン101に対して,コマンド及びステータスや,印
字データの通信を行なうエンジンI/F105と,パネ
ル装置102に対して,コマンド及びステータスの通信
を行なうパネルI/F106と,ディスク装置103と
の通信を行なうためのディスクI/F107と,後述す
る各種作業用のメモリとして使用するRAM108と,
文字フォントのパターンデータが記憶されているフォン
トROM109と,文字フォントのパターンデータ,プ
ログラムを外部から供給するICカード110と,パネ
ル装置102からのモード指示の内容等を記憶しておく
ためのNVRAM(不揮発性記憶装置)111と,プリ
ンタコントローラ100の制御プログラムが格納されて
いるプログラムROM112と,プログラムROM11
2に格納されている制御プログラムに基づいて,上記各
部を制御するCPU113とから構成されている。な
お,前述したホストI/F104としてセントロニクス
仕様のインタフェースあるいはRS232Cを使用する
ことができる。また,RAM108は制御動作用のワー
クメモリ,入力データを一時的に記憶するためのインプ
ットバッファ,ページレイアウト情報を格納するページ
バッファ,画像データをビットマップに展開するための
領域となるフレームバッファ,ダウンロードされるフォ
ント用のメモリ等に使用される。
【0027】以上の構成により,その動作を説明する。
CPU113は,先ず,上位装置であるホスト装置から
ホストI/F104を介して,データ(文字コード,制
御コード,制御コマンド)を受信すると,RAM108
内のインプットバッファに受信したデータを一時的に保
存する。次に,インプットバッファ内に保存されいるデ
ータを取り出して,RAM108内のページバッファに
データ1文字毎のフォントパターンの先頭アドレス,フ
ォントパターンの回転角度,フォントパターンの幅,フ
ォントパターンの高さ,フォントパターンの印字位置等
のページレイアウト情報を格納する。その後,ページバ
ッファが1ページ分完成すると,回転の必要なフォント
パターンをフォントROM109から取り出し,指定の
回転角度に従って回転させたパターンデータをRAM1
08上に作成し,続いてページバッファのデータをフレ
ームバッファ上にビットマップで展開する。
【0028】展開が終了すると,エンジンI/F105
を介して,エンジン101に給紙トレイ選択コマンド,
印字コマンドを送り,フレームバッファに展開したビッ
トマップデータをビデオデータとして出力する。エンジ
ン101はプリンタコントローラ100から送られる給
紙トレイ選択コマンド,印字コマンドに従って,指定ト
レイから給紙を行ない,ビデオデータを用紙に印字し出
力する。
【0029】ここで,図2の制御動作を示すフローチャ
ートを参照して,実施例1の特徴となる給紙方向の選択
動作について詳細に説明する。先ず,CPU113はR
AM108内のインプットバッファにデータがあること
を確認すると,RAM108内のページバッファにペー
ジ・レイアウト情報すなわち,フォントROM109内
のフォントパターンの先頭アドレス,縦送りを基準とし
て必要な回転角度,幅,高さ,印字位置等を格納する
(S201,S202)。次に,各フォントの幅と高さ
の情報を基にして,必要な角度回転したフォントパター
ンを作成しRAM108内のフレームバッファ上にビッ
トマップで展開するまでのフォントパターン展開処理時
間を,各搬送方向別に1ページ分のページバッファが完
成するまで加算していく(S203,S204,S20
5)。
【0030】1ページ分のページバッファが完成する
と,同一原稿の複数枚印字か否かを判定し(S20
6),同一原稿の複数枚印字でない場合には,用紙の両
面への印字か否かを判定する(S207)。用紙の両面
への印字でもない場合には,各搬送方向別に,作成した
ページサイズの用紙を搬送するために必要な搬送時間と
トータルのフォントパターン展開処理時間を加算し,各
搬送方向の印字時間とする(S208)。次に,各印字
時間を比較し(S209),印字時間が短い方の搬送方
向を搬送方向指定フラグに設定する(S210,S21
1)。続いて,決定した搬送方向に基づいて,ページバ
ッファに格納されているフォントパターンの必要回転角
度をチェックし,回転の必要なフォントパターンについ
てフォントROM109内のフォントパターンを回転さ
せてRAM108上に作成し,その先頭アドレスをフォ
ントパターンの先頭アドレスとしてページバッファに格
納する(S212)。その後,ページバッファのデータ
をフレームバッファに展開する(S213)。最後に,
エンジン101に給紙トレイ選択コマンドを送るとき
に,搬送方向指定フラグをチェックし,選択されている
搬送方向に従って,縦送り用に用紙が収納されているト
レイか,横送り用に用紙が収納されているトレイかのい
ずれかを指定するコマンド及び印字コマンドをエンジン
101に送る(S214)。
【0031】一方,S206において同一原稿の複数枚
印字であると判定された場合及びS207で用紙の両面
印字であると判定された場合には,強制的に搬送方向を
横送りに設定し(S210),S212以降の処理を実
行する。
【0032】ここで強制的に搬送方向を横送りに設定す
るのは以下の理由による。同一原稿を複数枚の用紙に印
字する場合には,例えフォントパターンの回転処理が必
要であったとしても,フォントパターンの回転処理は初
めの1枚を印字する時のみ行えば良く,2枚目以降の印
字ではフォントパターンの回転処理は不要である。この
ため,同一原稿を複数枚の用紙に印字する場合には,搬
送速度の速い給紙方向を選択すれば良く,実施例1の印
字装置では,横送り給紙を選択して印字を行っている。
【0033】また,両面印字を行なう場合には,例えフ
ォントパターンの回転処理が必要であったとしても,表
面印字の終了後,裏面印字開始までには,用紙を反転す
る必要があり,裏面画像のためのフォントパターンの回
転処理は裏面印字開始までには十分終了している。この
ため,搬送速度の速い給紙方向を選択すれば良く,実施
例1の印字装置では,横送り給紙を選択して印字を行っ
ている。
【0034】前述したように実施例1によれば,印字時
間の短い方の搬送方向を選択しているため,高速に出力
できる搬送方向を確実に選択できる。また,同一原稿を
複数枚の用紙に印字する場合及び両面印字の場合には強
制的に横送り給紙を選択しているため,高速に出力でき
る搬送方向を確実に選択できる。
【0035】〔実施例2〕実施例2のプリンタは,回転
させた文字フォントの記憶に必要な記憶容量を,給紙方
向別に計算し,回転させた文字フォントを記憶するRA
M108の記憶領域の空き容量が所定の容量以下になっ
た場合に,計算結果に基づいて,記憶容量の少ない給紙
方向を選択する。なお,構成は実施例1と同様に付き,
図示及び説明を省略する。
【0036】以上の構成により,図3の制御動作を示す
フローチャートを参照して,実施例2の特徴となる給紙
方向の選択動作について詳細に説明する。先ず,S20
1〜S204においては実施例1と同様の動作が行なわ
れる。ここで,S203及びS204の動作,すなわち
各搬送方向別の展開処理時間の加算は,S303によっ
て,実施例1と同様に1ページ分のページバッファが完
成するまで行なわれる。次に,各フォントの幅と高さの
情報を基にして,必要な角度回転させたフォントパター
ンをRAM108に記憶する際に必要となる記憶容量
を,各搬送方向別に1ページ分のページバッファが完成
するまで加算していく(S301,S302,S30
3)。
【0037】1ページ分のページバッファが完成する
と,RAM108の空き容量が所定の容量以下か否かを
判定する(S304)。RAM108の空き容量が所定
の容量以下である場合には,各搬送方向別に必要なRA
M108の容量を比較し(S305),必要なRAM1
08の容量の少ない方の搬送方向を搬送方向指定フラグ
に設定する(S210,S211)。その後,実施例1
と同様の動作であるS212〜S214の処理を実行す
る。一方,RAM108の容量が所定の容量以下でない
場合には,実施例1と同様の動作であるS208〜S2
14の処理を実行する。
【0038】前述したように実施例2によれば,RAM
108の空き容量が予め定められた容量以下になった場
合に,RAM108の必要量の少ない方の搬送方向を選
択しているため,搬送方向を変更すれば連続印字ができ
る場合に,搬送方向を変更して連続印字を行なうことが
できる。また,印字時間の短い方の搬送方向を選択して
いるため,高速に出力できる搬送方向を確実に選択でき
る。
【0039】
【発明の効果】以上より明らかなように本発明の印字装
置によれば,同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺と
平行な方向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺と
平行な方向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,1
種類の文字フォントを備えた印字装置において,縦送り
給紙における1ページ分の画像を印字して排紙するまで
に必要な縦送り時間及び横送り給紙における1ページ分
の画像を印字して排紙するまでに必要な横送り時間に基
づいて,縦送り給紙または横送り給紙の一方を選択する
選択手段を具備したため,印字速度の速い給紙方向を確
実に選択することができる。
【0040】また,本発明の印字装置によれば,同一サ
イズの用紙に対して,用紙の長辺と平行な方向に給紙す
る縦送り給紙機能及び用紙の短辺と平行な方向に給紙す
る横送り給紙機能を備え,且つ,1種類の文字フォント
を備えた印字装置において,同一原稿を複数枚の用紙に
印字するマルチ・コピー・モードの場合,横送り給紙を
選択する選択手段を具備したため,印字速度の速い給紙
方向を確実に選択することができる。
【0041】また,本発明の印字装置によれば,同一サ
イズの用紙に対して,用紙の長辺と平行な方向に給紙す
る縦送り給紙機能及び用紙の短辺と平行な方向に給紙す
る横送り給紙機能を備え,且つ,1種類の文字フォント
を備えた印字装置において,用紙の両面に印字する両面
印字モードの場合,横送り給紙を選択する選択手段を具
備したため,印字速度の速い給紙方向を確実に選択する
ことができる。
【0042】また,本発明の印字装置によれば,同一サ
イズの用紙に対して,用紙の長辺と平行な方向に給紙す
る縦送り給紙機能及び用紙の短辺と平行な方向に給紙す
る横送り給紙機能を備え,且つ,1種類の文字フォント
を備えた印字装置において,回転させた文字フォントを
記憶する記憶手段と,縦送り給紙を選択した場合に回転
させた文字フォントを記憶させるために必要となる合計
記憶容量及び横送り給紙を選択した場合に回転させた文
字フォントを記憶させるために必要となる合計記憶容量
を計算する計算手段と,記憶手段の空き容量が所定の容
量以下になった場合に,計算手段の計算結果を比較し
て,合計記憶容量の少ない給紙方向を選択する選択手段
とを具備したため,搬送方向を変更すれば連続印字がで
きる場合に,搬送方向を変更して連続印字を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のプリンタの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】実施例1の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】実施例2の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】印字装置における用紙サイズと搬送方向を示し
ている説明図である。
【符号の説明】
101 エンジン 108 RAM 113 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 7/18 9037−3F G03G 15/00 108 7369−2H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺
    と平行な方向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺
    と平行な方向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,
    1種類の文字フォントを備えた印字装置において,縦送
    り給紙における1ページ分の画像を印字して排紙するま
    でに必要な縦送り時間及び横送り給紙における1ページ
    分の画像を印字して排紙するまでに必要な横送り時間に
    基づいて,縦送り給紙または横送り給紙の一方を選択す
    る選択手段を具備したことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記縦送り時間は,縦送り給紙の搬送時
    間と縦送り給紙を選択した場合の文字フォントの回転処
    理に要する時間との合計時間であり,前記横送り時間
    は,横送り給紙の搬送時間と横送り給紙を選択した場合
    の文字フォントの回転処理に要する時間との合計時間で
    あり,前記選択手段は前記縦送り時間と前記横送り時間
    とを比較して,合計時間の短い給紙方向を選択すること
    を特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺
    と平行な方向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺
    と平行な方向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,
    1種類の文字フォントを備えた印字装置において,同一
    原稿を複数枚の用紙に印字するマルチ・コピー・モード
    の場合,横送り給紙を選択する選択手段を具備したこと
    を特徴とする印字装置。
  4. 【請求項4】 同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺
    と平行な方向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺
    と平行な方向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,
    1種類の文字フォントを備えた印字装置において,用紙
    の両面に印字する両面印字モードの場合,横送り給紙を
    選択する選択手段を具備したことを特徴とする印字装
    置。
  5. 【請求項5】 同一サイズの用紙に対して,用紙の長辺
    と平行な方向に給紙する縦送り給紙機能及び用紙の短辺
    と平行な方向に給紙する横送り給紙機能を備え,且つ,
    1種類の文字フォントを備えた印字装置において,回転
    させた文字フォントを記憶する記憶手段と,縦送り給紙
    を選択した場合に回転させた文字フォントを記憶させる
    ために必要となる合計記憶容量及び横送り給紙を選択し
    た場合に回転させた文字フォントを記憶させるために必
    要となる合計記憶容量を計算する計算手段と,前記記憶
    手段の空き容量が所定の容量以下になった場合に,前記
    計算手段の計算結果を比較して,合計記憶容量の少ない
    給紙方向を選択する選択手段とを具備したことを特徴と
    する印字装置。
JP4276630A 1992-09-21 1992-09-21 印字装置 Pending JPH0699627A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4276630A JPH0699627A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4276630A JPH0699627A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 印字装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0699627A true JPH0699627A (ja) 1994-04-12

Family

ID=17572124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4276630A Pending JPH0699627A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0699627A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5550623A (en) * 1994-06-15 1996-08-27 Ricoh Company, Ltd. Digital copying machine having selective paper feed based on copy productivity
JP2010033035A (ja) * 2008-06-30 2010-02-12 Canon Inc 印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体
US20120099914A1 (en) * 2010-10-26 2012-04-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and method for controlling the same
JP2012250358A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Brother Industries Ltd 印刷装置及び印刷システム
EP2607078A3 (en) * 2005-04-20 2016-06-22 ZIH Corp. Single-pass double-sides image transfer process and system
US9676179B2 (en) 2005-04-20 2017-06-13 Zih Corp. Apparatus for reducing flash for thermal transfer printers

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5550623A (en) * 1994-06-15 1996-08-27 Ricoh Company, Ltd. Digital copying machine having selective paper feed based on copy productivity
EP2607078A3 (en) * 2005-04-20 2016-06-22 ZIH Corp. Single-pass double-sides image transfer process and system
US9676179B2 (en) 2005-04-20 2017-06-13 Zih Corp. Apparatus for reducing flash for thermal transfer printers
JP2010033035A (ja) * 2008-06-30 2010-02-12 Canon Inc 印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体
US20120099914A1 (en) * 2010-10-26 2012-04-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and method for controlling the same
JP2012250358A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Brother Industries Ltd 印刷装置及び印刷システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0769774B2 (ja) 両面印刷装置
JPH08262814A (ja) 印刷装置
JPH0699627A (ja) 印字装置
JP3558799B2 (ja) プリンタ装置
JP3156927B2 (ja) 両面印刷機能をもつプリンタ及び両面印刷制御装置
JP3937864B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法
US6791725B1 (en) Image forming apparatus, its controlling method, and storage medium
JP2003122071A (ja) 画像形成装置
JP2001002279A (ja) 画像出力装置及びその制御方法
JP3208233B2 (ja) 印字装置
JP3432105B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP3549387B2 (ja) 画像形成装置
JP3894259B2 (ja) プリンタ装置
JPH06297797A (ja) 印刷装置
JP2978174B2 (ja) 印刷制御装置及び方法
JP2007149035A (ja) 画像形成装置
JP2003177892A (ja) 印字装置、給紙制御方法、印刷データ生成方法、プリンタドライバ、印刷システムおよび複写装置
JP3942994B2 (ja) 印刷システム
JPH08258347A (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2004004403A (ja) 印刷装置及び印刷制御方法
JPH11224177A (ja) 画像処理装置
JP2000015882A (ja) 印刷装置、その制御方法、及び記憶媒体
JP2007144964A (ja) 画像形成装置
JPH09193496A (ja) デジタル複合機
JP2001315398A (ja) 印刷システム